JP2981419B2 - 防犯装置 - Google Patents
防犯装置Info
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- JP2981419B2 JP2981419B2 JP7352621A JP35262195A JP2981419B2 JP 2981419 B2 JP2981419 B2 JP 2981419B2 JP 7352621 A JP7352621 A JP 7352621A JP 35262195 A JP35262195 A JP 35262195A JP 2981419 B2 JP2981419 B2 JP 2981419B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は防犯装置に関し、
詳しくは施工が簡単で安価であり、また誤動作の少ない
防犯装置に関する。
詳しくは施工が簡単で安価であり、また誤動作の少ない
防犯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭やオフィス等に備えられる防
犯装置として種々のものが知られているが、その一般的
な形態はドアや窓等の出入口部にそれらドア,窓等の出
入口部の開閉に基づいて動作する開閉スイッチを設けて
おき、その開閉スイッチから有線式に長い電気配線を天
井や壁等に沿わせて一定距離離れた制御主装置まで延ば
してこれに接続し、そして開閉スイッチによるドア等の
開閉を検知して、制御主装置に接続した警報器から警報
音を発生させるといった形態のものであった。
犯装置として種々のものが知られているが、その一般的
な形態はドアや窓等の出入口部にそれらドア,窓等の出
入口部の開閉に基づいて動作する開閉スイッチを設けて
おき、その開閉スイッチから有線式に長い電気配線を天
井や壁等に沿わせて一定距離離れた制御主装置まで延ば
してこれに接続し、そして開閉スイッチによるドア等の
開閉を検知して、制御主装置に接続した警報器から警報
音を発生させるといった形態のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの形態
の防犯装置の場合、開閉スイッチとこれより所定距離離
隔して(例えば10〜20m)設置した制御主装置とを
長い電気配線で結ばなければならず、そのための電気配
線工事が大変であって、工事費用が高価となり、結果的
に防犯装置の設置のために多大な費用がかかるといった
問題があった。
の防犯装置の場合、開閉スイッチとこれより所定距離離
隔して(例えば10〜20m)設置した制御主装置とを
長い電気配線で結ばなければならず、そのための電気配
線工事が大変であって、工事費用が高価となり、結果的
に防犯装置の設置のために多大な費用がかかるといった
問題があった。
【0004】またこの防犯装置の場合、電気配線が腐食
したり、経時的に劣化したりし、また害虫やネズミ等に
よって損なわれたりする問題があり、これが誤動作の原
因になったり、或いは動作不良を招くといった問題があ
った。このため一定期間ごとにメンテナンス作業が必要
であり、そのためのコストもかかるといった問題があっ
た。
したり、経時的に劣化したりし、また害虫やネズミ等に
よって損なわれたりする問題があり、これが誤動作の原
因になったり、或いは動作不良を招くといった問題があ
った。このため一定期間ごとにメンテナンス作業が必要
であり、そのためのコストもかかるといった問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明の防犯装置は、(A)(イ)ドア,窓等の出入口
の開閉を検知する開閉センサと、(ロ)該開閉センサに
よる出入口の開又は閉検知信号に基づいて予め定められ
た所定パターンのデジタル信号を生成し、出力するコー
ディング回路と、(ハ)該デジタル信号を、所定パター
ンのパルス波を搬送波にのせた形態の無線デジタル信号
電波として発信する発振回路とを備えた送信装置及び、
(B)(ニ)該送信装置からの無線デジタル信号電波を
受ける受信回路と、(ホ)受信電波におけるデジタル信
号をデコーディングするデコーディング回路と、(ヘ)
該デコーディング回路からの信号に基づいて警報器等の
所定の警報手段を作動させる制御回路とを備えた受信装
置とを有していることを特徴とする(請求項1)。
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明の防犯装置は、(A)(イ)ドア,窓等の出入口
の開閉を検知する開閉センサと、(ロ)該開閉センサに
よる出入口の開又は閉検知信号に基づいて予め定められ
た所定パターンのデジタル信号を生成し、出力するコー
