JP3010452U - 携帯用テーブル - Google Patents

携帯用テーブル

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JP3010452U
JP3010452U JP1994014100U JP1410094U JP3010452U JP 3010452 U JP3010452 U JP 3010452U JP 1994014100 U JP1994014100 U JP 1994014100U JP 1410094 U JP1410094 U JP 1410094U JP 3010452 U JP3010452 U JP 3010452U
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top plate
plate
leg
portable table
angle
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JP1994014100U
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真 高原
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真 高原
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  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車中や、無理な姿勢を採らずに講演会場で膝
のうえを作業台と利用できる携帯用のテーブルを提供す
る。 【構成】 天板11の裏面に脚板15を旋回可能に取り
付け、脚板15の天板に対する開き角を紐20によって
調整する。また、天板11は基板12と上板13とによ
って構成し、折り畳みできるようにする。脚板15の先
端17は天板の幅方向に向けて平行に延びているので、
膝のうえのような不安定で若干の傾きのある場所にも安
定して設置できる。天板11に荷重を加えても、脚板1
5との開き角が変わることはなく、安心して資料を広げ
たり、書きものができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車中や、講義会場などに持ち運びでき、書類の執筆や携帯用パソコ ンの操作の可能な携帯用テーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
講義会場や車中などで机がないときは、書類を作成したり、メモを取ったり、 あるいは読書をするために、本や手帳などを手で保持したり、膝のうえに広げて 不安定な状態で使用している。この際、膝の上に広げるときは、字を書き易くし たり、本を読み易くするために膝の角度を調整しなければならない。また、手で 図書や書類などを保持する場合も安定感がなく、膝を用いる場合と同様に姿勢に 無理が生じ、疲労の原因となる。さらに、近年、パソコン等の電子機器は小型、 軽量となり、ノートブック型などに纏められた小型の電子機器を出張や打合せの ために持ち歩くことが多い。しかし、車中や待合所などの机のない場所では、こ れらの電子機器を膝のうえに乗せて使用することになる。このようなときも、座 った状態によっては、電子機器を操作し易くするために、あるいは、液晶等の表 示をみるために、膝の角度を無理に曲げた不自然な姿勢をとらざるを得ないこと がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
膝にうえに書類、図書あるいはパソコン等の電子機器を置く際に、膝の上にこ れらの書類などを適当な角度で維持できるものがあれば、無理な姿勢をとる必要 がなくなる。文書等を置く台の角度を変えられるものに書見台があり、様々なも のが市販されている。しかし、これらの書見台は床などの平らに広がった面に置 いて、書類を見やすいように立てる機能は備えているが、膝のうえとパソコンと の角度を調整するような範囲の調整機能を備えているものはない。また、安定し た机などの上に設置することが前提とされており、膝の上のような狭く不安定な 場所に置くことは考慮されていない。
【0004】 例えば、台の裏側に旋回可能な脚を設け、この脚の先を机の上に置いた凹凸の あるマットに引っかけて書見台の角度を調整するものがある。この書見台では、 膝のうえのように下が不安定な場所では脚を安定させられないので、書見台の角 度は安定しない。従って、電子機器を安心して置けず、文字も書き難い。また、 膝の上に置くときのような角度に書見台を保持するには、広いマットが必要とな り、出張先や、講演会場に持ち込み難い。
