JP3006762U - 停車警告装置 - Google Patents
停車警告装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自転車が停車する時に、LED30を所定時
間点滅させ、夜間などに後方の車に警告すると共に、電
池20の電力を節約できる停車警告装置を提供する。 【構成】 自転車に装着する基台11の後部に透光性の
覆い蓋12を後側にして固定したケース10内に、電池
20と、LED30と、回路板40と慣性スイッチ50
とを設け、自転車の通常走行状態では慣性スイッチ50
をOFFに保ち、自転車が停車する時の慣性によって慣
性スイッチ50をONにし、回路板40に設けた制御回
路を動作させ、慣性スイッチ50がOFFなった後に、
所定時間だけLED30を点滅させて消灯させるように
した。
間点滅させ、夜間などに後方の車に警告すると共に、電
池20の電力を節約できる停車警告装置を提供する。 【構成】 自転車に装着する基台11の後部に透光性の
覆い蓋12を後側にして固定したケース10内に、電池
20と、LED30と、回路板40と慣性スイッチ50
とを設け、自転車の通常走行状態では慣性スイッチ50
をOFFに保ち、自転車が停車する時の慣性によって慣
性スイッチ50をONにし、回路板40に設けた制御回
路を動作させ、慣性スイッチ50がOFFなった後に、
所定時間だけLED30を点滅させて消灯させるように
した。
Description
【0001】
本考案は、自転車などの停車時に後方に警告を与える停車警告装置に関するも のである。
【0002】
近年、車両用の安全装置は夥しく出現し、使用者が選択に迷うほどであるが、 自転車において、後者の来車に警告する停車警告装置は、電池、回路板、豆電球 やLED(発光ダイオード)などの光源部材およびスイッチを、後部に透光性部 分があるケース内に設けたものが用いられている。
【0003】 前記構成の停車警告装置は、使用時に前記スイッチを手動操作でONにして、 光源部材を持続的に点滅または点灯を続けている。
【0004】
しかし、前述した従来の停車警告装置では、スイッチをONにすると、持続的 に光源部材が点滅または点灯を続けているので、後方の来車に前方に車があるこ とを知らせるだけで、前方の自転車の状況を知ることがむずかしく、この自転車 が非常停車しても、光源部材の点滅または点灯が持続し、何らの警告にならず、 自転車の後方に向けて設けた既存のリフレクターの機能とほとんど変わらないと いう問題点があった。
【0005】 また、スイッチをONにしてから直ちに豆電球などの光源部材が点滅または点 灯を持続しており、使用している電池は一般に持続時間が短い直流(DC)電池 であることもあって、電力を多量に消費し、電池の交換をしばしば行なうために 、交換用の電池を常に携帯する必要がある上に、電池に電力があるか否かを頻繁 に調べなければならないという問題点があり、とくに長距離を自転車などで旅行 する者にとっては著しく不便であった。
【0006】 本考案は、前述した問題点を解決して、自転車などの軽車両が停車する時の慣 性を利用して所定時間だけLEDなどの光源部材を点滅させ、後方の来車に対し て警告し、さらにより後方の来車に点滅が見えるようにし、これらの車に警告し 、夜間などに車間距離を延ばして安全性を向上させるのに役立ち、また軽車両の 通常の走行時には光源部材が消灯しており、停車する時に所定時間だけ光源部材 を自動的に点滅させることで、電池の電力を節約して、電池を有効に用い交換頻 度を低減でき、さらに使用者自身の安全性も高めることができて、自転車などの 人力によって走行させる軽車両に好適な停車警告装置を提供することを目的とし ている。
【0007】
請求項1の考案は、自転車などの軽車両に取り付け、停車時に後方に警告を与 える停車警告装置であって、電池からなる電源と、LEDなどの光源部材と、遅 延機能がある回路板と、前記軽車両の停車による慣性でONし出力信号を発する 慣性スイッチとを、透光性部分があるケース内に設け、前記出力信号によって前 記回路板の制御回路と前記電源とを導通させ、光源部材を動作させるようにした ものである。
【0008】 請求項5の考案は、請求項1の停車警告装置において、ケースは、透光性部分 を後側に位置させると共に、自転車などの軽車両に、水平に対する前後傾斜調整 して固定する取付機構を具備させたものである。
