JP2977464B2 - ヘアーパット - Google Patents

ヘアーパット

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JP2977464B2
JP2977464B2 JP7094945A JP9494595A JP2977464B2 JP 2977464 B2 JP2977464 B2 JP 2977464B2 JP 7094945 A JP7094945 A JP 7094945A JP 9494595 A JP9494595 A JP 9494595A JP 2977464 B2 JP2977464 B2 JP 2977464B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、かつら、ヘルメットな
どの頭部用品の内側に装着されるヘアーパットに関し、
特に汗や皮脂などの分泌物を吸収すると共に、脱毛、フ
ケ、かゆみなどの発生を長時間にわたって効果的に防止
できるのであり、又、頭部への装着安定性を向上するう
え、養毛・育毛効果を得られるようにしたヘアーパット
に関する。
【0002】
【従来の技術】人の頭部では、生理作用・新陳代謝など
で、発汗による水分と皮脂を分泌する分泌作用、また、
汗・塩分・水分を排泄する排泄作用が行われており、そ
れらが頭髪及び頭皮部に対し作用して育毛を阻害し脱毛
を促進している。例えば、分泌した皮脂に細菌が繁殖し
遊離脂肪酸や過酸化皮脂がつくられ、これが毛口に進入
して毛根を弱らせ脱毛を促進させる。また、皮膚を刺激
してフケを発生したりかゆみの原因となり、時には炎症
の原因となっている。
【0003】老若男女を問わず頭髪についての関心が強
くなった近年では、適度に洗髪を行い、整髪料、養毛
剤、育毛剤などを使って毛髪がいたわられることが多く
なった。これら整髪料、養毛剤、育毛剤などはボンベ、
びんなどの容器に入れられ、例えば朝とか夜とかに、頭
部にふりかけたり、吹きつけたりして用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】育毛剤や養毛剤
は、主として頭髪が薄いとか、頭髪が少ないなどの理由
で使用されるものであるが、頭髪が薄くなったとかおし
ゃれでかつら・帽子を、仕事・スポーツでヘルメット類
などの頭部用品を着用している場合には、これらの薬剤
を使用する際に頭部用品を外さなければならず、煩わし
いものであり、また、使用中ないし使用後において後頭
部用品が汚れる、損傷するなどの理由により、殆どの場
合余り使われていない状態である。
【0005】 又、このような頭部用品の使用時において
は、頭部用品の中が温室状態となり、汗などの分泌物が
多く発生し、この温度と分泌物とによって雑菌が繁殖し
易くなる。更に、頭部用品の中が温室状態になる結果、
内側が汚れたり、ふけ・かゆみの発生が促進されたりす
るという問題が発生する。
【0006】特に炎天下などでは、いわゆる蒸し風呂状
態となり雑菌繁殖・脱毛促進など頭部へ様々な障害を与
えるという問題点が発生するのである。
【0007】 更に、晴天日のかつら着用での屋外では、
上述のような各種の弊害が多いために、かつらを着用す
れば安心して活動ができず、特に、スポーツが十分でき
ないなどの問題点もある。
【0008】 本発明は、上記技術的課題を解決するため
に完成されたものであり、特に汗や皮脂などの分泌物を
吸収すると共に、脱毛、フケ、かゆみなどの発生を長時
間にわたって効果的に防止したり、養毛・育毛効果を向
上したり、しかも頭部への装着安定性が高められるよう
にしたヘアーパットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るヘアーパットは、水分を吸収すると共
に通気性を有するシート状の吸収繊維材と、その水分に
接触することにより養毛作用ないし育毛作用を発揮する
養毛剤ないし育毛剤を含有させた繊維体で構成される
気性を有するシート状の育毛材とを積層したことを特徴
とする。
【0010】 即ち、本発明は、まず、水分を吸収する吸
収繊維材を備えるので、この吸収繊維材に汗などの分泌
物中の水分を頭皮から吸収することが可能となるのであ
る。
【0011】 更に、本発明は、水分に接触することに
より養毛作用ないし育毛作用を発揮する養毛剤ないし育
毛剤を含有させた繊維体で構成される育毛材を備えるの
で、この養毛・育毛作用により脱毛の進行、フケやかゆ
みの発生を長期間にわたって防止することができる。
【0012】 加えて、本発明の吸収繊維材及び育毛材は
共に通気性を有しているので、例えば通気性があるかつ
らなどの頭部用品と頭部との間に挟んで使用すれば、本
