JP2984536B2 - 部材の切断除去装置 - Google Patents

部材の切断除去装置

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JP2984536B2
JP2984536B2 JP6046977A JP4697794A JP2984536B2 JP 2984536 B2 JP2984536 B2 JP 2984536B2 JP 6046977 A JP6046977 A JP 6046977A JP 4697794 A JP4697794 A JP 4697794A JP 2984536 B2 JP2984536 B2 JP 2984536B2
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崇 赤羽
重夫 橋本
英也 岡田
哲 上村
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、狭隘部の中に設けられ
た部材の切断除去装置に関し、例えば、竪型蒸気発生器
の内部の管板上に設けられたチューブレーンブロックの
切断除去に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、原子力プラントに使用されてい
る竪型蒸気発生器の内部の管板上には、多数の伝熱管が
植設され、伝熱管(チューブ)が逆U型の場合には、直
線状脚部が構成する2つの管群の間にチューブレーンが
形成され、ここにチューブレーンブロック(ブロック)
が複数設けられている。ブロックには作業具、例えば洗
浄装置の洗浄水を噴射するパイプが保持される加工穴部
が形成され、加工穴部にパイプを保持して洗浄水を噴射
することでチューブの洗浄を行うようになっている。チ
ューブの洗浄を行う場合、蒸気発生器に形成された作業
穴(ハンドホール)からパイプを挿入し、ブロックの加
工穴部にパイプを保持して洗浄水を管群下部に向かって
噴射する。
【0003】チューブの下端部近傍はスラッジ等が溜ま
り易いが、チューブの下端部における蒸気発生器の内部
にはブロックが設けられているため、ブロックが邪魔に
なってブロックに近いチューブの下端部に洗浄水が充分
に行き渡らず、チューブを完全に洗浄することができな
い。そこで、チューブの洗浄を充分に行うためには、ブ
ロックの上面を切断除去して洗浄水がチューブの下端部
まで充分に行き渡るようにする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、蒸気発生器の
内部の管板上に設けられたブロックを切断除去するため
には、次に示す問題があった。作業員が蒸気発生器内へ
入れないため、外部からの遠隔作業になり効率的な作業
が行えない。また、原子力プラントの蒸気発生器は、内
部が放射能を帯びている場合があり、作業者の放射線管
理上の制約がある。更に、チューブを傷つけたり、切断
粉を発生させて蒸気発生器の内部に残留させると、運転
再開時に冷却材と一緒に流れまわり、各部に損傷を発生
するので、切断粉を蒸気発生器の内部に残留させること
は許されない。更にまた、ハンドホールやブロックの周
辺の寸法に制約があり、ハンドホールとブロックとの寸
法が長い。蒸気発生器の内部のブロックを遠隔的に切断
除去するためには、上述したような問題があるため、従
来は、ブロックの上面の切断除去を行うことなくチュー
ブの洗浄を行っているのが現状である。
【0005】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、上述した問題をすべて解決して蒸気発生器の内部の
ブロックを切断除去することができる部材の切断除去装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の構成は構成は、容器の内部の狭隘部の中に複数
設けられると共に作業具が保持される加工穴部が形成さ
れた部材を除去する部材の切断除去装置において、 前
記容器に設けられた作業穴に位置決め固定され前記部材
の前記加工穴部を用いて該部材を把持する管把持具と、
前記容器に設けられた前記作業穴に位置決め固定され前
