JP2990426B2 - 磁気誘導帯埋設用ホルダー及び磁気誘導帯 - Google Patents

磁気誘導帯埋設用ホルダー及び磁気誘導帯

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JP2990426B2
JP2990426B2 JP10050861A JP5086198A JP2990426B2 JP 2990426 B2 JP2990426 B2 JP 2990426B2 JP 10050861 A JP10050861 A JP 10050861A JP 5086198 A JP5086198 A JP 5086198A JP 2990426 B2 JP2990426 B2 JP 2990426B2
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induction band
magnetic
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無人搬送車の誘導
路として使用する磁気誘導帯の埋設作業手段に適用する
ことができる磁気誘導帯埋設用ホルダー及び磁気誘導帯
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図9に示すように、無人搬送車の
誘導に用いる磁気誘導帯20を敷設する場合、搬送車走
行路面23に磁気誘導帯20が収まる寸法の埋設溝22
を施工した後に、その中に磁気誘導帯20を直接入れて
誘導路を形成するようにしていた。
【0003】この場合、埋設溝22内に設置された磁気
誘導帯20の固定、及び雨や紫外線等の異常を来す要因
からの保護を目的に、磁気誘導帯20の上端面上にシリ
コン等の樹脂を塗布するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気誘
導帯を埋設する埋設溝は通常、専用のカッター等を用い
て施工するようにしていた。しかし、搬送車走行路面2
3の状況等によって埋設溝22にバラツキが生じやす
く、磁気誘導帯20の埋設状態が一定でなくなってしま
うという不都合があった。
【0005】特に、図10に示すように、埋設溝24が
深すぎて、磁気誘導帯20が搬送車走行路面23に対し
て下方に埋設されてしまうことがある。この場合、磁気
誘導帯20を検出する搬送車上の磁気センサーとのギャ
ップが規定値より外れてしまう恐れがあり、磁気誘導帯
20があるにも関わらず、磁気センサーが動作しない等
の不具合を起こす可能性があった。
【0006】また、図11に示すように、埋設溝25の
幅が広すぎて、磁気誘導帯20が搬送車走行路面23に
対して傾いて埋設されてしまうことがある。この場合、
磁気誘導帯20を検出する搬送車上の磁気センサーの検
出精度が低下してしまう恐れがあり、磁気誘導帯20の
位置に対して、磁気センサーの検出位置がずれる等の不
具合を起こす可能性があった。
【0007】このため、これらの不都合を解消するため
には、磁気誘導帯20を埋設溝22に埋設した後に、搬
送車走行路面23と磁気誘導帯20の上端面との高さや
傾き等の埋設状態を確認する作業が必要となり埋設作業
が繁雑になるという不都合があった。
【0008】また、磁気誘導帯20上への樹脂塗布は、
大変手間がかかると同時に、樹脂硬化に時間を要し、ま
た、樹脂硬化後は、誘導路のルート変更や磁気誘導帯の
再利用が難しいという不都合があった。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、寸法精度が悪い埋設溝の中に磁気誘導帯を設置する
場合でも、設置後の高さや傾き等のバラツキを少なくす
ることができると共に、設置後の確認作業を不要化する
ことができ、また、磁気誘導帯を設置後、保護及び固定
用に行う樹脂の塗布作業を不要化して、誘導路のルート
変更時の磁気誘導帯の再利用を可能にする磁気誘導帯埋
設用ホルダー及び磁気誘導帯を提案しようとするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明の磁気誘導帯埋設用ホルダーは、搬送車に搭載
された磁気検出センサにより検出可能で、上記搬送車が
走行する搬送路面の埋設溝に埋設される長尺状の磁気誘
導帯を保持する磁気誘導帯埋設用ホルダーであって、上
