JP3012531B2 - 飲料樽用バルブ装置 - Google Patents
飲料樽用バルブ装置Info
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- JP3012531B2 JP3012531B2 JP8277927A JP27792796A JP3012531B2 JP 3012531 B2 JP3012531 B2 JP 3012531B2 JP 8277927 A JP8277927 A JP 8277927A JP 27792796 A JP27792796 A JP 27792796A JP 3012531 B2 JP3012531 B2 JP 3012531B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビール樽や清涼飲
料水樽等の飲料樽に取り付けて飲料を取り出すのに用い
る飲料樽用バルブ装置に関するものである。
料水樽等の飲料樽に取り付けて飲料を取り出すのに用い
る飲料樽用バルブ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ビール樽のような飲料樽には飲料出し入
れ口が設けられ、この飲料出し入れ口の周縁には円筒状
の取り付け筒が一体に立設されており、取り付け筒の内
周には雌ねじ部が穿設されている。飲料樽用バルブ装置
は、国際特許出願公開ＷＯ９１／０２６９４号等に示さ
れるように飲料を出すために開閉する飲料用バルブ部や
炭酸ガスを供給するために開閉するガス用バルブ部が円
筒状の本体筒内に内装され、本体筒の外周に雄ねじ部が
穿設されて形成されている。そして飲料樽用バルブ装置
が本体筒の外周の雄ねじ部を取り付け筒の雌ねじ部に螺
合することで飲料樽用バルブ装置が取り付け筒に取り付
けられている。そして飲料樽に充填した生ビールのよう
な飲料を取り出す場合、飲料樽用バルブ装置にカップリ
ングヘッドを装着すると共にカップリングヘッドに炭酸
ガスボンベを接続して取り出し状態にセットし、飲料を
取り出しすためにカップリングヘッドのレバーを操作す
ると、上記飲料用バルブ部及びガス用バルブ部が開か
れ、飲料樽内に供給された炭酸ガスで飲料樽内が加圧さ
れ、炭酸ガスが溶け込んだ飲料が上記圧力で吐出される
ようになっている。
れ口が設けられ、この飲料出し入れ口の周縁には円筒状
の取り付け筒が一体に立設されており、取り付け筒の内
周には雌ねじ部が穿設されている。飲料樽用バルブ装置
は、国際特許出願公開ＷＯ９１／０２６９４号等に示さ
れるように飲料を出すために開閉する飲料用バルブ部や
炭酸ガスを供給するために開閉するガス用バルブ部が円
筒状の本体筒内に内装され、本体筒の外周に雄ねじ部が
穿設されて形成されている。そして飲料樽用バルブ装置
が本体筒の外周の雄ねじ部を取り付け筒の雌ねじ部に螺
合することで飲料樽用バルブ装置が取り付け筒に取り付
けられている。そして飲料樽に充填した生ビールのよう
な飲料を取り出す場合、飲料樽用バルブ装置にカップリ
ングヘッドを装着すると共にカップリングヘッドに炭酸
ガスボンベを接続して取り出し状態にセットし、飲料を
取り出しすためにカップリングヘッドのレバーを操作す
ると、上記飲料用バルブ部及びガス用バルブ部が開か
れ、飲料樽内に供給された炭酸ガスで飲料樽内が加圧さ
れ、炭酸ガスが溶け込んだ飲料が上記圧力で吐出される
ようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な飲料樽用バルブ装置を取り付けた飲料樽で生ビールの
ような飲料の内容物が空になると、内部を洗浄したりす
るために飲料樽用バルブ装置を取り外す必要があるが、
飲料樽は内容物が空になっても多量の炭酸ガスが充填さ
れており、一般の工具で単に飲料樽用バルブ装置を回転
