JP2994581B2 - ドキュメントのダウンサンプリング方法 - Google Patents

ドキュメントのダウンサンプリング方法

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JP2994581B2
JP2994581B2 JP7211277A JP21127795A JP2994581B2 JP 2994581 B2 JP2994581 B2 JP 2994581B2 JP 7211277 A JP7211277 A JP 7211277A JP 21127795 A JP21127795 A JP 21127795A JP 2994581 B2 JP2994581 B2 JP 2994581B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/98Detection or correction of errors, e.g. by rescanning the pattern or by human intervention; Evaluation of the quality of the acquired patterns
    • G06V10/993Evaluation of the quality of the acquired pattern

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  • Image Processing (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Character Input (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドキュメントのダ
ウンサンプリングに関し、詳しくは光学的文字認識、フ
ォント置換、および等化を用いるダウンサンプリングに
関する。
【0002】
【従来の技術】現代の電気通信およびコンピュータシス
テムにおける入出力装置は、情報(例えばテキスト、デ
ータ、ビデオ、イメージ、等)を、更なる処理または解
釈(そのシステムを使用している人々による解釈を含
む)のために、そのシステムへ、または、から転送し、
表示する装置である。
【0003】ここで関心の対象となる情報は、ドキュメ
ントである。ドキュメントは、種々の形式で提供され
る。例えば、アナログ形式で紙、マイクロフィッシュ、
または35mmフィルムで提供され、または代わりに、
スクリーンダンプのようなディジタルビットマップ形式
で、若しくは、ASCII(アスキー)、Latin
1、ユニコードのような文字表現、またはLATEX、
SGML、のようなマークアップ言語、またはポストス
クリプトで表される。
【0004】或る表現のドキュメントを別の表現のドキ
ュメントに変換することは可能である。しかし、変換の
結果、情報の損失が生じ、またはノイズが発生する(例
えば、ファクシミリ(ファックス)装置によって生成さ
れるドキュメントにおける解像度の損失)。
【0005】重要なのは、異なる出力装置へ供給するた
めにはドキュメントを異なるレートでサンプリングする
必要があることである。例えば、レーザプリンタは一般
に、300〜600ドット/インチ(dpi)の解像度
を有する紙出力を生成し、一方ファックス装置の出力の
解像度は100〜200dpi、ビットマップ端末の解
像度は75〜100dpiである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】出力装置の解像度より
も高い解像度を有するドキュメントを出力するために
は、一般に、高い方の解像度を有するドキュメント中の
情報の一部分だけを出力するように、高い方の解像度を
有するドキュメントをダウンサンプリングする必要があ
る。
【0007】標準的なダウンサンプリング手法には、低
域フィルタ処理およびデシメーションがある。しかし、
これらの手法は、解像度が非常に低い装置にはうまく働
かない。
【0008】別のダウンサンプリング手法としては、フ
ォント置換がある。この方法は、テキストまたは文字表
現(すなわち、文字のシーケンスと位置とが知られてい
るような表現)のドキュメントだけに適用される。フォ
ントは、文字セット(例えばアルファベット)の表現で
ある。フォントは、いくつもの属性を有する。例えば、
字体(Times Roman、Helvetica、等)、スタイル(太
字、斜体、等)、大きさ(12ポイント、18ポイン
ト、等)、およびドキュメントを出力する装置の解像度
のような属性である。
【0009】フォント置換においては、高い方の解像度
のドキュメント中の文字が識別同定され、その文字は、
低い方の解像度で「見場のよい」ように設計されたフォ
ントを用いてその低い方の解像度の装置へ出力される。
簡単にいえば、フォント置換においては、ドキュメント
中の文字が低い方の解像度の装置へ出力される前に、1
個以上のフォント属性が変更される。
【0010】フォント置換によるダウンサンプリングの
問題点は、適切な置換フォントを選択できるように、文
字の位置および実体内容(アイデンティティ)を信頼性
を持って知る必要があることである。このような情報
は、LATEX、SGMLで表現されるドキュメントに
おいて、または或る光学的文字認識(OCR)システム
においては利用可能である。しかし、この情報は一般
に、多くの種類のドキュメント(例えばファックス)で
は容易に利用できない。
【0011】したがって、低い解像度の装置にドキュメ
ントを出力するために、改善されたダウンサンプリング
方法が求められている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、本発明の
