JP2978092B2 - 内箱と外装とよりなる容器 - Google Patents

内箱と外装とよりなる容器

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JP2978092B2 JP7210140A JP21014095A JP2978092B2 JP 2978092 B2 JP2978092 B2 JP 2978092B2 JP 7210140 A JP7210140 A JP 7210140A JP 21014095 A JP21014095 A JP 21014095A JP 2978092 B2 JP2978092 B2 JP 2978092B2
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伸二 福嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、菓子、健康食品、煙
草、薬などに使用できる容器であって、内箱と外装が一
体となって堅牢でソフトな様相を呈する容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、内箱と外装からなる六面体箱型の
容器として図1、図2及び図3に示すようなものがあ
る。
【0003】図1に示す容器は、内箱Aと外装Bからな
るものの代表的なものであり、カットテープにより外装
Bを開封した状態を示すものである。内箱は紙からな
り、外装はたとえば透明のセロファンフィルムからな
る。内箱Aの展開図の一例として図4に示した通り、内
箱Aは折り曲げて組み立てる通常のありふれた形式のも
のである。即ち、前面1、上面2、折込片3、背面4、
側面5、5’、底面6、貼付面7、7’及び折曲片8、
8’、8’’、8’’’よりなる。上面2は背面4の延
長上にあり、折込片3を突設することによって折込片3
を前面1に折込可能としたものである。
【0004】図2に示す容器も、カットテープにより開
封した状態を示すものである。内箱Aは角筒状の箱とト
レイ状の中舟からなる。内箱の展開図を図5、中舟の展
開図を図6に示す。内箱は紙からなり、外装は透明のセ
ロファンフィルムからなる。中舟を引き出すことによ
り、内容物が容易に取り出せる。
【0005】図3に示す容器も、カットテープにより開
封した状態を示すものである。図1に示す内箱Aの変形
であって、折込片9が前面1の中央部まで延長され、前
面1の中央部に折込片9を挿入可能にする切込10があ
る。前面1に切欠面13があるが、前面1と側面5とで
できる稜線12を切口としない。内箱Aが紙からなり、
外装Bが透明フィルムからなる。内箱Aの展開図を図7
に示す。外装Bの上部を開封構造によって開封すれば切
欠面の両側にある12、12’は露出し、視認できるこ
ととなる。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】従来、外装は容器の
防塵、防湿及び防酸素のために存在する。したがって、
開封後は不要物として処分される。一方、箱は容器とし
て堅牢であるが、硬い印象を与え趣味性に乏しい。
【0007】本発明は、箱の堅牢さを保ちながら容器の
美観を向上させ上記の欠点を解消するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
【0009】本発明に使用する箱は、上面のみが開放で
きるようになっている。先ず、折込片挿入可能で内容物
取出し可能な程度の大きさに前面上部を切欠いてなる切
欠面を設ける。切欠の部位は前面の高さの3分の2以上
の部分がよい。本発明において高さとは上面を上に、座
面を下にして容器を直立させたときの前面の示す高さを
いう。差込片の大きさは切欠面の一部を覆うことができ
るように設ける。箱の材質は、紙、プラスチックなどの
うち柔らかくてかつ腰のあるものがよい。
【0010】本発明に使用する外装は、上記の内箱の全
体をすき間なく覆い(密に外接し)、好ましくは密封し
たものである。開封構造は、内箱の前面、側面及び背面
の上方を最短環状で通過する位置で外装を引離す構造で
あって、カットテープを装着したり、切込を設けたりし
てなる。切り込みは単なる切込みでもよく、又はいわゆ
るジッパー(帯状に取り除くことができるように細い帯
状に2筋の並列した切込みよりなるもの)でもよい。開
封構造の位置は、開封後の外装が内箱の切欠面の一部を
覆うことができるものであることを要する。又、開封構
造の位置は前面の高さの10分の9以下が好ましい。
【0011】外装の材質は、不透明であることを要す
る。又、柔らかく、化粧ないし印刷のし易いものがよ
い。さらに上記テープにより引き裂き易いものがよい。
例えば、上質紙、ワックスを含浸した紙、アルミニウ
ム、ポリエステルフィルム、Kコートポリエステルフィ
ルム、防湿セロファン及びそれらの2つ以上を組み合わ
せた複合シート等がある。
【0012】カットテープの材質は、外装を切り裂く強
度があればいずれでもよい。例えば、セロファン、防湿
セロファンテープ等がある。
【0013】
【作用】本発明に使用する内箱において、側面の垂直方
向からの強度は、切欠面が小さいほど一般的に強い。前
面上部の大きさが切欠き前の前面の3分の1以下になる
よう設けると開口部に近い側面の強度が切欠き前と遜色
ない場合が多い。
【0014】切欠面を覆うだけ差込片を延長するのは、
開封後の容器の保管性を保つためである。
【0015】箱の材質が紙、プラスチックなどのうち柔
らかくてかつ腰のあるものがよいのは、得られた容器の
柔らかさを出すためである。
