JP3010474U - 円筒型ダイヤフラムポンプの鉄心 - Google Patents

円筒型ダイヤフラムポンプの鉄心

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JP3010474U
JP3010474U JP1994012987U JP1298794U JP3010474U JP 3010474 U JP3010474 U JP 3010474U JP 1994012987 U JP1994012987 U JP 1994012987U JP 1298794 U JP1298794 U JP 1298794U JP 3010474 U JP3010474 U JP 3010474U
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disk
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vibrator
cylindrical
diaphragm
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JP1994012987U
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Inventor
郁夫 大家
保弘 村山
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Techno Takatsuki Co Ltd
Original Assignee
Techno Takatsuki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで軸方向の寸法が自由に変更できる
鉄心を提供する。 【構成】 円盤型永久磁石と、該円盤型永久磁石を支持
しダイヤフラムに連結される振動子と、該振動子の回り
に配設される円筒型電磁コイルとを備えてなる円筒型ダ
イヤフラムポンプの鉄心1。線対称に配設される断面略
L字形状の第一円盤2および第二円盤3と、該第一円盤
2および第二円盤3を軸方向に連結させる円筒体4から
なり、前記両円盤2、3は、それぞれの中央に前記振動
子を挿通するための開口7を有するとともに該開口7の
周縁に沿って立設された壁部aを備えてなることを特徴
としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は円筒型ダイヤフラムポンプの鉄心(以下、単に鉄心という)に関する 。さらに詳しくは、組み立てやすく、鉄心内に巻かれるコイルの軸方向の幅を自 由に選択することができる鉄心に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電磁石と永久磁石との磁気的相互作用に基づく、該永久磁石を備え た振動子の振動を利用する流体を吸引吐出するポンプとして、図3に示される形 のものが用いられている。
【0003】 この円筒型ダイヤフラムポンプは、振動子100、電磁コイル110、ダイヤ フラム120およびポンプ部121からなり、各部は以下のように構成されてい る。
【0004】 振動子100は、永久磁石101、該永久磁石101の両極にあって励磁され る磁極片(ポールピース)102、およびこれらを支持する軸103からなる。 軸103の両端はダイヤフラム120によって支持され、振動子100は電磁コ イル110の磁極の変化によって軸方向に振動する。
【0005】 電磁コイル110は、ボビン111、該ボビン111に巻回される導線112 、およびこれらを内包する鉄心113からなる。電磁コイル110は、ポールピ ース102がその内側に来るように配設される。また、図3に示されるタイプの ダイヤフラムポンプでは、永久磁石101が1つでポールピースが2つあるので 電磁コイル110が2つ設けられている。そのばあい、隣り合う電磁コイル11 0において、導線112を流れる電流が互いに逆向きになるように配線され、こ れによって出現する磁極は反発しあう。そして、電磁コイル110は円筒状のケ ーシング131内に固定される。
【0006】 ダイヤフラム120はEPDM(エチレンプロピレンゴム)などからなり、弾 性を有している。
