JP3008530U - ペット用トイレカバー - Google Patents

ペット用トイレカバー

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JP3008530U
JP3008530U JP1994012062U JP1206294U JP3008530U JP 3008530 U JP3008530 U JP 3008530U JP 1994012062 U JP1994012062 U JP 1994012062U JP 1206294 U JP1206294 U JP 1206294U JP 3008530 U JP3008530 U JP 3008530U
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Inventor
忠男 井坂
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常陸化工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トイレ砂の散乱の防止や臭気の拡散を防止し
得るペット用トイレカバーの提供。 【構成】 中央方形部13の両側壁部S、前壁部F及び
後壁部を、各々立ち上げ、両側壁部Sの両側の前接続片
及び後接続片を内側に折り、前者は前壁部に、後者は後
壁部に、各々内側から重ね、前後接続片と前壁部及び後
壁部とにこの状態で重なり合うべくあけた小孔に雄雌の
ファスナーを通して結合し、箱状本体10を作る。前壁
部Fは開口部15を有する。方形部23を屋根型に折
り、前後端の各二枚の三角端壁Aを下方に折って重ね合
わせ、両端の三角端壁Aに、この状態で重なり合うべく
あけた小孔に雄雌のファスナーを通して結合し、屋根状
蓋体20を作る。屋根状蓋体20を箱状本体10に着脱
自在に被せる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の対象分野】
本考案は、ペット用トイレ砂を収容してトイレに用いる平面から見て方形の浅 底の容器であるペット用トイレをカバーするペット用トイレカバーに関し、特に 室内において飼育されるペット類のためのペット用トイレカバーに関する。
【0002】 各種ペット類は日常生活に潤いを与えることから様々なペット類の飼育熱が盛 んで、特に古来から人類に親しまれている犬や猫等が多く飼育されている。これ らの犬や猫でも広大な庭や住宅のある場合には、比較的容易に飼育することがで きる。
【0003】 しかし、都会に於ける狭小な土地や住宅でペット類を飼育しようとすれば、小 形の動物類を室内で飼育することが多くならざるを得ない。更に、そのような事 情とは別に、室内で飼育する小形ペットに特に愛着を示す多くの愛好家も存在し ている。
【0004】
【従来の技術】
従来より愛玩動物を室内等の限られた領域内で飼育する場合には、排泄物の始 末や休息場所等に配慮が必要である。特に、排泄に関しては、通常、浅底の平面 から見て方形の容器がペット用トイレとして用いられ、これに適量のペット用ト イレ砂を入れて使用されている。
【0005】 このようなトイレ砂を入れたペット用トイレ(浅底方形容器)で排泄させる場 合、その習性から、例えば、猫であれば、予め排泄予定場所を掘り下げ、そこに 排泄した後は該排泄物を砂で覆う動作を行なうことが多く、このような動作に伴 ってトイレ砂の散乱が生じることが多い。
【0006】 更に、排泄後の砂かけ動作のみならず、じゃれたり悪戯をして砂や排泄物を飛 散させることもある。このような事態を回避するために、ペット用トイレ砂を入 れる容器であるペット用トイレの深さを深くすることも考えられるが、ペット類 の出入りに不便であり、根本的解決策とはなり得ない。
