JP2996080B2 - エンジン取付部品の取付状態検出方法及びその装置 - Google Patents

エンジン取付部品の取付状態検出方法及びその装置

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JP2996080B2 JP5296278A JP29627893A JP2996080B2 JP 2996080 B2 JP2996080 B2 JP 2996080B2 JP 5296278 A JP5296278 A JP 5296278A JP 29627893 A JP29627893 A JP 29627893A JP 2996080 B2 JP2996080 B2 JP 2996080B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑オイルの通路途中
に装着された取付部品の取付状態を検出するエンジン取
付部品の取付状態検出方法及びその装置に関する。
【従来の技術】
【0002】図9に一般的なエンジンを表す要部断面、
図10に潤滑オイルの流路を表すエンジンの概略、図1
1にエンジン駆動装置を表すクランク軸の要部断面、図
12にクランク軸の軸受メタルの概略を示す。
【0003】図9に示すように、このエンジンはV型6
気筒のタイプであって、エンジン本体11のシリンダブ
ロック12にはクランクシャフト13が回転自在に支持
されており、このクランクシャフト13には6つのコン
ロッド14の基端部が連結される一方、各コンロッド1
4の先端部にはそれぞれピストン15が連結されてい
る。また、シリンダブロック12の上部に固定されたシ
リンダヘッド16には各ピストン15に対応してその燃
焼室17が形成され、ここに図示しない点火プラグが装
着されると共に、この燃焼室17に連通する吸気ポート
18と排気ポート19が形成されている。そして、この
吸気ポート18と排気ポート19にはそれぞれ吸気バル
ブ20と排気バルブ21が装着されている。更に、この
シリンダヘッド16にはこの吸気バルブ20と排気バル
ブ21を作動させるカムシャフト22及びロッカーアー
ム23が装着されている。
【0004】エンジン本体11の上部に装着されたエア
クリーナ24は吸入する空気中の浮遊するごみなどを除
去するためのものであり、吸気管25によって各吸気ポ
ート18に連結されている。一方、排気ポート19には
排気管26の基端部が連結され、この排気管26の先端
部は大気に開放している。
【0005】従って、エアクリーナ24から吸い込まれ
た空気は吸気管25により吸気ポート18に流入する一
方、図示しないフューエルインジェクタは吸入空気量に
見合った所定量の燃料を吸気ポート18に噴射する。そ
して、吸入空気と霧状の燃料とが混合して混合気とな
り、吸気ポート18から燃焼室17内に送り込まれる。
ここで、混合気は燃焼室17で瞬時に燃焼してその膨張
ガス圧でピストン15を駆動する。その後、燃焼によっ
て発生した排気ガスは排気ポート19から排気管26に
よって外部に排出される。
【0006】このようなエンジンにおいて、その回転部
分や摺動部分には潤滑オイルが絶えず補給、循環されて
摩擦抵抗を減らして円滑に作動させると共に加熱した部
分を冷却している。即ち、図10及び図11に示すよう
に、エンジン本体の下部には潤滑オイルを溜めるオイル
パン31が取付けられており、オイルポンプ32によっ
てここに溜まった潤滑オイルを吸い上げて各部に送給し
ている。前述した各ピストン15を摺動自在に支持する
シリンダブロック12にはクランクシャフト13と平行
なオイル通路33が形成されると共に、このオイル通路
33の途中から別れて4つの分割通路34が形成されて
いる。
【0007】一方、クランクシャフト13はその軸方向
に対して4つの位置でシリンダブロック12に一対の軸
受メタル35,36を介して回転自在に支持されてお
り、このクランクシャフト13の各回転支持部13a,
13b,13c,13dには径方向に沿って第1乃至第
4供給孔37,38,39,40が形成されている。こ
の一対の軸受メタル35,36は、図12に詳細に示す
ように、上下に2分割されており、クランクシャフト1
3の上面側に装着される軸受メタル35は内面に円周方
向に沿う油溝41が形成されてその油溝41の中央部に
は油孔42が穿設されている。また、クランクシャフト
13の下面側に装着される軸受メタル36はこの油溝4
1及び油孔42はなく平面状に形成されている。なお、