発明と頭部との間にほとんど湿気を溜まらせることはな
く、育毛、フケやかゆみの防止などの観点から非常に好
ましい状態にすることができる。
【0013】 しかも、本発明の吸収繊維材、育毛材は全
てシート状であるので、例えばかつら、工事用ヘルメッ
ト、スポーツ用ヘルメットなどの内側に配置した場合
に、頭部の移動が激しくても、着用安定性が損なわれる
ことがなく、運動性、作業性、安全性などを損なうおそ
れはない。
【0014】 本発明を更に詳細に説明すると、以下の通
りである。本発明の吸収繊維材は、水分を吸収すると共
に通気性を有するシート状のものであれば特に限定され
るものではなく、例えば繊維体に水分吸収剤を含有させ
たもので構成すればよい。
【0015】 この繊維体の素材としては通気性と、高吸
収性ないし高吸着性とを有する紙質、綿、毛、パルプな
どの天然繊維を用いることが好ましいが、合成繊維、再
生繊維などの人造繊維や、無機繊維を用いることができ
るのであり、特に、合成繊維、再生繊維などの人造繊維
や、無機繊維を用いる場合には、組織として高吸収性な
いし高吸着性を有する繊維を採用することが好ましい。
又、繊維体は単層に限らず、複数層積層してもよい。
【0016】 この繊維体はシート状であれば特に限定さ
れず、例えば四角形や、円形、楕円などの変形円形など
の平面形状に形成したり、円錐形、半円球形などの立体
形状に形成したりすることができる。 又、必要に応じ
て、頭部の形状に馴染やすくするために、周縁部から切
り込みをいれたり、ギャザー、モアレ、クリープ、プリ
ーツ、しわ加工その他の柔軟加工を施してもよい。もち
ろん、繊維体の大きさは用途に応じて自由に選択すれば
よい。なお、周縁部に切り込みを入れる場合には、繊維
体の裁断と同時に切り込みを入れることが工程数を削減
してコストダウンを図れるので好ましい。
【0017】 又、繊維体としては水分吸収剤を含有させ
た繊維シートが挙げられるのであり、この水分吸収剤と
しては高吸収・吸着作用を有する高吸水性高分子が挙げ
られるのであり、この高吸水性高分子は、水分吸収能力
を有するものであり、例えばアクリル酸重合体、合成繊
維アリリル酸系なの高吸水性樹脂を用いることが推奨さ
れる。この高吸水性高分子の形状は特に限定されず、例
えば顆粒状、粉末状、ペレット状に形成すればよい。
【0018】 この水分吸収剤を繊維シートに含有させて
繊維体を製造するに当たり、吸収紙の上に顆粒状の高吸
水性樹脂を適宜散粒し、この上から別の吸収紙を重ね、
エンボス加工により2枚の吸収紙を接合させる方法をそ
の例として挙げることができる。
【0019】 本発明で用いられる育毛材は、水分を吸収
して養毛作用ないし育毛作用を発現するシート状のもの
であり、例えば、繊維体に水分に接触することにより養
毛作用ないし育毛作用を発揮する養毛剤ないし育毛剤を
含有させたもので構成すればよい。
【0020】 ここで、養毛作用と育毛作用とは毛根に浸
透して血管を拡張し、血行を促進する作用、発毛を促進
する作用など、養毛ないし育毛に有益な作用を総称的に
いい、養毛剤ないし育毛剤とは、これらの薬理効果の一
部又は全部を発揮する薬剤をいう。
【0021】 この養毛剤ないし育毛剤としては、角質溶
解剤、血行促進剤、局所刺激剤、卵胞ホルモン、殺菌
剤、代謝賦活剤、消炎剤、栄養剤、保湿剤などが有効で
あり、具体的には、育毛基剤としてヘアーオイル、ジン
クピリチオン、硫化セレン、チオキソロン、メントー
ル、サリチル酸又はコーテゾン液、発毛促進基剤として
塩化カルプロニウム、ペンタデカン酸グリセリド、殺菌
基剤としてヘキサクロロフェン、イルガサン、クロルヘ
キシジンなどを使用するものをその例として挙げること
ができる。
【0022】 この養毛剤ないし育毛剤には、例えば硫化
セレニウム、ジンクピリチオン、チンキなどのフケ止め
基剤、酸性衝衡コーチゾン液などの痒み止め基剤、アン
テイアニドルゲンなどの脱毛防止基剤、ステロイド、ア
ナバイオリスクなどのハゲ薬基剤などの他の薬効成分を
有する薬剤を配合したり、この養毛剤ないし育毛剤とこ
れらの薬剤のうちの少なくとも1つとを併用したりする
ことができる。
【0023】 養毛剤ないし育毛剤を含有させる繊維体と
しては、吸収繊維材に用いられる繊維体と同様のものを
用いることができるが、汗、塩分などの分泌物を良好に
吸収することが好ましく、例えば吸収紙、綿布などが好
ましい。その他の育毛材の繊維体の詳細な説明は、吸収
繊維材に用いられる繊維体のそれと共通するので、ここ
では重複を避けるために省略する。
【0024】 上記養毛剤ないし育毛剤を繊維体に含有さ
せる方法は、例えば、吸収紙などの繊維体に液状で含浸
させたり、ゲル状、ゼリー状あるいはクリーム状で繊維