記管把持具に把持された前記部材の切断を放電加工によ
り行う電極を移動自在に支持した管切断具と、前記部材
の側部に配設され放電加工用水を回収する水回収部とか
らなり、 前記管把持具は、前記作業穴に位置決め固定
されるベースと、前記作業穴を貫通して前記ベースに移
動自在に支持され先端が前記部材の該作業穴側に臨む外
筒管と、前記ベースと前記外筒管の後端とに亘って設け
られ該外筒管を前記部材側に移動させて該外筒管の先端
を該部材の前記作業穴側端面に押し付ける押し付け手段
と、前記外筒管の内周を貫通すると共に先端部が前記加
工穴部を貫通して該外筒管に移動自在に支持される内筒
管と、前記外筒管の後端と前記内筒管の後端とに亘って
設けられ該内筒管を前記容器の外部側に移動させて該内
筒管の先端を前記部材の前記作業穴の反対側端面に押し
付ける引込み手段と、前記内筒管内に給水を行う給水手
段とによって構成され、 前記管切断具は、前記作業穴
に位置決め固定されるベースと、前記部材に対して接近
離遠自在に前記ベースに移動自在に支持される移動アー
ムと、前記ベースと前記移動アームとに亘って設けられ
該移動アームを移動させる移動手段と、前記移動アーム
の先端に設けられ前記移動手段によって前記移動アーム
が前記部材側に移動された際に放電加工によって前記部
材を切断する電極と、該電極の両側に設けられ放電加工
部に散水を行う給水手段とによって構成され、 前記水
回収部は、前記部材の側部に設けられる遮蔽ブロック
と、該遮蔽ブロックに取り付けられ放電加工用水を回収
するドレン受けとによって構成されていることを特徴と
する。
【0007】
【作用】容器の作業穴に管把持具のベースを位置決め固
定し、押し付け手段によって外筒管の先端を部材の作業
穴側端面に押し付けると共に、引込み手段によって内筒
管の先端を部材の作業穴の反対側端面に押し付け、管把
持具によって部材を把持し、切断後の切断片の容器への
落下を防止する。次に、容器の作業穴に管切断具のベー
スを位置決め固定し、移動手段によって移動アームを部
材側に移動させて電極による放電加工によって部材を切
断する。放電加工中は、管把持具及び管切断具の給水手
段によって放電加工部に散水を行い、切粉の発生及び切
断時の焼き付きを防ぐ。放電加工に使用した水はドレン
受けによって回収され、切粉の容器内への残留を防止す
る。管把持具は外筒管及び内筒管によって部材を把持
し、管切断具は移動手段によって移動アームを部材側に
移動させることにより部材の切断を行うので、限られた
スペースへの取り付けが簡単に行える。
【0008】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係る部材の切断
除去装置を取り付けた状態の蒸気発生器の全体断面図を
示してある。
【0009】図に示すように、容器としての蒸気発生器
1の内部の管板2には管としての伝熱管(チューブ)3
が多数立設され、チューブ3の間隙に沿って管板2には
部材としてのチューブレーンブロック(ブロック)4が
複数設けられている。ブロック4には作業具としての洗
浄装置用のパイプ(図示省略)が保持される加工穴部
(後述する)が形成されている。蒸気発生器1の外胴に
は作業穴としての検査用穴(ハンドホール)5が設けら
れ、図示するようにハンドホール5には管把持具6が位
置決めされて固定されると共に、ハンドホール5には管
切断具7が位置決めされて固定される。ハンドホール5
に隣接するブロック4aの高さは、中央寄りのブロック
4bよりも高くなており、ブロック4aには洗浄装置用
のパイプが挿入される孔状の加工穴部が形成され、ブロ
ック4bには洗浄装置用のパイプが載置保持されるU溝
状の加工穴部が上面に形成されている。尚、図中の符号
で、8は水室、9は配管ノズルである。
【0010】図2乃至図6に基づいて管把持具6を説明
する。図2にはブロック4aを把持した状態の管把持具
6の断面図、図3には図2中のIII-III 線矢視図、図4
には図2中のIV-IV 線矢視図、図5にはブロック4bを
把持した状態の管把持具6の断面図、図6には図5中の
VI-VI 線矢視図を示してある。
【0011】図2、図3に示すように、蒸気発生器1の
ハンドホール5にはベースプレート11が固定され、ベ
