JP2976014B2 - 精巣精子を用いたウナギの人工受精法 - Google Patents

精巣精子を用いたウナギの人工受精法

Info

Publication number
JP2976014B2
JP2976014B2 JP8007789A JP778996A JP2976014B2 JP 2976014 B2 JP2976014 B2 JP 2976014B2 JP 8007789 A JP8007789 A JP 8007789A JP 778996 A JP778996 A JP 778996A JP 2976014 B2 JP2976014 B2 JP 2976014B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sperm
testicular
solution
eel
culture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8007789A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09191793A (ja
Inventor
博巳 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NORINSUISANSHO SUISANCHO YOSHOKU KENKYUSHOCHO
Original Assignee
NORINSUISANSHO SUISANCHO YOSHOKU KENKYUSHOCHO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NORINSUISANSHO SUISANCHO YOSHOKU KENKYUSHOCHO filed Critical NORINSUISANSHO SUISANCHO YOSHOKU KENKYUSHOCHO
Priority to JP8007789A priority Critical patent/JP2976014B2/ja
Publication of JPH09191793A publication Critical patent/JPH09191793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2976014B2 publication Critical patent/JP2976014B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来人工受精に利
用されていなかった精巣精子を利用して、ウナギの人工
受精を行う方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】深刻なウナギの種苗不足を解消するた
め、従来よりウナギの種苗生産技術に関し、様々な試み
がなされてきた。その結果、現在では成熟した卵の大量
生産手段は確立され、2種類のホルモンを投与すること
により1尾の雌から約400g もの卵を得ることが可能
となっている(Yamauchi,K.(1990). Studies of gonada
lsteroids involved in final gonadal maturation in
the Japanese eel, Anguilla japonica, a review. In
t. Revue Ges. Hydrobiol., 75: 859-860.)。一方、成
熟した精子の大量生産手段は未だ開発されておらず、こ
れが人工受精による種苗生産の大きな障害となってい
た。
【0003】ところで、ホルモン投与により成熟させた
雄の精巣中には、精液中の精子(精液精子)のおよそ2
0〜30倍量の精子(精巣精子)が存在するが、この精
巣精子には、運動能力がなく、また、受精能力もない。
精子の運動能力と受精能力との間には高い相関関係があ
ることが知られており、精巣精子に運動能力を獲得させ
ることができれば、大量に存在する精巣精子を人工受精
に利用することが可能となる。
【0004】精巣精子に運動能力を獲得させようとする
試みは、既にサケ科魚類について行われている(Morisa
wa,S. and Morisawa,M. (1988). Induction of potenti
al for sperm motility by bicarbonate and pH in rai
nbow trout and chum salmon. J. Exp. Biol.,136:13-2
2.)。これは、サケ又はニジマスの精巣精子を炭酸水素
イオンを含む溶液中で培養して精子に運動能力を獲得さ
せ、それを真水に移して受精させるものである。しか
し、サケ又はニジマス以外の魚類で精巣精子に運動能力
を獲得させることに成功した例は全く知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ウナ
ギ精巣精子に運動能力を付与し、人工受精に利用可能な
精巣精子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するため、精巣精子を種々のイオン及びpHの環
境で培養した後、海水で希釈し、運動能力を獲得する条
件について調べた。その結果、精巣精子が運動能力を獲
得するためには、カリウムイオンを含む溶液中で一定期
間培養することが必要であるという知見を得た。この知
見に基づき、本発明は完成されたものである。
【0007】即ち、本発明は、ウナギの精巣精子をカリ
ウムイオンを含む溶液中で培養した後、卵に加えて混合
し、次に、この精巣精子及び卵に高張液を添加して受精
させることを特徴とするウナギの人工受精法である。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明
は、一般にウナギと呼ばれている魚類、即ち、ニホンウ
ナギ(Anguillajaponica)などに適用することができ
る。
【0009】本発明の人工受精法では、まず、ウナギの
精巣精子をカリウムイオンを含む等張な溶液中で培養す
る。ここで「精巣精子」とは、ウナギの精巣中に含まれ