【0007】 ポンプ部121は、ダイヤフラム120の外周部を把持するための第一ダイヤ フラム台122と第二ダイヤフラム台123(図面左方向のみ図示されているが 、図面右方向にも左右対称に装着されている)から構成され、第二ダイヤフラム 台123はダイヤフラム120の振動によって圧縮、膨脹するポンプ室124と 、吸引室125および吐出室(図示せず)を形成する。吸引室125とポンプ室 124のあいだには吸引弁126が設けられ、吐出室とポンプ室124のあいだ には吐出弁(図示せず)が設けられる。
【0008】 このような構成のダイヤフラムポンプでは、2つの電磁コイル110に交流電 流を流すと交流電流の変化に同期して、電磁コイル110の内側左右端部(図3 において)はN極またはS極に磁化される。図3において、たとえばある半周期 のあいだN極に励磁されているとすると、永久磁石101によって磁化されてい るN極のポールピース102がこれと反発し、かつ、S極のポールピース102 が吸引される。この反発力、吸引力はともに同じ方向(矢印方向)を向いている ため、振動子100は矢印方向に移動する。
【0009】 振動子100が図1右側に移動すると、右側のダイヤフラム120がポンプ室 124(右側は図示されていない)を圧縮し、ポンプ室114から空気が吐出さ れる。それと同時に、左側のダイヤフラム120がポンプ室124を膨脹させ、 吸引口127から空気を吸引する。つぎの半周期のあいだでは、電磁コイル11 0の内側左右端部はS極に磁化され、振動子100は逆に移動し、逆のポンプ室 124で吸引と吐出が行なわれる。
【0010】 ところで、図3に示されるような円筒型の電磁コイル110について、本出願 人は、さきに図4に示されるような半割タイプの鉄心113を提案した(特開平 6−42464号公報参照)。この半割タイプの鉄心は、同一形状のものを線対 称に突き合わせただけのものなので、プレス加工により簡単に作ることができ、 しかも、電磁コイル110を軸方向に3つ以上並べるタイプのものにも簡単に対 応できるという利点がある。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような半割タイプでは、その中に収納するボビン111の 大きさを変えて、異なる巻数の導線112に対応させることが自由にできないと いう問題がある。すなわち、そのばあい、プレス加工の金型を作り直し、異なる サイズの鉄心を作り直さなければならず、小品種、少数生産にはコストの面から 好ましくない。
【0012】 本考案は、叙上の事情に鑑み、低コストで軸方向の寸法が自由に変更できる鉄 心を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案の鉄心は、円盤型永久磁石と、該円盤型永久磁石を支持しダイヤフラム に連結される振動子と、該振動子の回りに配設される円筒型電磁コイルとを備え てなる円筒型ダイヤフラムポンプの鉄心であって、線対称に配設される断面略L 字形状の第一円盤および第二円盤と、該第一円盤および第二円盤を軸方向に連結 させる円筒体からなり、前記両円盤は、それぞれその中央に前記振動子を挿通す るための開口を有するとともに該開口の周縁に沿って立設された壁部を備えてな ることを特徴としている。
【0014】 そして、前記第一円盤および第二円盤が通風用の切欠を有していることが好ま しい。
【0015】 さらに、前記第一円盤および第二円盤が鉄損低減のためのスリットを有してい ることが好ましい。
【0016】
【作用】
本考案の鉄心は、第一円盤および第二円盤を線対称に配置し、円筒体で連結し て構成される。
【0017】
【実施例】
以下、添付図面を参照しつつ本考案の鉄心を説明する。
【0018】 図1は本考案の鉄心の一実施例を示す組立前斜視説明図、図2は図1の鉄心の 組立状態説明図である。
【0019】 図1において、鉄心1は、第一円盤2と第二円盤3、および円筒体4とから構 成され、第一円盤2と第二円盤3は切欠5とスリット6を有している。
【0020】 第一円盤2と第二円盤3は、請求項における壁部である円環状の内径部aと円 板状の側面部bとを有しており、それぞれ断面がL字形状を呈し、その断面のL 字が線対称となるように配設される。内径部aの内側には、振動子100が挿通 するための開口7が形成されている。第一円盤2と第二円盤3は、普通鋼板(S PCC)や珪素鋼板などからなり、機械加工やプレス加工することによって製造 される。
