JP2966411B1 - 根菜等の堀取り機 - Google Patents

根菜等の堀取り機

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JP2966411B1 JP31364598A JP31364598A JP2966411B1 JP 2966411 B1 JP2966411 B1 JP 2966411B1 JP 31364598 A JP31364598 A JP 31364598A JP 31364598 A JP31364598 A JP 31364598A JP 2966411 B1 JP2966411 B1 JP 2966411B1
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Abstract

【要約】 【課題】 堀取り体のコンベヤベルトがブレーキ作用を
起こさない根菜堀取り機の提供。 【解決手段】 トラクタに取付けられる基枠2と、基枠
2に支持バー18を介して支持バー18に対して前方部
が後方部より下方に位置するように設置され、先端には
刃部26を有し、前後に亙って掛け渡されるコンベヤベ
ルト25を設けると共に、コンベヤベルト25を駆動可
能な駆動プーリ21を設ける堀取り体19とからなり、
駆動プーリ21は、コンベヤベルト25上面を後方に向
けて回転する方向にのみ空転可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、山芋、大根、
人参、ごぼう等土壌深部に成長する根菜類を収穫するた
めの堀取り機に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、この種の堀取り機としては、本
願出願人が先に提案した発明である特許第271009
9号『根菜等の掘り取り機』が従来例としてある。この
従来例は、『 (請求項1) トラクターに取り付け
られる基枠と、基枠に、支持バーを介して支持バーに対
して前方部が後方部よりも下方に位置するように設置さ
れる掘り取り体と、基枠後部に設置され入力軸から伝動
される回転を基枠の進行方向とは交差する面での揺動運
動に変換する揺動運動変換機構と、先端は掘り取り体の
後方部上方に位置され揺動運動変換機構により基枠の進
行方向とは交差する面で揺動運動される排除材とからな
ることを特徴とする長径の根菜等の掘り取り機。(請求
項2) トラクターに取り付けられる基枠と、基枠に、
支持バーを介して支持バーに対して回転自在にかつ前方
部が後方部よりも下方に位置するように設置される掘り
取り体と、トラクターPTO軸の駆動力により回転され
る入力軸と、基枠後部に設置され入力軸から伝動される
回転を基枠の進行方向とは交差する面での揺動運動に変
換する揺動運動変換機構と、先端は掘り取り体の後方部
上方に位置され揺動運動変換機構により基枠の進行方向
とは交差する面で揺動運動される排除材と、入力軸から
伝動される回転を上下運動に変換する上下運動変換機構
と、支持バーより後部で上下運動変換機構と掘り取り体
とを連結する連結バーとからなることを特徴とする長径
の根菜等の掘り取り機。』からなり、トラクタに取付け
られる基枠に、支持バーを介して支持バーに対して回転
自在に且つ前方部が後方部よりも下方に位置するように
掘り取り体を設置し、基枠後部に設置される、入力軸か
ら伝動される回転を基枠の進行方向と交差面で揺動運動
に変換する揺動運動変換機構によって、基枠の進行方向
と交差面で揺動運動される排除材を、先端部が掘り取り
体の上部に位置するように設け、入力軸から伝動される
回転を上下運動に変換する上下運動変換機構と掘り取り
体とを連結バーによって支持バーより後部で連結するよ
う形成したものである。そして、堀取り体は、上下運動
変換機構により上下動され、掘削した作土をトラクタ進
行方向後方へ移動させる作用を有する。
【0003】この従来例を圃場に導入して、根菜等の栽
培畦で収穫を開始すると、掘り取り体は上下運動変換機
構の作動により上下に運動しながら移動され、周囲の栽
培土とともに根菜を持ち上げる。排除材の先端は掘り取
り体の後方部上方に位置し、揺動運動変換機構により基
枠の進行方向とは交差する面で揺動されるため、根菜と
ともに浮き上がった栽培土は表層部から側部へ連続的に
排除され、長径の根菜等の首部は突出する。そのため、
作業員は容易に把持して抜き取ることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来
