JP3005114U - 救命具 - Google Patents

救命具

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JP3005114U
JP3005114U JP1994006726U JP672694U JP3005114U JP 3005114 U JP3005114 U JP 3005114U JP 1994006726 U JP1994006726 U JP 1994006726U JP 672694 U JP672694 U JP 672694U JP 3005114 U JP3005114 U JP 3005114U
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switch
light
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JP1994006726U
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謙治 松井
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Sakura Rubber Co Ltd
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Sakura Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】遠方からでも、また夜間でも漂流中の救命ゴム
ボートや救命胴衣の存在を確認しやすい救命具を提供す
ることにある。 【構成】空気が充填される空胴部2を有したゴムボート
本体1に、前記空胴部2と連通して空気圧により起立す
るゴムチューブからなるポール4を設け、このポール4
の上端部に点滅するLED等の発光灯11およびバッテ
リー10を有する標識体5を設け、この標識体5に前記
空胴部2の空気圧によってオンするスイッチ9を設けた
ことにある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、救命ゴムボート、救命胴衣等の救命具に関する。
【0002】
【従来の技術】
船舶や航空機には救命ゴムボートや救命胴衣の装備が義務付けられ、遭難事 故等の緊急時にはボンベにより救命ゴムボートに空気を充填して膨張させて海上 に投下し、乗務員、乗客は救命ゴムボートによって避難したり、救命胴衣を着用 して海中に飛び込んで避難している。
【0003】 ところが、救命ゴムボートや救命胴衣は小型であり、特に水面からの突出高さ が低いために目立たない。しかも、海上は広く、波浪があるために、漂流者が手 を振って救助船やヘリコプターまたは近くを航行中の船舶に助けを求めても発見 が遅れ、特に夜間においては漂流者を発見することは不可能に近く、悲劇を招く ことも少なくない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、航空機や大型船舶に装備されている避難信号を発信できる機器を設 置することも考えられるが、高価であるため漁船等の小型船舶には設置していな い。また、救命ゴムボートに発煙灯を装備しているものもあるが、発煙灯は一度 着火すると、数分で燃え尽きてしまい効力がないのが実情である。
【0005】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 遠方からでも、また夜間でも漂流中の救命ゴムボートや救命胴衣の存在を発見し やすく、悲劇を未然に防止できる救命具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前述した目的を達成するために、請求項1は、空気が充填され る空胴部を有したゴムボート本体と、このゴムボート本体に設けられ前記空胴部 と連通して空気圧により起立するポールと、このポールの上端部に設けられ点滅 する発光灯およびバッテリーを有する標識体と、この標識体に設けられ前記空気 圧によってオンして前記発光灯を点灯させるスイッチとを具備したことを特徴と する。
【0007】 請求項2は、空気が充填される空胴部を有した救命胴衣本体と、この救命胴衣 本体に設けられ点滅する発光灯およびバッテリーを有する標識体と、この標識体 に設けられ前記空気圧によってオンして前記発光灯を点灯させるスイッチとを具 備したことを特徴とする。
【0008】 好ましくは、ポールは、可撓性を有するゴムチューブからなり、空気圧が加わ らないときは倒伏していることを特徴とする。また、スイッチは、マイクロスイ ッチからなり、空気圧によって作動するダイヤフラムによってオン・オフされる ことを特徴とする。
【0009】 請求項5は、発泡体からなる救命具本体と、この救命具本体に設けられ点滅す る発光灯およびバッテリーを有する標識体と、この標識体に設けられ前記発光灯 を点灯させる手動式のスイッチとを具備したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1〜4によれば、ゴムボート本体または救命胴衣本体の空胴部に空気 を充填すると、空胴部が膨張し、同時に空気圧によってダイヤフラムが押圧され て湾曲し、スイッチをオンするため、標識体の発光灯が点滅し、救助船やヘリコ プターまたは近くを航行中の船舶に漂流中のゴムボートや救命胴衣の存在を知ら せることができる。
【0011】 請求項1〜4によれば、手動式のスイッチをオンすると、標識体の発光灯が点 滅し、救助船やヘリコプターまたは近くを航行中の船舶に漂流中のゴムボートや 救命胴衣の存在を知らせることができる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図3は第1の実施例を示し、1は救命具としての救命ゴムボート本体で あり、このゴムボート本体1は環状に形成された空胴部2と底部3とからなり、 不使用時には折り畳み可能で、空胴部2に空気を充填することにより膨張してボ ートの形態になるように構成されている。
【0013】 この空胴部2の上部にはポール4が設けられている。このポール4は可撓性を 有するゴムチューブからなり、その基端部が空胴部2に連通しており、空胴部2 の空気圧が加わらないときは倒伏し、空気圧が加わると垂直に起立するようにな っている。
