JP2974804B2 - 光相関処理方法 - Google Patents

光相関処理方法

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JP2974804B2 JP3036634A JP3663491A JP2974804B2 JP 2974804 B2 JP2974804 B2 JP 2974804B2 JP 3036634 A JP3036634 A JP 3036634A JP 3663491 A JP3663491 A JP 3663491A JP 2974804 B2 JP2974804 B2 JP 2974804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光情報処理の分野にお
いて利用される光相関演算処理方法に関する。即ち、認
識連想処理、分類処理、特に、光計測分野及び画像処理
分野における情報処理の演算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に相関演算を行なう方法と
して、ジョイントトランスフォ−ム法があった。この方
法は、被検画像と参照画像の合同のフ−リエ変換像を強
度パタ−ンとして記録し、これを平面波で照射して、再
び、光学的にフ−リエ変換することにより相関演算を行
なうものである。
【0003】然し乍ら、この方法では、空間光変調器或
いはフィルム等の合同フ−リエ変換パタ−ンを記録する
媒体のダイナミックレンジを限られるために、すべての
空間周波数領域を記録することができなかった。更に、
被検画像と参照画像を表示するための空間光変調器のダ
イナミックレンジが限られているために、画像を表示し
ていない部分からも光が透過し、或いは反射されるため
に、合同フ−リエ変換パタ−ンにバイアス光が、重畳さ
れ、多重干渉縞のコントラスト比を低下させ、結果とし
て、表現できる合同フ−リエ変換パタ−ンの空間周波数
領域を更に制限してしまった。このために、被検画像と
参照画像との相関演算は、ある空間周波数領域に限ら
れ、正確な比較を行なうことができなかった。
【0004】また、相関パタ−ンを得る空間周波数領域
が限られているために、相関光量の絶対光量が少なくな
り、一度にたくさんの被検画像を提示することが困難で
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたもので、識別や連想を行な
うのに十分な空間周波数領域を確保することのできる光
相関演算処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の技術的
な課題の解決のために、成されたもので、光学的に、被
検画像と参照画像群との合同フーリエ変換を行なうこと
により得られた強度パターンを、再び、光学的にフーリ
エ変換を行ない、相関演算処理を行なう光相関演算処理
方法、或いは、更にこの光相関演算処理により得られた
相関度に応じ、参照画像から出力される光量を変化させ
る帰還光学系を設け、一連の操作を繰り返す相関演算処
理を行なう光相関演算処理方法において、軸からの距
離に応じて、同心円状に区分けされた所望の空間周波数
領域までの各区域において、合同フーリエ変換後に得
れた強度パターンに含まれる多重干渉縞パターンが、2
値化され、出力されるように、各区域の境界と各区域の
閾値とを決定し、それにより、相関演算処理を行なうこ
とを特徴とする前記光相関演算処理方法を提供する。そ
して、前記の各区域の境界と各区域の閾値との決定は、
被検画像や参照画像群を表示しない時のフーリエ変換に
より得られた強度パターンを、画像Aとして、被検画像
と参照画像群と一緒に表示したときの前記強度パターン
を、画像Bとして、前記画像Aの前記光軸における出力
強度よりも大きい値を、第1の閾値とし、前記第1の閾
値とほぼ同じ出力を有する画像Bの最大空間周波数を
1の境界とし、前記第1の境界における画像Aと画像B
の出力強度値の間の値を、第2の閾値とし、前記第2の
閾値とほぼ同じ出力強度を有する画像Bの最大空間周波
数を第2の境界とし、第2の閾値と境界との決定を行な
い、以下第3以降の閾値と境界の決定は、前記第2の閾
値と境界の決定と同様になされることが好適である。
【0007】
【作用】本発明の光相関演算処理方法によると、画像表
示装置のダイナミックレンジが低く、本来画像が表示さ
