JP3008902B2 - Gui評価方法及びその装置並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

Gui評価方法及びその装置並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

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JP3008902B2
JP3008902B2 JP9259346A JP25934697A JP3008902B2 JP 3008902 B2 JP3008902 B2 JP 3008902B2 JP 9259346 A JP9259346 A JP 9259346A JP 25934697 A JP25934697 A JP 25934697A JP 3008902 B2 JP3008902 B2 JP 3008902B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GUI(グラフィ
カルユーザインタフェース)を有するシステムのGUI
部品の一貫性を評価するGUI評価技術に関する。
【0002】
【従来の技術】利用者が操作するシステムの操作性評価
の観点の1つとして、ユーザインタフェースの一貫性が
ある。ユーザインタフェースの一貫性とは、システムの
画面,操作方法,応答方法などがシステム全体にわたっ
て統一されていることを指す。システムのユーザインタ
フェースに一貫性があれば、ユーザがそのシステムの画
面,操作方法,応答方法などを理解し、記憶・類推する
ことが容易になる。
【0003】GUIを対象とした従来の一貫性の評価装
置として、文献1:“Visual & Textual Consistency C
hecking Tools for Graphical User Interfaces ”, Te
chnical Report, CAR-TR-828, Human-Computer Interac
tion Laboratory,Center forAutomation Research,Univ
ersity of Maryland (World Wide Web 経由でアドレスh
ttp://www.cs.umd.edu:80/projects/hcil/Research/tec
h-report-list.html#1996から入手可能,1996年5
月)に記載のGUI評価装置がある。このGUI評価装
置では、システムのGUI部のソースプログラムから、
GUI操作部品の1つであるボタンの位置,サイズ,組
合せ,ラベル文字のタイプフェース(フォント,サイ
ズ,強調などの書体のこと)のデータを抽出し、表形式
で出力する。評価者はこの表から、ボタンの位置,サイ
ズ,組合せ,ラベル文字のタイプフェースがシステム全
体にわたって一貫しているかどうかを評価できる。出力
される表の例を図32および図33に示す。
【0004】図32の表には、「Archive 」ボタンが配
置されているxref.cft〜sent.cftの8つのウィンドウ
(図中ではDIALOG BOXと表示)と、各ウィンドウ上での
「Archive 」ボタンの位置(BUTTON POSITION の列)が
記載されている(ただし、LEFT,RIGHT,TOPの値は図34
に示す距離)。さらに、各ウィンドウ上における「Arch
ive 」ボタンのタイプフェース(BUTTON TYPEFACE),色
(BUTTON FG-COLOR)およびサイズ(BUTTON (H,W)) も記
載されている。ただし、サイズはHとWがそれぞれ縦と
横のサイズである。この図から、「Archive 」ボタンの
位置については、ウィンドウfilefind.cft上での位置(T
OPマージン) が他と統一されておらず一貫性がとれてい
ないことがわかる。またタイプフェースと色について
は、すべて同じタイプフェースおよび色で統一されてい
ることがわかる。またサイズについては、縦サイズは統
一されているが、横サイズにばらつきがあり、一貫性が
とれていないことがわかる。
【0005】また図33の表には、admprof.cft 〜syst
inp.cft の4つのウィンドウに配置されているボタンの
組合せが記録されている。具体的には、admprof.cft, n
batch.cft, systinp.cftの3つのウィンドウには「O
K」, 「Cancel」, 「Help」の3つのボタンが配置され
ており、残りの1つのウィンドウcheckpsw.cftには「O
K」, 「Exit」, 「Help」の3つのボタンが配置されて
いる。この図から、ウィンドウcheckpsw.cftのボタンの
組合せが他と統一されておらず一貫性がとれていないこ
とがわかる。
【0006】この文献1に記載されているものと類似の
GUI評価装置が、特願平9−013121号にも記載
されている。両者の違いは、文献1に記載のGUI評価
装置はGUIの設計データをシステムのソースプログラ
ムから抽出するのに対し、特願平9−013121号に
記載のGUI評価装置はシステムの実行プログラムから
GUIの設計データを抽出する。
【0007】また、特開平8−241191号公報にも
GUI評価装置が記載されている。このGUI評価装置
では、GUIの画面設計のガイドを所定のルール形式で
入力し、システムのGUIの設計データとガイドとを比
較することで、ガイドと異なる設計になっている部品を
検出する。例えば、「コマンドウィンドウのボタンは下
方の中央になければならない」というガイドを所定のル
ール形式で入力しておくと、各ボタンが「下方」で
「(横方向の)中央」にあるかどうかを、ボタンの座標
とそのボタンが配置されているウィンドウのサイズをも
とに判定し、ガイドと異なるボタンを検出する。つま
り、ボタンの位置がガイドで指定した位置に統一されて
いるかどうかを評価する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、文献1または
特願平9−013121号に記載のGUI評価装置で
は、出力された表にはどの部品の設計が統一されていな
い(一貫性がない)のかは記録されておらず、評価者が
表を見て部品のデータ(例えばサイズ)を比較し、一貫
性がとれているかどうかを自分で判断しなければならな
い。このため、部品のデータが多くなるほど一貫性の評
価が困難になっていた。
【0009】また、特開平8−241191号公報に記
載のGUI評価装置では、評価者が手作業で一貫性の基
準としてガイドを入力する必要がある。このため、入力
するガイドの数が多ければ非常に手間がかかるという問
題があった。システムを問わず汎用的に適用できるガイ
ドは一度入力すれば2回目以降は入力の手間が不要であ
るが、システムごとに固有のガイドはその都度入力しな
ければならない。また入力された既存のガイドであって
も、システムに応じて修正を要する場合もあった。ま
た、評価対象システムに固有のガイドをそのシステムの
評価者が知っていない場合には、ガイドの入力自体がで
きず、評価できないという問題があった。
【0010】本発明の目的は、上述の問題点を解決する
ために、従来は人手に頼っていた一貫性の判定を自動化
することにより、部品のデータが多くても容易に一貫性
を評価可能であり、かつ一貫性の基準となるガイドの入
力が不要なGUI評価装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
○第1の発明 GUI部品の一貫性評価の対象となるGUIは、ボタン
のサイズや色などGUI部品の属性の一貫性について或
る程度意識して設計されたものが多く、全く一貫性がと
れていないことは皆無である。例えば各ウィンドウ上に
存在するボタンを例にとれば、各ウィンドウごとにボタ
ンのサイズが全て異なっていることはなく、大部分のボ
タンは所定のサイズに統一されており、幾つかのボタン
だけが他の大部分のボタンと異なっており、それ故、全
体として一貫性が欠如している場合が多い。ボタンの色
など他の属性についても同様で、ある程度の統一性が見
て取れる。
【0012】そこで本発明の第1のGUI評価方法で
は、このように或る程度存在するGUI部品の属性の値
の統一性を、評価対象となるGUIから機械的に抽出
し、属性の値の統一性がとれている多数のGUI部品と
そうでない少数のGUI部品とを分類することを基本と
する。具体的には、まず、一貫性の評価対象とするGU
I部品(例えばボタン)について、システムに存在する
個々のGUI部品ごとに一貫性の評価項目とする属性の
値(例えばボタンの縦サイズ)を相互に比較し、前記属
性の値が等しいGUI部品のグループを作成する。これ
により、評価項目とする属性の値の数だけのグループが
生成される。次に、2つのグループにそれぞれ含まれる
GUI部品の数の差をグループ間距離とし、グループ間
距離が小さい順にグループを同じクラスタに含めていく
ことにより、前記グループの階層的なクラスタを作成す
る。このような階層的クラスタ分析では、最初はGUI
部品数の差がごく小さなグループも別クラスタになる
が、階層化が進むに従って部品数の多いグループは同じ
クラスタに、部品数の少ないグループは別のクラスタに
それぞれ属するようになり、より階層化が進むとGUI
部品数の差が大きくても同じクラスタに属するようにな
る。
【0013】次に、クラスタに含まれるグループの間の
グループ間距離の総和をクラスタの誤差、階層に含まれ
るクラスタの誤差の総和を階層の誤差とし、前階層の誤
差との差である階層の誤差の増加量が最大となる階層の
1つ前の階層におけるクラスタを、前記システムのGU
I部品の属性の値の正誤判定のためのクラスタとして確
定する。このような階層のクラスタを正誤判定のための
クラスタとするのは、或る階層Yとその1つ前の階層X
との階層の誤差の差が最大であるということは、階層Y
のときに初めて、部品数の違いが大きいグループが同じ
クラスタに含まれだした(その結果、誤差が急激に増加
した)と考えられ、その直前の階層Xのときに、部品数
の近いグループだけが同じクラスタに含まれ、かつ部品
数が近いのにクラスタが別ということはない(近いもの
はすべて同じクラスタに入っている)ように分類されて
いると考えられるからである。前述したように大部分の
GUI部品は統一性がとれているため、次には、上記確
定されたクラスタの中から、含まれるGUI部品の数が
最大のグループを含むクラスタを検出し、検出されたク
ラスタに含まれるすべてのグループを属性の値が正しい
グループと判定し、残りのクラスタに含まれるすべての
グループを属性の値が誤っているグループと判定する。
【0014】また、上記第1の発明のGUI評価方法を
実施する本発明の第1のGUI評価装置は、GUIを有
するシステムのGUI部品の一貫性を評価するGUI評
価装置において、前記システムのGUI部品のデータと
して、一貫性の評価対象とするGUI部品について、前
記システムに存在する個々のGUI部品ごとに一貫性の
評価項目とする属性の値が記録されたGUI部品データ
記録手段と、前記GUI部品データ記録手段に記録され
たGUI部品の属性の値を相互に比較し、前記属性の値
が等しいGUI部品のグループを作成する部品グループ
作成手段と、前記部品グループ作成手段にて作成された
グループの各々について、前記グループに含まれるGU
I部品の数を計数する部品数計数手段と、前記部品数計
数手段にて計数されたGUI部品の数をもとに、前記部
品グループ作成手段で作成されたすべての2つのグルー
プの間の距離として、前記2つのグループにそれぞれ含
まれるGUI部品の数の差を計算するグループ間距離計
算手段と、前記グループ間距離計算手段にて計算された
距離が小さい順にグループを同じクラスタに含めていく
ことにより、前記グループの階層的なクラスタを作成す
る階層クラスタ作成手段と、前記階層クラスタ作成手段
にて作成されたクラスタの各々について、前記クラスタ
の誤差として、前記クラスタに含まれるグループの間の