ースプレート11にはボルト12,13を介してベース
としてのベース筒14が取り付けられている。ベース筒
14は、ボルト12によって図3中左右方向に位置決め
調整され、ボルト13によって図3中上下方向に位置決
め調整される。
【0012】ブロック4aの加工穴部16は、図2、図
4に示すように、洗浄装置用のパイプが挿入される大径
部16aと、洗浄装置用のパイプの噴射ノズルが挿入さ
れる長孔部16bとからなっている。ベース筒14内に
は外筒15が移動自在に支持され、外筒15はハンドホ
ール5を貫通して先端15a(図2中右側)がブロック
4aの加工穴部16に臨んでいる。先端15aには長孔
部16bを覆う大きさの押爪17が取り付けられ(図
2、図4)、外筒15及び押爪17によって外筒管が構
成されている。図2に示すように、外筒15の後端15
b(図2中左側)には押し付け手段としての押付ナット
18が取り付けられ、押付ナット18はベース筒14に
螺合している。つまり、押付ナット18を回転させるこ
とによりベース筒14に対して外筒15がブロック4a
方向に移動し、外筒15の先端15aの押爪17がハン
ドホール5側のブロック4aの端面に押し付けられる。
【0013】外筒15の内側には内筒21が貫通して移
動自在に支持され、内筒21の先端21a(図2中右
側)には加工穴部16の長孔部16bを貫通する把持具
22が取り付けられている。把持具22の先端22a
(図2中右側)には長孔部16bを覆う大きさの引爪2
3が取り付けられ、内筒21、把持具22及び引爪23
によって内筒管が構成されている。一方、押付ナット1
8にはナット24が回転自在に支持され、ナット24に
はネジ軸25が螺合している。ネジ軸25は内筒21の
後端21b(図2中左側)に固定されている。つまり、
ナット24を回転させることにより外筒15に対して内
筒21が蒸気発生器1の外部側に移動し、把持具22の
先端22aの引爪23がハンドホール5の反対側のブロ
ック4aの端面に押し付けられ、ナット24及びネジ軸
25によって引込み手段が構成されている。
【0014】従って、管把持具6は押爪17及び引爪2
3によってブロック4aの両端面を挟み付け、ブロック
4aを把持するようになっている。
【0015】蒸気発生器1の外部側における内筒21に
は給水手段としての給水管26が連結され、把持具22
には給水口27が形成されている。給水管26を通して
給水を行うことにより、給水口27からブロック4aに
散水が行われる。尚、図中の符号で19は防燃シートで
ある。
【0016】ブロック4bの把持を行う管把持具86
を、図5、図6に基づいて説明する。
【0017】図に示すように、ブロック4bの加工穴部
28は、洗浄装置用のパイプが載置される半円状の大径
部28aと、洗浄装置用のパイプの噴射ノズルが挿入さ
れる長孔部28bとからなっている。ブロック4aの把
持を行う管把持具6と異なる部位は、把持具29と押爪
30の形状である。ブロック4bはブロック4aに較べ
て高さが低くなっているので、把持具29はL字状をな
して大径部28a内に位置するようになっている。ま
た、押爪30はブロック4a,4bの高さの差分縦長の
大きさになっている。その他の構成はブロック4aの把
持を行う管把持具6と同じである。
【0018】従って、管把持具6は押爪30及び引爪2
3によってブロック4bの上部の両端面を挟み付け、ブ
ロック4bを把持するようになっている。
【0019】次に図7乃至図13に基づいて管切断具7
を説明する。図7にはブロック4aを把持した状態の管
切断具7の断面図、図8には図7中のVIII-VIII 線矢視
図、図9には図7中のIX-IX 線矢視図、図10には図9
中のX-X 線矢視図、図11にはブロック4bを把持した
状態の管切断具7の断面図、図12には図11中のXII-
XII 矢視図、図13には図12中のXIII-XIII 矢視図を
示してある。
【0020】図7、図8に示すように、蒸気発生器1の
ハンドホール5には取付板31が固定され、取付板31
にはボルト32を介して調整台33が取り付けられ、調
整台33はボルト32によって図8中上下方向に位置決
め調整される。調整台33にはボルト34を介してアー