る精子で、そのまま高張液に入れても運動を開始しない
未熟な精子をいう。溶液中のカリウムイオン濃度は、精
巣精子に運動能力を付与し得る範囲内であれば特に制限
はないが、好ましくは、15〜75mM、さらに好ましく
は15〜45mMである。溶液中には、精巣精子に悪影響
を及ぼさない限り、カリウムイオン以外の他のイオンを
含んでもよい。溶液中に加えるカリウムイオン以外の好
ましいイオンとしては、炭酸水素イオンを挙げることが
できる。但し、pH値が高い場合には炭酸水素イオンが
存在しない場合でも、精巣精子に運動能力を付与できる
ので、このイオンは必須ではない。溶液に炭酸水素イオ
ンを加える場合には、その濃度は、10〜100mMとす
るのが好ましく、20〜30mMとするのがさらに好まし
い。溶液のpHは、精巣精子に悪影響を及ぼさない範囲
で任意に定めることができるが、炭酸水素イオンを含ま
ない場合はpHが低いと、精巣精子に運動能力を付与で
きない。炭酸水素イオンを含む場合は、pHが7.5〜
8.7とするのが好ましく、8.1〜8.4とするのが
さらに好ましく、炭酸水素イオンを含まない場合は、
8.4〜9.0とするのが好ましい。溶液の温度は、精
巣精子に悪影響を及ぼさない範囲で任意に定めることが
できるが、20℃前後が適当である。培養時間は、30
〜180分とするのが好ましく、60〜120分とする
のがさらに好ましい。
【0010】上記のようにして、カリウムイオンを含む
溶液中で培養した精巣精子を、未受精卵に加えて、軽く
撹拌し、次に高張液を加える。ここで「高張液」とは、
ウナギの体液浸透圧よりも高い浸透圧を示す液体をい
う。この高張液は、精巣精子及び卵に悪影響を及ぼさな
い限り、いかなるイオン、分子を含むものを使用しても
よいが、通常は、天然海水、又は人工海水を用いる。高
張液のpHは、精巣精子及び卵に悪影響を及ぼさない範
囲で任意に定めることができるが、7.5〜9.0とす
るのが好ましく、7.8〜8.2とするのがさらに好ま
しい。高張液の温度は、精巣精子に悪影響を及ぼさない
範囲で任意に定めることができるが、10〜30℃とす
るのが好ましく、15〜25℃とするのがさらに好まし
い。
【0011】上記のように、精巣精子を高張液に移すこ
とにより、運動能力を獲得した精巣精子は運動を開始す
る。そこで、等張液で運動能力を獲得させた精子を卵に
加えて卵が物理的障害を受けない程度に軽く撹拌し、次
に高張液を加えることによって精子を運動させて受精を
行わせる。この受精の方法は、従来より行われてきてい
る精液精子を用いた人工受精法と同様である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例を用いてさ
らに詳細に説明する。但し、本発明の技術的範囲は、以
下の実施例に限定されるものではない。
【0013】
【実施例】
〔実施例1〕養殖業者より購入した雄ウナギ(Anguilla
japonica)を海水中で飼育し、週に1回HCG(帝国
臓器製、商品名「ゴナトロピン」)を1 IU/gBW の濃度
で反復投与して催熟した。排精が認められた投与6〜9
回目の個体の精巣を取り出し、ハサミで細かく切断した
後に250μm のメッシュで漉しとり、精巣精子を得
た。1尾のウナギより約10g の精巣精子を得ることが
できた。
【0014】次に、上記で得た精巣精子10mgを、pH
の異なる5種類の基本培養液で200倍に希釈し、20
℃で15、30、60分間培養した。基本培養液は、精
漿のイオン組成を模したものであり、その組成は表1に
示す通りである。また、基本培養液のpH調整は、Na
OHを加えることにより行った。
【0015】
【表1】
【0016】培養終了後、精巣精子を含む基本培養液2
00μlを、450mMのNaCl溶液(pH7.5)で
5倍に希釈した。希釈15秒後の精子の運動状態をビデ
オ顕微鏡で観察し、全精子中の運動を行っている精子の
占める割合(以下、これを「運動精子比」という)を求
めた。結果を図1に示す。
【0017】図1に示すように、いずれのpHにおいて
も、精巣精子は運動能力を獲得することができた。
【0018】〔実施例2〕基本培養液(表1)から、以
下の3種類のイオンフリー培養液を調製した。 1)K+ フリー培養液:基本培養液中のKClの代わり
に同じ濃度のNaClを加えた溶液 2)Ca2+・Mg2+フリー培養液:基本培養液中のCa
Cl2 及びMgCl2 の代わりに同じ濃度のNaClを
加えた溶液 3)HCO3 -フリー培養液:基本培養液中のNaHCO
3 の代わりに同じ濃度のNaClを加えた溶液
【0019】これら3種類のイオンフリー培養液と基本
培養液を用いて精巣精子を培養し、450mMのNaCl
溶液で希釈した後の精子の運動状態を観察し、運動精子
比を求めた。精巣精子の培養、NaCl溶液での希釈、
運動状態の観察は、実施例1と同様にして行った。ま
た、培養液のpHはすべて8.1とした。結果を図2に
示す。なお、この8.1というpH値は、118個体の
ウナギ精液のpHを調べた結果、最も多くの個体が示し
た値である。
【0020】図2に示すように、通常の精液のpH値で
ある8.1という条件では、カリウムイオン、炭酸水素
イオンのいずれか一方のイオンが存在しないと、精巣精
子は運動能力を獲得することができなかった。また、カ
ルシウムイオン及びマグネシウムイオンは精子の運動能
力獲得とは直接的な関係はなかった。
【0021】〔実施例3〕実施例2で用いたHCO3 -
リー培養液のpHを変化させ、pHの異なる5種類の培
養液を調製した。これら5種類の培養液を用いて精巣精
子を培養し、450mMのNaCl溶液で希釈した後の精
子の運動状態を観察し、運動精子比を求めた。精巣精子
の培養、NaCl溶液での希釈、運動状態の観察は、実
施例1と同様にして行った。結果を図3に示す。
【0022】図3に示すように、pH値が低い場合に
は、精巣精子は運動能力を獲得することができないが、
pHが8.4以上であれば、炭酸水素イオンが存在しな
くても精巣精子は運動能力を獲得することができた。
【0023】〔実施例4〕実施例2で用いたK+ フリー
