JP3010807B2 - インフレータ - Google Patents
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Landscapes
- Air Bags (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のエアバッグ
装置にガスを供給するインフレータに関するものであ
る。
装置にガスを供給するインフレータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用エアバッグ装置は、衝突の検出
装置と、エアバッグを膨張させるガスを発生するインフ
レータと、エアバッグとによって構成され、衝突時に、
エアバッグを膨張させて運転者や乗員にかかる衝撃を吸
収するようになっている。
装置と、エアバッグを膨張させるガスを発生するインフ
レータと、エアバッグとによって構成され、衝突時に、
エアバッグを膨張させて運転者や乗員にかかる衝撃を吸
収するようになっている。
【0003】従来のインフレータは、図3に示すよう
に、外壁にガス放出孔22を設けたケース21内に、ア
ジ化アルカリ金属と金属酸化物の混合物からなるガス発
生剤23と、点火装置24を収納した構造となってお
り、点火装置24は、点火用薬剤25と、衝撃検出装置
からの信号によって作動するイグナイター26とから形
成されている。この構造では、イグナイター26により
点火用薬剤23を燃焼させて瞬間的にN2 ガスを発生さ
せ、ガス放出孔からエアバッグに導入する。
に、外壁にガス放出孔22を設けたケース21内に、ア
ジ化アルカリ金属と金属酸化物の混合物からなるガス発
生剤23と、点火装置24を収納した構造となってお
り、点火装置24は、点火用薬剤25と、衝撃検出装置
からの信号によって作動するイグナイター26とから形
成されている。この構造では、イグナイター26により
点火用薬剤23を燃焼させて瞬間的にN2 ガスを発生さ
せ、ガス放出孔からエアバッグに導入する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のエア
バッグ装置では、ガス発生剤を瞬時に燃焼させるため
に、点火用薬剤25に火薬等の爆発性のある物質が用い
られているが、このような爆発性物質は、取扱いが危険
なために保管や組付けの際に細心の注意を必要とし、作
業性を悪くする問題がある。また、自動車に装着した状
態では、誰にでも爆発性物質が手に入れられる可能性が
あり、その防護に問題がある。
バッグ装置では、ガス発生剤を瞬時に燃焼させるため
に、点火用薬剤25に火薬等の爆発性のある物質が用い
られているが、このような爆発性物質は、取扱いが危険
なために保管や組付けの際に細心の注意を必要とし、作
業性を悪くする問題がある。また、自動車に装着した状
態では、誰にでも爆発性物質が手に入れられる可能性が
あり、その防護に問題がある。
【0005】また、ガス発生剤23にアジ化アルカリ金
属を用いた場合は、4NaN3 +O2 →2Na2 O+6
N2 の反応式によって窒素ガスを発生させるが、副生成
物であるNa2 Oが人体に対して極めて有害な特性があ
る。ところが、エアバッグは、膨張後、ショック吸収と
脱出のために徐々に縮む必要があり、このためバッグに
は逃がし孔を設けて余分なガスを逃がすようにしている
が、バッグ内に有害成分が導入されると、その孔から有
害成分で出て人体に害を与えるという問題がある。
属を用いた場合は、4NaN3 +O2 →2Na2 O+6
N2 の反応式によって窒素ガスを発生させるが、副生成
物であるNa2 Oが人体に対して極めて有害な特性があ
る。ところが、エアバッグは、膨張後、ショック吸収と
脱出のために徐々に縮む必要があり、このためバッグに
は逃がし孔を設けて余分なガスを逃がすようにしている
が、バッグ内に有害成分が導入されると、その孔から有
害成分で出て人体に害を与えるという問題がある。
【0006】そこで、この発明は、爆薬などの爆発性物
質を用いずに、人体に無害なガスを瞬時にバッグ内に供
給することができるインフレータを提供することを目的
とする。
質を用いずに、人体に無害なガスを瞬時にバッグ内に供
給することができるインフレータを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明のインフレータは、出口を有するガス貯留
容器に、電磁推進手段によって加速される押出し部材を
装着し、その押出し部材の動きによりガス貯留容器内の
ガスを出口から押出すように構成したものである。
め、この発明のインフレータは、出口を有するガス貯留
容器に、電磁推進手段によって加速される押出し部材を
装着し、その押出し部材の動きによりガス貯留容器内の
ガスを出口から押出すように構成したものである。
【0008】なお、上記の構成において、ガス貯留容器
の出口に、電磁推進手段の作動スイッチと連動する開閉
弁を設けるようにしてもよい。
の出口に、電磁推進手段の作動スイッチと連動する開閉
弁を設けるようにしてもよい。
【0009】
【作用】上記の構造においては、ガス貯留容器の出口に
エアバッグを接続し、衝撃の検出信号によって電磁推進
手段の作動スイッチが入るように設定する。この状態
で、衝撃が加わると電磁推進手段が押出し部材を加速
し、ガス貯留容器内のガスをエアバッグに導入させる。
エアバッグを接続し、衝撃の検出信号によって電磁推進
手段の作動スイッチが入るように設定する。この状態
