JP2980206B2 - 多層撚り線用プレフォーム装置 - Google Patents

多層撚り線用プレフォーム装置

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JP2980206B2 JP2101586A JP10158690A JP2980206B2 JP 2980206 B2 JP2980206 B2 JP 2980206B2 JP 2101586 A JP2101586 A JP 2101586A JP 10158690 A JP10158690 A JP 10158690A JP 2980206 B2 JP2980206 B2 JP 2980206B2
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    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B7/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, rope- or cable-making machines; Auxiliary apparatus associated with such machines
    • D07B7/02Machine details; Auxiliary devices
    • D07B7/025Preforming the wires or strands prior to closing

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数本の下層用線及び上層用線を多層撚り
線(多層のストランドやワイヤロープ等)に撚り合わせ
るのに好適な多層撚り線用プレフオーム装置に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、各種のめつき線やPC鋼撚り線、多層撚りストラ
ンド、スパイラルロープ等の多層撚り線では、通常、各
線を撚り合わせる前にプレフオームして不反発性とし、
製品の直線性を高めてバラケを解消する必要があり、各
種のプレフオーム装置が開発されている。
さきに開発した多層撚り線用プレフオーム装置につい
て説明すると、第4図に示すように下層用線X及び上層
用線Yの移動経路に沿い配置した前段、中段及び後段の
各プレフオームヘツド50a,50b,50cを有し、各プレフオ
ームヘツドの周囲に、それぞれ複数の下層用プレフオー
ム用ロール1a,1b又は1cと上層用プレフオーム用ロール2
a,2b又は2cとを併設した構造とし、複数本の下層用線及
び上層用線をそれぞれプレフオームする下層と上層に共
通の3段式プレフオーム機構に構成し、また、前記の3
段式プレフオーム機構において、ロール径dやロール間
隔l、押し込み量Δl等のプレフオーム調節をするプレ
フオーム調節手段を付設した構造になっている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の多層撚り線用プレフオーム装置は、前記のよう
に各段のプレフオームヘツドに、下層用と上層用の各プ
レフオーム用ロールを定位置に併設した共通の3段式プ
レフオーム機構になつているため、基本的には下層用線
と上層用線のプレフオーム位相ずれを防止して撚り合わ
せ精度を高めた構造になっており、第5図のような一般
的な7本撚り線では、各側用線(ストランドやワイヤ)
Zの調節のみで所要のプレフオーム条件に対応できて格
別な支障はないが、第6図のような多層撚り線では、下
層用線Xと上層用線Yのロール間隔と押し込み量を個別
に調節できないため、上層用線のプレフオーム条件を基
準にして調節することになり、下層用線のプレフオーム
条件が不完全な状態になり、下層用線と上層用線の撚り
合わせ角を個別に調節できず一方の撚り精度が低下し、
撚り合わせがアンバランスとなつて製品の直線性が損な
われてバラケの一因になるなどの課題がある。
(発明が解決するための手段) 本発明は、前記のような課題に対処するために開発し
たものであつて、複数のプレフオーム組ロールを有し、
装着板に取り付けられたガイド筒に調節可能に装着した
3段プレフオームヘツドに、各プレフオーム組ロールの
