JP2969554B2 - Fc/atm変換装置における確認フレーム転送制御方式 - Google Patents

Fc/atm変換装置における確認フレーム転送制御方式

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JP2969554B2
JP2969554B2 JP8044599A JP4459996A JP2969554B2 JP 2969554 B2 JP2969554 B2 JP 2969554B2 JP 8044599 A JP8044599 A JP 8044599A JP 4459996 A JP4459996 A JP 4459996A JP 2969554 B2 JP2969554 B2 JP 2969554B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、距離的に離れて配
置されたファイバチャネル(以下、FC)インタフェー
スを有するNポートどおしが、非同期転送モード網(以
下、ATM網)を経由して通信を行う方式に関し、特に
FCインタフェースの信号速度がATM網の信号速度よ
り高速で、かつ送信したデータフレームに対し確認フレ
ームの返送が必須な場合のFC/ATM変換装置におけ
る確認フレーム転送制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】FCとATM網との間の接続は、従来、
公けに行われておらず、従来例が見当らない。しかしな
がら、FC標準(ANSI規格X3T11)では、Nポ
ート間でのデータフレームの伝送手順についての規定が
あり、このFC標準のサービスクラス1,2では受信し
たデータフレームに対し、確認フレームを返送すること
が義務づけられている。これは対向のNポートの受信バ
ッファのオーバフローを防止するためであり、予め予約
したエンド_エンド_クレジット数と呼ばれる値を越え
ないように送信側でデータフレームの送信を抑えるもの
である。上述の値はフレーム数で表した受信バッファの
サイズを示し、この値が大きいほど一度に多量のデータ
フレームを送信することができる。
【0003】なお、上述のNポートとは、図7に示すよ
うに端末110,120に設けたNodeポートのこと
を言い、これに対して各端末110,120からのデー
タを交換処理する交換装置100に設けられたポートを
Fポートと呼んでいる。なお、図7において、TX,R
Xはそれぞれ送信端子,受信端子である。
【0004】ところで、上述した確認フレームのヘッダ
には対向のNポートで受信したデータフレーム数nが挿
入されて通知される。この確認フレームはACK_nと
呼ばれ、nは受信したフレーム数を示す。ここでデータ
フレームを一度にエンド_エンド_クレジット数だけ送
信した後に確認フレームACK_nを受信すると、送信
側では次のn個のデータフレームを送信することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の第1の問題は、
設計時に受信するFCフレームを蓄積するバッファのサ
イズが実際どれほど必要なのか見積ることが困難なこと
である。特に、距離を特定しないとバッファの必要サイ
ズが分らないことである。その理由は、ATM網の距離
によって必要なバッファサイズが変化するためである。
即ち、ATM網の距離が短くなるにつれ、ATM網の処
理速度が相対的に速くなるため、ローカルNポートから
受信したエンド_エンド_クレジット数のデータフレー
ムをセル化している最中に、ATM網を経由して既に対
向のリモートNポートへ送信したデータフレームに対す
る確認フレームが次々に対向のリモートNポートからA
TM網を経由して到着することが多くなる。そして、こ
の確認フレームをローカルNポートへ転送すると、ロー
カルNポート側では、エンド_エンド_クレジット数の
データフレームを送信し終った直後に直ちにその確認フ
レームに対応して次々にデータフレームを送信してく
る。
【0006】これをローカルNポートとATM網間に配
置されFCインタフェースとATM網間のデータ変換を
行うFC/ATM変換装置側からみると、エンド_エン
ド_クレジット数以上のデータフレームを連続して入力
することになる。このように、データフレームがどれだ
け連続するかは対向するNポートの距離(即ち、ATM
網の距離)により変化するため、必要なバッファサイズ
を定めることができない。また、第2の問題は、対向す
る2つのNポート間の距離が長い場合、バッファの大部
分の領域が使用されずに、資源の無駄となることであ
る。その理由は、変換装置の設計時には、運用時の距離
が未定のため、近距離(0km)を想定して最大サイズ
のバッファを実装せざるをえなくなる。従って、このよ
うにすると実際の通信でATM網の距離が長い場合に、
バッファの大部分の領域が未使用になる。また、第3の
問題は、対向する2つのNポート間の距離が短い場合
に、バッファとして高速かつ高価なメモリを多用するこ
とになり、回路規模が増加して必然的に設計が困難とな
ると共に、コストアップを招くことである。その理由
は、距離が0kmの場合に、最大サイズのバッファが必
要となるからである。
【0007】従って本発明は、最小のバッファサイズで
高スループットを保持したまま、バッファがオーバフロ
ーを生じないFC/ATM変換装置を提供することを目
的とする。なお、上述の最小サイズとはATM網の距離
が十分長い場合の必要な最小サイズである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、NポートとATM網との間に配設さ
れ、NポートからのFCフレームを受信するとこのFC