ディング回路と、(ハ)該デジタル信号を、所定パター
ンのパルス波を搬送波にのせた形態の無線デジタル信号
電波として発信する発振回路とを備えた送信装置及び、
(B)(ニ)該送信装置からの無線デジタル信号電波を
受ける受信回路と、(ホ)受信電波におけるデジタル信
号をデコーディングするデコーディング回路と、(ヘ)
該デコーディング回路からの信号に基づいて警報器等の
所定の警報手段を作動させる制御回路とを備えた受信装
置とを有していることを特徴とする(請求項1)。
【0006】本願の別の発明の防犯装置は、請求項1に
おいて、前記送信装置内部に電池が収納され、該電池を
電源として該送信装置が作動するようになされているこ
とを特徴とする(請求項2)。
おいて、前記送信装置内部に電池が収納され、該電池を
電源として該送信装置が作動するようになされているこ
とを特徴とする(請求項2)。
【0007】本願の更に別の発明の防犯装置は、請求項
1又は2において、前記開閉センサがリードスイッチと
マグネットとから成っていることを特徴とする(請求項
3)。
1又は2において、前記開閉センサがリードスイッチと
マグネットとから成っていることを特徴とする(請求項
3)。
【0008】
【作用及び発明の効果】本願の請求項1の発明は、ド
ア,窓等の出入口の開閉を検知する開閉センサを備えた
送信装置が、その開閉センサによる出入口の開又は閉検
知信号に基づき所定パターンのデジタル信号を生成した
上、そのデジタル信号を、所定パターンのパルス波を搬
送波に乗せた形態の無線デジタル信号電波として発信す
る一方、上記送信装置と離隔した位置に設置された受信
装置が、送信装置からの無線デジタル信号電波を受けて
デコーディングした上、警報手段を作動させるようにな
したもので、本発明によれば、送信装置と受信装置との
間の、出入口の開閉信号の送受を無線式且つデジタル信
号式で行なうことができる。
ア,窓等の出入口の開閉を検知する開閉センサを備えた
送信装置が、その開閉センサによる出入口の開又は閉検
知信号に基づき所定パターンのデジタル信号を生成した
上、そのデジタル信号を、所定パターンのパルス波を搬
送波に乗せた形態の無線デジタル信号電波として発信す
る一方、上記送信装置と離隔した位置に設置された受信
装置が、送信装置からの無線デジタル信号電波を受けて
デコーディングした上、警報手段を作動させるようにな
したもので、本発明によれば、送信装置と受信装置との
間の、出入口の開閉信号の送受を無線式且つデジタル信
号式で行なうことができる。
【0009】従って、防犯装置の設置に際して長い電気
配線の工事を行なう必要がなくなり、工事にかかる費用
が実質的に不要となる上、電気配線の劣化,腐食或いは
害虫やネズミによる損傷といった問題もなくなり、それ
ら原因による防犯装置の誤動作や動作不良を招く恐れが
なくなる。加えて電気配線のメンテナンスが不要とな
り、それにかかる費用も不要となる。
配線の工事を行なう必要がなくなり、工事にかかる費用
が実質的に不要となる上、電気配線の劣化,腐食或いは
害虫やネズミによる損傷といった問題もなくなり、それ
ら原因による防犯装置の誤動作や動作不良を招く恐れが
なくなる。加えて電気配線のメンテナンスが不要とな
り、それにかかる費用も不要となる。
【0010】更に本発明の防犯装置によれば、デジタル
信号方式であって、即ち受信側で受信した電波における
デジタル信号が多少歪んでいてもそれをHi又はLoの
何れかで判別すれば良く、アナログ信号方式で発生する
混信による誤動作や動作不良が実質上ないという利点も
有している。
信号方式であって、即ち受信側で受信した電波における
デジタル信号が多少歪んでいてもそれをHi又はLoの
何れかで判別すれば良く、アナログ信号方式で発生する
混信による誤動作や動作不良が実質上ないという利点も
有している。
【0011】請求項2の発明は、上記送信装置の内部に
送信装置の作動電源としての電池を収納させたもので、
本発明によれば、建物に固定的に設けられた電源(コン
セント)に送信装置を接続する必要がないため、送信装
置を単独で且つ任意の位置に取付セットするだけで良
く、極めて簡単に取り付けを行なうことができる。
送信装置の作動電源としての電池を収納させたもので、
本発明によれば、建物に固定的に設けられた電源(コン
セント)に送信装置を接続する必要がないため、送信装
置を単独で且つ任意の位置に取付セットするだけで良
く、極めて簡単に取り付けを行なうことができる。
【0012】請求項3の発明は、上記開閉センサをリー
ドスイッチとリードスイッチを磁力により作動させるマ
グネットとで成すようにしたもので、本発明によれば、