ロール間隔と押し込み量を調節するプレフオーム調節手
段を付設した下層用の3段式プレフオーム機構と、複数
のプレフオーム組ロールを有し、装着板に取り付けられ
たガイド筒に調節可能に装着した3段プレフオームヘツ
ドに、各プレフオーム組ロールのロール間隔と押し込み
量を調節するプレフオーム調節手段を付設した上層用の
3段式プレフオーム機構と、下層用と上層用の両3段式
プレフオーム機構の両装着板を前後に連結して組み合わ
せ、両3段式プレフオーム機構の前後間隔を調節する前
後調節機構とを具備したことに特徴を有し、下層用と上
層用の各プレフオーム調節手段付き3段式プレフオーム
機構を前後に連結して組み合わせるとともに、両3段式
プレフオーム機構の前後間隔を調節可能に構成したこと
により、基本的に下層用線と上層用線の各プレフオーム
調節を個別に可能にするとともに、下層用の3段式プレ
フオーム機構の近くで両3段式プレフオーム機構の前後
間隔を調節して、下層用と上層用のプレフオーム及び撚
り合わせ性能、信頼性を高めている。
(作用) 前記のように構成した下層用の3段式プレフオーム機
構は、プレフオーム調節手段により下層用線に対応した
所要のロール間隔及び押し込み量に調節されて、各下層
用線のプレフオーム条件が最適値に容易に調節される。
また、上層用の3段式プレフオーム機構は、プレフオー
ム調節手段により上層用線に対応した所要のロール間隔
及び押し込み量に調節されて、各上層用線のプレフオー
ム条件が最適値に容易に調節されるなど、基本的に下層
用線と上層用線のプレフオーム性能、信頼性を個別に効
果的に高めている。
さらに、前後調節機構によつて下層用の3段式プレフ
オーム機構と上層用の3段式プレフオーム機構を前後に
連結して組み合わせて併設したことにより、各下層用線
のプレフオーム位置と各上層用線のプレフオーム位置が
近接し、基本的に両プレフオームの位相ずれが防止され
るとともに、プレフオームされた下層用線は上層用のガ
イド筒に挿通させてガイド可能とし、また、前後調節機
構により上層用の3段式プレフオーム機構を前後調節し
て、両3段式プレフオーム機構の前後間隔を調節し、プ
レフオームされた各上層用線は適度の撚り合わせ角に調
節され、下層用線と上層用線のプレフオームの位相調節
も可能になるなど、総合的に各下層用線と各上層用線の
プレフオーム及び撚り合わせが高精度でバランスされ
て、優れた直線性を有しバラケなどが防止された高精度
の多層撚り線として円滑に能率良く製造される。
(実施例) 第1図ないし第3図に本発明の一実施例を示してい
る。図中1a,1b,1cは下層用線Xのプレフオーム用ロー
ル、1a−1b−1cは下層のプレフオーム組ロール、2a,2b,
2cは上層用線Yのプレフオーム用ロール、2a−2b−2cは
上層用のプレフオーム組ロール、4a,4b,4cは各複数(図
示例は各8個)のプレフオーム用ロール1a,1b又は1cを
備えた下層用の前段と中段及び後段の各プレフオームヘ
ツド、5a,5b,5cは各複数(図示例は各9個)のプレフオ
ーム用ロール2a,2b又は2cを備えた上層用の前段と中段
及び後段の各プレフオームヘツド、10a,10bは下層用と
上層用の3段プレフオームヘツド、10a−20a,10b−20b
は各3段プレフオームヘツドにプレフオーム調節手段20
a又は20bを付設した下層用と上層用の3段式プレフオー
ム機構、30は下層用と上層用の両3段式プレフオーム機
構の装着板を前後に連結して組み合わせ前後調節する前
後調節機構、33,38は装置板である。
図示の実施例は、複数のプレフオーム組ロール1a−1b
−1cを有し、装着板33に取り付けられたガイド筒11aに
調節可能に装着した3段プレフオームヘツド10aに、各
プレフオーム組ロールのロール間隔lと押し込み量Δl
を調節するプレフオーム調節手段20aを付設した下層用
の3段式プレフオーム機構10a−20aと、複数のプレフオ
ーム組ロール2a−2b−2cを有し、装着板38に取り付けら
れたガイド筒11bに調節可能に装着した3段プレフオー
ムヘツド10bに、各プレフオーム組ロールのロール間隔
lと押し込み量Δlを調節するプレフオーム調節手段20
bを付設した上層用の3段式プレフオーム機構10b−20b
と、下層用と上層用の両3段式プレフオーム機構の両装
