JP3006380U - 電子センサー式消火器スターター - Google Patents
電子センサー式消火器スターターInfo
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- JP3006380U JP3006380U JP1994004507U JP450794U JP3006380U JP 3006380 U JP3006380 U JP 3006380U JP 1994004507 U JP1994004507 U JP 1994004507U JP 450794 U JP450794 U JP 450794U JP 3006380 U JP3006380 U JP 3006380U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass tube
- fire extinguisher
- constant temperature
- starter
- electronic sensor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 電熱線の加熱装置で、電流を利用した加熱方
式を取っており、消火器の定温スプリンクラー(Fix
ed Temperature Sprinkーle
r)内の定温薬剤を詰めたガラスチューブが熱によって
破裂することによって消火剤を放出させる。 【構成】 消化剤容器には、定温ガラスチューブC2が
取り付けられ、この常温ガラスチューブC2内に設けら
れた感熱部分は、加熱体で囲まれており、加熱体の外周
には絶縁材質5が設けられ、加熱体には電導線30が接
続されてなる。
式を取っており、消火器の定温スプリンクラー(Fix
ed Temperature Sprinkーle
r)内の定温薬剤を詰めたガラスチューブが熱によって
破裂することによって消火剤を放出させる。 【構成】 消化剤容器には、定温ガラスチューブC2が
取り付けられ、この常温ガラスチューブC2内に設けら
れた感熱部分は、加熱体で囲まれており、加熱体の外周
には絶縁材質5が設けられ、加熱体には電導線30が接
続されてなる。
Description
【0001】
この考案は、自動消火器に関する。
【0002】 一般に自動消火器として知られているぶら下げ式消火器は、図1に示す通り、 消防法指定の各場所に配置する消防安全設備配置標準規定批准の自動消火器で、 引掛けリング(a)を建築物の天井からつるし、消火剤をつめた消火剤容器(b )を窒素で加圧した、定温スプリンクラー(c)と組み合わせて一体化してある ものである。又、その定温スプリンクラー部分には、噴射ノズルカバー(c1) ・定温ガラスチューブ(c2)・密封シム(c3)などが含まれる。密封シム( c3)は定温ガラスチューブ(c2)の突端に位置し、定温スプリンクラー(c )を閉鎖状態に保ち、設定温度によって混合されたガラスチューブ内のアルコー ル混合液が温度の上昇とともに膨張し、特定の温度に至った際にガラスチューブ を圧迫してチューブを破裂させるものである。しかし、定温スプリンクラーヘッ ドは使用に関して感応速度の制限を受ける。例えば、燃えやすい物が貯蔵してあ る所での初期のボヤもしくは蒸し焼き状態になってから起こった規模の大きい火 災や高熱カロリーは、すでに自動消火器のエリア内での消火有効値を越えてしま っているので、火災をくいとめることができず、手がつけられない状態になって しまうおそれがある。
【0003】 考案者は、1983年に”電子センサー式火災警報消火器”で、台湾の新型特 許第19169号を取得している。図2に示すとおり、前述の定温ガラスチュー ブ(c2)の側部に電子スターター(d)が取り付けてあり、電子スターターと スタート導線をつなげる電池(B)と電子センサー式火災警報装置(e)が備わ っている。電子スターター(d)は雷管のデザインと似たようなもので、管状の 金属体の一端がオープンの状態にあり、もう一端がクローズの状態になっている 。その内側に固定範囲内を動き開放突端から突出するピストン(d1)があり、 そのピストンと閉鎖突端間の装置に、いわゆる膨張固体薬剤(d2)といわれる 微量の火薬が仕込まれている。平常は、電子センサー式火災警報機(e)の開回 路は、火災センサーアラーム状態にあり、電源は電池(B)からとっている。火 災が発生すると温度が上昇し、その温度上昇率がすばやく電子センサー式火災警 報器の感応範囲に達した際、警報装置(e)はすぐにピストンを閉回路状態にし 、ある一定の信号を電子スターター(d)に送る。この時、スターター(d)内 の膨張固体薬剤(d2)が電流に触発されて暴発を起こし、瞬時にピストン(d 1)を送り出し、ガラスチューブ(c2)を破裂させると、密封シム(c3)は その支えを失う。すると消火剤は、消火剤容器内の圧力によって押し出され、定 温スプリンクラーは一定の噴出率でその薬剤噴出範囲内の自動消火を行う。
【0004】
この新型特許は、考案者の長年の実務経験から得たもので、電子スターター( 雷管起爆器)は、スタート電流が最小でかつその反応速度が最速という長所をも つが、その反面火薬が効力を失いやすく、又、製品自体が管制品なので、コスト がかなりかかる。その上、1つ1つの独立した自動消火器を一系統につなげ、雷 管を導電体が通電するときのスパークを利用して火薬に引火・爆発させると、こ の同一回路上の接触点は、理論上では火薬に引火した瞬間に起爆し開回路状態に させるものだが、爆発の圧力で逆に閉回路状態となってしまい、スターター配線 をショートさせてしまう可能性もでてくる。そのため、同一配線上での電子スタ ーターの多用は、一番目のスターターがショートしてしまうと、スターターのア ウトプット回路に信号が送られず、二番目以降の消火器がスタートできなくなっ てしまうことになる。それぞれのスターターを、別々の単独回路に改善すること もできなくないが、それでは施工のコスト及び回路のアフターケアのコストがか なり多くなってしまう。
【0005】
こういったことで、考案者は長年の消防実務経験と数々の実験を繰り返し、以 前の新型特許の欠点を改善した新型スターターの構造改良を提出するものである 。
【0006】
本考案は、電子センサー式消火器スターターの構造改良で、消火器の定温スプ リンクラーに絶縁処理をした電熱線・円形プラグ及び固定台を配置し、ガラスチ ューブ上を定形電熱線を巻き付け、電流の流れを利用して電熱線を加熱、ガラス チューブの破裂によって消火剤を噴出させるもので、スタート配線のショートに よるスタート不能を回避するのがこの考案の第一目的である。
