JP3006731U - 配管側締付部材を備えたホースバンド - Google Patents

配管側締付部材を備えたホースバンド

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JP3006731U
JP3006731U JP1994004882U JP488294U JP3006731U JP 3006731 U JP3006731 U JP 3006731U JP 1994004882 U JP1994004882 U JP 1994004882U JP 488294 U JP488294 U JP 488294U JP 3006731 U JP3006731 U JP 3006731U
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喬 亀井
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喬 亀井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホースが捩れるなどして内圧が上昇した場合
でも,ホースの配管からの脱落を防止しうるホースバン
ドを提供する。 【構成】 ホース8の配管7挿入部分をホースの外側か
ら締め付けるホース側締付部材3と,配管7のホースの
嵌められていない部分を締め付ける配管側締付部材2と
を連結部材5により結合した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は,液体輸送配管,加圧ガス配管などに使用されるホースバンドの改 良に係り,流出先端が閉め切られるか,あるいは,流出量が制限されるかなどに より内圧上昇の伴う用途に適した締め付け確実なホースバンドを提供するもので ,この考案の技術は,主に,液体輸送配管,加圧ガス配管を用いる各種プラント 設備,及び,自動車等車両設備のほか,住宅設備などの汎用設備に用いることが できる。
【0002】
【従来の技術】
従来のホースバンドは図4に示す通り各種のものが知られている。例えば,( a)は,ノーマルクリップと呼ばれるもので,ケース15内に納められたウォー ムギアと帯板16に切り抜かれた欠円状の目17の組み合せにより,ツマミ板1 8を回すことによって帯板16の周方向長さを詰め,図示していないホースを半 径方向に締め付けるものである。
【0003】 (b)および(c)は,ナット20とボルト21の組み合せにより,ハンドル 22を回すことによって,リング23もしくは帯板24の周方向長さを詰め,図 示していないホースを半径方向に締め付けるものである。
【0004】 また,(d)は,ナット20とボルト21を用いる点は前記(b),(c)と 同じであるが,ナット20に結合されたU字状の帯板25とボルト21の先端に 回転自在に取り付けられた押し板26の組み合せにより,ハンドル22を回すこ とによって,図示していないホースを半径方向に締め付けるものである。このほ か,図示していないが,実開昭57−174884号あるいは実開昭61−18 6891号に開示されたバックル式のホースバンドなどが知られているが,いず れも単一型(ホースの側のみ締め付けるタイプ)のホースバンドである。 更に,本考案の配管側締付部材を備えたホースバンドと形状が類似したものと して,実開昭59−188391号のホースバンドが知られている。前記出願の ホースバンドは,前述した(b)のホースバンドの類型で,締付リングを二重に した点とボルト・ナットによる締付方式に替えて楕円形カムを用いることにより ワンタッチで締め付け可能としたもので,カムの両側に配置された一対の二重リ ング(同出願において符号4)は同一径で,楕円形カムを90度回転させること によって周方向長さを同一量詰めることができる。
【0005】 このように,各種のホースバンドが知られ,そして市販されているが,これら ホースバンドを用いて配管とホースを接合する場合,図5に示すようにホース8 の配管7挿入部分をホース8の外側から帯板24などを用いたホースバンドによ り半径方向に締め付けることによってなされる。
【0006】 従来の技術は,前述したように,ホースの配管挿入部分をホースの外側から締 め付けることによってホースの配管からの脱落(ホースが配管から抜け落ちるこ と)を防止していたが,流出先端が開放されている場合は別として,流出先端に 弁を設けて閉め切ったり,流出量の制限を必要とする用途については,内部流体 の圧力上昇によりホースが脱落する問題があった。また,ホースの途中が捩れて 流路閉塞が生じた場合においてもホース脱落の問題があった。 例えば,ホースバンドにかかる応力は, ホースの流路断面積(S平方センチメートル)×内部流体圧力(Pキログラム /平方センチメートル)で求められる。 よって,内径20ミリのホースに水圧4キログラムがかかると,3.14×4 であるから,12.6キログラム/平方センチメートルがかかることとなる。 内径80ミリの場合は,201キログラムにもなる。この外れようとする応力 に対抗するのは,ホースバンド締め付けによるホースと配管との摩擦力のみであ る。したがって,ホースの材質が柔らかく,内圧上昇によりホースが太くなるよ うであれば,抜ける力はその太くなった断面積に比例して大きくなるので,更に 抜け易くなってしまうといった問題がある。
【0007】 そこで,このような問題の対策として,従来,配管のホース接続端部にホース ニップル(図示していない)を取り付けて,このホースニップルにホースを挿入 する手段が採用された。
【0008】 しかしながら,ホースニップルにはホース挿入部分に周方向に一周する浅い溝 が軸方向に複数設けられているので,ホースは抜けにくくなるものの,加工工程 の多い部材であるためコストが高く,また,このホースニップルを取り付けるに は配管側にホースニップル取り付けのためのネジを切らなければならず,この面 でも大変コスト高となる問題があった。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
