JP3006647U - 脱臭機能を具備した装飾用置物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、室内等に配置されて鑑賞用に供し得
るように形成された造花部を具備するとともに脱臭機能
を具備した装飾用置物の提供を目的とする。 【構成】本考案の脱臭機能を具備した装飾用置物は、ド
ライフラワー又は素材に紙材、布材等を用いて鑑賞用に
供し得るように形成された造花部２と、該造花部２を植
え込むような状態の下で支持している鉢部４と、多数の
小さな粒状に加工され前記鉢部４内に収納されて脱臭機
能を有する脱臭剤５とを具備したものである。この構成
により、この装飾用置物１を室内、トイレ、自動車内等
々に配置した場合、鉢部４内に収納された脱臭剤５をも
って室内、トイレ、自動車内等の脱臭作用を発揮できる
とともに、造花部２をもって鑑賞用に好適な装飾用置物
としての作用を発揮することができる。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本考案は、脱臭機能を具備した装飾用置物であり、詳しくは、室内等に配置さ れて鑑賞用に供し得るように形成された造花部を具備するとともに脱臭機能を具 備した装飾用置物に関するものである。

【従来の技術】

従来、室内等の空気を脱臭し得る機能を有するものとしては、各種の脱臭剤が 存在する。また、従来、室内等において鑑賞用に供され造花類に属する各種種態 の置物が存在する。 しかしながら、従来存在する各種の脱臭剤は、いずれも、当該脱臭剤を通気孔 等を有する簡単な容器類の中に収納しただけのものであるのが一般である。従っ て、室内等に配置するようにした従来の脱臭剤は、単に脱臭作用の発揮を目的と して存在するだけのものであり、そこに、脱臭機能とともに鑑賞、装飾作用を追 求するような側面は全く存在しなものであるのが一般であった。 また、従来存在する各種の造花類としての置物においては、いずれも、当該置 物を室内等に配置し、単なる装飾用としての目的を有するだけのものであり、そ こに、室内等の脱臭機能を発揮させるような側面を具備したような造花類に属す る置物類は全く存在しなかった。

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、このような従来の実情に鑑み開発されたもので、その目的とすると ころは、室内等に配置されて鑑賞用に供し得るように形成された造花部を具備す るとともに室内等を脱臭する機能を具備した斬新な装飾用置物を提供することに ある。

【課題を解決するための手段】

請求項１記載の脱臭機能を具備した装飾用置物は、室内に配置した場合は勿論 、トイレ、自動車内等に配置されて鑑賞用に供し得るとともに、室内、トイレ、 自動車内等を脱臭する作用を発揮できるようにした装飾用置物であり、ドライフ ラワー又は素材に紙材、布材等を用いて鑑賞用に供し得るように形成された造花 部と、該造花部を植え込むような状態の下で支持している鉢部と、多数の小さな 粒状に加工され前記鉢部内に収納されて脱臭機能を有する脱臭剤とからなるもの である。 請求項２記載の脱臭機能を具備した装飾用置物は、前記請求項１記載の造花部 が、木材、樹脂材等からなる幹部の先端に装着され、且つ、該幹部の下方部分を 前記鉢部に植え込むようにしたものである。

【作用】

請求項１乃至２記載の脱臭機能を具備した装飾用置物によれば、鉢部４内に収 納した脱臭剤５をもって室内、トイレ、自動車内等の脱臭作用を発揮できるとと もに、造花部２をもって鑑賞用に供し得る装飾用置物を実現できる。

【実施例】

以下、添付した図面を参照して本考案に係る脱臭機能を具備した装飾用置物の 実施例を詳細に説明する。 図１は本実施例に係る脱臭機能を具備した装飾用置物１の斜視図を示すもので ある。 この脱臭機能を具備した装飾用置物１は、図１に示すように、室内等に配置さ れて鑑賞用に供し得るように形成されたドライフラワーを始めとする造花部２と 、該造花部２を先端に装着しつつ支持し木材、樹脂材等からなる幹部３と、該幹 部３の下方部分を植え込むようにした鉢部４と、該鉢部４内に収納され脱臭機能 を発揮する脱臭剤５とを具備するものである。 前記造花部２は、各種の花、実、葉等を混在させつつ形成したドライフラワー 又は素材に紙材、布材等を用いて形成した各種の造花で、その形態は図示例に限 定されず、各種形態に形成して実施できる。前記幹部３、鉢部４も、各種の材質 をもって形成することができ、形状等は図示例に限定されるものではない。更に 、図示する本実施例の装飾用置物１においては、幹部３を介して、該幹部３の先 端に造花部を２を装着し、鉢部４に幹部３の下方部分を植え込むようにしている が、本考案においては鉢部４に造花部２を直接植え込むようにしても良く、この 場合、幹部３は不要である。 また、本実施例で用いる前記脱臭剤５は、学術名／ゼオライト（Zeolite）と いわれ、ギリシャ語のゼオ(Zeo／沸騰）とライト（lite／石）とを結合した語源 のもので、日本においては「沸石」と称されているものを使用している。当該ゼ オライの原材料は、熱を加えることにより石の持つ水分が放出され、その後に顕 微鏡でも視認できない程の単位（オングストローム単位）の無数の穴が形成され 、このような原材料を本考案に用いる脱臭剤５として形成したものである。その 製造工程は、上記ゼオライトの原材料をパウダー状にし、これを多数の小さな粒 状に加工して１２００℃乃至１３００℃の高温で焼成したものである。このよう にして形成されたゼオライト、即ち、脱臭罪５は、前記石の表面の無数の穴が物 質を分子的に分解し強力に吸着するために、これを室内に配置した場合、室内の 脱臭作用、除湿、抗菌作用を発揮できるものとされている。 このように構成した本実施例の脱臭機能を具備した装飾用置物１は、これを室 内に配置した場合は勿論、トイレ、自動車内等々に配置した場合、鉢部４内に収 納された脱臭剤５をもって、室内、トイレ、自動車内等の脱臭作用を発揮できる とともに、造花部２をもって、鑑賞用に好適な装飾用置物としての作用を発揮す ることができる。 本考案は、上述した各実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で 種々の変形が可能である。

【考案の効果】

以上詳述した本考案によれば、室内等に配置されて鑑賞用に供し得るように形 成された造花部を具備するとともに室内等を脱臭する機能を具備した斬新な装飾 用置物を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例に係る脱臭機能を具備した装飾
用置物の斜視図

【符号の説明】

１ 脱臭機能を具備した装飾用置物 ２ 造花部 ３ 幹部 ４ 鉢部 ５ 脱臭剤

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】室内に配置した場合は勿論、トイレ、自動
   車内等に配置されて鑑賞用に供し得るとともに、室内、
   トイレ、自動車内等を脱臭する作用を発揮できるように
   した装飾用置物であり、ドライフラワー又は素材に紙
   材、布材等を用いて鑑賞用に供し得るように形成された
   造花部２と、該造花部２を植え込むような状態の下で支
   持している鉢部４と、多数の小さな粒状に加工され前記
   鉢部４内に収納されて脱臭機能を有する脱臭剤５とから
   なることを特徴とする脱臭機能を具備した装飾用置物。
2. 【請求項２】前記造花部２は、木材、樹脂材等からなる
   幹部３の先端に当該造花部２が装着され、且つ、該幹部
   ３の下方部分を前記鉢部４に植え込むようにしたもので
   ある請求項１記載の脱臭機能を具備した装飾用置物。