【0009】 請求項6の考案は、請求項1または5の停車警告装置において、ケースの透光 性部分の後面部内面に、顆粒状の多数凹凸を形成し、前記後面部の反射効果を増 大させたものである。
【0010】
請求項1の考案は、自転車などの軽車両の通常走行状態では、慣性スイッチが OFFを保っており、回路板に設けた制御回路が動作せず、LEDなどの光源部 材も消灯しているので、電源である電池の電力を消費せず、走行している軽車両 が急停車などの停車をする時に、例えば請求項2,3,4のいずれかに記載した ものなどの慣性スイッチが停車する時の慣性によって自動的にONになり、前記 制御回路を動作させ、この回路に遅延機能があることで、所定時間だけ前記光源 部材を点滅させて、後方の車に警告を与えた後に消灯させる。
【0011】 従って、光源部材の点滅による後方の来車に対し確実な警告ができ、また光源 部材が点灯している時間が短く、消費電力が少なくてすむので、電源である電池 を長く使用でき、電池の交換を少なくできると共に、使用者が光源部材のスイッ チのON,OFFを手動操作によってする必要がなく、使用者自身の安全性も向 上する。
【0012】 請求項5の考案は、前述した請求項1の考案による作用に加えて、ケースを取 付機構によって自転車などに固定する場合に、ケースを水平から例えば後下がり に傾斜させるなどによって、慣性スイッチがON,OFFする感度を調整するこ とができ、停車警告装置を使いやすくできる。
【0013】 請求項6の考案は、前述した請求項1,5の考案の作用に加えて、ケースの透 光性部分の後面部内面に顆粒状の多数の凹凸を形成したので、前記後面部の反射 効果が増大し、著しく明るくなることにより、自転車などの軽車両が走行してい る時、停車する時に、昼間は美感を増加し、夜間は美感に加え安全性の向上にも 役立つ。
【0014】
以下、本考案の実施例につき図を参照して説明する。 図1ないし図4の各図は第1実施例を示す。これらの図に示すように、本実施 例は、ケース10が横長,長方形状の基台11と透光性の覆い蓋12とを有し、 ケース10内には電池20と、光源部材であるLED30と、回路板40と、慣 性スイッチ50とを設けてあり、前記基台11の底外面には取付機構60を固定 するようにしてある。
【0015】 基台11の底内面には、一端部以外の両側部に前記電池20を着脱可能に保持 し、これらの間に回路板40を固定してある。回路板40は、遅延機能を有し、 所要の電子部品がある制御回路(図示省略)を設けてあり、この回路に接続して 複数の前記LED30を回路板40から突出させ、前記回路の正負極端に導電性 金属板からなる導電片41を半田付けしてそれぞれ接続させてある。前記導電片 41は1対になって先端部を前記慣性スイッチ50が設置してある基台11の一 端部内に突出させてある。
【0016】 慣性スイッチ50は、振動体51の幅が比較的狭い柄部52の上端部両側に枢 軸53を突出させ、基台11の一端部に突出させた1対の支持片54間に振動体 51の柄部52を介在させ、支持片54の突出端部に設けた貫通孔55に枢軸5 3を嵌挿し、枢軸53回りに振動子51を回動自在にすると共に、柄部52より 幅が広い自由端部56に形成した円形凹部57に円板状の導電性金属からなる導 電体58を嵌合固定し、導電体58を1対の前記導電片41の先端部と対向させ てある。
【0017】 前記覆い蓋12は、基台11の突出縁部13の外周に開口縁部を嵌めると共に 基台11に着脱可能に保持させ、横断面を円弧状に形成し、内面の頂部には、反 射効果を増大させるために、顆粒状の多数の凹凸からなる立体形の三角形状の凹 凸形成部分14を形成し、この部分14内にLED30とそれぞれ対向するレン ズ部15を形成してある。
【0018】 前記取付機構60は、1対の挟み片61と、挟み板62と、締め付けねじ63 とによって構成してある。1対の挟み片61は、細長い長方形板の長手方向中央 部に弧状湾曲部61aを対称に形成し、両端部にねじ用の孔を設けてある。前記 挟み板62には、長手方向一端部に対向する1対の台片62a、およびこれらと 直交してより端側に位置する1つの台片62bをそれぞれ突出させ、他端部には 凹弧状部62cを形成してある。また、基台11の底外面には1対の嵌合台片1 6をL字状および逆L字状に突出させてある。