原理に基づき、次の方法を取ることによって解決され
る。すなわち、ドキュメント中のコンポーネントをダウ
ンサンプリングする方法であって、このコンポーネント
が文字表現されていると共に、連関する信頼性尺度を有
する、ようなダウンサンプリング方法である。この信頼
性尺度は、連関する文字表現がこのコンポーネントを正
しく識別同定する確率を示す。
【0013】本方法は、もしこの信頼性尺度がしきい値
を超える場合には第1のダウンサンプリング手法により
このコンポーネントをダウンサンプリングし、もしそう
でない場合には第2のダウンサンプリング手法によりこ
のコンポーネントをダウンサンプリングする。
【0014】本発明の推奨実施例において、第1のダウ
ンサンプリング手法は、いわゆるフォント置換であり、
第2のダウンサンプリング手法は、いわゆるデシメーシ
ョンである。本発明の別の態様では、デシメーション
は、コンポーネントのダウンサンプリングにおいて非線
形フィルタ処理と組み合わされる。
【0015】
【発明の実施の形態】I.序論 図1は、本発明の方法が実行されるシステムのブロック
図である。図1は、リンク125を介して通信ネットワ
ーク120に対して情報を入出力するためのいくつかの
通信装置110−iからなる。例えば、通信装置110
−1は、メモリ111、キーボード112、CRT(陰
極線管)画面113、およびプロセッサ/モデムからな
る基本パーソナルコンピュータであり、通信装置110
−2は、ファクシミリ(ファックス)装置115、そし
て通信装置110−3は、レーザプリンタ116であ
る。
【0016】通信ネットワーク120にはその他の入出
力装置も接続されることも当業者には認識されよう(例
えば、通信装置110−4内の大量記憶媒体、または通
信装置110−5内のワークステーションおよび光学的
スキャナ118)。通信ネットワーク自体は、公衆電話
ネットワーク、構内通信網(LAN)、等である。
【0017】通信ネットワーク内の各通信装置110−
iは、ドキュメントを生成できる。例えば、通信装置1
10−1はドキュメントをCRT画面113上に表示す
る一方、レーザプリンタ116はドキュメントを紙に出
力する。しかし、各通信装置110−iが本来のドキュ
メントの解像度よりも低い解像度でドキュメントを表示
またはプリントする場合がしばしばある。
【0018】したがって、通信装置110−iはドキュ
メントをダウンサンプリング(ダウンサンプリング)す
る必要がある。ダウンサンプリングは、高い方の解像度
のドキュメント中の情報を、低い方の解像度の通信装置
での出力用に準備処理する手法である。
【0019】ドキュメントには、情報の有形または物理
的表現(例えば、紙製のドキュメント、または、そのア
ナログまたはディジタル写真でマイクロフィッシュまた
はスキャンしたイメージを含む)、情報のハードウエア
/ソフトウエア/ファームウエア記述(例えば、ポスト
スクリプトまたはLATEX、SGML、のようなマー
クアップ言語)および、記述(例えばビットマッピン
グ)および強調の処理における中間ステップが含まれる
(SGMLについては、文献(C.Goldfarb, "TheSGML H
andbook," Carendon Press, 1990)を参照されたい)。
【0020】ドキュメントを2つのグループに分けると
都合がよい。第1のグループは、ドキュメント中の各文
字について、その文字の表現中の各画素が、「オン」ま
たは「オフ」のいずれかであるような、ドキュメントの
ビットマップ表現からなる。この第1のグループのこの
ようなドキュメントの一例は、ファックスである。
【0021】第2のグループは、ドキュメント中の文字
のシーケンスと文字の位置との指定を含む、ドキュメン
トのテキスト表現からなる。この第2のグループのドキ
ュメントの例は、ASCIIファイルまたはSGMLフ
ァイルである。
【0022】図2(a)は、400dpiから100d
piへ、デシメーションによってダウンサンプリングし
たドキュメントの例示である。結果は、ファックス装置
の出力のように見える。ファックスの出力は、見かけと
同じに悪いと一般に信じられている。それは、100〜
200dpiでテキストを表現しようとしてもよい仕事
は不可能だからである。実際には、ビットマップ端末は
75〜100dpiで比較的よい結果を出している。こ
のことから、ファックス出力で問題なのは、解像度では
なくて、ダウンサンプリングの方法であることが判る。
【0023】図2(b)は、フォント置換によってダウ
ンサンプリングした種類のドキュメント、すなわち文字
の位置と内容の実体とが知られているようなドキュメン
トの例示である。図2(b)中のドキュメントは、図2
のドキュメントと同じテキストであるが、10ポイント
の大きさの「Times Roman」の字体で表した
ものである。結果は、ほぼ同じ解像度ではあるが、より
よい見場のドキュメントとなっている。
【0024】図3(a)は、本発明の方法の第1の実施
例を用いてダウンサンプリングした結果の例示である。
この第1の実施例は、可能な場合にフォント置換を用
い、必要な場合に他の方法(この例ではデシメーショ
ン)を用いてダウンサンプリングする混合(ハイブリッ
ド)手法である。詳しくは、ドキュメントが文字の識別
子および位置を指定する場合またはこの情報を光学的文
字認識(OCR)手法によって信頼性をもって得ること
ができる場合には、このダウンサンプリングは、フォン
ト置換の手法によって行われる。
【0025】OCRは、文字の電子的識別同定を提供す
る目的で、手書き、プリントまたは表示された文字を自
動的に識別同定するプロセスである。このようなOCR
システムの一例としては、Xerox Imaging Systemsから