距離の総和を計算し、さらに、前記階層クラスタ作成手
段にて作成されたクラスタの階層の各々について、前記
階層の誤差として前記階層に含まれるクラスタの誤差の
総和を計算する誤差計算手段と、前記階層クラスタ作成
手段にて作成されたクラスタの階層の各々について、前
記階層の誤差の増加量として、前記階層の誤差とその1
つ前の階層の誤差の差を計算する誤差増加量計算手段
と、前記誤差増加量計算手段にて計算された階層の誤差
の増加量が最大の階層を検出し、検出された前記階層の
1つ前の階層におけるクラスタを、前記システムのGU
I部品の属性の値の正誤判定のためのクラスタとして確
定するクラスタ確定手段と、前記クラスタ確定手段にて
確定されたクラスタの中から、含まれるGUI部品の数
が最大のグループを含むクラスタを検出し、検出された
前記クラスタに含まれるすべてのグループを属性の値が
正しいグループと判定し、残りのクラスタに含まれるす
べてのグループを属性の値が誤っているグループと判定
する正誤グループ判定手段と、前記正誤グループ判定手
段にて属性の値の正誤を判定されたグループのデータを
記録する正誤グループ記録手段と、前記正誤グループ記
録手段に記録されたグループのデータと、前記GUI部
品データ記録手段に記録されたGUI部品のデータとを
出力する出力手段とから構成される。
【0015】ここで、一貫性の評価項目とする属性の値
としては、GUI部品の縦サイズの値,GUI部品の横
サイズの値,GUI部品の色の値などが用いられる。
【0016】○第2の発明 第2の発明では、GUI部品の属性の値の組合せの一貫
性を評価する。GUI部品の属性の値の組合せの例とし
ては、GUI部品(ボタンなど)の文字の属性の値の組
合せ、つまり文字のフォント,サイズ,色,強調,斜
体,下線等の組合せがある。前述したように、GUI部
品の一貫性評価の対象となるGUIは或る程度統一性を
意識して設計されたものが多いため、大部分のボタンは
同じフォント,サイズ,色等で統一されており、幾つか
のボタンだけが他の大部分のボタンと一部の属性の値が
異なっており、それ故、全体として一貫性が欠如してい
る場合が多い。
【0017】そこで本発明の第2のGUI評価方法で
は、このように或る程度存在するGUI部品の属性の値
の組合せの統一性を、評価対象となるGUIから機械的
に抽出し、属性の値の組合せの統一性がとれている多数
のGUI部品とそうでない少数のGUI部品とを分類す
ることを基本とする。具体的には、まず、一貫性の評価
対象とするGUI部品(例えばボタン)について、シス
テムに存在する個々のGUI部品ごとに一貫性の評価項
目とする複数の属性の値の組合せ(例えばボタンの文字
のフォント,サイズ,色等)を相互に比較し、前記属性
の値の組合せが等しいGUI部品のグループを作成す
る。これにより、評価項目とする属性の値の組合せの数
だけのグループが生成される。次に、グループに含まれ
るGUI部品の属性の値の組合せを表す組合せベクトル
を各グループごとに作成し、組合せベクトル中の同じ次
元の値が互いに異なる次元の数をグループ間距離とし、
グループ間距離が小さい順にグループを同じクラスタに
含めていくことにより、前記グループの階層的なクラス
タを作成する。このような階層的クラスタ分析では、最
初は属性の値の組合せのごく一部が異なるグループも別
クラスタになるが、階層化が進むに従って似たような組
合せのグループは同じクラスタに属するようになり、よ
り階層化が進むと殆ど似ていない組合せのグループも同
じクラスタに属するようになる。
【0018】次に、クラスタに含まれるグループの間の
グループ間距離の総和をクラスタの誤差、階層に含まれ
るクラスタの誤差の総和を階層の誤差とし、前階層の誤
差との差である階層の誤差の増加量が最大となる階層の
1つ前の階層におけるクラスタを、前記システムのGU
I部品の属性の値の組合せの正誤判定のためのクラスタ
として確定する。このような階層のクラスタを正誤判定
のためのクラスタとするのは、或る階層Yとその1つ前
の階層Xとの階層の誤差の差が最大であるということ
は、階層Yのときに初めて、属性の値の組合せの違いが
大きいグループが同じクラスタに含まれだした(その結
果、誤差が急激に増加した)と考えられ、その直前の階
層Xのときに、属性の値の組合せの違いが小さいグルー
プだけが同じクラスタに含まれ、かつ属性の値の組合せ
の違いが小さいのにクラスタが別ということはない(違
いが小さいものはすべて同じクラスタに入っている)よ
うに分類されていると考えられるからである。前述した
ように大部分のGUI部品は統一性がとれているため、
次には、確定されたクラスタの各々について、そのクラ
スタに含まれるグループ(似たような組合せのグルー
プ)のなかで、含まれるGUI部品の数が最大のグルー
プを属性の値の組合せが正しいグループと判定し、残り
のグループを属性の値の組合せが誤っているグループと
判定する。なお、正誤グループの判定の仕方が第1の発
明と相違するのは、第1の発明が1つの属性の値の一貫
性を評価するのに対し、第2の発明は複数種類の属性の
値の組合せの一貫性を評価することによる。
【0019】また、上記第2の発明のGUI評価方法を
実施する本発明の第2のGUI評価装置は、GUIを有
するシステムのGUI部品の一貫性を評価するGUI評
価装置において、前記システムのGUI部品のデータと
して、一貫性の評価対象とするGUI部品について前記
システムに存在する個々のGUI部品ごとに一貫性の評
価項目とする複数の属性の値の組合せが記録されたGU
I部品データ記録手段と、前記GUI部品データ記録手
段に記録されたGUI部品の属性の値の組合せを相互に
比較し、前記組合せが等しいGUI部品のグループを作
成する部品グループ作成手段と、前記部品グループ作成
手段にて作成されたグループの各々について、前記グル
ープに含まれるGUI部品の数を計数する部品数計数手
段と、前記部品グループ作成手段にて作成されたグルー
プの各々について、前記グループに含まれるGUI部品
の属性の値の組合せを表す組合せベクトルを作成する組
合せベクトル作成手段と、前記組合せベクトル作成手段
にて作成された組合せベクトルをもとに、前記部品グル
ープ作成手段で作成されたすべての2つのグループの間
の距離として、前記2つのグループの組合せベクトルの
同じ次元の値を比較し、前記値が異なる次元の数を計算
するベクトル間距離計算手段と、前記ベクトル間距離計
算手段にて計算された距離が小さい順にグループを同じ
クラスタに含めていくことにより、前記グループの階層
的なクラスタを作成する階層クラスタ作成手段と、前記
階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタの各々に
ついて、前記クラスタの誤差として、前記クラスタに含
まれるグループの間の距離の総和を計算し、さらに、前
記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタの階層
の各々について、前記階層の誤差として前記階層に含ま
れるクラスタの誤差の総和を計算する誤差計算手段と、
前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタの階
層の各々について、前記階層の誤差の増加量として、前
記階層の誤差とその1つ前の階層の誤差の差を計算する
誤差増加量計算手段と、前記誤差増加量計算手段にて計
算された階層の誤差の増加量が最大の階層を検出し、検
出された前記階層の1つ前の階層におけるクラスタを、
前記システムのGUI部品の属性の値の組合せの正誤判
定のためのクラスタとして確定するクラスタ確定手段
と、前記部品数計数手段にて計数されたGUI部品の数
をもとに、前記クラスタ確定手段にて確定されたクラス
タの各々について、前記クラスタに含まれる部品グルー
プのなかで、含まれるGUI部品の数が最大のグループ
を属性の値の組合せが正しいグループと判定し、前記ク
ラスタに含まれる残りのグループを属性の値の組合せが
誤っているグループと判定する正誤グループ判定手段
と、前記正誤グループ判定手段にて属性の値の組合せの
正誤を判定されたグループのデータを記録する正誤グル
ープ記録手段と、前記正誤グループ記録手段に記録され
たグループのデータと、前記GUI部品データ記録手段
に記録されたGUI部品のデータとを出力する出力手段
とから構成されることを特徴とする。
【0020】ここで、一貫性の評価項目とする属性の値
の組合せは、例えば、GUI部品の文字の属性の値の組
合せなどである。なお、文字の属性としては例えば文字
のフォント,サイズ,色,強調,斜体,下線などがあ
る。
【0021】また、評価する組合せの他の例としては、
ウィンドウに配置されているボタンのウィンドウごとの
組合せ(例えば「OK」ボタン,「キャンセル」ボタ
ン,「ヘルプ」ボタン等の組合せ)があり、その場合、
第2の発明のGUI評価装置は以下のように構成され
る。
【0022】システムのGUI部品のデータとして、ウ
ィンドウに配置されているボタンのウィンドウごとの組
合せが記録されたGUI部品データ記録手段と、前記G
UI部品データ記録手段に記録されたボタンのウィンド
ウごとの組合せを相互に比較し、前記組合せが等しいウ
ィンドウのグループを作成する部品グループ作成手段
と、前記部品グループ作成手段にて作成されたグループ
の各々について、前記グループに含まれるウィンドウの
数を計数する部品数計数手段と、前記部品グループ作成
手段にて作成されたグループの各々について、前記グル
ープに含まれるウィンドウのボタンの組合せを表す組合
せベクトルを作成する組合せベクトル作成手段と、前記
組合せベクトル作成手段にて作成された組合せベクトル
をもとに、前記部品グループ作成手段で作成されたすべ
ての2つのグループの間の距離として、前記2つのグル
ープの組合せベクトルの同じ次元の値を比較し、前記値
が異なる次元の数を計算するベクトル間距離計算手段
と、前記ベクトル間距離計算手段にて計算された距離が
小さい順にグループを同じクラスタに含めていくことに
より、前記グループの階層的なクラスタを作成する階層
クラスタ作成手段と、前記階層クラスタ作成手段にて作
成されたクラスタの各々について、前記クラスタの誤差
として、前記クラスタに含まれるグループの間の距離の
総和を計算し、さらに、前記階層クラスタ作成手段にて
作成されたクラスタの階層の各々について、前記階層の
誤差として前記階層に含まれるクラスタの誤差の総和を
計算する誤差計算手段と、前記階層クラスタ作成手段に
て作成されたクラスタの階層の各々について、前記階層
の誤差の増加量として、前記階層の誤差とその1つ前の
階層の誤差の差を計算する誤差増加量計算手段と、前記
誤差増加量計算手段にて計算された階層の誤差の増加量
が最大の階層を検出し、検出された前記階層の1つ前の
階層におけるクラスタを、前記システムのウィンドウの
ボタンの組合せの正誤判定のためのクラスタとして確定
するクラスタ確定手段と、前記部品数計数手段にて計数
されたウィンドウの数をもとに、前記クラスタ確定手段
にて確定されたクラスタの各々について、前記クラスタ
に含まれるグループのなかで、含まれるウィンドウの数
が最大のグループをボタンの組合せが正しいグループと
判定し、前記クラスタに含まれる残りのグループをボタ
ンの組合せが誤っているグループと判定する正誤グルー
プ判定手段と、前記正誤グループ判定手段にて属性の値
の組合せの正誤を判定されたグループのデータを記録す
る正誤グループ記録手段と、前記正誤グループ記録手段
に記録されたグループのデータと、前記GUI部品デー
タ記録手段に記録されたGUI部品のデータとを出力す
る出力手段とを備える構成。
【0023】○第3の発明 第3の発明では、GUI部品の位置の一貫性を評価す
る。GUI部品の位置の一貫性の評価例としては、GU
I部品(ボタンなど)のウィンドウ上における位置(ウ
ィンドウの右上か、左下か等の位置)がある。前述した
ように、GUI部品の一貫性評価の対象となるGUIは
或る程度統一性を意識して設計されたものが多いため、