記磁気誘導帯を収納する収納部と、上記収納部の内部に
設けられた内突起と、上記収納部の外部に設けられた外
突起と、上記収納部の上端に設けられ上記搬送路面を支
持する上端部とを備え、上記埋設溝に埋設されるもので
ある。
【0011】また、この発明の磁気誘導帯は、搬送車に
搭載された磁気検出センサにより検出可能で、上記搬送
車が走行する搬送路面の埋設溝に埋設される長尺状の磁
気誘導帯であって、上記埋設溝に埋設される埋設部と、
上記埋設部の外部に設けられた突起と、上記埋設部の上
端に上記埋設溝から突出して設けられ上記搬送路面を支
持する上端部とを備え、上記埋設溝に埋設されるもので
ある。
【0012】この発明の磁気誘導帯埋設用ホルダーによ
れば、以下の作用をする。磁気誘導帯埋設用ホルダーは
搬送車に搭載された磁気検出センサにより検出可能で、
搬送車が走行する搬送路面の埋設溝に埋設される長尺状
の磁気誘導帯を保持するように作用する。収納部は下端
に開放部を有するので、磁気誘導帯の収納を容易にする
ように作用する。内突起は収納部の内部に設けられるの
で、収納部内で上記磁気誘導帯を保持するように作用す
る。外突起は収納部の外部に設けられるので、埋設溝を
支持するように作用する。上端部は収納部の上端に設け
られるので、搬送路面を支持するように作用する。
【0013】また、この発明の磁気誘導帯によれば、以
下の作用をする。磁気誘導帯は搬送車に搭載された磁気
検出センサにより検出可能で、搬送車が走行する搬送路
面の埋設溝に埋設されて保持されるように作用する。埋
設部は埋設溝への収納を容易にするように作用する。突
起は埋設部の外部に設けられるので、埋設溝を支持する
ように作用する。上端部は埋設部の上端に設けられるの
で、搬送路面を支持するように作用する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。本実施の形態の磁気誘導
帯埋設用ホルダーは、磁気誘導帯を地中に埋設する際
に、搬送車が走行する搬送車走行路面との高さ、傾き等
バラツキを少なくすると共に、磁気誘導帯の固定及び保
護に用いる樹脂塗布の作業を不要化するものである。
【0015】まず、本実施の形態の磁気誘導帯埋設用ホ
ルダーの形状について説明する。磁気誘導帯埋設用ホル
ダーは長尺状の磁気誘導帯を収納可能に長尺状に形成さ
れている。
【0016】図1に幅方向の断面図を示すように、ホル
ダー本体1は、下方に開放部を有してコ字型をして磁気
誘導帯を収納する収納部4と、収納部の上端に上テーパ
ー上端部5とを有して構成される。収納部4の内側には
内突起2が設けられ、収納部4の外側には外突起3が設
けられている。上テーパー上端部5は搬送車走行路面に
接する水平の突出部を有して搬送車走行路面に対して滑
らかにホルダーを埋設するため上テーパーが形成されて
いる。
【0017】なお、内突起2は、収納部4内への磁気誘
導帯の収納方向(図中上向き)には支障が無く、収納部
4内から磁気誘導帯が脱落する方向(図中下向き)には
固定されるように形成されている。また、外突起3は、
埋設溝内への磁気誘導帯の収納方向(図中下向き)には
支障が無く、埋設溝内からホルダー本体1が抜け出る方
向(図中上向き)には固定されるように形成されてい
る。なお、収納部4、内突起2および外突起3を含む部
分が埋設部となる。
【0018】次に、本実施の形態の他の磁気誘導帯埋設
用ホルダーの形状について説明する。図2に示す他の磁
気誘導帯埋設用ホルダーが図1に示した磁気誘導帯埋設
用ホルダーに対応するものには同一の符号を付して、そ
の説明を省略する。図2に示す他の磁気誘導帯埋設用ホ
ルダーが図1に示した磁気誘導帯埋設用ホルダーと異な
る点は、上テーパー上端部5に替えて下テーパー上端部
6を設けた点である。下テーパー上端部6は搬送車走行
路面に接してホルダー本体1を支持する下テーパーの突
出部を有して搬送車走行路面に対して凹凸が無く水平に
ホルダー本体1を埋設するために上面が水平に形成され
ている。
【0019】次に、本実施の形態の磁気誘導帯埋設用ホ
ルダーの使用状態について説明する。図3に幅方向の断
面図を示すように、ホルダー本体1の下方に開放部から
磁気誘導帯を収納部4に収納する。このように磁気誘導
帯を収納部4に収納した後に、ホルダー本体1を地中8