体に塗布したり、2枚の繊維体の間に顆粒状、粉末状で
散粒したりする方法を採用することができる。なお、こ
の液状の薬剤の中には、薬効成分が封入され、外圧によ
って破壊されるマイクロカプセルも含まれる。
【0025】 養毛剤又は育毛剤の効果を発揮させる方法
としては、水溶性の養毛剤又は育毛剤を用い、汗などの
分泌物の水分を吸収して薬理効果を発揮させる方法や、
温度変化により薬理作用を発揮する養毛剤又は育毛剤を
用い、頭部の体温によってその薬理効果を発揮させる方
法がある他、有効成分をミニカプセルに含ませて、外圧
によってこのミニカプセルを破壊することによりその薬
理効果を発揮させる方法などがある。
【0026】本発明の吸水性繊維と育毛材において、育
毛材の養毛作用ないし育毛作用を高める上では、育毛材
を頭皮に接する側に配置することが好ましく、従って、
頭部側に育毛材を配置し、頭部用具側に吸水繊維材を配
置することが最も好ましい。
【0027】 これら吸水繊維材と育毛材とを積層した繊
維体の形状は、特に限定されず、四角形や円形、楕円形
などの変形円形など、あるいは、円錐形、半円球形など
の立体形状に形成することができる。もちろん、その大
きさや厚みなどはかつら、ヘルメットなどの頭部用品の
形状や使用用途を考慮して適宜決定すればよい。
【0028】 又、吸収機能を向上させるために、この繊
維体どうしを積層したり、繊維体内又は繊維体外に別の
シートや層、例えば綿布シート、レーヨンパルプ層など
高吸水性を有するシートや層を積層したりすることも可
能である。
【0029】 又、この繊維体の吸水繊維材と育毛材とは
これらを積層して互いに固着するようにしてもよいが、
取扱性を高めるために、吸収繊維材及び育毛材を単に重
ねて、袋状のカバー(以下、繊維体カバーという。)に
内装することが好ましい。
【0030】 上記繊維体カバーは、メッシュ状、あるい
は不織布で構成される。 もちろん、この繊維体カバーを
構成する繊維は天然繊維であっても、合成繊維、再生繊
維などの化学繊維であってもよい。
【0031】 本発明においては、更に通気性を有すると
共に、油分を吸収する油分吸収材を積層し、この油分吸
収材に皮脂などの油分を吸収させることができる。
【0032】 上記油分吸収材は、脂肪酸やグリセリンな
どの油分を吸収、吸着ないし収着すると共に通気性を有
するシート状のものであればよく、例えば油分吸収剤を
含有させた繊維体で構成すればよく、この油分吸収剤の
例としてはポリノルボルネンなどの多孔質構造を有する
吸油性高分子を挙げることができる。
【0033】 油分吸収材に用いる繊維体としては、吸水
繊維材や育毛材で用いられる繊維体と同様のものを用い
ればよい。又、この油分吸収材の積層順序は特に限定さ
れないが、油分吸収材に吸収ないし吸着させた油分が頭
部や頭部用品に転移することを防止するために、育毛材
と吸収繊維材との間に積層することが推奨される。
【0034】 なお、吸水繊維材、育毛材及び油分吸収材
は吸水剤、養毛剤ないし育毛剤、油分吸収剤などを含有
するものであればよく、これらのうちの少なくとも1つ
に他の薬剤、例えば殺菌剤、発汗防止剤などの薬剤を含
有させてもよい。
【0035】 又、吸水繊維材、育毛材及び油分吸収材あ
るいはこれらの間に活性炭などの脱臭剤、シリカゲル、
生石灰、酸化カルシウムなどの乾燥剤、芳香剤、消臭剤
などを含有させたり、その他の薬剤、例えばフケ防止
剤、痒み防止剤、消炎剤などの薬剤を含有させることも
可能である。
【0036】 ところで、太陽光線が頭部に入射すると、
頭部の温度が高められ、発汗作用が助長され、使用する
高吸水性高分子樹脂の種類によってはその吸収能力が汗
などに含まれた塩分により急激に低下することがある。
【0037】 そこで、本発明においては、繊維体又は繊
維体カバーの上に太陽光線を遮断する遮光性と共に通気
性を有する遮光材を積層して、頭部の温度が太陽光線で
高められ難くなるようにすることが推奨される。
【0038】 この遮光材は、太陽光線を遮断する遮光性
と通気性とを共に備えるように構成してあればよく、例
えば通気性を有する不透明のプラスチックシートなどの
合成樹脂フィルムを用いたり、光線遮断剤を含有する繊
維体を用いることができる。
【0039】 不透明のプラスチックシートに通気性を付
与する方法は特に限定されず、例えば光線が通過しない
ように鈎状、袋状あるいは逆Vの字状などの通気孔を生
成すればよい。
【0040】 光線遮断剤を含有する繊維体を用いる場
合、この繊維体とは別の繊維シートを用い、これが最も
上層に配置されると共に、その上にクリーム状或いはゲ
ル状の光線遮断剤を塗布したり、粉末状の光線遮断剤を
散布して、遮光材の繊維シートに兼用するようにした
