JP2969698B2 - 直交検波演算器 - Google Patents

直交検波演算器

Info

Publication number
JP2969698B2
JP2969698B2 JP1306968A JP30696889A JP2969698B2 JP 2969698 B2 JP2969698 B2 JP 2969698B2 JP 1306968 A JP1306968 A JP 1306968A JP 30696889 A JP30696889 A JP 30696889A JP 2969698 B2 JP2969698 B2 JP 2969698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
converter
multiplier
hilbert
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1306968A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03166840A (ja
Inventor
修作 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOKOKAWA DENKI KK
Original Assignee
YOKOKAWA DENKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YOKOKAWA DENKI KK filed Critical YOKOKAWA DENKI KK
Priority to JP1306968A priority Critical patent/JP2969698B2/ja
Publication of JPH03166840A publication Critical patent/JPH03166840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2969698B2 publication Critical patent/JP2969698B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、直交検波演算器に関する。
<従来の技術> 直交検波は、第3図に示すように、2つの入力信号す
なわち被演算入力信号gsとコヒーレントキャリア信号gc
から、被演算入力信号のコヒーレントキャリア信号に対
するインフェーズ成分Vxと、クォドラチャ成分Vyとを得
るものである。
このような直交検波は、振幅変調、位相変調、デジタ
ル位相変調、デジタル直交変調、ビデオ信号のクロマ信
号等の復調のために、通信関係の分野でよく用いられて
いる。
また、計測の分野では、ロックインアンプ等で見掛け
上フィルタのQを大きくして、周波数選択度を高くする
ために使われることもある。
このような直交検波器の従来例を第4図に示す。掛算
器2により、入力信号gsと、90゜移相器1を介して90゜
位相シフトされたコヒーレントキャリア信号gcとを乗算
し、その結果をローパスフィルタ3を通過させることに
よりクォドラチャ出力Vyを得る。
また、掛算器4において入力信号gsとコヒーレントキ
ャリア信号gcとの乗算を行ない、ローパスフィルタ5を
通してインフェーズ出力Vxを得る。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、従来の直交検波器は、各構成要素がい
ずれもアナログ回路で構成されているため、いずれもが
周波数特性を持っており、任意の周波数で動作させるこ
とが困難であるという問題があった。
本発明の目的は、このような点に鑑みてなされたもの
で、ヒルベルト変換器を用いてデジタル信号処理による
直交検波を実現し、90゜移相器、掛算器等の周波数特性
をなくし、任意の周波数で動作することのできる直交検
波演算器を提供することにある。
<課題を解決するための手段> このような目的を達成するために、本発明では、 被演算入力信号g(s)をデジタル変換する第1のAD変換
器と、 コヒーレントキャリア信号g(c)をデジタル変換する第
2のAD変換器と、 前記第1のAD変換器の出力をヒルベルト変換する第1
のヒルベルト変換器と、 前記第2のAD変換器の出力をヒルベルト変換する第2
のヒルベルト変換器と、 前記第1のAD変換器でデジタル化された被演算入力信
号g(s)と第2のヒルベルト変換器の出力g(c)との掛け算
を行う第1の掛算器と、 前記第1のAD変換器の出力g(s)と第2のAD変換器の出
力g(c)との掛け算を行う第2の掛算器と、 前記第1および第2のヒルベルト変換器の出力g(s)
g(g)との掛け算を行う第3の掛算器と、 前記第2の掛算器と第3の掛算器の出力を加算する第
1の加算器と、 前記第1のヒルベルト変換器の出力と第2のAD変換器
の出力との掛け算を行う第4の掛算器と、 前記第1の掛算器の出力から第4の掛算器の出力を差
し引く減算器と、 前記第2のヒルベルト変換器の出力を二乗する第1の
自乗演算器と、 前記第2のAD変換器の出力を二乗する第2の自動演算
