JP2988102B2 - フィルタの回収装置 - Google Patents
フィルタの回収装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粒子状物質の捕集済
みフィルタ、とくにダスト・ヨウ素サンプラに係る粒子
状放射性物質の捕集済みフィルタを、周囲の空気を汚染
することなく回収することが可能なフィルタの回収装置
に関する。
みフィルタ、とくにダスト・ヨウ素サンプラに係る粒子
状放射性物質の捕集済みフィルタを、周囲の空気を汚染
することなく回収することが可能なフィルタの回収装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例について、図2の構成を示す断面
図を参照しながら説明する。図2において、従来例は、
格納・移送装置とともに、図示してないダスト・ヨウ素
サンプラに付属する形で取り付けられる。このダスト・
ヨウ素サンプラは、原子力発電所などの原子力施設や、
大学, 研究所などの放射性同位元素の取扱施設における
放射性のダスト, ヨウ素からの放射線を連続的に測定,
監視するため、排気ダクトから放出される空気を連続的
にサンプリングして放射性のダスト, ヨウ素をフィルタ
に捕集する装置である。基板11とカバー12とからなる密
閉空間に、回転軸16を中心部にもち、モータ17によって
回転可能な送り円板15が設けられる。この送り円板15に
は、同一円周上に複数個の円形穴があけられ、この円形
穴に短円柱形のフィルタが挿入されて送り円板15の回転
とともに送られる。カバー12の上側箇所に、蓋14付きの
格納筒13が設置され、この内部に捕集前フィルタ9Aが格
納される。また、基板11の下側箇所に、捕集済フィルタ
9Bを回収する装置が取り付けられる。この回収装置は、
基板11に密閉的に取り付けられるフィルタ9B用排出管21
と、これに接続される収納用ケース22とからなる。な
お、ケース22は、図示してないが、フィルタ9Bを取り出
す扉を備える。
図を参照しながら説明する。図2において、従来例は、
格納・移送装置とともに、図示してないダスト・ヨウ素
サンプラに付属する形で取り付けられる。このダスト・
ヨウ素サンプラは、原子力発電所などの原子力施設や、
大学, 研究所などの放射性同位元素の取扱施設における
放射性のダスト, ヨウ素からの放射線を連続的に測定,
監視するため、排気ダクトから放出される空気を連続的
にサンプリングして放射性のダスト, ヨウ素をフィルタ
に捕集する装置である。基板11とカバー12とからなる密
閉空間に、回転軸16を中心部にもち、モータ17によって
回転可能な送り円板15が設けられる。この送り円板15に
は、同一円周上に複数個の円形穴があけられ、この円形
穴に短円柱形のフィルタが挿入されて送り円板15の回転
とともに送られる。カバー12の上側箇所に、蓋14付きの
格納筒13が設置され、この内部に捕集前フィルタ9Aが格
納される。また、基板11の下側箇所に、捕集済フィルタ
9Bを回収する装置が取り付けられる。この回収装置は、
基板11に密閉的に取り付けられるフィルタ9B用排出管21
と、これに接続される収納用ケース22とからなる。な
お、ケース22は、図示してないが、フィルタ9Bを取り出
す扉を備える。
【0003】捕集前フィルタ9Aは、格納筒13から1個ず
つ、カバー12の円形穴を通り、矢印方向に落とされて送
り円板15の対応する円形穴に挿入される。挿入の後に捕
集前フィルタ9Aは、送り円板15の回転とともに移送さ
れ、図示してないダスト・ヨウ素サンプラの捕集器部分
に装着される。そこで、放射性のダスト, ヨウ素が捕集
された後に、その捕集済フィルタ9Bは、送り円板15の回
転とともに移送され、図示の位置で基板11の円形穴を通
り、矢印方向に排出管21を経て落とされ、ケース22に収
納される。このケース22に収納された捕集済フィルタ9B
は、図示してない扉が開かれ取り出される。
つ、カバー12の円形穴を通り、矢印方向に落とされて送
り円板15の対応する円形穴に挿入される。挿入の後に捕
集前フィルタ9Aは、送り円板15の回転とともに移送さ
れ、図示してないダスト・ヨウ素サンプラの捕集器部分
に装着される。そこで、放射性のダスト, ヨウ素が捕集