例えばリードスイッチとマグネットとの何れか一方をド
ア側に取り付け、他方をドア枠等の固定部材側に取り付
けておくだけで良く、しかも非接触でドア等の出入口の
開閉を検知することができる。
ドスイッチとリードスイッチを磁力により作動させるマ
グネットとで成すようにしたもので、本発明によれば、
例えばリードスイッチとマグネットとの何れか一方をド
ア側に取り付け、他方をドア枠等の固定部材側に取り付
けておくだけで良く、しかも非接触でドア等の出入口の
開閉を検知することができる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1は本発明に係る防犯装置を例えば2階建
ての一般家屋に設置した例を示すものである。この例に
おいて、防犯装置は1階の出入口(玄関)に取り付けら
れた送信装置10と、2階の例えば壁面等に取り付けら
れた受信装置12とから成っている。
説明する。図1は本発明に係る防犯装置を例えば2階建
ての一般家屋に設置した例を示すものである。この例に
おいて、防犯装置は1階の出入口(玄関)に取り付けら
れた送信装置10と、2階の例えば壁面等に取り付けら
れた受信装置12とから成っている。
【0014】図2に示すように、送信装置10は出入口
のドア枠14側に固定された送信装置本体16と、ドア
18側に固定されたスイッチ作用部20とから成ってい
る。送信装置本体16は樹脂製のケース22を有してお
り、その内部には、リードスイッチ24を図中右隅位置
に搭載した回路基板26と、送信装置10の電源部とし
ての乾電池28とを収納している。またスイッチ作用部
20は、樹脂製のケース30の内部にマグネット32を
収納した形態とされている。
のドア枠14側に固定された送信装置本体16と、ドア
18側に固定されたスイッチ作用部20とから成ってい
る。送信装置本体16は樹脂製のケース22を有してお
り、その内部には、リードスイッチ24を図中右隅位置
に搭載した回路基板26と、送信装置10の電源部とし
ての乾電池28とを収納している。またスイッチ作用部
20は、樹脂製のケース30の内部にマグネット32を
収納した形態とされている。
【0015】ここで送信装置本体16及びスイッチ作用
部20の出入口における取付位置を詳述すると、送信装
置本体16は、リードスイッチ24に隣接するケース2
2の外側面34とドア枠14の一側面36との面位置が
略同じになるように取り付けられており、一方スイッチ
作用部20は、ケース30の一外側面38とドア18の
一側面40との面位置が略同じになるように取り付けら
れている。
部20の出入口における取付位置を詳述すると、送信装
置本体16は、リードスイッチ24に隣接するケース2
2の外側面34とドア枠14の一側面36との面位置が
略同じになるように取り付けられており、一方スイッチ
作用部20は、ケース30の一外側面38とドア18の
一側面40との面位置が略同じになるように取り付けら
れている。
【0016】更に送信装置本体16の外側面34とスイ
ッチ作用部20の一外側面38とは、ドア18の閉状態
において互いに近接して対峙する位置とされており、送
信装置本体16のリードスイッチ24が、マグネット3
2の磁力によりドア18の開又は閉検知信号を出力する
ようになっている。即ち、本例においてはリードスイッ
チ24とマグネット32とが出入口の開閉を検知する開
閉センサ42(図4参照)として構成されている。
ッチ作用部20の一外側面38とは、ドア18の閉状態
において互いに近接して対峙する位置とされており、送
信装置本体16のリードスイッチ24が、マグネット3
2の磁力によりドア18の開又は閉検知信号を出力する
ようになっている。即ち、本例においてはリードスイッ
チ24とマグネット32とが出入口の開閉を検知する開
閉センサ42(図4参照)として構成されている。
【0017】また送信装置本体16の回路基板26上に
は、開閉センサ42を構成するリードスイッチ24の
他、図3に示すような配置でコーディング回路44,発
振回路46及び増幅回路48が搭載されている。これら
各回路44,46,48について図4に基づき説明す
る。
は、開閉センサ42を構成するリードスイッチ24の
他、図3に示すような配置でコーディング回路44,発
振回路46及び増幅回路48が搭載されている。これら
各回路44,46,48について図4に基づき説明す
る。
【0018】コーディング回路44は、開閉センサ42
(詳しくはリードスイッチ24)から出力される出入口
におけるドア18の開又は閉検知信号に基づき、予め定
められた所定パターンのデジタル信号を生成して出力す
る。そして発振回路46は、所定周波数の搬送波を生成
するとともに、コーディング回路44から出力されるデ
