JP3013061U - 液剤滴下施用器 - Google Patents

液剤滴下施用器

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JP3013061U
JP3013061U JP1994015971U JP1597194U JP3013061U JP 3013061 U JP3013061 U JP 3013061U JP 1994015971 U JP1994015971 U JP 1994015971U JP 1597194 U JP1597194 U JP 1597194U JP 3013061 U JP3013061 U JP 3013061U
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JP
Japan
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liquid agent
hole
dropping
liquid
applicator
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JP1994015971U
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竹男 太田
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Snow Brand Seed Co Ltd
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Snow Brand Seed Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芝生などの有用植物に点在して生える雑草
を効果的に除草するために、芝生など有用植物及び環境
に対する影響を極力小さくしつつ農薬液剤を目標とする
雑草に選択的に効果的に施用する器具を提供する。 【構成】 杖状の液剤貯蔵部材1と液剤滴下部材2と
からなり、液剤滴下部材2は弁部材6と接地部材9とバ
ネ部材10、11の組み合わせによって液剤が操作毎に
一定量ずつ滴下するようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ゴルフ場などの芝生地に生える雑草を除草するために液状の農薬等 の液剤を雑草に選択的に施用するための器具に関する。さらに詳しくは、これら 液剤を雑草に滴下して施用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、農薬を施用する器具としては、噴霧によって施用する装置が種々知られ ているが、いずれも雑草のみならず必要な植物や作物にもかかり、少なからず影 響を及ぼしている。特に除草すべき雑草と目的の有用植物とが非常に近縁種であ る場合には、噴霧による無差別施用は有用植物も枯死させる弊害がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かかる問題点を解決するには、植物種レベルで選択的に作用する農薬を開発す るか、雑草に特異的に農薬を施用する装置を開発するしか方法がない。しかしな がら、現状では、植物種レベルで特異的に作用する農薬を見いだすのは非常に困 難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、上記の問題点を克服するべく鋭意研究を行った結果、杖状の円筒 形胴部に農薬の液剤を入れ、その先端を地面に接触させることによりその先端か ら液剤が一定量ずつ滴下するようにすることにより、非常に容易にかつ効果的に 雑草に特異的に農薬を施用することができることを見いだし本考案を完成した。 即ち、本考案によれば、円筒状の液剤貯蔵部材1と円筒状の液剤滴下部材2と からなり、液剤滴下部材2の一端は中央に孔3を有する仕切板4を介して液剤貯 蔵部材1と密閉状に結合しており、液剤滴下部材2は、胴部材5とその内部に係 合している弁部材6、胴部材5と密閉状に結合している蓋部材7、蓋部材7の中 央に開口している孔8を貫通し胴部材5と蓋部材7の間に係合している接地部材 9からなり、弁部材6はバネ部材10によって胴部材5の内部を摺動することに よって仕切板4の孔3を開閉できるように保持されており、接地部材9はバネ部 材11によって蓋部材7の孔8を開閉し且つ弁部材6に作用して摺動せしめるよ うにそれ自身摺動可能に保持されていることを特徴とする液剤滴下施用器が提供 される。
【0005】 本考案を添付図面を参照して説明する。図1及び図2は本考案の施用器の主要 部である液剤滴下部分の断面図である。図3は本考案の施用器全体を示す平面図 である。図3に示すように、本考案の施用器は液剤貯蔵部材1と液剤滴下部材2 とからなる。液剤貯蔵部材1は円筒状になっており、内部に施用しようとする農 薬等の液剤を貯蔵できるようになっている。液剤貯蔵部材1と液剤滴下部材2と は、液剤が漏れないように密閉状に結合している。例えば、図1に示すように液 剤貯蔵部材1は液剤滴下部材2とネジ込み式に嵌合することによって密閉状に結 合することができる。この他の態様として部材1と部材2とを一体成型化するこ とも可能である。図3に示すように部材1の部材2と結合していない側には貯蔵 した液剤が溢れないように取り外し可能な蓋部材17で密封している。図1に示 すように、部材1と部材2の間には仕切板4が設けられている。仕切板4の中央 には孔3が開口しており、部材1に貯蔵する液剤が部材2の内部に移行できるよ うになっている。
【0006】 液剤滴下部材2は、胴部材5と蓋部材7と接地部材9とからなり、胴部材5に はその内部に弁部材6を有している。弁部材6はバネ部材10によって押えられ 胴部材5の内部を本考案の施用器の軸心方向に摺動して、その一端によって仕切 板4の孔3を開閉することができるように保持されている。また、弁部材6の他 の一端は、バネ部材10の作用で通常は仕切板4の孔3を開口し、且つ胴部材5 の蓋部材7側の開口部を閉塞した状態で保持されている。バネ部材10の一端は 胴部材5の内部に設けられたバネ押え16によって支持されている。