れていない部分からの漏れ光があっても、多重干渉縞に
重畳されている分布よりも大きい閾値を設定することに
より、これを実質上差し引いているので、本来の多重干
渉縞を2値化して表現することができる。また、前記強
度パタ−ンは、光学的にフ−リエ変換されたものである
ために、全領域を表示するためには、非常に広いダイナ
ミックレンジを有する空間光変調器が必要になるが、各
領域ごとに閾値を設定することにより、実質的に広い範
囲の多重干渉縞を2値化して表現することができる。
【0008】このようにして、所望の空間周波数範囲ま
での多重干渉縞パタ−ンを2値化して、空間光変調器に
表現することができ、このパタ−ンを光学的にフ−リエ
変換すれば、所望の空間周波数範囲の被検画像と参照画
像の相関出力を得ることができる。
【0009】次に、本発明の光相関演算処理方法を具体
的に実施例により、説明するが、本発明がそれらによっ
て、制限されるものではない。
【0010】
【実施例1】図1は、本発明の光相関演算処理方法の1
例による光相関処理装置の光学系の機能を示す模式的構
成図である。
【0011】図1の光学的配置は、平成1年特許願第1
14145号、同114146号、同114147号に
明らかであるので、詳細な説明は、簡単に述べる。
【0012】図1の光学的構成図において、相関処理装
置は、画像出力手段1、光学的フ−リエ変換手段2、画
像出力手段3、光学的フ−リエ変換手段4、光検出手段
5とから本質的に構成される既知の合同フ−リエ変換光
学系であるので、その構成について、簡単に説明する。
【0013】画像表示装置16に描かれた認識分類した
い被検画像1つと参照画像群をレ−ザ11から出射され
たコヒ−レント光12で読み出し、フ−リエ変換レンズ
21により、スクリ−ン31上に合同フ−リエ変換パタ
−ンを形成する。この合同フ−リエ変換パタ−ンを、2
次元光電変換素子32で読み込み、液晶駆動回路33に
より、電気アドレス型の液晶ライトバルブ(以下LCL
Vと略称する)35上に描き、光束37で読み出し、フ
−リエ変換レンズ41により、再び、フ−リエ変換し、
スクリ−ン42上に相関強度が得られ、これを2次元光
電変換素子43により検出し、この相関度に基づき、マ
スク15の透過率を変化させる。
【0014】このとき、マスク15は、LCLVよりな
り、2次元光電変換素子43により検出された光強度、
即ち、相関度に応じ、透過率分布を変化させることによ
り、対応する参照画像に照射される光量を変化させる作
用を有する。
【0015】本発明の方法においては、前記のスクリ−
ン31上の合同フ−リエ変換パタ−ンを2次元光電変換
素子32で読み込み、これを、画像処理装置33に送
り、この各参照画像との相関度に基づいて、以下に述べ
る方法により、前記合同フ−リエ変換パタ−ンを、2値
化することを特徴とする。
【0016】即ち、スクリ−ン31に近接してスクリ−
ン31とフ−リエ変換レンズ21の間に電気アドレス型
のLCLV22を配置する。このLCLV22はスクリ
−ン31上の合同フ−リエ変換パタ−ンの空間周波数領
域を画像処理装置33からの信号に基づき制限する空間
周波数フィルタ−の役割をする。さて、一般的に、空間
周波数の低い領域の光量は高いので、この場合、LCL
V22を透過する光の空間周波数領域を低周波数領域に
制限すると同時に、2次元光電変換素子から得た画像信
号を画像処理装置により、上記低周波数領域のすべての
多重干渉縞が表現できるように、閾値レベルを選択し
て、2値化してメモリに蓄える。
【0017】次に、上記低周波数領域を除く適当な空間
周波数領域の光だけが、透過するように、LCLV22
の空間周波数フィルタ−を画像処理装置33の信号に基
づき制限すると同時に、2次元光電変換素子から得た画
像信号を画像処理装置33により、適当な空間周波数領
域のすべての多重干渉縞が表現できるように、閾値レベ
ルを選択して、2値化してメモリに蓄える。
【0018】以下、上記のように取り入れる合同フ−リ
エ変換パタ−ンの空間周波数領域をずらすと同時に、適
当に閾値を変化させながら、2値化して次々にメモリ−
蓄え、所望の空間周波数領域まで上記の操作を繰り返
す。この後、メモリ−に蓄えた合同フ−リエ変換パタ−
ンの多重干渉須磨を一つの画像として合成すると、所望
の空間周波数領域まですべての多重干渉縞が2値化され
て表現される。
