JP3001349U - 発泡成形機用原料供給ホッパー - Google Patents
発泡成形機用原料供給ホッパーInfo
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Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリスチレン発泡ビーズなどの粉粒体がホッ
パー内壁に付着・堆積するのを防止すると共に、ホッパ
ー内部の透視を可能とする。 【構成】 発泡成形機用原料供給ホッパーは、本体の側
壁（６）の少なくとも漏斗状部分（６ｂ）が制電処理を
施したネット基布からなる。ネット基布は５ｍｍ以下の
目開きを有するメッシュからなるものとするのが好まし
い。ネット基布の制電処理は、例えば、カーボンブラッ
ク、金属粉、金属化合物などの導電性物質の混合紡糸に
よることができる。
パー内壁に付着・堆積するのを防止すると共に、ホッパ
ー内部の透視を可能とする。 【構成】 発泡成形機用原料供給ホッパーは、本体の側
壁（６）の少なくとも漏斗状部分（６ｂ）が制電処理を
施したネット基布からなる。ネット基布は５ｍｍ以下の
目開きを有するメッシュからなるものとするのが好まし
い。ネット基布の制電処理は、例えば、カーボンブラッ
ク、金属粉、金属化合物などの導電性物質の混合紡糸に
よることができる。
Description
【０００１】
本考案はポリスチレン発泡ビーズなどの合成樹脂材料を成形用型内に充填する 際に使用する発泡成形機用原料供給ホッパーに関する。
【０００２】
ポリスチレン発泡ビーズなどの粉粒体はその性質上、ホッパー内壁に付着・堆 積しやすく、いったん堆積すると容易に離脱しない。粉粒体がホッパーの内壁に 堆積すると、通路閉塞に至るので、従来は装置内壁の角度を工夫すると共に、外 壁をたたいたり、人手によって除去したりしていた。
【０００３】 この問題を解決するために、さらに、次のような改良も行なわれている。 摩擦係数の低い内壁材料を使用したり、内壁に表面処理やライニングを施し たりする。 装置内壁にカバーゴムを取り付けと共に、このカバーゴムと内壁の間にエア バッグを挿入して、このエアバッグを周期的又は非周期的に膨らませる。
【０００４】
本考案もそのような改良案の１つである。上記改良案に比較すると、ホッパー 内部の透視が可能であると共に、構成が比較的に簡単であって安価に製造可能で あるという特徴を有する。
【０００５】
本考案の発泡成形機用原料供給ホッパーは、本体の側壁の少なくとも漏斗状部 分が制電処理を施したネット基布からなることを特徴とする。好ましくは、制電 処理を施したネット基布で側壁の全体を構成する。 ネット基布は５ｍｍ以下の目開きを有するメッシュからなる織物、編物とする のが好ましい。目開きが５ｍｍよりも大きくなるとポリスチレン発泡ビーズがメ ッシュからこぼれ落ちる可能性がある。 このネット基布の制電処理は、例えばそれ自体公知の次のような方法によるこ とが出来る。 制電剤や導電剤の含浸、コーティング、グラフト、メッキ、低温プラズマな による後加工 ポリアルキルグリコール、Ｎ−アルキルポリアミドなどの制電性物質の混合 糸の使用 カーボンブラック、金属粉、金属化合物などの導電性物質の混合紡糸 金属繊維、炭素繊維など導体の利用 ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリピロールなどπ−電子共役系有機重合 の利用
【０００６】
本考案の発泡成形機用原料供給ホッパーは、本体部分の側壁の少なくとも一部 分が制電処理を施したネット基布からなるので、側壁にポリスチレン発泡ビーズ などの合成樹脂材料が付着しにくい。
【０００７】
以下、添付の図面に基づき本考案の実施例を説明する。 図１は、本発明に係るポリスチレン発泡ビーズなどの合成樹脂材料を成形用型 内に充填する際に使用する発泡成形機用原料供給ホッパー１の側面図であり、図 ２は同平面図である。
【０００８】 ホッパー１は、本体２と、この上部に接続された材料投入口３と下部に接続さ れた材料取出口４からなる。本体２は、四方を支持枠５で支持された直方体状部 分６ａとその下部に設けられた漏斗状部分６ｂからなる側壁６と、その頂部に位 置する上面壁７からなる。
【０００９】 本考案の特徴は、ホッパー本体を形成する側壁６のうち少なくとも漏斗状部分 ６ｂが制電処理を施したネット基布からなることである。実際は、漏斗状部分６ ｂだけでなく、側壁６の全体を制電処理を施したネット基布とするのが好ましい 。上面壁７は必ずしもネット基布である必要はないが、通常、同一材料で形成す るほうが経済的である。
【００１０】 このネット基布は、例えば、５ｍｍ以下の目開きを有するメッシュからなる織 物、編物とするのが好ましい。
【００１１】 このネット基布の制電処理は、例えばそれ自体公知の次のような方法によるこ とが出来る。 制電剤や導電剤の含浸、コーティング、グラフト、メッキ、低温プラズマな による後加工 ポリアルキルグリコール、Ｎ−アルキルポリアミドなどの制電性物質の混合 糸の使用 カーボンブラック、金属粉、金属化合物などの導電性物質の混合紡糸 金属繊維、炭素繊維など導体の利用 ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリピロールなどπ−電子共役系有機重合 の利用