操作して雄ねじ部と雌ねじ部との螺合を外して取り外す
と、内部の炭酸ガスの圧力で飲料樽用バルブ装置が飛び
出して大変危険であるという問題がある。
な飲料樽用バルブ装置を取り付けた飲料樽で生ビールの
ような飲料の内容物が空になると、内部を洗浄したりす
るために飲料樽用バルブ装置を取り外す必要があるが、
飲料樽は内容物が空になっても多量の炭酸ガスが充填さ
れており、一般の工具で単に飲料樽用バルブ装置を回転
操作して雄ねじ部と雌ねじ部との螺合を外して取り外す
と、内部の炭酸ガスの圧力で飲料樽用バルブ装置が飛び
出して大変危険であるという問題がある。
【０００４】また国際特許出願公開ＷＯ９１／０２６９
４号のものでは、特殊な専用工具を用いて飲料樽用バル
ブ装置を取り外すことにより、飲料樽内の炭酸ガスを抜
いてから取り外しているが、特殊な専用の工具を用意し
なければならないという問題がある。この特殊な専用の
工具を用意していないと、誤って一般の工具で明けてし
まって上記のように大変危険な事故が発生するという問
題がある。また飲料樽用バルブ装置を外しても飛び出さ
ないようにストッパーを設けることも考えられるが、飲
料樽用バルブ装置を外して開放したとき上記残圧で大き
なショックを受け二次災害のおそれがある。
４号のものでは、特殊な専用工具を用いて飲料樽用バル
ブ装置を取り外すことにより、飲料樽内の炭酸ガスを抜
いてから取り外しているが、特殊な専用の工具を用意し
なければならないという問題がある。この特殊な専用の
工具を用意していないと、誤って一般の工具で明けてし
まって上記のように大変危険な事故が発生するという問
題がある。また飲料樽用バルブ装置を外しても飛び出さ
ないようにストッパーを設けることも考えられるが、飲
料樽用バルブ装置を外して開放したとき上記残圧で大き
なショックを受け二次災害のおそれがある。
【０００５】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、一般の工具で取り外しても炭酸ガスの残圧を抜
いて事故が発生するのを防止できる飲料樽用バルブ装置
を提供することを課題とする。
あって、一般の工具で取り外しても炭酸ガスの残圧を抜
いて事故が発生するのを防止できる飲料樽用バルブ装置
を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の飲料樽用バルブ装置Ａは、飲料樽１の飲料出し
入れ口２の周縁に立設した円筒状の取り付け筒３に装着
されるものであって、飲料を出すために開閉する飲料用
バルブ部４や炭酸ガスを供給するために開閉するガス用
バルブ部５が円筒状の本体筒６内に内装され、本体筒６
の外周に上記取り付け筒３の内周の雌ねじ部７に螺合し
得る雄ねじ部８が形成され、本体筒６の雄ねじ部８を取
り付け筒３の雌ねじ部７に対して少し緩めた状態で飲料
樽１内と外部とを連通させる圧抜き溝９が雄ねじ部８の
上端よりやや下方の位置から本体筒６の下端よりやや上
方の位置に至るように本体筒６の外面に穿設され、本体
筒６の雄ねじ部８を取り付け筒３の雌ねじ部７に対して
締め付けた状態で取り付け筒３の内周の鍔部１０に圧接
してシールするゴムシールのシール材１３が本体筒６の
下端に全周に亙るように装着されると共にゴムシールの
シール材１３の外側が補強リングで補強されたことを特
徴とする。この場合、一般の工具で飲料樽用バルブ装置
Ａを回転操作して外しても、雌ねじ部７に対して雄ねじ
部８の螺合を少し緩めた状態で、飲料樽１に残っている
炭酸ガスが抜かれ、雌ねじ部７に対して雄ねじ部８を完
全に外しても飲料樽用バルブ装置Ａが飛び出すような危
険がない。このため従来のように特殊な専用の工具を用
意したりする必要がない。また本体筒６の外面に圧抜き
溝９を設けるだけの簡単な構造で安全性を確保できてコ
ストアップになったりしない。
