JP2981620B2 - Manufacturing method of upholstered vibration absorbing sheet - Google Patents

Manufacturing method of upholstered vibration absorbing sheet

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JP2981620B2 JP2240713A JP24071390A JP2981620B2 JP 2981620 B2 JP2981620 B2 JP 2981620B2 JP 2240713 A JP2240713 A JP 2240713A JP 24071390 A JP24071390 A JP 24071390A JP 2981620 B2 JP2981620 B2 JP 2981620B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《発明の目的》 〈産業上の利用分野〉 本発明は例えば靴内部に設けて外部からの衝撃を和ら
げるためのシリコーンゲルから成るシート状の緩衝材に
関する。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION <Purpose of the Invention><Industrial application field> The present invention relates to a sheet-like cushioning material made of silicone gel, for example, provided inside a shoe to reduce external impact.

〈発明の背景〉 近年シリコーンゲルの吸振性が着目され、このものが
例えば靴、サポータ、各種保護具の緩衝材等として利用
されつつある。しかし、シリコーンゲルがむき出しのま
までは、表面の感触が悪く、またその強度も弱い。その
ため、シリコーンゲルを緩衝材等として利用するには何
らかの表面処理の必要があった。
<Background of the Invention> In recent years, attention has been paid to the vibration-absorbing properties of silicone gels, which are being used, for example, as shoes, supporters, cushioning materials for various protective equipment, and the like. However, if the silicone gel is bare, the surface feel is poor and the strength is low. Therefore, in order to use the silicone gel as a buffer or the like, some surface treatment was required.

〈開発を試みた技術的事項〉 本発明はこのような背景に鑑みなされたものであっ
て、シリコーンゲルの表面の感触の改善とその補強を図
った布張り吸振シートの開発を試みるとともに、この伸
縮性布をシリコーンゲルに設ける際に、シリコーンゲル
が伸縮性布の表面に浸みだして、布がべとつくことのな
いような布張り吸振シートの製造方法の開発を試みたも
のである。
<Technical matters attempted to be developed> The present invention has been made in view of such a background, and has been attempted to develop a cloth-covered vibration-absorbing sheet which aims to improve the feel of the surface of the silicone gel and reinforce the same. An attempt was made to develop a method for producing a cloth-absorbing vibration-absorbing sheet in which the elastic gel does not stick to the surface of the elastic cloth when the elastic cloth is provided on the silicone gel.

《発明の構成》 〈目的達成の手段〉 即ち本出願に係る第一の発明たる布張り吸振シートの
製造方法は、伸縮性布の片面に水溶性コーティング剤を
塗布するコーティング剤塗布工程と、伸縮性布の他の片
面に接するようにシリコーンゲルの原液を流し込み、そ
の後加熱して硬化させるゲル成形工程と、前記水溶性コ
ーティング剤を水に溶出するコーティング剤溶出工程と
を有することを特徴として成るものである。
<< Constitution of the Invention >><Means for Achieving the Object> That is, the method for producing a cloth-absorbing vibration-absorbing sheet according to the first invention of the present application comprises a coating agent application step of applying a water-soluble coating agent to one surface of an elastic cloth, A gel forming step of pouring an undiluted solution of silicone gel so as to be in contact with the other surface of the nonwoven fabric, and then heating and curing the coating solution, and a coating agent eluting step of eluting the water-soluble coating agent into water. Things.

また本出願に係る第二の発明たる布張り吸振シートの
製造方法は、前記要件に加えて前記ゲル成形工程におい
て、シリコーンゲル原液にあらかじめ粒体を混入してお
き、前記ゲル成形工程の後に硬化したゲル内の粒体を除
去して空孔を形成する多孔化工程を設け、あるいは前記
コーティング剤溶出工程において前記多孔化工程を同時
進行させることを特徴として成るものである。
Further, in the method for producing a cloth-absorbing vibration-absorbing sheet according to the second invention according to the present application, in addition to the above requirements, in the gel molding step, granules are mixed in advance in the silicone gel stock solution and cured after the gel molding step. The method is characterized in that a step of forming pores by removing particles in the gel thus formed is provided, or the step of making porous is carried out simultaneously in the step of eluting the coating agent.

これら発明によって前記目的を達成しようとするもの
である。
The present invention aims to achieve the above object.

〈発明の作用〉 本発明では、伸縮性布の片面に水溶性コーティング剤
を塗布するコーティング剤塗布工程を設けたから、シリ
コーンゲルの原液が伸縮性布のおもて面に浸み出してべ
とつくことがない。
<Function of the Invention> In the present invention, since a coating agent application step of applying a water-soluble coating agent to one surface of the elastic cloth is provided, the undiluted solution of the silicone gel oozes on the front surface of the elastic cloth and sticks. There is no.