ム台35が取り付けられ、アーム台35はボルト34に
よって図8中左右方向に位置決め調整される。つまり、
調整台33及びアーム台35によってベースが構成され
ている。
【0021】アーム台35には移動アーム36が摺動自
在に支持され、移動アーム36はブロック4aに対して
接近離隔動自在になっている。調整台33にはネジ軸3
7が回転自在に支持され、ネジ軸37はモータ38によ
って回転駆動される。ネジ軸37は移動アーム36の図
示しないネジ部に螺合し、ネジ軸37の回転により移動
アーム36はアーム台35に対して変位する。つまり、
ネジ軸37及びモータ38によって移動手段が構成され
ている。
【0022】ブロック4aの上部は管切断具7の取付き
位置よりも高い位置にあるため、移動アーム36の先端
36a(図7、図10中右側)にはL字型の電極取付板
39が取り付けられ、図9、図10に示すように、電極
取付板39には通電板40を介しての電極41が設けら
れている。電極41は電線42及び通電板40を介して
通電され、移動アーム36がブロック4a側に移動した
際、放電加工によってブロック4aを切断するようにな
っている。電極41の両側には給水手段としての給水管
43が配設され、給水管43によって放電加工部に散水
が行われる。尚、図中の符号で44は保護シート、45
は絶縁ガイドである。
【0023】従って、管切断具7は電極41による放電
加工によってブロック4aの上部を切断するようになっ
ている。
【0024】ブロック4bの切断を行う管切断具87
を、図11乃至図13に基づいて説明する。
【0025】ブロック4bの上部は管切断具7の取付き
位置と略同じ高さにあるため、移動アーム36の先端3
6a(図11、図12中右側)には通電板46を介して
水平状の電極取付板47が設けられている。電極取付板
47には幅方向(図12、図13中上下方向)に延びる
電極48が設けられ、電極48は電線49から通電板4
6及び電極取付板47を介して通電され、移動アーム3
6がブロック4b側に移動した際、放電加工によってブ
ロック4bを切断するようになっている。その他の構成
はブロック4aを切断する管切断具7と同じである。
【0026】従って、管切断具7は電極48による放電
加工によってブロック4bの上部を切断するようになっ
ている。
【0027】次に、図14乃至図16に基づいて水回収
部を説明する。図14には水回収部を表す側面図、図1
5にはブロック4aに適用した場合の図14中のXV-XV
線矢視図、図16にはブロック4bに適用した場合の図
14中のXV-XV 線矢視図を示してある。
【0028】図に示すように、ブロック4a(4b)の
側部には複数の遮蔽ブロック51が設置され、遮蔽ブロ
ック51の外側には防燃シート52が設けられている。
遮蔽ブロック51に隣接して管板2上には架台53が設
けられ、架台53と遮蔽ブロック51とに亘りドレン受
け54が設けられている。ドレン受け54により管切断
具7による放電加工時の放電加工用水が回収されるよう
になっている。
【0029】上述した管ブロックの切断除去装置の作用
をブロック4aを例に挙げて説明する。尚、ブロック4
bの場合、管把持具6の把持具29、押爪30の形状及
び管切断具7の通電板46、電極取付板47、電極48
の形状が異なるが、作用は同じである。
【0030】ブロック4aの側部に遮蔽ブロック51を
設置すると共に管板2上に架台53を設け、架台53と
遮蔽ブロック51とに亘りドレン受け54を設ける。
【0031】蒸気発生器1のハンドホール5に管把持具
6のベースプレート11を固定し、ベースプレート11
にボルト12,13を介してベース筒14を位置決めし
て取り付ける。押付ナット18を回転させることにより
ベース筒14に対して外筒15をブロック4a方向に移
動させ、外筒15の先端15aの押爪17をハンドホー
ル5側のブロック4aの端面に押し付ける。ナット24
を回転させることにより外筒15に対して内筒21を蒸
気発生器1の外部側に移動させ、把持具22の先端22
aの引爪23をハンドホール5の反対側のブロック4a
の端面に押し付ける。管把持具6は押爪17及び引爪2
3によってブロック4aの両端面を挟み付け、ブロック