本発明の飲料樽用バルブ装置Ａは、飲料樽１の飲料出し
入れ口２の周縁に立設した円筒状の取り付け筒３に装着
されるものであって、飲料を出すために開閉する飲料用
バルブ部４や炭酸ガスを供給するために開閉するガス用
バルブ部５が円筒状の本体筒６内に内装され、本体筒６
の外周に上記取り付け筒３の内周の雌ねじ部７に螺合し
得る雄ねじ部８が形成され、本体筒６の雄ねじ部８を取
り付け筒３の雌ねじ部７に対して少し緩めた状態で飲料
樽１内と外部とを連通させる圧抜き溝９が雄ねじ部８の
上端よりやや下方の位置から本体筒６の下端よりやや上
方の位置に至るように本体筒６の外面に穿設され、本体
筒６の雄ねじ部８を取り付け筒３の雌ねじ部７に対して
締め付けた状態で取り付け筒３の内周の鍔部１０に圧接
してシールするゴムシールのシール材１３が本体筒６の
下端に全周に亙るように装着されると共にゴムシールの
シール材１３の外側が補強リングで補強されたことを特
徴とする。この場合、一般の工具で飲料樽用バルブ装置
Ａを回転操作して外しても、雌ねじ部７に対して雄ねじ
部８の螺合を少し緩めた状態で、飲料樽１に残っている
炭酸ガスが抜かれ、雌ねじ部７に対して雄ねじ部８を完
全に外しても飲料樽用バルブ装置Ａが飛び出すような危
険がない。このため従来のように特殊な専用の工具を用
意したりする必要がない。また本体筒６の外面に圧抜き
溝９を設けるだけの簡単な構造で安全性を確保できてコ
ストアップになったりしない。
【０００７】
【発明の実施の形態】ビール樽や清涼飲料水樽のような
飲料樽１は金属製であり、図１に示すように飲料樽１の
適所には円形の飲料出し入れ口２を穿孔してあり、飲料
出し入れ口２の周縁に円筒状の取り付け筒３を一体に突
設してある。この取り付け筒３は飲料樽１と別体に形成
されており、溶接等で一体に固着してある。取り付け筒
３の内周の上部には雌ねじ部７を穿設してある。取り付
け筒３の内周の雌ねじ部７の下方の部分はねじのない平
滑面となっているが、この平滑面は雌ねじ部７のねじ山
の谷部分と略面一になるように形成してある。つまり、
雌ねじ部７のねじ山が内周に突出するように形成してあ
る。取り付け筒３の内周の下端には全周に亙って内方に
突出する鍔部１０を設けてある。
飲料樽１は金属製であり、図１に示すように飲料樽１の
適所には円形の飲料出し入れ口２を穿孔してあり、飲料
出し入れ口２の周縁に円筒状の取り付け筒３を一体に突
設してある。この取り付け筒３は飲料樽１と別体に形成
されており、溶接等で一体に固着してある。取り付け筒
３の内周の上部には雌ねじ部７を穿設してある。取り付
け筒３の内周の雌ねじ部７の下方の部分はねじのない平
滑面となっているが、この平滑面は雌ねじ部７のねじ山
の谷部分と略面一になるように形成してある。つまり、
雌ねじ部７のねじ山が内周に突出するように形成してあ
る。取り付け筒３の内周の下端には全周に亙って内方に
突出する鍔部１０を設けてある。
【０００８】飲料樽用バルブ装置Ａは図１や図２に示す
ように円筒状の本体筒６内に飲料用バルブ部４やガス用
バルブ部５を内装して形成されている。本体筒６は比較
的厚肉に形成されており、本体筒６の下方に比較的薄肉
な板材で形成せる円筒状の下部筒１１を装着してあり、
下部筒１１の下端に内方に突出する鍔部１２を全周に亙
って設けてある。本体筒６の外周面の上部には上記取り
付け筒３の雌ねじ部７に螺合する雄ねじ部８を穿設して
ある。この雄ねじ部８の上下幅ｈ1 は雌ねじ部７の上下
幅ｈ2 より狭くなっている。本体筒６の下端には全周に
亙るようにシール材１３を一体に装着してあり、下部筒
１１には複数個の透孔１４を穿孔してある。本体筒６の
上部は後述するカップリングヘッド１５を接続するブッ
シュ部２７となっており、本体筒６や下部筒１１内にダ
ウンチューブ１６の上部を摺動自在に挿通してある。本