に設けられた埋設溝9に埋設していく。収納部4の上端
の上テーパー上端部5の下端の水平面は搬送車走行路面
10に接して搬送車走行路面10を支持し、上端の上テ
ーパーは搬送車走行路面10に対して滑らかな傾斜面を
形成して搬送車の走行を容易にする。
【0020】ホルダー本体1の埋設溝9への埋設によ
り、収納部4の内側の内突起2が磁気誘導帯7方向に押
され、内突起2が磁気誘導帯7に食い込む。これによ
り、収納部4から磁気誘導帯7が下方へ脱落することを
防止すると共に、磁気誘導帯7を収納部4内に固定する
ことができる。
【0021】また、ホルダー本体1の埋設溝9への埋設
により、収納部4の外側の外突起3が埋設溝9の壁面に
引っかかるため、ホルダー本体1が埋設溝9から抜け出
すことを防止することができる。
【0022】上テーパー上端部5は収納部4に収納され
た磁気誘導帯7の蓋となり磁気誘導帯7を保護し、上テ
ーパー上端部5の水平の突出部は搬送車走行路面10に
接することにより搬送車走行路面10を支持して下方へ
のホルダー本体1の降下を防止することができ、上テー
パーは搬送車走行路面10に対して滑らかに傾斜面を形
成して、ホルダー本体1の埋設による凹凸を軽減してい
る。
【0023】なお、内突起2は、収納部4内への磁気誘
導帯7の収納方向(図中上向き)には食い込みの支障が
無く、収納部4内から磁気誘導帯7が脱落する方向(図
中下向き)には磁気誘導帯7に食い込んで固定される。
また、外突起3は、埋設溝9内への磁気誘導帯7の収納
方向(図中下向き)には引っかかりの支障が無く、埋設
溝9内からホルダー本体1が抜け出る方向(図中上向
き)には埋設溝9の壁面に引っかかって固定される。
【0024】次に、本実施の形態の他の磁気誘導帯埋設
用ホルダーの使用状態について説明する。図4に示す他
の磁気誘導帯埋設用ホルダーの使用状態が図3に示した
磁気誘導帯埋設用ホルダーの使用状態に対応するものに
は同一の符号を付して、その説明を省略する。図4に示
す他の磁気誘導帯埋設用ホルダーの使用状態が図3に示
した磁気誘導帯埋設用ホルダーの使用状態と異なる点
は、上テーパー上端部5に替えて下テーパー上端部6に
より搬送車走行路面10を支持する点である。下テーパ
ー上端部6の下テーパーの突出部は搬送車走行路面10
に接してホルダー本体1を支持して下方へのホルダー本
体1の降下を防止することができ、下テーパー上端部6
の上面の水平面は搬送車走行路面10に対して凹凸が無
く水平にして、ホルダー本体1の埋設による凹凸を無く
すようにしている。
【0025】本実施の形態の磁気誘導帯埋設用ホルダー
は、搬送車に搭載された磁気検出センサにより検出可能
で、搬送車が走行する搬送路面10の埋設溝9に埋設さ
れる長尺状の磁気誘導帯7を保持する磁気誘導帯埋設用
ホルダー1であって、磁気誘導帯7を収納する収納部4
と、収納部4の内部に設けられた内突起2と、収納部4
の外部に設けられた外突起3と、収納部4の上端に設け
られ搬送路面10を支持する上端部5,6とを備え、埋
設溝9に埋設されるので、埋設用に施工された溝の寸法
にバラツキが生じても、このホルダーを用いることによ
り、磁気誘導帯7は一定の高さに保持され、固定される
ため、長い誘導路を形成しても、位置に関するバラツキ
を抑えることができ、従って、搬送車の磁気検出センサ
と磁気誘導帯7との距離変動を規定値内に納めることが
でき、埋設後の位置確認作業を不要とすることができ、
さらに、磁気誘導帯7はホルダー1内に保持され、また
ホルダー1は溝9内に固定されるため、、磁気誘導帯7
の保護及び固定用に塗布する樹脂及び樹脂の塗布作業を
不要にすることができる。
【0026】また、本実施の形態の磁気誘導帯埋設用ホ
ルダーは、上述において、収納部4は下端に開放部を有
するので、磁気誘導帯7の収納部4内への収納を容易に
することができる。
【0027】また、本実施の形態の磁気誘導帯埋設用ホ
ルダーは、上述において、内突起2は収納部4内で磁気
誘導帯7を保持するので、磁気誘導帯7の脱落を防止す
ると共に、磁気誘導帯7の収納部4内での保持及び固定
を確実にすることができる。
【0028】また、本実施の形態の磁気誘導帯埋設用ホ
ルダーは、上述において、外突起3は埋設溝9を支持す
るので、ホルダー1の抜け出しを防止することができ
る。
