JP3007495U - 玩具の顕微鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で組立が簡単な玩具の顕微鏡の提
供。 【構成】 本考案は、主に、二つの半ケース体を相互に
組み合わせてなる一つの中空ケースと、一端を該中空ケ
ース内に挿入し、並びに光を発する一つの光源部材と、
該中空ケースのもう一端にて旋回するレンズユニット
と、及び、複数の収集板と、から構成する。該収集板を
ケース内の、レンズユニット及び光源部材の間に挿入
し、光源部材に発光させると、レンズユニットからレン
ズユニットが拡大して収集板上に移したサンプルを見る
のに供する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は一種の玩具の顕微鏡の構造に関し、特に構造が簡単で組立が簡単な玩 具の顕微鏡に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、構造が簡単で組立が簡単であり、しかも調整により明晰な像が得ら れる玩具の顕微鏡が求められていたが、未だなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、特に構造が簡単で組立が簡単な玩具の顕微鏡であって、しかもレン ズが調整可能で、簡単に明晰な像が得られる玩具の顕微鏡を提供することを課題 とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、主に、二つの半ケース体を相互に組み合わせてなる一つの中空ケー スと、一端を該中空ケース内に挿入し、並びに光を発する一つの光源部材と、該 中空ケースのもう一端にて旋回するレンズユニットと、及び、複数の収集板と、 から構成する。該収集板をケース内の、レンズユニット及び光源部材の間に挿入 し、光源部材に発光させると、レンズユニットからレンズユニットが拡大して収 集板上に移したサンプルを見るのに供する。

【０００５】

【作用】

本考案を実際に使用する時は、使用者は、採集した液体のサンプルを収集板（ ４）上に滴下した後、ケース（１）の端部上面の挿入穴（１０２５）からケース （１）内に挿入し、並びに位置決めする。さらに使用者はスイッチを入れてバル ブ（２０３）を点灯する。これにより、使用者は、レンズ（３０１）からケース （１）内を観察することができ、使用者は同時にレンズユニット（３）を回転さ せて調整することにより、最も明晰な視像を得ることができる。

【０００６】

【実施例】

図１に示されるように、本考案は、主に、一つのケース（１）、一つの光源部 材（２）、一つのレンズユニット（３）、及び複数の収集板（４）から構成され る。該ケース（１）は、二つのプラスチックで製造される底を有する中空の半ケ ース体（１０１）、（１０２）から成る。

【０００７】 該半ケース体（１０１）の右側辺には、一つの半開口部（１０１１）が形成さ れる。もう一つの半ケース体（１０２）の右端側辺にも一つの半開口部（１０２ １）が、上記半開口部（１０１１）と対になるように形成される。これら二つの 半開口部（１０１１）、（１０２１）の大きさは、二つの半ケース体（１０１） 、（１０２）を組み合わせた時、二つの半開口部（１０１１）、（１０２１）の 周囲の開口部断面積が、光源部材（２）の横断面積より大きくなるように設けら れ、このため、光源部材（２）は容易に該開口部からケース（１）の内部へと挿 入される。

【０００８】 該半ケース体（１０１）の内部底面上の、前後の二つの長側辺の適当な位置に 接近した適当な位置には、４本の円筒形の位置決め柱（１０１２ａ）、（１０１ ２ｂ）、（１０１２ｃ）、（１０１２ｄ）が設けられ、同時に、半ケース体（１ ０２）の内部底面の対応位置には、位置決め柱（１０２２ａ）、（１０２２ｂ） 、（１０２２ｃ）、（１０２２ｄ）が設けられる。

【０００９】 該二つの半ケース体（１０１）、（１０２）を対向するように組み合わせられ る時、該位置決め柱（１０２２ａ）、（１０２２ｂ）、（１０２２ｃ）、（１０ ２２ｄ）を対応する円筒形の位置決め柱（１０１２ａ）、（１０１２ｂ）、（１ ０１２ｃ）、（１０１２ｄ）内に挿入され、両者が接合される。

【００１０】 このほか、該半ケース体（１０１）の底部の、半開口部（１０１１）の両側辺 の所には、それぞれ、二つの長側辺に平行なガイドレール（１０１３ａ）、（１ ０１３ｂ）が設けられ、ガイドレール（１０１３ａ）、（１０１３ｂ）の前端の 適当な位置にはそれぞれ位置決めブロック（１０１４ａ）（図には未表示）、（ １０１４ｂ）が設けられ、上記光源部材（２）が上記ケース（１）に挿入される 時、光源部材（２）の二つの側壁（２０１１ａ）、（２０１１ｂ）前端上の円弧 形の溝（２０１２ａ）、（２０１２ｂ）に該位置決めブロック（１０１４ａ）、 （１０１４ｂ）をロックし、位置決め保持を行う。