り、例えば吸収繊維材の上面にクリーム状或いはゲル状
の光線遮断剤を塗布したり、粉末状の光線遮断剤を散布
して、遮光材の繊維シートに兼用するようにしてもよ
い。
【0041】 この光線遮断剤としては、ベンゾフェノ
ン、パラアミノ安息香酸、メチルアントウニレート、サ
ンスクリーニング剤、サンブロック剤などをその例とし
て挙げることができる。
【0042】 この遮光材は、太陽光線の影響をできるだ
け少なくするために、かつらなどの頭部用品側に配置す
ることが好ましく、例えば上述したように繊維体の最も
上層に配置される例えば吸収繊維材の上面にクリーム状
或いはゲル状の光線遮断剤を塗布したり、粉末状の光線
遮断剤を散布するという方法で、繊維体の上面に剥離不
能に設けることができるが、繊維体又は繊維体カバーの
上面に接着具を介して着脱可能に設けることもできる。
【0043】 この接着具としては、ゴム、金属、合成樹
脂、紙などで作られたクリップなどを用いることも可能
であるが、取扱性を高めるために、着脱可能な粘着剤を
付着させたテープを用いることが推奨される。
【0044】 もちろん、遮光材を単に繊維体の上側に重
ね、あるいは必要に応じて遮光材を繊維体の上に接着し
て繊維カバー内に封入するようにしてもよい。
【0045】 この粘着剤としては、合成樹脂系粘着剤、
エマルジョン系粘着剤、合成ゴム系粘着剤などを用いる
ことができ、これらの中では、合成樹脂系粘着剤が好ま
しく、特にその中でもアクリル系粘着剤が好ましい。
【0046】 又、本発明においては、発汗量を一定以下
に維持するために、この遮光材と共に、又はこれに代え
て発汗などの分泌作用を抑制する発汗防止材を用いるこ
とが推奨される。
【0047】 発汗防止材は、頭部での汗などの分泌作用
を抑制するように構成してあればよく、例えば汗などの
分泌作用を抑制する発汗防止剤や発汗収斂剤を含有させ
た繊維体で構成すればよい。
【0048】 この発汗防止剤や発汗収斂剤の主有効成分
である発汗抑制基剤としては、クエン酸、酒石酸、塩化
アルミニウム、水銀化アルミニウム、塩化亜鉛などがそ
の例として挙げられる。
【0049】 この発汗防止材は、その薬効を十分に発揮
させるためには、頭部の皮膚に接して配置することが好
ましく、従って、繊維体又は繊維体カバーの下側、即
ち、頭部側に配置することが好ましい。
【0050】 発汗防止材を繊維体又は繊維体カバーの下
側に配置する方法は、上下が逆であることを除けば遮光
材を繊維体又は繊維体カバーの上側に配置する方法と同
じであるので、ここでは重複を避けるためにその詳細な
説明は省略する。
【0051】 もっとも、本発明においては、上記の発汗
防止剤や発汗収斂剤を繊維体の最下層の繊維シートに含
有させ、この繊維体の最下層の繊維シートを発汗防止材
の繊維シートに兼用してもよい。又、この発汗防止材は
本発明に必須のものではない。
【0052】 なお、本発明のヘアーパットは、頭部とか
つらなどの頭部用品との間に挿入されるのもであり、必
要に応じてパッド接着具により頭部用品に着脱可能に支
持させることができる。
【0053】 このパッド接着具としては、クリップ等を
用いることができる。
【0054】
【作用】 上記のように本発明のヘアーパッドは、水分を
吸収する吸収繊維材を備えるので、この吸収繊維材に汗
などの分泌物中の水分が頭皮から吸収され、頭皮を適度
の乾燥状態に保持することができるのである。
【0055】 又、本発明は、水分に接触することにより
養毛作用ないし育毛作用を発揮する 養毛剤ないし育毛剤
を含有させた繊維体で構成されている育毛材を備えるの
で、この育毛材の養毛作用ないし育毛作用により脱毛の
進行、フケやかゆみの発生を長期間にわたって防止する
ことができる。
【0056】 加えて、本発明の吸収繊維材と育毛材とは
共に通気性を有しているので、これの内部やこれと頭部
との間に湿気が滞留し難くなり、育毛、フケやかゆみの
防止などの観点から非常に好ましい状態にすることがで
きる。
【0057】 しかも、本発明の吸収繊維材及び育毛材は
いずれもシート状であるので、例えばかつら、スポーツ
用ヘルメット、工事用ヘルメットなどの内側に配置して
も、着用時の安定性が損なわれることがなく、運動性、
作業性、安全性などが損なわれる恐れはない。
【0058】
【実施例】本発明の実施例に係るヘアーパットを図面に
基づいて具体的に説明すれば、以下の通りである。
【0059】 実施例1 図1の斜視図、図2の断面図及び図3の拡大一部断面図
に示すように、本発明の一実施例に係るヘアーパットA
は、上から下に順に積層された吸収繊維材1、油分吸収
材8及び育毛材2からなる繊維体3と、この繊維体3を
封入した不織布シートからなる繊維体カバー4と、この
