JP3001860U - ツバ部材付きバンダナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は従来のバンダナの外観を大幅に変化
させて、ファッション性を向上させると共に、使い易さ
をも向上させたツバ部材付きバンダナに関する。 【構成】 展開略四角形状の布製素材の一つの対角線の
中央付近にツバ部材を取付けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はツバ部材付きバンダナに係り、さらに詳しくは従来のバンダナの外観 を大幅に変化させて、ファッション性を向上させると共に、使い易さをも向上さ せたツバ部材付きバンダナに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来テニスプレーヤー、あるいは各種スポーツ競技の観戦者の間等で、バンダ ナが広く使われている。 その使用理由は、第一にバンダナを帽子や鉢巻の代わりとして使用すること、 第二にファッション性に優れたオシャレ感覚を満たすことであった。

【０００３】 ところでこのような使われ方をするバンダナは、一般的に一枚の方形又は長方 形の布製ハンカチやスカーフを、何ら変形させることなくそのまま使用するもの であった。

【０００４】 このバンダナを構成する布製素材を広げ、その対角線位置で二つ折して平面三 角形状に折畳み、これをそのまま頬被りすれば頭巾型の帽子として使うことがで き、一方バンダナを帯状に幾重にも巻込んで使用すれば鉢巻として使うこともで きた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

従来のバンダナは、上述の如く布製素材をそのまま頭巾、あるいは鉢巻として 使用するだけであったから、使用に際しての変化性に乏しかった。そのためバン ダナを使用する人々にとっては今一つファッション性に欠け、かつツバ部材が存 在しないことから日差を避けることができない等の問題点があった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために、本考案にかかるツバ部材付きバンダナでは、展開 略四角形状の布製素材の一つの対角線の中央付近にツバ部材を取付けたことを特 徴とするものである。

【０００７】

【作用】

本考案では、バンダナを構成する布製素材の中央付近にツバ部材を取付けたた め、布製素材を二つ折りして平面三角形状に折畳み、この状態でバンダナを頭に そのまま被れば正にツバ付きの帽子を被った状態と全く変わらないものとなる。

【０００８】 さらに二つ折して平面三角形状に折畳んだ布製素材を、ツバ部材取付位置と反 対方向に飛び出ている三角形の頂点方向側からツバ部材方向に帯状に幾重にも巻 込んで鉢巻体を形成し、この鉢巻体を頭に締め付ければ従来の鉢巻型バンダナと 同様の使い方で、ツバ部材がおでこの前方に飛び出たものが得られる。

【０００９】 また本考案のツバ部材を、スポンジ等の復元力のある発泡素材からなる可撓性 素材で形成すると、それを小さく折畳んで小さなポケットやかばんに容易に収納 することができ、一方これを取り出して使用する際にはしわや折り目のない体裁 の良いツバ部材を有するバンダナが得られる。

【００１０】 布製素材の適宜位置に止め具を取付けた際には、頭への取付けが確実に行える ことになり、またマチを形成した際には頭部収納のために、深さを確保した立体 的なスペースが出現する作用がある。

【００１１】

【実施例】

以下、本考案を図面の実施例により具体的に説明するが、本考案はこれらに限 定されるものではない。

【００１２】 本考案の実施例のツバ部材付きバンダナ１では、布製素材２の対角線３の中央 付近にツバ部材４が取付けられる。

【００１３】 この布製素材２は、一般的には展開形状が方形又は長方形のハンカチやスカー フ等と同様に絹や木綿等公知の素材で形成されるが、大きさは若干大きめのもの を準備することが好ましい。

【００１４】 また布製素材２に取付けられるツバ部材４は、スポンジ等の発泡素材からなる 可撓性素材が好適であるが、必要があれば硬質樹脂素材のものを利用することも 可能である。

【００１５】 ここでツバ部材４を復元力のある可撓性素材製で形成した場合には、本考案に 係るツバ付きバンダナ１全体を小さく折畳んでポケットやかばん等に収納するこ とが可能となり、ついでこのツバ付きバンダナ１を取り出して広げた際には、ツ バ部材４にしわや折り目等が付きにくく、復元力にも優れる特徴がある。 このため各種の工夫を凝らせば、本考案バンダナの使い方に幅を持たせること ができる。

【００１６】 つぎにバンダナに止め具５ａ、５ｂを取付ける形態のものも考えられるが、そ の止め具の例としては、公知のワンタッチバックル式の止め具５ａ、巾着紐式止 め具５ｂ等が好適である。

【００１７】 この止め具５ａ、５ｂ等の取付位置としては、対角線３に沿って二つ折して平 面三角形状に折畳んだ布製素材２の二つ折の両端部付近が最適であり、この止め 具を顎の下方あるいは首部の背面付近で緊締して止めると、頭部への装着が確実 になる一方、その止め具５ａ、５ｂの存在がアクセントとなってファッション性 も向上する。

【００１８】 また布製素材２を二つ折して平面三角形状に折畳んだ状態における、その表裏 面を別模様（又は別色彩）のリバーシブルタイプに形成し、同じくツバ部材４の 表裏面も同様にリバーシブルタイプに形成しておくと、バンダナ１としてリバー シブルな使い方が可能となる。

【００１９】 さらには、前記布製素材２の適所にマチ６等を形成した場合には、本考案バン ダナ１を頭に被った際に、深さがあって立体的な頭部収納スペースを確保できる ことになる。

【００２０】

【考案の効果】

よって本考案は、バンダナにツバ部材が取付けられているため変化性に富み、 ファッション性に優れかつ日差を避けることも可能となる特徴がある。

【００２１】 さらには、ツバ部材付きバンダナでありながら、折畳んでポケットやかばんの 中に小さく収納することも可能であり、使用に際してはしわや折り目のでない体 裁の良いバンダナが得られる効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の平面図である。

【図２】図１のバンダナを巻込んで鉢巻体を形成した状
態の斜視図である。

【図３】図１のものを帽子として被った状態のバンダナ
の斜視図である。

【図４】バンダナに止め具を取付けた実施例の斜視図で
ある。

【図５】図４のバンダナを頭に被った状態の斜視図であ
る。

【図６】他の実施例の止め具を使用した状態の斜視図で
ある。

【図７】図６のバンダナを頭に被る状態の斜視図であ
る。

【図８】布製素材にマチを形成した実施例の斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ バンダナ ２ 布製素材 ３ 布製素材の対角線 ４ ツバ部材 ５ａ、５ｂ 止め具 ６ マチ

フロントページの続き (72)考案者 田村 秀樹 東京都港区赤坂７丁目10番７号 クレアー ル赤坂ビル４Ｆ 株式会社システムプラン 内

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 展開略四角形状の布製素材の一つの対角
   線の中央付近にツバ部材を取付けたことを特徴とするツ
   バ部材付きバンダナ。
2. 【請求項２】 展開略四角形状の布製素材の一つの対角
   線の中央付近にツバ部材を取付け、このツバ部材が復元
   力のある可撓性素材で形成されていることを特徴とする
   ツバ部材付きバンダナ。
3. 【請求項３】 展開略四角形状の布製素材の一つの対角
   線の中央付近にツバ部材を取付け、このツバ部材が復元
   力のある可撓性素材で形成され、布製素材の適宜位置に
   止め具を取付けたことを特徴とするツバ部材付きバンダ
   ナ。
4. 【請求項４】 展開略四角形状の布製素材の一つの対角
   線の中央付近にツバ部材を取付け、このツバ部材が復元
   力のある可撓性素材で形成され、布製素材の適宜位置に
   マチを形成したことを特徴とするツバ部材付きバンダ
   ナ。