着板を前後に連結して組み合わせ、両3段式プレフオー
ム機構の前後間隔を調節する前後調節機構30とを具備し
たことを特徴とする多層撚り線用プレフオーム装置にな
っている。
さらに詳述すると、図示の多層撚り線用プレフオーム
装置は、プレフオーム調節機構20aを付設した下層用の
3段式プレフオーム機構10a−20a、プレフオーム調節機
構20bを付設した上層用の3段式プレフオーム機構10b−
20b、及び両3段式プレフオーム機構を前後に連結して
組み合わせた前後調節機構30によつて構成されている。
図1に示すように前後調節機構30により下層用と上層用
の両3段式プレフオーム機構10a−20a,10b−20bを前後
に連結して組み合わせ、適宜の手段(図示省略)により
前記の多層撚り線用プレフオーム装置を線供給部40と線
撚り合わせ部41との間における各線の移送経路に沿わせ
て配設し、プレフオーム調節手段20aと20bにより各3段
式プレフオーム機構をプレフオーム調節し、前後調節機
構30により上層用の3段式プレフオーム機構10b−20bを
前後調節し、前後間隔を調節した後、各線を配置して第
6図に示すような多層撚り線(ロープ)に精度良く撚り
合わせる。
図示の多層撚り線用プレフオーム装置の具体例及び多
層撚りロープの製造について説明すると、下層用と上層
用の3段式プレフオーム機構10a−20a,10b−20bは、図
示のように基本的に同様な構造になっており、周面に複
数(図示例は8個)のプレフオーム用ロール1a,1b,1c又
は2a,2b,2cをそれぞれ周方向間隔をおき適宜の手段で取
替及び回転可能に装着して形成した下層用と上層用の前
段と中段及び後段のプレフオームヘツド4a,4b,4c又は5
a,5b,5cを備え、装着板33又は38に回転可能に取り付け
て突設したガイド筒11a又は11bに、各段のプレフオーム
ヘツド4a,4b,4c又は5a,5b,5cを前後3段階に嵌装し、具
体的にはガイド筒11a又は11bに対し、前段のプレフオー
ムヘツド4a又は5aは回転及び前後摺動可能とし(回転は
ステーシャフトの螺合で阻止)、中段のプレフオームヘ
ツド4b又は5bは固着し、後段のプレフオームヘツド4c又
は5cは回転及び前後摺動可能とし(回転はステーシャフ
トの逆ネジ螺合で阻止)てそれぞれ嵌装し、ロール間隔
lとプレフオーム高さΔlが調整される各下層用線Xの
複数のプレフオーム組ロール1a−1b−1c、又は各上層用
線Yの複数のプレフオーム組ロール2a−2b−2cを有し、
さらにプレフオーム調節機構20a又は20bが付設された下
層用と上層用の3段式プレフオーム機構になつている。
また、前記のプレフオーム調節手段20a,20bは、同様
な構造になっており、具体的には装着板33又は38に回転
に回転可能に突設して回転調節されるガイド筒11a又は1
1bの周囲に、相互間隔をおき回転可能に配設した3本の
ステーシャフト12a又は12bを有し、各ステーシャフト
は、前段のプレフオームヘツド4a又は5aに螺合し、中段
のプレフオームヘツド4b又は5bに円弧状孔(図示省略)
で遊嵌し、後段のプレフオームヘツド4c又は5cに逆ネジ
で螺合するとともに、各ステーシャフト12a又は12bに固
設したギヤ13a又は13bを、装着板33又は38に回転可能に
取り付けた中間ギヤ14a又は14bに歯合した各ステーシャ
フトの回転ギヤ組を設け、装着板33又は38に固着したウ
オーム16a又は16bを、ガイド筒11a又は11bに固着したウ
オームギヤ17a又は17bに歯合した回転ギア組を設けて、
中間ギヤ14a又は14bとギヤ13a又は13bの歯合回転で各ス
テーシャフト12a又は12bを同調させて同方向に回転し、
中段のプレフオームヘツド4b又は5bに対し前段と後段の
プレフオームヘツド4aと4c又は5aと5cを逆方向に遠近さ
せて、各プレフオーム組ロール1a−1b−1c又は2a−2b−
2cにおいて、相互のロール間隔及び1a〜1cは2a〜2c間の
ロール間隔l(プレフオームのピッチに相当)を調節し
て適宜の手段で固定し、ウオーム16a又は16bとウオーム
ギヤ17a又は17bでガイド筒11a又は11b及び中段のプレフ
オームヘツド4b又は5bのみを適宜の角度回転して押し込
み量Δl(線材のプレフオーム高さに相当)を調節し適