器と、 前記第1と第2の自乗演算器の出力を加算する第2の
加算器と、 この第2の加算器の出力の開平演算を行なう開平演算
器と、 前記第1の加算器の出力を前記開平演算器の出力で除
算する第1の割算器と、 前記減算器の出力を開平演算器の出力で除算する第2
の割算器 を具備したことを特徴とする。
<作用> ヒルベルト変換器、掛算器、加算器、減算器、自乗演
算器、開平演算回路、割算器を適宜に接続し、被演算入
力信号g(s)とコヒーレントキャリア信号g(c)およびそれ
らをそれぞれヒルベルト変換した各信号(s),(c)
用いて、次の演算式によりクォドラチャ出力Vyとインフ
ェーズ出力Vxを求められるようにした。
<実施例> 以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。第1図
は本発明に係る直交検波演算器の一実施例を示す構成図
である。図において、10は被演算入力信号g(s)をデジタ
ル変換するアナログ・デジタル変換器(以下AD変換器と
略す)、11はAD変換器10の出力をヒルベルト変換する第
1のヒルベルト変換器である。
12はコヒーレントキャリア信号g(c)をデジタル変
換する第2のAD変換器、13はAD変換器12の出力をヒルベ
ルト変換する第2のヒルベルト変換器である。14は第1
の掛算器であり、AD変換器10でデジタル化された被演算
入力信号g(s)と第2のヒルベルト変換器13の出力(c)
との掛け算を行う。15は第2の掛算器であり、第1のAD
変換器10の出力g(s)と第2のAD変換器12の出力g(c)との
掛け算を行う。16は第3の掛算器であり、第1および第
2のヒルベルト変換器11,13の出力(s)(c)との掛
け算を行う。17は第1の加算器であり、第2の掛算器15
と第3の掛算器16の出力を加算する。
19は第4の掛算器であり、第1のヒルベルト変換器11
の出力と第2のAD変換器12の出力との掛け算を行う。20
は減算器であり、第1の掛算器14の出力から第4の掛算
器19の出力を差し引く。
21は第1の自乗演算器であり、第2のヒルベルト変換
器13の出力を二乗する。22は第2の自乗演算器であり、
第2のAD変換器12の出力を二乗する。23は第1と第2の
自乗演算器21,22の出力を加算する第2の加算器であ
る。24は第2の加算器23の出力を開平する開平演算器で
ある。
18は第1の割算器であり、第1の加算器17の出力を開
平演算器24の出力で除算する。25は第2の割算器であ
り、減算器20の出力を開平演算器24の出力を除算する。
このような構成により直交検波演算を行う動作につい
て次に説明する。アナログ入力信号g(s)とコヒーレント
キャリア信号g(c)は、フェーザー表示すると第2図のよ
うになり、次の関係が成立する。
g(c)/(c)=tanθ g(s)/(s)=tanθ また、 (g(s) 2(s) 21/2・Sin(θ−θ=Vy (g(s) 2(s) 21/2・cos(θ−θ=Vx ここで、(c),(s)はそれぞれg(c),g
(s)のヒルベルト変換であり、Vyはクォドラチャ出力、V
xはインフェーズ出力である。
この場合、 したがって、 となる。また、 したがって、 となる。
さて、第1図の構成において、 第1の掛算器14ではg(s) (c)が、 第4の掛算器19では(s)g(c)が、 開平演算器24では[g(c) 2(c) 21/2がそれぞれ求
められる。
そして、減算器20において、 g(s) (c)(s)g(c)が求められる。
そこで、第2の割算器25では、 が得られる。この割算器25の出力は(1)式のVyの値で
ある。
他方、第2の掛算器15では(s) (c)が、 第3の掛算器16ではg(s)g(c)が、 そして、第1の加算器17において (s) (c)+g(s)g(c)が求められる。
そこで、第1の割算器18では、 が得られる。この割算器25の出力は(2)式のVxの値で
ある。
このようにして直交検波演算を行うことができる。こ
の直交検波演算により、デジタル変調[例えば4相PSK
(PSK=phase shift keying:位相偏移変調),8相PSK,16
QAM(QAM=quadrature amplitude moduiation:直交振幅
変調)等]の復調・評価を行うことができる。そしてこ
のような測定評価は、変調器、伝送器、復調器のそれぞ
れのテストに応用が可能である。
デジタル位相変調や直交振幅変調においては、変調信
号の直交成分をベクトル表示して変調の状態を評価する
ことがよくある。このような場合、例えばデジタルオシ
ロスコープを使用し、直交検波演算結果のインフェーズ
成分をX軸に、クォドラチャ成分をY軸にそれぞれ入力
し、無限大の残光にして重ね書き表示する。このように
して信号点配置の表示を得て、測定評価を行うことでき
る。
なお、AD変換器、ヒルベルト変換器、掛算器、加算
器、自乗演算器、開平演算器、割算器等は、最低1個を
時間的に多重にして(時分割にして)使用するように構
成してもよい。
<発明の効果> 以上詳細に説明したように、本発明によれば、ヒルベ
ルト変換器を用いてデジタル信号処理により直交検波演
算を行うため、従来の直交検波器で問題となっていたよ
