JP3002295U - スリッパ自動回転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、スリッパを自動的に回転させ、元
の位置方向にする為のスリッパ自動回転装置の改良に関
する考案である。 【構成】 本考案は、Ｎ極磁石とＳ極磁石の磁石を固定
した基盤と前記基盤に回転可能に取り付けた回転板と背
面にＮ極磁石とＳ極磁石を固定した左右スリッパとから
なることを特徴とするスリッパ自動回転装置の構成とし
た。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、スリッパを自動的に回転させ、元の位置方向にする為のスリッパ自 動回転装置の改良に関する考案である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、スリッパを自動的に方向を元の方向に戻して置くための装置は存在しな かつたので、スリッパの方向を元の位置に戻すためには、その都度、人手により 元の方向位置に回転させて戻していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記の如く従来のようにスリッパの方向を使用後元の方向位置に、その都度人 手により元の位置方向に戻すことは極めて煩雑であり、大旅館や巨大ホテル等の 従業員にとっては、極めて多忙を助長するとの欠点がある。 本考案は、このような欠点課題を取り除くためにスリッパを自動回転させるスリ ッパ反転装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、Ｎ極磁石とＳ極磁石の磁石を固定した基盤と前記基盤に回転可能に 取り付けた回転板と背面にＮ極磁石とＳ極磁石を固定した左右スリッパとからな ることを特徴とするスリッパ自動回転装置の構成とした。

【０００５】

【実施例】

次に、本考案について図面を参照して説明する。 図１は本考案であるスリッパ自動回転装置の正面図、図２は図１中のＡ−Ａ線 に沿った縦断面図であり、本スリッパ反転装置１は、基盤２と回転板３と磁石４ ・５と支持部材７・８・９・１０からなる。 基盤２には左右上下支持部材７・８・９・１０が固定されているとともに、取付 部材１１・１２により磁石４・５が取付部材１１・１２内に埋設された状態で基 盤２に固定されている。磁石４・５を基盤２上に固定するのに取付部材１１・１ ２を使用せずに、磁石４・５を直に基盤２上に固定してもよい。 符合６は回転板３が回転する回転機構部を示し、回転機構６は基盤２の中心に固 定板６ｅ及びナット６ｆにより基盤２を挟着固定し、前記中心軸６ａには支持板 ６ｄが固定され、支持板６ｄにはボルト６ｂ・６ｃにより回転板３が回転可能に 取り付けられている。 また、基盤２に固定されている支持部材７・８・９・１０は、必要に応じて取り 付けなくてもよい。

【０００６】 図３は、本考案であるスリッパ自動回転装置の側面図であり、図に示すように 、回転板３上に左右スリッパ１３・１４をのせて使用するものであり、左右スリ ッパ１３・１４が回転して方向が元の位置方向に戻るのである。 左右スリッパ底１３ａ・１４ａに固定されている磁石１３ｂ・１４ｂは背面に露 出している状態で固定されているが、磁石１３ｂ・１４ｂの表面が露出しないよ うに埋設しカバ−で覆う構造にしてもよい。

【０００７】 図４は左右スリッパの背面図であり、左右スリッパ１３・１４の左右スリッパ 底１３ａ・１４ａには左右磁石１３ａ・１４ａが固定されている。右スリッパ底 １３ａにはＳ極磁石１３ｂが足の踵が当接する位置に固定され、左スリッパ１４ の左スリッパ底１４ａの足指が当接する位置に固定するＮ極磁石１４ｂが固定さ れている。