同じ機能のボタン(例えば「OK」ボタン)について
は、その大部分がウィンドウ上の同じような位置にあ
り、幾つかのウィンドウ上でのみ配置が異なるために、
全体として一貫性が欠如している場合が多い。
【0024】そこで本発明の第3のGUI評価方法で
は、このように或る程度存在するGUI部品の位置の統
一性を、評価対象となるGUIから機械的に抽出し、位
置の統一性がとれている多数のGUI部品とそうでない
少数のGUI部品とを分類することを基本とする。具体
的には、まず、一貫性の評価対象とするGUI部品(例
えば「OK」ボタン)について、システムに存在する個
々のGUI部品ごとにウィンドウ上における位置を求め
る。次に、ウィンドウ上における位置の差が小さい順に
GUI部品を同じクラスタに含めていくことにより、前
記GUI部品の階層的なクラスタを作成する。このよう
な階層的クラスタ分析では、最初は位置がごく僅か相違
するGUI部品も別クラスタになるが、階層化が進むに
従って似たような位置のGUI部品が同じクラスタに属
するようになり、より階層化が進むと位置が大きく相違
するGUI部品も同じクラスタに属するようになる。
【0025】次に、クラスタに含まれるGUI部品の間
の位置の差の総和をクラスタの誤差、階層に含まれるク
ラスタの誤差の総和を階層の誤差とし、前階層の誤差と
の差である階層の誤差の増加量が最大となる階層の1つ
前の階層におけるクラスタを、前記システムのGUI部
品の位置の正誤判定のためのクラスタとして確定する。
このような階層のクラスタを正誤判定のためのクラスタ
とするのは、或る階層Yとその1つ前の階層Xとの階層
の誤差の差が最大であるということは、階層Yのときに
初めて、位置の違いが大きいGUI部品が同じクラスタ
に含まれだした(その結果、誤差が急激に増加した)と
考えられ、その直前の階層Xのときに、位置の近いGU
I部品だけが同じクラスタに含まれ、かつ位置が近いの
にクラスタが別ということはない(近いものはすべて同
じクラスタに入っている)ように分類されていると考え
られるからである。階層Xと階層Yとの間に他の階層間
と異なる大きな隔たりがあることを意味し、その大きな
隔たりが生じる直前の階層Xが、似たような位置にある
GUI部品を同じクラスタの属するようにした階層であ
ると考えられるからである。前述したように大部分のG
UI部品は統一性がとれているため、次には、確定され
たクラスタのうち、含まれるGUI部品の数が最大のク
ラスタを位置が正しいクラスタと判定し、残りのクラス
タを位置が誤っているクラスタと判定する。
【0026】また、上記第3の発明のGUI評価方法を
実施する本発明の第2のGUI評価装置は、GUIを有
するシステムのGUI部品の一貫性を評価するGUI評
価装置において、前記システムのGUI部品のデータと
して、一貫性の評価対象とするGUI部品について、前
記システムに存在する個々のGUI部品ごとにウィンド
ウ上での上端,下端,左端,右端の位置を表す座標の値
とそのウィンドウの縦および横サイズの値とが記録され
たGUI部品データ記録手段と、前記GUI部品データ
記録手段に記録された座標の値をもとに、前記GUI部
品の中心座標として、前記GUI部品の上端および下端
の座標の値の平均と、前記GUI部品の左端および右端
の座標の値の平均とを計算する中心座標計算手段と、前
記中心座標計算手段にて計算された中心座標の値と、前
記GUI部品データ記録手段に記録されたウィンドウの
縦および横サイズの値とをもとに、前記GUI部品の正
規化座標の値として、横方向の前記中心座標の値を前記
ウィンドウの横サイズの値で割った値と、縦方向の前記
中心座標の値を前記ウィンドウの縦サイズの値で割った
値とを計算する正規化座標計算手段と、前記正規化座標
計算手段にて計算された正規化座標の値をもとに、前記
GUI部品記録手段に記録されたすべての2つのGUI
部品の間の距離として、前記GUI部品の正規化座標の
間の直線距離を計算する座標間距離計算手段と、前記座
標間距離計算手段にて計算された距離が小さい順に前記
GUI部品を同じクラスタに含めていくことにより、前
記GUI部品の階層的なクラスタを作成する階層クラス
タ作成手段と、前記階層クラスタ作成手段にて作成され
たクラスタの各々について、前記クラスタの誤差とし
て、前記クラスタに含まれるGUI部品の間の距離の総
和を計算し、さらに、前記階層クラスタ作成手段にて作
成されたクラスタの階層の各々について、前記階層の誤
差として前記階層に含まれるクラスタの誤差の総和を計
算する誤差計算手段と、前記誤差計算手段にて計算され
た階層の誤差をもとに、前記階層クラスタ作成手段にて
作成されたクラスタの階層の各々について、前記階層の
誤差の増加量として、前記階層の誤差とその1つ前の階
層の誤差の差を計算する誤差増加量計算手段と、前記誤
差増加量計算手段にて計算された階層の誤差の増加量が
最大の階層を検出し、検出された前記階層の1つ前の階
層におけるクラスタを、前記システムのGUI部品の位
置の正誤判定のためのクラスタとして確定するクラスタ
確定手段と、前記クラスタ確定手段にて確定されたクラ
スタの各々に含まれるGUI部品の数を計数する部品数
計数手段と、前記クラスタ確定手段にて確定されたクラ
スタと、前記部品数計数手段にて計数されたGUI部品
の数とをもとに、含まれるGUI部品の数が最大のクラ
スタを位置が正しいクラスタと判定し、残りのクラスタ
を位置が誤っているクラスタと判定する正誤クラスタ判
定手段と、前記正誤クラスタ判定手段にて位置の正誤を
判定されたクラスタのデータを記録する正誤クラスタ記
録手段と、前記正誤クラスタ記録手段に記録されたクラ
スタのデータと、前記GUI部品データ記録手段に記録
された前記GUI部品のデータとを出力する出力手段と
から構成されることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0028】図1を参照すると、第1の発明のGUI評
価装置の一実施の形態は、GUI部品データ記録手段1
00,部品グループ作成手段101,部品数計数手段1
02,グループ間距離計算手段103,階層クラスタ作
成手段104,誤差計算手段105,誤差増加量計算手
段106,クラスタ確定手段107,正誤グループ判定
手段108,正誤グループ記録手段109および出力手
段110から構成されている。
【0029】ここで、GUI部品データ記録手段100
は、例えばパーソナルコンピュータ(以下、PC)やワ
ークステーション(以下、WS)に接続されたハードデ
ィスク等に代表される外部記憶装置で構成される。ま
た、正誤グループ記録手段109は、例えば、PCやW
Sに接続された外部記憶装置と、PCやWS上で動作
し、外部記憶装置に正誤グループのデータを書き込む処
理を実行するプログラムとから構成される。出力手段1
10は、例えば、PCやWSに接続されたディスプレイ
やプリンタなどの出力装置と、PCやWS上で動作し、
外部記憶装置に記録されたデータを読み込んで出力装置
に出力させる処理を実行するプログラムとから構成され
る。例えば出力手段110がプリンタの場合は、外部記
憶装置から読み込んだデータは紙などの印刷媒体に印刷
されて出力される。その他のすべての手段、つまり部品
グループ作成手段101,部品数計数手段102,グル
ープ間距離計算手段103,階層クラスタ作成手段10
4,誤差計算手段105,誤差増加量計算手段106,
クラスタ確定手段107,正誤グループ判定手段108
は、例えばPCやWS上で動作するプログラムで構成さ
れる。
【0030】GUI部品データ記録手段100には、評
価対象のGUIで使用されている部品データとして、ボ
タンなどの部品のサイズや色のデータが記録されてい
る。ボタンの例を図2に示す。図2の例では、部品番号
1の部品は「ファイルを開く」ウィンドウの「OK」ボ
タンであり、このボタンの縦・横サイズと色はそれぞれ
10ドット,70ドット,C0C0C0(色はRGB値
を16進数で記録しているものとする)である。
【0031】部品グループ作成手段101は、GUI部
品データ記録手段100に記録されている部品データ
を、縦サイズ,横サイズ,もしくは色のいずれか一つに
ついて相互に比較し、同じ値を持つ部品データをグルー
プ化する。図2の部品データを、部品の縦サイズを比較
してグループ化した場合、部品グループは図3のように
なる。図3の例では計5つのグループが作成されてい
る。例えば、グループ番号1のグループは縦サイズが1
0ドットの部品のグループであり、このグループには図
2における部品番号1の部品などが含まれる。
【0032】部品数計数手段102は、部品グループ作
成手段101にて作成された部品グループのそれぞれに
ついて、含まれる部品の数を数える。部品グループが図
3の場合の例を図4に示す。図4では、例えばグループ
番号1に含まれる部品の数は10個である。
【0033】グループ間距離計算手段103は、部品グ
ループ作成手段101にて作成された部品グループにつ
いて、すべての2つの部品グループ間の距離を計算す
る。ここで、本実施の形態においては、部品グループ間
の距離とは部品グループに含まれる部品数の差のことで
ある。図4の部品グループの例では、部品グループ間の
距離は図5のようになる。例えばグループ番号1と2の
グループの部品数はそれぞれ10と2であるので(図
4)、この2つのグループ間の距離は8である(図
5)。
【0034】階層クラスタ作成手段104は、部品グル
ープ間の距離の大きさに従って、部品グループを階層的
なクラスタに分類する。本実施の形態では、階層クラス
タ作成手段104は文献2:“実例クラスター分析”
(内田老鶴圃出版,1992年,ISBN4−7536
−0116−1C3041)に記載されている方法に従
って階層クラスタを作成する。すなわち、距離の小さい
2つの部品グループから順番に同じクラスタに含めてゆ
く。部品グループ間の距離が図5の例の場合は、階層ク
ラスタは図6のようになる。例えばグループ番号1と
4,および2と5のグループの間の距離が0であるので
(図5)、距離0の階層(階層番号1の階層)ではこれ
らがそれぞれ同じクラスタに含められる(図6)。距離
の大きさが0の次に小さいのは距離1(グループ番号2
と3のグループ)であるので(図5)、距離1の階層
(階層番号2の階層)ではこの2つがさらに同じクラス
タに含められる(図6)。
【0035】誤差計算手段105は、階層クラスタ作成
手段104にて作成された階層クラスタに従って、ある
階層でのクラスタの誤差の和をすべてのクラスタについ
て計算する。ここで、「クラスタの誤差」とは、あるク
ラスタに2個以上の部品グループが含まれているとする
と、それらの部品グループの間の距離の和のことである
(クラスタに含まれる部品グループが1つしかない場合
は、そのクラスタの誤差は0である)。さらに「ある階
層でのクラスタの誤差の和」とは、ある階層においてク
ラスタがM個あるとすると(Mは自然数)、各クラスタ
の誤差をM個分足したものである。階層クラスタが図6
の場合、各階層のクラスタの誤差の和は図7のようにな
る。例えば階層番号2の階層には2つのクラスタ(1,
4)および(2,3,5)があるが、グループ番号iお
よびjの2つのグループ間の距離をD(i,j)と表す
ことにすると、 (1,4)のクラスタの誤差=D(1,4)=0 (2,3,5)のクラスタの誤差=D(2,3)+D(2,5)+D(3,5) =1+0+8=9 となり、階層番号2の階層のクラスタ誤差の和は、 (1,4)のクラスタの誤差+(2,3,5)のクラス
タの誤差=0+9=9 となる。
【0036】誤差増加量計算手段106は、誤差計算手
段105で計算された各階層のクラスタ誤差の和に従っ
て、階層ごとの誤差の和の増加量を計算する。具体的に
は、階層番号i(i=2,3,…)の階層におけるクラ
スタ誤差の和の増加量は、 (階層番号iの階層でのクラスタ誤差の和)−(階層番
号(i−1)の階層でのクラスタ誤差の和) である。階層番号1の階層におけるクラスタ誤差の和の
増加量は、この階層のクラスタの誤差の和と同じとす