フレームを第1のバッファに蓄積すると共に蓄積した第
1のバッファのFCフレームをATM網の速度で読み出
してセグメント化しATM網へ送信するFC/ATM変
換部と、ATM網を介しATMセルを受信するとFCフ
レームにリアセンブリして第2のバッファに蓄積し、蓄
積した第2のバッファのフレームをFCインタフェース
の速度で読み出してNポートへ送信するATM/FC変
換部とを備えた変換装置に、第1のバッファ内のFCフ
レームの蓄積量を検出するデータ蓄積量検出手段を設
け、データ蓄積量検出手段により検出された第1のバッ
ファ内のFCフレームの蓄積量が所定値を越えた後に予
め定めた設定値以下を示し、かつ第2のバッファ内に蓄
積されるFCフレームの中から、送信FCフレームに対
するATM網側からの確認フレームが検出される場合
、予め設定されかつ前記蓄積により第1のバッファが
オーバーフローしない数のFCフレームの送信を指示す
る前記確認フレームをNポートへ送信する。従って、エ
ンド エンド クレジット数分のデータフレームが一度
にNポートから送信されることによって第1のバッファ
のデータ蓄積量が所定値を越えた後では、第1のバッフ
ァにデータ蓄積の余裕ができ次第、直ちに確認フレーム
を転送するため、データフレームを切目無くATM網へ
送信でき、この結果、データ伝送のスループットを向上
させることができる。
【0009】また、第1のバッファ内のFCフレームの
蓄積量が零で、かつ第2のバッファ内に蓄積されるFC
フレームの中から、送信FCフレームに対するATM網
側からの確認フレームが検出される場合は、予め設定さ
れかつ前記蓄積により第1のバッファがオーバーフロー
しない数のFCフレームの送信を指示する前記確認フレ
ームをNポートへ送信する。この結果、Nポートからデ
ータフレームが小出しで送信されて第1のバッファに蓄
積される場合でも、蓄積されたデータフレームが読み出
されて第1のバッファが空くと直ちに確認フレームをN
ポートへ送信するため、送信待機中のNポート側ではタ
イムアウトになる前に次のデータフレームを送信でき、
従ってタイムアウトによるNポート側の送信データの紛
失を防止できる。また、第1のバッファが空くまでNポ
ートへの確認フレームの転送が停止されることから、N
ポートからの所定数以上のデータフレームが第1のバッ
ファに蓄積されることを防止でき、従って、第1のバッ
ファのサイズを最小のサイズに抑えることができ、かつ
Nポート間の距離が近距離時でも第1のバッファのオー
バフローを防止できる。
【0010】また、データ蓄積量検出手段の出力がFC
フレームの蓄積減少傾向を示し、かつ第1のバッファ内
に確認フレームの送信に対してNポートから送信される
データフレーム数分の空きが生じたときには確認フレー
ムをNポートへ送信する。この結果、データ伝送のスル
ープットを向上できると共に、第1のバッファのオーバ
フローを防止できる。また、第2のバッファを、FCフ
レーム中の確認フレームを蓄積する第3のバッファとF
Cフレーム中のデータフレームを蓄積する第4のバッフ
ァとにより構成する。この結果、確認フレームの有無を
容易に検知できる。また、第2のバッファ内に蓄積され
ている確認フレームのアドレスを記憶する記憶手段を設
け、記憶手段のアドレスに従って第2のバッファ内の確
認フレームを読み出しNポートへ送信する。この結果、
確認フレームの読み出しが容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す
ブロック図である。同図において、1はFC/ATM変
換装置、2はローカルNポート(以下、Nポート)、3
はATM網である。ここでFC/ATM変換装置1は次
のように構成されている。即ち、11はNポート2から
のFCフレームを受信するファイバチャネル受信器、1
2はその受信器11の出力を蓄積するセグメンタ用バッ
ファ、13はそのバッファ12の出力をセル化するセグ
メンタ、14はセグメンタ13の出力をATM網3へ送
信するATM送信器である。なお、符号11〜14で示
す各部によりFC/ATM変換部10が構成される。
【0012】また、16はATM網2から入力するセル
を受信するATM受信器、17はその受信器16の出力
をFCフレームに復元するリアセンブラ、18はリアセ
ンブラ17が出力するフレームの種別を弁別してACK
_n用バッファ(確認フレーム用バッファ)19かデー
タフレーム用バッファ20かのどちらかを選択してFC
フレームを入力するフイルタ、21はその2つのバッフ
ァのうちの一方を選択してFCフレームを通過させるス
イッチ、22は通過したFCフレームをローカルNポー
トへ送信するファイバチャネル送信器である。なお、符
号16〜22で示す各部によりATM/FC変換部15
が構成される。
【0013】ここでFC/ATM変換部10には、セグ
メンタ用バッファ12内のデータフレーム数を検出する
バッファモニタ23が含まれ、バッファ12にどれだけ
空き領域があるかという空き情報をコントローラ24へ
通知する。また、ATM/FC変換部15にもACK_
n用バッファ19内のフレーム数を検出するバッファモ
ニタ25が含まれ、確認フレームACK_nが何フレー
ム書込まれているかという書込み情報を共通のコントロ
ーラ24へ通知する。
【0014】次に、図1を参照してこのFC/ATM変
換装置の動作を説明する。Nポート2から入力するFC
フレームは、1バイトが10ビットで表示されるいわゆ
る10ビットコードである。これは、直流バランスを保
ち、クロック抽出を容易にするために用いられた符号で
ある。このFCフレームは、ファイバチャネル受信器1
1で光/電気変換された後、1バイトが8ビットの符号
に逆符号変換される。FCインタフェースのデータ速度