培養液のpHを変化させ、pHの異なる3種類の培養液
を調製した。これら3種類の培養液を用いて精巣精子を
培養し、450mMのNaCl溶液で希釈した後の精子の
運動状態を観察し、運動精子比を求めた。精巣精子の培
養、NaCl溶液での希釈、運動状態の観察は、実施例
1と同様にして行った。結果を図4に示す。図4に示す
ように、カリウムイオンが存在しない場合には、pH値
を上げても精巣精子は運動能力を獲得することができな
かった。
【0024】〔実施例5〕基本培養液のカリウムイオン
濃度を変化させ、カリウムイオン濃度の異なる7種類の
培養液を調製した。これら7種類の培養液を用いて精巣
精子を培養し、450mMのNaCl溶液で希釈した後の
精子の運動状態を観察し、運動精子比を求めた。精巣精
子の培養、NaCl溶液での希釈、運動状態の観察は、
実施例1と同様にして行った。結果を図5に示す。な
お、pHはすべて8.1とした。
【0025】図5に示すように、カリウムイオン濃度が
高くなるにつれて、運動精子比は上昇した。特に、濃度
が15mMを超えると、運動精子比は急激に高くなった。
なお、図5には示さないが、濃度が30mMを超えた場合
には、濃度が高くなってもそれ以上運動精子比は上昇し
なかった。
【0026】〔実施例6〕基本培養液の炭酸水素イオン
濃度を変化させ、炭酸水素イオン濃度の異なる6種類の
培養液を調製した。これら6種類の培養液を用いて精巣
精子を培養し、450mMのNaCl溶液で希釈した後の
精子の運動状態を観察し、運動精子比を求めた。精巣精
子の培養、NaCl溶液での希釈、運動状態の観察は、
実施例1と同様にして行った。結果を図6に示す。な
お、pHはすべて8.1とした。図6に示すように、炭
酸水素イオン濃度が10mM以上では、運動精子比はかな
り高い値を示したが、炭酸水素イオン濃度が5mM以下で
は、運動精子比は非常に低かった。
【0027】
【発明の効果】本発明の人工受精法は、精巣精子を利用
して人工受精を行うことできるので、ウナギ種苗を容易
かつ大量に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本培養液のpHと精巣精子の運動精子比との
関係を示す図
【図2】培養液を構成するイオンの種類と精巣精子の運
動精子比との関係を示す図
【図3】HCO3 -フリー培養液のpHと精巣精子の運動
精子比との関係を示す図
【図4】K+ フリー培養液のpHと精巣精子の運動精子
比との関係を示す図
【図5】培養液中のK+ 濃度と精巣精子の運動精子比と
の関係を示す図
【図6】培養液中のHCO3 -濃度と精巣精子の運動精子
比との関係を示す図

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウナギの精巣精子をカリウムイオンを含
    む溶液中で培養した後、卵に加えて混合し、次に、この
    精巣精子及び卵に高張液を添加して受精させることを特
    徴とするウナギの人工受精法。
  2. 【請求項2】 カリウムイオンを含む溶液が、炭酸水素
    イオンをも含むことを特徴とする請求項1記載のウナギ
    の人工受精法。
JP8007789A 1996-01-19 1996-01-19 精巣精子を用いたウナギの人工受精法 Expired - Lifetime JP2976014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8007789A JP2976014B2 (ja) 1996-01-19 1996-01-19 精巣精子を用いたウナギの人工受精法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8007789A JP2976014B2 (ja) 1996-01-19 1996-01-19 精巣精子を用いたウナギの人工受精法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09191793A JPH09191793A (ja) 1997-07-29
JP2976014B2 true JP2976014B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=11675434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8007789A Expired - Lifetime JP2976014B2 (ja) 1996-01-19 1996-01-19 精巣精子を用いたウナギの人工受精法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2976014B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111264423B (zh) * 2020-03-27 2023-04-14 浙江省海洋水产养殖研究所 一种棘头梅童鱼的育苗方法
KR102234367B1 (ko) * 2020-09-07 2021-03-31 바이오메디팜 어업회사법인 주식회사 연어의 정소로부터 고순도 피디알엔의 추출 방법

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
J.Exp.Biol.,Vol.136,(1988),p.13−22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09191793A (ja) 1997-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chao et al. The properties of tilapia sperm and its cryopreservation
Wourms et al. The reproduction and development of sharks, skates, rays and ratfishes: introduction, history, overview, and future prospects
