JP2959252B2 - 特殊機能弁 - Google Patents

特殊機能弁

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JP2959252B2
JP2959252B2 JP34557291A JP34557291A JP2959252B2 JP 2959252 B2 JP2959252 B2 JP 2959252B2 JP 34557291 A JP34557291 A JP 34557291A JP 34557291 A JP34557291 A JP 34557291A JP 2959252 B2 JP2959252 B2 JP 2959252B2
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JP
Japan
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fluid
piston
spring
pressure
ring
Prior art date
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JP34557291A
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JPH05172272A (ja
Inventor
眞人 前田
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YOKOKAWA DENKI KK
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YOKOKAWA DENKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種流体機器に使用され
る特殊機能弁に関し、特に、バネなどの機構部品が腐食
性流体などに接触せず、且つデッドボリウムも少ない構
成の特殊機能弁に関する。
【0002】
【従来の技術】図2はこのような特殊機能弁の従来例を
示す構成説明図であり、図中、1は弁本体、1a,1b
はネジ部、1cは導入口、1dは導出口、2はOーリン
グ、3はコイルバネ、4はピストン、5は筒部である。
このような構成からなる従来の特殊機能弁において、導
入口1cから導入される流体の圧力、即ち、一次側の圧
力が高くなると、該圧力によってピストン4の頭部が押
圧され、該ピストン4がコイルバネ3の押圧力に打ち勝
って図2の右方に移動する。このため、Oーリング2や
ピストン4と弁本体1との間に間隙ができ、この間隙を
通って一次側の流体がコイルバネ3の部分に至り、その
後、ピストン4の脚部たる軸と筒部5の内壁で形成され
ている間隙を通って導出口1dに至り、所謂二次側へ導
かれる。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、上述の
ような従来例においては、コイルバネ3が二次側の流体
に常に接するような構造になっているため、二次側の流
体が腐食性の強い流体である場合には、コイルバネ3が
腐食してしまうという欠点があった。
【0004】また、二次側に設けられているコイルバネ
3などの機構部品の部分に導かれた一次側の流体は、二
次側の流体と置換しにくく、該コイルバネ3などの機構
部品が設けられている部分は流体の流れに際して所謂デ
ッドボリウムになるという欠点もあった。本発明はかか
る従来例の欠点などに鑑みてなされたものであり、その
目的は、コイルバネ3などの機構部品が腐食性流体など
に接触せず、且つ、デッドボリウムも少ない構成の特殊
機能弁を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、特殊機能弁
において、先端に棒状の突起が設けられたピストンと、
内壁がシリンダを構成する弁本体と、ピストンを内側か
ら押圧するスプリングと、該スプリングを前記ピストン
の反対側から支持するカバーと、スプリングが当接する
と突起を中央部に設けられたOーリングで気密に把持す
るオリフィスと、一次側の流体が導入される導入口が設
けられた第1継手と、二次側へ流体を導出する導出口が
設けられた第2継手とを設け、一次側の圧力が上昇する
と、該圧力がスプリングの押圧力に打ち勝ってスプリン
グが移動し、突起がオリフィスの0ーリングから外れて
該0ーリングと突起との間に流体が流れる隙間ができ、
導入口から導入される流体が該隙間を通って導出口から
二次側へ導かれるように構成することによって前記課題
を解決したものである。
【0006】
【作用】本発明は次のように作用する。即ち、導入口か
ら導入される流体の圧力、即ち、一次側の圧力が上昇す
ると、該圧力がスプリングの押圧力に打ち勝って、ピス
トンが移動し、ピストンの先端に設けられた突起がオリ
フィスの中央部に設けられた0ーリングから外れ、該0
ーリングとピストンの突起との間に流体が流れる隙間が
できる。従って、導入口から導入された一次側の流体
は、この隙間を通り、その後、導出口から二次側へ導か
れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて詳
細に説明する。図1は本発明実施例の構成断面図であ