で、衝撃が加わると電磁推進手段が押出し部材を加速
し、ガス貯留容器内のガスをエアバッグに導入させる。
【0010】電磁推進手段は電磁力の作用により押出し
部材を移動させるため、作動スイッチが入ると即座に押
出し部材が加速され、エアバッグを瞬時に膨張させるこ
とができる。
部材を移動させるため、作動スイッチが入ると即座に押
出し部材が加速され、エアバッグを瞬時に膨張させるこ
とができる。
【0011】なお、ガス貯留容器の開口に開閉弁を設
け、押出し弁の動きによって開閉弁を開かせるようにす
ると、ガス貯留容器の内部に大気圧より高圧のガスを収
納させることもできる。
け、押出し弁の動きによって開閉弁を開かせるようにす
ると、ガス貯留容器の内部に大気圧より高圧のガスを収
納させることもできる。
【0012】
【実施例】図1及び図2は、電磁推進手段にレールガン
を用いた実施例を示している。
を用いた実施例を示している。
【0013】図1に示すように、このレールガン1は、
対向する一対のレール2、3と、そのレール2、3間に
取付けられる押出し部材4と、そのレール2、3に接続
する電源回路7とから構成される。
対向する一対のレール2、3と、そのレール2、3間に
取付けられる押出し部材4と、そのレール2、3に接続
する電源回路7とから構成される。
【0014】レール2、3は、銅等の良導電性材料から
形成される。また、押出し部材4は、良導電性材料から
なる推進体5と、非導電性で断熱材からなる弁体6とか
ら形成され、レール2、3上を滑らかに移動できるよう
に取付けられている。
形成される。また、押出し部材4は、良導電性材料から
なる推進体5と、非導電性で断熱材からなる弁体6とか
ら形成され、レール2、3上を滑らかに移動できるよう
に取付けられている。
【0015】電源回路7は、バッテリ8と、衝突時の圧
力変化を検出する衝撃検出器(図示省略)の信号によっ
て作動するスイッチ9とから成り、その電源回路7の両
端部がレール2、3の端部に接続されている。
力変化を検出する衝撃検出器(図示省略)の信号によっ
て作動するスイッチ9とから成り、その電源回路7の両
端部がレール2、3の端部に接続されている。
【0016】上記のように形成されるレールガン1にお
いては、スイッチ9が閉じてバッテリ8によりレール
2、3と押出し部材4が通電されると、レール2、3を
流れる電流が押出し部材4の部分で作る紙面に垂直な磁
場と、押出し部材4の推進体5を上から下へと流れるア
ーマチュア電流によって生じる電磁力とが押出し部材4
に作用し、押出し部材4を右方向へ加速させる。
いては、スイッチ9が閉じてバッテリ8によりレール
2、3と押出し部材4が通電されると、レール2、3を
流れる電流が押出し部材4の部分で作る紙面に垂直な磁
場と、押出し部材4の推進体5を上から下へと流れるア
ーマチュア電流によって生じる電磁力とが押出し部材4
に作用し、押出し部材4を右方向へ加速させる。
【0017】この押出し部材4が移動するレール2、3
の右側端部には、筒状の保持枠10が取付けられ、その
保持枠10と押出し部材4との間に、伸縮可能なベロー
ズ状のガス貯留容器11が収納されている。
の右側端部には、筒状の保持枠10が取付けられ、その
保持枠10と押出し部材4との間に、伸縮可能なベロー
ズ状のガス貯留容器11が収納されている。
【0018】このガス貯留容器11の一端には出口12
が形成され、その出口12に、送風管13を介して膨張
収縮するエアバッグ14が接続されている。また、ガス
貯留容器11の出口12には、電磁式の開閉弁15が設
けられ、その開閉弁15は電源回路7のスイッチ9と連
動して、そのスイッチ9が閉じた時に開くように設定さ
れている。
が形成され、その出口12に、送風管13を介して膨張
収縮するエアバッグ14が接続されている。また、ガス
貯留容器11の出口12には、電磁式の開閉弁15が設
けられ、その開閉弁15は電源回路7のスイッチ9と連
動して、そのスイッチ9が閉じた時に開くように設定さ
れている。
【0019】この実施例は上記のような構造で成り、通
常時は、開閉弁15を閉じ、ガス貯留容器11内に高圧
のガス(高圧空気でもよい)を収納させておく。
常時は、開閉弁15を閉じ、ガス貯留容器11内に高圧
のガス(高圧空気でもよい)を収納させておく。
【0020】この状態から、衝撃検出装置の信号によっ
て電源回路7のスイッチ7が入ると、開閉弁15が開く
と共に、レールガン1の作用によって図2に示すごとく
押出し部材4が即座に右方向に移動し、ガス貯留容器1
1を縮めてガスをエアバッグ14に押出す。この押出し
部材4によるガスの押出しは高速で行なわれるため、エ
アバッグ14は瞬時に膨張状態に拡張される。
て電源回路7のスイッチ7が入ると、開閉弁15が開く
と共に、レールガン1の作用によって図2に示すごとく
押出し部材4が即座に右方向に移動し、ガス貯留容器1
1を縮めてガスをエアバッグ14に押出す。この押出し
部材4によるガスの押出しは高速で行なわれるため、エ
アバッグ14は瞬時に膨張状態に拡張される。
【0021】なお、上記の実施例では、押出し部材4を
アーマチュアとして利用する例を示したが、押出し部材
4とは別に金属やプラズマなどのアーマチュアをレール
2、3に配置し、そのアーマチュアにより押出し部材4
を加速させるようにしてもよい。
アーマチュアとして利用する例を示したが、押出し部材
4とは別に金属やプラズマなどのアーマチュアをレール
2、3に配置し、そのアーマチュアにより押出し部材4