とATM回線の速度とは異っており、そのため時間調整
が必要で、FCフレームは一旦セグメンタ用バッファ1
2にFCの速度で書込まれて蓄積される。
【0015】それと同時にFCフレームはセグメンタ用
バッファ12からATMの速度で、入力順に読出され、
セグメンタ13にて、48バイトのATMセルに分割さ
れ、各セル毎に5バイトのヘッダが付与されてATMセ
ルとなる。フレームの終り部分にあたる最後のセルに
は、8バイトのトレーラが付与され、更に必要なバイト
数のパディングが、データとトレーラとの間に挿入され
て53バイトのセルとなる。上記説明は、AAL5(A
TMアダプテーションレイヤ5)と呼ばれるプロトコル
の場合であるが、必ずしもこのプロトコルである必要は
ない。
【0016】このような変換過程で、セグメンタ13に
より、セルのヘッダにはFCフレームのヘッダに含まれ
ていた宛先アドレス(Destination_ID)
に対応したVPI(仮想パス識別子)とVCI(仮想チ
ャネル識別子)とが設定される。VPI,VCIと宛先
アドレス(対向Nポートアドレス)とは、あらかじめ対
応が決定されており、装置内部にその対応関係情報が保
持されている。これらのセルはATM送信器14で電気
/光変換された後、ATM網3へ送信される。
【0017】逆に、ATM網3から入力するセルはAT
M受信器16にて、光/電気変換されてセルの抽出が行
われ、リアセンブラ17にて、セルのヘッダ、トレイ
ラ、パディングが除去されて、対向のNポートが送信し
た元のFCフレームに復元される。復元されたFCフレ
ームは、フイルタ18でそのヘッダが解読され、確認フ
レームかデータフレームかが識別される。そして、速度
調整のため、一旦、確認フレームはACK_n用バッフ
ァ19に、データフレームはデータフレーム用バッファ
20にATM網3の速度で蓄積される。
【0018】そして、通常は、蓄積されたデータフレー
ムは入力した順番にスイッチ21によって、FCの速度
で読出されファイバチャネル送信器22へ導かれる。フ
ァイバチャネル送信器22では、1バイトを10ビット
符号に変換したうえ、電気/光変換し、FCフレームと
してNポート2へ送信する。なお、ファイバチャネル送
信器22とファイバチャネル受信器11とで、FCレイ
ヤのFC−0(物理層)、FC−1(符号層)の全て
と、FC−2(プロトコル層)のうちのフレーム処理部
を実現している。FCフレームには、確認フレームの他
に、データフレーム,命令フレーム及び応答フレームが
あるが、ここでは確認フレーム以外をまとめてデータフ
レームと呼んでいる。その理由は、確認フレームだけを
特別に処理するためである。
【0019】コントローラ24では2つのバッファモニ
タ23,25の結果を判断し、セグメンタ用バッファ1
2に次のデータフレーム分の蓄積余裕があり、しかもA
CK_n用バッファ19に確認フレームが蓄積されてい
れば、スイッチ21を切替えて、ACK_n用バッファ
19から確認フレームを読出して送信する。この確認フ
レーム転送条件は3通りある。即ち、その第1の転送条
件としては、セグメンタ用バッファ12が空になったと
きは直ちに蓄積しておいた確認フレームを転送する。こ
れは、Nポート2がエンド_エンド_クレジット数のデ
ータフレームを一度に送信せず、小出しにする場合でも
対応できるようにするためである。エンド_エンド_ク
レジット数は最大限界を示すもので、一度に送信するデ
ータフレーム数がこの値以下の場合もありうるからであ
る。
【0020】更に、データフレームを小出しした後、N
ポート2が確認フレームを待っている可能性がある。こ
の場合、確認フレームを転送しないといつまでたっても
次のデータフレームを送信せず、タイムアウトになる可
能性がある。これを避けるために、バッファ12が空に
なった時点で確認フレームを転送する。ここで確認フレ
ームの転送と同時に、偶然エンド_エンド_クレジット
数の残りのデータフレームを受信し、その後、直ちに連
続して転送された確認フレームに対する次のデータフレ
ームを受信する可能性もある。しかしその場合でもバッ
ファ12はオーバフローすることはない。
【0021】以下に、これを数式で示す。まず、最初に
Nポート2がエンド_エンド_クレジット数wより小さ
なクレジット数w’のフレームを送信したとする。変換
装置1は直ちにこれをセル化して対向Nポートに対して
送信する。ここでNポート2が送信を中断し、バッファ
12が空になった時点で、確認フレームがnフレーム分
到着していたとする。この時点では、クレジット数w’
のフレームは全て対向Nポートに到達していない場合も
ある。従って、 n≦w’(ただし、nは受信フレーム数) (1) となる。なぜなら、受信したフレーム数nはそれを送信
する全体フレーム数w’より大きいことはあり得ないか
らである。
【0022】この時点で確認フレームを転送したとし、
ちょうど行き違いに、Nポート2からエンド_エンド_
クレジット数の残りの(w−w’)個のデータフレーム
が送信してきたとし、更に引続き、転送された確認フレ
ームの分のnデータフレームを送信したとする。この場
合、変換装置1には、(w−w’+n)個のデータフレ
ームが連続して入力される。この値は上述した式(1)
より、 w−w’+n≦w (2) となって、元々のエンド_エンド_クレジット数wより
小さい。バッファ12が空のときは、w個のフレームを
入力してもオーバーフローしないため、従ってこれより
小さい数のデータフレームを入力しても当然オーバーフ
ローしない。この説明で分るように、確認フレームは1
フレームである必要はなく、各確認フレームが表してい
る受信したフレーム数の合計がnとなる複数の確認フレ
ームを転送する。