【0014】 ポール4の上端部には標識体5が設けられている。この標識体5は合成樹脂材 料等によって円筒状に形成され、この下端部には接続筒6が一体に設けられてい る。この接続筒6はポール4の上端部に嵌合され、その嵌合部を固定バンド7に よって締め付けることによりポール4と標識体5とが連結されている。
【0015】 標識体5の内底部には接続筒6の開口を閉塞するようにダイヤフラム8が装着 されている。さらに、標識体5の内部にはダイヤフラム8に対向してマイクロス イッチからなるスイッチ9が固定されており、このスイッチ9は標識体5の内底 部に設けられたバッテリー10と電気的に接続されている。
【0016】 さらに、標識体5の外周面にはLEDからなる複数個の発光灯11が適宜間隔 を存して配設されており、これら発光灯11は前記スイッチ9を介してバッテリ ー10に電気的に接続され、スイッチ9のオンによって複数個の発光灯11が同 時に点滅するようになっている。
【0017】 このように構成された救命ゴムボートは漁船等の船舶に装備されるが、ゴムボ ート本体1はコンパクトに折り畳んだ状態に保管されるため場所を取らず、遭難 事故等の緊急時には迅速に海上に投下できる場所に装備できる。また、緊急時に 救命ゴムボートを海上に投下すると、ボンベ(図示しない)から自動的に空胴部 2に空気が充填されて膨張し、ボートの形態になるため、船舶から救命ゴムボー トに乗り移ることができる。
【0018】 空胴部2に空気が充填されると、この空胴部2と連通しているポール4は空気 圧によって垂直状態に起立し、標識体5がゴムボート本体1より高い位置に支持 される。さらに、ポール4の空気圧によってダイヤフラム8が押圧され、上方に 円弧状に撓むため、スイッチ9がオンとなり、標識体5に配置された複数個の発 光灯11が同時に点滅する。
【0019】 このように救命ゴムボート自体は小型であり、水面からの突出高さが低いため に目立ちにくいが、ゴムボート本体1に対してポール4が起立し、その上端部に 標識体5が支持され、しかも複数個の発光灯11が同時に点滅する。したがって 、広い海上で、波浪があっても、また夜間でも遠方から救命ゴムボートの存在を 確認でき、救助船やヘリコプターまたは近くを航行中の船舶によって漂流者を速 やかに救助できる。
【0020】 また、ゴムボート本体1の空胴部2に充填される空気圧によって自動的にポー ル4が起立し、しかもスイッチ9がオンして発光灯11を点滅することにより、 避難者が何等手を加えることがなく、また、バッテリー10によって発光灯11 が点滅することにより、長時間に亘って点滅し続けるという効果がある。
【0021】 図4は第2の実施例を示し、救命具として救命胴衣本体12に標識体13を設 けたものである。この標識体13は第1の実施例における標識体5と基本的に同 一であるが、ポール5を介することなく、救命胴衣本体12に直接固定されてい る。そして、救命胴衣本体12の空胴部に充填された空気の圧力によってダイヤ フラムが撓み、スイッチがオンして複数個の発光灯が点滅し、第1の実施例と同 様の効果が得られる。
【0022】 なお、前記実施例によれば、ゴムボートまたは救命胴衣の空洞部に空気を充填 し、その空気圧によってスイッチがオンして発光灯が点滅するようにしたが、発 泡体によって救命具本体を構成し、この救命具本体に発光灯およびバッテリーを 有する標識体および手動式のスイッチを設けたものでもよい。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、救命具に標識体を設け、この標識 体に点滅する複数個の発光灯を設けることにより、遠方からでも、また夜間でも 漂流中の救命ゴムボートや救命胴衣の存在を確認しやすくなり、漂流者を速やか に救助できるという効果がある。
【0024】 さらに、空胴部に空気が充填されると、その空気圧によってスイッチがオンし て発光灯が自動的に点灯するため、避難者が何等手を加える必要がなく、また、 バッテリーによって発光灯が点滅することにより、長時間に亘って点滅し続ける という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例を示す救命ゴムボート
の要部を示す一部切欠した側面図。
【図2】図1のA部を拡大した一部切欠した側面図。
【図3】同実施例の救命ゴムボートの全体の構成図。
【図4】この考案の第2の実施例を示す救命胴衣の斜視
図。
【符号の説明】
1…ゴムボート本体、2…空胴部、4…ポール、5…標
識体、8…ダイヤフラム、9…スイッチ、10…バッテ
リー、11…発光灯、12…救命胴衣本体、13…標識
体。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気が充填される空胴部を有したゴムボ
    ート本体と、このゴムボート本体に設けられ前記空胴部
    と連通して空気圧により起立するポールと、このポール
    の上端部に設けられ点滅する発光灯およびバッテリーを
    有する標識体と、この標識体に設けられ前記空気圧によ
    ってオンして前記発光灯を点灯させるスイッチとを具備
    したことを特徴とする救命具。
  2. 【請求項2】 空気が充填される空胴部を有した救命胴
    衣本体と、この救命胴衣本体に設けられ点滅する発光灯
    およびバッテリーを有する標識体と、この標識体に設け
    られ前記空気圧によってオンして前記発光灯を点灯させ
    るスイッチとを具備したことを特徴とする救命具。
  3. 【請求項3】 ポールは、可撓性を有するゴムチューブ
    からなり、空気圧が加わらないときは倒伏していること
    を特徴とする請求項1記載の救命具。
  4. 【請求項4】 スイッチは、マイクロスイッチからな
    り、空気圧によって作動するダイヤフラムによってオン
    されることを特徴とする請求項1または2記載の救命
    具。
  5. 【請求項5】 発泡体からなる救命具本体と、この救命
    具本体に設けられ点滅する発光灯およびバッテリーを有
    する標識体と、この標識体に設けられ前記発光灯を点灯
    させる手動式のスイッチとを具備したことを特徴とする
    救命具。
JP1994006726U 1994-06-10 1994-06-10 救命具 Expired - Lifetime JP3005114U (ja)

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