JP2962215B2 - 伝送制御方法 - Google Patents

伝送制御方法

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JP2962215B2
JP2962215B2 JP2177396A JP2177396A JP2962215B2 JP 2962215 B2 JP2962215 B2 JP 2962215B2 JP 2177396 A JP2177396 A JP 2177396A JP 2177396 A JP2177396 A JP 2177396A JP 2962215 B2 JP2962215 B2 JP 2962215B2
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将徳 武次
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伝送制御方に関
し、特に無線パケット通信システムに用いて好適な伝送
制御方に関する。
【0002】
【従来の技術】HDLC(High Level Data Link
Control procedure、ハイレベルデータリンク制御手
順、例えばJIS X5104(ISO 3309)、X5105(ISO 4335)、X5
106(ISO7809)等参照)は、高効率且つ信頼性の高い、高
速伝送が可能な伝送制御方式であり、任意のビットパタ
ーンの伝送が可能であり、且つ誤り制御が厳密であると
いう特徴を持つ。
【0003】HDLC手順に従う伝送制御方式における
誤り制御については、ポール(Poll)/ファイナル
(Final)ビット(「P/Fビット」という、なお、P
/FビットについてはJIS X5105 4.2「ポール・ファイ
ナルビットの用法」が参照される)を用いて行われる送
達確認や、受信側から応答信号の送出などにより実現さ
れている。例えばポール/ファイナルビットは、コマン
ドフレームの場合にはポール(P)ビットとなり、レス
ポンス(応答)フレームの場合にはファイナル(F)ビ
ットとなり、Pビットは相手局に対して単一又は複数の
応答フレームを誘発するのに用いられ、また“1”に設
定されたFビットは、“1”に設定されたPビット受信
の結果として送出された応答フレームであることを示
す。
【0004】そして、従来の通信システムでは、パケッ
ト信号を送信する毎に送達確認を行ったり、通信の方向
に関わらず送達確認信号を送信してから応答信号を得る
までの周回遅延を設定値として、アウトスタンディング
フレーム数内の固定的な周期で、送達確認を行い、順序
番号の確認を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような送達確認
方式を、無線基地局及び複数の端末から成り、マルチア
クセス制御を行う無線パケット通信システムに適用した
場合、無線基地局から端末への下り方向では、複数の端
末宛に送信するパケットがMAC(Media Access Co
ntrol)サブレイヤにおける、送信待ちキューに入力さ
れるため、送達確認に対する応答信号(Pビット=
“1”に対する応答信号)が戻ってくるまでの時間が揺
らいでしまうという現象が起こる。
【0006】一方、端末から無線基地局への上り方向で
は、マルチアクセスによって衝突が生じる可能性がある
ため、送達確認に対する応答が戻ってくる時間が揺らい
でしまうという現象が起こる。
【0007】このように、送達確認信号を送信しても、
直に応答信号が戻って来るとは限らないため、双方向通
信の状況下において、パケットの連続送信を実現するに
は、アウトスタンディングフレーム数よりも短めの周期
で送達確認信号を送信しなければならない。
【0008】このため、無線区間では、ユーザのデータ
ではない、制御信号である応答信号が増えてしまい、こ
の結果、無線回線の有効利用効率を低下させてしまうと
いう問題が生じる。
【0009】従って、本発明は、上記従来技術の問題点
を解消し、無線回線の有効利用効率を向上する伝送制御
を提供することを目的とする。また、本発明は、マ
ルチアクセスによる衝突を誘発することなく無線回線の
有効利用効率を向上する伝送制御方を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、無線回線を用いて複数の端末と無線基地
局との間でパケット信号の送受信を行う無線パケット通
信システムにおける伝送制御方式であって、前記無線基
地局から前記端末への下り通信時には、通信開始時の下
りパケット信号にて送達確認を行い、前記端末から上り
パケット信号として応答信号が戻って来るまでに前記無
線基地局が送出した下りパケット信号数を周回遅延数と
して記憶し、前記無線基地局が送達確認をとらずに連続
して送信できるパケット数から前記周回遅延数を差し引
いた値に「1」を加えた回数を最大送達確認間隔として
記憶し、前記最大送達確認間隔後に前記無線基地局が送