【0023】次に第2の転送条件について以下に説明す
る。エンド_エンド_クレジット数wのデータフレーム
を受信し終った後は、確認フレームを転送しないうち
は、次のデータフレームの受信はあり得ないので、この
場合はセグメンタ用バッファ12が完全に空になるまで
待つ必要はなく、nフレーム分の空きができた時点で、
確認フレームを転送すればよい。逆に言えば、エンド_
エンド_クレジット数のデータフレームを受信し終らな
いうちは、セグメンタ用バッファ12には空きがあって
も、エンド_エンド_クレジット数までの残りのデータ
フレームを引続き入力する可能性があるため確認フレー
ムの送信は停止しておく。
【0024】ここで待ち時間が許容されるならば、バッ
ファ12が完全に空になるまで待っても差し支えない
が、nフレーム分の空きで転送することにより、処理を
早めることができ、従って遅延時間を短縮できる。この
例では、所定数として、データフレームがwフレーム分
入力した時点のバッファ内フレーム数として説明した。
なお、所定数に達した時とは、wフレームの受信が完了
した時点のことである。従って、バッファ12内の蓄積
データフレーム数の代りに、書込みデータフレーム数を
使用しても同様である。それは、書込みデータフレーム
数と蓄積データフレームとは一定の関係があるからであ
る。この関係は主に、FC速度とATM速度との比率で
決り、書込みデータフレーム数がwのとき、蓄積データ
フレーム数をBmaxとすると、その比Bmax/w
は、書込みデータフレーム数によらず一定となる。
【0025】次に第3の転送条件について以下に説明す
る。ここでは設定値をnフレームとして説明する。セグ
メンタ用バッファ12のバッファモニタ23の出力の時
間的変化が減少しつつあるときは、nフレームの減少が
生じた時点で確認フレームを転送する。この確認フレー
ムの転送に対してNポート2から送信される次のnフレ
ームのデータフレームに対してもバッファ12ではオー
バフローを起さない。
【0026】これを以下に数式を用いて説明する。先の
説明と同様に、Nポート2がw’(w’<w)フレーム
を送信した後、送信を中断したとする。ここでバッファ
12のサイズをBmaxとすれば、wフレーム受信した
時点で、バッファ12内に蓄積するデータフレーム数が
Bmaxとなる。フレーム受信と同時にセル送信を行う
ため、当然、Bmax<w となる。さて、w’フレー
ムを受信した時点で、バッファ12には受信フレーム数
に比例して、 Bmax・w’/w (3) だけデータフレームが蓄積されている。
【0027】これは受信データフレーム数の係数Bma
x/w 倍が蓄積されるためである。バッファ12の空
きは全体サイズから蓄積フレーム数を引いた Bmax−Bmax・w’/w (4) となる。この時点から、データフレームが入力せず、セ
ル送信が継続して行われ、蓄積されていたデータフレー
ムがnフレーム分減少すると、バッファの空きはnフレ
ームだけ増加し、 Bmax−Bmax・w’/w +n (5) となる。従ってこの時点で確認フレームを転送する。
【0028】ここで転送と行き違いに、Nポート2から
エンド_エンド_クレジット数の残りの(w−w’)個
のフレームが送信され、更に引続き、転送された確認フ
レームの分のnフレームが送信されてきたとする。これ
を変換装置1からみると、(w−w’+n)フレームが
連続して入力されることになる。このデータフレームの
入力に対し、蓄積データフレーム数の増加分はデータフ
レーム数に一定係数Bmax/wを乗じた値の Bmax・(w−w’+n)/w (6) となる。従って、バッファ12の空きは、その分だけ減
少し、 (Bmax−Bmax・w’/w +n) −Bmax・(w−w’+n)/w (7) となる。
【0029】これを計算すれば、空きは、 n・(1−Bmax/w) (8) となる。ここで上述したように、Bmax<w である
から、上記空きの式の値は正となる。つまり、これだけ
のデータフレームを連続受信しても、バッファ12には
空きが残っていてオーバーフローしない。確認フレーム
が複数であっても、それら全体で受信したフレーム数の
合計がnフレームであればそれらの確認フレームを転送
する。
【0030】このようにすれば、エンド_エンド_クレ
ジット数のデータフレームを受信している最中に、Nポ
ート2から送信中断が起っても、バッファが完全に空に
なるまで待たなくて済み、遅延時間を低減できる。この
ように、これは、エンド_エンド_クレジット数wのデ
ータフレームの受信最中でも有効である。
【0031】次に、図3に示す信号シーケンスに従いセ
グメンタ用バッファ12のサイズの決定状況を具体的に
説明する。図3は、縦方向に時間を、また横方向に距離
を表した図であり、一例として、エンド_エンド_クレ
ジット数wが16、確認フレームACK_nの個数nが
4の場合を示す。Nポート2Aからエンド_エンド_ク
レジット数に等しい数のデータフレームが送信されてく
るが、これを数字1〜16で示す。図3において、四角
で囲った数字はフレーム番号を表す。
【0032】まず1番フレーム#1が変換装置1Aに入
力されると、一旦セグメンタ用バッファ12(第1のバ
ッファ)に蓄積される。そして受信データが全て蓄積さ
れると、読み出されてセグメンタ13によりセル化され
る。図3では、FCインタフェース速度がATM速度よ
り高速の場合を示しており、そのため1フレームの時間
長はFCリンクより、ATM網3の方が長くなり、だい
たいビットレートに反比例する。例えば、一例としてF
Cインタフェース速度が1.0625Gbpsであると
き、1フレーム(2148バイト(最大))は、FCリ
ンクでは1バイトが10ビットのため、約20μSの時