体筒６の内周の略中段の位置には上方程径が小さくなる
テーパー面を設けてあり、このテーパー面を弁座１７に
してある。ダウンチューブ１６の上端には弾性材にて形
成せる弁体１８を装着してあり、この弁体１８と上記弁
座１７とでガス用バルブ部５を形成してある。そしてダ
ウンチューブ１６と一緒に弁体１８が上下することで開
閉するようになっている。ダウンチューブ１６の外周で
弁体１８と下部筒１１の鍔部１２との間にはガス用スプ
リング１９を装着してあり、このガス用スプリング１９
にて弁体１８を上方に付勢してガス用バルブ部５を閉じ
るようにしてある。またダウンチューブ１６の上端の内
周には全周に亙るように弾性材にて形成せる弁座２０を
設けてあり、この弁座２０の下方に上下動自在に弁体２
１を配置してあり、弁座２０と弁体２１にて飲料用バル
ブ部４を形成してある。そして弁体２１が上下すること
で飲料用バルブ部４が開閉するようになっている。ダウ
ンチューブ１６の内周で弁体２０とダウンチューブ１６
の段部２２との間には飲料用スプリング２３を装着して
あり、飲料用スプリング２３にて飲料用バルブ部４を閉
じるようにしてある。また本発明の場合、本体筒６の外
周面に上下方向に圧抜き溝９を穿設してある。つまり、
雄ねじ部８の上端よりやや下方の位置から本体筒６の下
端よりやや上方の位置まで至るように圧抜き溝９を上下
方向に長溝状に穿設してある。本例の場合、周方向の２
箇所の位置で１８０°回転対称に穿設してある。
ように円筒状の本体筒６内に飲料用バルブ部４やガス用
バルブ部５を内装して形成されている。本体筒６は比較
的厚肉に形成されており、本体筒６の下方に比較的薄肉
な板材で形成せる円筒状の下部筒１１を装着してあり、
下部筒１１の下端に内方に突出する鍔部１２を全周に亙
って設けてある。本体筒６の外周面の上部には上記取り
付け筒３の雌ねじ部７に螺合する雄ねじ部８を穿設して
ある。この雄ねじ部８の上下幅ｈ1 は雌ねじ部７の上下
幅ｈ2 より狭くなっている。本体筒６の下端には全周に
亙るようにシール材１３を一体に装着してあり、下部筒
１１には複数個の透孔１４を穿孔してある。本体筒６の
上部は後述するカップリングヘッド１５を接続するブッ
シュ部２７となっており、本体筒６や下部筒１１内にダ
ウンチューブ１６の上部を摺動自在に挿通してある。本
体筒６の内周の略中段の位置には上方程径が小さくなる
テーパー面を設けてあり、このテーパー面を弁座１７に
してある。ダウンチューブ１６の上端には弾性材にて形
成せる弁体１８を装着してあり、この弁体１８と上記弁
座１７とでガス用バルブ部５を形成してある。そしてダ
ウンチューブ１６と一緒に弁体１８が上下することで開
閉するようになっている。ダウンチューブ１６の外周で
弁体１８と下部筒１１の鍔部１２との間にはガス用スプ
リング１９を装着してあり、このガス用スプリング１９
にて弁体１８を上方に付勢してガス用バルブ部５を閉じ
るようにしてある。またダウンチューブ１６の上端の内
周には全周に亙るように弾性材にて形成せる弁座２０を
設けてあり、この弁座２０の下方に上下動自在に弁体２
１を配置してあり、弁座２０と弁体２１にて飲料用バル
ブ部４を形成してある。そして弁体２１が上下すること
で飲料用バルブ部４が開閉するようになっている。ダウ
ンチューブ１６の内周で弁体２０とダウンチューブ１６
の段部２２との間には飲料用スプリング２３を装着して
あり、飲料用スプリング２３にて飲料用バルブ部４を閉
じるようにしてある。また本発明の場合、本体筒６の外
周面に上下方向に圧抜き溝９を穿設してある。つまり、
雄ねじ部８の上端よりやや下方の位置から本体筒６の下
端よりやや上方の位置まで至るように圧抜き溝９を上下
方向に長溝状に穿設してある。本例の場合、周方向の２
箇所の位置で１８０°回転対称に穿設してある。
【０００９】上記のように飲料樽用バルブ装置Ａが形成