ジタル信号を所定パターンのパルス波として搬送波に乗
せ、それを無線デジタル信号電波として決められた一定
時間だけ発信する。
(詳しくはリードスイッチ24)から出力される出入口
におけるドア18の開又は閉検知信号に基づき、予め定
められた所定パターンのデジタル信号を生成して出力す
る。そして発振回路46は、所定周波数の搬送波を生成
するとともに、コーディング回路44から出力されるデ
ジタル信号を所定パターンのパルス波として搬送波に乗
せ、それを無線デジタル信号電波として決められた一定
時間だけ発信する。
【0019】増幅回路48は、発振回路46においてデ
ジタル信号を搬送波に乗せた後にそれを増幅するもので
あるが、無線デジタル信号電波を飛ばす距離が短い場合
には特に設けなくても良い。
ジタル信号を搬送波に乗せた後にそれを増幅するもので
あるが、無線デジタル信号電波を飛ばす距離が短い場合
には特に設けなくても良い。
【0020】尚、図2中50は送信装置10が無線デジ
タル信号電波を発信している最中に点滅するように成し
たLEDであり、また52は送信装置10のメインスイ
ッチである。
タル信号電波を発信している最中に点滅するように成し
たLEDであり、また52は送信装置10のメインスイ
ッチである。
【0021】次に、図1に示す2階の壁面等に取り付け
られている受信装置12の構成を図5及び図6に基づき
説明する。受信装置12は樹脂製のケース54を有して
いる。このケース54は上下一対の取付片56(下側図
示せず)が一体成形されており、この取付片56におけ
るビス58のねじ込みにより受信装置12が壁面に取付
固定されている。
られている受信装置12の構成を図5及び図6に基づき
説明する。受信装置12は樹脂製のケース54を有して
いる。このケース54は上下一対の取付片56(下側図
示せず)が一体成形されており、この取付片56におけ
るビス58のねじ込みにより受信装置12が壁面に取付
固定されている。
【0022】また受信装置12には、ケース54の内外
を貫通する差し込み口60が設けられており、この差し
込み口60には、コンセント62に差し込まれたアダプ
ター64の端子部66の先端が差し込まれている。即
ち、受信装置12の電源は、アダプター64を介して家
庭用100V電源から供給される。
を貫通する差し込み口60が設けられており、この差し
込み口60には、コンセント62に差し込まれたアダプ
ター64の端子部66の先端が差し込まれている。即
ち、受信装置12の電源は、アダプター64を介して家
庭用100V電源から供給される。
【0023】ここで図5中68は、受信装置12とは離
隔した位置に設置された警報手段としての警報器であっ
て、この警報器68からはビニル被覆された低圧電線7
0が延び出している。そして低圧電線70の先端は受信
装置12に形成された警報手段接続部72に接続されて
いる。
隔した位置に設置された警報手段としての警報器であっ
て、この警報器68からはビニル被覆された低圧電線7
0が延び出している。そして低圧電線70の先端は受信
装置12に形成された警報手段接続部72に接続されて
いる。
【0024】この警報手段接続部72は、ケース54の
内外を貫通する金属製の土台74と、ビスにより土台7
4に押しつけられる金属製のプレート76とから成るも
ので、上述した低圧電線70との接続は、土台74とプ
レート76との間に挾んで行なっている。尚、本例にお
いては3つの警報手段接続部72が、ケース54と一体
成形された絶縁壁78を間に介して隣接されている。
内外を貫通する金属製の土台74と、ビスにより土台7
4に押しつけられる金属製のプレート76とから成るも
ので、上述した低圧電線70との接続は、土台74とプ
レート76との間に挾んで行なっている。尚、本例にお
いては3つの警報手段接続部72が、ケース54と一体
成形された絶縁壁78を間に介して隣接されている。
【0025】またケース54の内部には、図6に示す受
信回路80,増幅回路82,デコーディング回路84及
び制御回路86を搭載した回路基板(図示せず)が収納
されている。
信回路80,増幅回路82,デコーディング回路84及
び制御回路86を搭載した回路基板(図示せず)が収納
されている。
【0026】受信回路80は、送信装置10からの無線
デジタル信号電波を受信する。増幅回路82は受信回路
80による受信電波を増幅するためのものであるが、デ
ジタル信号の減衰が小さい場合には特に設けなくても良
い。デコーディング回路84は、上記受信電波における
デジタル信号を翻訳、即ち出入口におけるドア18の開
検知による信号なのか或いは閉検知による信号なのかを
認識し、それに合った所定の信号を出力する。