【0007】 また、ペット類の排泄物は、周知のように特有の臭気を放ち、これは、ペット 用トイレに入れられるトイレ砂の種別によっては、相当高度の脱臭作用乃至吸着 作用が行なわれる場合もあるが、それでも臭気が完全に失われることはなく、ペ ット用トイレが、開放状態にあれば、その臭気は、室内に広がり、来訪者はもと よりペットの飼育者といえども不快感を催すことがある。消臭スプレイその他の 消臭剤を使用することも可能であるが、一旦室内に拡散した臭気を排除すること は容易ではない。
【0008】 本来、小形犬や猫の愛好者であっても、排泄物の処置や臭気の問題等が解決で きないことから、室内におけるペット類の飼育を躊躇し思い止まっているケース も少なくない。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、以上のような従来の問題点を解消して、特に屋内での猫等のペット 類の飼育を行なう際に、そのトイレをカバーして、トイレ砂の散乱の防止や臭気 の拡散を防止し得るペット用トイレカバーを提供することを解決の課題とする。 更に加えて、製造者から販売業者、更には使用者(需要者)までの運搬を容易に えるペット用トイレカバーを提供することをも解決の課題とする
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成の要旨とするところは、 少なくとも、前後又は両側の壁部のいずれかに対象ペットのサイズに対応させ た出入り口を開口した上部開放の箱状本体であって、その底面の縦横の寸法が、 少なくとも、ペット用トイレ砂を入れたペット用トイレの縦横の寸法を越える箱 状本体と、 該箱状本体の上方を覆う屋根状蓋体であって、開閉自在な屋根状蓋体と、で構 成したペット用トイレカバーであり、これによって前記課題を解決することがで きる。
【0011】 前記屋根状蓋体には、必要に応じて、その内側に、例えば、容器に入れた又は 入れない消臭剤又は脱臭剤を固定し又は吊り下げ装着することができる。こうす ることにより、ペット用トイレ砂で吸収し切れなかった臭気を分解し又は吸着す る等により消滅させることができ、室内への拡散を一層確実に防止することが可 能となるものである。
【0012】 また、本考案のペット用トイレカバーは、ダンボール紙又はプラスチック板等 を折曲して組立てるべく展開状態に構成し、そのまま、即ち、組立てキットとし て、最終需要者に提供し、最終需要者が組立てることとすることも可能であり、 このようにすれば、平面状態に潰れた状態で運搬できるので、極めて都合がよい 。最終需要者が組立てる場合でなくても、最終販売店が容易に組み立てることが できるものとしておけば、それまでの運搬が極めて容易になる。
【0013】 例えば、ペット用トイレカバーを、以上のように、キットで提供できるように するとすれば、次のように構成することができる。
【0014】 即ち、前記箱状本体の展開部材を、 底面を構成する中央方形部と、 該中央方形部の両側から、各々該中央方形部との間に谷状に折曲するための折 れ線を形成して延長した側壁部と、 前記中央方形部の前端から、該中央方形部との間に谷状に折曲するための折れ 線を形成して延長した前壁部であって、対象ペットのサイズに対応する出入り口 用開口部を有する前壁部と、 前記中央方形部の後端から、該中央方形部との間に谷状に折曲するための折れ 線を形成して延長した後壁部と、 前記両側壁部の両側の内、前記前壁部に対応する各一側から該側壁部との間に 谷状に折曲するための折れ線を形成して延長した前接続片であって、組立時に前 壁部に内側から重なり、かつその際前壁部の開口部を塞がないように対応部位に 切欠部を有する前接続片と、 前記両側壁部の両側の内、前記後壁部に対応する各一側から該側壁部との間に 谷状に折曲するための折れ線を形成して延長した後接続片であって、組立時に後 壁部に内側から重なる後接続片と、 で構成し、 前記屋根状蓋体の展開部材を、 長さ方向に延びる中央線に沿って山状に折曲するための折れ線を形成した方形 