る。図7の例の場合、階層ごとのクラスタ誤差の和の増
加量は図8のようになる。例えば階層番号3の階層での
クラスタ誤差の和の増加量は、 (階層番号3の階層でのクラスタ誤差の和)−(階層番
号2の階層でのクラスタ誤差の和)=59−9=50 となる。
【0037】クラスタ確定手段107は、誤差増加量計
算手段106で計算された各階層のクラスタ誤差の和の
増加量に従って、一貫性の正グループおよび誤グループ
を判定するためのクラスタを確定する。具体的には、ク
ラスタ誤差の和の増加量が最大の階層を見つけ出し、こ
の階層の番号がiとすると、(i−1)番目の階層にお
けるクラスタを判定のためのクラスタとする(もしクラ
スタ誤差の和の増加量が最大の階層が複数ある場合は、
その中の最大の階層番号をiとする)。図8の例の場
合、クラスタ誤差の和の増加量が最大の階層は階層番号
3の階層であるので、階層番号2の階層でのクラスタ、
すなわち(1,4)および(2,3,5)を判定のため
のクラスタに確定する。
【0038】正誤グループ判定手段108は、クラスタ
確定手段107で確定されたクラスタに従って、一貫性
の正グループ及び誤グループを判定する。具体的には、
まず部品数が最大の部品グループを見つけ出し(複数あ
るときはすべて)、これらの部品グループを正グループ
と判定し、さらに、これらの部品グループと同じクラス
タに含まれる部品グループもすべて正グループと判定す
る。さらに、残りのすべての部品グループを誤グループ
と判定する。図8の例の場合、クラスタが(1,4)お
よび(2,3,5)に確定され、かつ部品数が最大の部
品グループはグループ番号1および4のグループである
ので(図4)、まずこれら2つの部品グループが正グル
ープと判定される。次に、グループ番号1もしくは4の
部品グループと同じクラスタに含まれる部品グループも
正グループと判定する(この場合はなし)。次に、残り
の部品グループであるグループ番号2,3,5の部品グ
ループが誤グループと判定される。この結果、 正グループ=グループ番号1,4の部品グループ 誤グループ=グループ番号2,3,5の部品グループ となる。
【0039】正誤グループ記録手段109は、正誤グル
ープ判定手段108で判定された正グループおよび誤グ
ループのデータを記録する。例を図9に示す。図9で
は、正グループには「○/×」の列に「○」と記録し、
誤グループには「○/×」の列に「×」と記録してい
る。
【0040】出力手段110は、正誤グループ記録手段
109に記録された正誤グループのデータ(例えば図
9)と、GUI部品データ記録手段100に記録された
部品データ(例えば図2)とを出力する。図2および図
9の内容が出力された場合、評価者はこれらの内容よ
り、部品の縦サイズにおいて一貫性がとれていない部品
は縦サイズが15ビットの部品(部品番号2,6),1
7ドットの部品(部品番号3),および21ドットの部
品(部品番号5,18)であり、これらの部品の縦サイ
ズを正グループの部品の縦サイズである10ドットもし
くは20ドットに修正すれば、図2のすべての部品につ
いて縦サイズの一貫性がとれることが容易にわかる。
【0041】なお、図2〜図9の例ではボタンの縦サイ
ズの一貫性を評価する場合の例について説明したが、縦
サイズでなく横サイズや色の場合も全く同様に評価可能
である。横サイズや色の場合は、部品グループ作成手段
101にて部品グループを作成するときに、横サイズや
色の値に従って部品を相互に比較し、同じ値をもつ部品
を同じグループに含めればよい。また、部品の種類がボ
タン以外の場合でも、部品データとして図2のような縦
サイズ,横サイズ,色の値が記録されていれば、ボタン
の場合と全く同様に評価可能である。さらに、縦サイ
ズ,横サイズ,色の値以外の属性の値の一貫性評価も可
能である。
【0042】以上に示したように、第1の発明のGUI
評価装置を用いれば、従来は人手に頼っていた部品のサ
イズもしくは色などの一貫性の判定が自動化され、出力
されるデータが多くても容易に一貫性が評価可能とな
る。また、一貫性の基準となるガイドの入力も不要であ
る。
【0043】図10を参照すると、第2の発明のGUI
評価装置の一実施の形態は、GUI部品データ記録手段
200,部品グループ作成手段201,組合せベクトル
作成手段202,ベクトル間距離計算手段203,部品
数計数手段102,階層クラスタ作成手段104,誤差
計算手段105,誤差増加量計算手段106,クラスタ
確定手段107,正誤グループ判定手段204,正誤グ
ループ記録手段205および出力手段110から構成さ
れている。
【0044】ここで、GUI部品データ記録手段200
は、例えばPCやWSに接続されたハードディスク等に
代表される外部記憶装置で構成される。また、正誤グル
ープ記録手段205は、例えば、PCやWSに接続され
た外部記憶装置と、PCやWS上で動作し、外部記憶装
置に正誤グループのデータを書き込む処理を実行するプ
ログラムとから構成される。出力手段110は、例え
ば、PCやWSに接続されたディスプレイやプリンタな
どの出力装置と、PCやWS上で動作し、外部記憶装置
に記録されたデータを読み込んで出力装置に出力させる
処理を実行するプログラムとから構成される。例えば出
力手段110がプリンタの場合は、外部記憶装置から読
み込んだデータは紙などの印刷媒体に印刷されて出力さ
れる。その他のすべての手段、つまり部品グループ作成
手段201,組合せベクトル作成手段202,ベクトル
間距離計算手段203,部品数計数手段102,階層ク
ラスタ作成手段104,誤差計算手段105,誤差増加
量計算手段106,クラスタ確定手段107,正誤グル
ープ判定手段204は、例えばPCやWS上で動作する
プログラムで構成される。
【0045】GUI部品データ記録手段200には、評
価対象のGUIで使用されている部品データとして、文
字の属性の組合せのデータや、ウィンドウに配置されて
いるボタンのウィンドウごとの組合せのデータが記録さ
れている。ボタンのラベル文字の属性の組合せの例を図
11に示す。図11の例では、例えば部品番号1の部品
は「ファイルを開く」ウィンドウの「OK」ボタンであ
り、このボタンの「OK」というラベルに使用されてい
る文字の属性は、フォントがMS Pゴシック,サイズ
が10ポイント,色が000000,強調・斜体・下線
はすべてなしである。
【0046】部品グループ作成手段201は、GUI部
品データ記録手段200に記録されている部品データ
を、文字の属性の組合せやウィンドウに配置されている
ボタンのウィンドウごとの組合せについて相互に比較
し、同じ組合せを持つ部品データをグループ化する。図
11の部品データを、文字の属性の組合せを比較してグ
ループ化した場合、部品グループは図12のようにな
る。図12の例では計5つのグループが作成されてい
る。例えばグループ番号1のグループはフォントがMS
Pゴシック,サイズが10ポイント,色が00000
0,強調・斜体・下線はすべてなしであり、このグルー
プには図11における部品番号1の部品などが含まれ
る。
【0047】部品数計数手段102は、部品グループ作
成手段201にて作成された部品グループのそれぞれに
ついて、含まれる部品の数を数える。部品グループが図
12の場合の例を図13に示す。図13では、例えばグ
ループ番号1に含まれる部品の数は20個である。
【0048】組合せベクトル作成手段202は、部品グ
ループ作成手段201で作成された部品グループのそれ
ぞれについてグループ番号1のグループから順に、その
グループの組合せを表すベクトルを作成する。組合せの
一要素にベクトルの一要素を対応させ、組合せの要素の
値が同じものに同じ整数(0以上)を割り当てる。部品
グループが図12の場合の例を図14に示す。図14で
は、フォント〜下線までの6つの文字の属性(組合せ要
素)について、それぞれ次のように整数(0以上)を割
り当てている。
【0049】
【0050】ベクトル間距離計算手段203は、組合せ
ベクトル作成手段202で作成された組合せベクトルに
従って、すべての2つの部品グループ間の距離を計算す
る。ここで本実施の形態においては、部品グループ間の
距離とは部品グループの組合せを表すベクトルの間の距
離であり、組合せベクトル間の距離とは、互いに値が一
致しないベクトル中の要素の数の和である(このような
ベクトル間距離は「ハミング距離」と呼ばれる)。図1
4の組合せベクトルの例では、部品グループ間の距離は
図15のようになる。例えばグループ番号1と2のグル
ープは、グループ番号1と2のグループの組合せベクト
ルがそれぞれ000000および111000であり
(図14)、最初の3つの要素の値が異なるため、距離
は3となる。
【0051】階層クラスタ作成手段104は、部品グル
ープ間の距離の大きさに従って、部品グループを階層的
なクラスタに分類する。本実施の形態では、先に示した
第1の発明のGUI評価装置の実施の一形態と同様に、
階層クラスタ作成手段104は文献2:“実例クラスタ
ー分析”(内田老鶴圃出版,1992年,ISBN4−
7536−0116−1C3041)に記載されている
方法に従って階層クラスタを作成する。すなわち、距離
の小さい2つの部品グループから順番に同じクラスタに
含めてゆく。部品グループ間の距離が図15の例の場合
は、階層クラスタは図16のようになる。例えばグルー
プ番号1と3のグループの間の距離が1であるので(図
15)、距離1の階層(階層番号2の階層)ではこれら
がそれぞれ同じクラスタに含められる(図16)。距離
の大きさが1の次に小さいのは距離2(グループ番号2
と4のグループ)であるので(図15)、距離2の階層
(階層番号3の階層)ではこの2つが同じクラスタに含
められる(図16)。
【0052】誤差計算手段105は、階層クラスタ作成
手段104にて作成された階層クラスタに従って、ある
階層でのクラスタの誤差の和をすべてのクラスタについ
て計算する。ここで、「クラスタの誤差」とは、あるク
ラスタに2個以上の部品グループが含まれているとする
と、それらの部品グループの間の距離の和のことである
(クラスタに含まれる部品グループが1つしかない場合
は、そのクラスタの誤差は0である)。さらに「ある階
層でのクラスタの誤差の和」とは、ある階層においてク
ラスタがM個あるとすると(Mは自然数)、各クラスタ
の誤差をM個分足したものである。階層クラスタが図1
6の場合、各階層のクラスタの誤差の和は図17のよう
になる。例えば階層番号3の階層には3つのクラスタ
(1,3),(2,4)および(5)があるが、グルー
プ番号iおよびjの2つのグループ間の距離をD(i,
j)と表すことにすると、 (1,3)のクラスタの誤差=D(1,3)=1 (2,4)のクラスタの誤差=D(2,4)=2 (5)のクラスタの誤差=0 となり、階層番号3の階層のクラスタ誤差の和は、 (1,3)のクラスタの誤差+(2,4)のクラスタの
誤差+(5)のクラスタの誤差=1+2+0=3 となる。同様に、例えば階層番号4の階層には1つのク
ラスタ(1,2,3,4,5)があるが、 (1,2,3,4,5)のクラスタの誤差=D(1,
2)+D(1,3)+…+D(1,5)+D(2,3)
+…+D(2,5)+D(3,4)+D(3,5)+D
(4,5)=3+1+3+3+3+2+3+3+3+3
=27 となり、階層番号4の階層のクラスタ誤差の和は、 (1,2,3,4,5)のクラスタの誤差=27 となる。
【0053】誤差増加量計算手段106は、誤差計算手
段105で計算された各階層のクラスタ誤差の和に従っ
て、階層ごとの誤差の和の増加量を計算する。具体的に
は、階層番号i(i=2,3,…)の階層におけるクラ
スタ誤差の和の増加量は、 (階層番号iの階層でのクラスタ誤差の和)−(階層番
号(i−1)の階層でのクラスタ誤差の和) である。階層番号1の階層におけるクラスタ誤差の和の
増加量は、この階層のクラスタの誤差の和と同じとす
る。図17の例の場合、階層ごとのクラスタ誤差の和の
増加量は図18のようになる。例えば階層番号3の階層
でのクラスタ誤差の和の増加量は、 (階層番号3の階層でのクラスタ誤差の和)−(階層番