デジタル信号電波を受信する。増幅回路82は受信回路
80による受信電波を増幅するためのものであるが、デ
ジタル信号の減衰が小さい場合には特に設けなくても良
い。デコーディング回路84は、上記受信電波における
デジタル信号を翻訳、即ち出入口におけるドア18の開
検知による信号なのか或いは閉検知による信号なのかを
認識し、それに合った所定の信号を出力する。
【0027】また制御回路86は、デコーディング回路
84からの信号に基づいて警報器68を作動させるもの
であって、導電性を有する警報手段接続部72に対して
電気的に接続されている。即ち制御回路86は、警報手
段接続部72及び低圧電線70を通じて警報器68を作
動させる。
84からの信号に基づいて警報器68を作動させるもの
であって、導電性を有する警報手段接続部72に対して
電気的に接続されている。即ち制御回路86は、警報手
段接続部72及び低圧電線70を通じて警報器68を作
動させる。
【0028】尚、図5中88は、送信装置10からの無
線デジタル信号電波を受信している最中に点滅するよう
に成されたLEDであり、また90は受信装置12のメ
インスイッチである。
線デジタル信号電波を受信している最中に点滅するよう
に成されたLEDであり、また90は受信装置12のメ
インスイッチである。
【0029】次に本実施例における防犯装置の作用を説
明する。図7は、出入口におけるドア18が閉状態
(I)から開状態(II)となったときの送信装置10の
働きを示すものである。
明する。図7は、出入口におけるドア18が閉状態
(I)から開状態(II)となったときの送信装置10の
働きを示すものである。
【0030】先ず(Ι)に示すドア閉状態において、送
信装置10のメインスイッチ52及び受信装置12のメ
インスイッチ90をONにする。このとき、送信装置1
0の送信装置本体16の外側面34とスイッチ作用部2
0の一外側面38とは対峙状態となっており、送信装置
本体16内部のリードスイッチ24は閉検知状態に維持
されている。
信装置10のメインスイッチ52及び受信装置12のメ
インスイッチ90をONにする。このとき、送信装置1
0の送信装置本体16の外側面34とスイッチ作用部2
0の一外側面38とは対峙状態となっており、送信装置
本体16内部のリードスイッチ24は閉検知状態に維持
されている。
【0031】その後、例えば不法侵入者がドア18を開
けたとき、(II)に示しているように送信装置本体16
からスイッチ作用部20が遠ざかり、リードスイッチ2
4が開検知して開検知信号を出力する。
けたとき、(II)に示しているように送信装置本体16
からスイッチ作用部20が遠ざかり、リードスイッチ2
4が開検知して開検知信号を出力する。
【0032】このとき送信装置本体16は、その内部に
おいてリードスイッチ24からの開検知信号に基づいた
デジタル信号を生成し、更にそれを、所定パターンのパ
ルス波を搬送波に乗せた形態の無線デジタル信号電波と
した上で送信装置本体16外部に一定時間だけ発信す
る。そして図1における2階に設置された受信装置12
が上記無線デジタル信号電波を受信し、警報器68を作
動させる。
おいてリードスイッチ24からの開検知信号に基づいた
デジタル信号を生成し、更にそれを、所定パターンのパ
ルス波を搬送波に乗せた形態の無線デジタル信号電波と
した上で送信装置本体16外部に一定時間だけ発信す
る。そして図1における2階に設置された受信装置12
が上記無線デジタル信号電波を受信し、警報器68を作
動させる。
【0033】本例においては、図8に示すようにドア1
8が開状態(I)から閉状態(II)となったときにも、
送信装置10から受信装置12へ電波を送信するように
なっている。即ち、ドア18が開状態から閉状態になる
と、送信装置本体16内部のリードスイッチ24に対し
てスイッチ作用部20が近接し、ここにおいてリードス
イッチ24が閉検知して閉検知信号を出力する。そし
て、送信装置10はその閉検知信号に基づいたデジタル
信号(前述した開検知信号に基づくデジタル信号とは異
なる)を生成する。その後、閉検知信号に基づくデジタ
ル信号を、所定パターンのパルス波を搬送波に乗せた形
態の無線デジタル信号電波として送信装置本体16外部
に一定時間だけ発信する。
8が開状態(I)から閉状態(II)となったときにも、
送信装置10から受信装置12へ電波を送信するように
なっている。即ち、ドア18が開状態から閉状態になる
と、送信装置本体16内部のリードスイッチ24に対し
てスイッチ作用部20が近接し、ここにおいてリードス
イッチ24が閉検知して閉検知信号を出力する。そし
て、送信装置10はその閉検知信号に基づいたデジタル