うな周波数特性がなく、任意の周波数で動作することの
できる直交検波器を実現することができる。
そして、直交コヒーレントキャリア周波数や位相が安
定していないような、例えばTV・ビデオ信号とは全く異
なる伝送系(周波数変化が大、またはクロック位相の変
動がある場合)においても本願発明は適用できるため、
このような本発明の直交検波器は測定器に用いて時に好
適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る直交検波演算器の一実施例を示す
構成図、第2図は入力信号g(s)とコヒーレントキャリア
信号g(c)に関するフェーザー表示を示す図、第3図は直
交検波の入出力信号について示す図、第4図は従来の直
交検波器の一例を示す構成図である。 10,12……AD変換器、11,13……ヒルベルト変換器、14,1
5,16,19……掛算器、17,23……加算器、18,25……割算
器、20……減算器、21,22……自乗演算器、24……開平
演算器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被演算入力信号g(s)をデジタル変換する第
    1のAD変換器と、 コヒーレントキャリア信号g(c)をデジタル変換する第2
    のAD麦換器と、 前記第1のAD変換器の出力をヒルベルト変換する第1の
    ヒルベルト変換器と、 前記第2のAD変換器の出力をヒルベルト変換する第2の
    ヒルベルト変換器と、 前記第1のAD変換器でデジタル化された被演算入力信号
    g(s)と第2のヒルベルト変換器の出力g(c)との掛け算を
    行う第1の掛算器と、 前記第1のAD変換器の出力g(s)と第2のAD変換器の出力
    g(c)との掛け算を行う第2の掛算器と、 前記第1および第2のヒルベルト変換器の出力g(s)とg
    (c)との掛け算を行う第3の掛算器と、 前記第2の掛算器と第3の掛算器の出力を加算する第1
    の加算器と、 前記第1のヒルベルト変換器の出力と第2のAD変換器の
    出力との掛け算を行う第4の掛算器と、 前記第1の掛算器の出力から第4の掛算器の出力を差し
    引く減算器と、 前記第2のヒルベルト変換器の出力を二乗する第1の自
    乗演算器と、 前記第2のAD変換器の出力を二乗する第2の自乗演算器
    と、 前記弟1と第2の自乗演算器の出力を加算する第2の加
    算器と、 この第2の加算器の出力の開平演算を行なう開平演算器
    と、 前記第1の加算器の出力を前記開平演算器の出力で除算
    する第1の割算器と、 前記減算器の出力を開平演算器の出力で除真する第2の
    割算器 を具備し、前記第1の割算器より被演算入力信号のコヒ
    ーレトキャリア信号に対するインフェーズ成分の信号を
    得ると共に、前記第2の割算器よりクォドラチャ成分の
    信号を得るようにしたことを特徴とする直交検波演算
    器。
  2. 【請求項2】デジタルオシロスコープであって、 被演算入力信号g(s)をデジタル変換する第1のAD変換器
    と、 コヒーレントキャリア信号g(c)をデジタル変換する第2
    のAD麦換器と、 前記第1のAD変換器の出力をヒルベルト変換する第1の
    ヒルベルト変換器と、 前記第2のAD変換器の出力をヒルベルト変換する第2の
    ヒルベルト変換器と、 前記第1のAD変換器でデジタル化された被演算入力信号
    g(s)と第2のヒルベルト変換器の出力g(c)との掛け算を
    行う第1の掛算器と、 前記第1のAD変換器の出力g(s)と第2のAD変換器の出力
    g(c)との掛け算を行う第2の掛算器と、 前記第1および第2のヒルベルト変換器の出力g(s)とg
    (c)との掛け算を行う第3の掛算器と、 前記第2の掛算器と第3の掛算器の出力を加算する第1
    の加算器と、 前記第1のヒルベルト変換器の出力と第2のAD変換器の
    出力との掛け算を行う第4の掛算器と、 前記第1の掛算器の出力から第4の掛算器の出力を差し
    引く減算器と、 前記第2のヒルベルト変換器の出力を二乗する第1の自
    乗演算器と、 前記第2のADの変換器の出力を二乗する第2の自乗演算
    器と、 前記弟1と第2の自乗演算器の出力を加算する第2の加
    算器と、 この第2の加算器の出力を開平演算を行なう開平演算器
    と、 前記第1の加算器の出力を前記開平演算器の出力で除算
    する第1の割算器と、 前記減算器の出力を開平演算器の出力で除真する第2の
    割算器 を具備し、前記第1の割算器より被演算入力信号のコヒ
    ーレントキャリア信号に対するインフェーズ成分の信号
    を得ると共に、前記第2の割算器よりクォドラチャ成分
    の信号を得るようにした直交検波演算器を用い、この直
    交検波演算器から出力されるインフェーズ成分とクォド
    ラチャ成分の信号を利用するように構成したことを特徴
    とするデジタルオシロスコープ。