繊維体カバー4の上面に遮光材接着材7を介して取り外
し可能に接着された遮光材6と、上記繊維体カバー4の
下面に発汗防止材接着材10を介して取り外し可能に接
着された発汗防止材9と、上記遮光材6の上面に設けら
れたパット接着具5とを備えている。
【0060】 上記吸収繊維体1は、アクリル酸重合体、
合成繊維アクリル酸系などの高吸水性高分子樹脂を繊維
シートに含有させたものであり、薄く広げた方形吸収紙
に顆粒状の高吸水性樹脂を適所に散粒し上部より別の吸
収紙を重ね合わせた吸収紙シートを水蒸気処理し、この
後、乾燥させてからエンボス加工を行なうという手順で
作成されたものである。
【0061】 上記油分吸収材8は、育毛材1を透過した
分泌物中の主に塩分や脂肪酸、グリセリンなどの油分を
吸収ないし吸着する高吸油性高分子を含有する高吸水性
の繊維体で構成され、この高吸油性高分子としては、多
孔性構造を有するポリノルボルネンが使用されている。
この油分吸収材8は、吸水性の高いロール状方形吸収紙
上に顆粒状の高吸油性高分子を散布し、これらの上から
別の吸収紙を重ね合わせるという手順で作成されたもの
である。
【0062】 上記育毛材2は、養毛剤ないし育毛剤と殺
菌剤とを閉じこめたミニカプセルを含有させた繊維体で
あり、高吸水性のロール状方形吸収紙の上に上記ミニカ
プセルを散布し、その上に別のロール状方形吸収紙を重
ね合わせた後、2枚のロール状方形吸収紙をエンボス加
工により接合させるという手順で作成されたものであ
る。
【0063】 この実施例では、育毛剤として、角質溶解
剤、血行促進剤、局所刺激剤、卵胞ホルモン菌剤、代謝
賦活剤、消炎剤、栄養剤、保湿剤などが使用され、具体
的には、例えば、育毛基剤としてヘアーオイル、ジンク
ピリチオン、硫化セレン、チオキソロン、メントール、
サリチル酸、コーテゾン液などが、又、発毛促進基剤と
して塩化カルプロニウム、ペンタデカン酸グリセリドな
どが、殺菌基剤としてヘキサクロロフェン、イルガサ
ン、クロルヘキシジンなどが使用される。
【0064】 上記吸収繊維材1、油分吸収材8及び育毛
材2は上下に重ねられ、所定の小判形に裁断された後、
2枚の繊維体カバー4の間に挟まれ、この繊維体カバー
4の周縁部を封着することにより繊維体カバー4内に封
入される。
【0065】 遮光材6は、太陽光を遮光する通気性を有
するポリエステルフイルムのメッシュ状カバーであり、
これの下面に面方向に適当な間隔を置いた数ケ所に粘着
させた遮光材接着材7を介して繊維体カバー4の上面に
着脱される。
【0066】 発汗防止材9は、頭部での汗などの分泌物
の抑制作用をする発汗抑制剤を含有した繊維体であり、
この発汗抑制剤としては、発汗抑制基剤としてクエン
酸、乳酸、酒石酸、塩化アルミニュウム、水酸化アルミ
ニュウム、塩化亜鉛などを含むものを用いている。
【0067】 この繊維体としては通気性を有する不織布
を使用しており、この繊維体に、吸収繊維材1における
高吸水性高分子樹脂、油分吸収材1における高吸油性高
分子樹脂と同様の方法で、発汗抑制剤を担持させてい
る。
【0068】 発汗防止材9を繊維体カバー4に着脱可能
に接着する発汗防止材接着材10は遮光材接着材7と同
様に構成しているので、説明の重複を避けるためにここ
ではその詳細な説明は省略する。
【0069】 パット接着具5は、ヘアーパットAと例え
ば図5に示すかつらBとを接着させるために、図4の平
面図に示すように、遮光材6の表上面の外周沿いに適当
な間隔を置いた数ヶ所に取り付けられたもので、脱着可
能な通気性を有する接着用両面テープで構成される。こ
の接着用両面テープは、通気性に優れたポリエステル不
織布を基布とし、その両面に部分的にアクリル系粘着剤
を付着させて通気性を発現させたものである。
【0070】 このヘアーパットAによれば、頭皮からの
汗、皮脂などの分泌物が、通気性を有する発汗防止材9
と、繊維体カバー4とを透過して、育毛材2に達する
と、この育毛材2は高吸水性の繊維体で構成されている
ので、その分泌物中の水分を吸収することができるので
ある。
【0071】 又、頭皮から分泌された油分は、発汗防止
材9、繊維体カバー4及び育毛材2を透過して油分吸収
材8に達し、この油分吸収材8に吸収されるのである。
【0072】 更に、頭皮からの分泌物中の水分は、その
一部が発汗防止材9、育毛材2及び油分吸収材8に吸収
されるが、これらに加えて高吸水性樹脂を含有する吸収
繊維材1にも吸収される。従って、非常に多量の水分が
このヘアーバットA内に吸収されることになり、かつら
Bの中が蒸れることが長期間にわたって防止されること
になる。
【0073】 なお、分泌物中のその他の成分、例えば塩
類、溶解された角質などは水分あるいは油分の吸収に伴