【0019】上記の合同フ−リエ変換作成手段が必要と
なる理由は、画像表示装置16のダイナミックレンジが
制限されているために、画像が表示されている部分以外
からも光が透過し、フ−リエ変換レンズ21によりフ−
リエ変換され、被検画像と参照画像群との合同フ−リエ
変換パタ−ンに重畳されるからである。
【0020】この様子を示したのが、図2である。実線
は画像が表示されている部分以外からは光が透過してこ
ない場合の理想的な合同フ−リエ変換パタ−ンを示す。
一方、実際には、上記のように画像表示部分以外からの
光も同時にフ−リエ変換されるので、破線のように、低
い空間周波数ほど強い強度を有する分布パタ−ンのバイ
アス光が合同フ−リエ変換パタ−ンに重畳される。従っ
て、一つの閾値だけで、所望の空間周波数範囲の多重干
渉縞を2値化することはできないのである。
【0021】さて、上記の方法により所望の空間周波数
範囲の多重干渉縞の2値化して、LCLV35に合同フ
−リエ変換パタ−ンを描き、光束37により読み出し、
フ−リエ変換レンズ41により再びフ−リエ変換し、ス
クリ−ン42上の相関強度を2次元光電変換素子43に
より検出し、この相関度に基づき、LCLV15の透過
率を変化させる。
【0022】このように、合同フ−リエ変換パタ−ンの
多重干渉縞を所望の全ての空間周波数範囲で2値化した
ことにより、S/N比の非常に良いシャ−プな相関ピ−
クを得ることができ、被検画像と参照画像群との比較を
広い範囲の空間周波数領域で行なうために、極めて正確
な認識ができるようになった。
【0023】尚、上記の実施例におけるLCLV15と
画像表示装置16は、実質上、一つのLCLVで代用で
きる。この場合、画像処理装置51からの情報により、
LCLV15上に描く参照画像の表示輝度を2次元光電
変換素子43の相関度の基づき変化させると、所望の特
性が得られる。
【0024】
【実施例2】図3は、他の光学系配置を示す。前記の公
開公報に明らかにされる配置であるので説明簡単にす
る。
【0025】図3の光学的配置では、画像表示処理16
に描かれた被検画像と参照画像群をレ−ザ11から出射
されたコヒ−レント光12で読み出し、フ−リエ変換レ
ンズ21により2次元受光素子36及び光アドレス型強
誘電性液晶を用いた液晶ライトバルブ35’上に、被検
画像と参照画像群の合同フ−リエ変換パタ−ンを作成す
る。
【0026】このとき、マスク15は、前記公報に記載
のものと同様で、液晶ライトバルブ(LCLV)より成
り、2次元光電変換素子43により検出された光強度、
即ち、相関度に応じ、透過率分布を変化させることによ
り、対応する参照画像に照射される光量を変化させる作
用をする。
【0027】さて、本実施例においては、上記の実施例
1と異なる点は、2値化処理を施す手段である。これ
は、合同フ−リエ変換パタ−ンを記録する媒体として、
強誘電性液晶を用いたメモリ−性を有する2値化デバイ
スを用いることにより、所望の空間周波数範囲までの合
同フ−リエ変換パタ−ンの多重干渉縞を、可変の空間周
波数フィルタ−と同期させて、多重記録することによ
り、2値化された多重干渉縞を記録することである。即
ち、2次元光電変換素子36により、被検画像及び参照
画像群が表示されていない状態でのフ−リエ変換パタ−
ンを受光し、画像Aとして画像演算処理回路33’に記
録する。この場合、実施例1に述べるように、画像表示
装置16のダイナミックレンジに制限があるために、画
像が表示されていなくても、光が僅かに透過してくる。
このために、フ−リエ変換レンズにより、前記透過光の
フ−リエ変換パタ−ンが画像Aとして記録される。
【0028】次に、画像表示装置16に被検画像と参照
画像群を表示し、2次元光電変換素子36により、合同
フ−リエ変換パタ−ンを画像Bとして、画像演算処理回
路33’に記録する。
【0029】さて、LCLV35’に近接してビームス
プリッタ24とLCLV35’の間に空間周波数フィル
ターとしての電気アドレス型のLCLV22を配置し、
画像演算処理回路33’からの信号により、空間周波数
範囲を制限させる。そこで、実施例1と同様に、ある空
間周波数領域のすべての多重干渉縞を、以下に述べる方
法により、LCLV35’上に記録する。このLCLV
35’は、例えば、強誘電性の液晶パネルに光導電層を
設け、バイアス電圧を与えておいて、光が当った部分の