〈実施例〉 以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明す
る。第1図は布張り吸振シート1が運動靴Sにおける踵
部Kに適用された状態を示す。この布張り吸振シート1
は、第1、2図に示すように内部に空孔3を連続形成し
て成るゲルシート2の両面に伸縮性布4を張り設けたも
のである。ここでゲルシート3を構成するシリコーンゲ
ルについて説明する。このものはジメチルシロキサン成
分単位からなるもので、次式[1]で使用されるシリコ
ーンゲルの原液たるジオルガノポリシロキサン(以下A
成分という): RR1 2SiO−(R2 2SiO)nSiR1 2R …[1] [ただし、Rはアルケニル基であり、R1は脂肪族不飽和
結合を有しない一価の炭化水素基であり、R2は一価の脂
肪族炭化水素基(R2のうち少なくとも50モル%はメチル
基であり、アルケニル基を有する場合にはその含有率は
10モル%以下である)であり、nはこの成分の25℃にお
ける粘度が100〜100,000cStになるような数である]
と、25℃における粘度が5000cSt以下であり、1分子中
に少なくとも3個のSi原子に直接結合した水素原子を有
するシリコーンゲルの原液たるオルガノハイドロジェン
ポリシロキサン(B成分)とからなり、且つこのB成分
中のSi原子に直接結合している水素原子の合計量に対す
るA成分中に含まれるアルケニル基の合計量の比(モル
比)が0.1〜2.0になるように調整された混合物を硬化さ
せることにより得られる付加反応型シリコーンコポリマ
ーである。このシリコーンゲルについてさらに詳しく説
明すると、上記A成分は直鎖状の分子構造を有し、分子
の両末端にあるアルケニル基RがB成分中のSi原子に直
接結合した水素原子と付加して架橋構造を形成すること
ができる化合物である。この分子末端に存在するアルケ
ニル基は、低級アルケニル基であることが好ましく、反
応性を考慮するとビニル基が特に好ましい。また分子末
端に存在するR1は、脂肪族不飽和結合を有しない一価の
炭化水素基であり、このような基の具体例としてはメチ
ル基、プロピル基及びヘキシル基等のようなアルキル
基、フェニル基並びにフロロアルキル基を挙げることが
できる。上記[1]式においてR2は一価の脂肪族炭化水
素であり、このような基の具体的な例としては、メチル
基、プロピル基及びヘキシル基等のようなアルキル基並
びにビニル基のような低級アルケニル基を挙げることが
できる。ただし、R2のうち少なくとも50モル%はメチル
基であり、R2がアルケニル基である場合には、アルケニ
ル基は10モル%以下の量であることが好ましい。アルケ
ニル基の量が10モル%を超えると架橋密度が高くなり過
ぎて高粘度になりやすい。またnは、このA成分の25℃
における粘度が通常は100〜100,000cSt、好ましくは200
〜200,000cStの範囲内になるように設定される。上記の
B成分は、A成分の架橋剤でありSi原子に直接結合した
水素原子がA成分中のアルケニル基と付加してA成分を
硬化させる。B成分は上記のような作用を有していれば
よく、B成分としては直鎖状、分岐した鎖状、環状、あ
るいは網目状などの種々の分子構造のものが使用でき
る。また、B成分中のSi原子には水素原子の他、有機基
が結合しており、この有機基は通常はメチル基のような
低級アルキル基である。さらに、B成分の25℃における
粘度は通常は5000cSt以下、好ましくは500cSt以下であ
る。このようなB成分の例としては、分子両末端がトリ
オルガノシロキサン基で封鎖されたオルガノハイドロジ
ェンシロキサン、ジオルガノシロキサンとオルガノハイ
ドロジェンシロキサンとの共重合体、テトラオルガノテ
トラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、HR1 2SiO
1/2単位とSiO 4/2単位とからなる共重合体シロキサン、
及びHR1 2SiO 1/2単位とR1 3SiO 1/2単位とSiO 4/2単位と
からなる共重合体シロキサンを挙げることができる。た
だし上記式においてR1は前記と同じ意味である。そして
上記のB成分中のSiに直接結合している水素原子の合計
モル量に対するA成分中のアルケニル基の合成モル量と
の比率が通常は0.1〜2.0、好ましくは0.1〜1.0の範囲内
になるようにA成分とB成分とを混合して硬化させるこ
とにより製造される。この場合の硬化反応は、通常は触
媒を用いて行なわれる。ここで使用される触媒として
は、白金系触媒が好適であり、この例としては微粉砕元
素状白金、塩化白金酸、酸化白金、白金とオレフィンの
錯塩、白金アルコラート及び塩化白金酸とビニルシロキ
酸との錯塩を挙げることができる。このような錯塩はA
成分とB成分との合計重量に対して通常は0.1ppm(白金
換算量、以下同様)以上、好ましくは0.5ppm以上の量で
使用される。このような触媒の量の上限については特に
制限はないが、例えば触媒が液状である場合、あるいは
溶液として使用することができる場合には200ppm以下の
量で十分である。ここで硫黄、燐、錫系化合物やアミン
等の化合物は、上記白金系触媒と反応しやすいため、架
橋、硬化を阻害するいわゆる触媒毒となる。これらに
は、具体的には硫黄系化合物として硫酸カリ、硫酸アン
モン、過硫酸アンモン、過硫酸ソーダ、亜硫酸ソーダ、
ハイドロサルファイド、硫黄ヒドロキシアミンなどの硫
酸塩、硫黄、二硫化炭素、スルホキシル酸ソーダ(ロン
ガリット)、チオグリコール酸ブチルなどのチオグリコ
ール酸とその誘導物、β−メルカプトプロピオン酸など
のメルカプタン化合物、チオ酢酸、チオ尿素、スルホン
酸塩、硫酸エステル塩などの界面活性剤などが挙げられ
る。また燐系化合物としては、燐酸、燐酸アンモニウム
亜燐酸、次亜燐酸ピロ燐酸ソーダ、酸性メタ燐酸ソー
ダ、トリポリ燐酸ソーダなどの燐酸及びその塩、トリメ
チルフォスフェート、ジアルキルジチオ燐酸、亜燐酸エ
ステルなどが挙げられる。更に錫化合物としては、各種
塩化錫、酸化錫類があり、その他ロダン塩類や硫酸第一
錫などが挙げられ、アミン化合物としてはイミノビスプ
ロピルアミン、トリエチルアミン、3−ジエルアミノプ
ロピルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、3−メ
トキシプロピルアミンなどが挙げられる。そして上記の
ようなA成分、B成分及び触媒を混合し、室温に放置す
るか、あるいは加熱することにより硬化して本発明で使
用されるシリコーンゲルが生成する。加熱して硬化させ
る場合、加熱温度は通常50〜160℃である。このように
して得られたシリコーンゲルは、JIS K(K−2207−198
0 50g荷重)で測定した針入度が通常5〜250を有する。
このようなシリコーンゲルの硬度は、上記A成分の量を
B成分中のSiに直接結合している水素原子と架橋構造を
形成することができる。また他の方法としては両末端が
メチル基であるシリコーンオイルを、得られるシリコー
ンゲルに対して5〜75重量%の範囲内の量であらかじめ
添加することにより調整することができる。シリコーン
ゲルは上記のようにして調整することもできるし、また
市販されているものを使用することもできる。本発明で
使用することができる市販品の例としては、CF5027、TO
UGH−3、TOUGH−4、TOUGH−5、TOUGH−6(トーレ・
ダウコーニングシリコーン社製)やX32−902/cat1300
(信越化学工業株式会社製)、F250−121(日本ユニカ
株式会社製)等を挙げることができる。尚、上記のA成
分、B成分及び触媒の他に、顔料、硬化遅延剤、難燃
剤、充填剤等をシリコーンゲルの特性を損なわない範囲
内で配合することもでき、また微小中空球体のフィラー
を混入してなるシリコーンゲルを用いてもよく、このよ
うな材料に日本フィライト株式会社製造のフィライト
(登録商標)や同社販売のエクスパンセル(登録商
標)、マツモトマイクロスフェアー(松本油脂製薬株式
会社製造販売)等が例示できる。次に伸縮性布4として
は、例えばストッキングを構成する布地やメリヤス様の
布地など縦横に伸縮自在な布の他、縦又は横の一方向の
み伸縮する布地を使用することもできる。尚、説明の都
合上、伸縮性布4の面のうちシリコーンゲルと接着する
側の面をうら面と定義し、反対側の面をおもて面と定義
する。また、本実施例ではゲルシート2の片面に伸縮性
布4を張り設けるが、布張り吸振シート1の適用箇所や
使用目的によっては、ゲルシート2の両面に伸縮性布4
を張り設けるようにしても構わない。
<Example> Hereinafter, the present invention will be specifically described based on an illustrated example. FIG. 1 shows a state in which the upholstered vibration absorbing sheet 1 is applied to a heel K of an athletic shoe S. This upholstered vibration absorbing sheet 1