例では、堀り取り体は根菜の下側に位置させて堀り起す
ため、掘削土量及び浮き上がり土量が多量になる。掘り
取り体に掛け渡されるコンベヤベルトを回転させないと
きには、掘削土が掘り取り体に掛け渡されるコンベヤベ
ルトの上にかかる時の土圧が大きくトラクタの走行に対
する負荷が大きくなる問題点を有した。この問題点を回
避するには、トラクタの走行速度に併せて掘り取り体の
コンベヤベルトを後方に向けて駆動する方法が考えられ
る。しかしながら、走行するトラクタの速度は、エンジ
ン回転の変動や土質の硬度或は粘性等の種々の要因によ
って一定ではないので、単にコンベヤベルトを後方に回
転させたのでは、トラクタの速度が変化したときに、や
はり土壌作土の土圧がかかる問題点を有した。特に、コ
ンベヤベルトを一定の速度にしてトラクタを走行させて
いる時に、コンベヤベルト上にかかる土壌作土の土圧が
コンベヤベルトを後方へ回転させる方向に働いたとき
に、コンベヤベルトが一定速で有るためにコンベヤベル
トが土壌に対してブレーキの作用をしてしまい土壌作土
が溢れてしまう問題点を有した。又、この状態を改善す
るためにコンベヤベルトを増速しようとすると、土壌作
土の土圧が強すぎて機械的な破損につながる恐れもあっ
た。
【0005】そこでこの発明は、コンベヤベルトを後方
に回転させるような土壌作土の土圧がかかってもコンベ
ヤベルトがブレーキ作用をしない根菜等の掘取り機の提
供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この発明はトラクタに
取付けられる基枠と、基枠に支持バーを介して支持バー
に対して前方部が後方部より下方に位置するように設置
され、前後に亙って掛け渡されるコンベヤベルトを設け
ると共に、コンベヤベルトを駆動可能な駆動プーリを設
け、先端には刃部を有する堀取り体とからなり、駆動プ
ーリは、コンベヤベルト上面を後方に向けて回転する方
向にのみ自転可能であることを特徴とする根菜等の堀取
り機、及び、トラクタに取付けられる基枠と、基枠に支
持バーを介して支持バーに対して前方部が後方部より下
方に位置するように設置され、前後に亙って掛け渡され
るコンベヤベルトを設けると共に、コンベヤベルトを駆
動可能な駆動プーリを設け、先端には刃部を有する堀取
り体と、堀取り体の駆動プーリをコンベヤベルト上面が
後方に向けて回転する方向に駆動させる油圧モータ、及
び、油圧モータに圧油を供給する油圧ポンプを設けると
共に、油圧モータと並列にチェックバルブを設ける油圧
システムとからなることを特徴とする根菜等の堀取り
機、を提供する。そしてこの発明は以下の作用を有す
る。
【0007】トラクタに取付けられる基枠から支持バー
を介して取付けられる堀取り体は、前端に有する刃部で
土中の根菜下部を切断しながらトラクタと共に前進す
る。このとき、トラクタが前進するので、トラクタの前
進に伴って掘削される作土が堀取り体のコンベヤベルト
上でコンベヤベルトを押圧するが、コンベヤベルトが後
方へ回転しているので、トラクタの走行に伴って次々に
作土を後方へ送る。更に、コンベヤベルトを後方へ移動
させるような作土による土圧がかかったときは、駆動プ
ーリがコンベヤベルトを後方へ回転させる方向へは空転
可能なので、コンベヤベルトが駆動速度より早く後方へ
回転して作土を後方へ逃がす。又、油圧モータ及び油圧
モータに並列に設けるチェックバルブを設ける油圧シス
テムによって駆動プーリを駆動する場合は、掘削した作
土がコンベヤベルトを後方へ移動させるように土圧が作
用したときは、油圧モータが油圧ポンプによって送油さ
れる油による回転より早く回転しようとして、2次側か
ら送り出される圧油がチェックバルブを経由して油圧モ
ータの1次側へ戻ることで、油圧モータがスムースに回
転して、土圧によって回転しようとするコンベヤベルト
を後方へ無理なく回転させる。
【0008】
【発明の実施の形態】 次に、この発明の実施の形態を
図面に基づき説明する。第1図はこの発明の実施の形態
の側面説明図であり、図2は図1のX方向から見たミッ
ション部分の拡大説明図であり、図3は堀取り体の側面
説明図であり、図4は同平面説明図であり、図5は油圧
系統図である。1は、堀取り機である。堀取り機1はト
ラクタに取付けられ、トラクタのPTO軸と連結されて
トラクタの駆動力により駆動する。2は、基枠である。
基枠2は、板状体を相互に対向させた状態に形成する。