入手可能なScan WorXシステムがある。また、ほかにも
種々のOCRシステムおよび手法が利用可能であること
を当業者は認識されよう。
【0026】一般に、OCRシステムは、個々の文字
(例えば、1個の文字、数字、または句読点)を識別同
定する。しかし、文字毎に認識動作を行う代わりに、コ
ンポーネント毎の認識動作をOCRシステムに行わせる
ことも可能である。ここに、コンポーネントとは、1個
の文字、または1個の単語(ワード)中のつながった文
字(例えば、1個の単語中の、不鮮明のため隣の文字と
相互に接触してしまっている文字)からなる小さな文字
グループ、のいずれかを意味する。
【0027】図3(a)に戻って、もし文字の識別同定
について信頼性がない場合には、ダウンサンプリングは
デシメーションによって行われる。このハイブリッド手
法は、ドキュメント中の文字毎にでもまたコンポーネン
ト毎にでも適用できる。図3(a)のドキュメントの方
が図2(a)のドキュメントよりも読みやすいことは、
多くの人が同意されよう。
【0028】本発明の方法の第1の態様は一般に、ドキ
ュメントの見場(外観)を改善するが、第1の態様のハ
イブリッド手法は、OCR解析におけるギャップ(すな
わち、OCRシステムが文字を信頼性をもって識別同定
できないという部分)を強調しがちであり、その結果、
ドキュメントをいささか、脅迫状のように見えさせてし
まう。
【0029】この問題は、通信チャネルに対する等化の
手法を用いて、フォント置換によるダウンサンプリング
とデシメーションによるダウンサンプリングとの間の差
を減少させるという、本発明の方法の第2の態様によっ
て軽減される。これによって、OCR解析におけるどの
ようなギャップもテキストの残りの部分に混合調和され
る。
【0030】このプロセス(「非線形ドキュメント等化
処理またはフィルタ処理」と称する)によって、図3
(b)のドキュメントが生成された。このプロセスにつ
いては、本出願と同日に出願された特許出願(特願平7
−211278号)に記述がある。
【0031】等化後は、OCR解析にギャップを見出す
ことは困難である。テキスト中の英単語"ramification
s"の中の"ramifi"および"Information"の中の"In"が、
テキストの残りの部分ほどには鮮明ではないが、これら
のギャップを見出すにはかなり注意して見る必要がある
ことを、当業者は認識されよう。
【0032】次の各項において本発明の方法の態様につ
いて述べる。具体的には、第II項においては、可能な
場合にフォント置換を用い、必要な場合にデシメーショ
ンを用いてダウンサンプリングする方法について述べ
る。詳しくは、この項はデシメーションを用いる必要が
ある場合を説明する。第III項は、上に触れた非線形
ドキュメント等化手法について詳細に述べる。第IV項
においては、本発明の方法を集約し、本発明の方法につ
いての他の潜在的適用を列記する。
【0033】II.ダウンサンプリングのハイブリッド方法 図4は、本発明の方法の第1の実施例の流れ図で、ドキ
ュメントのテキストファイル表現をダウンサンプリング
する場合を示す。本発明の方法においては、テキスト表
現をコンポーネント毎にダウンサンプリングするのが有
利である。ここに、コンポーネントとは、1個の単体の
文字(アルファベットの文字、数字、または句読点のよ
うな)または1個の単語中のつながった文字(例えば、
1個の単語中の、不鮮明のために隣の文字と相互に接触
してしまっている文字グループ)からなる小さな文字グ
ループのいずれかを意味する。
【0034】図4のステップ610において、本方法が
或るコンポーネントの識別子とこの識別子の信頼性の測
定値とを受領する。ステップ620において、信頼性尺
度がしきい値と比較され、しきい値を超えているかどう
かが判断される。もし信頼性尺度がしきい値を超えてい
る場合、ステップ630においてコンポーネントが第1
のダウンサンプリング方法(この例ではフォント置換)
によってダウンサンプリングされる。
【0035】もし信頼性尺度がしきい値より低い場合、
ステップ640においてコンポーネントが第2のダウン
サンプリング方法(この例ではデシメーション)によっ
てダウンサンプリングされる。この場合、しきい値は、
フォント置換されたドキュメントのより良い見場が文字
をデシメーションで生成する場合に得られるより良い精
度を取るように選択される。
【0036】信頼性尺度は、たぶん或る標準的な既成品
のOCRシステムから得られるかも知れないが、一般に
は入手可能ではない。そのため、次の説明で、本発明の
方法の更なる態様としてOCRシステムによって識別同
定されたコンポーネントについての信頼性測定手法を含
む態様を述べる。
【0037】本発明の方法のこの態様は、概して、同じ
ドキュメント中の同じ単語を2例取った場合のその2例
が相互に非常に類似していることがしばしばあり、別々
のドキュメントから1個の単語をそれぞれ取って得た2
例の場合よりもはるかに多く相互類似している、という
事実を利用している。
【0038】1個のドキュメント(またはドキュメント
の特定の性質)中での強い相関関係の効果は驚くには当
たらない。或る特定のコンポーネントのすべての事例
が、多かれ少なかれ同じようにひずまされている場合が
多いということである。
【0039】例えば、これらコンポーネントの事例が現
れたページは各々、おそらく元のドキュメントからほぼ
同一回数のフォトコピー処理を経て来たものである。同
様に、もしそのドキュメントがスキャナでスキャンされ
た場合スキャナにおけるゲインコントロール(利得制
御)は全体にわたってかなり一貫して同一値である。
【0040】この効果を図5で説明する。図5中に、2