As shown in FIGS. 1 and 2, the elastic sheet 4 is provided on both sides of a gel sheet 2 having holes 3 formed continuously therein. Here, the silicone gel constituting the gel sheet 3 will be described. This is composed of dimethylsiloxane component units, and is a diorganopolysiloxane (hereinafter referred to as A) which is a stock solution of a silicone gel used in the following formula [1].
Referred to as component): RR 1 2 SiO- (R 2 2 SiO) n SiR 1 2 R ... [1] [ wherein, R is an alkenyl group, R 1 is a monovalent no aliphatic unsaturated bonds hydrocarbon R 2 is a monovalent aliphatic hydrocarbon group (at least 50 mol% of R 2 is a methyl group, and when it has an alkenyl group, its content is
And n is a number such that the viscosity of this component at 25 ° C. is 100 to 100,000 cSt.]
And an organohydrogenpolysiloxane (component B), which is a stock solution of a silicone gel having a viscosity of not more than 5000 cSt at 25 ° C. and having hydrogen atoms directly bonded to at least three Si atoms in one molecule, and The mixture is adjusted so that the ratio (molar ratio) of the total amount of alkenyl groups contained in component A to the total amount of hydrogen atoms directly bonded to Si atoms in component B is 0.1 to 2.0. This is an addition reaction type silicone copolymer obtained by the above method. The component A has a linear molecular structure. The alkenyl group R at both ends of the molecule is added to a hydrogen atom directly bonded to a Si atom in the component B to form a crosslink. A compound capable of forming a structure. The alkenyl group present at the molecular terminal is preferably a lower alkenyl group, and a vinyl group is particularly preferable in consideration of reactivity. R 1 present at the molecular terminal is a monovalent hydrocarbon group having no aliphatic unsaturated bond, and specific examples of such a group include alkyl groups such as a methyl group, a propyl group, and a hexyl group. , A phenyl group and a fluoroalkyl group. In the above formula [1], R 2 is a monovalent aliphatic hydrocarbon, and specific examples of such a group include alkyl groups such as methyl group, propyl group and hexyl group, and vinyl groups. Lower alkenyl groups. However, at least 50 mol% of R 2 is a methyl group, when R 2 is an alkenyl group is preferably an alkenyl group is the amount of 10 mol% or less. When the amount of the alkenyl group exceeds 10 mol%, the crosslink density becomes too high and the viscosity tends to be high. N is 25 ° C. of the component A
Viscosity is usually 100 to 100,000 cSt, preferably 200
It is set to be within the range of ~ 200,000 cSt. The component B is a crosslinking agent for the component A, and the hydrogen atom directly bonded to the Si atom is added to the alkenyl group in the component A to cure the component A. The B component may have any of the above-mentioned effects, and may have various molecular structures such as a linear, branched chain, cyclic, or network structure. In addition, a hydrogen atom and an organic group are bonded to the Si atom in the B component, and this organic group is usually a lower alkyl group such as a methyl group. Further, the viscosity of the component B at 25 ° C. is usually 5,000 cSt or less, preferably 500 cSt or less. Examples of such a B component include an organohydrogensiloxane in which both molecular terminals are blocked with a triorganosiloxane group, a copolymer of a diorganosiloxane and an organohydrogensiloxane, tetraorganotetrahydrogencyclotetrasiloxane, HR 1 2 SiO
Copolymer siloxane consisting of 1/2 unit and SiO 4/2 unit,
And HR 1 2 SiO 1/2 units and R 1 3 can be exemplified a copolymer siloxane consisting of SiO 1/2 units and SiO 4/2 units. However, in the above formula, R 1 has the same meaning as described above. The ratio of the molar amount of the alkenyl group in the component A to the total molar amount of the hydrogen atoms directly bonded to Si in the component B is usually 0.1 to 2.0, preferably 0.1 to 1.0. It is manufactured by mixing and hardening the A component and the B component so as to be as follows. The curing reaction in this case is usually performed using a catalyst. As the catalyst used herein, a platinum-based catalyst is preferable, and examples thereof include finely pulverized elemental platinum, chloroplatinic acid, platinum oxide, a complex salt of platinum and olefin, platinum alcoholate, and chloroplatinic acid and vinylsiloxane acid. Can be mentioned. Such a complex salt is A