【０００８】 図５は本考案であるスリッパ自動回転装置の回転板上に左右スリッパを載せた 状態を示した正面図であり、図６は、本考案であるスリッパ自動回転装置の回転 板上にスリッパを載せ自動的に回転した状態を示した正面図である。 図５に示すように、左右スリッパ１３・１４を回転板３上に載せた際には、基盤 ２上に固定されている１の磁石はＳ極磁石５であるとともに右スリッパ底１３ａ に固定されている磁石もＳ極磁石でる。同時に、基盤２上に固定されている他の 磁石はＮ極磁石４であるとともに左スリッパ底１４ａに固定されている磁石もＮ 極磁石である。 このように、回転板３上に載せられた左右スリッパ１３・１４は、左右スリッパ 底１３ａ・１４ａに固定されている磁石１３ｂ・１４ｂと基盤２に固定されてい る磁石４・５がともに同極となるために、反発し合うために、図６に示すように 、右スリッパ底１３ａの踵部に固定されているＳ極磁石１３ｂと基盤２に固定さ れているＮ極磁石４とは引き付け合うとともに、左スリッパ底１４ａに固定され ているＮ極磁石１４ｂと基盤２に固定されているＳ極磁石５とは引き付け合うの で、回転板３は矢印ａ又は矢印ｂ方向に自動的に１８０度回転する。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は、以上に説明したような構造であるから以下の効果が得られる。 第１に、極めて簡単な構造であるために製造コストが極めて安いとの効果が得ら れる。 第２に、電気によりモ−タを駆動させて回転させる機構になっていないために省 エネに極めて有効である。 第３に、巨大ホテルや旅館等の玄関・部屋入口及びトイレ等に設置することによ り従業員の労力を省くことができるとともに、人件費の節約に極めて有効である との効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案であるスリッパ自動回転装置の正面図。

【図２】図１中のＡ−Ａ線に沿った縦断面図。

【図３】本考案であるスリッパ自動回転装置の側面図。

【図４】スリッパの背面図。

【図５】本考案であるスリッパ自動回転装置の回転板上
にスリッパを載せた状態を示した正面図。

【図６】本考案であるスリッパ自動回転装置の回転板上
にスリッパを載せ回転した状態を示した正面図。

【符号の説明】

１ スリッパ自動回転装置 ２ 基盤 ３ 回転板 ４ Ｎ極磁石 ５ Ｓ極磁石 ６ 回転機構部 ６ａ 中心軸 ６ｂ ボルト ６ｃ ボルト ６ｄ 支持回転板 ６ｅ 固定板 ７ 上支持部材 ８ 右支持部材 ９ 下支持部材 １０ 左支持部材 １１ 磁石取付部材 １２ 磁石取付部材 １３ 右スリッパ １３ａ 右スリッパ底 １３ｂ Ｓ極磁石 １４ 左スリッパ １４ａ 左スリッパ底 １４ｂ Ｎ極磁石

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 Ｎ極磁石とＳ極磁石の磁石を固定した基
   盤と前記基盤に回転可能に取り付けた回転板と背面にＮ
   極磁石とＳ極磁石を固定した左右スリッパとからなるこ
   とを特徴とするスリッパ自動回転装置。
2. 【請求項２】 Ｎ極磁石とＳ極磁石の磁石を取付部材に
   より固定するとともに複数の支持部材を固定した基盤と
   前記基盤に回転可能に取り付けた回転板と背面にＮ極磁
   石とＳ極磁石を固定した左右スリッパとからなることを
   特徴とするスリッパ自動回転装置。
3. 【請求項３】 Ｎ極磁石とＳ極磁石を取付部材を用いる
   ことなく直に固定するとともに複数の支持部材を固定し
   た基盤と前記基盤に回転可能に取り付けた回転板と背面
   にＮ極磁石とＳ極磁石の磁石を固定した左右スリッパと
   からなることを特徴とするスリッパ自動回転装置。
4. 【請求項４】 Ｎ極磁石とＳ極磁石の磁石を固定した基
   盤と前記基盤に回転可能に取り付けた回転板と背面にＮ
   極磁石とＳ極磁石を固定するとともに前記両磁石表面に
   カバ−した左右スリッパとからなることを特徴とするス
   リッパ自動回転装置。