された後に、その捕集済フィルタ9Bは、送り円板15の回
転とともに移送され、図示の位置で基板11の円形穴を通
り、矢印方向に排出管21を経て落とされ、ケース22に収
納される。このケース22に収納された捕集済フィルタ9B
は、図示してない扉が開かれ取り出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、放射性の
ダスト, ヨウ素によって周囲の空気が汚染されるのを防
ぐため、捕集前, 捕集済の各フィルタに係る格納, 移
送, 回収の各工程が密閉空間内で進められる。しかし、
最終的にケース22から捕集済フィルタ9Bを取り出すとき
扉を開けるから、十分に注意は払われるものの、フィル
タ9Bに捕集された放射性のダスト, ヨウ素の一部が外部
に飛散し、周囲を汚染する危険がある。
ダスト, ヨウ素によって周囲の空気が汚染されるのを防
ぐため、捕集前, 捕集済の各フィルタに係る格納, 移
送, 回収の各工程が密閉空間内で進められる。しかし、
最終的にケース22から捕集済フィルタ9Bを取り出すとき
扉を開けるから、十分に注意は払われるものの、フィル
タ9Bに捕集された放射性のダスト, ヨウ素の一部が外部
に飛散し、周囲を汚染する危険がある。
【0005】この発明の課題は、従来の技術がもつ以上
の問題点を解消し、粒子状物質の捕集済みフィルタ、た
とえばダスト・ヨウ素サンプラに係る粒子状放射性物質
の捕集済みフィルタを、周囲の空気を汚染することなく
回収することが可能なフィルタの回収装置を提供するこ
とにある。
の問題点を解消し、粒子状物質の捕集済みフィルタ、た
とえばダスト・ヨウ素サンプラに係る粒子状放射性物質
の捕集済みフィルタを、周囲の空気を汚染することなく
回収することが可能なフィルタの回収装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るフィルタ
の回収装置は、捕集済みの粒子状物質捕集用フィルタが
排出される通路と;この通路の排出開口部に装着され、
前記フィルタを収容する袋と;この袋をその装着近傍箇
所で密封する密封手段と;からなるフィルタの回収装置
であって、前記通路には、その端部に排出開口部を内蔵
する形で付設される袋の出し入れ用扉付きケースを備え
る。
の回収装置は、捕集済みの粒子状物質捕集用フィルタが
排出される通路と;この通路の排出開口部に装着され、
前記フィルタを収容する袋と;この袋をその装着近傍箇
所で密封する密封手段と;からなるフィルタの回収装置
であって、前記通路には、その端部に排出開口部を内蔵
する形で付設される袋の出し入れ用扉付きケースを備え
る。
【0007】請求項2に係るフィルタの回収装置は、捕
集済みの粒子状物質捕集用フィルタが排出される通路
と;この通路の排出開口部に装着され、前記フィルタを
収容する袋と;この袋をその装着近傍箇所で密封する密
封手段と;前記通路を開放または密閉する仕切弁と;こ
の仕切弁と前記排出開口部との中間位置で、前記通路と
接続される真空ポンプと;からなるフィルタの回収装置
であって、前記通路には、その端部に排出開口部を内蔵
する形で付設される袋の出し入れ用扉付きケースを備え
る。
集済みの粒子状物質捕集用フィルタが排出される通路
と;この通路の排出開口部に装着され、前記フィルタを
収容する袋と;この袋をその装着近傍箇所で密封する密
封手段と;前記通路を開放または密閉する仕切弁と;こ
の仕切弁と前記排出開口部との中間位置で、前記通路と
接続される真空ポンプと;からなるフィルタの回収装置
であって、前記通路には、その端部に排出開口部を内蔵
する形で付設される袋の出し入れ用扉付きケースを備え
る。
【0008】請求項3に係るフィルタの回収装置は、請
求項1または2のいずれかの項に記載の装置において、
フィルタ収容用袋が、熱可塑性プラスチックフィルムか
らなり、密封手段が、加熱溶着方式であるものとする。
求項1または2のいずれかの項に記載の装置において、
フィルタ収容用袋が、熱可塑性プラスチックフィルムか
らなり、密封手段が、加熱溶着方式であるものとする。
【0009】請求項4に係るフィルタの回収装置は、請
求項1ないし3のいずれかの項に記載の装置において、
フィルタが、ダスト・ヨウ素サンプラの捕集器用である
ものとする。