信号(前述した開検知信号に基づくデジタル信号とは異
なる)を生成する。その後、閉検知信号に基づくデジタ
ル信号を、所定パターンのパルス波を搬送波に乗せた形
態の無線デジタル信号電波として送信装置本体16外部
に一定時間だけ発信する。
【0034】図9はアナログ無線における信号波形を示
すものであり、図10は本例が適用しているデジタル無
線における信号波形を示すものである。図9において
(A)はアナログ信号波であり、それを搬送波(B)に
乗せた形態の信号波(C)を電波とし、それをアナログ
無線では送受している。これに対して図10に示すデジ
タル無線においては、所定パターンのデジタル信号波
(A)を搬送波(B)に乗せた形態の信号波(C)を電
波として送受している。
すものであり、図10は本例が適用しているデジタル無
線における信号波形を示すものである。図9において
(A)はアナログ信号波であり、それを搬送波(B)に
乗せた形態の信号波(C)を電波とし、それをアナログ
無線では送受している。これに対して図10に示すデジ
タル無線においては、所定パターンのデジタル信号波
(A)を搬送波(B)に乗せた形態の信号波(C)を電
波として送受している。
【0035】即ち、アナログ無線の信号波(C)は搬送
波(B)の周波数に合わせて少しずつ振幅変化している
ため、この信号波(C)が受信側で受信されたときに他
電波との混信により少しでも歪んでいたら、それが誤動
作の原因となる。これに対してデジタル無線の信号波
(C)の振幅は、Hi又はLoにしか変化しないため、
この信号波(C)が受信側で多少歪んで受信されてもそ
れを容易に判定(HiなのかLoなのか)でき、従って
混信による誤動作を回避することができる。
波(B)の周波数に合わせて少しずつ振幅変化している
ため、この信号波(C)が受信側で受信されたときに他
電波との混信により少しでも歪んでいたら、それが誤動
作の原因となる。これに対してデジタル無線の信号波
(C)の振幅は、Hi又はLoにしか変化しないため、
この信号波(C)が受信側で多少歪んで受信されてもそ
れを容易に判定(HiなのかLoなのか)でき、従って
混信による誤動作を回避することができる。
【0036】本例の防犯装置においては、出入口の開閉
を検知する開閉センサ42を備えた送信装置10と、警
報器68を作動させる制御回路86を備え且つ送信装置
10とは離隔した位置に設置される受信装置12との間
の、出入口の開閉検知信号の送受を無線式で行なってい
る。
を検知する開閉センサ42を備えた送信装置10と、警
報器68を作動させる制御回路86を備え且つ送信装置
10とは離隔した位置に設置される受信装置12との間
の、出入口の開閉検知信号の送受を無線式で行なってい
る。
【0037】これにより、防犯装置の設置に際して長い
電気配線の工事を行なう必要がなくなり、工事にかかる
費用が実質的に不要となる上、電気配線の劣化,腐食或
いは害虫やネズミによる損傷といった問題もなくなり、
それら原因による防犯装置の誤動作や動作不良を招く恐
れがなくなる。加えて、電気配線のメンテナンスが不要
となり、それにかかる費用も不要となる。
電気配線の工事を行なう必要がなくなり、工事にかかる
費用が実質的に不要となる上、電気配線の劣化,腐食或
いは害虫やネズミによる損傷といった問題もなくなり、
それら原因による防犯装置の誤動作や動作不良を招く恐
れがなくなる。加えて、電気配線のメンテナンスが不要
となり、それにかかる費用も不要となる。
【0038】また本例の防犯装置においては、開閉セン
サ42による出入口の開又は閉検知信号に基づく所定パ
ターンのデジタル信号を、所定パターンのパルス波を搬
送波に乗せた形態の無線デジタル信号電波とし、それを
無線式且つデジタル式で送信装置10から受信装置12
に送信している。これにより、アナログ式にみられる混
信による誤動作や動作不良が実質上ないという利点が得
られる。
サ42による出入口の開又は閉検知信号に基づく所定パ
ターンのデジタル信号を、所定パターンのパルス波を搬
送波に乗せた形態の無線デジタル信号電波とし、それを
無線式且つデジタル式で送信装置10から受信装置12
に送信している。これにより、アナログ式にみられる混
信による誤動作や動作不良が実質上ないという利点が得
られる。
【0039】また本例の防犯装置においては、送信装置
10の内部に作動電源としての乾電池28が収納されて
おり、これにより建物に固定的に設けられた電源(コン
セント)に送信装置10を電気的に接続する必要がなく
なり、送信装置10を単独で且つ任意の位置に取付セッ
トするだけで良く、極めて簡単に取付けを行なうことが
できる。
10の内部に作動電源としての乾電池28が収納されて