【0005】 あるいは、2枚の板の一方の端同士を蝶番で接続し、他方の端に適当な高さの スペーサーを挟んで台の角度を調整できるものがある。このような書見台では、 台の上に荷重をかけた時にスペーサーが外れると台の角度は変わってしまうので 、上記と同様に安定性に不安がある。また、台と同じ大きさの板が複数必要とな るので、重くなる。
【0006】 そこで、本考案においては、膝のうえのような不安定の場所でも、書きものを したり、資料を広げられ、さらに、パソコンなども置ける天板を適度の角度で安 定して保持できる携帯用のテーブルを提供することを目的としている。また、こ のようなテーブルであって、出張先や講演会などに持ち込めるように軽く、小さ く折り畳めるテーブルを提供することも本考案の目的の1つとしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る携帯用テーブルには、天板と、この天板とほぼ平行な軸線を中心 として天板の裏面に取り付けられた脚部材と、この脚部材および天板を結ぶ紐部 材とを有し、脚部材は、その一自由端が天板とほぼ平行に延びており、紐部材は 、天板と脚部材の開き角を調整するために、その長さが調整可能となっているこ とを特徴としている。
【0008】 本考案の携帯用テーブルにおいては、紐部材の長さを変えて脚部材の開き角を 調整することによって天板の傾斜角度を自由に調整できる。また、脚部材の先端 を天板と平行に延ばしてあるので、膝のうえのような狭い場所にも、脚部材を安 定して設置できる。脚部材の開き角は紐部材によって制限されているので、天板 の上に重量物を置いたり、荷重をかけても天板の傾斜角度が変わることはない。 天板と脚部材の角度は紐部材の長さを変えるだけで調整できるので、天板の角度 を広い範囲で設定できる。
【0009】 また、本例の携帯用テーブルを持ち運ぶ際は、紐部材によって旋回が制限され ていない方向に脚部を旋回させれば、天板と脚部を重ね合わせることができるの で、コンパクトに纏められる。さらに、天板自体も折り畳めるようにしておけば 、使用しないときは携帯用テーブルをいっそうコンパクトに収納でき、持ち運び に便利である。ここで、天板および脚部材は、同一幅の矩形板を用いて構成でき る。
【0010】 さらに、クリップを用いて書類などの紙片を天板の上に固定できるようにして おけば、この携帯用テーブルを広げた場所で書きものをしたり、書類を読むのに 便利である。
【0011】
【実施例】
図1に、本考案の実施例に係る携帯用テーブルを膝のうえに乗せた様子を示し てある。また、図2に、組み立てた状態の携帯用テーブルの側面を示してある。 本例の携帯用テーブル10は、天板11と、この裏面に取り付けた脚板15と、 さらに、天板11および脚板15を結ぶ2本の紐20を備えている。天板11は 長方形をしており、その幅(テーブル10を膝1の上に乗せたときの左右の方向 )が略30cm、これに直交する前後の方向となる縦の長さが略32cmである 。
【0012】 本例の天板11は同一幅の長方形の板12、13を縦方向に繋げて構成してあ り、テーブル10を膝1に乗せたときに図示した状態で手前に位置する板が、縦 の長さが略21cmの基板12である。この基板12は、天板の表面11aを構 成する表板12Aと、天板の裏面を構成する裏板12Bが手前側の端を揃えて貼 りあわされており、表板12Aの縦の長さは裏板12Bより5cm程度短い。こ の基板12の上、すなわち、基板12に対し身体と反対側に取り付けられた板が 縦の長さが略16cmの上板13である。この上板13は、その端13dが基板 の表板12Aと天板11の表面11aの側で幅方向に延びたテープ14で貼りつ けられており、その結果、裏板12Bとは5cm程度重なった状態となる。この 上板13は下側の辺13dを旋回の中心軸として前後に旋回可能であり、上板1 3は基板12と平坦な天板11を構成している状態から、基板12の表面12a に上板13の表面13aを重ね合わせる状態まで旋回できる。また逆に、上板1 3が基板12に折り畳まれた状態から、上板13を旋回させて基板12の上方に 延ばすと、平坦な天板11を構成できる。この状態では、上板13が基板12の 裏板12Bによって支持されるので、天板11は安定している。
【0013】 脚板15は、天板11と略同じ幅の平板であって、縦の長さは略14cmの長 方形である。この脚板15の幅方向に延びる一辺16を、基板12の裏面12b 、すなわち裏板12Bにその幅方向に延びたテープ19で貼りつけてある。一方 、脚板15の反対側の辺17は、基板12の手前の両端12cと紐20で繋いで ある。従って、脚板15は、その辺16を中心として基板12に対し前後方向に 旋回でき、基板12の側に折り畳まれた状態から、上板13の方向に向いて紐2 0で制限された開き角まで旋回できる。