【0029】このようにして、本実施の形態のホルダー
を使用することにより、磁気誘導帯の埋設時の位置のバ
ラツキを抑えることができる。また、埋設状態を確認す
る作業を不要にすることができる。また、磁気誘導帯の
固定及び保護を目的とした樹脂塗布作業を不要にするこ
とができる。
【0030】また、誘導路のルート変更時等で、磁気誘
導帯の再利用が可能となる。また、埋設作業に他に特別
な構成及び動作が不要となる。また、磁気誘導帯以外の
例えば電線等の誘導帯の埋設にも応用することができ
る。
【0031】また、ホルダーの材質に柔軟性を有する樹
脂等を選択した場合、誘導路の曲線ルート部にも対応す
ることができ、任意の位置で切断が可能となる。また、
ホルダーの材質に柔軟性を有する金属を選択した場合、
耐荷重を強化することができる。
【0032】また、上述した本実施の形態の磁気誘導帯
埋設用ホルダーを用いなくても、従来の技術に示したよ
うに埋設後の磁気誘導帯の高さや傾き等のバラツキを少
なくすると共に、設置後の確認作業を不要化するため
に、以下に説明する本実施の形態の磁気誘導帯を用いる
ことができる。
【0033】まず、本実施の形態の磁気誘導帯の形状に
ついて説明する。磁気誘導帯は長尺状に形成されてい
る。
【0034】図5に幅方向の断面図を示すように、磁気
誘導帯本体11は、埋設溝の内部に埋設される埋設部1
4と、埋設部14の上端に上テーパー上端部13とを有
して構成される。埋設部14の外側には突起12が設け
られている。上テーパー上端部13は搬送車走行路面に
接する水平の突出部を有して搬送車走行路面に対して滑
らかに磁気誘導帯本体11を埋設するため上テーパーが
形成されている。
【0035】なお、突起12は、埋設溝内への磁気誘導
帯の収納方向(図中下向き)に支障が無く、埋設溝内か
ら磁気誘導帯が抜け出す方向(図中上向き)に固定され
るように突起方向を形成するようにしてもよい。
【0036】次に、本実施の形態の他の磁気誘導帯の形
状について説明する。図6に示す他の磁気誘導帯が図5
に示した磁気誘導帯に対応するものには同一の符号を付
して、その説明を省略する。図6に示す他の磁気誘導帯
が図5に示した磁気誘導帯と異なる点は、上テーパー上
端部13に替えて下テーパー上端部15を設けた点であ
る。下テーパー上端部15は搬送車走行路面に接して磁
気誘導帯本体11を支持する下テーパーの突出部を有し
て搬送車走行路面に対して凹凸が無く水平に磁気誘導帯
本体11を埋設するために上面が水平に形成されてい
る。
【0037】次に、本実施の形態の磁気誘導帯の使用状
態について説明する。図7に幅方向の断面図を示すよう
に、磁気誘導帯本体1の下方の埋設部14を地中16に
設けられた埋設溝17に埋設していく。埋設部14の上
端の上テーパー上端部13の下端の水平面は搬送車走行
路面18に接して搬送車走行路面18を支持し、上端の
上テーパーは搬送車走行路面18に対して滑らかな傾斜
面を形成して搬送車の走行を容易にする。
【0038】磁気誘導帯本体11の埋設溝17への埋設
により、埋設部14の外側の突起12が埋設溝17の壁
面に引っかかるため、磁気誘導帯本体11が埋設溝17
から抜け出すことを防止することができる。
【0039】上テーパー上端部13は埋設部14の蓋と
なり磁気誘導帯本体11を保護し、上テーパー上端部1
3の水平の突出部は搬送車走行路面18に接することに
より搬送車走行路面18を支持して下方への磁気誘導帯
本体11の降下を防止することができ、上テーパーは搬
送車走行路面18に対して滑らかに傾斜面を形成して、
磁気誘導帯本体11の埋設による凹凸を軽減している。
【0040】なお、突起12は、埋設溝17内への磁気
誘導帯の収納方向(図中下向き)には食い込みの支障が
無く、埋設溝17内から磁気誘導帯本体11が抜け出る
方向(図中上向き)には埋設溝17の壁面に引っかかっ
て固定されるように埋設溝17の壁面を加工してもよ
い。
【0041】次に、本実施の形態の他の磁気誘導帯の使
用状態について説明する。図8に示す他の磁気誘導帯の
使用状態が図7に示した磁気誘導帯の使用状態に対応す
るものには同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8に示す他の磁気誘導帯の使用状態が図7に示した磁
気誘導帯の使用状態と異なる点は、上テーパー上端部1