号2の階層でのクラスタ誤差の和)=3−1=2 となる。
【0054】クラスタ確定手段107は、誤差増加量計
算手段106で計算された各階層のクラスタ誤差の和の
増加量に従って、一貫性の正グループおよび誤グループ
を判定するためのクラスタを確定する。具体的には、ク
ラスタ誤差の和の増加量が最大の階層を見つけ出し、こ
の階層の番号がiとすると、(i−1)番目の階層にお
けるクラスタを判定のためのクラスタとする(もしクラ
スタ誤差の和の増加量が最大の階層が複数ある場合は、
その中の最大の階層番号をiとする)。図18の例の場
合、クラスタ誤差の和の増加量が最大の階層は階層番号
4の階層であるので、階層番号3の階層でのクラスタ、
すなわち(1,3),(2,4)および(5)を判定の
ためのクラスタに確定する。
【0055】正誤グループ判定手段204は、クラスタ
確定手段107で確定されたクラスタに従って、一貫性
の正グループ及び誤グループを判定する。具体的には、
各クラスタごとに、そのクラスタに含まれる部品グルー
プの中で部品数が最大の部品グループを見つけ出し(複
数あるときはすべて)、これらの部品グループをそのク
ラスタの正グループと判定する。さらに、そのクラスタ
の他の部品グループをそのクラスタの誤グループと判定
する。図18の例の場合、クラスタは(1,3),
(2,4)および(5)に確定された。(1,3)のク
ラスタに含まれる部品グループのうち部品数が最大のも
のはグループ番号1のグループであるので(図13)、
このクラスタの正グループおよび誤グループはそれぞれ
グループ番号1および3のグループと判定する。同様
に、(2,4)のクラスタの正グループおよび誤グルー
プはそれぞれグループ番号4および2のグループ、
(5)のクラスタの正グループはグループ番号5(誤グ
ループはなし)と判定する。
【0056】正誤グループ記録手段205は、正誤グル
ープ判定手段204で判定された正グループおよび誤グ
ループのデータを記録する。例を図19に示す。図19
では、正グループには「○/×」の列に「○」と記録
し、誤グループには「○/×」の列に「×」と記録して
いる。
【0057】出力手段110は、正誤グループ記録手段
205に記録された正誤グループのデータ(例えば図1
9)と、GUI部品データ記録手段200に記録された
部品データ(例えば図11)とを出力する。図11およ
び図19の内容が出力された場合、評価者はこれらの内
容より、ラベル文字の属性の組合せにおいて一貫性がと
れていない部品はグループ番号3および2の部品グルー
プに含まれる部品であり(つまり部品番号3,11およ
び2の部品)、部品番号3と11の部品は、正グループ
(グループ番号1)に含まれる部品と一貫性をとるため
にサイズを15ポイントから10ポイントに修正し、部
品番号2の部品は、正グループ(グループ番号4)に含
まれる部品と一貫性をとるためにフォントをゴシックか
ら明朝に修正し且つサイズを13ポイントから12ポイ
ントに修正すればよいことが容易にわかる。
【0058】なお、図11〜図19の例ではボタンのラ
ベル文字の属性の組合せの一貫性を評価する場合の例に
ついて説明したが、部品の種類がボタン以外の場合で
も、部品データとして図11のような文字の属性の組合
せのデータが記録されていれば、ボタンの場合と全く同
様に評価可能である。また、文字の属性の組合せでな
く、ウィンドウに配置されているボタンのウィンドウご
との組合せの場合も全く同様に評価可能である。GUI
部品データ記録手段200に記録されているデータが、
ウィンドウに配置されているボタンのウィンドウごとの
組合せのデータの例を図20に示す。図20の例では、
例えばウィンドウ番号1の「ファイルを開く」ウィンド
ウには、「OK」,「キャンセル」,「ヘルプ」の3つ
のボタンが配置されている。このようなボタンの組合せ
を文字の属性の組合せに置き換えれば、図11〜図19
の例で示したボタンのラベル文字の属性の組合せの場合
と全く同様に、ボタンの組合せの一貫性を評価可能であ
る。この場合、GUI部品データ記録手段には、GUI
部品のデータとして少なくともウィンドウに配置されて
いるボタンのウィンドウごとの組合せが記録されてお
り、部品グループ作成手段は、その記録されたボタンの
ウィンドウごとの組合せを相互に比較し、組合せが等し
いウィンドウのグループを作成する。また、部品数計数
手段は、その作成されたグループの各々ついて各グルー
プに含まれるウィンドウの数を計数し、組合せベクトル
作成手段は、前記作成されたグループの各々について、
各グループに含まれるウィンドウのボタンに整数を割り
当てることにより、各グループに含まれるウィンドウの
ボタンの組合せを表す組合せベクトルを作成する。そし
て、クラスタ確定手段は、誤差増加量計算手段にて計算
された階層の誤差の増加量が最大の階層を検出し、検出
された前記階層の1つ前の階層におけるクラスタを、ウ
ィンドウのボタンの組合せの正誤判定のためのクラスタ
として確定し、正誤グループ判定手段は、部品数計数手
段にて計数されたウィンドウの数をもとに、前記クラス
タ確定手段にて確定されたクラスタの各々について、前
記クラスタに含まれるグループのなかで含まれるウィン
ドウの数が最大のグループをボタンの組合せが正しいグ
ループと判定し、前記クラスタに含まれる残りのグルー
プをボタンの組合せが誤っているグループと判定する。
【0059】以上に示したように、第2の発明のGUI
評価装置を用いれば、従来は人手に頼っていた文字の属
性の値の組合せ若しくはウィンドウに配置されているボ
タンのウィンドウごとの組合せなどの一貫性の判定が自
動化され、出力されるデータが多くても容易に一貫性が
評価可能となる。また、一貫性の基準となるガイドの入
力も不要である。
【0060】図21を参照すると、第3の発明のGUI
評価装置の一実施の形態は、GUI部品データ記録手段
300,中心座標計算手段301,正規化座標計算手段
302,座標間距離計算手段303,階層クラスタ作成
手段104,誤差計算手段105,誤差増加量計算手段
106,クラスタ確定手段107,部品数計数手段30
4,正誤クラスタ判定手段305,正誤クラスタ記録手
段306および出力手段110から構成されている。
【0061】ここで、GUI部品データ記録手段300
は、例えばPCやWSに接続されたハードディスク等に
代表される外部記憶装置で構成される。また、正誤クラ
スタ記録手段306は、例えば、PCやWSに接続され
た外部記憶装置と、PCやWS上で動作し、外部記憶装
置に正誤クラスタのデータを書き込む処理を実行するプ
ログラムとから構成される。出力手段110は、例え
ば、PCやWSに接続されたディスプレイやプリンタな
どの出力装置と、PCやWS上で動作し、外部記憶装置
に記録されたデータを読み込んで出力装置に出力させる
処理を実行するプログラムとから構成される。例えば出
力手段110がプリンタの場合は、外部記憶装置から読
み込んだデータは紙などの印刷媒体に印刷されて出力さ
れる。その他のすべての手段、つまり中心座標計算手段
301,正規化座標計算手段302,座標間距離計算手
段303,階層クラスタ作成手段104,誤差計算手段
105,誤差増加量計算手段106,クラスタ確定手段
107,部品数計数手段304,正誤クラスタ判定手段
305は、例えばPCやWS上で動作するプログラムで
構成される。
【0062】GUI部品データ記録手段300には、評
価対象のGUIで使用されている部品データとして、部
品のウィンドウ上での位置を表す座標のデータが記録さ
れている。ボタンの座標の例を図22に示す。図22の
例は「OK」ボタンの座標データであり、例えば部品番
号1の「OK」ボタンは、「ファイルを開く」ウィンド
ウに配置されており、その座標は(329,32)およ
び(409,52)である(図22のx1,y1,x
2,y2はそれぞれ図23に示す距離の大きさを表して
いる)。また、「ウィンドウを開く」ウィンドウの横・
縦サイズはそれぞれ486ドットおよび178ドットで
ある(図22のWidthおよびHeightはそれぞ
れ図23に示す距離の大きさを表している)。
【0063】中心座標計算手段301は、GUI部品デ
ータ記録手段300に記録されている部品のそれぞれに
ついて、その部品の中心座標を計算する。具体的には、
部品の中心座標を(Cx,Cy)とすると、Cx,Cy
はそれぞれ部品の座標(x1,y1),(x2,y2)
から次のように計算される。 Cx=(x1+x2)/2 Cy=(y1+y2)/2 部品の座標が図22の例では、各部品の中心座標は図2
4のようになる。例えば、部品番号1の部品は座標が
(329,32),(409,52)であるので(図2
2)、CxとCyはそれぞれ次のようになる。 Cx=(329+409)/2=369 Cy=(32+52)/2=42
【0064】正規化座標計算手段302は、中心座標計
算手段301で計算された中心座標に従って、GUI部
品データ記録手段300に記録されている部品のそれぞ
れについて、その部品の正規化座標を計算する。具体的
には、部品の正規化座標を(Nx,Ny)とすると、N
x,Nyはそれぞれ部品の中心座標(Cx,Cy)と、
その部品が配置されているウィンドウの横サイズWid
thおよび縦サイズHeightから次のように計算さ
れる。 Nx=Cx/Width Ny=Cy/Height NxとNyはいずれも0より大きく1より小さい実数に
なる(すなわち0<Nx,Ny<1)。Nxの値が大き
い(または小さい)ほどその部品はウィンドウの右端
(または左端)に近い位置にあり、Nyの値が大きい
(または小さい)ほどその部品はウィンドウの下端(ま
たは上端)に近い位置にあることになる。図22および
図24の例では、各部品の正規化座標は図25のように
なる。例えば、部品番号1の部品は中心座標が(36
9,42)であり(図24)、この部品が配置されてい
るウィンドウのWidthとHeightはそれぞれ4
86と178であるので(図22)、NxとNyはそれ
ぞれ次のようになる。 Nx=369/486=0.76 Ny=42/178=0.24
【0065】座標間距離計算手段303は、正規化座標
計算手段302で計算された正規化座標に従って、すべ
ての2つの部品の正規化座標間の距離を計算する。2つ
の座標(a,b),(c,d)の間の距離をdとする
と、dは次のように計算される。 d=SQRT((a−c)(a−c)+(b−d)(b
−d)) ただしSQRT(X)はXの正の平方根を表す。すなわ
ち、本実施の形態における距離とは座標間の直線距離の
ことである。図25の正規化座標の例では、部品間の距
離は図26のようになる。例えば部品番号1と2の部品
の間の距離は、部品番号1および2の部品の正規化座標
がそれぞれ(0.76,0.24)および(0.56,
0.73)であるので、 SQRT((0.76−0.56)(0.76−0.5
6)+(0.24−0.73)(0.24−0.7
3))=SQRT(0.2801)=0.529 である。
【0066】階層クラスタ作成手段104は、部品間の
距離の大きさに従って、部品を階層的なクラスタに分類
する。本実施の形態では、先に示した第1または第2の
発明にGUI評価装置の実施の一形態と同様に、階層ク
ラスタ作成手段104は文献2:“実例クラスター分
析”(内田老鶴圃出版,1992年,ISBN4−75
36−0116−1C3041)に記載されている方法
に従って階層クラスタを作成する。すなわち、距離の小
さい2つの部品から順番に同じクラスタに含めてゆく。
部品間の距離が図26の例の場合は、階層クラスタは図
27のようになる。例えば部品番号3と7の部品の間の
距離が0.031であるので(図26),距離0.03
1の階層(階層番号2の階層)ではこれらが同じクラス
タに含められる(図27)。距離の大きさが0.031
の次に小さいのは距離0.064(部品番号1と4の部
品)であるので(図26)、距離0.064の階層(階
層番号3の階層)ではこの2つが同じクラスタに含めら
れる(図27)。