宜の手段で固定して、ロール間隔l及びプレフオーム高
さΔlの調節により各下層用線X又は各上層用線Yのプ
レフオーム形状を調節する構造になつており、複数のプ
レフオーム組ロール1a−1b−1c又は2a−2b−2cを有する
3段プレフオームヘツド10a又は10bに、このプレフオー
ム調節手段20a又は20bを付設して、下層用と上層用のプ
レフオーム調節手段付き3段式プレフオーム機構10a−2
0a、10b−20bに構成している。
前記の下層用及び上層用の3段式プレフオーム機構10
a−20a、10b−20bは、下層用線Xや上層用線Yの径など
に対応させて、所要のプレフオーム用ロール1a,1b,1cや
2a,2b,2cを装着し、プレフオーム調節手段20a又は20bの
中間ギヤ14a又は14bと歯合した各ギヤ13a又は13bの回転
により、各ステーシャフト12a又は12bが同様に回転さ
れ、各プレフオーム組ロール1a−1b−1c又は2a−2b−2c
において、プレフオーム用ロール1b又は2bに対しプレフ
オーム用ロール1a,1c又は2a,2cが前後逆方向に摺動され
て、各ロールの間隔及び所要のロール間隔l(1a〜1c又
は2a〜2c間、プレフオームのピッチに相当)に容易に調
節されて適宜の手段で固定されるとともに、ウオーム16
a又は16bと歯合したウオームギヤ17a又は17bの回転によ
り、ガイド筒11a又は11bを回転しプレフオーム用ロール
1b又は2bのみが所要の角度回転され調整されて適宜の手
段で固定され、各プレフオーム組ロール1a−1b−1c又は
2a−2b−2cにおいて、各ステーシャフト12a又は12bの螺
合で回転止めされたプレフオーム用ロール1a,1c又は2a,
2cに対し、プレフオーム用ロール1b又は2bのみが所要の
角度に回転調整されて、押し込み量Δlつまり各線材の
曲げ変形量を調節してプレフオーム高さを容易に所要値
に調節できる。即ち、各下層用線Xに対応させて調節し
た各プレフオーム組ロールにより、各下層用線Xは、所
要のプレフオーム条件に対応した最適値に容易に調整し
て高精度にプレフオームされた後、3段式プレフオーム
機構10b−20bのガイド筒11b内を通過して格別な変形も
なく線撚り合わせ部41(ボイス−図示省略)に導入され
る。また、各上層用線Yは、同様に各上層用線に対応さ
せて調節した各プレフオーム組ロール2a−2b−2cによ
り、所要のプレフオーム条件に対応した最適値に容易に
調整して高精度にプレフオームされた後、線撚り合わせ
部41(ボイス−図示省略)に直接滴に導入されて、基本
的に下層用線と上層用線の各プレフオームの調節を個別
に容易にでき、下層用線と上層用線のプレフオーム性
能、信頼性が効果的に高められる。
前後調節機構30は、固定板31(装置の固定用)と3段
式プレフオーム機構10a−20aの装着板33の周囲部とを連
結した複数本(図示例は3本)の遠近用ボルト32と、固
定板31の周囲部に間隔をおき突設した複数本(図示例は
3本)の遠近用ボルト35と、各遠近用ボルトの端部に嵌
装してナット39で前後調節される調節板36と、調節板の
周囲部に間隔をおき突設した3本の遠近用ボルト37、及
び各遠近用ボルト37の端部を3段式プレフオーム機構10
b−20bの装着板38に嵌装してナットで遠近調節される構
造とし、両3段式プレフオーム機構を前後近くに連結し
て組み合わせ、下層用と上層用の3段式プレフオーム機
構10a−20a、10b−20bを前後調節しかつ相互間隔を調節
するする構造になっている。
従ってまた、上層用の3段式プレフオーム機構10b−2
0bは、下層用の3段式プレフオーム機構10aの先端側に
近接した配置となり、ガイド筒11aの先端側の近くにガ
イド筒11bが同じ軸心上に配置されて、各下層用線Xと
各上層用線Yが前後近接した位置でプレフオームされ、
プレフオームされた各下層用線Xは、上層用のガイド筒
11bに挿通しガイドされて、格別な変形もなく線撚り合
わせ部41(ボイス)に送り込まれる。また、プレフオー
ムされた各上層用線Yは、格別な変形もなく線撚り合わ
せ部41(ボイス)に直接に送り込まれるなど、各下層用
線X及び各上層用線Yが前後近接した位置でプレフオー
ムされてプレフオームの移送ずれが基本的に防止されて
いる。さらに、前後調節機構30により調節板36と装着板
