JP2989734B2 - 循環温水器 - Google Patents
循環温水器Info
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- JP2989734B2 JP2989734B2 JP5211911A JP21191193A JP2989734B2 JP 2989734 B2 JP2989734 B2 JP 2989734B2 JP 5211911 A JP5211911 A JP 5211911A JP 21191193 A JP21191193 A JP 21191193A JP 2989734 B2 JP2989734 B2 JP 2989734B2
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- Japan
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- circuit
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- transformer
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽の湯を内部で循環
させ、循環経路に設けた電気ヒータで浴槽の湯を加熱し
て一定に保つ循環温水器に関し、特にその循環温水器を
安全に動作させる安全回路に関するものである。
させ、循環経路に設けた電気ヒータで浴槽の湯を加熱し
て一定に保つ循環温水器に関し、特にその循環温水器を
安全に動作させる安全回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭で用いられる循環温水器として
は、浴槽の湯を内部で循環させ、循環経路に設けた電気
ヒータで浴槽の湯を加熱して一定に保つようになってい
る。この種の循環温水器で、浴槽の湯を加熱して湯の温
度を一定に保つ機能に加えて、内部の循環経路において
湯の殺菌及び洗浄を行う機能を備えるものを図3に示
す。
は、浴槽の湯を内部で循環させ、循環経路に設けた電気
ヒータで浴槽の湯を加熱して一定に保つようになってい
る。この種の循環温水器で、浴槽の湯を加熱して湯の温
度を一定に保つ機能に加えて、内部の循環経路において
湯の殺菌及び洗浄を行う機能を備えるものを図3に示
す。
【0003】この循環温水器は、循環ポンプ1を用いて
入水口2から浴槽(図示せず)の湯を取り込み、内部で
浴槽の湯を循環させ、出水口3から再度浴槽に戻す構造
となっており、循環ポンプ1と出水口3との間の循環経
路には、水流を検出する水流センサ4、紫外線を用いて
殺菌を行う殺菌装置5、湯に含まれる湯垢などを除去す
る洗浄装置6、及び湯を所定の温度に加熱する電気ヒー
タ7を設けてある。つまり、この循環温水器では、内部
に取り込んだ浴槽の湯を殺菌装置5で殺菌し、その後湯
に含まれる湯垢を洗浄装置6で除去し、最終的に電気ヒ
ータ7で湯を所定の温度に加熱して浴槽に戻す。
入水口2から浴槽(図示せず)の湯を取り込み、内部で
浴槽の湯を循環させ、出水口3から再度浴槽に戻す構造
となっており、循環ポンプ1と出水口3との間の循環経
路には、水流を検出する水流センサ4、紫外線を用いて
殺菌を行う殺菌装置5、湯に含まれる湯垢などを除去す
る洗浄装置6、及び湯を所定の温度に加熱する電気ヒー
タ7を設けてある。つまり、この循環温水器では、内部
に取り込んだ浴槽の湯を殺菌装置5で殺菌し、その後湯
に含まれる湯垢を洗浄装置6で除去し、最終的に電気ヒ
ータ7で湯を所定の温度に加熱して浴槽に戻す。
【0004】ここで、電気ヒータ7としてはセラミック
ヒータを用い、循環される湯の温度が所定温度以下の場
合に、湯を加熱して浴槽の湯温を一定に保つようにして
ある。なお、電気ヒータ7で浴槽の湯温を一定に保つた
めに、図示しない湯の温度を検出する温度センサを備え
ている。また、上記循環温水器の場合、洗浄装置6とし
ては異種あるいは同種のものを2個設けてあり、2段階
で洗浄を行うようにしてあり、水流センサ4は、その出
力で循環ポンプ1の駆動制御を行って循環する湯の流れ
を制御し、例えば殺菌や洗浄を良好に行えるようにする
ために設けてある。
ヒータを用い、循環される湯の温度が所定温度以下の場
合に、湯を加熱して浴槽の湯温を一定に保つようにして
ある。なお、電気ヒータ7で浴槽の湯温を一定に保つた