【0067】誤差計算手段105は、階層クラスタ作成
手段104にて作成された階層クラスタに従って、ある
階層でのクラスタの誤差の和をすべてのクラスタについ
て計算する。ここで、「クラスタの誤差」とは、あるク
ラスタに2個以上の部品が含まれているとすると、それ
らの部品間の距離の和のことである(クラスタに含まれ
る部品が1つしかない場合は、そのクラスタの誤差は0
である)。さらに「ある階層でのクラスタの誤差の和」
とは、ある階層においてクラスタがM個あるとすると
(Mは自然数)、各クラスタの誤差をM個分足したもの
である。階層クラスタが図27の場合、各階層のクラス
タの誤差の和は図28のようになる。例えば階層番号4
の階層には4つのクラスタ(3,7),(1,4),
(2,6)および(5)があるが、グループ番号iおよ
びjの2つのグループ間の距離をD(i,j)と表すこ
とにすると、 (3,7)のクラスタの誤差=D(3,7)=0.031 (1,4)のクラスタの誤差=D(1,4)=0.064 (2,6)のクラスタの誤差=D(2,6)=0.078 (5)のクラスタの誤差=0 となり、階層番号4の階層のクラスタ誤差の和は、 (3,7)のクラスタの誤差+(1,4)のクラスタの
誤差+(2,6)のクラスタの誤差+(5)のクラスタ
の誤差=0.031+0.064+0.078+0=
0.173 となる。同様に、例えば階層番号6の階層には2つのク
ラスタ(1,3,4,5,7)および(2,6)がある
が、 (1,3,4,5,7)のクラスタの誤差=D(1,
3)+D(1,4)+D(1,5)+D(1,7)+D
(3,4)+D(3,5)+D(3,7)+D(4,
5)+D(4,7)+D(5,7)=0.086+0.
064+0.08+0.082+0.15+0.123
+0.031+0.094+0.143+0.098=
0.951 (2,6)のクラスタの誤差=D(2,6)=0.07
8 となり、階層番号6の階層のクラスタ誤差の和は、 (1,3,4,5,7)のクラスタの誤差+(2,6)
のクラスタの誤差=0.951+0.078=1.03 となる。
【0068】誤差増加量計算手段106は、誤差計算手
段105で計算された各階層のクラスタ誤差の和に従っ
て、階層ごとの誤差の和の増加量を計算する。具体的に
は、階層番号i(i=2,3,…)の階層におけるクラ
スタ誤差の和の増加量は、 (階層番号iの階層でのクラスタ誤差の和)−(階層番
号(i−1)の階層でのクラスタ誤差の和) である。階層番号1の階層におけるクラスタ誤差の和の
増加量は、この階層のクラスタの誤差の和と同じとす
る。図28の例の場合、階層ごとのクラスタ誤差の和の
増加量は図29のようになる。例えば階層番号6の階層
でのクラスタ誤差の和の増加量は、 (階層番号6の階層でのクラスタ誤差の和)−(階層番
号5の階層でのクラスタ誤差の和)=1.03−0.3
47=0.683 となる。
【0069】クラスタ確定手段107は、誤差増加量計
算手段106で計算された各階層のクラスタ誤差の和の
増加量に従って、一貫性の正グループおよび誤グループ
を判定するためのクラスタを確定する。具体的には、ク
ラスタ誤差の和の増加量が最大の階層を見つけ出し、こ
の階層の番号がiとすると、(i−1)番目の階層にお
けるクラスタを判定のためのクラスタとする(もしクラ
スタ誤差の和の増加量が最大の階層が複数ある場合は、
その中の最大の階層番号をiとする)。図29の例の場
合、クラスタ誤差の和の増加量が最大の階層は階層番号
13の階層であるので、階層番号12の階層でのクラス
タ、すなわち(1,3,4,5,7)および(2,6)
を判定のためのクラスタに確定する。
【0070】正誤クラスタ判定手段305は、クラスタ
確定手段107で確定されたクラスタに従って、一貫性
の正クラスタ及び誤クラスタを判定する。具体的には、
含まれる部品数が最大のクラスタを見つけ出し(複数あ
るときはすべて)、これらのクラスタを正クラスタと判
定する。さらに、それ以外のクラスタを誤クラスタと判
定する。図29の例の場合、クラスタは(1,3,4,
5,7)および(2,6)に確定された。これらのクラ
スタのうち部品数が最大のクラスタは(1,3,4,
5,7)のクラスタ(部品数は5個)であるので、
(1,3,4,5,7)のクラスタを正クラスタ、
(2,6)を誤クラスタと判定する。
【0071】正誤クラスタ記録手段306は、正誤クラ
スタ判定手段305で判定された正クラスタおよび誤ク
ラスタのデータを記録する。例を図30に示す。図30
では、正クラスタには「○/×」の列に「○」と記録
し、誤クラスタには「○/×」の列に「×」と記録して
いる。
【0072】出力手段110は、正誤クラスタ記録手段
306に記録された正誤クラスタのデータ(例えば図3
0)と、GUI部品データ記録手段300に記録された
部品データ(例えば図22)とを出力する。図30およ
び図22の内容が出力された場合、評価者はこれらの内
容より、図22に記録されている計7つの部品(「O
K」ボタン)のうち、位置の一貫性がとれていない部品
は部品番号2および6の部品であることがわかる。さら
に、図30に記録された正規化座標を見ると、クラスタ
番号1のクラスタに含まれる部品はNxの値が大きく、
Nyの値が小さい。つまり、クラスタ番号1のクラスタ
に含まれる5つの「OK」ボタンはいずれもウィンドウ
の右上の方に配置されていることがわかる。一方、クラ
スタ番号2に含まれる部品はNxの値が0.5に近く、
Nyの値が大きい。つまり、クラスタ番号2に含まれる
2つの「OK」ボタンはいずれもウィンドウの下中央の
辺りに配置されていることがわかる。したがって、図2
2の7部品の位置の一貫性をとるためには、部品番号2
の「OK」ボタンと部品番号6の「OK」ボタンの位置
をいずれも右上の方に修正すればよいことが容易にわか
る。
【0073】なお、図22〜図30の例では「OK」ボ
タンの位置の一貫性を評価する場合の例について説明し
たが、その他のラベルをもつボタン(例えば「キャンセ
ル」ボタン)の場合も全く同様に評価可能である。ま
た、部品の種類がボタン以外の場合でも、部品データと
して図22のような部品の位置のデータが記録されてい
れば、ボタンの場合と全く同様に評価可能である。
【0074】以上に示したように、第3の発明のGUI
評価装置を用いれば、従来は人手に頼っていた部品の位
置の一貫性の判定が自動化され、出力されるデータが多
くても容易に一貫性が評価可能となる。また、一貫性の
基準となるガイドの入力も不要である。
【0075】次に、第1乃至第3の発明の別の実施の形
態について図31を参照して説明する。
【0076】図31を参照すると、本実施の形態は、デ
ータ処理装置401と内部記憶装置402とを有するコ
ンピュータ400,外部記憶装置403および出力装置
404から構成されるコンピュータシステムと、CD−
ROM,ディスク装置,半導体メモリ等の機械読み取り
可能な記録媒体405とから構成される。この記録媒体
405にはGUI評価プログラムが記録されており、こ
のGUI評価プログラムはデータ処理装置401によっ
て内部記憶装置402に読み込まれ、コンピュータ40
0の動作を制御することにより、図1,図10および図
21を参照して既に説明した第1乃至第3の発明の実施
の形態において述べた各手段をコンピュータシステム上
に実現する。そして、データ処理装置401は、外部記
憶装置403に記録されたGUI部品データを読み込
み、図1,図10および図21を参照して先に説明した
第1乃至第3の発明の一実施の形態における各手段の処
理を実行する。またデータ処理装置401は、各手段の
処理結果のデータを逐次内部記憶装置402に保持さ
せ、次の手段の処理に用いる。さらにデータ処理装置4
01は、正誤判定処理の結果得られた正誤グループのデ
ータもしくは正誤クラスタのデータを外部記憶装置40
3に記録させ、かつ、出力装置404に出力させる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
のような効果が得られる。
【0078】第1の発明によれば、従来は人手に頼って
いたGUI部品のサイズや色といっった属性の値の一貫
性の判定が自動化され、出力されるデータが多くても容
易に一貫性の評価が可能となる。また、一貫性の基準と
なるガイドの入力も不要である。
【0079】第2の発明によれば、従来は人手に頼って
いたGUI部品の複数種類の属性の値の組合せ、例えば
ボタンの文字のフォント,サイズ,色等の組合せや、ウ
ィンドウに配置されているボタンのウィンドウごとの組
合せ等の一貫性の判定が自動化され、出力されるデータ
が多くても容易に一貫性の評価が可能となる。また、一
貫性の基準となるガイドの入力も不要である。
【0080】第3の発明によれば、従来は人手に頼って
いたGUI部品の位置の一貫性の判定が自動化され、出
力されるデータが多くても容易に一貫性の評価が可能と
なる。また、一貫性の基準となるガイドの入力も不要で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施の形態を表す構成図であ
る。
【図2】第1の発明の一実施の形態におけるGUI部品
データの例を示す図である。
【図3】第1の発明の一実施の形態におけるGUI部品
のグループの例を示す図である。
【図4】第1の発明の一実施の形態におけるGUI部品
のグループに含まれるGUI部品の数の例を示す図であ
る。
【図5】第1の発明の一実施の形態におけるGUI部品
のグループの間の距離の例を示す図である。
【図6】第1の発明の一実施の形態におけるGUI部品
のグループの階層クラスタの例を示す図である。
【図7】第1の発明の一実施の形態における階層クラス
タの各階層のクラスタ誤差の和の例を示す図である。
【図8】第1の発明の一実施の形態における階層クラス
タの各階層のクラスタ誤差の和の増加量の例を示す図で
ある。
【図9】第1の発明の一実施の形態におけるGUI部品
の正グループと誤グループの例を示す図である。
【図10】第2の発明の一実施の形態を表す構成図であ
る。
【図11】第2の発明の一実施の形態におけるGUI部
品データの例を示す図である。
【図12】第2の発明の一実施の形態におけるGUI部
品のグループの例を示す図である。
【図13】第2の発明の一実施の形態におけるGUI部
品のグループに含まれるGUI部品の数の例を示す図で
ある。
【図14】第2の発明の一実施の形態におけるGUI部
品のグループの組合せベクトルの例を示す図である。
【図15】第2の発明の一実施の形態におけるGUI部
品のグループの間の距離の例を示す図である。
【図16】第2の発明の一実施の形態におけるGUI部
品のグループの階層クラスタの例を示す図である。
【図17】第2の発明の一実施の形態における階層クラ
スタの各階層のクラスタ誤差の和の例を示す図である。
【図18】第2の発明の一実施の形態における階層クラ
スタの各階層のクラスタ誤差の和の増加量の例を示す図
である。
【図19】第2の発明の一実施の形態におけるGUI部
品の正グループと誤グループの例を示す図である。
【図20】第2の発明の一実施の形態におけるGUI部
品データの別の例を示す図である。
【図21】第3の発明の一実施の形態を表す構成図であ
る。
【図22】第3の発明の一実施の形態におけるGUI部
品データの例を示す図である。
【図23】第3の発明の一実施の形態におけるGUI部
品の座標とウィンドウのサイズの説明図である。
【図24】第3の発明の一実施の形態におけるGUI部
品の中心座標の例を示す図である。
【図25】第3の発明の一実施の形態におけるGUI部
品の正規化座標の例を示す図である。
【図26】第3の発明の一実施の形態におけるGUI部
品の間の距離の例を示す図である。
【図27】第3の発明の一実施の形態におけるGUI部
品の階層クラスタの例を示す図である。
【図28】第3の発明の一実施の形態における階層クラ
スタの各階層のクラスタ誤差の和の例を示す図である。
【図29】第3の発明の一実施の形態における階層クラ
スタの各階層のクラスタ誤差の和の増加量の例を示す図