Ferreira Reproduction of the common coral trout Plectropomus leopardus (Serranidae: Epinephelinae) from the central and northern Great Barrier Reef, Australia
Linhart et al. Effects of osmolality and ions on the motility of stripped and testicular sperm of freshwater‐and seawater‐acclimated tilapia, Oreochromis mossambicus
Warnecke et al. Motility and fertilizing capacity of frozen/thawed common carp (Cyprinus carpio L.) sperm using dimethyl-acetamide as the main cryoprotectant
Tan-Fermin et al. Seminal plasma composition, sperm motility, and milt dilution in the Asian catfish Clarias macrocephalus (Gunther)
EP3275311B1 (en) Method of maintaining ovaries of marine fish, method of adjusting culture medium, and method of producing eggs or fertilized eggs of marine fish
Jähnichen et al. Motility and fertilizing capability of cryopreserved Acipenser ruthenus L. sperm
Cejko et al. Artificial seminal plasma improves motility and fertilisation capacity of common carp Cyprinus carpio L. sperm during one hour of storage
Wilder et al. Characterization of Na/K-ATPase in Macrobrachium rosenbergii and the effects of changing salinity on enzymatic activity
Withler et al. Genetic consequences of the simultaneous or sequential addition of semen from multiple males during hatchery spawning of chinook salmon (Oncorhynchus tshawytscha)
Kobayashi et al. Improvement of sperm motility of sex-reversed male rainbow trout, Oncorhynchus mykiss, by incubation in high-pH artificial seminal plasma
Oslund Seasonal modifications in testes of vertebrates
Haydock Gonad maturation and hormone induced spawning of the
JP2976014B2 (ja) 精巣精子を用いたウナギの人工受精法
Canagaratnam Growth of Tilapia mossambica Peters in different salinities
Capapé et al. Reproduction of the sawback angelshark Squatina aculeata (Chondrichthyes: Squatinidae) off Senegal and Tunisia
Hajiahmadian et al. Semen characteristics of rainbow trout (Oncorhynchus mykiss) following diets containing different vegetable fatty acid levels
KR20170122867A (ko) 전복 정액 냉동 보존을 이용한 전복 인공종묘 생산방법
Reinboth Some remarks on secondary sex characters, sex and sexual behavior in teleosts
Vickery et al. Morphogenesis and organogenesis in the regenerating planktotrophic larvae of asteroids and echinoids
Ohta et al. Induction of sperm maturation
Faure et al. Ionic factors affecting motility, respiration and fertilization rate of the sperm of the bivalve Pecten maximus (L.)
Cejko et al. Application of sodium alginate solution for short-term storage of different volumes of sex-reversed rainbow trout (Oncorhynchus mykiss) testicular sperm
DE2459582A1 (de) Verfahren zur gewinnung von ebersamen

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term