されており、ダウンチューブ１６や下部筒１１を飲料出
し入れ口２から飲料樽１内に挿入するように飲料用バル
ブ装置Ａが取り付け筒３内に挿入され、本体筒６の雄ね
じ部８を取り付け筒３の雌ねじ部７に螺合することで取
り付け筒５に飲料樽用バルブ装置Ａが装着される。雌ね
じ部７に雄ねじ部８を完全に螺合した状態では、シール
材１３が取り付け筒３の鍔部１０に圧接され、気密的に
取り付けられる。このように飲料樽用バルブ装置Ａが取
り付けられた飲料樽１には生ビール、清涼飲料水等の飲
料を充填して市場に提供される。そして需要者が飲料を
取り出す状態にする場合、図３に示すように飲料樽用バ
ルブ装置Ａのブッシュ部２７にカップリングヘッド１５
を接続してカップリングヘッド１５を装着し、カップリ
ングヘッド１５に炭酸ガスボンベを接続する。この状態
から飲料を取り出す場合、その取り出し量に応じた時間
だけカップリングヘッド１５のレバー２４を押す。レバ
ー２４を押すと、飲料用バルブ部４及びガス用バルブ５
が開放され、炭酸ガスボンベからカップリングヘッド１
５のガス入口２５を経てカップリングヘッド１５にガス
が供給され、カップリングヘッド１５からガス用バルブ
部５を経て、下部筒１１内、透孔１４を経て飲料樽１内
に炭酸ガスが供給されて飲料が加圧されると共に炭酸ガ
スの一部が飲料に溶け込む。そしてこの炭酸ガスによる
加圧にて飲料はダウンチューブ１６、飲料用バルブ部
４、カップリングヘッド１５、カップリングヘッド１５
の出口２６を介して吐出される。
されており、ダウンチューブ１６や下部筒１１を飲料出
し入れ口２から飲料樽１内に挿入するように飲料用バル
ブ装置Ａが取り付け筒３内に挿入され、本体筒６の雄ね
じ部８を取り付け筒３の雌ねじ部７に螺合することで取
り付け筒５に飲料樽用バルブ装置Ａが装着される。雌ね
じ部７に雄ねじ部８を完全に螺合した状態では、シール
材１３が取り付け筒３の鍔部１０に圧接され、気密的に
取り付けられる。このように飲料樽用バルブ装置Ａが取
り付けられた飲料樽１には生ビール、清涼飲料水等の飲
料を充填して市場に提供される。そして需要者が飲料を
取り出す状態にする場合、図３に示すように飲料樽用バ
ルブ装置Ａのブッシュ部２７にカップリングヘッド１５
を接続してカップリングヘッド１５を装着し、カップリ
ングヘッド１５に炭酸ガスボンベを接続する。この状態
から飲料を取り出す場合、その取り出し量に応じた時間
だけカップリングヘッド１５のレバー２４を押す。レバ
ー２４を押すと、飲料用バルブ部４及びガス用バルブ５
が開放され、炭酸ガスボンベからカップリングヘッド１
５のガス入口２５を経てカップリングヘッド１５にガス
が供給され、カップリングヘッド１５からガス用バルブ
部５を経て、下部筒１１内、透孔１４を経て飲料樽１内
に炭酸ガスが供給されて飲料が加圧されると共に炭酸ガ
スの一部が飲料に溶け込む。そしてこの炭酸ガスによる
加圧にて飲料はダウンチューブ１６、飲料用バルブ部
４、カップリングヘッド１５、カップリングヘッド１５
の出口２６を介して吐出される。
【００１０】飲料樽１内の飲料がなくなって空になる
と、カップリングヘッド１５を外して回収され、洗浄等
をするために飲料樽用バルブ装置Ａが飲料樽１から取り
外される。このとき飲料樽用バルブ装置Ａを一般の工具
で回転操作し、雄ねじ部８を雌ねじ部７に対して緩めて
取り外す。雄ねじ部８を雌ねじ部７から少し緩めると、
シール材１３が取り付け筒３の鍔部１０から離れると共
に圧抜き溝９の上端が開放され、飲料樽１内に残ってい
る炭酸ガスが抜かれる。そして雄ねじ部８をさらに緩め
て飲料樽用バルブ装置Ａを完全に外しても飲料樽用バル
ブ装置Ａが飛び出すことがない。なお、上記シール材１
３は樽内圧力に耐える強度に設定することにより有効に
作用する。また現在各メーカが使用しているゴムシール