4aを把持する。
【0032】次に、蒸気発生器1のハンドホール5に管
切断具7の取付板31を固定し、取付板31にボルト3
2を介して調整台33を取り付けると共に、調整台33
にボルト34を介してアーム台35を位置決めして取り
付ける。ネジ軸37の回転により移動アーム36をブロ
ック4a側に移動させ、電線42及び通電板40を介し
て電極41を通電して放電加工によってブロック4aを
切断する。この時、給水管43によって放電加工部に散
水を行ないながら電極41による放電加工によってブロ
ック4aの上部を切断する。放電加工時には、管把持具
6の給水管26からも給水が行われ、把持具22の給水
口27からブロック4aに散水が行われる。
【0033】放電加工に使用した水は、切断屑と共にド
レン受け54によって回収され、蒸気発生器1内への放
電加工用水や切断屑の残留が防止されている。
【0034】この管ブロックの切断除去装置を用いるこ
とにより、管把持具6によりブロック4aを把持した状
態で管切断具7でブロック4aを切断するようにしてい
るので、切断されたブロック4aの切断片を蒸気発生器
1内に落下させずに取り出すことができる。また、放電
加工によってブロック4aの上部を切断するようにした
ので、機械的反力がなく操作が容易である。また、管切
断具7は移動アーム36をブロック4a側に移動させる
ことによりブロック4aの切断を行うようにしたので、
チューブ3を傷つけることなく限られたスペースへの取
り付けが簡単に行える。また、ドレン受け54を設けた
ことにより、放電加工用水と共に切断屑の回収が行え、
蒸気発生器1内への切断屑の残留が防止される。
【0035】従って、上述した管ブロックの切断除去装
置によって、ブロック4aの切断を安全且つ容易に実施
することができ、蒸気発生器1内のチューブ3の洗浄を
行う際に、洗浄水がチューブ3の下端部まで充分に行き
渡るようになる。このため、チューブ3の洗浄を完全に
行うことができるようになり、チューブ3の寿命を長く
することができる。
【0036】尚、蒸気実施例では、部材として蒸気発生
器1内のブロック4を例に挙げて説明したが、これに限
定されず他の部材の切断除去に適用することも可能であ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明の部材の切断除去装置は、容器に
設けられた作業穴に位置決め固定され部材の加工穴部を
用いて部材を把持する管把持具と、容器に設けられた作
業穴に位置決め固定され管把持具に把持された部材の切
断を放電加工により行う電極を移動自在に支持した管切
断具と、部材の側部に配設され放電加工用水を回収する
水回収部とを備え、容器の作業穴に管把持具のベースを
位置決め固定し、管把持具によって部材を把持すると共
に、容器の作業穴に管切断具のベースを位置決め固定
し、電極を部材側に移動させて電極による放電加工によ
って部材を切断し、放電加工中は、管把持具及び管切断
具の給水手段によって放電加工部に散水を行い、放電加
工に使用した水はドレン受けによって回収するようにし
たので、限られたスペースへの取り付けが簡単に行え、
切断後の切断片の容器への落下を防止して部材の切断を
行うことができると共に、切粉の発生及び切断時の焼き
付きを防いで切粉の容器内への残留を防止することが可
能になる。この結果、部材の切断が安全且つ容易に実施
できるようになり、容器内の狭隘部に対する作業を完全
に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る部材の切断除去装置を
取り付けた状態の蒸気発生器の全体断面図。
【図2】ブロックを把持した状態の管把持具の断面図。
【図3】図2中のIII-III 線矢視図。
【図4】図2中のIV-IV 線矢視図。
【図5】ブロックを把持した状態の管把持具の断面図。
【図6】図5中のVI-VI 線矢視図。
【図7】ブロックを把持した状態の管切断具の断面図。
【図8】図7中のVIII-VIII 線矢視図。
【図9】図7中のIX-IX 線矢視図。
【図10】図9中のX-X 線矢視図。
【図11】ブロックを把持した状態の管切断具の断面
図。