個の互いに異なるドキュメントからボックス(囲み部
分)710および712にそれぞれ、単語"using"のい
くつかの事例を示す。或る特定の単語の事例間の類似性
を視覚的に判断する方法は、単語の各事例のビットマッ
プを平均する方法である。初めに、この特定の単語の或
る事例のビットマップ中の各画素が「1」の値(画素が
「オン」であることを示す)または「0」の値(画素が
「オフ」であることを示す)を有すると仮定する。
【0041】この特定の単語の各事例中の対応する画素
が合計され事例の数で除されて、平均画素値が定められ
る。例えば、囲み部分710の"using"の事例が平均さ
れて囲み部分711の形状が生成され、囲み部分712
の"using"の事例が平均されて囲み部分713の形状が
生成される。囲み部分711および713それぞれの平
均した事例においては、同じ1個のドキュメント中で
は、単語中の文字のまわりのイメージにある少量のぼや
けから見られるように、かなり類似した形で生成されて
いる。
【0042】比較のため、これら2個のドキュメント
(すなわち囲み部分711および713)にわたって"u
sing"のすべての事例を平均した結果を囲み部分715
に示す。囲み部分715に示すこの結果は、イメージが
不鮮明で認識困難であるという点で不満足なものであ
る。
【0043】単語の2個の事例を比較するより定量的な
方法は、各事例のビットマップ間のハミング距離を計算
する方法である。ハミング距離は、2個のビットマップ
イメージが互いに異なる(一致しない)画素の数として
定義される。大きなハミング距離は、互いに非常に異な
る2個のイメージ、すなわちぼやけて見えるビットマッ
プ平均、に対応する。囲み部分715に見られる結果
は、ハミング距離が大きい場合は、2個のドキュメント
にわたって単語を比較することになることを示すもので
ある。
【0044】しかし、平均化処理を囲み部分711およ
び713に示すように、1個のドキュメントの範囲内の
同一の単語の事例に限るならば、一致の程度が改善され
る。これは、「単語の事例の探査範囲を単一のドキュメ
ントに制約する限り、ハミング距離測定値(またはこれ
に類似のもの)は、かなりよく使える」ということを表
している。
【0045】このことから、ハミング距離の手法を用い
て、2個のボックスを計算しこれら2個のボックス中の
画素が同じ単語に対応するかどうかを点検する述部を構
築することが有利であると判る。ボックスとは、ビット
マップページ上の矩形を定義する4個の変数(すなわ
ち、2個の角部の座標、または1個の角部の座標および
ボックスの高さおよび幅)のセットである。
【0046】なお、もしハミング距離について僅かに非
標準的な定義を用いるならば、2個のイメージの類似性
についてのハミング距離測定有用さも改善されることを
注記したい。2個のイメージの位置決め(例えばサンプ
リングのためのイメージの位置合わせの際の)において
画素に満たない小さなエラーがしばしば存在し、これが
単語の周辺に沿ったハミング距離を大きくする結果とな
ることがある。画素を目標位置の1画素近隣範囲内の画
素に合致させることによってこのエラーを補償すること
が有利である。
【0047】このようにして、画素が見出されると推定
される位置の近くに画素がない場合にだけ1個の画素が
1個のエラーとしてカウントされる。これは、単語の周
辺部でしばしば見出される大きなハミング距離測定値を
避ける「控え目」なハミング距離測定である。
【0048】この控え目なハミング距離を用いて、ドキ
ュメントのすべてのコンポーネントをいくつものクラス
にグループ分けし、各々のクラスが1個のコンポーネン
ト、すなわち1個の文字または1個のフォント内のつな
がった文字グループ、だけに対応するようにすることが
できる。そうすると、標準の既成品OCRシステムまた
はソフトウエアプログラムを用いてどのクラスがどの文
字に対応しているかを識別同定することができる。
【0049】もし或る特定のクラスが大きく(すなわち
多くの要素を有し)且つそのクラスの各メンバーについ
てのOCR解析結果がかなり一様である場合には、その
クラスのメンバーをフォント置換によるダウンサンプリ
ングに、妥当な自信をもって使うことができる。
【0050】信頼性尺度は、OCR解析結果における類
似性の度合に基づかせると有利である。例えば、もし或
るクラスの要素の高い割合(例えば80%よりも大き
い)がOCRシステムによって同様に識別同定された場
合には、その割合を信頼性尺度として用いることができ
る。
【0051】もし或るクラスの要素の十分な割合が同様
に識別同定されないという形でOCRの結果が一様でな
い場合には、信頼性尺度は低いことになり、したがって
そのクラスの事例をダウンサンプリングするにはデシメ
ーションが用いられる。OCR結果の類似性または一様
性に基づく別の信頼性尺度も考えられることは、当業者
には認識されよう。
【0052】本発明のこの態様を実施したシステムの概
念図を図6に示す。ドキュメント中のコンポーネントの
イメージのビットマップ表現がOCRシステム820に
入力され、同じくデシメーション式ダウンサンプリング
装置840に入力される。図6には図示しないが、ドキ
ュメントはいくつかのコンポーネントからなり、コンポ
ーネントは、システムにそれぞれ別個に入力する必要が
ある。
【0053】標準的なドキュメント処理手法に基づき、
ドキュメント中の各コンポーネントは、「オン」画素を
見出しそれから隣接する「オン」画素を見出すことによ
り、他のコンポーネントから分離できる。隣接する「オ
ン」画素がもはや見出されない、すなわちすべての「オ
ン」画素が「オフ」画素によって包囲される状態になっ
た場合、これらの互いに隣接する「オン」画素が1個の