【0019】 前述した構成の第1実施例による停車警告装置は、図5に示すように、自転車 70のサドル71の後部下方または荷物台72後端に取付機構60によってケー ス10の基台11を固定する。すなわち、振動体51の枢軸53を上にしてケー ス10を横長に配置し、基台11を前側にし覆い蓋12を後側にして、挟み板6 2の一端部を基台11の嵌合台片16内に嵌合させ、かつ挟み板62の他端部に 設けた凹弧状部62cを基台11底部の長筋形の凸部に嵌合させ、挟み板62の 1対の台片62aと1つの台片52bとの一方を、自転車70の鉄フレームまた は鉄棒の直径寸法に応じて選択し、台片62aまたは台片62bと1対の挟み片 61の一端部とに設けた孔にねじ63を通して締め付け、挟み板62に挟み片6 1を固定すると共に、1対の挟み片61の弧状湾曲部61aを前記鉄フレームま たは鉄棒に嵌め、挟み片61の他端部に設けた孔にねじ63を通して両挟み片6 1の他端部を締め付けることで、狭み片61と挟み板62とによってケース10 を自転車70に取り付ける。
【0020】 自転車70の通常走行による前進時には、図3に示すように、習性スイッチ5 0の振動体51に固定した導電体58が1対の導電片41と離れているので、感 性スイッチ50がOFFで回路板40の制御回路が非動作状態を保っている。 しかし、走行している自転車が急に非常停車すると、慣性によって振動体51 は枢軸53を中心とする反時計方向に回動し、振動体51の自由端部56に嵌合 固定した導電体58が図4に示すように、回路板40の制御回路に接続した1対 の導電片41の先端部に当接し、慣性スイッチ50がONとなり、回路板40の 制御回路が動作状態になる。このため、LED30が点滅を繰り返し、前記回路 が遅延機能を備えていることで、自転車70が停車して振動体51が図3の位置 に戻り、慣性スイッチ50がOFFになっても、LED30は、点滅を所定時間 続け、その後に消灯する。
【0021】 そして、自転車70が高速で走っていると、急停車する際に、減速しても自転 車自身の慣性が振動体51には接続しているので、振動体51に固定した導電体 58が1対の導電片41に当たって弾撥し、前後移動し導電片41への接離を繰 り返し、慣性スイッチ40がON,OFFすることがあるが、この場合には導電 体58が導電片41に最初に当接した時、つまり慣性スイッチ40が最初にON した時からLED30が点滅を繰り返し、最後に当接した時から前記所定時間だ け点滅を続けて消灯することになる。
【0022】 また、第1実施例では、自転車が上下にひどく揺れる路面を走行する場合にも 、振動体51が枢軸53を中心として回動し、振動体51に固定した導電体58 が1対の導電片41の先端部に接離し、慣性スイッチ40がON,OFFするの で、LED30の点滅を前述した停車の場合と同様に繰り返す。
【0023】 さらに、慣性スイッチ50の振動体51に固定した導電体58と回路板40の 制御回路に接続した1対の導電片41との隙間を、取付機構60によって、ケー ス10の基台11と自転車70の鉄フレームまたは鉄棒との角度を調節すること で、導電体58と導電片41の先端部との隙間の大小を調整できる。そして、前 記隙間を大きくすると、感度が低くなり、停車時の慣性力や路面による揺れが大 きくならないと、LED30が点滅せず、逆に隙間を小さくすると、感度が高く なり、慣性力や路面による揺れが小さくても、LED30が点滅するので、使用 者の必要程度や好みに応じて隙間を調整できる。
【0024】 図6ないし図8の各図は第2実施例を示す。これらの図に示すように、本実施 例のボールスイッチからなる慣性スイッチ80は、取付体81と金属球82とを 有している。取付体81は、柄部83の基端部をケース10の基台11内面の一 端部に突起させた固定台86の突出端面に支持し、これに設けたねじ孔にねじ8 4で締め付けることで、柄部83の基端部を固定台86に固定してあり、柄部8 3の先端には基台11内面側に開口する有底筒85を一体に形成し、有底筒85 内にはこれの軸方向であるケース10の前後、すなわち厚さ方向に往復移動可能 に金属球82が収容してある。
【0025】 回路板40に設けた制御回路の正負極端にそれぞれ接続した導電片41の先端 部に連なる横V字状の接離片42の頂部を前記有底筒85の開口端と対向させ、 この開口端と基台11内面との間に接離片42を重ねて配置し、非動作時には接 離片42間に相互間隙を設けると共に、接離片42と基台11との間にも間隙を 設けてある。