【0016】外装が箱の全体をすき間なく覆うのは、開
封後の外装が容易に箱からはずれないようにするためで
ある。又、密封したものがよいのは、防塵、防湿、防酸
素性を高めるためである。
【0017】開封後、開封構造により、内箱の上面を包
む部分の外装は除去され、残りの部分の外装は内箱に密
着する。
【0018】開封後、外装が内箱の切欠面の一部を覆う
ものであるのは、露出した内箱の部分がトレイのような
中舟の一部を呈するため、あたかも箱全部がそのように
見取られることを期待するためである。開封構造の位置
(上面からの距離)が前面の高さの10分の9以下であ
ることがよいのは、内箱の露出部分を多くし上記作用を
一層期待するとともに、内容物の取り出しを容易にする
ためである。
【0019】包装の材質が不透明であるのは、内箱の切
欠き後の前面を覆い隠し、恰も箱ではなくトレイである
と見せ掛けるためである。又、包装の材質が柔らかく化
粧又は印刷し易いものがよいのは、趣味性を高めるため
である。
【0020】
【実施例】厚さ0.3mmの紙を図8の実線の通り裁断
し、貼付面7と7’に接着剤を付けた上、破線の通り全
て山折りにして貼付面7と前面4、貼付面7’と底面6
を接着して図10に示す通りの内箱を形成した。別に、
Kコートポリエステルフィルム、紙、アルミニウム、ホ
ットメルトの順にラミネートしてなる厚さ0.07mmの
シートを図9の外枠の実線の通り裁断し、さらに図9の
斜線部にカットテープ14を接着した。上記箱に上記裁
断したシートを図9の破線の通りかるく折り曲げて包み
込み接合面をヒートシールして外装を完成した。
【0021】このようにして内箱と外装とからなる容器
が得られた。この容器において、突出したカットテープ
14端部をそれに沿って引っ張ると、外装はそのテープ
部において引き裂かれ、図11に示す通り、開封でき
た。
【0022】この容器には次の特徴があった。先ず、内
箱Aの上面2の開閉が、容器の前面1のデザインを眺め
ながら親指の腹で指の動く方向に擦ることによってでき
た。又、その出し入れが同じく容器の前面のデザインを
眺めながら、広い取り入れ口に指を入れることによって
できた。更に堅牢であって、菓子等の収納・保管に適し
ていた。開封後、内箱の切欠き後の前面が外装によって
覆い隠れているため、あたかもトレイのような中舟が丸
く柔らかい包装に包まれているようで、趣味性の高いも
のであった。
【0023】
【効果】本発明により得られた容器は、堅牢であるため
内容物の収納・保管に適し、開け口が大きいため、内容
物の出し入れが容易で、且つ、外装に包まれた内箱があ
たかもトレイのように見取られ、箱・包装ともに柔らか
い材質を使用しているため、包装も容器の一部として認
識されしかも趣味性が高いものであった。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の箱と外装とよりなる容器(容器A)の斜
視図
【図2の1】容器Aとは別の内箱と包装とよりなる容器
(容器B)の角筒の箱と外装の斜視図
【図2の2】容器Bの中舟の斜視図
【図3】容器A及びBとは別の内箱と包装とよりなる容
器(容器C)の斜視図
【図4】容器Aの内箱の展開図
【図5】容器Bの中舟の展開図
【図6】容器Bの箱の展開図
【図7】容器Cの内箱の展開図
【図8】本願発明容器の内箱の展開図
【図9】本願発明容器の外装の展開図
【図10】本願発明容器の内箱の斜視図
【図11】本願発明容器の斜視図(開封後)
【符号の説明】
A … 内箱 B … 外装 1 … 前面 2 … 上面 3 … 折込片 4 … 背面 5及び5’ … 側面 6 … 底面 7 … 貼付面 8、8’、8’’及び8’’’ … 折曲片 10 … 切込 11 … 稜線 12及び12’ … 切欠面の両側 13 … 切欠面 14 … カットテープ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体が六面体状の箱型であり、その上部
    を開口部とし、背面の延長上に上面及び折込片を夫々連
    設し、折込片挿入可能で内容物を取出し可能な程度の
    大きさに前面上部を切欠いてなる切欠面をもつ内箱と、
    内箱の全体に密に外接し、開封後において切欠面の一部
    を覆うことができる位置において開封構造を設けてなる
    外装との組合せよりなる内箱と外箱とよりなる容器であ
    って、該内箱の前面上部を切り欠いてなる切欠面が該内
    箱の前面の全幅に亘って形成され、該外装が上質紙、ワ
    ックスを含浸した紙、アルミニウム、ポリエステルフィ
    ルム、Kコートポリエステルフィルム、防湿セロファン
    及びこれらを2つ以上組み合わせた複合シートからなる
    群から選択された不透明な材質で形成されていることを
    特徴とする内箱と外装とよりなる容器
  2. 【請求項2】 切欠面が前面の面積の3分の1以下の大
    きさであることを特徴とする請求項1に記載の内箱と外
    装とよりなる容器。
  3. 【請求項3】 開封構造の位置が前面の高さの10分の
    9以下の位置にあることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の内箱と外装とよりなる容器。
  4. 【請求項4】 開封構造がカットテープ又は切取用切込
    よりなることを特徴とすることを特徴とする請求項1、
    2又は3に記載の内箱と外装とよりなる容器。
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