部であって、前記中央方形部より幅及び長さの長い方形部と、 上記方形部の両端に、該方形部を前記折れ線に沿って山状に折曲した場合に、 相互に重なり合うべく各々延長した二つの三角端壁部であって、該方形部の両端 から各々それらとの間に山状に折曲するための折れ線を形成した二つの三角端壁 部と、 で構成し、 前記箱状本体を、 前記中央方形部に、両側から両側壁部を、前端から前壁部を、後端から後壁部 を、各々それらと中央方形部との間の折れ線を谷状に折って立ち上げ、かつ前記 両側壁部の各一側の前接続片及び各他側の後接続片を、各々それらと側壁部との 間の折れ線を谷状に折って、前者を前壁部の内側でこれに重ねるとともに固定し 、後者を後壁部の内側でこれに重ねるとともに固定して、構成し、 かつ前記屋根状蓋体を、 前記方形部を、長さ方向に延びる中央線に沿って山状に折曲し、かつ両端の各 二つの三角端壁を山状に折曲することにより、両三角端壁を重ね合わせるととも に固定して、構成し、 前記箱状本体に、上記屋根状蓋体を、着脱自在に載置することとする。
【0015】
【作用】 本考案は、以上のように構成したので、箱状本体の床面に、例えば、トイレ砂 を入れた浅底の方形容器であるペット用トイレを配置し、屋根状蓋体を被せて有 用に使用することができる。
【0016】 こうして使用する際には、ペット用トイレを、ペットの出入り口用の開口部か ら出来るだけ離して奥の方に配置しておけば、猫等のペットの排泄の際に、排泄 位置の掘り下げ動作や砂かけ動作が行なわれても、三方は閉じられ、出入り口も 遠いので、容易に外部にトイレ砂が飛散することはない。
【0017】 またペット類の排泄に伴う臭気は、箱状本体に包囲されているので、水平方向 には容易に広がらず、徐々に上昇すると、屋根状蓋体によって覆われているので 、内部にこもり、外部に臭気が拡散されることがない。しかしてこれをペット用 トイレが室内に配置されていても不快な臭気に悩ませられることが少ない。 更に屋根状蓋体の内側に、消臭剤又は脱臭剤をセットしておけば、その作用に より分解又は吸着させられ、一層確実に臭気の拡散が防止される。
【0018】 以上に於いて、箱状本体の床面に配置するペット用トイレの出し入れ、これへ のトイレ砂の追加、交換、あるいは箱状本体内部の清掃等の際には、着脱可能な 屋根状蓋体を取り外して容易に実施することができる。
【0019】 またこのペット用トイレカバーによれば、以上のトイレカバーとしての本来の 用途の他、ペットハウス、即ち、ペットの睡眠や休息のための空間としての用い ることも可能である。特に、小形ペットの場合にあっては、箱状本体の底面に比 して小形のペット用トイレを用いることにより、その側部の広い空間を残して両 者を兼ねることができる。
【0020】 前記のように、本考案のペット用トイレカバーは、ダンボール紙又はプラスチ ック板、あるいはその他の板状部材で構成することが出来るが、なかでも、ダン ボール製の場合には、低廉であり、かつ用済み後に焼却処理をすることができ、 廃棄物処理上の問題が少ない利点がある。また、プラスチック板製とすれば、洗 浄処理が可能であり、長寿命となる。
【0021】 なお、箱状本体及び屋根状蓋体を展開状態で提供し、最終需要者又は小売段階 で組立てることとすれば、前記したように、運搬が容易であり、極めて好都合で ある。更に、前記したような、展開状態に構成してあれば、組立も極めて容易で ある。組立て状態の固定は、予め該当する位置に剥離紙で被覆しておいた接着剤 を剥して露出させ、これによって行なうとか、予め該当する位置に穿設して置い た重なり合う相互の孔に雄雌のプラスチック製ファスナーを配する等により、極 めて簡単に行なうことが出来る。
【0022】
【実施例】