間長となる。また、ATM網の速度を例えば622.0
8Mbpsとすると、1フレームが45セルにまたがっ
てセグメント化されるため、信号長は約30μsとな
り、1.5倍長くなる。
【0033】そのため、セル化待ちのフレームがバッフ
ァ12に蓄積されていく。対向の変換装置1Bでは、1
番フレーム#1のセルを受信するとリアセンブリを開始
し、時間長が約20μSの元のFCフレームに復元しリ
モートNポート2Bへ転送する。そして、Nポート2A
から16フレーム目(#16)が入力し終った時点(時
点)では、変換装置1Aではデータフレームの10番
目(#10)がセル化途中であり、1番から9番までの
データフレーム#1〜#9は既にATM網3へ送信され
バッファ12に残っていない。そのため、バッファ12
内のフレーム数は7(16−9)であり、これが最大バ
ッファサイズBmaxに等しい。つまり、本装置のバッ
ファサイズは最大7である。
【0034】一方、リモートNポート2Bには、この時
点で既に約8フレーム(データフレーム#1〜#8)が
到着完了している。対向のFC/ATM変換装置1Bで
は、ATM網3の速度より高速なFCの速度でFCフレ
ームを復元して、リモートNポート2Bへ転送してい
る。リモートNポート2Bは、データフレームを4フレ
ーム受信するごとに確認フレームACK_4を返送する
ので、データフレーム#1〜#4に対する1番目の確認
フレーム(#1ACK_4)はエンド_エンド_クレジ
ット数の受信途中に到着している(時点)。これは前
述した3つの転送条件のどれにも当てはまらないため、
Nポート2Aへの確認フレームの転送は停止される。
【0035】即ち、この場合バッファ12が空でなく、
またw個のフレームを未だ受信し終っておらず、バッフ
ァ12への蓄積フレーム数が増加しつつあるためであ
る。最初の確認フレーム(#1ACK_4)の転送が行
われるのは、13番目のデータフレーム#13をセル化
し終えてからである(時点)。なぜなら、バッファ1
2に残っているフレーム数が3(16−13)であり、
バッファの余裕が4(7−3)となって、nの値と等し
くなるからである。これは前記転送可能条件を満してい
る。そのため、データフレーム#13をセル化し終えて
から最初の確認フレーム#1ACK_4をNポート2A
に転送することができる。
【0036】最初の確認フレーム#1ACK_4をNポ
ート2Aに転送すると、直ちに、値n(=4)に対応し
て、次の4つのデータフレーム#17〜#20がNポー
ト2Aから送信されてくる。フレーム#20を受信した
時点では、セル化が更に進んでおりバッファ12内には
1番目から15番目までのデータフレームは残っておら
ず、5(20−15)フレーム分が残っている。つま
り、16番から20番までの5フレームがバッファ内に
ある。これは、Bmax=7より小さいのでオーバフロ
ーせずに蓄積可能となる。以下同様に進展し、データフ
レーム数は増加と減少を繰返すが、周期的であり、その
後は最大でも5フレーム分が蓄積されるだけであって、
最大サイズBmax(=7)を越えることはない。即
ち、必要なバッファサイズは7である。
【0037】次に比較のため、従来例を図4,図5に示
す。図4,図5は確認フレームの転送制御を行わない場
合の信号シーケンスである。エンド_エンド_クレジッ
ト数wと確認フレームのnは図3に示す本発明の場合と
同様である。ここで図3と異なる部分を説明すると、従
来例ではデータフレーム#1〜#4に対する最初の確認
フレーム#1ACK_4をそのままNポートへ転送する
(時点)ため、wフレーム受信した後に、確認フレー
ム#1ACK_4に対するデータフレーム#17〜#2
0が入力されることである(時点)。そしてこれらの
フレームを受信している間に、データフレーム#5〜#
8に対する2番目の確認フレーム(#2ACK_4)が
転送される(時点)。このため、データフレーム#2
0の次に、2番目の確認フレーム#2ACK_4に対す
るデータフレーム#21〜#24が連続して入力され
る。
【0038】同様に、3番目の確認フレーム#3ACK
_4に対するデータフレーム#25〜#28までの合計
28フレームが連続して入力される。ここで、バッファ
12内のデータフレーム数が最大となるのは、4番目の
確認フレーム#4ACK_4に対するデータフレーム#
29〜#32を入力した直後(時点)である。このと
き既に20番目のデータフレーム#20は送信されてお
り、従ってバッファ12内に残っているデータフレーム
数は12(32−20)となる。以後、バッファ12内
に残っているデータフレーム数は図5に示すように、4
フレームごとに周期的に増減を繰返し、それらの最大は
12フレーム分である。従って、図4,図5に示す従来
例の場合は、バッファ12の必要な最大サイズBmax
は12となる。
【0039】ここで本発明によるバッファサイズBma
x(=7)と従来例のバッファサイズとを比較してみる
と、従来例のバッファサイズは本発明に比べて1.7倍
大きいことが分かる。ATM網3をみれば明らかなよう
に、本発明の場合でも従来例の場合でもATMセルの伝
送は同一であり、対向のNポートからは識別することは
できない。即ち、スループットは同じで劣化は起りえな
い。また、バッファサイズBmaxの数値は説明しやす
いように小さな値としたが、数百、数千であっても同様
なことは信号シーケンスから容易に説明できる。また、
削減比率がバッファサイズBmaxの絶対値に無関係な
ので、バッファサイズBmaxの値が大きいほど削減で
きるバッファサイズの絶対値は大きくなる。
【0040】次に、データフレームを受信して蓄積する
バッファ12のサイズの決定状況について図6を参照し
て説明する。図6は2つのNポート2A,2B間の距離