It is usually used in an amount of 0.1 ppm or more, preferably 0.5 ppm or more, based on the total weight of the component and the component B. The upper limit of the amount of such a catalyst is not particularly limited. For example, when the catalyst is in a liquid state or can be used as a solution, an amount of 200 ppm or less is sufficient. Here, compounds such as sulfur, phosphorus, tin-based compounds, and amines easily react with the platinum-based catalyst, and are so-called catalyst poisons that inhibit crosslinking and curing. These include, specifically, sulfur compounds such as potassium sulfate, ammonium sulfate, ammonium persulfate, sodium persulfate, sodium sulfite,
Sulfates such as hydrosulfide and sulfur hydroxyamine, sulfur, carbon disulfide, thioglycolic acid such as sodium sulfoxylate (Rongalit), butyl thioglycolate and derivatives thereof, mercaptan compounds such as β-mercaptopropionic acid, thioacetic acid Surfactants such as thiourea, sulfonate and sulfate. Examples of the phosphorus-based compound include phosphoric acid, ammonium phosphoric acid phosphorous acid, sodium hypophosphite pyrophosphate, sodium metaphosphate, sodium tripolyphosphate and the like, and salts thereof, trimethyl phosphate, dialkyldithiophosphoric acid, phosphite and the like. Can be Examples of the tin compound include various tin chlorides and tin oxides, and other examples include rhodan salts and stannous sulfate. Examples of the amine compound include iminobispropylamine, triethylamine, 3-dieaminopropylamine, and tetramethylethylenediamine. , 3-methoxypropylamine and the like. Then, the above-mentioned component A, component B and the catalyst are mixed and left to stand at room temperature or heated to be cured to form the silicone gel used in the present invention. When curing by heating, the heating temperature is usually 50 to 160 ° C. The silicone gel thus obtained is JIS K (K-2207-198)
The penetration, measured at 0 g), is usually between 5 and 250.
With the hardness of such a silicone gel, the amount of the component A can form a crosslinked structure with hydrogen atoms directly bonded to Si in the component B. As another method, it can be adjusted by previously adding a silicone oil having methyl groups at both ends in an amount within a range of 5 to 75% by weight based on the obtained silicone gel. The silicone gel can be adjusted as described above, or a commercially available silicone gel can be used. Examples of commercially available products that can be used in the present invention include CF5027, TO
UGH-3, TOUGH-4, TOUGH-5, TOUGH-6 (Toray
Dow Corning Silicone) or X32-902 / cat1300
(Manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.) and F250-121 (manufactured by Nippon Yunika Co., Ltd.). In addition, in addition to the above-mentioned components A, B and the catalyst, pigments, curing retarders, flame retardants, fillers and the like can be blended within a range that does not impair the properties of the silicone gel. May be used. Silicone gel obtained by mixing Nippon Philite Co., Ltd., or Expancel (registered trademark) sold by Nippon Philite Co., Ltd., Matsumoto Microsphere (Matsumoto Yushi Pharmaceutical Co., Ltd.) Company production and sales). Next, as the stretchable cloth 4, besides a cloth that can be stretched vertically and horizontally, such as a cloth constituting a stocking or a knit-like cloth, a cloth that can expand and contract only in one direction, such as vertical or horizontal, can be used. For convenience of description, the surface of the elastic cloth 4 on the side that adheres to the silicone gel is defined as the back surface, and the opposite surface is defined as the front surface. Further, in the present embodiment, the elastic cloth 4 is provided on one side of the gel sheet 2, but the elastic cloth 4 may be provided on both sides of the gel sheet 2 depending on the application location of the upholstered vibration absorbing sheet 1 and the purpose of use.
May be provided.