【0007】
本考案は、電子センサー式消火器スターターの構造改良で、図3に示すように 、消火剤容器(b)の下部に定温スプリンクラー(c)を取り付け、その定温ス プリンクラー(c)の銅栓ノズル(13)に定温ガラスチューブ(c2)及びノ ズルカバー(12)を装備し、密封シムがノズルからの薬剤放出を防止する効果 をはたす。
【0008】 図3、図4、図5に示すように、定温ガラスチューブ(c2)は、上下のヘッ ド部(21)・中間の真空管部分である中央部(22)及び一番内側に詰められ たアルコール混合液などの感熱薬剤(23)で構成されている。ヘッド部(21 )は弱い部分であり、中央部(22)は感熱伝導帯の役割を果たし、その外側は 電熱線(3)を巻き付けた加熱体(コイル)で覆われている。電熱線(3)の外 周は、定温スプリンクラー(c)の金属導体との接触部分で、絶縁物(5)によ って隔離されている。電熱線(3)の両端は、円形プラグ(4)のピンに接続し ており、固定台(6)の円形プラグ(4)ともう一端の電導線(30)を経由し 、電源アウトプット回路につながっている。
【0009】 電子式センサーまたはその系統コントロールパネルが火災を確認すると、電源 を電源アウトプット回路に送り、電導線(30)を経由し電熱線を発熱させる。 すると、定温ガラスチューブ(c2)の中央部(22)が、エネルギーを感知し 、熱伝導により内側の感熱薬剤(23)を熱膨張させ、定温ガラスチューブ(c 2)を破裂させることにより銅栓(13)の押し上げ作用を解除する。すると消 火剤容器内の消火薬剤が、窒素の加圧によりスプリンクラーヘッド(c)から噴 出され、ノズルカバー(12)を経由して噴出保護範囲内に散布され消火機能を 果たす。
【0010】 上記総論として、本考案は電熱線の加熱によるスターターの改良構造で、その 構造はいたって簡単であり配線も確実であるという長所を兼ね備えている。又、 今のところこれと類似しているものは見当たらない。
【図1】 従来の自動消火器の断面図。
【図2】 従来の電子センサー式火災警報消火器の断面
図。
図。
【図3】 本考案の断面図。
【図4】 ガラスチューブの拡大図。
【図5】 本考案の電熱線・絶縁体及びガラスチューブ
を組立てた際の上からの断面図1。
を組立てた際の上からの断面図1。
【図6】 本考案の電熱線・絶縁体及びガラスチューブ
を組立てた際の上からの断面図2。
を組立てた際の上からの断面図2。
【符号の説明】 a 引掛けリング b 消火剤容器 B 電池 c 定温スプリンクラー c1 噴射ノズルカバー c2 定温ガラスチューブ c3 密封シム d 電子スターター e 電子センサー式火災警報装置 3 電熱線 4 円形プラグ 5 絶縁物 6 固定台 12 ノズルカバー 13 銅栓 21 ヘッド部 22 中央部 23 感熱剤 30 電導線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
Claims (2)
- 【請求項1】 消化剤容器には、定温ガラスチューブが
取り付けられ、この常温ガラスチューブ内に設けられた
感熱部分は、加熱体で囲まれており、加熱体の外周には
絶縁材質が設けられ、加熱体には電導線が接続されてな
ることを特徴とする電子センサー式消火器スターター。 - 【請求項2】 前記感熱部の周囲と加熱体との間には感
熱伝導体が設けられてなることを特徴とする電子センサ
ー式消火器スターター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004507U JP3006380U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 電子センサー式消火器スターター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004507U JP3006380U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 電子センサー式消火器スターター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3006380U true JP3006380U (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=43142247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994004507U Expired - Lifetime JP3006380U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 電子センサー式消火器スターター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006380U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004080541A1 (ja) * | 2003-03-11 | 2004-09-23 | Kazuo Aoki | 自動消火装置 |
KR100832857B1 (ko) * | 2006-08-03 | 2008-05-28 | 대명파이어텍 주식회사 | 면상발열체를 사용한 기폭장치 및 이를 구비한 소화기구의기동용 헤드 |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP1994004507U patent/JP3006380U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004080541A1 (ja) * | 2003-03-11 | 2004-09-23 | Kazuo Aoki | 自動消火装置 |
KR100832857B1 (ko) * | 2006-08-03 | 2008-05-28 | 대명파이어텍 주식회사 | 면상발열체를 사용한 기폭장치 및 이를 구비한 소화기구의기동용 헤드 |
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