【0026】 前記接離片42は、導電片41と一体に形成しても、これらと同材質の導電性 金属板からなる別体のものを半田付けなどによって導電片41に固着してもよい 。なお、第2実施例の前述した以外の構成は、第1実施例と同様であり、図6な いし図8中、図1ないし図4と同符号は同一または対応する部分を示している。
【0027】 前述した構成の第2実施例による停車警告装置は、第1実施例による停車警告 装置と同様に、自転車の荷物台後端などの適所に取付機構60によってケース1 0の基台11を固定し、ケース10を横長にし、基台11を前側に位置させる。
【0028】 自転車の通常走行による前進時には、図7に示すように、慣性スイッチ80の 金属球82が有底筒85内の後部に位置し、1対の接離片87が互いに離間し、 金属球82とも離れているので、慣性スイッチ80がOFFで回路板40の制御 回路が非動作状態を保っている。
【0029】 しかし、走行中の自転車が急停車すると、慣性によって金属球82は前進状態 にあるため、前方に転動しつつ移動し、図8に示すように接離片87に衝撃的に 当たり、重なっている両接離片87が弾性変形して当接することで、慣性スイッ チ80がONとなり、導電片41を介して回路板40の制御回路が動作状態にな る。このため、LED30が点滅を繰り返し、前記回路が遅延機能を備えている ことで、自転車が停車して金属球82による接離片42に対する押圧力が小さく なったり、なくなったりし、接離片42の弾性復元力によってこれらが離間し、 慣性スイッチ80がOFFになっても、LED30は点滅を所定時間続け、その 後に消灯する。
【0030】 図9ないし図11の各図は第3実施例を示す。これらの図に示すように、本実 施例の水銀スイッチからなる慣性スイッチ90は、両端を閉じて内部から真空引 きしたガラス管91内に適量の水銀92を注入して、ガラス管91を密封したも のである。なお、ガラス管91の一端部には、これを貫通して内外に延びる1対 の接続端子93を封着し、またガラス管91の外周面には軸方向の適所に環状凹 部94を予め形成しておく。前記ケース10の基台11内面の一端部には、複数 の円弧状ガラス管挾持片95を相互間隔を設けた筒状に突出させ、これらの挟持 片95の突出端部中心側に係止部96を突出させた挟持台97をプラスチックで 形成してある。
【0031】 前記挟持台97に前記ガラス管91を押し込み、各挟持片95によってガラス 管91を弾性支持すると共に、係止部96を環状凹部94に係合させ、さらに接 続端子93のガラス管91内部分を上下に配置して、ガラス管91を基台11に 保持させると共に、接続端子93の外端部を回路板40に設けた制御回路の正負 極端42に半田付けなどによって接続してある。なお、第3実施例の前述した以 外の構成は、第1実施例と同様であり、図9ないし図11中、図1ないし図4と 同符号は同一または対応する部分を示している。
【0032】 前述した構成の第3実施例による停車警告装置は、第1実施例による停車警告 装置と同様に、自転車のサドルの後部下方などの適所に取付機構60によってケ ース10の基台11を固定し、ケース10を横長にし、基台11を前側に位置さ せる。
【0033】 自転車の通常走行による前進時には、図10に示すように、慣性スイッチ90 の水銀92は、ガラス管91内の下部にその軸方向全体に入っており、上面が水 平になって、下方の接続端子93が水銀92中にあり、上方の接続端子93が水 銀92の上方に離れているので、慣性スイッチ90がOFFで、回路板40の制 御回路が非動作状態を保っている。
【0034】 しかし、走行中の自転車が急停車すると、慣性によって、水銀92は図11に 示すように、ガラス管91の前端部に移動し、上,下接続端子93が両方とも水 銀92中に入ることで、水銀92を介して上,下接続端子93が導通し、慣性ス イッチ90がONとなり、回路板40の制御回路が動作状態になる。このため、 LED30が点滅を繰り返し、前記回路が遅延機能を備えていることで、自転車 が停止して水銀92が図10に示す状態に戻り、慣性スイッチ90がOFFにな っても、LED30は点滅を所定時間続け、その後に消灯する。