コンポーネントを形成する。そして、これらの画素を用
いて、システムに入力するビットマップ表現が得られ
る。
【0054】図6に戻って、OCRシステム820が、
コンポーネントのテキスト表現と、そのコンポーネント
の識別同定の信頼性尺度とを出力する。テキスト表現
は、フォント置換式ダウンサンプリング装置830に入
力される。信頼性尺度は、スイッチ850を制御するし
きい値処理装置835に入力される。
【0055】もし信頼性尺度がしきい値よりも大きい場
合、しきい値処理装置835が信号を出力し、これによ
ってスイッチ850が、フォント置換式ダウンサンプリ
ング装置830によって生成されたコンポーネントのダ
ウンサンプリングバージョンを、システムの出力として
選択する。
【0056】もしそうでない場合には、スイッチ850
は、デシメーション式ダウンサンプリング装置840に
よって生成されたコンポーネントのダウンサンプリング
バージョンを、システムの出力として選択する。なお、
図6のシステムによって、もとは文字表現ではなかった
ドキュメントをフォント置換よってダウンサンプリング
することが可能となる。
【0057】III.非線形チャネル等化器を用いたダ
ウンサンプリング方法 この項は、フォント置換によるダウンサンプリングとデ
シメーションによるダウンサンプリングとの間の差異を
減少させるために非線形ドキュメント等化を用いる本発
明の第2の実施例を示す。この方法においては、もしO
CR出力が信頼できない場合、デシメーションだけによ
るダウンサンプリングの代わりに、入力イメージは等化
され、ダウンサンプリングされる。等化されダウンサン
プリングされたイメージは一般に、ダウンサンプリング
だけされたイメージよりもよりよい見場のものとなる。
【0058】図7は、本発明の方法のこの第2の実施例
のブロック図である。図6において述べたシステムの場
合のように、コンポーネントのイメージのビットマップ
表現がOCRシステム910に入力される。OCRシス
テム910は、コンポーネントのテキスト表示と識別同
定の信頼性尺度とを出力する。
【0059】テキスト表現はフォント置換式ダウンサン
プリング装置920に入力される。ビットマップ表現は
また、2次元非線形フィルタおよびデシメーション装置
960(または簡単に、フィルタ960)に入力され
る。下に述べるように、フィルタ処理とデシメーション
処理とは組み合わせることができる。
【0060】フィルタ960の使用は、ドキュメントが
受けたひずみが、多くの場合非線形フィルタ処理動作と
してモデル化できるという認識に基づいている。例え
ば、普通の種類のひずみは、しきい値処理に先立つ不鮮
明化である。このようなプロセスは、ドキュメントがフ
ォトコピーされまたはスキャンされるときに生じる。不
鮮明化そのものは、フォトコピー機またはスキャナの光
学系で生じる線形フィルタ処理動作である。これによっ
て、もとのイメージがバイナリであってもグレイレベル
が形成される。
【0061】バイナリイメージを復元するためには、フ
ィルタ処理されたイメージがしきい値処理される(非線
形動作)。線形フィルタ処理部分が同じでも、しきい値
が異なると得られるイメージは非常に異なったものとな
る。これらの動作は何回も反復して行われることが有り
得る。例えばドキュメントが、たぶん1回よりも多くフ
ォトコピーされそれからスキャンが行われる場合であ
る。
【0062】その結果としての非線形フィルタ処理は、
概して、単純な(すなわちガウス)フィルタおよび数個
のパラメータ(例えばガウスフィルタの標準偏差および
しきい値)では記述できないが、より一般的な非線形フ
ィルタ構造を用いればモデル化が可能である。フィルタ
のパラメータは、手近のドキュメントに特定のひずみを
正確にモデル化するように適応させることができる。
【0063】図7に戻って、フィルタ960が、入力
(劣化)イメージと参照イメージとを用いて調整され
る。フィルタ960の出力を、デシメーションされビッ
トマップ化され等化されたイメージと称する。参照イメ
ージは、参照コンポーネントイメージ記憶装置930が
用いるためにコンポーネントのテキスト表現を供給する
OCRシステム910を用いて得ることができる。
【0064】参照コンポーネントイメージ記憶装置93
0は、参照イメージ(すなわち非劣化コンポーネントイ
メージ)のビットマップ表現を内蔵する。参照コンポー
ネントイメージ記憶装置930は、OCRシステム91
0によって供給されるテキスト表現を取り込んでそのテ
キスト表現についての参照イメージを出力する参照テー
ブルとして実現すると有利である。
【0065】等化イメージと参照イメージとの差異(加
算器940において定められる)は、エラーで、これは
フィルタを調整するために用いられ、これによって、或
る時間経過後にエラーが可能最小値に減少される。
【0066】図7のシステムはまた、フィルタ960の
調整を調節する調整/固定制御器950を有するので有
利である。詳しくは、調整/固定制御器950は、OC
Rシステム910によって生成された信頼性尺度を用い
てスイッチ980を制御することができる。
【0067】すなわち、もし信頼性尺度が高い場合、ス
イッチ980が閉じられる。これはフィルタ960を調
整するために参照イメージを使用できることを示す。逆
に、もし信頼性尺度が低い場合には、参照イメージを用
いてフィルタ960を調整すべきではなく、したがっ
て、フィルタ960の誤調整を避けるためスイッチ98
0は開いておく必要がある。
【0068】図6のシステムの場合のように、図7のス
イッチ970を制御するための信頼性尺度が、しきい値
処理装置935に入力される。もし信頼性尺度がしきい
値よりも大きい場合、スイッチ970はシステムの出力
として、フォント置換式ダウンサンプリング装置920