次にこのような布張り吸振シート1の製造方法につい
て説明する。この製造方法は、コーティング剤塗布工
程、ゲル成形工程、コーティング剤溶出工程が設けられ
る。またゲルシート2を多孔化させる場合には、コーテ
ィング剤溶出工程の後、ゲル成形工程とコーティング剤
溶出工程との間、又はコーティング剤溶出工程と同時進
行させるように多孔化工程を設ける。以下各工程につい
て説明する。
Next, a method for manufacturing such a fabric-clad vibration-absorbing sheet 1 will be described. This manufacturing method includes a coating agent application step, a gel molding step, and a coating agent elution step. When the gel sheet 2 is made porous, a porous step is provided after the coating agent elution step, between the gel forming step and the coating agent elution step, or simultaneously with the coating agent elution step. Hereinafter, each step will be described.

コーティング剤塗布工程 この工程は伸縮性布4のおもて面に水溶性コーティン
グ剤を塗布する工程であり、本発明の特徴的な工程であ
る。この工程の意義は次のとおりである。即ち後述する
ゲル成形工程でシリコーンゲルの原液を伸縮性布4のう
ら面側に流し込む場合、伸縮性布4のままであると流し
込んだ原液が伸縮性布4のおもて面に浸透し、これを硬
化させた場合には伸縮性布4のおもて面がべとついてし
まう。そこでシリコーンゲルの原液を伸縮性布4のおも
て面側へ浸み出さないように水溶性コーティング剤を塗
布するのである。水溶性コーティング剤としてはポリビ
ニルアルコールなどを適用することができる。また伸縮
性布4のうら面にポリビニルアルコールが浸み出すとシ
リコーンゲルと伸縮性布4との接着性が低下するので、
ポリビニルアルコールの塗布量は伸縮性布4のうら面へ
浸出しない程度とする。またこれに関連してシリコーン
ゲル原液のB成分に相当するハイドロジェンシロキサン
を塗布しておけば、塗布面の架橋が促進されて粘着性が
減じられる。尚、これにより接着強化にもなる。更にプ
ライマーを塗布すれば布との接着強化が可能となる。
Coating Agent Application Step This step is a step of applying a water-soluble coating agent to the front surface of the elastic cloth 4 and is a characteristic step of the present invention. The significance of this step is as follows. That is, when the stock solution of the silicone gel is poured into the back side of the stretchable cloth 4 in the gel forming step described later, if the stock solution remains as it is, the stock solution that has flowed into the front side of the stretchable cloth 4, When this is cured, the front surface of the elastic cloth 4 becomes sticky. Therefore, a water-soluble coating agent is applied so that the undiluted solution of the silicone gel does not seep out to the front side of the elastic cloth 4. As the water-soluble coating agent, polyvinyl alcohol or the like can be applied. In addition, when polyvinyl alcohol oozes on the back surface of the elastic cloth 4, the adhesiveness between the silicone gel and the elastic cloth 4 is reduced.
The application amount of polyvinyl alcohol is set to an extent that does not leach onto the back surface of the elastic cloth 4. In this connection, if a hydrogen siloxane corresponding to the B component of the silicone gel stock solution is applied in advance, the cross-linking of the applied surface is promoted and the tackiness is reduced. In addition, this also strengthens the adhesion. Further, if a primer is applied, the adhesion to the cloth can be strengthened.