めに、図示しない湯の温度を検出する温度センサを備え
ている。また、上記循環温水器の場合、洗浄装置6とし
ては異種あるいは同種のものを2個設けてあり、2段階
で洗浄を行うようにしてあり、水流センサ4は、その出
力で循環ポンプ1の駆動制御を行って循環する湯の流れ
を制御し、例えば殺菌や洗浄を良好に行えるようにする
ために設けてある。
【0005】ところで、この種の循環温水器では、一定
期間の使用後には内部に溜まった湯垢などを排出する必
要がある。そこで、通常の湯の循環経路と逆経路で湯あ
るいは水を循環させ、洗浄装置6などの濾材などに付着
した湯垢などを排出するようにしてある。この場合の排
出水は出水口3とは個別に設けられた排水口8から排出
するようにしてある。なお、特に湯垢などが溜りやすい
部分、例えば洗浄装置6などの部分のみにおいて、湯あ
るいは水を逆方向で循環させる構造とする場合もある。
期間の使用後には内部に溜まった湯垢などを排出する必
要がある。そこで、通常の湯の循環経路と逆経路で湯あ
るいは水を循環させ、洗浄装置6などの濾材などに付着
した湯垢などを排出するようにしてある。この場合の排
出水は出水口3とは個別に設けられた排水口8から排出
するようにしてある。なお、特に湯垢などが溜りやすい
部分、例えば洗浄装置6などの部分のみにおいて、湯あ
るいは水を逆方向で循環させる構造とする場合もある。
【0006】上記循環温水器では、地震などにより傾き
を生じる(転倒状態を含む)と、内部に湯が供給されな
い状態で動作するいわゆる空運転状態になる恐れがあ
る。そこで、従来のこの種の循環温水器では、設置状態
に傾きがあることを検知する傾斜検知センサを設け、空
運転状態を防止するようにしてある。図4にこの種の傾
斜検知センサSを用いて空運転を防止する従来の安全回
路を示す。この安全回路では、商用電源(AC100
V)の供給ラインに漏電遮断器Bを挿入すると共に、そ
の漏電遮断器Bの負荷側のヒューズFを介した電源ライ
ンの両極の間に抵抗R1 ,R2 を接続し、抵抗R1 ,R
2 の接続点とアースとの間に傾斜検知センサSを接続し
てある。なお、漏電遮断器Bの負荷側のヒューズFを介
した電源ラインの両極とアースとの間には雷サージなど
のサージ電圧が負荷側に印加されることを防止するサー
ジ吸収素子Z1 ,Z2 を接続してある。
を生じる(転倒状態を含む)と、内部に湯が供給されな
い状態で動作するいわゆる空運転状態になる恐れがあ
る。そこで、従来のこの種の循環温水器では、設置状態
に傾きがあることを検知する傾斜検知センサを設け、空
運転状態を防止するようにしてある。図4にこの種の傾
斜検知センサSを用いて空運転を防止する従来の安全回
路を示す。この安全回路では、商用電源(AC100
V)の供給ラインに漏電遮断器Bを挿入すると共に、そ
の漏電遮断器Bの負荷側のヒューズFを介した電源ライ
ンの両極の間に抵抗R1 ,R2 を接続し、抵抗R1 ,R
2 の接続点とアースとの間に傾斜検知センサSを接続し
てある。なお、漏電遮断器Bの負荷側のヒューズFを介
した電源ラインの両極とアースとの間には雷サージなど
のサージ電圧が負荷側に印加されることを防止するサー
ジ吸収素子Z1 ,Z2 を接続してある。
【0007】この安全回路は、循環温水器に安全を確保
できる以上の傾きが生じたとき、傾斜検知センサSがオ
ンし、これにより強制的に地絡電流を流し、漏電遮断器
Bを動作させて、電源を遮断する。
できる以上の傾きが生じたとき、傾斜検知センサSがオ
ンし、これにより強制的に地絡電流を流し、漏電遮断器
Bを動作させて、電源を遮断する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記傾斜検
知センサはアース機構を介して接地される。このため、
接地工事の不良などでアースがとれていない場合、上記
安全回路が動作せず、空運転防止機能が正常に働かない
という問題があった。また、この種の循環温水器では、
電気ヒータとしてセラミックヒータが用いられることが
多い。このセラミックヒータは、基礎絶縁のみが施され
ており、絶縁破壊を生じた場合には漏電の恐れがある。
通常は、漏洩電流の発生時には、機器本体のアース機構
を通じて流れる地絡電流で漏電遮断器Bが動作し、電源
を遮断する。しかし、上述の場合と同様に接地工事不良
などによりアースがとれていない場合、漏洩電流を漏電
