JP3012853U - 足載せ台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長時間作業による足、腰、首などの緊張を緩
和することができ、即ち、足首の動きに合わせてサポー
ト板の角度が変わり、同姿勢での長時間作業を防止でき
る足載せ台を提供することを目的とする。 【構成】平行した山形部分を有する２つ棒状部材に対し
て、足を置く平面板の傾斜を、適宜に変えることのでき
るように、嵌合してあり、そして、その平面板の両側の
縁部から所定距離離れて、２つの平行な貫通溝を設け、
その平行貫通溝に、前記の平行な山形部分を差しこんで
あり、該溝と該山形部材が常に嵌合してあり、該平面板
は、該山形部分に沿って、容易に滑動できる足載せ台で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、事務作業で使用され、健康に良い足載せ台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

事務作業のために足を載せる台は、種々提供されているが、その多くは、踏み 台と同様のもので、平板のプラットフォ−ム型のフットステップである。 このような踏み台のような平板の足載せ台では、単に足を載せる平面を提供す るだけである。 また、オットーマンのように、クッションのための厚い綿で上面を構成したも のでは、柔らかい面に足を載せるものでは、足に緊張がなくなり、休憩のための みである。

【０００３】 また、フットサポート板を可動としても、一点の、或いは線の周りに回転する ようにするだけであり、段階的に傾斜角度を変えるものであり、いちいち変えて 、その位置で固定しなければならないものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記の問題点を解決するためになされたもので、長時間作業による 足、腰、首などの緊張を緩和することができる足載せ台を提供することを目的と する。即ち、本考案は、足首の動きに合わせてサポート板の角度が変わり、同姿 勢での長時間作業を防止できる足載せ台を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の技術的な課題の解決のためになされたもので、平行した山形 部分を有する２つ棒状部材に対して、足を置く平面板の傾斜を、適宜に変えるこ とのできるように、嵌合したことを特徴とする足載せ台を提供する。そして、そ の平面板の両側の縁部から所定距離離れて、２つの平行な貫通溝を設け、その平 行貫通溝に、前記の平行な山形部分を差しこんであり、該溝と該山形部材が常に 嵌合してあり、該平面板は、該山形部分に沿って、容易に滑動する構造が好適で ある。

【０００６】

【機能】

本考案の足載せ台は次のような見地から成されたものである。 即ち、パソコン、ワープロ等の作業を長時間、机の前で行なわなければならな い。このような場合、長時間作業により、足、腰、首などの緊張を強いられる。 足を床から上げて、太股への負担を減らし、足の痺れを防止できるが、足を載せ る平板が、不変であると、足が同じ姿勢であるので、緊張によるストレスがより たまり易いものである。

【０００７】 これに対して、本考案の足載せ台板では、足を載せたままで、サポート台の角 度を自由に変えられるので、長時間、足を固定することなく、小さな運動をする ことを可能にした。 その傾斜角度も、無段階に変えることができ、円滑に足の運動だけで変えるこ とができる。

【０００８】 従って、本考案のサポート平板は、山型部材の山形にそって、滑らすことがで き、滑らしても、回転をそれほど伴わないものであるので、任意の個所で留める ことができるため、結局において、本考案の足サポート平板は、足を載せたまま で、自在にかつ無段階で、手を使うことなく、回転され得るものである。

【０００９】 従って、本考案の足載せ台のサポート平板の材質は、好適には、木製、プラス チック樹脂製、金属製或いはそれらの複合材等の所望の強度を有するものである 。更に、本考案の足載せ台の足を載せる表面には、履物、靴等が滑らないように 表面加工してあることが好適である。即ち、凹凸のあるプラスチック板材を、上 記板表面に接着等により固定してある構造が好適である。

【００１０】 そして、本考案の足載せ台の幅、サイズは、足を載せるだけのものでよい。ま た、デスクの下に置ける程度の小さいものである。そして、スペースの効率から 言えば、出来るだけ小さいものが好適である。

【００１１】 更に、本考案の足載せ台においては、長時間作業による足、腰、首などの緊張 を、緩和させる。足を床から上げて太股の負担を減らし、足のシビレを防止する ことができる。足を載せたままサポート台の角度を自由に変えられる。そのため に、長時間、足を固定することなく、小さな運動を可能にしている。即ち、足首 の動きに合わせて、サポート板の角度が変わり、同じ姿勢での長時間作業を防止 するものである。

【００１２】 本考案の足載せ台は、以上のように、事務机、コンピュータ用机、ワープロ用 机等において、使用され、事務作業において使用されると、コンピュータオペレ ータ、ワ−プロオペレータ等の負担、ストレスを低減できる。即ち、本考案の足 載せ台は、コンピューティング時、入力作業において、ユ−ザ−を人間工学的に 理想的な姿勢に近づけて、その状態、姿勢を長時間サポ−トし、慢性ストレスや 反復運動の負担による局部の疾患や累積外傷性障害からユ−ザ−を守るものです 。