ゲル成形工程 伸縮性布4のうら面側にシリコーンゲルの原液を流し
込み、その後加熱してシリコーンゲルを硬化させる。こ
れによりシリコーンゲルが伸縮性布4に接着した状態と
なる。
Gel Forming Step A stock solution of silicone gel is poured into the back side of the elastic cloth 4 and then heated to cure the silicone gel. As a result, the silicone gel is adhered to the elastic cloth 4.

コーティング剤溶出工程 ゲル成形工程でできたシート状のものを、湯水に浸け
てコーティング剤を水に溶出する工程である。これによ
りシリコーンゲルの表面に伸縮性布4が設けられたシー
トが得られる。
Coating agent elution step This is a step of immersing a sheet-like product formed in the gel molding step in hot and cold water to elute the coating agent into water. Thereby, a sheet in which the elastic cloth 4 is provided on the surface of the silicone gel is obtained.

多孔化工程 ゲルシート2を多孔化する場合に設ける工程である。
ゲルシート2を多孔化させる方法としては、シリコーン
ゲル原液に粒体である加熱消失性物質を混入して加熱硬
化させた後、加熱消失性物質を加熱消失させることによ
り、その部分に空孔を形成させる加熱消失法、シリコー
ンゲル原液中に混入した膨潤粒体を乾燥収縮させ、この
ものを膨潤粒体の痕跡から取り去る乾燥収縮法、シリコ
ーンゲル原液中に誘電体損失係数が大きい易揮発性液体
を分散させておき、このものを高周波電界内において誘
電加熱することにより、この液体を昇温、気化膨脹させ
るとともに、併せてシリコーンゲル原液の架橋硬化を行
なうマイクロ波加熱法、また可溶性の粒体をシリコーン
ゲル原液中に混入して硬化させたのち、水等の溶媒中で
粒体を溶出させて空孔を形成させる溶出法等を適用する
ことができる。尚、溶出法を適用する場合には、溶媒が
水のときにはポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルアルコ
ール、メチルセルローズ、カルボキシメチルセルロー
ズ、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、
アクリル酸アマイド、ニカワ、ゼラチン、カゼイン、ポ
リペプタイド、フノリ、寒天、アルギン酸ソーダ、塩化
ナトリウム、ブドウ糖、ショ糖、天然多糖体たるプルラ
ン、ザンタンガム、デンプン、アスコルビン酸ソーダ等
が挙げられ、またアセトン、エタノール、メタノール等
を溶媒とするときにはポリビニルアルコール、メチルセ
ルローズ、エチルセルローズ、水溶性ナイロン、セラッ
ク、スチロール等を粒体として選択することができる。
また、これらいずれの多孔化方法を採用する場合にも、
その前提として前記ゲル成形工程において、あらかじめ
それぞれの多孔化方法に応じた粒体をシリコーンゲル原
液に混入しておく。
Porosity Step This is a step provided when the gel sheet 2 is made porous.
As a method for making the gel sheet 2 porous, a silicone gel stock solution is mixed with a heat-dissipating substance, which is a granule, and cured by heating, and then the heat-dissipating substance is heat-dissipated to form pores in that portion. The heat-dissipation method, drying and shrinking the swollen granules mixed in the silicone gel stock solution, and removing this from the traces of the swollen granules, the volatile volatile liquid having a large dielectric loss coefficient in the silicone gel stock solution The liquid is heated in a high-frequency electric field by dielectric heating, and the liquid is heated, vaporized and expanded, and at the same time, a microwave heating method for cross-linking and curing of the silicone gel stock solution is used. After mixing and curing in the silicone gel stock solution, an elution method or the like in which particles are eluted in a solvent such as water to form pores can be applied. When the elution method is applied, when the solvent is water, sodium polyacrylate, polyvinyl alcohol, methyl cellulose, carboxymethyl cellulose, polyethylene oxide, polyvinyl pyrrolidone,
Acrylic amide, glue, gelatin, casein, polypeptide, funori, agar, sodium alginate, sodium chloride, glucose, sucrose, natural polysaccharide pullulan, xanthan gum, starch, sodium ascorbate, and acetone, ethanol When methanol or the like is used as the solvent, polyvinyl alcohol, methyl cellulose, ethyl cellulose, water-soluble nylon, shellac, styrene, or the like can be selected as the particles.
Also, when adopting any of these porous methods,
As a prerequisite, in the gel forming step, granules corresponding to the respective porous methods are mixed in advance in the silicone gel stock solution.