【図12】図11中のXII-XII 矢視図。
【図13】図12中のXIII-XIII 矢視図。
【図14】水回収部を表す側面図。
【図15】ブロック4aに適用した場合の図14中のXV
-XV 線矢視図。
【図16】ブロック4bに適用した場合の図14中のXV
-XV 線矢視図。
【符号の説明】
1 蒸気発生器 2 管板 3 伝熱管(チューブ) 4 チューブレーンブロック(ブロック) 5 検査用穴(ハンドホール) 6,86 管把持具 7,87管切断具 11 ベースプレート 14 ベース 15 外筒 16 加工穴部 17,30 押爪 18 押付ナット 21 内筒 22,29 把持具 23 引爪 24 ナット 25 ネジ軸 26 給水管 31 取付板 33 調整台 35 アーム台 36 移動アーム 37 ネジ軸 41,48 電極 51 遮断ブロック 54 ドレン受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 英也 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (72)発明者 上村 哲 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (72)発明者 中島 伯文 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通7丁目1番 14号 西菱エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−146622(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23H 1/00 - 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の内部の狭隘部の中に複数設けられ
    ると共に作業具が保持される加工穴部が形成された部材
    を除去する部材の切断除去装置において、 前記容器に設けられた作業穴に位置決め固定され前記部
    材の前記加工穴部を用いて該部材を把持する管把持具
    と、前記容器に設けられた前記作業穴に位置決め固定さ
    れ前記管把持具に把持された前記部材の切断を放電加工
    により行う電極を移動自在に支持した管切断具と、前記
    部材の側部に配設され放電加工用水を回収する水回収部
    とからなり、 前記管把持具は、前記作業穴に位置決め固定されるベー
    スと、前記作業穴を貫通して前記ベースに移動自在に支
    持され先端が前記部材の該作業穴側に臨む外筒管と、前
    記ベースと前記外筒管の後端とに亘って設けられ該外筒
    管を前記部材側に移動させて該外筒管の先端を該部材の
    前記作業穴側端面に押し付ける押し付け手段と、前記外
    筒管の内周を貫通すると共に先端部が前記加工穴部を貫
    通して該外筒管に移動自在に支持される内筒管と、前記
    外筒管の後端と前記内筒管の後端とに亘って設けられ該
    内筒管を前記容器の外部側に移動させて該内筒管の先端
    を前記部材の前記作業穴の反対側端面に押し付ける引込
    み手段と、前記内筒管内に給水を行う給水手段とによっ
    て構成され、 前記管切断具は、前記作業穴に位置決め固定されるベー
    スと、前記部材に対して接近離遠自在に前記ベースに移
    動自在に支持される移動アームと、前記ベースと前記移
    動アームとに亘って設けられ該移動アームを移動させる
    移動手段と、前記移動アームの先端に設けられ前記移動
    手段によって前記移動アームが前記部材側に移動された
    際に放電加工によって前記部材を切断する電極と、該電
    極の両側に設けられ放電加工部に散水を行う給水手段と
    によって構成され、 前記水回収部は、前記部材の側部に設けられる遮蔽ブロ
    ックと、該遮蔽ブロックに取り付けられ放電加工用水を
    回収するドレン受けとによって構成されていることを特
    徴とする部材の切断除去装置。
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