JP2956739B2 - 高温スライド弁 - Google Patents

高温スライド弁

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JP2956739B2 JP15096793A JP15096793A JP2956739B2 JP 2956739 B2 JP2956739 B2 JP 2956739B2 JP 15096793 A JP15096793 A JP 15096793A JP 15096793 A JP15096793 A JP 15096793A JP 2956739 B2 JP2956739 B2 JP 2956739B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温ガス等の高温流体
が流通するパイプラインに介装される高温スライド弁に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高温スライド弁として図
2に示すものがある。これは、弁箱1内の高温流体流通
用流路2を開閉するための弁体3に連結した弁棒4が弁
箱1の側面開口部5を閉鎖する弁蓋6のボス部6aに挿
通され、該ボス部6aの内周面と弁棒4との間の空隙7
に挿入したグランドパッキン8が弁蓋6にボルト9a及
びナット9bからなる締結具9により止着したパッキン
押さえ部材10により所定の面圧で押圧され、ボス部6
aに形成した給排口11,12を介して空隙7内にシー
ル用不活性ガスが充填され、弁箱1の内周面及び弁体3
の外周面が六角形網目状のステンレス製ヘクスチール1
3a及び該ヘススチール13aの網目内に充填された耐
熱耐磨耗性ライニング部材13bなどからなる保護壁材
13で被覆されており、弁棒4を出退移動させることに
より、弁体3がガイドレール14に沿ってスライドし
て、その弁体3と弁箱1の弁座1aとで流路2の開度が
調整されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
グランドパッキン8が磨耗されたり、ボルト9aが高温
流体により加熱されて伸びたり、ナット9bが機械的振
動で緩んだりして、グランドパッキン8が所定の面圧で
押圧されなくなり、高温流体が空隙7を通って外部にリ
ークする虞れがあり、その高温流体のリークを防止する
ため、締結具9の緩みを頻繁に点検しなくてはならず、
メンテナンスに手間がかかるという難点がある。
【0004】本発明は、上記難点に鑑み、グランドパッ
キンが所定の面圧で押圧されている状態を長期にわたっ
て維持して、高温流体のリークを確実に阻止できるよう
にした高温スライド弁を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、弁箱内の高温流体流通用流路を開閉する
ための弁体に連結した弁棒が前記弁箱の側面開口部を閉
鎖する弁蓋のボス部に挿通され、該ボス部の内周面と弁
棒との間の空隙に挿入したグランドパッキンが前記弁蓋
にボルト・ナット止めしたパッキン押さえ部材により所
定の面圧で押圧されており、前記弁棒の出退移動により
弁体がスライドして前記流路を開閉するようにした高温
スライド弁において、前記パッキン押さえ部材が、弁蓋
にボルト・ナット止めされた押さえ部材本体と、弁棒に
移動自在に外嵌してグランドパッキンに当接されたパッ
キン当接部材とで構成され、前記押さえ部材本体とパッ
キン当接部材との間に皿ばねが介装され、パッキン当接
部材に、皿ばねの付勢力を受けてパッキン当接部材が押
さえ部材本体から離間するに伴って、押さえ部材本体と
の相対向する面間に間隙αを形成する鍔部が設けられて
いることを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成において、パッキン押さえ部材を弁蓋
にボルト・ナット止めしてグランドパッキンを所定の面
圧で押圧している状態で、弁棒を出退移動させて弁体を
スライドさせることにより、流路を流通する高温流体の
流量を調整することができ、この場合、グランドパッキ
ンが磨耗されたり、ボルトが高温流体により加熱されて
伸びたり、ナットが機械的振動で緩んだりしても、皿ば
ねの付勢力がパッキン当接部材を介してグランドパッキ
ンに作用しているため、そのグランドパッキンが所定の
面圧で押圧されている状態を長期にわたって確実に維持
でき、高温流体がリークする虞れがない。また、メンテ
ナンス時には、前記押さえ部材本体とパッキン当接部材
との位置関係のずれを点検するだけで、グランドパッキ
ンの押圧状態を簡単に検知することができ、その位置関
係のずれを解消するだけで、グランドパッキンの押圧状
態を元に戻すことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は高温スライド弁の要部を示すものであっ
て、パッキン押さえ部材15がリング状の押さえ部材本
体15aと筒状のパッキン当接部材15bとからなり、