を加速させるようにしてもよい。
【0022】また、ガス貯留容器11に収納するガスの
圧力が大気圧に近ければ、出口12の開閉弁15を省く
ことができる。
圧力が大気圧に近ければ、出口12の開閉弁15を省く
ことができる。
【0023】さらに、ガス貯留容器はベローズ状の伸縮
可能な構造とせず、容器を伸縮しない構造の圧力容器と
し、押出し部材をその圧力容器内を摺動するピストン自
体、或いはそのピストンに連結する構造とすることもで
きる。
可能な構造とせず、容器を伸縮しない構造の圧力容器と
し、押出し部材をその圧力容器内を摺動するピストン自
体、或いはそのピストンに連結する構造とすることもで
きる。
【0024】また、電磁推進手段として、レールガン以
外の構造のものを用いるようにしてもよい。
外の構造のものを用いるようにしてもよい。
【0025】
【効果】以上のように、この発明のインフレータは、電
磁推進手段で加速される押出し部材によりガス貯留容器
内のガスを押出すようにしたので、エアバッグを衝撃の
信号によって瞬時に膨張させることができ、突発的な衝
突事故に対応した速応性の良い衝撃吸収構造を提供する
ことができる。
磁推進手段で加速される押出し部材によりガス貯留容器
内のガスを押出すようにしたので、エアバッグを衝撃の
信号によって瞬時に膨張させることができ、突発的な衝
突事故に対応した速応性の良い衝撃吸収構造を提供する
ことができる。
【0026】また、容器内のガスを機械的に押出す構造
であるため、エアバッグの膨張に空気などの無害なガス
を使用することができ、取扱い性に優れた安全な装置を
実現できる。
であるため、エアバッグの膨張に空気などの無害なガス
を使用することができ、取扱い性に優れた安全な装置を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図
【図2】同上の作用状態を示す図
【図3】従来のインフレータの内部構造を示す斜視図
1 レールガン 2、3 レール 4 押出し部材 7 電源回路 8 バッテリ 9 スイッチ 11 ガス貯留容器 12 出口 14 エアバッグ 15 開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 由弘 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友 電気工業株式会社大阪製作所内 (56)参考文献 実開 平4−43386(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 4/00 B01J 7/00 B60R 21/26
Claims (2)
- 【請求項1】 出口を有するガス貯留容器に、電磁推進
手段によって加速される押出し部材を装着し、その押出
し部材の動きによりガス貯留容器内のガスを出口から押
出すように構成したインフレータ。 - 【請求項2】 上記ガス貯留容器の出口に、電磁推進手
段の作動スイッチと連動する開閉弁を設けた請求項1に
記載のインフレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3187301A JP3010807B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | インフレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3187301A JP3010807B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | インフレータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0531348A JPH0531348A (ja) | 1993-02-09 |
| JP3010807B2 true JP3010807B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=16203608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3187301A Expired - Fee Related JP3010807B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | インフレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3010807B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP3187301A patent/JP3010807B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0531348A (ja) | 1993-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071210 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210 Year of fee payment: 9 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210 Year of fee payment: 10 |
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