と、この距離に対する必要なバッファサイズBmaxと
の関係を示すグラフである。同図において、実線部分が
従来例を、点線部分が本発明の一例を示している。図中
のw1、w2はそれぞれエンド_エンド_クレジット数
を示し、w1<w2である。エンド_エンド_クレジッ
ト数が大きければ一度に受信するデータフレーム数が増
加するため、当然必要なバッファサイズも大きくなる。
【0041】また、図6に示すn1,n2は確認フレー
ムACK_nのnの値を示し、n1<n2の関係があ
る。確認フレームACK_nのnが小さいほど、早めに
確認フレームACK_nが作成されて到達するため、上
述したように連続データフレーム数が増加し、それに見
合ってバッファサイズを大きくする必要がある。また、
距離が0kmのとき必要なバッファサイズは確認フレー
ムACK_nのnが小さいならば、ほぼエンド_エンド
_クレジット数に等しい。
【0042】即ち例えば、エンド_エンド_クレジット
数がw1のときはバッファサイズBmaxもほぼw1だ
け必要になり、エンド_エンド_クレジット数がw2の
ときはバッファサイズBmaxもほぼw2だけ必要にな
る。距離がある値のとき、エンド_エンド_クレジット
数のデータフレームを送信し終えたときに、ちょうど最
初の確認フレームACK_nが到達することが起る。こ
のとき、全データフレームを送信し終えているので、バ
ッファ12が空となっている。この状況が図6のグラフ
では水平の直線が傾く領域である。この長さ以上の距離
に対しては、バッファが空になってから、ある時間が経
過して最初の確認フレームが到着する状況となる。
【0043】従って、必要なバッファサイズは上記領域
での値と同様で、ただ確認フレームの待ち時間が増加す
るだけとなる。そのためその領域ではグラフは水平とな
る。この領域で必要なバッファサイズの値は,エンド_
エンド_クレジット数がw1のときB1、エンド_エン
ド_クレジット数がw2のときB2であり、いずれもエ
ンド_エンド_クレジット数より小さい。その理由は、
FCフレームが入力されると同時にセル化し始め、エン
ド_エンド_クレジット数が入力し終った時点では既に
先に入力していたFCフレームのうちセル化が終了した
ものは送信されてバッファ12内には残っていないため
である。この時点で、まだセル化されていないデータフ
レームがバッファに残っているのみで、この数が図6中
のB1,B2である。従ってこれらの値はエンド_エン
ド_クレジット数より小さい。また、これらB1,B2
の値はFCインタフェース速度とATM速度との比率関
係で決定される。
【0044】それを以下に説明する。なお、ここでは説
明を簡単にするためにATM網の速度がFCインタフェ
ースの速度の1/2とすると、エンド_エンド_クレジ
ット数のデータフレームが入力し終えた時点では、およ
そ、前半の半分のデータフレームが送信し終え、後半の
半分のデータフレームが残っていることになる。従っ
て、グラフの水平部分の領域では、ほぼエンド_エンド
_クレジット数の1/2のバッファサイズが必要とな
る。この例では1/2という比率であるが、実際の比率
は上述したようにFCインタフェースの速度とATM速
度との比率で決定される。
【0045】本発明では図6に示すように、エンド_エ
ンド_クレジット数がw1の場合、必要なバッファサイ
ズBmaxはグラフが水平な部分の値B1であり、同様
にエンド_エンド_クレジット数がw2の場合、バッフ
ァサイズBmaxはB2であって、これらの値は従来例
での長距離時に必要な最小のバッファサイズにそれぞれ
等しい。なお、本発明では必要なバッファサイズは距離
にかかわりなく同一の値でよい。
【0046】次に、図2に本発明の他の実施の形態を示
す。図2は本発明の他の実施形態を示すブロック図であ
る。この実施の形態では、リアセンブラ用バッファ34
に、確認フレームとデータフレームをともに蓄積する。
リアセンブラ17が出力するFCフレームの中からAC
K_n検出器(確認フレーム検出器)31で確認フレー
ムを検出する。検出したら、リアセンブラ用バッファ3
4に書込むと同時にACK_nアドレスホルダ32にそ
のアドレスを記録する。このアドレスホルダ32は例え
ばコントローラ24用の図示しないメモリ上にテーブル
として作成される。リアセンブラ用バッファ34の書込
みアドレスと読出しアドレスをアドレスコントローラ3
3で制御する。
【0047】コントローラ24は、セグメンタ用バッフ
ァモニタ23から空き情報を受けた結果に基づき、確認
フレーム転送条件が成立していると判断すると、このア
ドレスホルダ32を参照し、アドレスコントローラ33
の読出しアドレスを蓄積している確認フレームACK_
nのアドレスに一致させることにより、その確認フレー
ムACK_nを読出す。なお、転送条件が成立しない場
合は、確認フレームACK_nの読み出しを禁じ、デー
タフレームを読出す。このように構成することにより、
リアセンブラ用バッファ34を共用することが可能とな
る。
【0048】このように、データフレーム用バッファ1
2の蓄積状況をモニタして、次のデータフレームを蓄積
する余裕があるかどうかを前記条件をもとに判断し、余
裕があれば一旦蓄積しておいた確認フレームをNポート
へ転送してNポートから次のデータフレームを受信し、
逆に、余裕がない場合は確認フレームを転送せずに保留
しておくことにより、エンド_エンド_クレジット数以
上のデータフレームが連続して入力されることを防止で
きる。従って、Nポート2A,2B間の距離によらず
に、バッファ12を最小のサイズで構成でき、またデー
タ伝送の際に高スループットを維持できる。
【0049】即ち、第1の効果としては、バッファ12
のサイズが最小で済み、Nポート2A,2B間の距離が