達確認を行い、応答信号を受信する度に前記最大送達確
認間隔を更新して送達確認を行う、ことを特徴とする伝
送制御方を提供する。
【0011】また、本発明は、無線回線を用いて複数の
端末と無線基地局との間でパケット信号の送受信を行う
無線パケット通信システムにおける伝送制御方式であっ
て、前記端末から前記無線基地局への上り通信時には、
通信開始時の上りパケット信号にて送達確認を行い、前
記無線基地局から応答信号が戻って来るまでに前記端末
が送出した上りパケット信号数を周回遅延数として記憶
し、前記端末が送達確認をとらずに連続して送信できる
パケット数から前記周回遅延数を差し引いた値に「1」
を加えた回数を最大送達確認間隔として記憶し、以降の
送達確認の送信間隔を前記周回遅延数から前記最大送達
確認間隔まで順次増しながら送達確認を行い、応答信号
を受信する毎に周回遅延数を計測し、この値が変化した
場合には、再び送達確認の送信間隔を該周回遅延数に設
定して送達確認を行う、ことを特徴とする伝送制御方
を提供する。
【0012】
【作用】本発明の原理・作用を以下に説明する。
【0013】請求項1に係る発明では、通信開始時の下
りパケット信号を用いて送達確認を行い、周回遅延を計
測することにより、送達確認を行うパケット信号の送出
周期をできる限り大きく取れるようにしたものである。
【0014】また、請求項2に係る発明では、通信開始
時の上りパケット信号を用いて送達確認を行い、周回遅
延を計測し、その値を最大値として、送達確認を行うパ
ケット信号の送出周期を徐々に大きくすることができる
ようにしたものである。
【0015】このように、本発明では、無線パケット通
信システムの上り・下りの回線の特性に応じた個別の方
式で適応的に伝達確認を行うことを特徴としており、下
り方向では、送達確認を行うパケット送信周期をできる
限り大きくすることにより、無線回線の有効利用を行う
ことができる(下り方向では応答信号の返送が遅れ連続
送信が一旦途絶えても復旧可能であるため無線回線有効
利用のため送達確認の周期を大とする)。また、上り方
向では、送達確認を行うパケット送信周期を徐々に大き
くしていくことにより、連続送信を継続することが可能
となる(上り方向ではマルチアクセスのため連続送信が
一旦途絶えると衝突を誘発するため連続送信を途絶えさ
せないように送達確認周期を徐々に大としている)。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して以下に説明する。
【0017】図1は、請求項1に係る発明の実施の形態
を説明するための図であり、この発明の伝達制御方
実施形態を説明するシーケンス図である。
【0018】図1において、送信側が送達確認を行わず
に送信できるパケット数であるアウトスタンディング数
は「7」、送信側が送達確認を行ってから応答信号が戻
って来るまでに送出したパケット数は「2」である。ま
た、図1において、送信されるパケット信号をDi(i
=0,1,…)とし、送達確認を要求するパケット信号をD
ipとし(Pビット=“1”)、その応答信号をRR(re
ceive ready)として示す。
【0019】まず、無線基地局から送信される最初のパ
ケット信号D0にて送達確認を行うべく、D0pとして送
信する。アウトスタンディングフレーム数は「7」であ
るので、次の送信タイミングでは、D1が送信される。
【0020】パケット信号D1を送信した後に、通信を
行っている端末から応答信号が来たとすると、無線基地
局は周回遅延数を「2」として記憶し、最大送達確認間
隔として、[(アウトスタンディングフレーム数)−
(周回遅延数)+1]を算出する(この場合、7−2+
1=6)。
【0021】この後、無線基地局は、パケット信号D0
に対する応答信号を受信するため、パケット信号D0
らアウトスタンディングフレーム数だけ先のD7まで、
送達確認を行わずに送信可能であるが、最大送達確認間
隔である6パケット信号を送出毎に送達確認を取るよう
にする。
【0022】即ち、パケット信号D2からD5までは、そ
のまま送信し、D6を送信する時に送達確認を行うた
め、D6pとしてパケット信号を送信する。
【0023】無線基地局はD7を送信後、端末からD6p
に対する応答信号を受信し、再び周回遅延数を計測する
ことになる。
【0024】以降、無線基地局は、計測された周回遅延
数から算出される最大送達確認間隔毎に送達確認を行
う。
【0025】図2は、請求項2に係る発明の実施の形態
を説明するための図であり、この発明の伝達制御方
実施形態を説明するシーケンス図である。
【0026】図2において、送信側が送達確認を行わず
に送信できるパケット数であるアウトスタンディングフ
レーム数は「7」、送信側が送達確認を行ってから応答
信号が戻って来るまでに送出したパケット数は「2」で
ある。また、送信されるパケット信号をDi(i=0,1,
…)とし、送達確認を要求するパケット信号をDip