ってヘアッパットA内に吸収され、他の大部分が油分吸
収材8に捕捉され、吸収繊維材1にはほとんど到達して
いないことが観察されている。 このことから、この油
分、水分以外の成分がこのヘアッパットA内に吸収され
ることにより、頭皮の衛生性ないし清潔性が一層高めら
れ、養毛ないし育毛、フケやかゆみの防止などの効果が
一層高められていると考えられる。
【0074】 加えて、このヘアーパットでは 発汗防止
材9を用いることにより、頭皮よりの発汗などの分泌作
用を抑制する一方、遮光材6を用いて、太陽光線の照射
による頭部の昇温、ヘヤーパットA内の昇温などを防止
することにより、この昇温による発汗の増大を防止でき
るようにしている。
【0075】 その結果、発汗量が一定以下に抑制される
ことになり、養毛剤ないし育毛剤及び殺菌剤が過剰に供
給されて却って脱毛やフケ、かゆみの原因となることが
防止されるのである。
【0076】 又、このヘアーパットAはシート状である
ので、野外などでの活動の妨げになり難く、多量の発汗
などの分泌が伴うスポーツなどを行う場合に最適であ
る。
【0077】 実施例2 図6の斜視図及び図7の断面図に示す本発明の他の実施
例に係るヘアーパット2Aは、吸収繊維材21と育毛材
22とからなる繊維体23と、この繊維体23を包む繊
維体カバー24と繊維体カバー24の上面に設けたパッ
ト接着具25とを備える。
【0078】 この繊維体23は、楕円形に形成している
が、もちろん、半円形、四角形、円形などの形状や、半
球型などの立体形状に形成してもよい。 又、この楕円形
の繊維体23の周囲部にギャザーを施したり、その外周
より内側に向け数ヶ所切込みを入れたりして、例えば図
8に示すヘルメットCの内面形状に密着する立体形に加
工するようにしてもよい。尚、繊維体23の吸収繊維材
21、育毛材22などの層厚は適宜設計すればよく、例
えば吸収効果を高めるために繊維体23を多数層積層し
たり、装着安定性を高めるために極薄シート状に形成し
たりすることができる。
【0079】 更に、この繊維体23内には活性炭などの
脱臭剤、シリカゲル、生石灰、酸化カルシュウムなどの
乾燥剤、芳香剤、消臭剤などを含有させてもよい。
【0080】 上記育毛材22は、水溶性ゲル状の養毛・
育毛剤及び殺菌剤を含有した合成繊維シートからなり、
必要に応じて、硫化セレニウム、ジンクピリチオン、ピ
リチオン、チンキなどのフケ止め基剤を含むフケ止め
剤、酸性衝衡コーチゾン液などの痒み止め基剤を含む痒
み止め剤、アンテイアニドルゲンなどの脱毛症基剤やス
テロイド、アナバイオリスクなどのハゲ薬基剤を含む脱
毛防止剤などの薬剤を含有させている。
【0081】 又、この育毛材22のゲル状の育毛剤は汗
などの分泌物中の水分の一部を吸って溶解し頭部への薬
理作用を発揮する。
【0082】 パット接着具25は、繊維体カバー24の
表面外周沿いの複数ヶ所に取り付けられたもので、ヘア
ーパット2Aを例えば図8に示すヘルメットCの内面に
設けたヘルメット緩衝材11に接着させる脱着可能な通
気性を有する接着用両面テープで構成されている。もっ
とも、このパット接着具25は頭部用品と脱着可能の合
成接着剤で構成してもよく、又、繊維体カバー24全体
を覆うように設けてもよい。
【0083】 この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、ここで
は、重複を避けるためにこれらの詳細な説明は省略す
る。
【0084】 実施例3 図9の斜視図、図10の断面図及び図11の断面拡大図
に示す本発明の又他の実施例に係るヘアーパット3A
は、吸収繊維材31、油分吸収材38、育毛材32及び
発汗防止材39を積層した繊維体33を備える。
【0085】 上記繊維体33は、例えば、長方形の吸収
紙の上に全面の粉砕パルプを積み、この上からミニカプ
セル状の育毛剤を散布することにより、育毛材32を形
成し、又、この上にから粉砕パルプとティッシュとを順
に積み、このティッシュ上に高吸油性樹脂を散粒するこ
とにより育毛材32に油分吸収材38を積層し、更に、
この上からティッシュを重ね、その上に高吸水性樹脂を
散粒し、又更にこの上にティッシュを重ね、このティッ
シュの上にレーヨンパルプを積むことにより、吸収繊維
材31を形成し、これら育毛材32、油分吸収材38及
び吸収繊維材31の積層体の育毛材32側に、発汗防止
剤が塗布されたメッシュシートからなる発汗防止材39
を重ねた後、不織布で覆うという手順で形成され、全体
としては高通気性のスポンジ状パットとなっている。
【0086】 この繊維体33を織布からなる繊維体カバ
ー34内に包み、発汗防止材39が内側になるようにし