【0007】 蓋部材7は胴部材5に密閉状に結合している。例えば、図1に示すようにネジ 込み式に嵌合せしめていてもよいし、一体成型化してもよい。蓋部材7には中央 に孔8が開口しており、この孔8を貫通するように接地部材9が嵌合している。 接地部材9はバネ部材11によって押えられ、施用器の軸心方向に摺動して蓋部 材7の孔8を開閉すると同時に、弁部材6を押して弁部材6を軸心方向に摺動せ しめて仕切板4の孔3を開閉させるように保持されている。通常は、接地部材9 はバネ部材11の作用で孔8を閉塞している状態に保持されている。
【0008】 図1の態様では、部材1、部材2及び蓋部材7の密閉結合を達成するためにO ・リングやゴムパッキンなどのシール部材12、13、14を使用している。ま た、接地部材9は孔8を確実に閉塞するためにシール部材15を有していてもよ い。
【0009】 本考案の施用器の作用について図1及び図2を参照して以下に説明する。
【0010】 図1は液剤を貯留している状態を示す。この状態では液剤は接地部材9により 蓋部材7の孔8を塞いでいるため、液剤は滴下しない。また、弁部材6はバネ部 材10によって、胴部材5の蓋部材7側の開口部に内側から押えつけられている ため、胴部材5の内部空間である液剤貯留部から蓋部材7側へ液剤が移行しない 状態になっている。この状態では仕切板4の孔3は開口状態であるので、液剤貯 蔵部材1内部の液剤貯留部は胴部材5の液剤貯留部とつながっている。
【0011】 図2に示すように、本考案の施用器の接地部材9の先端を地面18あるいは目 標とする雑草の茎葉中心部に押しつけることによって、接地部材9が軸心方向に 平行移動し、孔8が開口するため、蓋部材7の内部に貯留していた液剤が接地部 材9を伝って滴下する。接地部材9の接地側と反対側が弁部材6の先端に達する までは、胴部材5内部の液剤は滴下せず、蓋部材7内部の液剤のみが滴下する。 続けて素早く接地部材9を押しつけると、図2に示すように弁部材6を仕切板4 の方向に押し上げて胴部材5内部の液剤を蓋部材7側に移動させると同時に孔3 を塞ぐ。胴部材5内部の液剤は、蓋部材7側へ流出し、接地部材9を伝って滴下 する。従って、液剤滴下部材2の液剤貯留部の容量を適宜設定することにより、 1回の押し付け操作で施用する液量を一定量にすることができる。
【0012】 本考案の施用器の液剤貯蔵部材1の長さは、手に持って移動し且つ立った状態 で地面の雑草に押し付けて液剤を施用することが容易にできるように、100c m〜150cmくらいの範囲が好ましい。また、直径は握り易さから30〜50 mmくらいが好ましい。液剤滴下部材2の内部の液剤貯留部の容量は特に限定は なく、対象とする雑草に使用する農薬の濃度と量に合わせて設定することができ るが、通常数ミリリットルから数十ミリリットルの範囲に設計される。
【0013】
【作用】
本考案の液剤滴下施用器は、以下のようにして使用する。まず、蓋部材17を 液剤貯蔵部材1から外し、部材1の開口部から液剤を充填した後、再度蓋部材1 7で密閉する。持ち運ぶときは、液剤が漏れないように蓋部材17により密閉状 態にするが、液剤施用時には液剤が滴下するように蓋部材17を弛めて使用する 。使用者は、雑草のある場所まで本考案の施用器をもって移動し、液剤貯蔵部材 1の適当な部位を手で握って本考案の施用器が垂直になるように保持し、雑草の 茎葉部分に接地部材9の先端を素早く押し付けることにより、一定量の液剤を雑 草に滴下施用することができる。これを繰り返すことによって次々と雑草の個体 に農薬を滴下していくことができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案の液剤滴下施用器は、目標とする雑草の植物個体毎に選択的に且つ確実 に、しかも必要最少量の農薬を施用することができるので、芝生などの植物に点 在して生えている雑草、例えばタンポポなどを除草する場合に、雑草に順次この 施用器先端を押し付ける操作を繰り返すだけでよいので作業姿勢も楽であり効率 的に除草ができるだけでなく、過量の農薬を施用することがないので環境保護の 面からも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の液剤滴下施用器の液剤滴下部分の縦断
面図を示す。
【図2】本考案の液剤滴下施用器の先端を地面に押し付
けた状態の液剤滴下部分の縦断面図を示す。
【図3】本考案の液剤滴下施用器の平面図を示す。
【符号の説明】
1 液剤貯蔵部材 2 液剤滴下部材 3 孔 4 仕切板 5 胴部材 6 弁部材 7 蓋部材 8 孔 9 接地部材 10 バネ部材 11 バネ部材 12 シール部材 13 シール部材 14 シール部材 15 シール部材 16 バネ押え 17 蓋部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の液剤貯蔵部材(1)と円筒状の
    液剤滴下部材(2)とからなり、液剤滴下部材(2)の
    一端は中央に孔(3)を有する仕切板(4)を介して液
    剤貯蔵部材(1)と密閉状に結合しており、液剤滴下部
    材(2)は、胴部材(5)とその内部に係合している弁
    部材(6)、胴部材(5)と密閉状に結合している蓋部
    材(7)、蓋部材(7)の中央に開口している孔(8)
    を貫通し胴部材(5)と蓋部材(7)の間に係合してい
    る接地部材(9)からなり、弁部材(6)はバネ部材
    (10)によって胴部材(5)の内部を摺動することに
    よって仕切板(4)の孔(3)を開閉できるように保持
    されており、接地部材(9)はバネ部材(11)によっ
    て蓋部材(7)の孔(8)を開閉し且つ弁部材(6)に
    作用して摺動せしめるようにそれ自身摺動可能に保持さ
    れていることを特徴とする液剤滴下施用器。
JP1994015971U 1994-12-27 1994-12-27 液剤滴下施用器 Expired - Lifetime JP3013061U (ja)

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