によって生成されたコンポーネントのダウンサンプリン
グバージョンを選択する。そうでなければ、出力は、フ
ィルタ960によって生成されたコンポーネントダウン
サンプリングバージョンとなる。
【0069】コンポーネントがダウンサンプリングされ
る順序は、そのコンポーネントがドキュメント中に現れ
る順序と必ずしも同じである必要はない。例えば、OC
Rシステム910が信頼性をもって認識できるすべての
コンポーネントをまずフォント置換式ダウンサンプリン
グにかけ、同時に同じこれらのコンポーネントを用いて
フィルタ960を調整することが可能である。
【0070】この条件下ではスイッチ980は閉じられ
ていて、スイッチ970がフォント置換式ダウンサンプ
リング出力を選択する。信頼性をもって認識することの
可能なすべてのコンポーネントがフォント置換式ダウン
サンプリングをされ終ると、残りのコンポーネントが等
化およびデシメーションによってダウンサンプリングさ
れる。
【0071】この時点で、スイッチ980が開き(フィ
ルタ960を誤って認識されたイメージで調整するのを
避けるため)、スイッチ970がフィルタ960の出力
選択を開始する。この手順が、十分な調整データがフィ
ルタ960の調整に利用可能となるのを確実にする。
【0072】フィルタ960は、2次元配列(アレイ)
の(2M+1)×(2M+1)個の参照テーブルを形成
して実現する。この各参照テーブルは、(2H+1)×
(2H+1)画素平方のサポートにおいてビットによっ
てアドレスされる、
【0073】この場合、イメージ中の位置(i,j)に
おける参照テーブル(k,l)(−M≦k,l≦M)に
対するアドレスa(k,l,i,j)は、次式で与えら
れる。
【数1】 ここに、p(i,j)∈{0,1}はイメージ中の位置
(i,j)における画素である。
【0074】もしイメージ中の位置(i,j)における
参照テーブル(k,l)の出力をw(k,l,a(k,
l,i,j))とすると、フィルタの出力は次式で表さ
れる。
【数2】
【0075】調整プロセスによって、y(i,j)と、
もとのイメージq(i,j)との間の平均二乗差が最小
化される。残留エラーは次式で与えられる。 ε(i,j)=q(i,j)−y(i,j) (3)
【0076】フィルタ960は、すべてのk,lについ
て、要素w(k,l,a(k,l,i,j))に修正値
αε(x,y)を加えることによって適応される。ここ
に、αは収斂の速さを定める小さな数である。なお、フ
ィルタは単に、選択された値iおよびjにおいてだけ出
力y(i,j)を計算することで入力信号をデシメーシ
ョンする。例えば、出力は、iおよびjの各々n番目の
値毎に計算される。ここに、nはダウンサンプリングフ
ァクタ、すなわちダウンサンプリングの前後のイメージ
解像度の比率である。
【0077】H、M、およびαの一般的な値は、H=
1、M=3、およびα=0.0005である。
【0078】フィルタ960の構造および調整のさらに
詳細な説明が本出願と同日に出願された特許出願(特願
平7−211278号)に記載されている。
【0079】IV.結び 以上の開示において、光学的文字認識、フォント置換、
およびデシメーションを用いてドキュメントをダウンサ
ンプリングする方法について述べた。非線形ドキュメン
ト等化の手法を用いたダウンサンプリングの方法につい
ても開示した。これらの説明に際しては、特定のハード
ウエアまたはソフトウエアを引用することはしなかった
が、代わりにこれらの説明に基づき利用可能なまたは望
ましいハードウエアまたはソフトウエアを当業者が容易
に適応させることが可能なように記述した。
【0080】例えば、図7の等化装置については2次元
非線形適応フィルタの実施例を述べたが、本発明の精神
および技術範囲から外れずに、これに代わって他のフィ
ルタ構造(例えばニュートラルネットワークに基づくフ
ィルタ)を使用できることを当業者は認識されよう。
【0081】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【0082】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、ド
キュメントの文字のダウンサンプリング方法において、
文字認識、フォント置換、およびデシメーション等の手
法を組み合わせて用いることによってドキュメントをダ
ウンサンプリングするようにしたので、従来技術では困
難であった解像度が非常に低い装置への出力に関しての
ダウンサンプリングが可能になる。したがって、種々の
解像度の入出力装置を含む情報処理システム業務処理効
率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法が実行されるシステムのブロック
図である。
【図2】種々の手法によりダウンサンプリングしたドキ
ュメントを図3と共に例示する説明図である。 (a)デシメーションによってダウンサンプリングした
ドキュメントを示す。 (b)フォント置換によってダウンサンプリングしたド
キュメントを示す。
【図3】種々の手法によりダウンサンプリングしたドキ
ュメントを図2と共に例示する説明図である。 (a)可能な場合にフォント置換を用い必要な場合にデ
シメーションを用いてダウンサンプリングする本発明の
方法の第1の実施例、を用いてダウンサンプリングした
ドキュメントを示す。 (b)等化を用いてダウンサンプリングする本発明の方
法の第2の実施例、を用いてダウンサンプリングしたド
キュメントを示す。
【図4】本発明の方法の第1の実施例の流れ図である。
【図5】2種類の異なるドキュメントから選択された英
単語の例示および1種類のドキュメント中の同じ英単語
の例示である。