各軸受メタル35,36には周方向の回り止め43,4
4が形成されている。従って、クランクシャフト13の
各供給孔37,38,39,40の基端は各軸受メタル
35の油孔42を介してシリンダブロック12の各分割
通路34に連結されることとなる。
【0008】また、ピストン15a,15b,15c,
15d,15e,15fはそれぞれコンロッド14の上
端部に装着され、この各コンロッド14の下端部を回転
自在に支持するクランクシャフト13の回転偏心部には
径方向に沿って第1乃至第6排出孔45,46,47,
48,49,50が形成されている。そして、クランク
シャフト13の第1供給孔37は第1連通孔51を介し
て第1排出孔45と連通し、第2供給孔38は第2連通
孔52を介して第2及び第3排出孔46,47と連通
し、第3供給孔39は第3連通孔53を介して第4及び
第5排出孔48,49と連通し、第4供給孔40は第4
連通孔54を介して第6排出孔50と連通している。更
に、各コンロッド14にはその一方の肩部にオイル噴出
孔55が貫通して形成されている。
【0009】従って、オイルポンプ32によってオイル
パン31から吸い上げられた潤滑オイルはシリンダブロ
ック12のオイル通路33に導入され、このオイル通路
33から各分割通路34を介して軸受メタル35の油孔
42を通ってその油溝41に至り、クランクシャフト1
3の各回転支持部13a,13b,13c,13dに供
給されて潤滑する。また、クランクシャフト13の各回
転支持部13a,13b,13c,13dに供給された
潤滑オイルは第1乃至第4供給孔37,38,39,4
0に導入され、第1供給孔37から第1連通孔51を介
して第1排出孔45に供給され、第2供給孔38から第
2連通孔52を介して第2及び第3排出孔46,47に
供給され、第3供給孔39から第3連通孔53を介して
第4及び第5排出孔48,49に供給され、第4供給孔
40から第4連通孔54を介して第6排出孔50に供給
される。そして、各排出孔45,46,47,48,4
9,50に供給された潤滑オイルはクランクシャフト1
3の各回転偏心部に供給されて潤滑する。
【0010】更に、クランクシャフト13の各排出孔4
5,46(47,48,49,50)に供給された潤滑
オイルは、図11に詳細に示すように、クランクシャフ
ト13の回転時にこの排出孔45,46の端部開口とコ
ンロッド14のオイル噴出孔55とが一致したときに、
排出孔45,46からオイル噴出孔55に供給され、こ
のオイル噴出孔55から外方に噴出される。噴出された
潤滑オイルはシリンダ内壁面及びピストン15a,15
b(15c,15d,15e,15f)に供給され、こ
れを冷却している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このようなエンジンに
おいて、前述したように、潤滑オイルはエンジンの回転
部分や摺動部分に絶えず補給、循環されて摩擦抵抗を減
らしたり、加熱した部分を冷却する重要な役目があり、
潤滑オイルの供給が不十分であった場合には、エンジン
の作動が円滑に行われなくなってしまう。
【0012】このエンジンの組立作業において、各部品
の搬送や供給、締付け等は自動化が図られているが、類
似部品があった場合には部材の混入が発生し、所定の位
置以外に組み付けてしまうことがあった。例えば、クラ
ンクシャフト13をシリンダブロック12に回転自在に
支持する一対の軸受メタル35,36は、前述したよう
に、それぞれ異なる形状をしており、即ち、一方の軸受
メタル35には油溝41及び油孔42が形成されている
が、他方の軸受メタル36は平面となっている。従っ
て、これを逆に組み付けた場合には、分割通路34から
第1乃至第4供給孔37,38,39,40への潤滑オ
イルの供給が行われなくなってしまう。
【0013】従来、この軸受メタル35,36の組付作
業は作業者が手作業によって行ったり、機械によって自
動的に行ったりしていたが、作業者による手作業では不
注意により誤って逆に組み付けたり、機械による自動化
では部材の混入によって誤組が発生してしまう虞があっ
た。そのため、エンジンの出荷前検査でこの確認を行わ
なければならず、ここでの検査項目が増え、検査が面倒
となってその検査のための所要時間も長くなり、作業性
が低下してしまうという問題があった。
【0014】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、エンジン組立作業において誤組を確実に防止し