【0021】 円筒体4は、その内径が、第一円盤2と第二円盤3の側面部bの外径とほぼ等 しく、内径側に両円盤2、3が嵌着される。嵌着される第一円盤2と第二円盤3 の数は、ポンプのタイプによって異なるが、図3に示されるような永久磁石10 1が1つのタイプでは、図2に示されるように、2つの電磁コイル11、12が 形成されるように、2組の第一円盤2と第二円盤3が嵌着される。しかし、本願 考案はこれに限定されるものではなく、3組以上の両円盤2、3を組み込むこと もできる。円筒体4の軸方向の長さNは、ポンプのタイプやボビン13の軸方向 の幅Wの大きさによって決められる。円筒体4は、第一、第二円盤と同様の普通 鋼板、珪素鋼板からなり、その薄板を1層、あるいは2層以上円筒形に巻いたも のを、軸方向に必要寸法だけ切断するという簡単な方法で製造することができる 。そのため、軸方向に切断する寸法を変更するだけで、ボビン12の軸方向の大 きさに合わせて設計変更することができる。
【0022】 なお、前記設計変更において、第一円盤2と第二円盤3の形状は変える必要が ない。第一円盤2と第二円盤3のあいだの距離Wは、自由に変えられるからであ る。
【0023】 また、第一円盤2と第二円盤3には、側面部bの外周に、例えば90度間隔に 切欠5を設けておくことが好ましい。この切欠5は、通風の役目をし、電磁コイ ル11、12内の温度が上昇するのを防ぎ、コイルの線径を小にすることができ る。従って電磁コイル銅量が下り価格が下ると共に電磁コイルの寸法を小形化で き、ポンプ全体の寸法形状を縮小できるのである。また、切欠5に合わせて、円 筒体4の端部にも切欠4aを設けておくと、通風がよくなり、ポンプ部のフラン ジによって通風孔が閉鎖されることがないので通風効果が大である。
【0024】 さらに、第一円盤2と第二円盤3に、内径部aから側面部bに向けて放射状の スリット6を適宜の間隔(図1〜2に示す実施例では90゜)で設けておくこと が好ましい。このスリット6は、磁束の交番による、鉄損(渦電流損)低減の役 目をする。
【0025】 つまり、内径部aにおいては軸方向に向い、ついで側面部bにおいては半径方 向に向う交番磁束はその方向と直角の面に渦電流を発生させ、それが連絡してい ると円盤の中にリング状の電流を形成する。前記スリットは、このリング電流を 遮断する役目をする。
【0026】 なお、切欠5とスリット6とは、周方向に互い違いとなるよう設けることが、 強度、製造の点から好ましい。
【0027】 また、本考案において、小形の電磁石のばあい、前記スリットは必要でないが 、大形化するとその効果が顕著に現れる。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案の鉄心は、構造が簡単で、金型の作製など製造に かかるコストを小さくすることができる。また、軸方向の寸法変更も容易になさ れるため、設計変更にかかる費用も少なくてすむ。
【0029】 さらに、切欠を有するものは冷却効果が良好であり、スリットを有するものは 、鉄損を効果的に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の鉄心の一実施例を示す組立前斜視説明
図である。
【図2】図1の鉄心の組立状態説明図である。
【図3】円筒型ダイヤフラムポンプの一例を示す一部切
欠斜視図である。
【図4】従来の鉄心を示す組立前斜視説明図である。
【符号の説明】
1 鉄心 2 第一円盤 3 第二円盤 4 円筒体 5 切欠 6 スリット 7 開口 11、12 電磁コイル 100 振動子 110 電磁コイル 113 鉄心 a 円径部(壁部)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤型永久磁石と、該円盤型永久磁石を
    支持しダイヤフラムに連結される振動子と、該振動子の
    回りに配設される円筒型電磁コイルとを備えてなる円筒
    型ダイヤフラムポンプの鉄心であって、線対称に配設さ
    れる断面略L字形状の第一円盤および第二円盤と、該第
    一円盤および第二円盤を軸方向に連結させる円筒体から
    なり、前記両円盤は、それぞれその中央に前記振動子を
    挿通するための開口を有するとともに該開口の周縁に沿
    って立設された壁部を備えてなることを特徴とする円筒
    型ダイヤフラムポンプの鉄心。
  2. 【請求項2】 前記第一円盤および第二円盤が通風用の
    切欠を有してなる請求項1記載の円筒型ダイヤフラムポ
    ンプの鉄心。
  3. 【請求項3】 前記第一円盤および第二円盤が鉄損低減
    のためのスリットを有してなる請求項1または2記載の
    円筒型ダイヤフラムポンプの鉄心。
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