JP3003213U - ペンケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 衣類のポケットあるいは鞄に収納して携帯し
ても、滑り落ちたり紛失することがなく、しかも取扱い
が容易なペンケースを提供すること。 【構成】 筆記具収納部１の開口部３の一側に延長さ
れ、内側面に止具４を有する折り曲げ自在の蓋体２と、
前記開口部３の他側の外側に設けられ、外側面に前記止
具４と適合する係合止具５を有するクリップ６とからな
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、鉛筆、ボールペン及びシャープペン等の筆記具を保護収納するペン ケースに関し、特に携帯に適していることを特徴とする。

【０００２】

【従来の技術】

従来、鉛筆、ボールペン及びシャープペン等の筆記具を保護収納するためのペ ンケースとしては、筆記具収納部の適位置にファスナー等による開閉自在な開口 部が設けられたもの、あるいは筆記具収納部に折り曲げ自在の蓋片を設けたもの 等が提供されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のペンケースは、単に各種筆記具を保護収納するだけで、 必ずしも携帯に便利ということはできなかった。

【０００４】 例えば、衣類のポケットに収納して携帯した場合に、背広を脱いだ時あるいは 身体を傾けて前屈みになった時などにポケットから滑り落ちることがあり、紛失 する場合があった。

【０００５】 また、鞄内に入れて携帯した場合にも、鞄内で移動等して探すのに手間がかか るものであった。

【０００６】 本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、ペンケースを衣類のポケットある いは鞄に収納して携帯した場合に、それらに固定できるように構成することによ って衣類のポケット等から滑り落ちたりすることがなく、紛失を防止でき、さら に取扱いの容易なペンケースを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するため、本考案は、筆記具収納部の開口部の一側に延長され 内側面に止具を有する折り曲げ自在の蓋体と、前記開口部の他側の外側に設けら れ外側面に前記止具と適合する係合止具を有するクリップで構成され、さらに、 前記止具と係合止具がスナップ、マグネットあるいは面ファスナーである構成と したものである。

【０００８】

【作用】

本考案のペンケースは、鉛筆、ボールペン及びシャープペン等の筆記具Ｈを収 納して使用される。

【０００９】 そして、携帯時には、蓋体２が筆記具収納部１の開口部３を覆うように折り曲 げられ、該蓋体２の内側面に設けられた止具４がクリップ６の外側面に設けられ た係合止具５に止着される。

【００１０】 前記構成の本考案は、蓋体２をクリップ６の外側面に止着した構成であるため 、クリップ６の機能が蓋体２を閉じたことにより失われることがなく、また、蓋 体２は蓋体として本来の機能を発揮する。

【００１１】 したがって、筆記具Ｈを保護収納した状態において全体を衣類のポケットある いは鞄の適位置に固定することができる。

【００１２】 その結果、携帯中に落としたり、紛失したりすることが防止され、さらに取扱 いが容易である。

【００１３】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

【００１４】 図１は本考案のペンケースの斜視図、図２は要部縦断面図である。

【００１５】 図中、１は筆記具収納部であり、皮革あるいはプラスチック等からなり、鉛筆 、ボールペン及びシャープペン等の適数の筆記具Ｈを平行に並べて収納すること ができる大きさに構成されている。

【００１６】 ２は前記筆記具収納部１の開口部３の一側に延長され、内側面に止具４を設け た折り曲げ自在の蓋体である。

【００１７】 なお、該筆記具収納部１の内部は適数に区分され、前記筆記具Ｈが整然と収納 されるように構成されている。

【００１８】 つぎに、前記開口部３の他側の外側には、外側面に前記止具４と適合する係合 止具５を有するクリップ６が設けられる。

【００１９】 該クリップ６は、弾性部材で逆Ｕ字状に構成され、その内部に衣類あるいは鞄 のシート状部分を挟持できるように構成されている。

【００２０】 図面実施例では、該クリップ６の外側面に設けた係合止具５及び前記蓋体２の 内側面に設けた止具４としてスナップが示されているが、該スナップにかえてマ グネットあるいは面ファスナーを設けてもよい。

【００２１】 また、クリップ６が筆記具収納部１の開口部３の他側を挟み込んで設けられて いるが、クリップ６全体を前記他側の外側に設けてもよい。

【００２２】 図中、７は筆記具収納部１の背面に設けたカード収納部である。

【００２３】 前記構成の本考案のペンケースは、筆記具収納部１の開口部３から鉛筆、ボー ルペン及びシャープペン等の筆記具Ｈを収納して使用される。

【００２４】 そして、携帯時には、蓋体２が前記開口部３を覆うように折り曲げられ、該蓋 体２の内側面に設けた止具４がクリップ６の外側面に設けられた係合止具５に止 着させられる。

【００２５】 この状態で携帯すれば、前記筆記具収納部１内から鉛筆、ボールペン及びシャ ープペン等の筆記具Ｈが抜け落ちることがない。

【００２６】 本考案は、前記のごとく筆記具Ｈを保護収納した状態において、全体を衣類の ポケットあるいは鞄の適位置に固定することができる。

【００２７】 すなわち、本考案のペンケースは、前記蓋体２をクリップ６の外側面に止着し た構成であるため、クリップ６の機能が蓋体２を閉じたことにより失われること がなく、また蓋体２は蓋体として本来の機能を発揮する。

【００２８】 したがって、衣類のポケット等に入れて携帯する場合には、筆記具収納部１が ポケット内に収納され、ポケット外にはクリップ６の外側片６ａと蓋体２の先端 部が位置し、クリップ６がポケット部を挟持するものである。

【００２９】 前記のごとく、衣類のポケットあるいは鞄の適位置に固定して携帯できるため 落としたり、紛失することが防止され、さらに取扱いも容易である。

【００３０】 なお、筆記具収納部１の背面に前記カード収納部７を形成すれば、各種カード を同時に収納携帯することができ便利である。

【００３１】

【考案の効果】

本考案によれば、筆記具を収納したペンケースを衣類のポケットあるいは鞄等 に収納して携帯する際に適位置に固定させることができるため、落としたり、紛 失したりすることがなく取扱いが容易である効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のペンケースの斜視図である。

【図２】その要部縦断面図である。

【符号の説明】

１ 筆記具収納部 ２ 蓋体 ３ 開口部 ４ 止具 ５ 係合止具 ６ クリップ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 筆記具収納部の開口部の一側に延長され
   内側面に止具を有する折り曲げ自在の蓋体と、前記開口
   部の他側の外側に設けられ外側面に前記止具と適合する
   係合止具を有するクリップとからなることを特徴とする
   ペンケース。
2. 【請求項２】 止具及び係合止具がスナップである請求
   項１記載のペンケース。
3. 【請求項３】 止具及び係合止具がマグネットである請
   求項１記載のペンケース。
4. 【請求項４】 止具及び係合止具が面ファスナーである
   請求項１記載のペンケース。