以下、実施例を示す添付図を参照しつつ本考案を詳細に開示する。図1(a)及 び(b)は、本考案の第一の実施例を示す展開図である。 図1(a)は、箱状本体10の構成例を示す展開図である。実線で示す外形を有 するダンボール素材11は、四箇所に切り込み12を有する。該ダンボール素材 11は、底面となる横長の中央方形部13を中心として、それぞれ破線で示され た折れ線14、14…で区画され、左右(図中上下)に側壁部S、Sを、前端に 出入り口用の開口部15を開いた前壁部Fを、後端に後壁部Rを、それぞれ有し ている。また側壁部S、Sの前記前壁部Fに対応する側辺には、前接続片FCを 延長し、この前接続片FCには、後述するように組立てる際に、前壁部Fと重な り合った際にその開口部15を塞がないように、対応する位置にその半分の形状 に切り欠いた切欠部16を形成する。
【0023】 なお前記開口部15は、適用すべきペット類の体形に応じて寸法及び形状等が 決定される。また前記位置のみならず、前記側壁部S、S又は後壁部R等の他の 壁部にも開口を設けることができる。
【0024】 なおまた図1(a)中、前壁部F、後壁部R及び左右側壁部S、Sの前接続片F Cと後接続片RCには、それぞれ小孔17が穿設してあるが、各々の折れ線14 で内側に直角に折り込んだ際に、相互に重なり合う前壁部Fと前接続片FC、F C、及び相互に重なり合う後壁部Rと後接続片RC、RCのそれぞれの小孔17 、17…相互が対応し合って連通状態となるようになっている。しかして雄雌の プラスチック製ファスナーを表裏から結合することで組み立て状態を固定するこ とが出来る。
【0025】 図1(b)は、屋根状蓋体20の構成例を示す展開図である。実線で示すほぼ六 角形のダンボール素材21には、左右の三角形の頂点より僅かに上側(図1(b) 中)に切り込み22が設けられる。該ダンボール素材21は、中央の横長の方形 部23を他から区画する破線で示された折れ線24及び前記切り込み22で区画 され、方形部23を中心として、その左右に各々二枚づつ三角端壁A、Aを有し ている。また方形部23は、その中心で左右(図1(b)中では上下)に分ける折 れ線24を有しており、これを境界として90度の山形に折曲され、屋根が構成 されるようになっている。更にまた前記左右の三角端壁A、Aの内、図1(b)中 下側のそれには下側斜辺の内側に折れ線25を構成してあり、その外側に折り返 し部Bを延長させている。
【0026】 左右の三角端壁A、Aには、それぞれ二個ずつの小孔27が形成される。これ ら小孔27、27…は、方形部23を中央の折れ線24で90度の山形に折り曲 げ、かつ左右の三角端壁A、Aも、上側のそれを内側にして、各々下方に90度 に折り曲げることとすると、相互に重なり合うように穿設してあり、重なり合っ た小孔27、27相互を通じて、雄雌のプラスチック製ファスナーを表裏から結 合することで、以上の折曲組み立て状態を固定することが出来る。
【0027】 なおこの場合、箱状本体10及び屋根状蓋体20のそれぞれの組み立てた際の 外面には、装飾の観点から適宜色彩を付することが望ましい。
【0028】 図2(a)、(b)は、前者が、本考案のペット用トイレカバーの箱状本体10、後 者が屋根状蓋体20の組み立てられた状態の斜視図である。 それぞれ組立は前記したようにして行なわれる。 即ち、箱状本体10は、中央方形部13の四辺に於いて、前壁部F、後壁部R 及び左右側壁部S、Sを、それぞれ折れ線14で90度に折り曲げて立ち上げ、 両側壁部S、Sの前接続片FC及び後接続片RCを内側に90度折り曲げ、これ らをそれぞれ内側にして前壁部F又は後壁部Rと重なり合わせ、相互に重なり合 い連通することとなった小孔17、17…を通じて表裏の前記雄雌のファスナー を結合することで、その組立て状態を固定する。
【0029】 また前記屋根状蓋体20は、前記方形部23を中央の折れ線24で90度の山 形に折り曲げ、かつ左右の三角端壁A、Aも、図1(b)中上側のそれを内側にし て、各々下方に90度に折り曲げることとする。こうして図2(b)に示した屋根 状になり、このとき、両側の三角端壁A、Aに於いて、相互に重なり合った小孔 27、27を通じて、雄雌のプラスチック製ファスナーを表裏から結合すること で、以上の折曲組み立て状態を固定する。更に三角端壁の下辺となった折り返し 部Bを裏側に折り返して固定する。