そして、基枠2の先端には板状体相互間に固定されるロ
アピン3を設け、板状体を連結固定し、ロアピン3によ
って堀取り機1はトラクタ1に取付けられる。更に基枠
2の後端にはブラケット2aを上方へ向け突設する。こ
のように基枠2は、堀取り機1のフレームを構成する。
【0009】4はマストステイである。マストステイ4
は、板状体からなり、マストステイ4の下端である基部
を基枠4に枢着し、マストステイ4の上部先端前方には
トップヒッチ4aを形成する。更に、トップヒッチ4a
の後方は油圧シリンダ5の一端と連結され、油圧シリン
ダ5の他端は基枠2のブラケット2aと連結される。そ
して、トップヒッチ4aもトラクタに取付けられ、ロア
ピン3及びトップヒッチ4aでトラクタに対して位置固
定される。従って、油圧シリンダ5を伸縮させること
で、マストステイ4の取付角度を変化させることが可能
となる。
【0010】6は、ミッションである。ミッション6
は、基枠4状に載置固定される。ミッション6は、トラ
クタ本体のPTO軸から動力を入力して、堀取り機1の
動力源とするものであり、前部には入力軸7を突出しP
TO軸と連結され、トラクタ本体から動力を受領する。
又、ミッション6の左右には、後述する掘削部に動力を
供給するためのスプロケット8を設ける。更に、ミッシ
ョン6の入力軸7にも後述する堀取り体19へ動力を供
給するための堀取り体用スプロケット9を設ける。
【0011】10は、堀取り体19へ動力としての圧油
を供給する油圧ポンプである。油圧ポンプ10は、ミッ
ション6上部に固定して設け、軸11に固定されるスプ
ロケット12を堀取り体用スプロケット9とチェーン1
3により接続してトラクタ本体から動力を得る。この実
施の形態では、油圧ポンプ10をミッション6上部に載
置固定するが、トラクタ本体の動力で駆動可能に載置す
れば良く、載置する位置は特に限定されない。油圧ポン
プ10からは圧油を送油する送油管A、及び、送油した
油を戻す戻り管Bが接続される。
【0012】14は、掘削部である。掘削部14は基枠
2に下方へ向けて設けられる。掘削部14は、堀取り機
1をトラクタに装着した時に、土中に位置し、根菜を掘
り起こすために根菜周辺の土壌を掘削し根菜を引き抜き
やすくする。掘削部14は、ブーム15、スプロケット
16、及び、掘削チェーン17からなる。ブーム15は
進行方向左右に対向して夫々上端を基枠2に固定され
る。そして、ブーム15の下端及び進行方向側である前
面にはスプロケット16が固定され、掘削チェーン17
がミッション6のスプロケット8と各スプロケット16
に掛け渡される。従って、掘削チェーン17は対向する
各ブーム15に設けられ、掘削時には、対向するブーム
15間に堀起こし対象である根菜を位置させて、ブーム
15のスプロケット16に掛け渡された掘削チェーン1
7を上下に駆動することで、掘起し対象である根菜の左
右の土壌を上下にかき分け掘り起こすことができる。掘
削チェーン17は、図1に表すように、各スプロケット
8、16に掛け渡された状態で外側に掘削刃を複数固定
されてなる。18は、支持バーである。支持バー18
は、長尺で強固な棒状体からなり、夫々対向させて設
け、各基枠2の後方に一端を固定され、下方へ垂設され
る。
【0013】19は、堀取り体である。堀取り体19
は、夫々の支持バー18の下部先端に一端を固定される
枠体20間に複数のローラ21を配してなり、支持バー
18の下端で、支持バー18から後方に且つ前部が後部
より下方に位置するように取付けられる。この実施の形
態では、枠体20の一端を支持バー18の下端に取付け
たが、中間部を支持バー18の下端に取付けても良く、
堀取り体18の前方部が後方部より下方に位置するよう
に設置されればよい。更に、堀取り体18の後端には、
駆動プーリ22が支持バー18間に回胴自在に取付けら
れる。そして、駆動プーリ22の中間部には、減速装置
23が固定され、入力回転を減速して駆動プーリ22を
回転させる。更に、堀取り体19には、減速装置23の
駆動源として、油圧モータ24が設置される。又、堀取
り体19には、コンベヤベルト25が、堀取り体19の
後端に位置する駆動プーリ22と各ローラ21に掛け渡
される。従って、後部が前部に比べ稍上方に位置する堀
取り体19がトラクタの移動に伴い前進すると、堀取り
体19の上面に位置するコンベヤベルト25上に、掘削
部14で掘削する土壌が当たり土圧を受けることとな
る。この実施の形態ではコンベヤベルト25は平ベルト
からなるが、ベルト上面に突起等を設けたベルトとして