求項1ないし3のいずれかの項に記載の装置において、
フィルタが、ダスト・ヨウ素サンプラの捕集器用である
ものとする。
【0010】
【作用】請求項1に係るフィルタの回収装置では、捕集
済みフィルタが、通路を通って排出され、この通路の排
出開口部に装着される袋に収容されるとともに、この袋
は、密封手段によって装着近傍箇所で密封される。な
お、ここでフィルタ収容用袋は、出し入れ用扉付きケー
スに内蔵される形で保護される。
済みフィルタが、通路を通って排出され、この通路の排
出開口部に装着される袋に収容されるとともに、この袋
は、密封手段によって装着近傍箇所で密封される。な
お、ここでフィルタ収容用袋は、出し入れ用扉付きケー
スに内蔵される形で保護される。
【0011】請求項2に係るフィルタの回収装置では、
捕集済みフィルタが、通路を通って排出され、この通路
の排出開口部に装着される袋に収容されるとともに、仕
切弁によって通路が密閉された後に、真空ポンプによっ
てフィルタを収容する袋内が真空に引かれ、その後に袋
が密封手段によって装着近傍箇所で密封される。なお、
ここでフィルタ収容用袋は、出し入れ用扉付きケースに
内蔵される形で保護される。
捕集済みフィルタが、通路を通って排出され、この通路
の排出開口部に装着される袋に収容されるとともに、仕
切弁によって通路が密閉された後に、真空ポンプによっ
てフィルタを収容する袋内が真空に引かれ、その後に袋
が密封手段によって装着近傍箇所で密封される。なお、
ここでフィルタ収容用袋は、出し入れ用扉付きケースに
内蔵される形で保護される。
【0012】とくに請求項3に係るフィルタの回収装置
では、熱可塑性プラスチックフィルムのフィルタ収容用
袋が、加熱溶着方式の密封手段によって加熱溶着され、
密封される。
では、熱可塑性プラスチックフィルムのフィルタ収容用
袋が、加熱溶着方式の密封手段によって加熱溶着され、
密封される。
【0013】
【実施例】この発明に係るフィルタの回収装置の実施例
について、以下に図1の構成を示す断面図を参照しなが
ら説明する。この実施例は、格納・移送装置とともに、
図示してないダスト・ヨウ素サンプラに付属する形で取
り付けられる。格納・移送装置については、従来例にお
けるのと同様であるから、同じ部材には同じ符号を付け
るとともに説明を省略する。実施例である回収装置10は
主として、捕集済フィルタ9Bを通して排出する排出管1
と、この排出管1 の中間部に設けられる仕切弁2 と、仕
切弁2 と排出管1 の下方開口部との中間部に接続される
真空ポンプ3と、捕集済フィルタ9Bを収容するビニール
袋6 と、このビニール袋6 を内蔵する形で保護するケー
ス8 と、このケース8 の側壁に設けられ、ビニール袋6
の口を密封する加熱溶着方式の密封装置7 とからなる。
排出管1 は、軸線を垂直にして基板11の下面に密閉的に
取り付けられる。排出管1 の下端の開口部近くに装着部
4 が凸状に設けられ、ここにビニール袋6 が、ベルト5
によって緊縛される。
について、以下に図1の構成を示す断面図を参照しなが
ら説明する。この実施例は、格納・移送装置とともに、
図示してないダスト・ヨウ素サンプラに付属する形で取
り付けられる。格納・移送装置については、従来例にお
けるのと同様であるから、同じ部材には同じ符号を付け
るとともに説明を省略する。実施例である回収装置10は
主として、捕集済フィルタ9Bを通して排出する排出管1
と、この排出管1 の中間部に設けられる仕切弁2 と、仕
切弁2 と排出管1 の下方開口部との中間部に接続される
真空ポンプ3と、捕集済フィルタ9Bを収容するビニール
袋6 と、このビニール袋6 を内蔵する形で保護するケー
ス8 と、このケース8 の側壁に設けられ、ビニール袋6
の口を密封する加熱溶着方式の密封装置7 とからなる。
排出管1 は、軸線を垂直にして基板11の下面に密閉的に
取り付けられる。排出管1 の下端の開口部近くに装着部
4 が凸状に設けられ、ここにビニール袋6 が、ベルト5
によって緊縛される。
【0014】捕集済フィルタ9Bは、送り円板15の回転送
りによって排出管1 に投入され、この中を落下してビニ
ール袋6 の内部に収容される。規定の個数のフィルタ9B
が収容されると、仕切弁2 が作動して排出管1 の通路を