て製品品質の向上を図ったエンジン取付部品の取付状態
検出方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のエンジン取付部品の取付状態検出方法は、
潤滑オイルの供給通路途中に装着された取付部品の取付
状態を検出するエンジン取付部品の取付状態検出方法に
おいて、前記エンジンを駆動した状態で前記潤滑オイル
の通路内に流体を加圧供給すると共に該流体の供給量を
検出し、時間の経過に伴って予め設定された所定時間当
たりの設定供給量に対して、前記検出された所定時間当
たりの実際の流体供給量がほぼ一致していれば前記取付
部品の取付状態が良好であると判定することを特徴とす
るものである。
【0016】また、本発明のエンジン取付部品の取付状
態検出装置は、潤滑オイルの供給通路途中に装着された
取付部品の取付状態検出するエンジン取付部品の取付状
態検出装置において、エンジン駆動手段と、前記潤滑オ
イルの通路内に流体を供給する流体供給手段と、該流体
供給手段によって供給された流体の供給量を検出する流
体供給量検出手段と、時間の経過に伴って予め設定され
た所定時間当たりの設定供給量と前記流体供給量検出手
段によって検出された所定時間当たりの流体供給量とを
比較する供給量比較手段と、該供給量比較手段の比較結
果に基づいて前記設定供給量に対して前記検出供給量が
ほぼ一致していれば前記取付部品の取付状態が良好であ
ると判定する取付状態判定手段とを具えたことを特徴と
するものである。
【0017】
【作用】エンジン駆動手段によってエンジンを駆動した
状態で、流体供給手段によって潤滑オイルの通路内に流
体を供給すると共に流体供給量検出手段によって流体の
供給量を検出し、供給量比較手段によって予め設定され
た所定時間当たりの設定供給量と流体供給量検出手段が
検出した所定時間当たりの流体供給量とを比較し、取付
状態判定手段によって供給量比較手段の比較結果に基づ
いて設定供給量に対して検出供給量がほぼ一致していれ
ば取付部品の取付状態が良好であると判定することで、
取付部品の誤組等が検出される。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0019】図1に本発明の一実施例に係るエンジン取
付部品の取付状態検出方法を実施するための取付部品の
取付状態検出装置のブロック構成、図2に取付部品の取
付状態検出装置を表す概略構成、図3にクランクシャフ
ト1回転における供給流量の変化を表すグラフ、図4乃
至図7に供給流量波形の比較による誤組検出の具体例を
表す概略説明を示す。なお、従来と同様の機能を有する
部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0020】本実施例の取付部品の取付状態検出装置に
おいて、図1に示すように、エンジン101には潤滑オ
イルの供給通路途中に取付部品102が装着されてお
り、このエンジン101にはエンジン駆動手段103が
接続されると共に、エンジン101の潤滑オイルの通路
内に流体を供給する流体供給手段104が接続されてい
る。更に、エンジン101にはエンジン101内に供給
された流体の供給量を検出する流体供給量検出手段10
5が接続されている。この流体供給量検出手段105は
ピーク値カウント手段106と流量波形検出手段107
から構成され、ピーク値カウント手段106は流体供給
手段104によって検出された流体の供給量が所定の範
囲内に達した回数をカウントするものであり、流量波形
検出手段107は流体供給手段104によって検出され
た流体の供給量の変化を波形として検出するものであ
る。
【0021】この流体供給量検出手段105には検出さ
れた供給量と予め設定された設定供給量とを比較する供
給量比較手段108が接続されている。この供給量比較
手段108では、ピーク値カウント手段106によって
検出された流体の供給量ピーク値の到達回数と予め設定
された設定到達回数とを比較すると共に、流量波形検出
手段107によって検出された流体の供給量変化の波形
と予め設定された設定波形とを比較する。そして、この
供給量比較手段108には供給量比較手段107の比較
結果に基づいて取付部品102の取付状態を判定する取
付状態判定手段109が接続されている。
【0022】以下、本実施例の具体的な構成について説
明する。図10に示すように、エンジン本体11のシリ