そのパッキン当接部材15bは弁棒4に移動自在に外嵌
してグランドパッキン8に当接され、押さえ部材本体1
5aはパッキン当接部材15bの一端部上に移動自在に
外嵌すると共に、弁蓋6にボルト9a及びナット9bか
らなる締結具9で止着され、押さえ部材本体15aのパ
ッキン当接部材対向側面に形成した環状凹部16の内壁
面と、それに対向してパッキン当接部材15bに一体突
設した鍔部17との間に皿ばね18が介装されている。
上記以外の構成は図1に示す高温スライド弁とほぼ同様
であるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省
略する。
【0008】上記構成において、ボルト9a及びナット
9bからなる締結具9で押さえ部材本体15aを弁蓋6
に止着することにより、皿ばね18及びパッキン当接部
材15bを介してグランドパッキン8を所定の面圧で押
圧し、これによって、流路2を流通する高温流体が空隙
7を通って外部にリークするのを阻止するが、この場
合、皿ばね18を押圧変形させて、パッキン当接部材1
5bの鍔部17と押さえ部材本体15aとの間の間隙α
を0に設定する。この状態で、弁棒4を出退移動させて
弁体3をスライドさせることにより、流路2を流通する
高温流体の流量を調整することができる。
【0009】そして、グランドパッキン8が磨耗された
り、ボルト9aが高温流体により加熱されて伸びたり、
ナット9bが機械的振動で緩んだりしても、皿ばね18
の付勢力がパッキン当接部材15bを介してグランドパ
ッキン8に作用しているため、パッキン当接部材15b
がグランドパッキン8側に移動して、そのグランドパッ
キン8が所定の面圧で押圧されている状態を長期にわた
って確実に維持でき、高温流体が空隙7から外部にリー
クする虞れがない。
【0010】上述のようにパッキン当接部材15bがグ
ランドパッキン8側に移動すると、鍔部17と押さえ部
材本体15aとの間の間隙αが広がるから、メンテナン
ス時には、その間隙αを点検するだけでグランドパッキ
ン8の押圧状態を簡単に検知することができ、この場合
には、ナット9bを増締して間隙αを0にすることによ
り、グランドパッキン8の押圧状態を元に戻すことがで
きる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、グランドパッキンが磨
耗されたり、押さえ部材本体を弁蓋に止着する締結具の
ボルトが高温加熱されて伸びたり、同締結具のナットが
機械的振動で緩んだりしても、押さえ部材本体とパッキ
ン当接部材との間に介装した皿ばねの付勢力がパッキン
当接部材を介してグランドパッキンに常時作用している
から、グランドパッキンが所定の面圧で押圧されている
状態を長期にわたって確実に維持でき、高温流体がリー
クする虞れがない。また、前記押さえ部材本体とパッキ
ン当接部材との位置関係のずれを点検するだけで、グラ
ンドパッキンの押圧状態を簡単に検知することができ、
その位置関係のずれを解消するだけで、グランドパッキ
ンの押圧状態を元に戻すことができ、メンテナンス作業
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である高圧スライド弁の要部
の縦断面図である。
【図2】従来の高圧スライド弁の一部切り欠き斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 弁箱 2 流路 3 弁体 4 弁棒 7 空隙 6 弁蓋 6a ボス部 8 グランドパッキン 9a ボルト 9b ナット 15 パッキン押さえ部材 15a 押さえ部材本体 15b パッキン当接部材 18 皿ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内の高温流体流通用流路を開閉する
    ための弁体に連結した弁棒が前記弁箱の側面開口部を閉
    鎖する弁蓋のボス部に挿通され、該ボス部の内周面と弁
    棒との間の空隙に挿入したグランドパッキンが前記弁蓋
    にボルト・ナット止めしたパッキン押さえ部材により所
    定の面圧で押圧されており、前記弁棒の出退移動により
    弁体がスライドして前記流路を開閉するようにした高温
    スライド弁において、前記パッキン押さえ部材が、弁蓋
    にボルト・ナット止めされた押さえ部材本体と、弁棒に
    移動自在に外嵌してグランドパッキンに当接されたパッ
    キン当接部材とで構成され、前記押さえ部材本体とパッ
    キン当接部材との間に皿ばねが介装され、パッキン当接
    部材に、皿ばねの付勢力を受けてパッキン当接部材が押
    さえ部材本体から離間するに伴って、押さえ部材本体と
    の相対向する面間に間隙αを形成する鍔部が設けられて
    いることを特徴とする高温スライド弁。
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