の場合、外側を補強リングで補強することにより雄ねじ
部８の緩み初めから早期にガスが抜ける。
と、カップリングヘッド１５を外して回収され、洗浄等
をするために飲料樽用バルブ装置Ａが飲料樽１から取り
外される。このとき飲料樽用バルブ装置Ａを一般の工具
で回転操作し、雄ねじ部８を雌ねじ部７に対して緩めて
取り外す。雄ねじ部８を雌ねじ部７から少し緩めると、
シール材１３が取り付け筒３の鍔部１０から離れると共
に圧抜き溝９の上端が開放され、飲料樽１内に残ってい
る炭酸ガスが抜かれる。そして雄ねじ部８をさらに緩め
て飲料樽用バルブ装置Ａを完全に外しても飲料樽用バル
ブ装置Ａが飛び出すことがない。なお、上記シール材１
３は樽内圧力に耐える強度に設定することにより有効に
作用する。また現在各メーカが使用しているゴムシール
の場合、外側を補強リングで補強することにより雄ねじ
部８の緩み初めから早期にガスが抜ける。
【００１１】
【発明の効果】本発明の飲料樽用バルブ装置は叙述のよ
うに本体筒の雄ねじ部を取り付け筒の雌ねじ部に対して
少し緩めた状態で飲料樽内と外部とを連通させる圧抜き
溝が雄ねじ部の上端よりやや下方の位置から本体筒の下
端よりやや上方の位置に至るように本体筒の外面に穿設
されたので、一般の工具で飲料樽用バルブ装置を回転操
作して外しても、雌ねじ部に対して雄ねじ部の螺合を少
し緩めた状態で、飲料樽に残っている炭酸ガスが抜か
れ、雌ねじ部に対して雄ねじ部を完全に外しても飲料樽
用バルブ装置が飛び出すような危険がないものであっ
て、従来のように特殊な専用の工具を用意したりするこ
となく、飲料樽用バルブ装置を簡単且つ安全に取り外す
ことができるものであり、また本体筒の外面に圧抜き溝
を設けるだけの簡単な構造で安全性を確保できてコスト
アップになったりしないものである。また本体筒の雄ね
じ部を取り付け筒の雌ねじ部に対して締め付けた状態で
取り付け筒の内周の鍔部に圧接してシールするゴムシー
ルのシール材が本体筒の下端に全周に亙るように装着さ
れたので、雌ねじ部に雄ねじ部を完全に螺合した状態で
はシール材が取り付け筒の鍔部に圧接されて気密的に取
り付けられるものであり、しかもゴムシールのシール材
の外側が補強リングで補強されたので雄ねじ部の緩み初
めから早期に炭酸ガスが抜けるものである。
うに本体筒の雄ねじ部を取り付け筒の雌ねじ部に対して
少し緩めた状態で飲料樽内と外部とを連通させる圧抜き
溝が雄ねじ部の上端よりやや下方の位置から本体筒の下
端よりやや上方の位置に至るように本体筒の外面に穿設
されたので、一般の工具で飲料樽用バルブ装置を回転操
作して外しても、雌ねじ部に対して雄ねじ部の螺合を少
し緩めた状態で、飲料樽に残っている炭酸ガスが抜か
れ、雌ねじ部に対して雄ねじ部を完全に外しても飲料樽
用バルブ装置が飛び出すような危険がないものであっ
て、従来のように特殊な専用の工具を用意したりするこ
となく、飲料樽用バルブ装置を簡単且つ安全に取り外す
ことができるものであり、また本体筒の外面に圧抜き溝
を設けるだけの簡単な構造で安全性を確保できてコスト
アップになったりしないものである。また本体筒の雄ね
じ部を取り付け筒の雌ねじ部に対して締め付けた状態で
取り付け筒の内周の鍔部に圧接してシールするゴムシー
ルのシール材が本体筒の下端に全周に亙るように装着さ
れたので、雌ねじ部に雄ねじ部を完全に螺合した状態で
はシール材が取り付け筒の鍔部に圧接されて気密的に取
り付けられるものであり、しかもゴムシールのシール材
の外側が補強リングで補強されたので雄ねじ部の緩み初
めから早期に炭酸ガスが抜けるものである。
【図１】本発明の飲料樽用バルブ装置と飲料樽とを示す
一部切欠分解断面図である。
一部切欠分解断面図である。
【図２】同上の飲料樽用バルブ装置の外観を示す斜視図
である。
である。
【図３】同上の飲料を取り出すときの組み立て状態の断