ンダブロック12には潤滑オイルの供給通路(オイル通
路33−分割通路34−軸受メタル35の油孔42−第
1乃至第4供給孔37,38,39,40−第1乃至第
4連通孔51,52,53,54−第1乃至第6排出孔
45,46,47,48,49,50−コンロッド14
のオイル噴出孔55)が形成されている。そして、この
潤滑オイルの供給通路の途中、即ち、分割通路34と第
1乃至第4供給孔37,38,39,40との間に一対
の軸受メタル35,36が装着されている。従って、本
実施例の取付部品の取付状態検出装置では、この軸受メ
タル35の取付状態を検出して誤組を検出している。
【0023】図2に示すように、回転ヘッド71は図示
しない駆動装置を有しており、クランクシャフト12に
連結してこのクランクシャフト12を所定の速度で回転
することができるようになっている。コンプレッサ72
は加圧エアを発生させ、送流管73を介して潤滑オイル
の供給通路の端部であるシリンダブロック12のオイル
通路33にエアを供給することができる。また、この送
流管73には潤滑オイルの供給通路(シリンダブロック
12のオイル通路33)内に供給されたエアの供給量を
計測する流量計74が取付けられている。
【0024】フローテスタ75はピーク値ホールドユニ
ット76を有し、流量計74と接続されてその計測結果
が入力されるようになっている。コンパレータ78は計
測されたエア供給量と所定ピーク範囲値を比較し、エア
供給量が範囲内に達すると、外部に信号を出力し、カウ
ンタ77はコンパレータ78からの出力信号を供給量ピ
ーク値の到達回数としてカウントし、予め設定された設
定到達回数と比較するものである。オシロスコープ79
は計測されたエア供給量の変化を波形として表示するも
のであり、計測された流体の供給量変化の波形と予め設
定された設定波形とを比較する。そして、供給量ピーク
値と供給量変化の波形とから軸受メタル35の取付状態
を判定して誤組を検出する。なお、図2において、80
はエア供給量の計測時にシリンダブロック12の潤滑オ
イルのオイル通路に連通して開口する各通路を塞ぐマス
キング装置である。
【0025】ここで、本実施例の取付部品の取付状態検
出装置による具体的な軸受メタル35の誤組の検出方法
を説明する。図2に示すように、まず、回転ヘッド71
をクランクシャフト13に連結してこのクランクシャフ
ト13を所定の速度で回転し、各マスキング装置80に
よってシリンダブロック12に形成されたオイル通路に
連通する各通路開口を塞ぐ。そして、この状態でコンプ
レッサ72から加圧エアを送流管73を介してシリンダ
ブロック12のオイル通路33に供給する。なお、この
加圧エアは130l/min程度である。次に、流量計74
は送流管73内のエアの供給量、即ち、シリンダブロッ
ク12でのエア漏れ量を計測する。そして、フローテス
タ75は流量計74が計測したアナログデータを入力し
て処理し、コンパレータ78は計測されたエア供給量ピ
ーク値と設定範囲を比較してカウンタ77がピーク値の
設定範囲の到達回数をカウントし、予め設定された設定
到達回数と比較する。一方、オシロスコープ79は計測
されたエア供給量の変化を波形として表示し、計測され
た流体の供給量変化の波形と予め設定された設定波形と
を比較する。そして、供給量ピーク値の比較結果と供給
量変化の波形の比較結果とから軸受メタル35が誤組さ
れているか、誤組であればどの位置の軸受メタル35が
誤組であるかを検出する。即ち、前述したように、加圧
エアは130l/min程度で供給されており、時間の経過
に伴って予め設定された所定時間当たりの設定エア供給
量と流量計74によって検出された所定時間当たりのエ
ア供給量とを比較し、設定エア供給量に対して検出エア
供給量がほぼ一致していれば軸受メタル35の取付状態
が良好であると判定する。
【0026】図3はクランクシャフト13が1回転した
ときのクランク角(θ)に対するエア流量(l/min)の
変化を表すグラフであって、軸受メタル35が正常に組
み付けられていた場合のものである。このグラフからわ
かるように、エア流量のピーク値がクランクシャフト1
3が1回転したときに所定のピーク範囲H(本実施例で
は、H=2.0〜2.5と設定する。)に到達した回数
は6回(A,B,C,A’,B’,C’)である。
【0027】ところで、シリンダブロック12のオイル
通路33に導入されたエアは各分割通路34を介して軸
受メタル35の油孔42を通り、クランクシャフト13