【００１１】 該半ケース体（１０１）、（１０２）の左側辺端面上にはそれぞれ雌ねじを切 った半円筒部（１０１４）、（１０２３）が設けられる。該半円筒部（１０１４ ）、（１０２３）は、該半ケース体（１０１）、（１０２）が組み合わせられケ ース（１）とされた後、一つのねじ穴を形成し、上記レンズユニット（３）のね じ込みに供される。

【００１２】 図２に示されるように、組立後にケース（１）の上記半ケース体（１０２）の 上面で半円筒部（１０２３）の右方となる位置には、上面の材料の厚さを貫通す る挿入穴（１０２５）が設けられる。図１に示されるように、該挿入穴（１０２ ５）の方向に、半ケース体（１０２）の左側辺端面の内壁上には、該挿入穴（１ ０２５）の両側辺縁にＬ形の二つのガイドブロック（１０２４ａ）、（１０２４ ｂ）が対向するように設けられる。上記収集板（４）は、半ケース体（１０２） の上面の挿入穴（１０２５）から挿入される時、該ガイドブロック（１０２４ａ ）、（１０２４ｂ）の案内のもとで前進する。

【００１３】 図１に示されるように、上記レンズユニット（３）は、一つのプラスチック製 の中空の位置決め円柱（３０３）で、その右端外表面に雄ねじ（３０４）を切っ ってケース（１）の雌ねじの所とのねじのはめあいに供されるものと、レンズ（ ３０１）、（３０２）（未表示）で、それぞれ位置決め円柱（３０３）の前端、 後端に固定されるものと、を包括する。

【００１４】 上記光源部材（２）は、一つのＵ形を呈する長形槽（２０１）と、その内に固 定される一つの乾電池（２０２）と一つのバルブ（２０３）を包括する。バルブ （２０３）は、右壁（２０４）上のスイッチ（周知の技術であり、未表示）の制 御により開閉を行う。光源部材（２）は前述したように、ケース（１）内に挿入 され、並びに右壁（２０４）の上下突縁（２０５ａ）、（２０５ｂ）はそれぞれ 半ケース体（１０１）、（１０２）の凹所（２０１５）、（１０２６）内に嵌め られる。このほか、長形槽（２０１）の前後両側壁の内端面上には収集板（４） の収容に供される収容室が形成される。該収容室は、図３の本考案の斜視図にお いて、わずかにその後側壁側にある収容室が示される。収容室（２０１３ａ）、 （２０１３ａ’）は、後側壁（２０１１ｂ）の内壁面に一体成形された垂直方向 の分界ブロック（２０１４）と、該分界ブロック（２０１４）の左右に収集板（ ４）の左右の長さよりやや長い距離だけ離れた所に位置する左右の距離制限ブロ ック（２０１４ａ）、（２０１４’）と、該分界ブロック（２０１４）と上記左 右の距離制限ブロック（２０１４ａ）、（２０１４’）の間に、内壁面から収集 板（４）の厚さよりやや長い距離を隔てて設けられた左右の前面板（２０１５ａ ）、（２０１５ａ’）と、に囲まれてなる。側壁（２０１１ａ）にある収集板収 容のための収容室の構造は、これと同じであるので、重複した説明は省略する。

【００１５】 本考案では、先ず、半ケース体（１０１）、（１０２）上の４本の円筒形の位 置決め柱（１０１２ａ）、（１０１２ｂ）、（１０１２ｃ）、（１０１２ｄ）に 対向する位置決め柱（１０２２ａ）、（１０２２ｂ）、（１０２２ｃ）、（１０ ２２ｄ）を差し込み、半ケース体（１０１）、（１０２）を接合した後、さらに 超音波或いはその他の周知のこれに対等の技術により、両者を接着し、これによ り、一つの永久的なケースとする。その後、レンズユニット（３）を、ケース（ １）の左方のねじ穴内に固定し、及び、光源部材（２）をケース（１）の右方の ケース（１）内に挿入して位置決めし、これにより、収集板（４）上でサンプル を観察する準備が完了する。その後、採集した液体のサンプルを収集板（４）上 に滴下した後、ケース（１）の端部上面の挿入穴（１０２５）からケース（１） 内に挿入し、並びに位置決めする。さらに使用者がスイッチを入れてバルブ（２ ０３）を点灯すれば、レンズ（３０１）からケース（１）内を観察することがで き、使用者は同時にレンズユニット（３）を回転させて最も明晰な視像を得るこ とができる。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は、特に構造が簡単で組立が簡単な玩具の顕微鏡であって、しかもレン ズが調整可能で、簡単に明晰な像が得られる玩具の顕微鏡である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解斜視図である。

