JP3003735U - 宝飾品用台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 宝飾品の高級感をより高める宝飾品用台を提
供する。 【構成】 備長炭を横方向に破断して得た面を表面部と
する宝飾品載置用の台。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、宝飾品用台に関し、特にダイヤの指環等の宝飾品を載置するための 台に関する。

【０００２】

【従来の技術とその課題】

ダイヤ等の宝石の指環その他の宝飾品は光沢が商品価値の重要な要素を占めて おり、その展示等において高級感のある光沢を発現するようさまざまな工夫がな されている。宝飾品を載置する台類もその一つであるが、従来その多くは紺系統 に彩色されたフェルト類を表面にもつものだった。また光を反射するタイプの台 類も提案されているが、高級感のある光沢を観者に印象づけるものとは言い難い ものであった。 本考案の目的は載置した宝飾品の高級感を相乗的に高めることのできる全く新 しい宝飾品用台を提供することにある。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る宝飾品用台は横断破断表面をもつ備長炭からなることを特徴とす る。 本考案で用いる備長炭はウバメカシを炭化して得られる炭であり、本考案では 載置する宝飾品の大きさに応じ適宜の横断面積をもつ備長炭を用いうるが、通常 横断面の直径が２〜１０ｃｍ、より好ましくは３〜７ｃｍ程度のものが用いられ る。

【０００４】 本考案では宝飾品を載置する表面部が破断によって形成されていることを要し 、鋸その他の切断機器ややすりその他の研摩機器等の一般的な表面形成手段を用 いて形成された表面部によっては本考案の効果は発現しない。

【０００５】 破断は通常斧状機器類で棒状備長炭を一挙に横断方向に折ることによって行わ れる。一度の破断で二つの破断表面が形成され、それぞれを宝飾品用台の表面と して利用することができる。

【０００６】 表面部以外の部分は必要に応じ通常の切断手段で処理しうる。台の高さは任意 であるが、一般的には２〜１０ｃｍ程度であり、この場合高さ調節は通常底部を 鋸等で切断することによって行われる。台の横周辺部には特段の加工は不要だが 、必要に応じ形を調整するため切断、破断等を行ってもよい。また表面の周辺部 分や破断時に突出部等が生じた場合の突出部分等は必要に応じ切断手段等で処理 しうる。

【０００７】 また破断表面部には宝飾品を固定するための補助部材を配しうる。この場合破 断表面のほぼ中央部を典型例とする所定位置に部分的な穴をあけ、宝飾品挟持用 のフェルト類等の軟質材料を挿入担持することが好ましい。

【０００８】 図１は本考案の宝飾品用台の一例を示す斜視図であり、備長炭の切断表面１の ほぼ中央部に穴２をあけ、そこにフェルト３を挟持し、その中央にたとえば指環 のリング部を挿入する。 穴はドリル等の機器を用いて形成しうる。 宝飾品の種類によってはヒモやピン等の固定用部材を穴に挿入したり表面に接 着してもよい。しかし表面の主要部は破断面が露出した状態にあることを要する 。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の宝飾品用台は表面が備長炭の破断面からなっており、この上に宝飾品 を載置し、宝飾店のウインドー内等に展示すると、宝飾品が一層高級感のある光 沢を発現するという効果を示す。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の宝飾品用台の一例を示す斜視図。

【符号の説明】

１ 備長炭の破断表面 ２ 穴 ３ フエルト

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 横断破断表面をもつ備長炭からなること
   を特徴とする宝飾品用台。
2. 【請求項２】 表面に宝飾品固定部材を有する請求項１
   記載の宝飾品用台。
3. 【請求項３】 固定部材が破断表面に穴をあけその中に
   軟質材料を挿入したものである請求項２記載の宝飾品用
   台。
4. 【請求項４】 軟質材料がフェルト状物からなるもので
   ある請求項３記載の宝飾品用台。