JP3004272U - 銅管固定金具 - Google Patents

銅管固定金具

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JP3004272U
JP3004272U JP1994006624U JP662494U JP3004272U JP 3004272 U JP3004272 U JP 3004272U JP 1994006624 U JP1994006624 U JP 1994006624U JP 662494 U JP662494 U JP 662494U JP 3004272 U JP3004272 U JP 3004272U
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JP
Japan
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pipe
copper
copper pipe
fixing
short
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JP1994006624U
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葆 中野
忠雄 奥村
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葆 中野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 給湯用銅管を凹ませないで容易に固定するこ
とができ、一旦固定したのちは全く銅管にズレを起こさ
せないように銅管を固定できるような銅管固定具を提供
する。 【構成】 給湯用銅管を包囲してこれに密接する短管3
1と、その短管31の接線方向に延びる平板状固定片3
2とを一体に、砲金で鋳造して固定具とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、銅管固定金具に関するものであり、とくに湯を輸送するための銅 管を、容易且つ確実に固定するための固定金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビルディングとくにホテル等の高層建物では、各部屋へ湯を輸送するのに銅管 が使用されている。このような銅管は給湯用銅管又は給湯管と呼ばれ、図1に示 すように付設されている。
【0003】 図1は、ビルディングの縦断面模型図である。図1において1、2、3はそれ ぞれ1階、2階、3階のフロアを示し、4は湯の供給装置である。11ないし1 3は給湯用銅管であって、そのうち11はフロア2、3を貫通して湯を送るため の立て管であり、12と13とは立て管11から分かれて湯を水平方向に分配す るための横走り管である。
【0004】 給湯用銅管11ないし13は、管内を流れる湯の温度が変化するのに伴って管 径及び管長を伸縮させる。このうち、管径の伸縮は僅かであるから無視できるが 、管長の伸縮は、長い直線配管では継手、弁、支持金物などに大きな応力をかけ ることになり、水漏れの原因になったり、極端な場合には破損につながる。そこ で、これらの銅管は何れもこの応力を吸収できるように配置されている。例えば 、立て管11では管の途中にベローズ式の伸縮吸収部分10が設けられ、ここで 伸縮の応力が吸収できるようにされている。このために、立て管11は、例えば フロア1上で固定具21により支持され、フロア3上で固定具22により支持さ れて、部分10で伸縮可能とされて来た。横走り管13は、フロア3から吊り下 げられて固定具23により支持された。
【0005】 固定具21ないし23としては、これまで図2に示したようにUボルトが使用 されて来た。すなわち、固定具22を例に取ると、まず立て管11に近接してフ ロア3上にアングル5が付設され、次いで立て管11に外接するUボルト6及び 7が付設され、Uボルト6及び7の両端をアングル5に通し、その端をナット8 によって締め付けて、立て管11を支持するようにされた。Uボルト6及び7は 、鉄で作られたので、銅管に接して電蝕されるのを防ぐために表面に合成樹脂が 被覆された。このようなUボルトは普通2本並べて使用された。
【0006】 以上は、立て管11を例に採ってフロアに固定する場合を説明したのであるが 、横走り管12及び13を壁又は天井に固定する場合にも同様にUボルトが使用 された。
【0007】 ところが、Uボルトで銅管を支持するのには難点があった。すなわち、例えば 立て管11を確実に固定しようとして、Uボルト6をナット8で強く締め過ぎる と、立て管11が簡単に凹むこととなり、従ってナット8の締め付けに慎重さと 熟練とが要求される、という難点があった。また、Uボルト6によって固定した あとでは、Uボルト6が立て管11を固定する力が弱いために、立て管11が移 動して伸縮吸収部分10の働きを阻害する、という難点があった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上述の難点を解消しようとするものである。すなわち、この考案 は、銅管を凹ませないで容易に銅管を固定でき、一旦固定したあとでは全く銅管 にズレを起こさせないように銅管を固定できるような固定金具を提供するもので ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は、Uボルトを使用しないで、代わりに銅管を包囲してこれに密接す る短管と、これに一体に付設された固定片とから成る固定金具を用いて、銅管を 固定しようとする発想から出たものである。
【0010】 この考案は、銅管のうちでもとくに水平方向に伸びる横走り管を支持するに適 した銅管固定金具を提供するものである。その銅管固定金具は、給湯用銅管を包 囲してこれに密接する短管と、その短管の接線方向に延びる平板状固定片とから なり、これらを一体に砲金で鋳造したことを特徴とするものである。