【0014】 図3に、本例の携帯用テーブル10を天板11から見た様子を示してある。図 面上の下側に位置する基板12の両角12cに、紐20が通る程度の細い溝25 と、この溝25と繋がった若干広い孔26とをそれぞれ開けてある。本例の紐2 0は、所定の長さとなる位置に結び目21を幾つか用意してあり、孔26をこの 結び目21を通したあと、紐20を溝25に入れれば基板12と脚板15を結ぶ 紐20の長さを所定の値に調整できる。
【0015】 このように、本例の携帯用テーブル10は、脚板15と基板12とを結ぶ紐2 0を調整すれば、脚板15の天板11に対する開き角を制限でき、基板12の裏 面側を旋回する限り、どの角度にも設定できる。そして、天板11の方向から荷 重がかかっても、紐20によって脚板15の角度は紐20によって制限された角 度に保持できる。
【0016】 図1および図2に示すように、本例の携帯用テーブル10は、紐20の長さを 延ばせば脚板15と基板12の角度が180°に近くなっても脚板15を安定さ せられる。従って、膝1の上のように手前から遠くに行くに連れて徐々に下がっ ているような場所にも安定して設置できる。そして、基板12の上に上板13を 延ばせば広い天板11を組立できるので、この天板11によって膝のうえに角度 の安定した作業台を実現できる。この天板11の角度は、紐20の長さを調整す ることによって自由に設定できるので、天板11の角度を本31が読みやすい角 度に調整できる。特に、天板11と脚板15との開き角を大きくできるので、座 った状態で書類などが読みやすいように、天板11の角度を手前から遠くなるに 連れて徐々に上がるような緩やかな傾斜角度に設定できる。同様に、パソコンや 、メモ帳を天板に置く際には、パソコンの操作がし易い角度や、筆記し易い角度 に調整できる。
【0017】 座った姿勢によっては、膝1の上面が手前から遠くなるに連れて徐々に上がる ような傾斜面となることもある。この時は、図1とは逆に上板13が手前となる ように携帯用テーブル10を膝のうえに設置すれば、天板11を水平に保てる。 いずれにせよ、天板11にかかる荷重によって紐20が張る方向となるように、 基板12と脚板15の角度を設定すれば、天板11にかかる荷重によって脚板1 5の角度は安定する。また、本例のテーブル10は紐20を用いて脚板15の開 きを設定しているので、天板11に重いものを乗せても、あるいは大きな圧力を 加えても脚板15の先が滑ったりするとはなく、天板11を定められた所定の角 度で確実に保持できる。
【0018】 さらに、本例の携帯用テーブル10は、脚板15を平板で構成してある。従っ て、脚板15をどのような角度に旋回した場合であって、その先端17は天板1 1の幅方向に向いて平行に延びる。膝1のように、携帯用テーブル10をのせる 場所が狭かったり、平坦でないときは、脚板の先端17が、テーブル設定面とな る場所の突き出た箇所に当たるので、この箇所に合わせて天板11の角度を設定 できる。さらに、その角度を合わせた箇所が動いても、先端17と接触している 限り天板11の角度に大きな変化はなく、天板11を安定させられる。従って、 膝1を多少動かしても、天板11の角度が変わってパソコンが滑り落ちるような 危険はなく、膝のうえでも安心してパソコンを利用できる。
【0019】 図4に、本例の携帯用テーブル10を折り畳む様子を示してある。本例の携帯 用テーブル10を使用しない時は、簡単に略ブックカバーの寸法程度まで折り畳 めるようになっている。天板11自体は、基板12の上に上板13を、それぞれ の表面12aおよび13aが合わさるように旋回させれば折り畳める。また、脚 板15は紐20が緩む方向に旋回させれば基板12の裏面12b側に折り畳める 。本例の携帯用テーブル10は、それぞれの部材を上述したような寸法に設定し てあるので、折り畳むと、横幅が略30cm、縦の長さが略21cm程度の大き さに縮小できる。従って、手提げ鞄などに簡単に収納でき、何処へでも簡単に持 ち運び可能である。
【0020】 図5に、本例の携帯用テーブル10を机の上2などに置いた状態を示してある 。本例の携帯用テーブル10は、膝1のうえのように不安定な場所に限らず、机 の上や、床の上などの安定した場所にももちろん設置できる。例えば、机の上2 にテーブル10を置き、クリップ32などによって書類等を天板11に挟めば書 見台として利用できる。また、紐20を延ばして天板11を寝かせれば、読書用 の台としても利用できる。さらに、天板11の傾斜角度は紐20の長さを調整す ることによって自由に変更でき、天板11に荷重をかけても設定した角度は安定 しているので、製図盤などの重量物の角度調整も可能であり、このような用途も 含めた卓上用の作業台としても利用できる。