【００１２】 制電処理を施した基布の具体例として、例えば、東レ（株）の「テトロン ル アナ」（商標）「ナイロン ルアナ」（商標）「ルアナＳＡ−７」（商標）、旭 化成（株）の「Ａｓａｈｉ−ＢＣＹ」（商標）、鐘紡（株）の「ベルトロン」（ 商標）、クラレ（株）の「クラカーボ」、帝人（株）の「セルカット」「Ｔ−２ ５」および「メタリアン」（商標）、東洋紡（株）の「ルミナ−Ｕ」「ＫＥ−９ 」および「エミナ−Ｗ」（商標）、ユニチカ（株）の「メガ」「メガーナ」「ア ピエール」（商標）、ＩＣＩ社の「エピトロピック」（商標）、デュポン社の「 アントロン」（商標）モンサント社の「ウルトロン」（商標）をあげることが出 来る。
【００１３】 なお、図１及び図２において示されている開閉可能なチャック８，９はレベル 計を挿入するためのものであり、本考案と直接的な関連はない。
【００１４】
本考案の発泡成形機用原料供給ホッパーは、本体部分の側壁の少なくとも一部 分が制電処理を施したネット基布からなるので、側壁にビーズなどの合成樹脂材 料が付着しにくい。
【００１５】 また、ホッパー側壁がネット基布であるので、内部に投入されている材料を透 視することが出来る。したがって、操業状態の現状把握や事故などの場合の原因 究明が容易である。
【００１６】 さらに、ホッパー側壁がネット基布であるので、比較的に安価であり、取付や 修理も容易である。したがって、設備設定や保守管理を経済的に行なうことが出 来る。
【図１】本発明に係るポリスチレン発泡ビーズなどの合
成樹脂材料を成形用型内に充填する際に使用する発泡成
形機用原料供給ホッパーの側面図である。
成樹脂材料を成形用型内に充填する際に使用する発泡成
形機用原料供給ホッパーの側面図である。
【図２】同平面図である。
１ ホッパー ２ 本体 ６ 側壁 ６ａ 直方体状部分 ６ｂ 漏斗状部分
Claims (9)
- 【請求項１】 ホッパー本体の側壁（６）のうち少なく
とも漏斗状部分（６ｂ）が制電処理を施したネット基布
からなることを特徴とする発泡成形機用原料供給ホッパ
ー（１）。 - 【請求項２】 ホッパー本体の側壁（６）の全部が制電
処理を施したネット基布からなる請求項１記載のホッパ
ー。 - 【請求項３】 ネット基布が５ｍｍ以下の目開きを有す
るメッシュからなる請求項１又は２記載のホッパー。 - 【請求項４】 ネット基布の制電処理が、制電剤の後付
与加工によるものである請求項１ないし３のいずれかに
記載のホッパー。 - 【請求項５】 ネット基布の制電処理が、導電剤の後付
与加工によるものである請求項１ないし４のいずれかに
記載のホッパー。 - 【請求項６】 ネット基布の制電処理が、制電性物質の
混合紡糸によるものである請求項１ないし５のいずれか
に記載のホッパー。 - 【請求項７】 ネット基布の制電処理が、導電性物質の
混合紡糸によるものである請求項１ないし５のいずれか
に記載のホッパー。 - 【請求項８】 ネット基布の制電処理が、導体の利用に
よるものである請求項１ないし５のいずれかに記載のホ
ッパー。 - 【請求項９】 ネット基布の制電処理が、π−電子共役
系有機重合体の利用によるものである請求項１ないし５
のいずれかに記載のホッパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994002524U JP3001349U (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 発泡成形機用原料供給ホッパー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994002524U JP3001349U (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 発泡成形機用原料供給ホッパー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3001349U true JP3001349U (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=43137332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1994002524U Expired - Lifetime JP3001349U (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 発泡成形機用原料供給ホッパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3001349U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7939174B2 (en) | 2001-04-26 | 2011-05-10 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Heat-shrinkable polyester film roll and a process for producing the same |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP1994002524U patent/JP3001349U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7939174B2 (en) | 2001-04-26 | 2011-05-10 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Heat-shrinkable polyester film roll and a process for producing the same |
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