【0035】 なお、第3実施例において、接続端子93は導電線を用いたが、細長い導電板 を用いこれらを第1実施例の回路板の制御回路極端に接続した導電片に適宜の手 段で接続してもよい。
【0036】 また、第2,第3実施例による停車警告装置は、第1実施例のものと近似した 動作を慣性スイッチ80,90が行なう。すなわち、自転車の停止時に、金属球 82、水銀92が前方に移動し、慣性スイッチ80,90がON,OFFを繰り 返し、これらが最初にONした時からLED30が点滅を繰り返し、最後にON した時から回路板60の遅延機能によって所定時間だけ点滅して消灯する。また 、自転車が上下にひどく揺れる場合にも、金属球82、水銀92が前後移動し、 慣性スイッチ80,90がON,OFFすることで、LED30が点滅を繰り返 し、さらに、ケース10の基台11と自転車の鉄フレームなどとの角度を調節し て有底筒85、ガラス管91を水平から若干後下がりに傾斜させることで、金属 球82、水銀92の感度を低く調整できる。
【0037】 本考案において、光源部材は豆電球などを用い得るが、LEDを用いると電力 の消費が少ないので好ましく、また本考案は、自転車のほか身障者用の車椅子、 モータバイク、子供用の大型おもちゃ車や機関車にも適用できるが、自転車など の人力によって走行させる軽車両に好適する。
【0038】
以上説明したように、請求項1の考案は、自転車などの軽車両の通常走行状態 では慣性スイッチがOFFを保っており、回路板に設けた制御回路が動作せず、 LEDなどの光源部材も消灯しているので、電源である電池の電力を消費せず、 走行している軽車両が急停車などの停車をする時に、例えば請求項2,3,4の いずれかに記載したものなどの慣性スイッチが停車する時の慣性によって自動的 にONになり、前記制御回路を動作させ、この回路に遅延機能があることで所定 時間だけ前記光源部材を点滅させて、後方の車に警告を与えた後に消灯させる。
【0039】 従って、光源部材の点滅による後方の来車に対し確実な警告ができ、また光源 部材が点灯している時間が短く、消費電力が少なくてすむので、電源である電池 を長く使用でき、電池の交換を少なくできると共に、使用者が光源部材のスイッ チのON,OFFを手動操作によってする必要がなく、使用者自身の安全性も向 上する。
【0040】 また、請求項5の考案は、請求項1の考案の前記効果に加えて、ケースを取付 機構によって自転車などに固定する場合に、ケースを水平から例えば後下がりに 傾斜させるなどによって、慣性スイッチがON,OFFする感度を調整すること ができ、停車警告装置を使いやすくできる。
【0041】 さらに、請求項6の考案は、請求項1,5の考案の前記効果に加えて、ケース の透光性部分の後面部内面に顆粒状の多数の凹凸を形成したので、前記後面部の 反射効果が増大し、著しく明るくなることにより、自転車などの軽車両が走行し ている時、停車する時に、昼間は美感を増加し、夜間は美感に加え安全性の向上 にも役立つ。
【図1】本考案の第1実施例に係る停車警告装置を示し
た斜視図
た斜視図
【図2】図1に示した停車警告装置の一部分解斜視図
【図3】図1に示した停車警告装置の慣性スイッチ部の
OFF状態の横断説明図
OFF状態の横断説明図
【図4】図1に示した停車警告装置の慣性スイッチ部の
ON状態の横断説明図
ON状態の横断説明図
【図5】図1に示した停車警告装置の自転車に対する位
置の説明図
置の説明図
【図6】本考案の第2実施例に係る停車警告装置を示し
た一部分解斜視図
た一部分解斜視図
【図7】図6に示した停車警告装置の慣性スイッチ部の
OFF状態の横断説明図
OFF状態の横断説明図
【図8】図6に示した停車警告装置の慣性スイッチ部の
ON状態の横断説明図
ON状態の横断説明図
【図9】本考案の第3実施例に係る停車警告装置を示し
た一部分解斜視図
た一部分解斜視図
【図10】図9に示した停車警告装置の慣性スイッチ部
のOFF状態の横断説明図
のOFF状態の横断説明図
【図11】図9に示した停車警告装置の慣性スイッチ部
のON状態の横断説明図
のON状態の横断説明図