【0021】 なお、本例の携帯用テーブルの天板、脚板はベニヤ板、ボール紙、プラスチッ ク製の板材などを用いて形成できる。また、脚板に代わり、先端が天板の横方向 に延びたT字型、コ字型に加工された脚部を用いてももちろん良い。基板と上板 、あるいは基板と脚板はテープに代わり蝶番などで固定することも可能である。 紐は、繊維製のものに限らず、鎖でもあっても良く、紐の長さの調整は脚板側で 行っても良いし、脚板と天板との間で行っても良い。さらに、天板は本例のよう に2つに折り畳み可能なものに限らず、3つ以上に折り畳むものでも良い。また 、本実施例に示したテーブルの各寸法は例示であって、本願考案に係る携帯用テ ーブルがこの寸法のものに限定されないことはもちろんである。
【0022】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案に係る携帯用のテーブルは、折り畳んで持ち運 び可能なテーブルであり、膝のうえのような不安定な場所に置いても、天板の角 度が安定した状態で使用できるテーブルである。従って、車中などにおいて資料 を広げたり、書きものをする場合は、本考案に係る携帯用のテーブルを膝のうえ に置き、その上に資料や書類を置けば膝の角度を無理に変えなくても良く、リラ ックスした姿勢で効率良く、また安心して読書や執筆ができる。本考案に係る携 帯用テーブルは、講演会場などでメモを取ったり、資料を広げる際にも便利であ り、膝のうえに本考案に係るテーブルを乗せれば、適度な角度で安定したテーブ ルが膝のうえに得られる。また、近年、出張等に携帯されるパソコン等の電子機 器を置いて操作する際も便利である。
【0023】 このように、本考案に係る携帯用テーブルを用いれば、車中や講演会場におい て、無理な姿勢をとらずに膝のうえを便利で安定した作業台として利用できる。 さらに、本考案に係る携帯用テーブルは、書見台、読書用の台、あるいは卓上用 の作業台といった様々な用途を備えている。
【0024】 また、脚部を天板側に折り畳めるので、本考案に係る携帯用テーブルは、出張 や研修などに簡単に持ち運びできる。さらに、天板を2つ以上に折り畳めるよう にすれば、携帯時の寸法をいっそう小さくでき、持ち運びや収納に好都合である 。また、本考案に係る携帯用テーブルは、板材の組み合わせて実現でき、安価に 提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る携帯用テーブルを膝のう
えに乗せた様子を示す斜視図である。
【図2】図1に示す携帯用テーブルの構造を示す側面図
である。
【図3】図1に示す携帯用テーブルの天板を示す正面図
である。
【図4】図1に示す携帯用テーブルを折り畳む様子を示
す側面図である。
【図5】図1に示す携帯用テーブルを机の上に置いた様
子を示す側面図である。
【符号の説明】
1・・人間の膝 2・・机の上 10・・携帯用テーブル 11・・天板 12・・基板 13・・上板 14、19・・固定用のテープ 15・・脚板 17・・脚板の先端 20・・紐 21・・紐の結び目 31・・書物

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板と、この天板とほぼ平行な軸線を中
    心として旋回可能となるように当該天板の裏面に取り付
    けられた脚部材と、この脚部材および前記天板を結ぶ紐
    部材とを有し、前記脚部材は、その一自由端が前記天板
    とほぼ平行に延びており、前記紐部材は、前記天板と前
    記脚部材の開き角を調整するために、その長さが調整可
    能となっていることを特徴とする携帯用テーブル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記天板は、少なく
    とも二つに折り畳み可能となっていることを特徴とする
    携帯用テーブル。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記天板は
    同一幅の矩形板を折り畳み可能に連絡したものであり、
    前記脚部材は、天板とほぼ同一の幅の矩形板であり、そ
    の幅方向に延びる一辺が前記天板の裏面の幅方向に向い
    て取り付けられており、脚部材の幅方向に延びる他方の
    辺の両隅部分と、これらと向かい合う前記天板の両隅部
    分とが前記紐部材によってそれぞれ結ばれていることを
    特徴とする携帯用テーブル。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記天板の上に紙片を挟み込めるクリップを有すること
    を特徴とする携帯用テーブル。
JP1994014100U 1994-10-20 1994-10-20 携帯用テーブル Expired - Lifetime JP3010452U (ja)

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