【0030】 こうして組立てられたペット用トイレカバーは、図3に示したように、箱状本 体10の上部に屋根状蓋体20を被せて用いるものである。 箱状本体10の床面上のなるべく奥の方に、例えば、同図中点線で示したよう に、浅底の平面からみて方形の容器であるペット用トイレTを載置する。該ペッ ト用トイレT中には、予めペット用トイレ砂を入れておくのは云うまでもない。 ペット用トイレTは、ペット用トイレカバーのサイズに対して小さめの方が後 述するように外部へのトイレ砂の散乱等が起こりにくくて都合が良い。またトイ レカバーのサイズに対してトイレTのサイズが非常に小さい場合は、同時にトイ レカバーの空いているスペースはペットの休憩エリアのようになり、ペットハウ スも兼ねることが出来る。
【0031】 以上のように準備されたペット用トイレカバーには、当然、猫等のペットは、 出入り口である開口部15から出入りし、内部に前記のように配置されたペット 用トイレTで排泄を行なう。このときペットによってトイレ砂の掘り下げ動作や 排泄後の砂かけ動作が行なわれても、周囲の少なくとも三方が閉じられ、開口部 15側から離れた位置にトイレTが配置されていれば、開口部15側でも、トイ レカバー外までは、トイレ砂が飛散したり、室内に散らばるようなことは殆どな い。したがってトイレ砂の散乱防止の効果を得ることが出来る。
【0032】 また排泄物から生じる臭気は、トイレ砂の種別によっては相当程度消臭乃至脱 臭されるが、それでも相当の臭気が立ち上ることになる。しかしこのトイレカバ ーを用いた場合には、上昇する臭気は前記屋根状蓋体20の直下まで上昇してこ もり、外部には容易に拡散することがない。それ故、排泄物の臭気に悩まされる ことがなくなるものである。屋根状蓋体20の内面下部に脱臭剤又は消臭剤を配 しておけば更に具合が良い。
【0033】 なお前記ペット用トイレTの出し入れ、箱状本体10の清掃、箱状本体10の なかに配置したペット用トイレTへのトイレ砂の追加、又は尿を含浸して団塊化 したトイレ砂の除去等は、屋根状蓋体20を取り除くことで、極めて容易に行な うことが出来る。 この例では屋根状蓋体20は、箱状本体10に単に載置状態となっているが、 ヒンジで開閉自在に結合していても同様の作用を行なうことが出来る。
【0034】 なおこの例では、屋根状部材20の屋根部分には、特に開口部は設けてないが 、いずれかあるいは両方の斜面に、開口を設けその部分に透明フィルム等を貼り 付けて閉塞しておくことができる。そうすれば、内部への採光を行なうことがで き、また適時内部の観察を行ないトイレ砂の交換又は清掃その他の必要な時期を 容易に知ることができる。なお、このペット用トイレカバーをペットハウスとし ても用いるような場合には、このような採光用開口には、必要に応じて遮光用蓋 を設けておき、対象ペットの状態、例えば周囲の明るい状態での睡眠や子育て等 の状態に応じて開閉を選択することができる。
【0035】
【考案の効果】
本考案のペット用トイレカバーによれば、ペット用トイレに入れたトイレ砂の 散乱を防止し得、かつ排泄物から生じる臭気の拡散をも防止することが出来る。 またペット用トイレのこのトイレカバーへの出し入れ等は屋根状蓋体を開閉出 来るので、これによって極めて容易に行なうことが出来る。 更に、前記したように、箱状本体及び屋根状蓋体を各々板材で展開状態に構成 しておき、これを適当な段階で組立てられるようにしておけば、折り畳んだ平板 状態で運べるので、極めて都合が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、一実施例の箱状本体の展開図。(b)は、
一実施例の屋根状蓋体の展開図。