38を前後し、少なくとも上層用の3段式プレフオーム機
構10b−20bを適度に前後調節して、各上層用線Yの撚り
合わせ角を所長値に容易に調整できるとともに、角下層
用線と角上層用線の両プレフオームの移送の備調節も容
易であるなど、総合的に下層用線と上層用線のプレフオ
ーム及び撚り合わせが高精度にバランスされて硬く撚り
合わされ、優れた直線性を有しバラケなどを効果的に防
止した高精度の多数撚り線として円滑に能率良く製造さ
れる。
前記の多層撚り線用プレフオーム装置において、ガイ
ド筒11aや11bは、心線や多層撚り線のガイドとしても機
能し、下層用線や上層用線の異なる径や本数にも容易に
対応されるなど、各種の多層撚り線の製造に汎用され
る。
(発明の効果) 本発明は、前述のような構成からなり下層用の3段式
プレフオーム機構は、プレフオーム調節手段により下層
用線に対応した所要のロール間隔と押し込み量に調節
し、上層用の3段式プレフオーム機構は、プレフオーム
調節手段により上層用線に対応した所要のロール間隔と
押し込み量に調節して、各下層用線及び各上層用線は、
それぞれのプレフオーム条件に対応した所要の最適値に
調節されるなど、基本的に各下層用線と各上層用線のプ
レフオーム性能、信頼性を効果的に高めている。
さらに、前後調節機構により、下層用と上層用の両3
段式プレフオーム機構を前後に連結して組み合わせると
ともに、両3段式プレフオーム機構の前後間隔を調節可
能にしているため、各下層用線と各上層用線の両プレフ
オーム位置が適度に近接されて、両プレフオームの位相
ずれが基本的に防止されるとともに、プレフオームされ
た各下層用線は上層用のガイド筒内を挿通しガイドされ
て、撚り合わせ手段(例えばボイス)に送り込むことが
可能となり、少なくとも上層用の3段式プレフオーム機
構の前後調節により、撚り合わせ角や両プレフオームの
位相調節が容易となるなど、総合的に下層用線と上層用
線のプレフオーム及び撚り合わせが効果的にバランスさ
れて、硬く高精度の多層撚り線が能率良く製造されるな
ど、プレフオーム及び撚り合わせ性能、信頼性を著しく
向上している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図のII−II視図、第3図は第1図のIII−III視図、第4
図Aは従来の平面図、第4図Bは第4図AのVI−VI視
図、第5図は7本撚り線の断面図、第6図は多層撚り線
の一例を示す断面図である。 符号の説明 X……下層用線 Y……上層用線 1a,1b,1c……プレフオーム用ロール(下層用) 2a,2b,2c……プレフオーム用ロール(上層用) 1a−1b−1c……プレフオーム組ロール(下層用) 2a−2b−2c……プレフオーム組ロール(上層用) 4a,4b,4c……プレフオームヘツド(下層用) 5a,5b,5c……プレフオームヘツド(上層用) 10a−20a……3段式プレフオーム機構(下層用) 10b−20b……3段式プレフオーム機構(上層用) 20a……プレフオーム調節手段(下層用) 20b……プレフオーム調節手段(上層用) 30……前後調節機構 33,38……装着板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプレフオーム組ロールを有し、装着
    板に取り付けられたガイド筒に調節可能に装着した3段
    プレフオームヘツドに、各プレフオーム組ロールのロー
    ル間隔と押し込み量を調節するプレフオーム調節手段を
    付設した下層用の3段式プレフオーム機構と、複数のプ
    レフオーム組ロールを有し、装着板に取り付けられたガ
    イド筒に調節可能に装着した3段プレフオームヘツド
    に、各プレフオーム組ロールのロール間隔と押し込み量
    を調節するプレフオーム調節手段を付設した上層用の3
    段式プレフオーム機構と、下層用と上層用の両3段式プ
    レフオーム機構の両装着板を前後に連結して組み合わ
    せ、両3段式プレフオーム機構の前後間隔を調節する前
    後調節機構とを具備したことを特徴とする多層撚り線用
    プレフオーム装置。
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