の第1乃至第4供給孔37,38,39,40に供給さ
れ、更に、第1乃至第4連通孔51,52,53,54
によって第1乃至第6排出孔45,46,47,48,
49,50に至る。ここまでの通路内でのエア漏れは各
部材のメタルクリアランスによるものである。そして、
各排出孔45,46,47,48,49,50の端部開
口と各コンロッド14のオイル噴出孔55とが一致した
ときにはオイル噴出孔55からエアが噴出される。クラ
ンクシャフト13の各排出孔45,46,47,48,
49,50は径方向に貫通しており、その端部開口と各
コンロッド14のオイル噴出孔55とが一致するのは、
クランクシャフト13の1回転に対して2回となり、コ
ンロッド14が6個あることで合計12回となる。従っ
て、このときにエア漏れ量が増加することで、図3のグ
ラフにおいて所定のピーク範囲Hに到達するピーク部分
が発生する。
【0028】ところが、、本実施例のエンジンはV型6
気筒であり、左右に3つのピストン15a,15b,1
5c,15d,15e,15fが配置され、クランクシ
ャフト13の端部からその軸方向に沿って左右交互にコ
ンロッド14を介して各ピストン15a,15b,15
c,15d,15e,15fが連結されている(図9及
び図10参照)。この場合、各ピストン15a,15
b,15c,15d,15e,15f(コンロッド1
4)はクランクシャフト13に対して120°ずつずれ
た状態で連結されており、ピストン15aと15d、ピ
ストン15bと15e、ピストン15cと15fとはそ
れぞれ同期作動している。従って、前述したように、各
排出孔45,46,47,48,49,50の端部開口
と各コンロッド14のオイル噴出孔55とが一致してオ
イル噴出孔55からエアが漏れることで発生する図3の
グラフにおけるピーク部分は、同期作動するピストン1
5bと15e、ピストン15aと15d、ピストン15
cと15fの位置はそれぞれ重って表される。
【0029】このように、クランクシャフト13の排出
孔45,46,47,48,49,50と各コンロッド
14のオイル噴出孔55とが一致してこのオイル噴出孔
55からエアが漏れる状態は、クランクシャフト13の
1回転に対して12回発生するが、一対のピストンが同
期作動しているために、図3のグラフにおけるピーク部
分は6回となる。即ち、図3において、ピーク値Aと
A’はピストン15bと15eに対応するコンロッド1
4のオイル噴出孔55からエア漏れが発生してエア供給
量が上昇したものである。また、ピーク値BとB’はピ
ストン15aと15dに対応するコンロッド14のオイ
ル噴出孔55からエア漏れが発生してエア供給量が上昇
したものであり、更に、ピーク値CとC’はピストンピ
ストン15cと15fに対応するコンロッド14のオイ
ル噴出孔55からエア漏れが発生してエア供給量が上昇
したものである。
【0030】実際に軸受メタル35に誤組が発生した場
合、例えば、図4に示すように、予め設定された軸受メ
タル35の正常組付状態のエア流量のグラフにあって
は、ピーク値がA,B,C,A’,B’,C’の6個得
られ、すべてがピーク値所定範囲H内にある。一方、今
回検出したエア流量のグラフにあっては、ピーク値が
a,b,c,a’,b’,c’の6個得られるものの、
ピーク値の所定範囲H内にあるものはa,c,a’,
c’の4つであり、ピーク値b,b’に異常があること
がわかる。このピーク値b,b’に対応するピストンは
ピストン15a,15dであり、この場合、回転支持部
13aに装着された軸受メタル35に異常があり、ここ
に供給されたエアが第1供給路35に流れないことがわ
かる。従って、クランクシャフト13の回転支持部13
aに装着された軸受メタル35が誤組であると判明す
る。
【0031】なお、ここではピーク値b,b’がピーク
値所定範囲H内になく、これに対応するのはピストン1
5a,15dであるにもかかわらず、ピストン15aに
潤滑オイルを供給する第1供給路37が形成されたクラ
ンクシャフト13の回転支持部13aの軸受メタル35
が誤組であると判定した。例えば、ピストン15dに潤
滑オイルを供給する第3供給路39が形成されたクラン
クシャフト13の回転支持部13cの軸受メタル35が
誤組であった場合には、ピストン15d,15eに対応
するピーク値a,a’も異常となるべきであり、今回の
エア流量の計測では、ここに異常は認められなかった。
従って、前述したように、クランクシャフト13の回転
支持部13aに装着された軸受メタル35が誤組である