み、その光量に応じた電圧が、液晶層にかかるようにし
ておき、ある閾値以上の光量が入射した部分の液晶のみ
が、その分子の方位が動き、出力面に入射した光の偏光
状態が変化して、反射率が高くなるというものが代表的
である。
【0030】尚、上記の実施例で得た画像Aと画像Bの
強度パタ−ンの分布の1例を図4に示す。画像Aと画像
Bの差の光量が本来の合同フ−リエ変換パタ−ンとなっ
ているので、ある空間周波数領域の合同フ−リエ変換パ
タ−ンを記録するには、先ず、低周波数領域において、
画像Aの最大光量I1と同じ光量になる画像Bの空間周
波数を画像演算処理回路33’で求め、この中で最大の
空間周波数となるものを空間周波数Aとして、上記空間
周波数Aまでの領域を空間周波数領域Aとする。この空
間周波数領域Aまでの光を透過させるように、LCLV
22を調整する。更に、LCLV35’には、上記光量
I1よりも僅かに高い閾値で2値化されるように、画像
演算回路33’からの印加電圧を調整する。
【0031】次に、上記空間周波数領域Aを除いて、上
記空間周波数Aよりも高い空間周波数領域での画像Aの
最大光量I2と同じ光量になる画像Bの空間周波数を画
像演算処理回路33’で求め、この中で最大の空間周波
数となるものを空間周波数領域Bとする。この空間周波
数領域Bまでの光を透過させるようにLCLV22を調
整する。更に、LCLV35’には、上記光量I2より
も僅かに高い閾値で2値化されるように画像演算処理回
路33’からの印加電圧を調整する。以下同様にして、
所望の空間周波数範囲までの繰り返し、空間周波数フィ
ルタであるLCLV22の空間周波数領域とし、LCL
V35’に記録される合同フ−リエ変換パタ−ンの多重
干渉縞を2値化するための閾値電圧を決定する。以上の
ようにして得た2値化された多重干渉縞のパタ−ンを光
束37で呼び出し、フ−リエ変換レンズ41によりフ−
リエ変換し、2次元光電変換素子43により、相関度を
検出し、この量を基に、個々の参照画像に照射される光
量を変えるように、マスク15の透過率等を変える過程
は、前記の公報に記載してあるので、詳細な説明を略す
る。
【0032】本実施例では、2次元光電変換素子36で
受光した光量分布に基づき、空間周波数フィルタである
LCLV22の透過率とLCLV35’に掛ける閾値電
圧を制御することにより、本発明の光相関演算処理を実
施できるので、極めて簡単な構成となる。尚、上記の説
明のなかで、閾値レベルと空間周波数領域を決定する方
法においては、所望の空間周波数領域まで多重干渉縞を
表現できるようなものであれば、どのようなものでも良
い。例えば、上記画像Aの最大光量を基準にして、空間
周波数領域を決定し、この光量よりも僅かに高い閾値で
2値化を行ない、次の空間周波数領域での閾値を、0よ
りも僅かに高いレベルに設定しても良い。なぜならば、
殆どの場合、画像表示装置のダイナミックレンジ不足か
ら生じる漏れ光の影響は、光軸付近の周波数領域に大き
く現れるからである。この場合には、画像Aと画像Bに
おける強度の演算を殆ど行なうことがないので、高速な
処理を行なうことができる。また、上記の実施例1、2
においては、帰還系を用いた場合について説明したが、
通常の合同フ−リエ変換法においても、同様の方法によ
り、所望の空間周波数領域まで多重干渉縞を2値化して
表現することにより、認識能力が向上することができ
る。
【0033】尚、本実施例では、空間光変調器の働きを
している部分については、仕様上の差異はあるが、原理
的には、すべて同様の電気アドレス型のもの及び光アド
レス型のものが、使用可能である。電気アドレス型の例
としては、上記の液晶ライトバルブの他に、PLZTや
KDP、BSO等の電気光学効果を付加したものが良く
使用されている。
【0034】光アドレス型の例でも、電気アドレス型と
同様の材料に、光導電層を組み合わせたものが、一般的
である。但し、BSOやBaTiO3 等の光起電力効果
を有する結晶では、入力光強度に応じた自発分極により
光誘起屈折率変化を起こすから、これらの空間光変調器
は、光導電層を付加する必要はなく、透過型として、反
射型としても構成することができる。
【0035】但し、光アドレス型で読み出し光が、書き
込み光の情報を完全に打ち消してしまうような場合に
は、読み出し光と書き込み光の波長域を分離して、読み
出し光が、書き込み情報に影響を与えないようにするこ