遮断器Bで検出できず、感電などの事故を起こす危険が
あった。
知センサはアース機構を介して接地される。このため、
接地工事の不良などでアースがとれていない場合、上記
安全回路が動作せず、空運転防止機能が正常に働かない
という問題があった。また、この種の循環温水器では、
電気ヒータとしてセラミックヒータが用いられることが
多い。このセラミックヒータは、基礎絶縁のみが施され
ており、絶縁破壊を生じた場合には漏電の恐れがある。
通常は、漏洩電流の発生時には、機器本体のアース機構
を通じて流れる地絡電流で漏電遮断器Bが動作し、電源
を遮断する。しかし、上述の場合と同様に接地工事不良
などによりアースがとれていない場合、漏洩電流を漏電
遮断器Bで検出できず、感電などの事故を起こす危険が
あった。
【0009】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、接地工事の不良などで
アースがとれていない場合にも、安全に動作させること
ができる循環温水器を提供することにある。
あり、その目的とするところは、接地工事の不良などで
アースがとれていない場合にも、安全に動作させること
ができる循環温水器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、電源ラインに設けられた絶縁トランス
と、この絶縁トランスの2次側に流れる不平衡電流から
漏電を検出して絶縁トランスの2次側の電源供給路を遮
断する漏電遮断回路と、傾斜検知センサを含みこの傾斜
検知センサで設置状態に傾きがあることが検知されたと
きに、絶縁トランスの2次側に不平衡電流を流して上記
漏電遮断回路で絶縁トランスの2次側の電源供給路を遮
断させる傾斜保護回路とを備えている。
達成するために、電源ラインに設けられた絶縁トランス
と、この絶縁トランスの2次側に流れる不平衡電流から
漏電を検出して絶縁トランスの2次側の電源供給路を遮
断する漏電遮断回路と、傾斜検知センサを含みこの傾斜
検知センサで設置状態に傾きがあることが検知されたと
きに、絶縁トランスの2次側に不平衡電流を流して上記
漏電遮断回路で絶縁トランスの2次側の電源供給路を遮
断させる傾斜保護回路とを備えている。
【0011】
【作用】本発明は、上述のように構成することにより、
絶縁トランスの2次側に流れる不平衡電流により電源遮
断を行い、循環温水器に空運転が起こる恐れがある傾き
を生じた場合、及び漏電発生時に、接地工事の不良など
によりアースがとれていなくても、電源遮断を可能と
し、安全に動作させる。
絶縁トランスの2次側に流れる不平衡電流により電源遮
断を行い、循環温水器に空運転が起こる恐れがある傾き
を生じた場合、及び漏電発生時に、接地工事の不良など
によりアースがとれていなくても、電源遮断を可能と
し、安全に動作させる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
説明する。なお、以下の説明は、循環温水器の漏電によ
る感電の防止及び空運転を防止するための安全回路に関
してのみ説明する。この安全回路は循環温水器の制御ボ
ックス内に収められる。本実施例の場合にも、図1に示
すように、電源ラインに漏電遮断器Bを設け、この漏電
遮断器B及びヒューズFを介した負荷側に絶縁トランス
T1 を設けてある。この絶縁トランスT1 は、巻数比
1:1の1kVA仕様のもので、温度ヒューズTFを内
蔵している。なお、ヒューズFの負荷側における電源ラ
インの両極間、各極とアースとの間にサージ吸収素子Z
1 〜Z3 を接続してあり、絶縁トランスT1 の混触防止
板をアースに接続してある。
説明する。なお、以下の説明は、循環温水器の漏電によ
る感電の防止及び空運転を防止するための安全回路に関
してのみ説明する。この安全回路は循環温水器の制御ボ
ックス内に収められる。本実施例の場合にも、図1に示
すように、電源ラインに漏電遮断器Bを設け、この漏電
遮断器B及びヒューズFを介した負荷側に絶縁トランス
T1 を設けてある。この絶縁トランスT1 は、巻数比
1:1の1kVA仕様のもので、温度ヒューズTFを内
蔵している。なお、ヒューズFの負荷側における電源ラ
インの両極間、各極とアースとの間にサージ吸収素子Z
1 〜Z3 を接続してあり、絶縁トランスT1 の混触防止
板をアースに接続してある。
【0013】上記絶縁トランスT1 の2次側には、不平