り、図中、6は弁本体、7は蓋、8はカバー、9はオリ
フィス、10はピストン、11はスプリング、12は第
1継手、12aは第2継手12に設けられ一次側から流
体を導入する導入口、13は第2継手、13aは第2継
手13に設けられ二次側へ流体を導出する導出口であ
る。また、Oーリング14cを介してピストン10が弁
本体6の内壁に沿って動くようになつており、該弁本体
6の内壁によって所謂シリンダが構成されている。
【0008】図1のような構成からなる本発明の実施例
において、ピストン10は弁本体6の内壁に沿って図1
の左右方向に動くようになっている。また、ピストン1
0が図1に示すように左端に到達した場合には、ピスト
ン10の先端部突起が、オリフィスの中央部に設けられ
た0ーリング14aで把持され、気密状態となる。
【0009】この状態で、導入口12aから導入される
流体の圧力、即ち、一次側の圧力が上昇すると、該圧力
がスプリング11の押圧力に打ち勝って、ピストン10
が図1の右方向に移動するようになる。このため、ピス
トン10の先端に設けられている丸棒状の突起が、オリ
フィスの中央部に設けられた0ーリング14aから外
れ、該0ーリング14cとピストン10の突起との間に
流体が流れる隙間ができる。従って、導入口12aから
導入される流体は、この隙間を通って第2継手13の方
向へ流れるようになり、その後、導出口13aから外部
へ導かれる。
【0010】一方、導出口13a側の流体圧力、即ち、
二次側の圧力が上昇し、該二次側の流体が上記一次側に
流れる、いわゆる逆流が起こるためには、次の条件が満
足されることが必要となる。即ち、ピストン10の突起
を形成している丸棒の外径をdとし、ピストン10の外
径をDとするとき、いわゆる受圧面の面積比は(D/
d)2と表されるが、丸棒の外径dとピストン10の外
径Dの比の二乗分すなわち(D/d)2だけ、二次側の
流体圧力が一次側の流体圧力よりも高くなることが必要
である。
【0011】因みに、本発明者が、本実施例における
D,dを測定したところ、D=16mm,d=2mmで
あり、(D/d)2の値は64となった。このことか
ら、本実施例においては、二次側の流体圧力が一次側の
流体圧力よりも64倍高くならなければ、二次側の圧力
が上昇しても、該二次側の流体が一次側に流れる所謂逆
流は起こらないことが分かる。尚、本発明は上述の実施
例に限定されることなく種々の変形が可能であり、例え
ば、スプリング11に代えてダイヤフラム等を用いても
よいものとする。
【0012】
【発明の効果】以上詳しく説明したような本発明によれ
ば、特殊機能弁において、二次側の圧力が上昇すると、
その圧力がスプリングの押圧力に打ち勝ってスプリング
が移動し、突起がオリフィスの0ーリングから外れて0
ーリングと突起との間に流体が流れる隙間ができ、導入
口から導入される流体がその隙間を通って導出口から二
次側へ導かれるような構成であるため、前記従来例のよ
うなデッドボリウムが生ずることもない。また、二次側
の流体が腐食性の強い流体であっても、該流体に接する
ことによって前記従来例の如くスプリング11が腐食さ
れるようなこともない。従って、本発明によれば、コイ
ルバネなどの機構部品が腐食性流体などに接触せず、且
つ、デッドボリウムも少ない構成の特殊機能弁が実現す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成断面図である。
【図2】従来例の構成断面図である。
【符号の説明】 1,6 弁本体 2,14a〜14c 0ーリング 3 コイルバネ 4 ピストン 5 筒部 7 蓋 8 カバー 9 オリフィス 10 ピストン 11 スプリング 12 第1継手 12a 導入口 13 第2継手 13a 導出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に棒状の突起が設けられたピストン
    と、内壁がシリンダを構成する弁本体と、前記ピストン
    を内側から押圧するスプリングと、該スプリングを前記
    ピストンの反対側から支持するカバーと、前記スプリン
    グが当接すると前記突起を中央部に設けられたOーリン
    グで気密に把持するオリフィスと、一次側の流体が導入
    される導入口が設けられた第1継手と、二次側へ流体を
    導出する導出口が設けられた第2継手とを具備し、前記
    二次側の圧力が上昇すると、該圧力が前記スプリングの
    押圧力に打ち勝ち前記突起が前記オリフィスの0ーリン
    グから外れ、該0ーリングと前記突起との間に流体が流
    れる隙間ができ、前記導入口から導入される流体が該隙
    間を通って前記導出口から二次側へ導かれるように構成
    したことを特徴とする特殊機能弁。
JP34557291A 1991-12-26 1991-12-26 特殊機能弁 Expired - Lifetime JP2959252B2 (ja)

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JPH05172272A JPH05172272A (ja) 1993-07-09
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