て丸めその両端を繊維体接着帯30で粘着テープにより
接着することにより円筒形に形成する。ここでは、例え
ば図12に示す帽子内張り15の大きさ、形状、あるい
は頭のサイズに合わせた円筒形や円錐筒形にすることが
できる。
【0087】 繊維体カバー34の外周面には周方向に適
当な間隔を置いた複数ケ所に遮光材接着材37が設けら
れ、帽子Dの形に対応させた半楕円球形の遮光材36
が、この繊維体カバー34の上側から被せられ、この遮
光材接着材37を介して繊維体カバー34に取り外し可
能に固定される。
【0088】 この遮光材36は帽子Dの内面や頭部に全
面的に密着させる必要はなく、例えば、帽子Dの上部と
遮光材36との間や頭部と遮光材36との間に一定の空
間が生じるようにしてもよい。又、この遮光材36を直
接に帽子Dなどの頭部用品に取り外し可能に接着するこ
ともできるのであり、この場合には、上記遮光材接着材
37を省略してもよい。
【0089】 この実施例においては、この遮光体36の
外周面下部の周方向に適当な間隔を置いた複数ケ所には
粘着テープからなるパット接着具35を設けて、例えば
図12に示す帽子Dの帽子内張り15に遮光体36を接
着できるようにしている。
【0090】 なお、この実施例では、パット接着具35
は、遮光材36の外周に沿った複数ヶ所に取付けている
が、金属や合成樹脂で作られたクリップや止具で遮光材
36を帽子Dに取り付けたるようにしても良い。
【0091】 実施例4 図13の斜視図、図14の断面図及び図15の断面拡大
図に示す本発明の又更に他の実施例に係るヘアーパット
4Aは、吸収繊維材41と油分吸収材48と育毛材42
からなる繊維体43を備え、この繊維体43の吸収繊維
材41側に遮光材46を、育毛材42側に発汗防止材4
9を積層し、これら発汗防止材49、繊維体43及び遮
光材46からなる積層体を包む繊維体カバー44を備え
ている。
【0092】 このヘアーパット4Aは半球形に形成さ
れ、その外周面下部には周方向に適当な間隔を置いてパ
ット接着具45が設けられ、例えば図16に示す作業用
ヘルメットEの内面に取り付けられる。
【0093】 このヘアーパット4Aは、例えば前例と同
様の手順で形成した繊維体43の吸収繊維材41側にメ
ッシュ状遮光フイルムからなる遮光材46を、育毛材4
8側に発汗防止材49を積層してから円形に切断し、更
に、メッシュ状不織布からなる繊維体カバー44で覆
い、しわ加工などを施し、この時にヘルメット内張りと
同型の変形半円球状に成型切断するという手順で作られ
る。
【0094】 なお、発汗防止材49は、繊維体に発汗防
止剤を散布したものであるが、この発汗防止剤を均等に
散布することは必要ではなく、この実施例では、汗など
の分泌物が多い部分、例えば頭部額の周辺部などの部分
の発汗作用を抑制するために、発汗防止材49の低所に
発汗防止剤を多量に散布している。
【0095】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のヘアー
パットは、水分を吸収すると共に通気性を有するシート
状の吸収繊維材と、その水分に接触することにより養毛
効果ないし育毛効果を発揮する養毛剤ないし育毛剤を含
有させた繊維体で構成される通気性を有するシート状の
育毛材とを積層したので、吸収繊維材が水分を吸収する
ことに伴い汗や皮脂などの分泌物がヘアーパッドに吸収
され、脱毛、フケ、かゆみなどの発生を長時間にわたっ
て効果的に防止できる効果が得られる。
【0096】 又、本発明によれば、分泌物が吸収繊維材
に吸収されることにより分泌物が毛穴に詰まり難くな
り、育毛材の養毛作用ないし育毛作用を高めることがで
きる効果が得られる。
【0097】本発明によれば、分泌物が吸収繊維材に吸
収されることによりかつら、ヘルメット、帽子などの頭
部用具に分泌物が付着することを長期間にわたって防止
することができるのであり、分泌物によって頭部用具が
汚れたりすることを防止することができる。
【0098】 しかも、本発明によれば、シート状の吸収
繊維材とシート状の育毛材とを積層した構造であるの
で、比較的薄くすることができ、装着安定性を高めるこ
とができる効果が得られる結果、スポーツや作業などの
頭を激しく動かす場合に装着するかつら、ヘルメット等
の頭部用品と頭部との間に挿入しても頭部用品がずれた
り、外れたりし難くなる。
【0099】 本発明において、吸収繊維材が繊維シート
に水分吸収剤を含有させたものであると、ヘアーパット
の水分吸収力を高めることができるので、上記の各効果
を更に高めることができる。
【0100】 又、本発明において、育毛材が水分に接す
ることにより養毛ないし育毛作用を発揮する薬剤を含有
することにより、発汗などの分泌物の分泌量の増加に対