破線表示のように密閉した後に、真空ポンプ3 が作動し
てビニール袋6 の内部を含む排出管1 の密閉空間を真空
引きする。次に、密封装置7 によって、真空引きによっ
て圧縮されたビニール袋6 の口が密封される。放射性の
ダスト, ヨウ素を捕集済みのフィルタ9Bは、ビニール袋
6 に密封された状態で、図示してない扉が開かれケース
8 から取り出される。なお、必ずしも仕切弁2 と真空ポ
ンプ3 とによって真空引きしなくても、フィルタ9Bは、
ビニール袋6 に密封された状態で取り出されるから、放
射性のダスト, ヨウ素の一部が外部に飛散する恐れは全
くない。しかし、真空引きした実施例の方が、ビニール
袋6 の容積が圧縮されて、その後の搬送処理、放射性物
質量の測定、さらには廃棄処理などが容易になり便利で
ある。真空引きしない方式が請求項1 に、真空引きする
実施例の方式が請求項2 にそれぞれ対応する。
りによって排出管1 に投入され、この中を落下してビニ
ール袋6 の内部に収容される。規定の個数のフィルタ9B
が収容されると、仕切弁2 が作動して排出管1 の通路を
破線表示のように密閉した後に、真空ポンプ3 が作動し
てビニール袋6 の内部を含む排出管1 の密閉空間を真空
引きする。次に、密封装置7 によって、真空引きによっ
て圧縮されたビニール袋6 の口が密封される。放射性の
ダスト, ヨウ素を捕集済みのフィルタ9Bは、ビニール袋
6 に密封された状態で、図示してない扉が開かれケース
8 から取り出される。なお、必ずしも仕切弁2 と真空ポ
ンプ3 とによって真空引きしなくても、フィルタ9Bは、
ビニール袋6 に密封された状態で取り出されるから、放
射性のダスト, ヨウ素の一部が外部に飛散する恐れは全
くない。しかし、真空引きした実施例の方が、ビニール
袋6 の容積が圧縮されて、その後の搬送処理、放射性物
質量の測定、さらには廃棄処理などが容易になり便利で
ある。真空引きしない方式が請求項1 に、真空引きする
実施例の方式が請求項2 にそれぞれ対応する。
【0015】
【発明の効果】請求項1に係るフィルタの回収装置で
は、捕集済みフィルタが、通路を通って排出され、この
通路の排出開口部に装着される袋に収容されるととも
に、この袋は、密封手段によって装着近傍箇所で密封さ
れる。したがって、捕集済みフィルタは、袋内に密封さ
れた状態で周囲の空気を汚染することなく回収でき、環
境の清浄維持が図れる。加えて、フィルタ収容用袋が、
出し入れ用扉付きケースに内蔵される形で保護されるか
ら、袋の損傷を受ける危険が避けられ、環境の清浄維持
の信頼性が向上する。
は、捕集済みフィルタが、通路を通って排出され、この
通路の排出開口部に装着される袋に収容されるととも
に、この袋は、密封手段によって装着近傍箇所で密封さ
れる。したがって、捕集済みフィルタは、袋内に密封さ
れた状態で周囲の空気を汚染することなく回収でき、環
境の清浄維持が図れる。加えて、フィルタ収容用袋が、
出し入れ用扉付きケースに内蔵される形で保護されるか
ら、袋の損傷を受ける危険が避けられ、環境の清浄維持
の信頼性が向上する。
【0016】請求項2に係るフィルタの回収装置では、
捕集済みフィルタが、通路を通って排出され、この通路
の排出開口部に装着される袋に収容されるとともに、仕
切弁によって通路が密閉された後に、真空ポンプによっ
てフィルタを収容する袋内が真空に引かれ、その後に袋
が密封手段によって装着近傍箇所で密封される。したが
って、捕集済みフィルタは、袋内に真空状態で密封され
て、さらに周囲の空気を汚染することなく回収でき、環
境の清浄維持が図れるとともに、フィルタを収容する袋
の容積が圧縮されて、その後の搬送処理、放射性物質量
の測定、さらには廃棄処理などを容易にする。加えて、
フィルタ収容用袋が、出し入れ用扉付きケースに内蔵さ
れる形で保護されるから、袋の損傷を受ける危険が避け
られ、環境の清浄維持の信頼性が向上する。
捕集済みフィルタが、通路を通って排出され、この通路
の排出開口部に装着される袋に収容されるとともに、仕
切弁によって通路が密閉された後に、真空ポンプによっ
てフィルタを収容する袋内が真空に引かれ、その後に袋
が密封手段によって装着近傍箇所で密封される。したが
って、捕集済みフィルタは、袋内に真空状態で密封され