【図２】本考案の組立後の斜視図である。

【図３】上記図１のＡ−Ａ線で切断した光源部材の斜視
図である。

【符号の説明】

（１）ケース （２）光源部材 （３）レンズユニ
ット （４）収集板 （１０１）、（１０２）半ケース体 （２０１）長形
槽 （２０２）乾電池 （２０３）バルブ （２０４）
右壁 （２０５ａ）、（２０５ｂ）突縁 （３０３）位置決
め円柱 （３０４）雄ねじ （３０１）、（３０２）レンズ （１０１１）、（１０２１）半開口部 （１０１２ａ）、（１０１２ｂ）、（１０１２ｃ）、
（１０１２ｄ）円筒形の位置決め柱 （１０１３ａ）、（１０１３ｂ）ガイドレール （１０１４ａ）、（１０１４ｂ）位置決めブロック （１０２２ａ）、（１０２２ｂ）、（１０２２ｃ）、
（１０２２ｄ）位置決め柱 （１０１４）、（１０２３）半円筒部 （１０２４ａ）、（１０２４ｂ）ガイドブロック （１０２５）挿入穴 （２０１１ａ）、（２０１１
ｂ）側壁 （２０１２ａ）、（２０１２ｂ）円弧形の溝 （２０１５）、（１０２６）凹所 （２０１３ａ）、
（２０１３ａ’）収容室 （２０１１ｂ）後側壁 （２０１４）分界ブロック （２０１４ａ）、（２０１４’）距離制限ブロック （２０１５ａ）、（２０１５ａ’）前面板 （２０１
１ａ）側壁

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 主に、一つの中空のケース、該ケースの
   一端から該ケース内に挿入される一つの光源部材、該ケ
   ースの一端で回転できるように連接された一つのレンズ
   ユニット、及び複数の収集板から構成され、 上記ケースは、底を有する二つの中空の半ケース体から
   構成され、そのうち、一つの半ケース体の内部底面上に
   は複数の位置決め柱が、もう一つの半ケース体の内部底
   面の上記位置決め柱に対応する円筒形の位置決め柱が設
   けられ、該二つの半ケース体の左側辺端面上にはそれぞ
   れ雌ねじを切った一つの半円筒部が、右側辺端面上には
   それぞれ一つの半開口部が設けられ、一つの半ケース体
   の端部上面上には、上記雌ねじを切った一つの半円筒部
   に近い位置に、上記収集板挿入用の挿入穴が該半ケース
   体を貫通して設けられ、該左側辺端面の内壁表面上にお
   いて該挿入穴の両辺にはそれぞれ上記収集板を案内する
   垂直のＩ形のガイドブロックが設けられ、及び、収集板
   の挿入穴を有さない方の半ケース体の内部底面上には、
   その半開口部の辺縁の両側からそれぞれ側辺に平行に光
   源部材案内用のガイドレールが固定され、及び、該ガイ
   ドレールの前端設定位置には円弧形の位置決めブロック
   が固定され、上記円筒形の位置決め柱と位置決め柱の差
   し込み接合による二つの半ケース体がその組合せにより
   中空のケースとされ、該ケースの一端に、一つのねじ穴
   が、もう一端に開口部が形成され、 上記レンズユニットは、一つの中空の位置決め円柱を包
   括し、一端に雄ねじを有して該位置決め円柱内にレンズ
   が固定され、 上記光源部材は、Ｕ形の長形槽を包括し、その内に電源
   及びバルブを収容し、及び該長形槽の両側辺前端上には
   それぞれ円弧形の溝が形成され、ケースの開口部から該
   ケース内へと挿入された後、半ケース体上の位置決めブ
   ロックと互いにロックすることで、該光源部材は位置決
   めされ、揺動しない、 以上を特徴とする、玩具の顕微鏡。