し、応答信号をRRとして示す。
【0027】まず、端末から送信される最初のパケット
信号D0にて送達確認を行うべく、D0pとして送信す
る。アウトスタンディングフレーム数は「7」であるの
で、次の送信タイミングでは、D1が送信される。
【0028】パケット信号D1を送信した後に、通信を
行っている無線基地局から応答信号が来たとすると、前
記端末は周回遅延数を「2」として記憶し、最大送達確
認間隔として、[(アウトスタンディングフレーム数)
−(周回遅延数)+1]を算出する。
【0029】この後、端末はD0に対する応答信号を受
信するため、D0からアウトスタンディングフレーム数
だけ先のD7まで送達確認を行わずに送信可能である
が、送達確認を要求する間隔は、この周回遅延数から上
記最大送達確認間隔まで一つずつ増加させていく。
【0030】このため、次の送信タイミングにD2を送
信した後、最初に送達確認を行ったD0から、前記計測
された周回遅延数「2」のパケット信号を送信した後の
3を送信するときに、送達確認を行うためD3pとして
送信する。
【0031】次の送信タイミングでD4を送信した後、
再び応答信号を受信すると、周回遅延数を計測し、最大
送達確認間隔を算出し直す。
【0032】以降、計測された周回遅延数が変わらない
限り、端末は、送達確認間隔を一つずつ増しながら送達
確認を行い、送達確認間隔が最大送達確認間隔と等しく
なった時点で、送達確認間隔を増加しないようにして送
達確認を行う。
【0033】また、計測された周回遅延数が前記端末が
記憶している周回遅延数と異なる場合には、再び送達確
認間隔を上記計測した周回遅延数として送達確認を行
う。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項
1)によれば、送信開始時に送達確認を行うことによ
り、無線回線の有効利用効率を速やかに向上することを
可能とする。
【0035】また、本発明によれば、送信開始時に送達
確認を行い、徐々に送達確認間隔を増していくことによ
り、マルチアクセスによる衝突を誘発することなく無線
回線の有効利用効率を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の伝送制御方を説明する
ためのシーケンス図である。
【図2】本発明の他の実施形態の伝送制御方を説明す
るためのシーケンス図である。
【符号の説明】
Di(i=0,1,…) パケット信号 Dip(i=0,1,…) 送達確認を行うパケット信号 RR 応答信号

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線回線を用いて複数の端末と無線基地局
    との間でパケット信号の送受信を行う無線パケット通信
    システムにおける伝送制御方であって、 前記無線基地局から前記端末への下り通信時には、通信
    開始時の下りパケット信号にて送達確認を行い、 前記端末から上りパケット信号として応答信号が戻って
    来るまでに前記無線基地局が送出した下りパケット信号
    数を周回遅延数として記憶し、 前記無線基地局が送達確認をとらずに連続して送信でき
    るパケット数から前記周回遅延数を差し引いた値に
    「1」を加えた回数を最大送達確認間隔として記憶し、 前記最大送達確認間隔後に前記無線基地局が送達確認を
    行い、 応答信号を受信する度に前記最大送達確認間隔を更新し
    て送達確認を行う、 ことを特徴とする伝送制御方
  2. 【請求項2】無線回線を用いて複数の端末と無線基地局
    との間でパケット信号の送受信を行う無線パケット通信
    システムにおける伝送制御方であって、 前記端末から前記無線基地局への上り通信時には、通信
    開始時の上りパケット信号にて送達確認を行い、 前記無線基地局から応答信号が戻って来るまでに前記端
    末が送出した上りパケット信号数を周回遅延数として記
    憶し、 前記端末が送達確認をとらずに連続して送信できるパケ
    ット数から前記周回遅延数を差し引いた値に「1」を加
    えた回数を最大送達確認間隔として記憶し、 以降の送達確認の送信間隔を前記周回遅延数から前記最
    大送達確認間隔まで順次増しながら送達確認を行い、 応答信号を受信する毎に周回遅延数を計測し、この値が
    変化した場合には、再び送達確認の送信間隔を該周回遅
    延数に設定して送達確認を行う、 ことを特徴とする伝送制御方
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KR100568232B1 (ko) 2003-07-28 2006-04-07 삼성전자주식회사 모바일 애드 혹 네트워크에서 전송층을 이용한 효율적인데이터 송수신 방법 및 상기 방법을 이용한 네트워크 장치

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