近距離時にもバッファ12のオーバフローが発生しない
ことである。その理由は、バッファが空くまで確認フレ
ームの転送を停止し、データフレームの連続受信がエン
ド_エンド_クレジット数以上続くことを防止するため
である。また、第2の効果としては、スループットが劣
化しないことである。その理由は、バッファ12に余裕
ができ次第、直ちに確認フレームを転送することによ
り、データフレームを切目無くATM網3へ送信するか
らである。
【0050】また、第3の効果としては、Nポート2
A,2B間の距離が長距離時にバッファ12に未使用の
無駄領域が生じないことである。その理由は、長距離時
に合わせてバッファサイズを決めるためである。また、
第4の効果としては、設計時にはNポート2A,2B間
の距離に無関係に、最小サイズのバッファを実装すれば
よく、従って距離に応じてバッファの実装数量を変える
必要がないことである。第5の効果としては、エンド_
エンド_クレジット数が大きいほどバッファ12のサイ
ズ削減が可能な絶対値を大きくできることである。その
理由は、削減比率がエンド_エンド_クレジット数によ
らず、FCインタフェース速度とATM網速度との比率
で決るため、エンド_エンド_クレジット数の絶対値が
大きいほど削減できるバッファ12のサイズの絶対値も
大きくなるためである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、N
ポートとATM網との間に配設され、NポートからのF
Cフレームを受信するとこのFCフレームを第1のバッ
ファに蓄積すると共に蓄積した第1のバッファのFCフ
レームをATM網の速度で読み出しセグメント化してA
TM網へ送信するFC/ATM変換部と、ATM網を介
し対向NポートからATMセルを受信するとFCフレー
ムにリアセンブリして第2のバッファに蓄積し、蓄積し
た第2のバッファのフレームをFCインタフェースの速
度で読み出してNポートへ送信するATM/FC変換部
とを備えた変換装置に、第1のバッファ内のFCフレー
ムの蓄積量を検出するデータ蓄積量検出手段を設け、デ
ータ蓄積量検出手段により検出された第1のバッファ内
のFCフレームの蓄積量が所定値を越えた後に予め定め
た設定値以下を示し、かつ第2のバッファ内に蓄積され
るFCフレームの中から確認フレームが検出される場合
はこの確認フレームをNポートへ送信するようにしたの
で、エンド_エンド_クレジット数分のデータフレーム
が一度にNポートから送信されることによって第1のバ
ッファのデータ蓄積量が所定値を越えた後では、第1の
バッファにデータ蓄積の余裕ができ次第、直ちに確認フ
レームを転送するため、データフレームを切目無くAT
M網へ送信でき、この結果、データ伝送のスループット
を向上させることができる。
【0052】また、第1のバッファ内のFCフレームの
蓄積量が零で、かつ第2のバッファ内に蓄積されるFC
フレームの中から確認フレームが検出される場合はこの
確認フレームをNポートへ送信するようにしたので、N
ポートからデータフレームが小出しで送信されて第1の
バッファに蓄積される場合でも、蓄積されたデータフレ
ームが読み出されて第1のバッファが空くと直ちに確認
フレームをNポートへ送信するため、送信待機中のNポ
ート側ではタイムアウトになる前に次のデータフレーム
を送信でき、タイムアウトに基づく送信データの紛失を
防止できる。また、第1のバッファが空くまでNポート
への確認フレームの転送が停止されることから、Nポー
トからの所定数以上のデータフレームが第1のバッファ
に蓄積されることを防止でき、従って、第1のバッファ
のサイズを最小のサイズに抑えることができ、かつNポ
ート間の距離が近距離時でも第1のバッファのオーバフ
ローを防止できる。
【0053】また、データ蓄積量検出手段の出力がFC
フレームの蓄積減少傾向を示し、かつ第1のバッファ内
に確認フレームの送信に対してNポートから送信される
データフレーム数分の空きが生じたときには確認フレー
ムを転送するため、データ伝送の際のスループットを向
上できると共に、第1のバッファのオーバフローを防止
できる。また、第2のバッファを、FCフレーム中の確
認フレームを蓄積する第3のバッファとFCフレーム中
のデータフレームを蓄積する第4のバッファとにより構
成するようにしたので、確認フレームの有無を容易に検
知できる。また、第2のバッファ内に蓄積されている確
認フレームのアドレスを記憶する記憶手段を設け、記憶
手段のアドレスに従って第2のバッファ内の確認フレー
ムを読み出し転送するため、確認フレームの読み出しが
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のFC/ATM変換装置のブロック図
である。
【図2】 上記装置の他の実施の形態を示すブロック図
である。
【図3】 上記装置の動作を示すシーケンス図である。
【図4】 従来装置の動作を示すシーケンス図である。
【図5】 従来装置の動作を示すシーケンス図である。
【図6】 受信したデータフレームを蓄積するに必要な
バッファサイズを示すグラフである。
【図7】 本発明において用いられるNポートの説明図
である。
【符号の説明】
1,1A,1B…FC/ATM変換装置、2,2A,2
B…Nポート、3…ATM網、10…FC/ATM変換
部、11…ファイバチャネル受信器、12…セグメンタ
用バッファ、13…セグメンタ、14…ATM送信器、
15…ATM/FC変換部、16…ATM受信器、17
…リアセンブラ、18…フィルタ、19…ACK_n用
バッファ、20…データ用バッファ、21…スイッチ、
22…ファイバチャネル送信器、23,25…バッファ