したがって,この考案は,前述した従来技術の問題点を解消すると共に,着脱 が容易で,かつ,低コストのホースバンドを提供することを目的とするものであ る。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため,この考案の配管側締付部材を備えたホースバンドは ,ホースの配管挿入部分をホースの外側から締め付ける1以上のホース側締付部 材と,前記配管のホースの嵌められていない部分を締め付ける1以上の配管側締 付部材とを連結部材により結合したことを特徴としている。
【0011】
【作用】
配管側締付部材とホース側締付部材が連結部材により結合されているので,ホ ース締め付けによるホースと配管との摩擦力が,ホースの脱落防止に十分なだけ 得られない場合でも,前記配管側締付部材と配管との摩擦力が付加されホースの 軸方向(抜け落ちる方向)変位が阻止される。
【0012】
【実施例】
次に,本考案の実施例を示す図面にしたがって詳細に説明する。図1は金属製 の配管7にゴムもしくは樹脂製(ビニール,ナイロン,ポリエチレン,テフロン など)のホース8を接続した例を示している。図中,符号1は本考案の配管側締 付部材を備えたホースバンドであり,符号2は配管側締付部材,符号3がホース 側締付部材である。この例では,これら締付部材は従来技術の項で述べた図4の (a)に開示した通称ノーマルクリップと呼ばれるホースバンドを使用している 。符号5は連結部材であり,A−A部断面を示す図2から明らかなように,金属 製の板を溝型に形成し,長手方向の両端に締付部材を挿通するための長方形の挿 入穴6を備えている。
【0013】 ここで,配管7が金属管の場合,金属製締付部材を採用することのメリットに ついて述べると,ホース側の締付部材3は従来技術を説明した図5の断面図から 明らかなように,ホースバンドの帯板は半径方向に締め付けられることにより, 若干ホースに食い込むので,ホース8とホースバンドの相対変位は生じ難いが, 配管7とホース8間についてはホース8がホースバンドにより締め付けられては いても,金属とビニールホースなど樹脂製ホースの場合においては摩擦係数が金 属同士の場合より小さいので滑り易い。本実施例では,この点に着目し,配管側 締付部材として金属製の締め具(ノーマルクリップ)を採用しているので,配管 7との間に金属同士による摩擦係数が得られ,ホース8の配管からの脱落を効果 的に防止できる。
【0014】 図3は,他の実施例を示すもので,樹脂製の連結部材5の両端の締付部材挿入 穴6には締付部材としてリピートタイあるいはラッシングタイと呼ばれるケーブ ル結束用の結束バンド10を用いている。この結束バンド10は,周知の通りワ ンタッチで締め付けができ,しかも,締め付け方向には動くが,逆方向には動か ない(締め付けが緩まない)利点がある。ナイロン製なので高温配管には向いて いないが,水道配管など通常のホース接続用には簡便であり,取扱が容易である 。
【0015】 なお,前述した二つの実施例では,連結部材5と締付部材2,3(あるいは, 結束バンド10)の結合を締付部材挿入穴6によるものについて説明したが,連 結部材と締付部材の結合は,採用する材質により適宜選択されるもので,冶金的 接合(ろう付け,溶接など),あるいは,機械的接合(リベットによるかしめ, ねじ止め,凹凸による嵌め込みなど)であってもよい。
【0016】 また,締付部材としては従来公知のものを採用しうることは勿論のこと,本考 案の技術は配管側を締め付ける締付部材を備えたことを特徴とするものであるか ら,ホース側を締め付ける締付部材とを連結部材で結合していれば足りるもので ある。そして,連結部材に結合される前記締付部材は,その各々が1個に限定さ れるものではなく,複数あってもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように,本考案によれば,弁を設けるなどして流出先 端が閉め切られるか,流出量を制限する用途においても,あるいは,ホースが捩 れて流路閉塞が生じた場合でも,内圧上昇によるホースの配管からの脱落を確実 に防止できる。 また,従来技術で採用していたホースニップルを用いることなく簡便に対応で きるので,ホース接続のコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る配管側締付部材を備えた
ホースバンドの説明図である。
【図2】図1におけるA−A部断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す結束バンドを利用し
た配管側締付部材を備えたホースバンドの斜視図であ
る。
【図4】従来公知の各種ホースバンドの斜視図である。
【図5】金属管とビニールホース接続部の軸方向断面図
である。
【符号の説明】
1 配管側締付部材を備えたホースバンド 2 配管側締付部材 3 ホース側締付部材 5 連結部材 6 締付部材挿入穴 7 配管 8 ホース 10 結束バンド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホースの配管挿入部分をホースの外側か
    ら締め付ける1以上のホース側締付部材と,前記配管の
    ホースの嵌められていない部分を締め付ける1以上の配
    管側締付部材とを連結部材により結合したことを特徴と
    する配管側締付部材を備えたホースバンド
JP1994004882U 1994-04-08 1994-04-08 配管側締付部材を備えたホースバンド Expired - Lifetime JP3006731U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012137178A (ja) * 2010-12-06 2012-07-19 Inoue Sudare Kk 管継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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