衡電流を検出する零相変流器ZCTを設け、その2次側
電源ラインの両極に負荷への電源の供給を遮断するリレ
ー接点rを設け、零相変流器ZCTの出力に応じて電源
の遮断を行う回路部Aで漏電を検出し、リレー接点rを
開くことにより電源遮断を行うようにしてある。また、
循環温水器の傾きを検出する傾斜検知センサSを、電源
ラインの一方の極と回路部Aの接点入力端子との間に接
続し、循環温水器に空運転が起こる恐れがある傾きを生
じた場合に、絶縁トランスT1 の2次側に不平衡電流を
流し、漏電時と同様にして、回路部Aによりリレー接点
rを開くことにより電源遮断を行うようにしてある。
衡電流を検出する零相変流器ZCTを設け、その2次側
電源ラインの両極に負荷への電源の供給を遮断するリレ
ー接点rを設け、零相変流器ZCTの出力に応じて電源
の遮断を行う回路部Aで漏電を検出し、リレー接点rを
開くことにより電源遮断を行うようにしてある。また、
循環温水器の傾きを検出する傾斜検知センサSを、電源
ラインの一方の極と回路部Aの接点入力端子との間に接
続し、循環温水器に空運転が起こる恐れがある傾きを生
じた場合に、絶縁トランスT1 の2次側に不平衡電流を
流し、漏電時と同様にして、回路部Aによりリレー接点
rを開くことにより電源遮断を行うようにしてある。
【0014】上記回路部Aの具体構成を図2に示す。こ
の回路部Aは、零相変流器ZCTの出力を増幅する増幅
回路11と、この増幅回路11の出力と漏電と判定する
基準レベルとの比較を行う比較回路12と、比較回路1
2の出力に応じてリレーRyを駆動する駆動回路13
と、上記各回路に電源を供給する電源回路14とで構成
してある。ここで、増幅回路11はトランジスタQ1 を
用いて構成してあり、また比較回路12はICを用いて
構成してある。さらに、駆動回路13はトランジスタQ
2 ,Q3 を用いて構成し、この駆動回路13にはトラン
ジスタQ2 のオン時に発光して漏電発生状態を表示する
発光ダイオードLED1 を設けてある。電源回路14
は、絶縁トランスT1 を介して供給される電源をダイオ
ードD1 及びコンデンサC1 で整流平滑して回路部A用
の電源を作成しており、リレーRy(励磁コイル)は電
源回路14の出力間にトランジスタQ3 と直列に接続し
てある。なお、以上説明した構成でいわゆる漏電遮断回
路10を構成してある。
の回路部Aは、零相変流器ZCTの出力を増幅する増幅
回路11と、この増幅回路11の出力と漏電と判定する
基準レベルとの比較を行う比較回路12と、比較回路1
2の出力に応じてリレーRyを駆動する駆動回路13
と、上記各回路に電源を供給する電源回路14とで構成
してある。ここで、増幅回路11はトランジスタQ1 を
用いて構成してあり、また比較回路12はICを用いて
構成してある。さらに、駆動回路13はトランジスタQ
2 ,Q3 を用いて構成し、この駆動回路13にはトラン
ジスタQ2 のオン時に発光して漏電発生状態を表示する
発光ダイオードLED1 を設けてある。電源回路14
は、絶縁トランスT1 を介して供給される電源をダイオ
ードD1 及びコンデンサC1 で整流平滑して回路部A用
の電源を作成しており、リレーRy(励磁コイル)は電
源回路14の出力間にトランジスタQ3 と直列に接続し
てある。なお、以上説明した構成でいわゆる漏電遮断回
路10を構成してある。
【0015】そして、本実施例では、傾斜検知センサS
で設置状態に傾きがあることが検知されたときに、絶縁
トランスT1 の2次側に不平衡電流を流して上述漏電遮
断回路10により絶縁トランスT1 の2次側の電源供給
路を遮断させる傾斜保護回路15を、上記傾斜検知セン
サS及び抵抗R1 で構成し、この傾斜保護回路15を漏
電遮断回路10を介して絶縁トランスT1 の2次側の電
源ラインの両極間に接続してある。なお、傾斜検知セン
サSとしては例えば水銀スイッチが用いられる。
で設置状態に傾きがあることが検知されたときに、絶縁
トランスT1 の2次側に不平衡電流を流して上述漏電遮
断回路10により絶縁トランスT1 の2次側の電源供給
路を遮断させる傾斜保護回路15を、上記傾斜検知セン
サS及び抵抗R1 で構成し、この傾斜保護回路15を漏
電遮断回路10を介して絶縁トランスT1 の2次側の電
源ラインの両極間に接続してある。なお、傾斜検知セン
サSとしては例えば水銀スイッチが用いられる。
【0016】以下、本実施例の動作を説明する。絶縁ト