3に替えて下テーパー上端部15により搬送車走行路面
18を支持する点である。下テーパー上端部15の下テ
ーパーの突出部は搬送車走行路面18に接して磁気誘導
帯本体11を支持して下方への磁気誘導帯本体11の降
下を防止することができ、下テーパー上端部15の上面
の水平面は搬送車走行路面18に対して凹凸が無く水平
にして、磁気誘導帯本体11の埋設による凹凸を無くす
ようにしている。
【0042】本実施の形態の磁気誘導帯は、搬送車に搭
載された磁気検出センサにより検出可能で、搬送車が走
行する搬送路面18の埋設溝17に埋設される長尺状の
磁気誘導帯であって、埋設溝17に埋設される埋設部1
4と、埋設部14の外部に設けられた突起12と、埋設
部14の上端に埋設溝17から突出して設けられ搬送路
面18を支持する上端部13とを備え、埋設溝17に埋
設されるので、埋設用に施工された溝の寸法にバラツキ
が生じても、この誘導帯を用いることにより、磁気誘導
帯は一定の高さに保持され、固定されるため、長い誘導
路を形成しても、位置に関するバラツキを抑えることが
でき、従って、搬送車の磁気検出センサと磁気誘導帯と
の距離変動を規定値内に納めることができ、埋設後の位
置確認作業を不要とすることができる。
【0043】また、本実施の形態の磁気誘導帯は、上述
において、上端部13テーパー部を有するので、搬送
路面に対して滑らかに埋設することができる。
【0044】このようにして、本実施の形態の磁気誘導
帯を使用することにより、磁気誘導帯の埋設時の位置の
バラツキを抑えることができる。また、埋設状態を確認
する作業を不要にすることができる。また、埋設作業に
他に特別な構成及び動作が不要となる。
【0045】
【発明の効果】本発明の磁気誘導帯埋設用ホルダーは、
搬送車に搭載された磁気検出センサにより検出可能で、
上記搬送車が走行する搬送路面の埋設溝に埋設される長
尺状の磁気誘導帯を保持する磁気誘導帯埋設用ホルダー
であって、上記磁気誘導帯を収納する収納部と、上記収
納部の内部に設けられた内突起と、上記収納部の外部に
設けられた外突起と、上記収納部の上端に設けられ上記
搬送路面を支持する上端部とを備え、上記埋設溝に埋設
されるので、埋設用に施工された溝の寸法にバラツキが
生じても、このホルダーを用いることにより、磁気誘導
帯は一定の高さに保持され、固定されるため、長い誘導
路を形成しても、位置に関するバラツキを抑えることが
でき、従って、搬送車の磁気検出センサと磁気誘導帯と
の距離変動を規定値内に納めることができ、埋設後の位
置確認作業を不要とすることができ、さらに、磁気誘導
帯はホルダー内に保持され、またホルダーは溝内に固定
されるため、磁気誘導帯の保護及び固定用の塗布する樹
脂及び樹脂の塗布作業を不要にすることができるという
効果を奏する。
【0046】また、本発明の磁気誘導帯埋設用ホルダー
は、上述において、上記収納部は下端に開放部を有する
ので、磁気誘導帯の収納部内への収納を容易にすること
ができるという効果を奏する。
【0047】また、本発明の磁気誘導帯埋設用ホルダー
は、上述において、上記内突起は上記収納部内で上記磁
気誘導帯を保持するので、磁気誘導帯の脱落を防止する
と共に、磁気誘導帯の収納部内での保持及び固定を確実
にすることができるという効果を奏する。
【0048】また、本発明の磁気誘導帯埋設用ホルダー
は、上述において、上記外突起は上記埋設溝を支持する
ので、ホルダーの抜け出しを防止することができるとい
う効果を奏する。
【0049】また、本発明の磁気誘導帯は、搬送車に搭
載された磁気検出センサにより検出可能で、上記搬送車
が走行する搬送路面の埋設溝に埋設される長尺状の磁気
誘導帯であって、上記埋設溝に埋設される埋設部と、上
記埋設部の外部に設けられた突起と、上記埋設部の上端
上記埋設溝から突出して設けられ上記搬送路面を支持
する上端部とを備え、上記埋設溝に埋設されるので、埋
設用に施工された溝の寸法にバラツキが生じても、この
誘導帯を用いることにより、磁気誘導帯は一定の高さに
保持され、固定されるため、長い誘導路を形成しても、
位置に関するバラツキを抑えることができ、従って、搬
送車の磁気検出センサと磁気誘導帯との距離変動を規定
値内に納めることができ、埋設後の位置確認作業を不要
とすることができるという効果を奏する。