である。
【図30】第3の発明の一実施の形態におけるGUI部
品の正クラスタと誤クラスタの例を示す図である。
【図31】第1乃至第3の発明の別の実施の形態を表す
コンピュータシステムの構成例を示す図である。
【図32】従来のGUI評価装置から出力されるGUI
部品データの例を示す図である。
【図33】従来のGUI評価装置から出力されるGUI
部品データの別の例を示す図である。
【図34】従来のGUI評価装置におけるGUI部品の
座標の説明図である。
【符号の説明】
100,200,300…GUI部品データ記録手段 101,201…部品グループ作成手段 102,304…部品数計数手段 103…グループ間距離計算手段 104…階層クラスタ作成手段 105…誤差計算手段 106…誤差増加量計算手段 107…クラスタ確定手段 108,204…正誤グループ判定手段 109,205…正誤グループ記録手段 110…出力手段 202…組合せベクトル作成手段 203…ベクトル間距離計算手段 301…中心座標計算手段 302…正規化座標計算手段 303…座標間距離計算手段 304…部品数計数手段 305…正誤クラスタ判定手段 306…正誤クラスタ記録手段 400…コンピュータ 401…データ処理装置 402…内部記憶装置 403…外部記憶装置 404…出力装置 405…記録媒体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−198586(JP,A) 特開 平8−241191(JP,A) 岡田英彦,旭敏之著,”GUI設計の 一貫性を評価するツール「GUIテスタ 2」の提案,「情報処理学会研究報 告」,1997年7月11日,97−HI−73, pp.7−12 日経オープンシステム、No.40, 247頁〜257頁(1996年7月) ”ユーザインタフェースの実践的評価 法”、ISBN−4−303−72860−8, 21頁〜27頁(1993年) 情報処理学会研究報告、Vol.93、 No.80、17頁〜24頁(1993年9月) ”Visual &Textual Consistency Checki ng Tools for Graph ical User Interfac es”、Technical Repo rt、CAR−TR−828、Human −Computer Interact ion Laboratory、Cen ter for Automation Research、Universi ty of Maryland(Wor ld Wide Web経由でアドレス http://www.cs.umd. edu:80/projects/hci l/Research/tech−re port−list.html#1996か ら入手可能、1996年5月) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 - 9/46 G06F 11/28 - 11/34 G06F 3/00 - 3/14

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GUIを有するシステムのGUI部品の
    一貫性を評価するGUI評価方法において、 一貫性の評価対象とするGUI部品について、システム
    に存在する個々のGUI部品ごとに一貫性の評価項目と
    する属性の値を相互に比較し、前記属性の値が等しいG
    UI部品のグループを作成するステップと、 グループにそれぞれ含まれるGUI部品の数の差をグル
    ープ間距離とし、グループ間距離が小さい順にグループ
    を同じクラスタに含めていくことにより、前記グループ
    の階層的なクラスタを作成するステップと、 クラスタに含まれるグループの間のグループ間距離の総
    和をクラスタの誤差、階層に含まれるクラスタの誤差の
    総和を階層の誤差とし、前階層の誤差との差である階層
    の誤差の増加量が最大となる階層の1つ前の階層におけ
    るクラスタを、前記システムのGUI部品の属性の値の
    正誤判定のためのクラスタとして確定するステップと、 確定されたクラスタの中から、含まれるGUI部品の数
    が最大のグループを含むクラスタを検出し、検出された
    クラスタに含まれるすべてのグループを属性の値が正し
    いグループと判定し、残りのクラスタに含まれるすべて
    のグループを属性の値が誤っているグループと判定する
    ステップと、 を含むことを特徴とするGUI評価方法。
  2. 【請求項2】 GUIを有するシステムのGUI部品の
    一貫性を評価するGUI評価装置において、 前記システムのGUI部品のデータとして、一貫性の評
    価対象とするGUI部品について、前記システムに存在
    する個々のGUI部品ごとに一貫性の評価項目とする属
    性の値が記録されたGUI部品データ記録手段と、 前記GUI部品データ記録手段に記録されたGUI部品
    の属性の値を相互に比較し、前記属性の値が等しいGU
    I部品のグループを作成する部品グループ作成手段と、 前記部品グループ作成手段にて作成されたグループの各
    々について、前記グループに含まれるGUI部品の数を
    計数する部品数計数手段と、 前記部品数計数手段にて計数されたGUI部品の数をも
    とに、前記部品グループ作成手段で作成されたすべての
    2つのグループの間の距離として、前記2つのグループ
    にそれぞれ含まれるGUI部品の数の差を計算するグル
    ープ間距離計算手段と、 前記グループ間距離計算手段にて計算された距離が小さ
    い順にグループを同じクラスタに含めていくことによ
    り、前記グループの階層的なクラスタを作成する階層ク
    ラスタ作成手段と、 前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタの各
    々について、前記クラスタの誤差として、前記クラスタ
    に含まれるグループの間の距離の総和を計算し、さら
    に、前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタ
    の階層の各々について、前記階層の誤差として前記階層
    に含まれるクラスタの誤差の総和を計算する誤差計算手
    段と、 前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタの階
    層の各々について、前記階層の誤差の増加量として、前
    記階層の誤差とその1つ前の階層の誤差の差を計算する
    誤差増加量計算手段と、 前記誤差増加量計算手段にて計算された階層の誤差の増
    加量が最大の階層を検出し、検出された前記階層の1つ
    前の階層におけるクラスタを、前記システムのGUI部
    品の属性の値の正誤判定のためのクラスタとして確定す
    るクラスタ確定手段と、 前記クラスタ確定手段にて確定されたクラスタの中か
    ら、含まれるGUI部品の数が最大のグループを含むク
    ラスタを検出し、検出された前記クラスタに含まれるす
    べてのグループを属性の値が正しいグループと判定し、
    残りのクラスタに含まれるすべてのグループを属性の値
    が誤っているグループと判定する正誤グループ判定手段
    と、 前記正誤グループ判定手段にて属性の値の正誤を判定さ
    れたグループのデータを記録する正誤グループ記録手段
    と、 前記正誤グループ記録手段に記録されたグループのデー
    タと、前記GUI部品データ記録手段に記録されたGU
    I部品のデータとを出力する出力手段とから構成される
    ことを特徴とするGUI評価装置。
  3. 【請求項3】 一貫性の評価項目とする属性の値が、G
    UI部品の縦サイズの値であることを特徴とする請求項
    2記載のGUI評価装置。
  4. 【請求項4】 一貫性の評価項目とする属性の値が、G
    UI部品の横サイズの値であることを特徴とする請求項
    2記載のGUI評価装置。
  5. 【請求項5】 一貫性の評価項目とする属性の値が、G
    UI部品の色の値であることを特徴とする請求項2記載
    のGUI評価装置。
  6. 【請求項6】 GUIを有するシステムのGUI部品の
    一貫性を評価するGUI評価方法において、 一貫性の評価対象とするGUI部品について、システム
    に存在する個々のGUI部品ごとに一貫性の評価項目と
    する複数の属性の値の組合せを相互に比較し、前記属性
    の値の組合せが等しいGUI部品のグループを作成する
    ステップと、 グループに含まれるGUI部品の属性の値の組合せを表
    す組合せベクトルを各グループごとに作成するステップ
    と、 組合せベクトル中の同じ次元の値が互いに異なる次元の
    数をグループ間距離とし、グループ間距離が小さい順に
    グループを同じクラスタに含めていくことにより、前記
    グループの階層的なクラスタを作成するステップと、 クラスタに含まれるグループの間のグループ間距離の総
    和をクラスタの誤差、階層に含まれるクラスタの誤差の
    総和を階層の誤差とし、前階層の誤差との差である階層
    の誤差の増加量が最大の階層となる1つ前の階層におけ
    るクラスタを、前記システムのGUI部品の属性の値の
    組合せの正誤判定のためのクラスタとして確定するステ
    ップと、 確定されたクラスタの各々について、そのクラスタに含
    まれるグループのなかで、含まれるGUI部品の数が最
    大のグループを属性の値の組合せが正しいグループと判
    定し、残りのグループを属性の値の組合せが誤っている
    グループと判定するステップと、 を含むことを特徴とするGUI評価方法。
  7. 【請求項7】 GUIを有するシステムのGUI部品の
    一貫性を評価するGUI評価装置において、 前記システムのGUI部品のデータとして、一貫性の評
    価対象とするGUI部品について前記システムに存在す
    る個々のGUI部品ごとに一貫性の評価項目とする複数
    の属性の値の組合せが記録されたGUI部品データ記録
    手段と、 前記GUI部品データ記録手段に記録されたGUI部品
    の属性の値の組合せを相互に比較し、前記組合せが等し
    いGUI部品のグループを作成する部品グループ作成手
    段と、 前記部品グループ作成手段にて作成されたグループの各
    々について、前記グループに含まれるGUI部品の数を
    計数する部品数計数手段と、 前記部品グループ作成手段にて作成されたグループの各
    々について、前記グループに含まれるGUI部品の属性
    の値の組合せを表す組合せベクトルを作成する組合せベ
    クトル作成手段と、 前記組合せベクトル作成手段にて作成された組合せベク
    トルをもとに、前記部品グループ作成手段で作成された
    すべての2つのグループの間の距離として、前記2つの
    グループの組合せベクトルの同じ次元の値を比較し、前
    記値が異なる次元の数を計算するベクトル間距離計算手
    段と、 前記ベクトル間距離計算手段にて計算された距離が小さ
    い順にグループを同じクラスタに含めていくことによ
    り、前記グループの階層的なクラスタを作成する階層ク
    ラスタ作成手段と、 前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタの各
    々について、前記クラスタの誤差として、前記クラスタ
    に含まれるグループの間の距離の総和を計算し、さら
    に、前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタ
    の階層の各々について、前記階層の誤差として前記階層
    に含まれるクラスタの誤差の総和を計算する誤差計算手