【図6】ドキュメントをフォント置換およびデシメーシ
ョンを用いてダウンサンプリングする本発明の方法の第
1の実施例、を用いるシステムのブロック図である。
【図7】ドキュメントを非線形適応フィルタを用いてダ
ウンサンプリングする本発明の方法の第2の実施例、を
用いるシステムのブロック図である。
【符号の説明】
110−i 通信装置 110−1 基本パーソナルコンピュータ 110−2 ファクシミリ装置(=115) 110−3 レーザプリンタ(=116) 111 メモリ 112 キーボード 113 CRT(陰極線管)画面 114 プロセッサ/モデム 117 大量記憶媒体 118 スキャナ 119 ワークステーション 120 通信ネットワーク 125 リンク 820、910 OCRシステム 830、920 フォント置換式ダウンサンプリング装
置 835、935 しきい値処理装置 840 デシメーション式ダウンサンプリング装置 850、970、980 スイッチ 930 参照コンポーネントイメージ記憶装置 940 加算器 950 調整/固定制御器 960 2次元非線形フィルタおよびデシメーション装
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス ワード チャーチ アメリカ合衆国,07928 ニュージャー ジー, チャタム,ロングヒル レイン 2 (72)発明者 ウィリアム アーサー ゲイル アメリカ合衆国,07040 ニュージャー ジー, メイプルウッド,エセックス アヴェニュー 17 (56)参考文献 特開 平6−20095(JP,A) 特開 昭63−24371(JP,A) 特開 昭59−10066(JP,A) ”Using OCR and Eq ualization to Down sample Documents”, Vol.12,No.2,p.p.305− 309,IEEE 12th Intern ational Conference on Pattern Recogn ition (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 9/00 - 9/82 G06T 3/40

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個以上のコンポーネントを含むドキュ
    メントまたはその一部をダウンサンプリングする方法に
    おいて、 各コンポーネントは、前記ドキュメントのテキスト部分
    の構成要素であり、 各コンポーネントは、対応するテキスト表現を正しく識
    別する確率を示す信頼性尺度に関連づけられ、 前記方法は、各コンポーネントについて、 前記コンポーネントの信頼性尺度がしきい値を超える場
    合に第1のダウンダンプリング方法によって前記コンポ
    ーネントをダウンサンプリングするステップと、 前記コンポーネントの信頼性尺度がしきい値を超えない
    場合に前記第1のダウンダンプリング方法とは異なる第
    2のダウンダンプリング方法によって前記コンポーネン
    トをダウンサンプリングするステップとからなることを
    特徴とする、ドキュメントまたはその一部をダウンサン
    プリングする方法。
  2. 【請求項2】 前記テキスト表現は光学的文字認識シス
    テムによって生成されることを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 前記信頼性尺度は、 ドキュメント中の各コンポーネントのビットマップ表現
    を距離尺度に従って複数のクラスに分類するステップ
    と、 各クラスごとに、該クラス内のコンポーネントのテキス
    ト表現どうしの間の類似性に基づいて信頼性尺度を生成
    するステップとによって生成されることを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のダウンダンプリング方法は、
    フォント置換によってコンポーネントをダウンサンプリ
    ングするステップを含むことを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のダウンダンプリング方法は、
    デシメーションによってコンポーネントをダウンサンプ
    リングするステップを含むことを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 1個以上のコンポーネントを含むドキュ
    メントまたはその一部をダウンサンプリングする方法に
    おいて、 各コンポーネントは、前記ドキュメントのテキスト部分
    の構成要素であり、 前記方法は、各コンポーネントについて、 前記コンポーネントのビットマップ表現を受け取るステ
    ップと、 前記コンポーネントのテキスト表現を生成するステップ
    と、 前記テキスト表現の正確さを示す信頼性尺度を生成する
    ステップと、 前記コンポーネントの信頼性尺度がしきい値を超える場
    合にフォント置換によって前記コンポーネントをダウン
    サンプリングするステップと、 前記コンポーネントの信頼性尺度がしきい値を超えない
    場合にデシメーションによって前記コンポーネントをダ
    ウンサンプリングするステップとからなることを特徴と
    する、ドキュメントまたはその一部をダウンサンプリン
    グする方法。
  7. 【請求項7】 前記テキスト表現は光学的文字認識シス
    テムによって生成されることを特徴とする請求項6に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 前記信頼性尺度は、 ドキュメント中の各コンポーネントのビットマップ表現