JP1306968A 1989-11-27 1989-11-27 直交検波演算器 Expired - Lifetime JP2969698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1306968A JP2969698B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 直交検波演算器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1306968A JP2969698B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 直交検波演算器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03166840A JPH03166840A (ja) 1991-07-18
JP2969698B2 true JP2969698B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=17963437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1306968A Expired - Lifetime JP2969698B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 直交検波演算器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2969698B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03166840A (ja) 1991-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4090145A (en) Digital quadrature demodulator
EP0074858B1 (en) Radio receiver
KR102239645B1 (ko) 광대역 측정 신호들을 측정하기 위한 방법 및 측정 장치
US5315620A (en) Arrangement for correction of synchronous demodulator quadrature phase errors
EP0373802B1 (en) Frequency measurement
KR0161273B1 (ko) Fm 신호 복조기
US4567442A (en) Method and apparatus for demodulating time-discrete frequency-modulated signals
JPS63311804A (ja) デジタルssb変調器
JP2914556B2 (ja) デジタル周波数復調器
CA2090739A1 (en) A symmetrically balanced phase and amplitude base band processor for a quadrature receiver
JPH0823231A (ja) Fm変調回路
JP3982662B2 (ja) 受信方法及び高周波信号受信機
US6909270B2 (en) Phase detector capable of detecting an accumulated value of phase displacement at a high speed and frequency stability measuring apparatus for arbitrary nominal frequency using the same
JP2969698B2 (ja) 直交検波演算器
GB2234411A (en) Integrated circuit for digital demodulation
US6738435B1 (en) Matched-filter frequency-shift-keyed receiver using degenerate digital signal processing techniques
JP3917919B2 (ja) 直交復調誤差補償方法および回路
Geng et al. Advanced topics on RF amplitude and phase detection for low-level RF systems
US5068876A (en) Phase shift angle detector
US6630820B2 (en) Method and apparatus for measuring the instantaneous frequency of FM signals
EP2339755A1 (en) Clock jitter compensation
JP3193081B2 (ja) 角変調信号の復調装置
EP2797225B1 (en) Method of and apparatus for demodulating an amplitude modulated signal
JPS6089189A (ja) 復調方法及びその回路
JP2837914B2 (ja) Afc装置