    段と、 前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタの階
    層の各々について、前記階層の誤差の増加量として、前
    記階層の誤差とその1つ前の階層の誤差の差を計算する
    誤差増加量計算手段と、 前記誤差増加量計算手段にて計算された階層の誤差の増
    加量が最大の階層を検出し、検出された前記階層の1つ
    前の階層におけるクラスタを、前記システムのGUI部
    品の属性の値の組合せの正誤判定のためのクラスタとし
    て確定するクラスタ確定手段と、 前記部品数計数手段にて計数されたGUI部品の数をも
    とに、前記クラスタ確定手段にて確定されたクラスタの
    各々について、前記クラスタに含まれる部品グループの
    なかで、含まれるGUI部品の数が最大のグループを属
    性の値の組合せが正しいグループと判定し、前記クラス
    タに含まれる残りのグループを属性の値の組合せが誤っ
    ているグループと判定する正誤グループ判定手段と、 前記正誤グループ判定手段にて属性の値の組合せの正誤
    を判定されたグループのデータを記録する正誤グループ
    記録手段と、 前記正誤グループ記録手段に記録されたグループのデー
    タと、前記GUI部品データ記録手段に記録されたGU
    I部品のデータとを出力する出力手段とから構成される
    ことを特徴とするGUI評価装置。
  8. 【請求項8】 一貫性の評価対象とする属性の値の組合
    せが、GUI部品の文字の属性の値の組合せであり、前
    記文字の属性には、文字のフォント,サイズ,色,強
    調,斜体,下線のうちの少なくとも2つが含まれること
    を特徴とする請求項7記載のGUI評価装置。
  9. 【請求項9】 GUIを有するシステムのGUI部品の
    一貫性を評価するGUI評価装置において、 前記システムのGUI部品のデータとして、ウィンドウ
    に配置されているボタンのウィンドウごとの組合せが記
    録されたGUI部品データ記録手段と、 前記GUI部品データ記録手段に記録されたボタンのウ
    ィンドウごとの組合せを相互に比較し、前記組合せが等
    しいウィンドウのグループを作成する部品グループ作成
    手段と、 前記部品グループ作成手段にて作成されたグループの各
    々について、前記グループに含まれるウィンドウの数を
    計数する部品数計数手段と、 前記部品グループ作成手段にて作成されたグループの各
    々について、前記グループに含まれるウィンドウのボタ
    ンの組合せを表す組合せベクトルを作成する組合せベク
    トル作成手段と、 前記組合せベクトル作成手段にて作成された組合せベク
    トルをもとに、前記部品グループ作成手段で作成された
    すべての2つのグループの間の距離として、前記2つの
    グループの組合せベクトルの同じ次元の値を比較し、前
    記値が異なる次元の数を計算するベクトル間距離計算手
    段と、 前記ベクトル間距離計算手段にて計算された距離が小さ
    い順にグループを同じクラスタに含めていくことによ
    り、前記グループの階層的なクラスタを作成する階層ク
    ラスタ作成手段と、 前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタの各
    々について、前記クラスタの誤差として、前記クラスタ
    に含まれるグループの間の距離の総和を計算し、さら
    に、前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタ
    の階層の各々について、前記階層の誤差として前記階層
    に含まれるクラスタの誤差の総和を計算する誤差計算手
    段と、 前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタの階
    層の各々について、前記階層の誤差の増加量として、前
    記階層の誤差とその1つ前の階層の誤差の差を計算する
    誤差増加量計算手段と、 前記誤差増加量計算手段にて計算された階層の誤差の増
    加量が最大の階層を検出し、検出された前記階層の1つ
    前の階層におけるクラスタを、前記システムのウィンド
    ウのボタンの組合せの正誤判定のためのクラスタとして
    確定するクラスタ確定手段と、 前記部品数計数手段にて計数されたウィンドウの数をも
    とに、前記クラスタ確定手段にて確定されたクラスタの
    各々について、前記クラスタに含まれるグループのなか
    で、含まれるウィンドウの数が最大のグループをボタン
    の組合せが正しいグループと判定し、前記クラスタに含
    まれる残りのグループをボタンの組合せが誤っているグ
    ループと判定する正誤グループ判定手段と、 前記正誤グループ判定手段にて属性の値の組合せの正誤
    を判定されたグループのデータを記録する正誤グループ
    記録手段と、 前記正誤グループ記録手段に記録されたグループのデー
    タと、前記GUI部品データ記録手段に記録されたGU
    I部品のデータとを出力する出力手段とから構成される
    ことを特徴とするGUI評価装置。
  10. 【請求項10】 GUIを有するシステムのGUI部品
    の一貫性を評価するGUI評価方法において、 一貫性の評価対象とするGUI部品について、システム
    に存在する個々のGUI部品ごとにウィンドウ上におけ
    る位置を求めるステップと、 ウィンドウ上における位置の差が小さい順にGUI部品
    を同じクラスタに含めていくことにより、前記GUI部
    品の階層的なクラスタを作成するステップと、 クラスタに含まれるGUI部品の間の位置の差の総和を
    クラスタの誤差、階層に含まれるクラスタの誤差の総和
    を階層の誤差とし、前階層の誤差との差である階層の誤
    差の増加量が最大となる階層の1つ前の階層におけるク
    ラスタを、前記システムのGUI部品の位置の正誤判定
    のためのクラスタとして確定するステップと、 確定されたクラスタのうち、含まれるGUI部品の数が
    最大のクラスタを位置が正しいクラスタと判定し、残り
    のクラスタを位置が誤っているクラスタと判定するステ
    ップと、 を含むことを特徴とするGUI評価方法。
  11. 【請求項11】 GUIを有するシステムのGUI部品
    の一貫性を評価するGUI評価装置において、 前記システムのGUI部品のデータとして、一貫性の評
    価対象とするGUI部品について、前記システムに存在
    する個々のGUI部品ごとにウィンドウ上での上端,下
    端,左端,右端の位置を表す座標の値とそのウィンドウ
    の縦および横サイズの値とが記録されたGUI部品デー
    タ記録手段と、 前記GUI部品データ記録手段に記録された座標の値を
    もとに、前記GUI部品の中心座標として、前記GUI
    部品の上端および下端の座標の値の平均と、前記GUI
    部品の左端および右端の座標の値の平均とを計算する中
    心座標計算手段と、 前記中心座標計算手段にて計算された中心座標の値と、
    前記GUI部品データ記録手段に記録されたウィンドウ
    の縦および横サイズの値とをもとに、前記GUI部品の
    正規化座標の値として、横方向の前記中心座標の値を前
    記ウィンドウの横サイズの値で割った値と、縦方向の前
    記中心座標の値を前記ウィンドウの縦サイズの値で割っ
    た値とを計算する正規化座標計算手段と、 前記正規化座標計算手段にて計算された正規化座標の値
    をもとに、前記GUI部品記録手段に記録されたすべて
    の2つのGUI部品の間の距離として、前記GUI部品
    の正規化座標の間の直線距離を計算する座標間距離計算
    手段と、 前記座標間距離計算手段にて計算された距離が小さい順
    に前記GUI部品を同じクラスタに含めていくことによ
    り、前記GUI部品の階層的なクラスタを作成する階層
    クラスタ作成手段と、 前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタの各
    々について、前記クラスタの誤差として、前記クラスタ
    に含まれるGUI部品の間の距離の総和を計算し、さら
    に、前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタ
    の階層の各々について、前記階層の誤差として前記階層
    に含まれるクラスタの誤差の総和を計算する誤差計算手
    段と、 前記誤差計算手段にて計算された階層の誤差をもとに、
    前記階層クラスタ作成手段にて作成されたクラスタの階
    層の各々について、前記階層の誤差の増加量として、前
    記階層の誤差とその1つ前の階層の誤差の差を計算する
    誤差増加量計算手段と、 前記誤差増加量計算手段にて計算された階層の誤差の増
    加量が最大の階層を検出し、検出された前記階層の1つ
    前の階層におけるクラスタを、前記システムのGUI部
    品の位置の正誤判定のためのクラスタとして確定するク
    ラスタ確定手段と、 前記クラスタ確定手段にて確定されたクラスタの各々に
    含まれるGUI部品の数を計数する部品数計数手段と、 前記クラスタ確定手段にて確定されたクラスタと、前記
    部品数計数手段にて計数されたGUI部品の数とをもと
    に、含まれるGUI部品の数が最大のクラスタを位置が
    正しいクラスタと判定し、残りのクラスタを位置が誤っ
    ているクラスタと判定する正誤クラスタ判定手段と、 前記正誤クラスタ判定手段にて位置の正誤を判定された
    クラスタのデータを記録する正誤クラスタ記録手段と、 前記正誤クラスタ記録手段に記録されたクラスタのデー
    タと、前記GUI部品データ記録手段に記録された前記
    GUI部品のデータとを出力する出力手段とから構成さ
    れることを特徴とするGUI評価装置。
  12. 【請求項12】 データ処理装置と内部記憶装置とを有
    するコンピュータ,外部記憶装置および出力装置から構
    成されるコンピュータシステムを、請求項2,3,4,
    5,7,8,9または11に記載の各手段として機能さ
    せるプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒
    体。
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Title
"Visual &Textual Consistency Checking Tools for Graphical User Interfaces"、Technical Report、CAR−TR−828、Human−Computer Interaction Laboratory、Center for Automation Research、University of Maryland(World Wide Web経由でアドレスhttp://www.cs.umd.edu:80/projects/hcil/Research/tech−report−list.html#1996から入手可能、1996年5月)
"ユーザインタフェースの実践的評価法"、ISBN−4−303−72860−8,21頁〜27頁(1993年)
岡田英彦,旭敏之著,"GUI設計の一貫性を評価するツール「GUIテスタ2」の提案,「情報処理学会研究報告」,1997年7月11日,97−HI−73,pp.7−12
情報処理学会研究報告、Vol.93、No.80、17頁〜24頁(1993年9月)
日経オープンシステム、No.40,247頁〜257頁(1996年7月)

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