おり、これにより建物に固定的に設けられた電源(コン
セント)に送信装置10を電気的に接続する必要がなく
なり、送信装置10を単独で且つ任意の位置に取付セッ
トするだけで良く、極めて簡単に取付けを行なうことが
できる。
【0040】また本例の防犯装置においては、出入口の
開閉検知を行なう開閉センサ42が、ドア枠14に取り
付けた送信装置本体16内部のリードスイッチ24と、
ドア18に取り付けたスイッチ作用部20内部のマグネ
ット32とで構成され、出入口の開閉検知は上記リード
スイッチ24とマグネット32との磁力作用によるもの
とされており、これにより非接触で出入口の開閉検知を
行なうことができる。
開閉検知を行なう開閉センサ42が、ドア枠14に取り
付けた送信装置本体16内部のリードスイッチ24と、
ドア18に取り付けたスイッチ作用部20内部のマグネ
ット32とで構成され、出入口の開閉検知は上記リード
スイッチ24とマグネット32との磁力作用によるもの
とされており、これにより非接触で出入口の開閉検知を
行なうことができる。
【0041】尚、本例の防犯装置は、搬送波の周波数が
302MHz、無線デジタル信号電波の平均出力が40
0μV/mと微弱な電波を用いているが、10〜20m
程度の範囲で信号を送受することが可能であった。また
本例の防犯装置の設置に要した時間は約2分であった。
一般の家屋を対象とした場合には上記のような微弱な電
波でも十分であるが、オフィスを対象とする場合には電
波の出力を上げる必要がある。
302MHz、無線デジタル信号電波の平均出力が40
0μV/mと微弱な電波を用いているが、10〜20m
程度の範囲で信号を送受することが可能であった。また
本例の防犯装置の設置に要した時間は約2分であった。
一般の家屋を対象とした場合には上記のような微弱な電
波でも十分であるが、オフィスを対象とする場合には電
波の出力を上げる必要がある。
【0042】そこで、無線デジタル信号電波の出力を最
大10mWに上げて実験を行なったところ、電波の到達
距離は約100〜300mに伸び、オフィスにおいても
十分受信装置に伝送することが可能であった。このとき
防犯装置の設置に要した時間は約3分であったので、従
来配線工事に2時間以上の時間が必要であったことを考
えれば遥かに時間と工賃を節約することができる。
大10mWに上げて実験を行なったところ、電波の到達
距離は約100〜300mに伸び、オフィスにおいても
十分受信装置に伝送することが可能であった。このとき
防犯装置の設置に要した時間は約3分であったので、従
来配線工事に2時間以上の時間が必要であったことを考
えれば遥かに時間と工賃を節約することができる。
【0043】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本実施例においては警報手
段として音によるものを例示したが、本発明における警
報手段としてはランプ等の光によって警報を行うもの、
その他各種の形態の警報手段とすることが可能であるな
ど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変
更を加えた形態で構成可能である。
くまで一例示である。例えば本実施例においては警報手
段として音によるものを例示したが、本発明における警
報手段としてはランプ等の光によって警報を行うもの、
その他各種の形態の警報手段とすることが可能であるな
ど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変
更を加えた形態で構成可能である。
【図1】本発明の一実施例である防犯装置が設置された
一般家屋を示す図である。
一般家屋を示す図である。
【図2】図1の防犯装置における送信装置の構成を示す
図である。
図である。
【図3】図2の送信装置の内部回路構成を示す模式図で
ある。
ある。
【図4】図3の内部回路構成を電気的信号の流れととも
に示す図である。
に示す図である。
【図5】図1の防犯装置における受信装置の構成を示す
図である。
図である。
【図6】図5における受信装置の内部回路構成を示す図
である。
である。
【図7】図1の防犯装置において、ドアが閉状態から開
状態となったときの作用を示す図である。
状態となったときの作用を示す図である。
【図8】図1の防犯装置において、ドアが開状態から閉
状態となったときの作用を示す図である。
状態となったときの作用を示す図である。
【図9】アナログ無線における信号波形を示す図であ
る。
る。
【図10】図1の防犯装置が適用しているデジタル無線
の信号波形を示す図である。
の信号波形を示す図である。