も良い。又、堀取り体19の先端には、図3及び図4に
表すように、刃部26を固定する。刃部26は平面視略
三角形状に形成され、基端部で有る一辺がが枠体20に
固定され、他の二辺に刃を形成してなる。そして、刃部
26は、堀取り体19が前進すると、刃部26に位置し
た根菜下端の根を切断し、根菜を抜ける状態とする。
【0014】更に、堀取り体19の油圧モータ24回転
軸にはスプロケットが設けられ、減速装置23の入力軸
に設けられるスプロケットに連結される。従って、油圧
モータ24が回転すると回転が減速されて駆動プーリ2
2に動力を伝え回転させる。油圧モータ24は、油圧ポ
ンプ10と送油管A及び戻り管Bで接続され、油圧ポン
プ10からの送油管Aで送油されて駆動し戻り管Bで駆
動後の油を油圧ポンプ10へ戻し回転駆動される。
【0015】油圧系統を図5に表す。図5に表すとお
り、油圧ポンプ10からの送油は油圧モータ24に送ら
れ、油圧モータ24から出る油は再び油圧ポンプ10へ
戻るが、油圧ポンプ10及び油圧モータ24間には、油
圧モータ3と並列にチェックバルブ27及び流量可変バ
ルブ(可変絞り弁)28を配して構成する。油圧系統を
上述のように構成することで、油圧モータ24が油圧ポ
ンプ10によって回転される回転速度より早く回転する
ような力を回転軸に受け、油圧モータ24が油圧ポンプ
10によって回転される回転速度より早く回転されて
も、油圧モータ24の送油側が負圧状態になろうとして
も油圧モータ24の戻り側からチェックバルブ27経由
して、戻り側の圧油が流入できるため、油圧モータ24
は、スムースに油圧ポンプ10によって回転される回転
速度より早く回転することが可能で自転可能となる。
又、流量可変バルブ28は、油圧ポンプ10からの送油
の一部を油圧モータ24の戻り側へ送ることで油圧モー
タ24の回転を制御可能とする。
【0016】29は、サブミッションである。サブミッ
ション29は、ミッション6の後部に載置され、ミッシ
ョン6の後部から突出される動力軸と接続され、動力を
得てサブミッション29後部から突出されるサブミッシ
ョン29の出力軸を回転させる。サブミッション29の
後部から突出する出力軸は、更に後部に設けら、基枠2
後部に揺動自在に取付けられる排除材30を揺動可能に
偏心軸を形成して排除材30に接続され、排除材30を
揺動駆動させる。排除材30は、掘削され地表から盛り
上がった土壌をトラクタ進行方向左右に揺動することで
排除して掘出される根菜の上部を地表に突出させる。
【0017】次に、この実施の形態の作用を説明する。
トラクタに取付けられた堀取り機1は、掘削部14及び
堀取り体19が土壌中に有り、排除材30は基枠2の後
部で地表付近に位置する。堀取り機1は、掘削部14の
左右掘削チェーン17間に掘起こす根菜を位置させ、ト
ラクタが駆動されることで、根菜が掘削部14のブーム
15間を通過して根菜を掘起こすものである。
【0018】トラクタを駆動すると、ミッション6へP
TO軸を経て動力が伝達される。伝達された動力は、ミ
ッション6のスプロケット8及び堀取り体用スプロケッ
ト9を回転させる。スプロケット8が回転することで掘
削部14の掘削チェーン17が回転し、トラクタの前進
に伴って堀取り機1も前進するので、前進しながら土壌
を掘削する。一方、堀取り体用スプロケット9と連結さ
れる油圧ポンプ10も回転される。油圧ポンプ10が回
転すると圧油が送油管A内を堀取り体19に設ける油圧
モータ24に送られ、油圧モータ24が回転される。回
転された油圧モータ24の動力は、更に駆動プーリ22
を回転させ、駆動プーリ22及びローラ21に掛け渡さ
れたコンベヤベルト25を回転させる。コンベヤベルト
25の回転方向は、堀取り機1が移動することで相対的
にコンベヤベルト25の上面へ移動された土壌を後方へ
移動するように、コンベヤベルト25の上面が後方へ回
転する。
【0019】上述のように掘削部14及び堀取り体19
が駆動されて、掘削部14及び堀取り体19はトラクタ
の前進に伴いブーム15間に堀起こし対象である根菜を
位置させて前進される。すると、進行方向に対し根菜の
左右に位置する掘削チェーン17が上下方向に回転して
根菜周辺の土壌を上下に掘削する。掘削された土壌及び
根菜は、トラクタが前進することで、相対的に掘削部1
4の後方へ移動される。移動された土壌及び根菜は、や
がて、堀取り体19の刃部26位置へ移動し、根菜はそ
の下部を刃部26によって切断され、更に後方へ移動さ