以下一例として溶出法を適用して、ゲルシート2が多
孔化された本発明たる布張り吸振シート1の製造方法に
ついて第2図に基づいて具体的に説明する。まず伸縮性
布4としてメリヤス様布地を使用し、このものに第2図
(b)に示すようにロールコータRでポリビニルアルコ
ールを塗布して乾燥する。尚、ストッキングの素材のよ
うに薄く、透過しやすい布地に対してのコーティング剤
塗布工程は、例えばシルク印刷のようにして表面に極薄
く塗布するのが望ましい。次にこのものをポリビニルア
ルコールを塗布した側の面を下側にして第2図(d)に
示すようにバットBの凹陥部A内部に敷く。尚薄いシー
トを製造する場合にはガラス板等の平板上に流すように
しても構わない。一方、塩化ナトリウムとシリコーンゲ
ルの原液との重量比が2:1となるように塩化ナトリウム
をA成分とB成分とに振り分けて混入し、更にA成分と
B成分と触媒とを混合する。尚、塩化ナトリウムは、一
般に市販されている結晶が0.4mm程度のほぼ均一な立方
体形状のものを使用した。そして塩化ナトリウムとシリ
コーンゲルの原液とを混合したものをバットBの凹陥部
A内に流し込み、これを加熱して硬化させる。尚、混合
の際取り込んでしまった空気を取り除くため、硬化前に
真空脱泡を行なうことが望ましい。ここで塩化ナトリウ
ムに対しシリコーンゲルの原液の量が多少とも多めであ
ると、硬化させている間に塩化ナトリウムは自然に硬化
して順次シリコーンゲルの原液中の底から堆積し、その
回りをシリコーンゲルの原液が満たすような状態で硬化
する。或いはこの間上下からプレスすると、塩化ナトリ
ウムに対して過剰のシリコーンゲルの原液が絞り出され
るごとく、その間から溢れ出て、塩化ナトリウムの間に
適当量のシリコーンゲルの原液が存在した状態で硬化す
る。そこで例えば80℃で1時間放置すれば、A成分とB
成分とが反応して、内部に塩化ナトリウムをほぼ密に堆
積した硬化物がバットB内に得られる。尚、シリコーン
ゲルの原液の方が多い時は、表層の一部にシリコーンゲ
ルのみから成る層が形成されることとなる。シリコーン
ゲルのみから成る層の側に伸縮性布4が設けられた場合
には、伸縮性布4とシリコーンゲルとの接着性は高めら
れるが、その分通気性が損なわれる。また実施例のよう
に塩化ナトリウムとシリコーンゲルの原液との比重比が
2:1程度であれば、表層にシリコーンゲルのみから成る
層は形成されず、全体が塩化ナトリウムの分散したシリ
コーンゲルの層となる。これとは逆に塩化ナトリウムが
多くなると、シリコーンゲルの原液との混合及び真空脱
泡操作が困難になる一方、空孔となる塩化ナトリウム占
有部分が増えるため、仕上がり状態において網組織が細
くなったものが得られる。実際上は塩化ナトリウムの重
量とシリコーンゲルの原液との重量比は、1.5:1〜4:1好
ましくは2:1程度がよい。次に塩化ナトリウムを分散し
た状態で硬化したシリコーンゲルを成形型から取り出
し、第2図(f)に示すようにこのものを温水を攪拌し
ている浴槽に入れる。そして湯を幾度か交換しながら煮
沸を繰り替えしたのち湯水を切って乾燥させれば、第2
図(g、h)に示すようにシリコーンゲル中の塩化ナト
リウムが存在していた部位に除去痕跡である空孔が形成
され、連続気泡状に多孔質化されたシートが得られる。
尚、一般に成形型に接触して硬化した部分にはスキン層
が形成されがちで、これにより塩化ナトリウムの溶出が
阻害されるため、スキン層を剥ぐなり、表層を穿孔した
り圧潰するなどした上で塩化ナトリウムの溶出を行なえ
ば、内部の塩化ナトリウムが露出してその分溶出が早く
行なえる。またこのような多孔化工程では、水溶性コー
ティング剤であるポリビニルアルコールも同時に湯水に
溶け出すため、実質的にコーティング剤溶出工程が同時
進行したことになり、これにより布張り吸振シート1が
得られる。尚、このように多孔化工程とコーティング剤
溶出工程を同時進行させることができるのは、溶出法に
おいて水を溶媒とした場合に限られ、溶出法で他の溶媒
を適用したり、前記加熱消失法や乾燥収縮法またはマイ
クロ波加熱法などの他の多孔化方法を採用する場合に
は、多孔化工程の前後のいずれかに、多孔化したシート
を水に浸けてコーティング剤を溶出するコーティング剤
溶出工程を設ける必要がある。
Hereinafter, as one example, a method for producing the cloth-absorbing vibration absorbing sheet 1 according to the present invention in which the gel sheet 2 is made porous by applying the elution method will be specifically described with reference to FIG. First, a knitted cloth is used as the elastic cloth 4, and polyvinyl alcohol is applied to the cloth by a roll coater R and dried as shown in FIG. 2 (b). In addition, in the coating agent application process for a thin and easily permeable fabric such as a stocking material, it is desirable to apply a very thin coating on the surface, for example, as in silk printing. Next, this is laid inside the recess A of the bat B with the surface on the side coated with polyvinyl alcohol facing down, as shown in FIG. When a thin sheet is manufactured, the sheet may be flowed on a flat plate such as a glass plate. On the other hand, sodium chloride is distributed and mixed into the component A and the component B so that the weight ratio of the sodium chloride to the stock solution of the silicone gel is 2: 1, and the component A, the component B, and the catalyst are further mixed. As the sodium chloride, a commercially available crystal having a substantially uniform cubic shape of about 0.4 mm was used. Then, a mixture of the sodium chloride and the stock solution of the silicone gel is poured into the recess A of the vat B, which is heated and cured. In addition, in order to remove air taken in at the time of mixing, it is desirable to perform vacuum defoaming before curing. If the amount of the stock solution of the silicone gel is somewhat larger than that of the sodium chloride, the sodium chloride is naturally cured during the curing, and is sequentially deposited from the bottom of the stock solution of the silicone gel. The gel hardens in a state where it is filled with the stock solution of the gel. Alternatively, when pressed from above and below during this time, an excessive amount of the silicone gel stock solution with respect to the sodium chloride is squeezed out, overflows from there, and hardens in a state where an appropriate amount of the silicone gel stock solution exists between the sodium chlorides. Therefore, if left at 80 ° C for 1 hour, for example,
The components react with each other to obtain a cured product in which sodium chloride is substantially densely deposited inside the vat B. When the amount of the stock solution of the silicone gel is larger, a layer composed of only the silicone gel is formed on a part of the surface layer. When the elastic cloth 4 is provided on the side of the layer made of only the silicone gel, the adhesion between the elastic cloth 4 and the silicone gel is enhanced, but the air permeability is reduced by that amount. Also, as in the example, the specific gravity ratio between sodium chloride and the stock solution of silicone gel is
If the ratio is about 2: 1, a layer consisting only of the silicone gel is not formed on the surface layer, and the entire layer is a layer of the silicone gel in which sodium chloride is dispersed. Contrary to this, when the amount of sodium chloride increases, it becomes difficult to mix the silicone gel with the stock solution and vacuum degassing operation, while the occupation of sodium chloride occupying pores increases, so that the net structure becomes thin in the finished state. Things are obtained. In practice, the weight ratio of the weight of sodium chloride to the stock solution of silicone gel is preferably 1.5: 1 to 4: 1, preferably about 2: 1. Next, the cured silicone gel in a state where sodium chloride is dispersed is taken out of the mold, and as shown in FIG. 2 (f), the silicone gel is put into a bath in which warm water is stirred. And after changing the boiling water while changing the hot water several times, cut the hot water and dry it.
As shown in the figures (g, h), pores as traces of removal are formed in the portions of the silicone gel where sodium chloride was present, and a sheet that has been made porous in the form of open cells is obtained.
In general, a skin layer tends to be formed on a portion which is hardened by contact with a molding die, and thereby dissolution of sodium chloride is inhibited. Therefore, the skin layer is peeled off, and the surface layer is pierced or crushed. When the sodium chloride is eluted in the above step, the internal sodium chloride is exposed and the elution can be performed accordingly. In such a porous process, the water-soluble coating agent, polyvinyl alcohol, also dissolves in hot water at the same time, so that the coating agent elution process substantially proceeded at the same time, whereby the upholstered vibration absorbing sheet 1 is obtained. . It should be noted that the porosity step and the coating agent elution step can be allowed to proceed at the same time only when water is used as a solvent in the elution method. When using other porous methods such as the drying method, drying shrinkage method or microwave heating method, a coating agent that elutes the coating agent by immersing the porous sheet in water before or after the porous process It is necessary to provide an elution step.