10 ケース 11 基台 12 覆い蓋 14 凹凸形成部分 15 レンズ 20 電池 30 LED(光源部材) 40 回路板 41 導電片 42 回路の極端 50 慣性スイッチ 51 振動体 53 枢軸 54 支持片 58 導電体 60 取付機構 61 挟み片 62 挟み板 70 自転車 71 サドル 72 荷物台 80 慣性スイッチ 81 取付体 82 金属球 84 ねじ 85 有底筒 86 固定台 42 接離片 90 慣性スイッチ 91 ガラス管 92 水銀 93 接続端子 94 環状凹部 95 挟持片 96 係止部 97 挾持台
Claims (6)
- 【請求項1】 自転車などの軽車両に取り付け、停車時
に後方に警告を与える停車警告装置であって、電池から
なる電源と、LEDなどの光源部材と、遅延機能がある
回路板と、前記軽車両の停車による慣性でONし出力信
号を発する慣性スイッチとを、透光性部分があるケース
内に設け、前記出力信号によって前記回路板の制御回路
と前記電源とを導通させ、光源部材を動作させるように
したことを特徴とする停車警告装置。 - 【請求項2】 慣性スイッチは、振動体の基端部をケー
スに設けた支持片に枢支し、前記振動体の自由端部に固
定した導電体と、回路板の制御回路に接続した1対の導
電片とを対向させ、軽車両の停車する時の慣性によって
振動体が回動し、前記導電体が1対の導電片に接続し、
ON動作するようにしたことを特徴とする請求項1に記
載の停車警告装置。 - 【請求項3】 慣性スイッチは、取付体の柄部をケース
に設けた固定台に固定し、前記取付体の先端に設けた前
側が開口する有底筒内に金属球を前後方向に移動可能に
収容し、回路板の制御回路に接続した1対の導電片の先
端部を前記有底筒の開口に対向させ、軽車両の停車によ
る慣性によって前記金属球が1対の導電片の先端部を接
続させ、ON動作するようにしたことを特徴とする請求
項1に記載の停車警告装置。 - 【請求項4】 慣性スイッチは、上下1対の接続端子を
有する槽体に水銀を封入した水銀スイッチをケース内に
保持させ、前記接続端子を回路板の制御回路に接続し、
軽車両の停車による慣性によって前記水銀が移動し、上
下1対の接続端子を接続させ、ON動作するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の停車警告装置。 - 【請求項5】 ケースは、透光性部分を後側に位置させ
ると共に、自転車などの軽車両に、水平に対する前後傾
斜調整して固定する取付機構を具備させたことを特徴と
する請求項1,2,3あるいは4に記載の停車警告装
置。 - 【請求項6】 ケースの透光性部分の後面部内面に、顆
粒状の多数凹凸を形成し、前記後面部の反射効果を増大
させたことを特徴とする請求項1,2,3,4あるいは
5に記載の停車警告装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994006120U JP3006762U (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 停車警告装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994006120U JP3006762U (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 停車警告装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3006762U true JP3006762U (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=43142619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994006120U Expired - Lifetime JP3006762U (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 停車警告装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006762U (ja) |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP1994006120U patent/JP3006762U/ja not_active Expired - Lifetime
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