れる。
【0020】このように、根菜は、進行方向に対し左右
を掘削部14によって掘削されて、対向して設けられる
ブーム15間を後方へ移動され、次いで堀取り体18の
刃部26によって下部を切断され更に後方へ移動される
と共に上方へ移動される。ブーム15間を移動して下部
を切断された根菜は、掘削された土壌と共にコンベヤベ
ルト25で上方へ移動されながら、更に後方へ移送され
るので、切断された根菜及び掘削された土壌は地表に盛
り上がる。この盛り上がった土壌は排除材30で左右に
排除される。従って、根菜の上部が地表に露出される。
掘削時に、掘削チェーン17で掘起こされた土壌及び根
菜がコンベヤベルト25にコンベヤベルト25を後方へ
回転させるような土圧を与えると、油圧モータ24の駆
動より高速にコンベヤベルト25が後方へ回転される
が、図5に表す油圧回路のチェックバルブ27によって
油圧モータ24の戻り管B側から送油管A側へ圧油が戻
るので、コンベヤベルト25が後方へスムースに回転し
て油圧モータ24等に負荷がかからないと共に、堀取り
体19にも負荷がかからない。
【0021】この実施の形態では、堀取り体19のコン
ベヤベルト25を駆動する動力は、トラクタの駆動力を
圧油を用いる油圧としたが、トラクタの駆動力をギヤ等
で伝達し、駆動するようにしても良い。更に、この実施
の形態では、上述のようにコンベヤベルト25にかかる
土圧による駆動プーリ22の後方への空転は、チェック
バルブ27によって行えるように保証されるが、例え
ば、駆動プーリ22に一方向クラッチ等の機構を付設
し、駆動プーリ22自体が後方へフリー回転可能に構成
しても良い。
【0022】
【発明の効果】 このように構成するので、この発明に
よれば、掘削した土壌による土圧でコンベヤベルトが後
方へ強制回転させられても、コンベヤベルトが後方へ自
転するのでコンベヤベルトがブレーキ作用を起すことは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態の側面説明図
【図2】 図1のX方向から見たミッション部分の拡大
説明図
【図3】 堀取り体の側面説明図
【図4】 堀取り体の平面説明図
【図5】 油圧系統図
【符号の説明】
A 送油管 B 戻り管 1 堀取り機 2 基枠 2a ブラケット 3 ロアピン 4 マストステイ 4a トップヒッチ 5 油圧シリンダ 6 ミッション 7 入力軸 8 スプロケット 9 堀取り体用スプロケット 10 油圧ポンプ 11 軸 12 スプロケット 13 チェーン 14 掘削部 15 ブーム 16 スプロケット 17 掘削チェーン 18 支持バー 19 堀取り体 20 枠体 21 ローラ 22 駆動プーリ 23 減速装置 24 油圧モータ 25 コンベヤベルト 26 刃部 27 チェックバルブ 28 流量可変バルブ 29 サブミッション 30 排除材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 13/00 - 33/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタに取付けられる基枠と、 基枠に支持バーを介して支持バーに対して前方部が後方
    部より下方に位置するように設置され、先端には刃部を
    有し、前後に亙って掛け渡されるコンベヤベルトを設け
    られると共に、コンベヤベルトを駆動可能な駆動プーリ
    を設けられる堀取り体とからなり、 駆動プーリは、コンベヤベルト上面を後方に向けて回転
    する方向にのみ空転可能であることを特徴とする根菜等
    の堀取り機。
  2. 【請求項2】 トラクタに取付けられる基枠と、 基枠に支持バーを介して支持バーに対して前方部が後方
    部より下方に位置するように設置され、前後に亙って掛
    け渡されるコンベヤベルトを設けられると共に、コンベ
    ヤベルトを駆動可能な駆動プーリを設けられ、先端には
    刃部を有する堀取り体と、 堀取り体の駆動プーリをコンベヤベルト上面が後方に向
    けて回転する方向にコンベヤベルトを駆動させる油圧モ
    ータと、油圧モータに圧油を供給する油圧ポンプと、油
    圧モータと並列に設けられるチェックバルブとからなる
    油圧システムとからなることを特徴とする根菜等の堀取
    り機。
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