《発明の効果》 本発明たる布張り吸振シート1の製造方法では、伸縮
性布の片面に水溶性コーティング剤を塗布するコーティ
ング剤塗布工程を設けたから、シリコーンゲルの原液が
伸縮性布4のおもて面へ浸み出すことがなく、これによ
り表面のべたつきのない布張り吸振シート1が得られ
る。
<< Effect of the Invention >> In the manufacturing method of the cloth-absorbing vibration-absorbing sheet 1 according to the present invention, a coating agent application step of applying a water-soluble coating agent to one surface of the elastic cloth is provided. The upholstered vibration-absorbing sheet 1 having no stickiness on the surface is obtained without leaching to the front surface.

またゲルシート2を多孔化する場合に多孔化方法とし
て水を溶媒とした溶出法を適用すれば、ゲル内の粒体を
除去して空孔を形成する多孔化工程と水溶性コーティン
グ剤を溶出するコーティング剤溶出工程とを同時進行さ
せることができる。
When the gel sheet 2 is made porous by applying an elution method using water as a porous method, a pore forming step of forming pores by removing particles in the gel and eluting a water-soluble coating agent. The coating agent elution step can proceed simultaneously.

【図面の簡単な説明】[Brief description of the drawings]

第1図は布張り吸振シートを運動靴に適用した実施例を
示す透視斜視図、第2図は本発明の布張り吸振シートの
製造方法を段階的に示す説明図である。 1;布張り吸振シート 2;ゲルシート 3;空孔 4;伸縮性布 A;凹陥部 B;バット K;踵部 R;ロールコータ S;運動靴
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment in which the upholstered vibration absorbing sheet is applied to athletic shoes, and FIG. 2 is an explanatory view showing step by step the method of manufacturing the upholstered vibration absorbing sheet of the present invention. 1; Upholstered vibration-absorbing sheet 2; Gel sheet 3; Void 4; Elastic cloth A; Recess B; Bat K; Heel R; Roll coater S; Sports shoes

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】(57) [Claims] 【請求項1】伸縮性布の片面に水溶性コーティング剤を
塗布するコーティング剤塗布工程と、伸縮性布の他の片
面に接するようにシリコーンゲルの原液を流し込み、そ
の後加熱して硬化させるゲル成形工程と、前記水溶性コ
ーティング剤を水に溶出するコーティング剤溶出工程と
を有することを特徴とする布張り吸振シートの製造方
法。
1. A coating agent application step of applying a water-soluble coating agent to one side of a stretchable cloth, and a gel forming step of pouring an undiluted silicone gel solution into contact with the other side of the stretchable cloth, and then heating and curing the silicone gel. And a coating agent eluting step of eluting the water-soluble coating agent into water.
【請求項2】前記ゲル成形工程において、シリコーンゲ
ル原液にあらかじめ粒体を混入しておき、前記ゲル成形
工程の後に硬化したゲル内の粒体を除去して空孔を形成
する多孔化工程を設け、あるいは前記コーティング剤溶
出工程において前記多孔化工程を同時進行させることを
特徴とする請求項1記載の布張り吸振シートの製造方
法。
2. In the gel forming step, there is provided a porous forming step in which granules are mixed in advance with the silicone gel stock solution, and after the gel forming step, granules in the hardened gel are removed to form pores. The method according to claim 1, wherein the step of providing the porous material and the step of eluting the coating agent are simultaneously performed in the step of dissolving the coating agent.
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