と等の工夫が必要である。
【0036】また、電気アドレス型を使用する場合は、
その入力情報を得るための二次元光電変換素子及びその
ための駆動回路が必要になるが、その信号を加工し易い
という利点がある。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光相関演
算処理方法により、前記のような効果が得られた。それ
らをまとめると、次のような顕著な技術的効果となる。
即ち、第1に、相関演算を非常に多くの参照画像と被検
画像との合同フ−リエ変換パタ−ンの有する空間周波数
のほぼ全てにわたり表現された多重干渉縞を基に行なう
ので、正確に識別等を行なうことができる光相関演算処
理方法を提供することができた。
【0038】第2に、被検画像と参照画像群とを表示す
る表示デバイスのダイナミックレンジの影響が少ないた
めに、安価な表示デバイスを用いることのできる光相関
演算処理方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光相関演算処理方法を実現するための
一例の光学系を示す模式構成図である。
【図2】本発明の光相関演算処理方法において、理想的
な合同フ−リエ変換パタ−ンと実際の合同フ−リエ変換
との関係を示す空間周波数と光強度との関係を示すグラ
フである。
【図3】本発明の光相関演算処理方法の更に別の例の構
成を示す模式的構成図である。
【図4】本発明の光相関演算処理方法における、画像表
示処理上に画像を表示した場合と画像を表示しなかった
場合の空間周波数と光強度との関係を示したグラフであ
る。
【符号の説明】
1、3 画像出力手段 2、4 光学的フ−リエ変換手段 5 光検出手段 11 レ−ザ 12、37 光束 13 ビ−ムエキスパンダ 14、24、39 ビ−ムスプリッタ− 15、35、35’、22 液晶ライトバルブ 16 画像表示装置 17 画像入力装置 21、41 フ−リエ変換レンズ 31、42 スクリ−ン 32、36、43 二次元光電変換素子 33、51 画像処理装置 33’ 画像演算回路 34、38 ミラ−
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 3/00 502 G06E 3/00 G02B 27/46 G06K 9/74

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学的に、被検画像と参照画像群との合同
    フーリエ変換を行なうことにより得られた強度パターン
    を、再び、光学的にフーリエ変換を行ない、相関演算処
    理を行なう光相関演算処理方法、或いは、更にこの光相
    関演算処理により得られた相関度に応じ、参照画像から
    出力される光量を変化させる帰還光学系を設け、一連の
    操作を繰り返す相関演算処理を行なう光相関演算処理方
    法において、 軸からの距離に応じて、同心円状に区分けされた所望
    空間周波数領域までの各区域において、合同フーリエ
    変換後に得られた強度パターンに含まれる多重干渉縞パ
    ターンが、2値化され、出力されるように、各区域の境
    界と各区域の閾値とを決定し、それにより、相関演算処
    理を行なうことを特徴とする前記光相関演算処理方法。
  2. 【請求項2】前記の各区域の境界と各区域の閾値との決
    定は、被検画像や参照画像群を表示しない時のフーリエ
    変換により得られた強度パターンを、画像Aとして、被
    検画像と参照画像群と一緒に表示したときの前記強度パ
    ターンを、画像Bとして、前記画像Aの前記光軸におけ
    る出力強度よりも大きい値を、第1の閾値とし、前記第
    1の閾値とほぼ同じ出力を有する画像Bの最大空間周波
    数を第1の境界とし、前記第1の境界における画像Aと
    画像Bの出力強度値の間の値を、第2の閾値とし、前記
    第2の閾値とほぼ同じ出力強度を有する画像Bの最大
    間周波数を第2の境界とし、第2の閾値と境界との決定
    を行ない、以下第3以降の閾値と境界の決定は、前記第
    2の閾値と境界の決定と同様になされることを特徴とす
    る請求項1に記載の光相関演算処理方法。
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