JP3012011B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3012011B2
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肇 奈良
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、選択的に作動できる
金属製リンクを有する半導体装置の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の回路素子数が増すにつ
れ、回路素子が故障してチップ全体が使用できなくなる
確率は高くなる。そしてそれ以上に、チップ面積が大き
くなることで、1ウェハから作製できる製品チップ数も
少なくなり、不良チップをそのまま廃棄することは多大
な損失となる。
【0003】このため、わずかの不良回路素子に対して
は同様な冗長回路を作成しておき、これらに切り替える
ことにより正常チップとして再生する方法がとられてい
る。すなわち、欠陥のある回路素子は識別されて切断さ
れ、選択された予備の回路素子が接続されることによ
り、不良チップを救済するのである。集積回路のための
最も一般的な導電路変更技術は、既存のリンクを破壊す
ることである。この破壊技術においては、そのリンクに
大電流を流しリンク(ヒューズ)を溶融することで達成
したり、強力なエネルギビームによりリンク(ヒュー
ズ)を蒸発することで達成したりする。
【0004】以下に従来の選択的に作動できる金属製リ
ンクを有する半導体装置の製造方法を説明する。図2は
従来の半導体装置の製造方法を示す半導体装置の断面図
である。従来の半導体装置は、図2(a) に示すように、
P型(100)半導体シリコン基板31上に、イオン注
入により半導体回路素子を形成するN型不純物拡散層3
2,33を形成し、CVD法によりSiO2 よりなる絶
縁層34を形成し、ドライエッチングにより各回路素子
とリンク(配線層)を接続するためのコンタクト部を絶
縁層34に開口し、リン拡散されたポリシリコンよりな
るリンク(配線層)36を形成したものである。
【0005】そして、その後の回路変更等の必要に応じ
て、0.5×10-6J(ジュール)のエネルギをもつヤ
グ(YAG)レーザの照射37を行い、図2(b) に示す
ように、リンク(配線層)36を破壊し、半導体回路素
子であるN型不純物拡散層32,33を電気的に遮断す
る。なお、38はヤグレーザにより破壊され電気的に遮
断された部分である。
【0006】このように、従来の半導体装置の製造方法
は、導電性半導体のリンク36を所望の回路素子間を接
続するように形成した後、選択的にこれらのリンク36
のうち所望のリンクをレーザ等により破壊することで電
気的な遮断を実施していた。そして、破壊されるリンク
36の下地にSiO2 よりなる絶縁層34等を形成し
て、回路素子への破壊による影響を軽減するようにして
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法によれば、リンク36を構成する物質が破壊され
ると、その物質は飛散し(飛散物質39)、他の領域の
回路素子に欠陥を生じさせる可能性がある。また、リン
ク36の破壊には、高いエネルギが必要となり、リンク
36のみならずリンク36の周辺部に与えるダメージを
考慮すると、リンク36と回路素子とを分離するための
距離を十分にとっておく必要があり、高集積回路を製造
するにあたり、1つの設計的課題となってしまう。
【0008】この発明の目的は、エネルギビームの照射
によるリンク構成物質の飛散をなくするとともにリンク
周辺部に与えるダメージを抑制し、回路損傷を与えずに
回路素子の電気的遮断を実現することができる半導体装
置の製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体装置の
製造方法は、シリコン基板上に複数の回路素子を形成
し、複数の回路素子を形成したシリコン基板上に絶縁層
を形成し、複数の回路素子間の絶縁層を開口しスルーホ
ール部を形成し、スルーホール部を通じてシリコン基板
と接触し、回路素子間を接続する金属製リンクを形成す
る。そして、スルーホール部付近に選択的にエネルギビ
ームを照射し、シリコン基板からシリコン原子を金属製
リンク中に拡散,析出させて、金属製リンク中にノジュ
ールを形成することによって複数の回路素子を電気的に
遮断するようにしている。
【0010】
【作用】この発明の構成によれば、複数の回路素子間の
絶縁層を開口しスルーホール部を形成し、スルーホール
部を通じてシリコン基板と接触し、回路素子間を接続す
る金属製リンクを形成する。そして、スルーホール部付
近に選択的にエネルギビームを照射し、シリコン基板か