て、さらに周囲の空気を汚染することなく回収でき、環
境の清浄維持が図れるとともに、フィルタを収容する袋
の容積が圧縮されて、その後の搬送処理、放射性物質量
の測定、さらには廃棄処理などを容易にする。加えて、
フィルタ収容用袋が、出し入れ用扉付きケースに内蔵さ
れる形で保護されるから、袋の損傷を受ける危険が避け
られ、環境の清浄維持の信頼性が向上する。
【0017】請求項3に係るフィルタの回収装置では、
熱可塑性プラスチックフィルムのフィルタ収容用袋が、
加熱溶着方式の密封手段によって加熱溶着され、密封さ
れるから、実施の容易化,低コスト化が図れる。
熱可塑性プラスチックフィルムのフィルタ収容用袋が、
加熱溶着方式の密封手段によって加熱溶着され、密封さ
れるから、実施の容易化,低コスト化が図れる。
【0018】また請求項4に係るフィルタの回収装置で
は、ダスト・ヨウ素サンプラの捕集器用のフィルタが回
収されるから、原子力発電所などの原子力施設、および
大学,研究所など放射性同位元素の取扱施設における放
射性ダストや放射性ヨウ素の測定・監視時に、とくにフ
ィルタ回収時に起こる恐れのある環境汚染を完全に防止
することができる。
は、ダスト・ヨウ素サンプラの捕集器用のフィルタが回
収されるから、原子力発電所などの原子力施設、および
大学,研究所など放射性同位元素の取扱施設における放
射性ダストや放射性ヨウ素の測定・監視時に、とくにフ
ィルタ回収時に起こる恐れのある環境汚染を完全に防止
することができる。
【図1】本発明に係る実施例の構成を示す断面図
【図2】従来例の構成を示す断面図
1 排出管 2 仕切弁 3 真空ポンプ 4 装着部 5 ベルト 6 ビニール袋 7 密封装置 8 ケース 9A フィルタ(捕集前) 9B フィルタ(捕集済) 10 回収装置 11 基板 12 カバー 13 格納筒 14 蓋 15 送り円板 16 回転軸 17 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G21F 9/36 G21F 9/36 F (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G21F 9/02 G21F 9/36
Claims (4)
- 【請求項1】捕集済みの粒子状物質捕集用フィルタが排
出される通路と;この通路の排出開口部に装着され、前
記フィルタを収容する袋と;この袋をその装着近傍箇所
で密封する密封手段と;からなるフィルタの回収装置に
おいて、前記通路は、その端部に排出開口部を内蔵する
形で付設される袋の出し入れ用扉付きケースを備えるこ
とを特徴とするフィルタの回収装置。 - 【請求項2】捕集済みの粒子状物質捕集用フィルタが排
出される通路と;この通路の排出開口部に装着され、前
記フィルタを収容する袋と;この袋をその装着近傍箇所
で密封する密封手段と;前記通路を開放または密閉する
仕切弁と;この仕切弁と前記排出開口部との中間位置
で、前記通路と接続される真空ポンプと;からなるフィ
ルタの回収装置において、前記通路は、その端部に排出
開口部を内蔵する形で付設される袋の出し入れ用扉付き
ケースを備えることを特徴とするフィルタの回収装置。 - 【請求項3】請求項1または2のいずれかの項に記載の
装置において、フィルタ収容用袋は、熱可塑性プラスチ
ックフィルムからなり、密封手段は、加熱溶着方式であ
ることを特徴とするフィルタの回収装置。 - 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかの項に記載の
装置において、フィルタは、ダスト・ヨウ素サンプラの
捕集器用であることを特徴とするフィルタの回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1561592A JP2988102B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | フィルタの回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1561592A JP2988102B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | フィルタの回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05209996A JPH05209996A (ja) | 1993-08-20 |