10 送信装置 12 受信装置 16 送信装置本体 20 スイッチ作用部 24 リードスイッチ 28 乾電池 32 マグネット 42 開閉センサ 44 コーディング回路 46 発振回路 68 警報器 80 受信回路 84 デコーディング回路 86 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 13/08 G08B 25/10
Claims (3)
- 【請求項1】(A)(イ)ドア,窓等の出入口の開閉を
検知する開閉センサと、(ロ)該開閉センサによる出入
口の開又は閉検知信号に基づいて予め定められた所定パ
ターンのデジタル信号を生成し、出力するコーディング
回路と、(ハ)該デジタル信号を、所定パターンのパル
ス波を搬送波に乗せた形態の無線デジタル信号電波とし
て発信する発振回路とを備えた送信装置及び (B)(ニ)該送信装置からの無線デジタル信号電波を
受ける受信回路と、(ホ)受信電波におけるデジタル信
号をデコーディングするデコーディング回路と、(ヘ)
該デコーディング回路からの信号に基づいて警報器等の
所定の警報手段を作動させる制御回路とを備えた受信装
置とを有していることを特徴とする防犯装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記送信装置内部に
電池が収納され、該電池を電源として該送信装置が作動
するようになされていることを特徴とする防犯装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記開閉セン
サがリードスイッチとマグネットとから成っていること
を特徴とする防犯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7352621A JP2981419B2 (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | 防犯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7352621A JP2981419B2 (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | 防犯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09185774A JPH09185774A (ja) | 1997-07-15 |
JP2981419B2 true JP2981419B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=18425303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7352621A Expired - Lifetime JP2981419B2 (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | 防犯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2981419B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9281965B2 (en) | 2010-01-27 | 2016-03-08 | Kyocera Corporation | Communication system and mobile communication device |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006031188A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | Hayashi Kawakami | 開閉時刻記録装置 |
-
1995
- 1995-12-30 JP JP7352621A patent/JP2981419B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9281965B2 (en) | 2010-01-27 | 2016-03-08 | Kyocera Corporation | Communication system and mobile communication device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09185774A (ja) | 1997-07-15 |
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