面図である。
面図である。
Ａ 飲料樽用バルブ装置 １ 飲料樽 ２ 飲料出し入れ口 ３ 取り付け筒 ４ 飲料用バルブ部 ５ ガス用バルブ部 ７ 雌ねじ部 ８ 雄ねじ部 ９ 圧抜き溝
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B67D 1/04 F16K 1/30 F16K 27/00 F16K 31/60 B65D 83/00
Claims (1)
- 【請求項１】 飲料樽の飲料出し入れ口の周縁に立設し
た円筒状の取り付け筒に装着される飲料樽用バルブ装置
であって、飲料を出すために開閉する飲料用バルブ部や
炭酸ガスを供給するために開閉するガス用バルブ部が円
筒状の本体筒内に内装され、本体筒の外周に上記取り付
け筒の内周の雌ねじ部に螺合し得る雄ねじ部が形成さ
れ、本体筒の雄ねじ部を取り付け筒の雌ねじ部に対して
少し緩めた状態で飲料樽内と外部とを連通させる圧抜き
溝が雄ねじ部の上端よりやや下方の位置から本体筒の下
端よりやや上方の位置に至るように本体筒の外面に穿設
され、本体筒の雄ねじ部を取り付け筒の雌ねじ部に対し
て締め付けた状態で取り付け筒の内周の鍔部に圧接して
シールするゴムシールのシール材が本体筒の下端に全周
に亙るように装着されると共にゴムシールのシール材の
外側が補強リングで補強されたことを特徴とする飲料樽
用バルブ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8277927A JP3012531B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 飲料樽用バルブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8277927A JP3012531B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 飲料樽用バルブ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10120093A JPH10120093A (ja) | 1998-05-12 |
| JP3012531B2 true JP3012531B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=17590232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8277927A Expired - Fee Related JP3012531B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 飲料樽用バルブ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3012531B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL1017742C2 (nl) * | 2001-03-30 | 2002-10-03 | Heineken Tech Services | Inrichting en werkwijze voor het aansluiten van een container op een drukbron. |
-
1996
- 1996-10-21 JP JP8277927A patent/JP3012531B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10120093A (ja) | 1998-05-12 |
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