応して薬効成分の供給量を多くすることができる結果、
養毛作用ないし育毛作用を一層高めることができる。
【0101】 又、本発明において、太陽光を遮光する遮
光材を設けると、太陽光によってヘアーパット内や頭皮
とヘアーパットとの間が加熱されることが防止される結
果、頭部からの発汗量を減少させて、頭皮の近傍が蒸し
風呂状態になることを防止でき、頭髪や頭皮を一層保護
することができる。
【0102】 更に、本発明において、頭皮の発汗作用を
抑制する発汗防止材を設けると、この発汗材の発汗抑制
作用によって頭部からの発汗量を減少させて、頭皮の近
傍が蒸し風呂状態になることを防止できる結果、頭髪や
頭皮を一層保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の斜視図である。
【図2】本発明の実施例1の断面図である。
【図3】本発明の実施例1の拡大断面図である。
【図4】本発明の実施例1の平面図である。
【図5】本発明の実施例1の使用例を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施例2の斜視図である。
【図7】本発明の実施例2の断面図である。
【図8】本発明の実施例2の使用例を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の実施例3の斜視図である。
【図10】本発明の実施例3の断面図である。
【図11】本発明の実施例3の拡大断面図である。
【図12】本発明の実施例の使用例3を示す斜視図であ
る。
【図13】本発明の実施例4の斜視図である。
【図14】本発明の実施例4の断面図である。
【図15】本発明の実施例4の拡大断面図である。
【図16】本発明の実施例4の使用例を示す斜視図であ
る。
【図17】従来例の断面図である。
【図18】他の従来例の斜視図である。
【図19】又他の従来例の斜視図である。
【図20】更に他の従来例の斜視図である。
【図21】使用方法を異ならせた更に他の従来例の斜視
図である。
【符号の説明】
A ヘアーパット 1 吸収繊維材 2 育毛材 3 繊維体 4 繊維体カバー 5 パット接着具 6 遮光材 7 遮光材接着材 8 油分吸収材 9 発汗防止材 10 発汗防止材接着材 B かつら 2A ヘアーパット 21 吸収繊維材 22 育毛材 23 繊維体 24 繊維体カバー 25 パット接着具 C ヘルメット 3A ヘアーパット 31 吸収繊維材 32 育毛材 33 繊維体 34 繊維体カバー 35 パット接着具 36 遮光材 37 遮光材接着材 38 油分吸収材 39 発汗防止材 D 帽子 4A ヘアーパット 41 吸収繊維材 42 育毛材 43 繊維体 44 繊維体カバー 45 パット接着具 46 遮光材 48 油分吸収材 49 発汗防止材 E 作業用ヘルメット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/06 A61K 7/06 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A41G 3/00 A41G 5/00 A42B 1/00 A42C 5/02 A61K 7/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分を吸収すると共に通気性を有するシ
    ート状の吸収繊維材と、その水分に接触することにより
    養毛効果ないし育毛効果を発揮する養毛剤ないし育毛剤
    を含有させた繊維体で構成される通気性を有するシート
    状の育毛材とを積層したことを特徴とするヘアーパッ
    ト。
  2. 【請求項2】 吸収繊維材が水分吸収剤を含有させた繊
    維体で構成されている請求項1に記載のヘアーパット。
  3. 【請求項3】 吸収繊維材及び育毛材を内装すると共に
    通気性を有する繊維体カバーを設けた請求項1または2
    に記載のヘアーパット。
  4. 【請求項4】 油分を吸収すると共に通気性を有するシ
    ート状の油分吸収剤を積層した請求項1ないしのいず
    れか1項に記載のヘアーパット。
  5. 【請求項5】 油分吸収剤は繊維体に油分吸収剤を含有
    させたものである請求項に記載のヘアーパット。
  6. 【請求項6】 太陽光を遮光する遮光材を設けた請求項
    1ないしのいずれか1項に記載のヘアーパット。
  7. 【請求項7】 頭皮の発汗作用を抑制する発汗防止材を
    設けた請求項1ないしのいずれか1項に記載のヘアー
    パット。
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