【図2】(a)は、一実施例の箱状本体の組立てた状態の
概略斜視図。(b)は、一実施例の屋根状蓋体の組み立て
た状態の概略斜視図。
【図3】一実施例の箱状本体に屋根状蓋体を被せた状態
を示す概略斜視図。
【符号の説明】
10 箱状本体 11 ダンボール素材 12 切り込み 13 中央方形部 14 折れ線 15 開口部 16 切欠部 17 小孔 20 屋根状蓋体 22 切り込み 23 方形部 24、25 折れ線 27 小孔 S 側壁部 F 前壁部 R 後壁部 FC 前接続片 RC 後接続片 A 三角端壁 B 折り返し部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、前後又は両側の壁部のいず
    れかに対象ペットのサイズに対応させた出入り口を開口
    した上部開放の箱状本体であって、その底面の縦横の寸
    法が、少なくとも、ペット用トイレ砂を入れたペット用
    トイレの縦横の寸法を越える箱状本体と、 該箱状本体の上方を覆う屋根状蓋体であって、開閉自在
    な屋根状蓋体と、で構成したペット用トイレカバー。
  2. 【請求項2】 前記屋根状蓋体の内側に、消臭剤又は脱
    臭剤を装着させ得るように構成した請求項1のペット用
    トイレカバー。
  3. 【請求項3】 前記箱状本体の展開部材を、 底面を構成する中央方形部と、 該中央方形部の両側から、各々該中央方形部との間に谷
    状に折曲するための折れ線を形成して延長した側壁部
    と、 前記中央方形部の前端から、該中央方形部との間に谷状
    に折曲するための折れ線を形成して延長した前壁部であ
    って、対象ペットのサイズに対応する出入り口用開口部
    を有する前壁部と、 前記中央方形部の後端から、該中央方形部との間に谷状
    に折曲するための折れ線を形成して延長した後壁部と、 前記両側壁部の両側の内、前記前壁部に対応する各一側
    から該側壁部との間に谷状に折曲するための折れ線を形
    成して延長した前接続片であって、組立時に前壁部に内
    側から重なり、かつその際前壁部の開口部を塞がないよ
    うに対応部位に切欠部を有する前接続片と、 前記両側壁部の両側の内、前記後壁部に対応する各一側
    から該側壁部との間に谷状に折曲するための折れ線を形
    成して延長した後接続片であって、組立時に後壁部に内
    側から重なる後接続片と、 で構成し、 前記屋根状蓋体の展開部材を、 長さ方向に延びる中央線に沿って山状に折曲するための
    折れ線を形成した方形部であって、前記中央方形部より
    幅及び長さの長い方形部と、 上記方形部の両端に、該方形部を前記折れ線に沿って山
    状に折曲した場合に、相互に重なり合うべく各々延長し
    た二つの三角端壁部であって、該方形部の両端から各々
    それらとの間に山状に折曲するための折れ線を形成した
    二つの三角端壁部と、 で構成し、 前記箱状本体を、 前記中央方形部に、両側から両側壁部を、前端から前壁
    部を、後端から後壁部を、各々それらと中央方形部との
    間の折れ線を谷状に折って立ち上げ、かつ前記両側壁部
    の各一側の前接続片及び各他側の後接続片を、各々それ
    らと側壁部との間の折れ線を谷状に折って、前者を前壁
    部の内側でこれに重ねるとともに固定し、後者を後壁部
    の内側でこれに重ねるとともに固定して、構成し、 かつ前記屋根状蓋体を、 前記方形部を、長さ方向に延びる中央線に沿って山状に
    折曲し、かつ両端の各二つの三角端壁を山状に折曲する
    ことにより、両三角端壁を重ね合わせるとともに固定し
    て、構成し、 前記箱状本体に、上記屋根状蓋体を、着脱自在に載置し
    た請求項1のペット用トイレカバー。
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