ランスT1 の2次側に不平衡電流が流れていない正常時
には、増幅回路11の出力が比較回路12の基準レベル
を越えることはなく、このときトランジスタQ2 がオフ
である。従って、トランジスタQ1 がオンとなり、リレ
ーRyが駆動される。このため、リレー接点rが閉じた
状態に保たれ、負荷側に電源が供給される。
ランスT1 の2次側に不平衡電流が流れていない正常時
には、増幅回路11の出力が比較回路12の基準レベル
を越えることはなく、このときトランジスタQ2 がオフ
である。従って、トランジスタQ1 がオンとなり、リレ
ーRyが駆動される。このため、リレー接点rが閉じた
状態に保たれ、負荷側に電源が供給される。
【0017】いま、絶縁トランスT1 の2次側に不平衡
電流が流れたすると、この場合には増幅回路11の出力
が比較回路12の基準レベルを越える。このため、比較
回路12の出力でトランジスタQ2 がオンなる。このと
きには、発光ダイオードLED1 が点灯することで、漏
電が発生していることを表示する。それと共に、トラン
ジスタQ3 がオフとなるので、リレーRyが駆動されな
くなり、接点rが開く。これにより、負荷側への電源の
供給が遮断される。従って、漏電による感電が防止され
る。
電流が流れたすると、この場合には増幅回路11の出力
が比較回路12の基準レベルを越える。このため、比較
回路12の出力でトランジスタQ2 がオンなる。このと
きには、発光ダイオードLED1 が点灯することで、漏
電が発生していることを表示する。それと共に、トラン
ジスタQ3 がオフとなるので、リレーRyが駆動されな
くなり、接点rが開く。これにより、負荷側への電源の
供給が遮断される。従って、漏電による感電が防止され
る。
【0018】ところで、上記比較回路12としては、一
旦不平衡電流が検出されると、その際には出力をハイレ
ベル状態に保持する構成になっている。そこで、比較回
路12の電源端子とアース端子との間に接続されたリセ
ットスイッチSW1 をオンすることで、一旦比較回路1
2への電源の供給を遮断して、不平衡電流の検出状態を
解除するようにしてある。
旦不平衡電流が検出されると、その際には出力をハイレ
ベル状態に保持する構成になっている。そこで、比較回
路12の電源端子とアース端子との間に接続されたリセ
ットスイッチSW1 をオンすることで、一旦比較回路1
2への電源の供給を遮断して、不平衡電流の検出状態を
解除するようにしてある。
【0019】一方、傾斜検知センサSで、循環温水器に
空運転が起こる恐れがある傾きを生じた(転倒状態も含
む)場合、傾斜検知センサSがオン(閉成)する。この
ため、絶縁トランスT1 の2次側に不平衡電流が流れ
る。従って、上述した漏電遮断回路が漏電発生時と同様
に動作して負荷側への電源の供給が遮断される。このよ
うに本実施例では、循環温水器のアース機構を通じてア
ースをとっていなくとも、漏電遮断回路10が漏電を検
出して電源遮断を行える構成であるので、循環温水器に
空運転が起こる恐れがある傾きを生じた場合、及び漏電
発生時に、正常に電源遮断を行うことができ、安全に動
作する。
空運転が起こる恐れがある傾きを生じた(転倒状態も含
む)場合、傾斜検知センサSがオン(閉成)する。この
ため、絶縁トランスT1 の2次側に不平衡電流が流れ
る。従って、上述した漏電遮断回路が漏電発生時と同様
に動作して負荷側への電源の供給が遮断される。このよ
うに本実施例では、循環温水器のアース機構を通じてア
ースをとっていなくとも、漏電遮断回路10が漏電を検
出して電源遮断を行える構成であるので、循環温水器に
空運転が起こる恐れがある傾きを生じた場合、及び漏電
発生時に、正常に電源遮断を行うことができ、安全に動
作する。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述のように、電源ラインに設
けられた絶縁トランスと、この絶縁トランスの2次側に
流れる不平衡電流から漏電を検出して絶縁トランスの2
次側の電源供給路を遮断する漏電遮断回路と、傾斜検知
センサを含みこの傾斜検知センサで設置状態に傾きがあ
ることが検知されたときに、絶縁トランスの2次側に不
平衡電流を流して上記漏電遮断回路で絶縁トランスの2
次側の電源供給路を遮断させる傾斜保護回路とを備えた
ものあり、絶縁トランスの2次側に流れる不平衡電流に