JP2988102B2 true JP2988102B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=11893614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1561592A Expired - Fee Related JP2988102B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | フィルタの回収装置 |
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---|---|
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---|---|---|---|---|
KR100818626B1 (ko) * | 2006-07-19 | 2008-04-01 | 하나검사기술 주식회사 | 방사성 폐기물 진공압축 장치 |
KR100854770B1 (ko) * | 2006-12-08 | 2008-08-27 | 한국원자력연구원 | 방사성폐기물 처리용 드럼 압축기 |
JP5072437B2 (ja) * | 2007-05-28 | 2012-11-14 | 中国電力株式会社 | 放射性物体の袋詰め用吸引ノズル |
JP4602454B2 (ja) * | 2009-01-14 | 2010-12-22 | 三菱電機株式会社 | 放射性ヨウ素サンプラおよびそれを具備する放射性ヨウ素モニタ |
JP5442685B2 (ja) * | 2011-08-29 | 2014-03-12 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 放射性廃棄物の減容処理方法 |
JP5999473B2 (ja) * | 2012-03-14 | 2016-09-28 | 国立大学法人名古屋大学 | 捕集ユニット、放射性ガスモニタ用検出器、および、放射性ガスモニタ |
CN102623077B (zh) * | 2012-04-09 | 2014-06-11 | 苏州热工研究院有限公司 | 一种放射性废水吸附过滤器 |
US11123049B2 (en) | 2014-05-06 | 2021-09-21 | Wk Holdings, Inc. | System for collecting biomaterial in a vessel |
US9974520B2 (en) * | 2014-05-06 | 2018-05-22 | Wk Holdings, Inc. | Urine sample collection apparatus |
JP5956101B1 (ja) * | 2014-09-08 | 2016-07-20 | 中国電力株式会社 | 飛散塩分捕獲装置 |
WO2016056044A1 (ja) * | 2014-10-06 | 2016-04-14 | 中国電力株式会社 | 飛散塩分捕獲装置 |
EP3291737B1 (en) * | 2015-05-05 | 2022-08-31 | WK Holdings, Inc. | Biomaterial collection system |
US11317898B2 (en) | 2017-08-11 | 2022-05-03 | Wk Holdings Inc. | Biomaterial collection method |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1561592A patent/JP2988102B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH05209996A (ja) | 1993-08-20 |
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