と判定している。
【0032】また、図5に示すように、検出したエア流
量のグラフにおいて、ピーク値はa,b,c,a’,
b’,c’の6個得られるものの、ピーク値所定範囲H
内にあるものはb,b’の2つであり、ピーク値a,
c,a’,c’に異常があることがわかる。このピーク
値a,c,a’,c’に対応するピストンはピストン1
5b,15c,15d,15eであり、この場合、回転
支持部13bに装着された軸受メタル35に異常があ
り、ここに供給されたエアが第2供給路36に流れない
ことがわかる。従って、クランクシャフト13の回転支
持部13bに装着された軸受メタル35が誤組であると
判明する。
【0033】更に、図6に示すように、検出したエア流
量のグラフにおいて、ピーク値はa,b,c,a’,
b’,c’の6個得られるものの、ピーク値所定範囲H
内にあるものはc,c’の2つであり、ピーク値a,
b,a’,b’に異常があることがわかる。このピーク
値a,b,a’,b’に対応するピストンはピストン1
5a,15b,15d,15eであり、この場合、回転
支持部13cに装着された軸受メタル35に異常があ
り、ここに供給されたエアが第3供給路37に流れない
ことがわかる。従って、クランクシャフト13の回転支
持部13cに装着された軸受メタル35が誤組であると
判明する。
【0034】また、図7に示すように、検出したエア流
量のグラフにおいて、ピーク値はa,b,c,a’,
b’,c’の6個得られるものの、ピーク値所定範囲H
内にあるものはa,b’,a,b’の4つであり、ピー
ク値c,c’に異常があることがわかる。このピーク値
c,c’に対応するピストンはピストン15c,15f
であり、この場合、回転支持部13dに装着された軸受
メタル35に異常があり、ここに供給されたエアが第4
供給路38に流れないことがわかる。従って、クランク
シャフト13の回転支持部13dに装着された軸受メタ
ル35が誤組であると判明する。
【0035】このようにして予め設定された軸受メタル
35の正常組付状態のエア流量の変化を表すグラフと実
際に検出したエア流量の変化を表すグラフとを比較する
ことで、軸受メタル35が誤組の有無、並びに誤組があ
った場合にはその発生位置を検出することができる。
【0036】なお、上述した実施例では、本発明の取付
部品の取付状態検出装置を軸受メタル35の誤組を検出
する場合に適用したが、これに限定されるものではな
い。例えば、図11に示すように、ピストン15a,1
5bが連結されたコンロッド14には潤滑オイルのオイ
ル噴射孔55が形成されているが、このオイル噴射孔5
5はコンロッド14の中心ではなくて一方にずれた位置
に形成されている。従って、このコンロッド14の組付
時に、前後方向を誤って組み付けてしまっ場合には、噴
射タイミングがずれてコンロッド14の噴射孔からは正
しく潤滑オイルが噴射されなくなってしまう。本発明の
取付部品の取付状態検出装置はこのようなコンロッド1
4の誤組についても検出することができる。
【0037】図8にクランクシャフト1回転における供
給流量波形の比較による誤組検出の具体例を表す概略説
明を示す。即ち、図8に示すように、予め設定されてい
るコンロッド14の正常組付状態のエア流量のグラフ
(一点鎖線)にあっては、ピーク値がA,B,C,
A’,B’,C’の6個得られ、すべてがピーク値所定
範囲H内にある。一方、今回検出したエア流量のグラフ
(実線)にあっては、ピーク値がピーク値の所定範囲H
内にあるものはa,c,a’,c’の4個しか得られ
ず、ピーク値b,b’に異常があることがわかる。この
ピーク値b,b’に対応するピストンはピストン15
a,15dであり、この場合、回転支持部13aに装着
されたコンロッド14に異常があり、ここに供給された
エアが第1供給路35に流れないことがわかる。従っ
て、ピストン15aが装着されたコンロッド14が誤組
であると判明する。
【0038】なお、上述の実施例にあっては、エンジン
に形成された潤滑オイルの供給通路、即ち、シリンダブ
ロック12のオイル通路33内にコンプレッサ72によ
って加圧エアを送給したが、この送給する流体はエアに
限るものではなく、潤滑オイルを送給してその流量を計
測してもよいものである。
【0039】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のエンジン取付部品の取付状態検出方法及び
その装置によれば、エンジン駆動手段によってエンジン