【００１３】 次に、本考案の足載せ台を具体的に実施例により説明するが、本考案はそれら によって限定されるものではない。

【００１４】

【実施例１】 図１は、本考案の足載せ台の一例の斜視図を示す。 この足載せ台は、図示のように、足を載せるサポート板１を、棒状の山型部材 ２で保持している。山型部材は、２、２’と２つ設けられ、その間を、棒状部材 ３、３’で接続してあるものである。そして、サポート板１の両側の端部に近い 部分に、山型部材２、２’を挿入でき、突き抜けることのできるような長尺（縦 長の）孔５が設けられる。

【００１５】 即ち、図１に示すように、山型部材２、２’の山形の部分が、サポート板１の 長尺孔５の両端部にかかって、係合され、固定される。そのために、図２の断面 図で示すように、サポート板１は、山型部材２の山形にそって、長尺孔５の両端 ａ、ａ’が滑り、即ち、長尺孔の両端ａ、ａ’が、山型部分の上面に沿って滑る こととなる。そのために、図２に示すように、サポート板１は、実線で示す位置 から、点線で示す位置に円滑に移動させることができる。

【００１６】 更に、山型部材２と２’とは、図１に示すように、横の棒状部材３と３’で結 合されており、即ち、全体として、４辺形を成すこととなる。即ち、サポート板 １を支持する支持台は、全体として、４辺をなす棒状部材であり、その対面する 部分２と２’のみが、原則的には、対称形の山形をなしている。そして、その他 の辺である棒状部材３と３’は、設置面に接して、すべての荷重を受けており、 本考案の足載せ台全体が、床面に対してズレないように、固定ゴム４、４’を各 々設けてある。

【００１７】 以上の山型部材２、２’及び横棒状部材３、３’は、好適には、金属製パイプ で作製されている。全体として、４辺形をなし、対面する辺、即ち、２と２’の 部分を山型にしてあるものである。その山型は、原則的には、対称形の山型であ る。

【００１８】

【実施例２】 図３は、本考案の足載せ台の他の例、即ち、足を載せる台が、高い個所にする 必要がある場合の足載せ台の例を示す側面図である。製図面台で描く場合、或い は、子供がコンピュータを使用する場合のように、足と床の間の距離がある場合 に適する。 図１、２の足載せ台に更に足６を載せる面の高さを高くしたものである。即ち 、図３に示すように、底上げ部材６を付けたものである。

【００１９】 即ち、図３に示す足載せ台は、椅子と机の高さが高い場合、或いは身長が低い 人（或いは子供）用のものである。図１、２に示した構造のものと同じように、 サポート板１が、滑り運動する。

【００２０】

【実施例３】 図４は、本考案の足載せ台の他の例の斜視図を示す。 この例は、高さの調節が可能で小さい足載せ台である。オペレ−タ−業務、レ セプション業務の女性に適する。軽くて小さいので、狭い足元でもフィットする ことができる。即ち、山型部材２は、上記の図１、２、３に示すようにあり、そ れに、足を載せるサポート板１が、簡単に設けられてある。即ち、サポート板１ の両端には、山型部材２の取り付ける突起部７、７’が、各々の側面の中心付近 に設けられる。

【００２１】 そして、各々の突起部７、７’を、山型部材２の側面に形成された孔８、８’ に挿入固定する。この側面の孔８、８’は、図示のように、４つづつ設けてあり 、設置位置を、４段階に調節することができる。そして、サポート板１は、この 挿入固定した突起−孔で自由に回転でき、その上に足を載せて、載置面を回転さ せることができるようになっている。

【００２２】 更に、山型部材２の設置面と接する個所は、図示のように、ゴム部材４、４’ を設けて、滑らなくしてある。また、反対側には、山型部材２、２’を結合する ように、横の棒状部材３があり、そこには、ゴム部材４が設けられる。

【００２３】

【考案の効果】

本考案の足載せ台は、図示のような構成により、次のごとき技術的効果があっ た。即ち、 第１に、長時間作業による足、腰、首などの緊張を緩和することができる足載 せ台を提供できた。 即ち、足首の動きに合わせてサポート板の角度が変わり、同姿勢での長時間作 業を防止できる足載せ台を提供する。 また、足を床から上げて太股の負担を減らし、足のシビレを防止できる足載せ 台を提供する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の足載せ台の１例を説明するための説明
斜視図である。

【図２】図１の足載せ台の機能を説明するための側面図
である。

【図３】本考案の足載せ台のまた他の例を説明するため
の側面図である。

【図４】本考案の足載せ台のまた他の例を説明するため
の斜視図である。

【符号の説明】

１ サポート板 ２、２’ 山型部材（支持バー） ３、３’ 基台バー ４、４’ 滑り防止具 ５ サポート板の長尺孔 ６ 補助バー

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 平行した山形部分を有する２つ棒状部材
   に対して、足を置く平面板の傾斜を、適宜に変えること
   のできるように、嵌合したことを特徴とする足載せ台。
2. 【請求項２】該平面板の両側の縁部から所定距離離れ
   て、２つの平行な貫通溝を設け、その平行貫通溝に、前
   記の平行な山形部分を差しこんであり、該溝と該山形部
   材が常に嵌合してあり、該平面板は、該山形部分に沿っ
   て、容易に滑動することを特徴とする請求項１に記載の
   足載せ台。