【0050】また、本発明の磁気誘導帯は、上述におい
て、上記上端部テーパー部を有するので、搬送路面に
対して滑らかに埋設することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の磁気誘導帯埋設用ホルダ
ーの形状を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の他の磁気誘導帯埋設用ホ
ルダーの形状を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の磁気誘導帯埋設用ホルダ
ーの使用状態を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の他の磁気誘導帯埋設用ホ
ルダーの使用状態を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態の磁気誘導帯の形状を示す
断面図である。
【図6】本発明の実施の形態の他の磁気誘導帯の形状を
示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態の磁気誘導帯の使用状態を
示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態の他の磁気誘導帯の使用状
態を示す断面図である。
【図9】従来の磁気誘導帯の埋設状態を示す断面図であ
る。
【図10】従来の磁気誘導帯の他の埋設状態(深すぎ)
を示す断面図である。
【図11】従来の磁気誘導帯の他の埋設状態(傾きす
ぎ)を示す断面図である。
【符号の説明】 1……ホルダー本体、2……内突起、3……外突起、4
……収納部、5……上テーパー上端部、6……下テーパ
ー上端部、7……磁気誘導帯、8……地中、9……埋設
溝、10……搬送車走行路面、11……磁気誘導帯本
体、12……突起、13……上テーパー上端部、14…
…埋設部、15……下テーパー上端部、16……地中、
17……埋設溝、18……搬送車走行路面

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送車に搭載された磁気検出センサによ
    り検出可能で、上記搬送車が走行する搬送路面の埋設溝
    に埋設される長尺状の磁気誘導帯を保持する磁気誘導帯
    埋設用ホルダーであって、 上記磁気誘導帯を収納する収納部と、 上記収納部の内部に設けられた内突起と、 上記収納部の外部に設けられた外突起と、 上記収納部の上端に設けられ上記搬送路面を支持する上
    端部と、 を備え、上記埋設溝に埋設されることを特徴とする磁気
    誘導帯埋設用ホルダー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気誘導帯埋設用ホルダ
    ーにおいて、 上記収納部は下端に開放部を有することを特徴とする磁
    気誘導帯埋設用ホルダー。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁気誘導帯埋設用ホルダ
    ーにおいて、 上記内突起は上記収納部内で上記磁気誘導帯を保持する
    ことを特徴とする磁気誘導帯埋設用ホルダー。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の磁気誘導帯埋設用ホルダ
    ーにおいて、 上記外突起は上記埋設溝を支持することを特徴とする磁
    気誘導帯埋設用ホルダー。
  5. 【請求項5】 搬送車に搭載された磁気検出センサによ
    り検出可能で、上記搬送車が走行する搬送路面の埋設溝
    に埋設される長尺状の磁気誘導帯であって、 上記埋設溝に埋設される埋設部と、 上記埋設部の外部に設けられた突起と、 上記埋設部の上端に上記埋設溝から突出して設けられ上
    記搬送路面を支持する上端部と、 を備え、上記埋設溝に埋設されることを特徴とする磁気
    誘導帯。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の磁気誘導帯において、 上記上端部テーパー部を有することを特徴とする磁気
    誘導帯。
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