を駆動した状態で流体供給手段によって潤滑オイルの通
路内に流体を供給すると共に流体供給量検出手段によっ
て流体の供給量を検出し、供給量比較手段によって予め
設定された所定時間当たりの設定供給量と流体供給量検
出手段が検出した所定時間当たりの流体供給量とを比較
し、取付状態判定手段によって供給量比較手段の比較結
果に基づいて設定供給量に対して検出供給量がほぼ一致
していれば取付部品の取付状態が良好であると判定する
ようにしたので、エンジンに取付けられた取付部品の取
付状態を簡単に且つ短時間で判定することができ、エン
ジン組立作業において誤組を確実に防止して製品の品質
を向上することができると共に製品検査工程を簡略化し
て作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るエンジン取付部品の取
付状態検出方法を実施するための取付部品の取付状態検
出装置のブロック構成図である。
【図2】取付部品の取付状態検出装置を表す概略構成図
である。
【図3】クランクシャフト1回転における供給流量の変
化を表すグラフである。
【図4】供給流量波形の比較による誤組検出の具体例を
表す概略説明図である。
【図5】供給流量波形の比較による誤組検出の具体例を
表す概略説明図である。
【図6】供給流量波形の比較による誤組検出の具体例を
表す概略説明図である。
【図7】供給流量波形の比較による誤組検出の具体例を
表す概略説明図である。
【図8】クランクシャフト1回転における供給流量波形
の比較による誤組検出の具体例を表す概略説明図であ
る。
【図9】一般的なエンジンを表す要部断面図である。
【図10】潤滑オイルの流路を表すエンジンの概略図で
ある。
【図11】エンジン駆動装置を表すクランク軸の要部断
面図である。
【図12】クランク軸の軸受メタルの斜視図である。
【符号の説明】
11 エンジン本体 12 シリンダブロック 13 クランクシャフト 14 コンロッド 14a,14b,14c,14d 回転支持部 15a,15b,15c,15d,15e,15f ピ
ストン 33 オイル通路 34 分割路 35,36 軸受メタル 37,38,39,40 供給路 41 油溝 42 油孔 45,46,47,48,49,50 排出孔 51,52,53,54 連通孔 55 オイル噴出孔 71 回転ヘッド 72 コンプレッサ 73 送流管 74 流量計 75 フローテスタ 77 カウンタ 78 コンパレータ 79 オシロスコープ 101 エンジン 102 取付部品 103 エンジン駆動手段 104 流体供給手段 105 流体供給量検出手段 106 ピーク値カウント手段 107 流量波形検出手段 108 供給量比較手段 109 取付状態判定手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑オイルの供給通路途中に装着された
    取付部品の取付状態を検出するエンジン取付部品の取付
    状態検出方法において、前記エンジンを駆動した状態で
    前記潤滑オイルの通路内に流体を加圧供給すると共に該
    流体の供給量を検出し、時間の経過に伴って予め設定さ
    れた所定時間当たりの設定供給量に対して、前記検出さ
    れた所定時間当たりの実際の流体供給量がほぼ一致して
    いれば前記取付部品の取付状態が良好であると判定する
    ことを特徴とするエンジン取付部材の取付状態検出方
    法。
  2. 【請求項2】 潤滑オイルの供給通路途中に装着された
    取付部品の取付状態検出するエンジン取付部品の取付状
    態検出装置において、エンジン駆動手段と、前記潤滑オ
    イルの通路内に流体を加圧供給する流体供給手段と、該
    流体供給手段によって供給された流体の供給量を検出す
    る流体供給量検出手段と、時間の経過に伴って予め設定
    された所定時間当たりの設定供給量と前記流体供給量検
    出手段によって検出された所定時間当たりの流体供給量
    とを比較する供給量比較手段と、該供給量比較手段の比
    較結果に基づいて前記設定供給量に対して前記検出供給
    量がほぼ一致していれば前記取付部品の取付状態が良好
    であると判定する取付状態判定手段とを具えたことを特
    徴とするエンジン取付部材の取付状態検出装置。
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