らシリコン原子を金属製リンク中に拡散,析出させて絶
縁性の高いシリコン・ノジュールを形成することによっ
て複数の回路素子を電気的に遮断するのに十分な高抵抗
値を与える。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1はこの発明の一実施例の半導体装置の製造方法
を示す工程順断面図である。まず、10Ω・cmのP型
(100)半導体シリコン基板11上に、イオン注入に
より半導体回路素子であるN型不純物拡散層12,13
を形成する。そして、CVD法によりSiO2 よりなる
絶縁層14を5000Å被着させる(図1(a))。
【0012】つぎに、ドライエッチングにより絶縁層1
4に、各回路素子と金属製リンクを接続するためのコン
タクト開口部16,18および金属製リンクと半導体シ
リコン基板11を接続するためのコンタクト開口部(ス
ルーホール部)17を形成する(図1(b) )。つぎに、
スパッタ装置にてAl−0.1%Cu金属膜19aを1
000Å被着させた(図1(c) )後、パターン化して金
属製リンク19とする(図1(d) )。
【0013】以上で一応の半導体装置が完成したことに
なるが、その後の回路変更等の必要に応じて、0.2×
10-6J(ジュール)のエネルギをもつヤグ(YAG)
レーザの照射20を金属製リンク19のスルーホール部
17に施し(図1(e) )、金属製リンク19中にシリコ
ン原子を拡散,析出させてシリコン・ノジュール21を
形成し、半導体回路素子であるN型不純物拡散層12,
13を電気的に遮断する(図1(f) )。
【0014】以上のようにこの実施例によれば、半導体
シリコン基板11と接触した金属製リンク19のスルー
ホール部17付近を選択的にエネルギビームで活性化す
ることにより、金属製リンク19中にシリコン原子を拡
散,析出させて絶縁性の高いシリコン・ノジュール21
を形成して複数の回路素子を電気的に遮断するのに十分
な高抵抗値を与えることができる。この結果、金属製リ
ンク19を破壊しないためリンクの構成物質の飛散もな
く、回路損傷を低減できる。また、低いエネルギビーム
で実施できるため周辺部に与えるダメージを低減でき
る。
【0015】なお、この実施例では、金属製リンク19
に析出させるシリコンの供給源として半導体シリコン基
板11を用いたが、ポリシリコンやゲルマニウム等の析
出可能な物質であれば良い。また、金属製リンク19と
接続する半導体シリコン基板11中にはP型のアルミニ
ウムに対するN型不純物が拡散されていてもよい。
【0016】
【発明の効果】この発明の半導体装置の製造方法は、シ
リコン基板と接触した金属製リンクのスルーホール部付
に選択的にエネルギビームを照射し、金属製リンク中
に絶縁性の高いシリコン・ノジュールを形成して複数の
回路素子を電気的に遮断することができる。この結果、
金属製リンクを破壊しないためリンクの構成物質の飛散
もなく、回路損傷を低減できる。また、低いエネルギビ
ームで実施できるためリンク周辺部に与えるダメージを
低減できる。また、シリコン・ノジュールはシリコン基
板からシリコン原子を金属製リンク中に拡散,析出させ
て形成され、金属製リンク中に高抵抗のシリコンを含有
させる必要がないため、金属製リンクと回路素子拡散層
との良好なオーミック接触が常に維持できるという効果
も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の半導体装置の製造方法を
示す工程順断面図である。
【図2】従来の半導体装置の製造方法を示す半導体装置
の断面図である。
【符号の説明】
11 半導体シリコン基板 12,13 N型不純物拡散層(回路素子) 14 絶縁層 17 スルーホール部 19 金属製リンク 20 ヤグレーザの照射 21 シリコン・ノジュール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に複数の回路素子を形成
    する工程と、前記複数の回路素子を形成したシリコン基
    板上に絶縁層を形成する工程と、前記複数の回路素子間
    の前記絶縁層を開口しスルーホール部を形成する工程
    と、前記スルーホール部を通じて前記シリコン基板と接
    触し、前記回路素子間を接続する金属製リンクを形成す
    る工程と、前記スルーホール部付近に選択的にエネルギ
    ビームを照射し、前記シリコン基板からシリコン原子を
    前記金属製リンク中に拡散,析出させて、前記金属製リ
    ンク中にノジュールを形成することによって前記複数の
    回路素子を電気的に遮断する工程とを含む半導体装置の
    製造方法。
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