【0011】 この考案に係る銅管固定金具を実施の一例について図面に基づき説明すると、 次のとおりである。図3は、この考案に係る銅管固定金具の一例を示したもので 、そのうち(A)は平面図であり、(B)は(A)図中のB−B線断面図である 。図4は、図3に示した銅管固定金具の使用状態を示した断面図である。図5は 、この考案に係る銅管固定金具の別の一例を示し、そのうちの(A)は平面図で あり、(B)は(A)図中のB−B線断面図である。
【0012】 図3では、この考案に係る銅管固定金具が、砲金をもって短管31と固定片3 2とを一体に鋳造して作られている。短管31は、給湯用銅管を包囲してこれに 密接するものである。短管31の軸方向の長さは、管の半径以上で直径以下であ る。固定片32は、短管31を構成する1つの母線において接線方向に延びる平 面で構成されている。固定片32は帯状をなして、その長手方向の中央で短管3 1が接するような関係になっている。その帯状平面の幅は短管31の軸方向の長 さに等しくされている。その結果、短管31はその軸を固定片32の幅方向に向 けて固定片32上に乗っているような状態となっている。
【0013】 固定片32には、短管31から遠ざかった端近くに孔34が設けられている。 孔34はボルト挿通孔であって、固定片32を固定するためのボルトを通すのに 用いられる。
【0014】 この考案においては、銅管固定金具が砲金をもって鋳造されている。砲金は銅 を主体にした合金であるから銅管との間で電蝕を生じない。砲金は銅が約70〜 80%、亜鉛が約10〜20%、錫が約10%の合金だと言われており、鋳造が 容易である。しかも、砲金は銅と鑞付けすることも容易である。従って、この考 案の固定金具は銅管に鑞付けして使用することができる。
【0015】 図3に示した銅管固定金具は、図4に示したようにして使用される。図4では 、この考案に係る銅管固定金具の短管31内に、給湯用銅管のうち横走り管13 が挿通され、横走り管13と短管31との間が鑞付けされる。従って、横走り管 13は固定金具に強固に支持される。こうして、横走り管13を支持した固定金 具が、ボルト挿通孔34に通したボルト35によってアングル5に固定される。 アングル5は、もともとフロア3に固定されているから、横走り管13はフロア 3に固定されることになる。
【0016】 図1において、Uボルトを使用した固定具21ないし24により立て管11及 び横走り管13を固定する代わりに、図4に示したように、この考案に係る固定 金具により立て管11及び横走り管13を固定すると、立て管及び横走り管の何 れも、とりわけ横走り管13の固定が容易となり、且つ固定が確実となって横走 り管のズレがなくなり、従って伸縮吸収部分10の作用を阻害することなく立て 管及び横走り管を長期にわたって効率よく使用することができる。
【0017】 図5に示した固定金具は、比較的小径の銅管に対して使用する銅管固定金具で ある。図5に示した固定金具は、図3に示した固定金具に比べると固定片32が 短管31から長手方向に大きく突出し、各固定片の端近くにボルト挿通孔34が 唯1個穿設されている点で異なるに過ぎない。
【0018】
【考案の効果】
この考案によれば、銅管固定金具が短管と固定片とからなり、砲金をもって一 体に鋳造されており、しかも短管は給湯用銅管を包囲してこれに密接するものと されているから、短管内に銅管を挿入して短管と銅管とを容易に鑞付けすること ができ、これによって銅管に固定金具を容易に強固に固定することができる。し かも、こうして固定したあとは、固定金具が銅管を全く移動させないこととなり 、固定金具と銅管との間で電蝕を起こすこともない。また、上記の固定片は短管 の接線方向に延びる平板状のものとされているから、短管は固定片の一つの面状 に突出した状態となり、従って短管内に銅管を通した状態で固定片をフロア、壁 、アングル等の平面状に容易に強固に取り付けることができる。こうして、銅管 の伸縮吸収部分が充分に機能するように銅管を建物に取り付けることができる。 この考案は、このような利益を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯用銅管の配置を示したビルディングの縦断
面模型図である。
【図2】給湯用銅管を、従来法によってフロアに固定し
た状態を示した側面図である。
【図3】この考案に係る銅管固定金具を示した平面図
(A)及び断面図(B)である。
【図4】この考案に係る銅管固定金具の使用状態を示し
た一部切欠側面図である。
【図5】この考案に係る銅管固定金具の別の例を示した
平面図(A)及び断面図(B)である。
【符号の説明】
1 ビルディングのフロア 2 ビルディングのフロア 3 ビルディングのフロア 4 媒体供給装置 5 アングル 6 Uボルト 7 Uボルト 8 ナット 10 銅管の伸縮を吸収する部分 11 銅管(立て管) 12 銅管(横走り管) 13 銅管(横走り管) 21 固定具 22 固定具 23 固定具 24 固定具 31 短管 32 固定片 34 ボルト挿通孔 35 ボルト

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯用銅管を包囲してこれに密接する短
    管と、その短管の接線方向に延びる平板状固定片とから
    なり、これらを一体に砲金で鋳造したことを特徴とす
    る、銅管固定金具。
  2. 【請求項2】 固定片が短管との接点を長手方向の中央
    に置いて、短管の軸長にあたる幅を持った帯状をなして
    いることを特徴とする、請求項1に記載の銅管固定金
    具。
  3. 【請求項3】 固定片には短管から遠ざかった端近くに
    ボルト挿通孔を設けたことを特徴とする、請求項1又は
    2に記載の銅管固定金具。
JP1994006624U 1994-05-16 1994-05-16 銅管固定金具 Expired - Lifetime JP3004272U (ja)

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