モニタ、24…コントローラ、31…ACK_n検出
器、32…ACK_nアドレスホルダ、33…アドレス
コントローラ、34…リアセンブラ用バッファ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/66 H04L 29/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイバチャネルインタフェースである
    FCインタフェースを有するNポートと非同期転送モー
    ド網であるATM網との間に配設され、前記Nポートか
    らのFCフレームを受信するとこのFCフレームを第1
    のバッファに蓄積すると共に、蓄積した第1のバッファ
    のFCフレームをATM網の速度で読み出しセグメント
    化してATM網へ送信するFC/ATM変換部と、AT
    M網を介しATMセルを受信するとFCフレームにリア
    センブリして第2のバッファに蓄積し、蓄積した第2の
    バッファのフレームをFCインタフェースの速度で読み
    出して前記Nポートへ送信するATM/FC変換部とを
    備えたFC/ATM変換装置であって、 第1のバッファ内のFCフレームの蓄積量を検出するデ
    ータ蓄積量検出手段を備え、前記データ蓄積量検出手段
    により検出された第1のバッファ内のFCフレームの蓄
    積量が所定値を越えた後に予め定めた設定値以下を示
    し、かつ第2のバッファ内に蓄積されるFCフレームの
    中から、前記送信FCフレームに対するATM網側から
    確認フレームが検出される場合は、予め設定されかつ
    前記蓄積により第1のバッファがオーバーフローしない
    数のFCフレームの送信を指示する前記確認フレームを
    前記Nポートへ送信することを特徴とするFC/ATM
    変換装置における確認フレーム転送制御方式。
  2. 【請求項2】 ファイバチャネルインタフェースである
    FCインタフェースを有するNポートと非同期転送モー
    ド網であるATM網との間に配設され、前記Nポートか
    らのFCフレームを受信するとこのFCフレームを第1
    のバッファに蓄積すると共に、蓄積した第1のバッファ
    のFCフレームをATM網の速度で読み出しセグメント
    化してATM網へ送信するFC/ATM変換部と、AT
    M網を介しATMセルを受信するとFCフレームにリア
    センブリして第2のバッファに蓄積し、蓄積した第2の
    バッファのフレームをFCインタフェースの速度で読み
    出して前記Nポートへ送信するATM/FC変換部とを
    備えたFC/ATM変換装置であって、 第1のバッファ内のFCフレームの蓄積量を検出するデ
    ータ蓄積量検出手段を備え、前記データ蓄積量検出手段
    により検出された第1のバッファ内のFCフレームの蓄
    積量が零で、かつ第2のバッファ内に蓄積されるFCフ
    レームの中から、前記送信FCフレームに対するATM
    網側からの確認フレームが検出される場合は、予め設定
    されかつ前記蓄積により第1のバッファがオーバーフロ
    ーしない数のFCフレームの送信を指示する前記確認フ
    レームを前記Nポートへ送信することを特徴とするFC
    /ATM変換装置における確認フレーム転送制御方式。
  3. 【請求項3】 ファイバチャネルインタフェースである
    FCインタフェースを有するNポートと非同期転送モー
    ド網であるATM網との間に配設され、前記Nポートか
    らのFCフレームを受信するとこのFCフレームを第1
    のバッファに蓄積すると共に、蓄積した第1のバッファ
    のFCフレームをATM網の速度で読み出しセグメント
    化してATM網へ送信するFC/ATM変換部と、AT
    M網を介しATMセルを受信するとFCフレームにリア
    センブリして第2のバッファに蓄積し、蓄積した第2の
    バッファのフレームをFCインタフェースの速度で読み
    出して前記Nポートへ送信するATM/FC変換部とを
    備えたFC/ATM変換装置であって、 第1のバッファ内のFCフレームの蓄積量を検出するデ
    ータ蓄積量検出手段を備え、前記データ蓄積量検出手段
    の出力がFCフレームの蓄積減少傾向を示し、かつ第1
    のバッファ内に確認フレームの送信に対して前記Nポー
    トから送信されるデータフレーム数分の空きが生じたと
    きには確認フレームを前記Nポートへ送信することを特
    徴とするFC/ATM変換装置における確認フレーム転
    送制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れかの請求
    項において、 第2のバッファを、FCフレーム中の確認フレームを蓄
    積する第3のバッファとFCフレーム中のデータフレー
    ムを蓄積する第4のバッファとにより構成することを特
    徴とするFC/ATM変換装置における確認フレーム転
    送制御方式。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3の何れかの請求
    項において、 第2のバッファ内に蓄積されている確認フレームのアド
    レスを記憶する記憶手段を備え、記憶手段のアドレスに
    従って第2のバッファ内の確認フレームを読み出しNポ
    ートへ送信することを特徴とするFC/ATM変換装置
    における確認フレーム転送制御方式。
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