より電源遮断が行えるので、循環温水器に空運転が起こ
る恐れがある傾きを生じた場合、及び漏電発生時に、接
地工事の不良などによりアースがとれていなくても、電
源遮断を行うことができ、安全に動作させることができ
る。
けられた絶縁トランスと、この絶縁トランスの2次側に
流れる不平衡電流から漏電を検出して絶縁トランスの2
次側の電源供給路を遮断する漏電遮断回路と、傾斜検知
センサを含みこの傾斜検知センサで設置状態に傾きがあ
ることが検知されたときに、絶縁トランスの2次側に不
平衡電流を流して上記漏電遮断回路で絶縁トランスの2
次側の電源供給路を遮断させる傾斜保護回路とを備えた
ものあり、絶縁トランスの2次側に流れる不平衡電流に
より電源遮断が行えるので、循環温水器に空運転が起こ
る恐れがある傾きを生じた場合、及び漏電発生時に、接
地工事の不良などによりアースがとれていなくても、電
源遮断を行うことができ、安全に動作させることができ
る。
【図1】本発明の一実施例の安全回路の概略回路図であ
る。
る。
【図2】同上の要部の具体回路図である。
【図3】循環温水器の内部構造を示す説明図である。
【図4】従来の安全回路の説明図である。
7 電気ヒータ 10 漏電遮断回路 15 傾斜保護回路 S 傾斜検知センサ T1 絶縁トランス
Claims (1)
- 【請求項1】 浴槽の湯を内部で循環させ、循環経路に
設けた電気ヒータで浴槽の湯を加熱して一定に保つ循環
温水器において、電源ラインに設けられた絶縁トランス
と、この絶縁トランスの2次側に流れる不平衡電流から
漏電を検出して絶縁トランスの2次側の電源供給路を遮
断する漏電遮断回路と、傾斜検知センサを含みこの傾斜
検知センサで設置状態に傾きがあることが検知されたと
きに、絶縁トランスの2次側に不平衡電流を流して上記
漏電遮断回路で絶縁トランスの2次側の電源供給路を遮
断させる傾斜保護回路とを備えて成ることを特徴とする
循環温水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5211911A JP2989734B2 (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 循環温水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5211911A JP2989734B2 (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 循環温水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0763408A JPH0763408A (ja) | 1995-03-10 |
JP2989734B2 true JP2989734B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=16613702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5211911A Expired - Fee Related JP2989734B2 (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 循環温水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2989734B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08290022A (ja) * | 1995-04-19 | 1996-11-05 | Nanbu Kasei Kk | 循環式温浴器 |
CN112505509A (zh) * | 2020-12-14 | 2021-03-16 | 湖南顶立科技有限公司 | 一种高温加热设备绝缘情况处理方法及处理设备 |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP5211911A patent/JP2989734B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0763408A (ja) | 1995-03-10 |
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