JP3009034U - 食器洗浄機の往復噴射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭いキッチンの空間を利用し、特に、シンク
の上のアイレベルに設置可能な、左右に長い直方体形の
食器洗浄器に長手方向に収納された食器に、小容量の洗
浄水で満遍なく、効果的にを噴射することの出来る、ま
た、平面的で、コンバクトに構成された噴射装置を提供
することを目的とする。 【構成】 シリンダ１に内設されたピストン２に彎曲自
在な部材からなるワイヤ３を装着し、また、ワイヤ３
は、基盤１５，１６に配設された数個のガイド４を介し
て長手のループを形成し、基盤１５，１６に固着したガ
イドレール１４に添って摺動自在に設けられた噴射体５
に取付けられ、シリンダ１には、シリンダの左右に交互
に洗浄水を送る切替バルブ６を取付け、切替バルブ６の
吐出口７は、Ｕ字形に曲げた彎曲自在な部材よりなるホ
ース８を介して、噴射ノズル体５に接続している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、家庭用の食器洗浄機の、洗浄水の噴射装置に係るもので、特に、左 右に長い長方体の食器洗浄機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、家庭用の食器洗浄機に取付けられている洗浄水の噴射装置は、噴射ノズ ル体が一定の位置に配設されて噴射するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

狭いキッチンの空間を利用して、特に、シンクの上方のアイレベルに設置可能 な、左右に長い、直方体形の食器洗浄機に長手方向に収納された食器に、満遍な く洗浄水を噴射するには、従来の装置では長手方向に数個の噴射ノズル体を配設 する必要があり、これらから同時に噴射するには大容量の洗浄水を必要とする。 本考案は、小容量の洗浄水で、効果的に噴射することの出来る噴射装置を提供す ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を解決するために、本考案における往復噴射装置は、シリンダに内 設されたピストンに彎曲自在な部材よりなるワイヤを取り付け、ワイヤの両端を ガイドを介して長手のループを形成して噴射ノズル体に装着し、また、シリンダ に取り付けられた切替バルブの吐出口を、彎曲自在な部材よりなるパイプを介し て噴射体に接続し、シリンダの作動でワイヤを介して噴射ノズル体を往復作動し 、往復する噴射ノズル体から洗浄水を噴射する構造とする。

【０００５】

【作用】

切替バルブからシリンダの一方に送られた洗浄水は、ピストンを作動し、ピス トンに取り付けられたワイヤはガイドを介して噴射ノズル体を左右に往復させ、 一方、シリンダの他方から吐出される洗浄水は、切替バルブの吐出口から彎曲自 在なパイプを介して噴射ノズル体に送られる。 即ち、圧送された洗浄水は、切替バルブからシリンダに送られて、噴射ノズル 体を左右に往復作動し、一方、シリンダから吐出した洗浄水は左右に往復するノ ズルから噴射する。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１、図２は、本装置を上から見たもので、シリンダ１に内設されたピストン２ に彎曲自在な部材からなるワイヤ３を嵌通して取付け、ワイヤ３は基盤１５，１ ６に配設された数個のガイド４を介して長手のループを形成し、基盤１５，１６ に固着したガイドレール１４に添って摺動自在に設けられた噴射ノズルる体５に 装着されている。また、シリンダ１には、シリンダの左右に交互に洗浄水を送る 切替バルブ６が取り付けられ、切替バルブ６の吐出口７は、Ｕ字形に曲げた彎曲 自在な部材よりなるパイプ８を介して噴射ノズル体５に接続している。 また、噴射ノズル体５の往復作動に関連して切替バルブ６に作用するために、 切替レバー９にはロッド１０が係合されており、ロット１０には、噴射ノズル体 ５が往復作動して係合するフック１１，１２が設けられている。 また、噴射体 ５には噴射の反動で回転するノズル部材１３か設けられている。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果をそうする。 直方体の食器洗浄機に取付けた場合、左右に往復しながら噴射するので、一組の 噴射ノズル体からの噴射で、長手方向に収納した食器を、満遍なく、効果的に洗 浄し、洗浄水の時間当たりの供給量が少なくてよいので、大容量の圧送装置を必 要とせず、また、熱湯を供給するときは、大容量の加熱装置を必要としない。

【０００９】 また、シリンダに送られた洗浄水は、ビストンを作動して噴射ノズル体を左右 に往復させ、シリンダの他方から吐出された洗浄水は、切替バルブの排出口から ホースを介してノズル部材から噴射されるので、噴射ノズル体を往復作動するた めの特別の動力を必要としない。

【００１０】 また、本考案の装置は平面的で、且つ、コンパクトに構成されているので、本 装置を取り付けることにより、食器洗浄器の高さをより低くし、また、シリンダ 、ワイヤ、ロット等の長さの設定のみで装置の長さを容易に設定することができ る。

【００１１】

【図面の簡単な説明】

【図１】 上から見た外観図。

【図２】 上から見た一部断面図。

【図３】

【図４】 本考案の装置を組み込んだ直方体の食器洗い
器の例。

【符号の説明】

１ シリンダ ８ パイプ ２ ピストン ９ 切替レバー ３ ワイヤ １０ ロット ４ ガイド １１，１２ フック ５ 噴射ノズル体 １３ ノズル部材 ６ 切替バルブ １４ ガイドレール ７ 吐出口 １５，１６ 基盤

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 図２に示すようにシリンダとピストンよ
   りなる駆動装置において、シリンダ（１）に内設された
   ピストン（２）に彎曲自在な部材よりなるワイヤ３を取
   り付け、ワイヤ３の両端をガイド（４）を介し、長手の
   ループを形成して噴射ノズル体（５）に装着し、シリン
   ダの左右に洗浄水を交互に送るための切替バルブ（６）
   の吐出口（７）を、彎曲自在な部材よりなるパイプ
   （８）を介して噴射ノズル体（５）に接続したことを特
   徴とする食器洗浄機の往復噴射装置。