    を距離尺度に従って複数のクラスに分類するステップ
    と、 各クラスごとに、該クラス内のコンポーネントのテキス
    ト表現どうしの間の類似性に基づいて信頼性尺度を生成
    するステップとによって生成されることを特徴とする請
    求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 1個以上のコンポーネントを含むドキュ
    メントまたはその一部をダウンサンプリングする方法に
    おいて、 各コンポーネントは、前記ドキュメントのテキスト部分
    の構成要素であり、 前記方法は、各コンポーネントについて、 前記コンポーネントのビットマップ表現を受け取るステ
    ップと、 前記コンポーネントのテキスト表現を生成するステップ
    と、 前記テキスト表現の正確さを示す信頼性尺度を生成する
    ステップと、 前記コンポーネントの信頼性尺度がしきい値を超える場
    合にフォント置換によって前記コンポーネントをダウン
    サンプリングする第1ダウンサンプリングステップと、 前記コンポーネントの信頼性尺度がしきい値を超えない
    場合にフィルタリングおよびデシメーションによって前
    記コンポーネントをダウンサンプリングする第2ダウン
    サンプリングステップとからなることを特徴とする、ド
    キュメントまたはその一部をダウンサンプリングする方
    法。
  10. 【請求項10】 前記信頼性尺度は、 ドキュメント中の各コンポーネントのビットマップ表現
    を距離尺度に従って複数のクラスに分類するステップ
    と、 各クラスごとに、該クラス内のコンポーネントのテキス
    ト表現どうしの間の類似性に基づいて信頼性尺度を生成
    するステップとによって生成されることを特徴とする請
    求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第2ダウンサンプリングステップ
    は、 コンポーネントのビットマップ表現を2次元非線形フィ
    ルタに入力して出力y(i,j)を生成するステップ
    と、 前記2次元非線形フィルタの出力のうち、一部のi,j
    における出力のみを選択するステップとからなることを
    特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 1個以上のコンポーネントを含むドキ
    ュメントまたはその一部をダウンサンプリングする方法
    において、 各コンポーネントは、前記ドキュメントのテキスト部分
    の構成要素であり、 各コンポーネントは、対応するテキスト表現を正しく識
    別する確率を示す信頼性尺度に関連づけられ、 前記方法は、各コンポーネントについて、 前記コンポーネントの信頼性尺度がしきい値を超える場
    合にフォント置換によって前記コンポーネントをダウン
    サンプリングするステップと、 前記コンポーネントの信頼性尺度がしきい値を超えない
    場合にデシメーションによって前記コンポーネントをダ
    ウンサンプリングするステップとからなることを特徴と
    する、ドキュメントまたはその一部をダウンサンプリン
    グする方法。
  13. 【請求項13】 前記テキスト表現は光学的文字認識シ
    ステムによって生成されることを特徴とする請求項12
    に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記信頼性尺度は、 ドキュメント中の各コンポーネントのビットマップ表現
    を距離尺度に従って複数のクラスに分類するステップ
    と、 各クラスごとに、該クラス内のコンポーネントのテキス
    ト表現どうしの間の類似性に基づいて信頼性尺度を生成
    するステップとによって生成されることを特徴とする請
    求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 1個以上のコンポーネントを含むドキ
    ュメントまたはその一部をダウンサンプリングする装置
    において、 各コンポーネントは、前記ドキュメントのテキスト部分
    の構成要素であり、 各コンポーネントは、対応するテキスト表現を正しく識
    別する確率を示す信頼性尺度に関連づけられ、 前記装置は、各コンポーネントについて、 前記コンポーネントの信頼性尺度がしきい値を超える場
    合にフォント置換によって前記コンポーネントをダウン
    サンプリングする手段と、 前記コンポーネントの信頼性尺度がしきい値を超えない
    場合にデシメーションによって前記コンポーネントをダ
    ウンサンプリングする手段とからなることを特徴とす
    る、ドキュメントまたはその一部をダウンサンプリング
    する装置。
  16. 【請求項16】 前記テキスト表現を生成する光学的文
    字認識システムをさらに有することを特徴とする請求項
    15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記装置は、前記信頼性尺度を生成す
    る信頼性尺度生成手段をさらに有し、該信頼性尺度生成
    手段は、 ドキュメント中の各コンポーネントのビットマップ表現
    を距離尺度に従って複数のクラスに分類する手段と、 各クラスごとに、該クラス内のコンポーネントのテキス
    ト表現どうしの間の類似性に基づいて信頼性尺度を生成
    する手段とからなることを特徴とする請求項15に記載
    の装置。
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