JP2953038B2 - インク組成物 - Google Patents

インク組成物

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は印刷インクに関するものであり、更に詳しく
はオンデマンド型インクジェットプリンターに使用する
印刷インクに関するものである。
[従来の技術] 従来、オンデマンド型インクジェットプリンターに使
用されるインクとして全インク組成物の40重量%を越え
る量の湿潤剤、相溶性の染料及びノニオン性アセチレン
型ジオール界面活性剤あるいはジオクチルスルホコハク
酸界面活性剤を添加しているインクが特開平1−252680
号公報に提案されている。このインクは普通紙印刷に使
用すると、湿潤剤及び界面活性剤の効果により乾燥性が
向上し、インクの未乾燥による印字物のかすれ等が改善
される利点があった。
[発明が解決しようとする課題及び目的] しかし、40重量%を越える湿潤剤はインクの高粘度化
につながりプリンターヘッドのノズルの目詰まりを起こ
し易く、また、ヘッドの周波数特性としてインク供給が
間に合わず応答性が上がらない等の問題を有する。そこ
で、本発明はこのような問題点を解決するものであり、
その目的は低粘度で、ノズルの目詰りを起こし難くし、
ヘッドの応答周波数を上げることで印字スピードを上
げ、更に印字における乾燥時間を1秒以内で達成し高印
字品質を得るところにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のインク組成物は、少なくとも多価アルコール
系溶剤を1〜35重量%、水溶性染料を1〜5重量%、分
子量500以下のノニオン性アセチレングリコール界面活
性剤を0.01〜0.6重量%及び分子量500以上のノニオン性
アセチレングリコール界面活性剤を0.5〜5重量%より
成ることを特徴とする。
[実施例] 本発明を実施例に基づき更に詳細に説明する。
下記実施例で記載してあるサーフィノールとは、Air
Products and Chemicals Inc.が製造しているもの
であり、品番104,440,TGは分子量500以下のノニオン性
アセチレングリコール界面活性剤の一例で、品番465,48
5は分子量500以上のノニオン性アセチレングリコール界
面活性剤の一例である。
以下に本発明の実施例のインク組成と調整方法を示す
が、本実施例が本発明を限定するものではない。
実施例1 成 分 重量% グリセリン 35.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 62.90 実施例2 成 分 重量% グリセリン 35.00 サーフィノール104 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 62.90 実施例3 成 分 重量% グリセリン 35.00 サーフィノールTG 0.50 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 62.50 実施例4 成 分 重量% グリセリン 1.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 96.90 実施例5 成 分 重量% グリセリン 1.00 サーフィノール104 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 96.90 実施例6 成 分 重量% グリセリン 1.00 サーフィノールTG 0.50 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 96.50 実施例7 成 分 重量% グリセリン 15.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 82.90 実施例8 成 分 重量% ジエチレングリコール 20.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール485 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 77.90 実施例9 成 分 重量% ジエチレングリコール 20.00 サーフィノール104 0.10 サーフィノール485 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 77.90 実施例10 成 分 重量% ジエチレングリコール 20.00 サーフィノールTG 0.50 サーフィノール485 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 77.50 実施例11 成 分 重量% トリエチレングリコール 15.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 82.90 実施例12 成 分 重量% トリエチレングリコール 15.00 サーフィノール104 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 82.90 実施例13 成 分 重量% トリエチレングリコール 15.00 サーフィノールTG 0.50 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 82.50 実施例14 成 分 重量% ポリエチレングリコール(#400) 10.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 87.90 実施例15 成 分 重量% ポリエチレングリコール(#400) 10.00 サーフィノール104 0.10 サーフィノール485 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 87.90 実施例16 成 分 重量% ポリエチレングリコール(#400) 10.00 サーフィノールTG 0.50 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 87.50 実施例17 成 分 重量% ポリエチレングリコール(#300) 20.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 77.90 実施例18 成 分 重量% ポリエチレングリコール(#200) 20.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 77.90 本発明で、多価アルコールが1〜35重量%内であれば
下記実施例のように2種以上の組合せでも本発明の効果
を得ることができる。
実施例19 成 分 重量% グリセリン 15.00 トリエチレングリコール 15.00 サーフィノール440 0.05 サーフィノール465 2.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 66.95 実施例20 成 分 重量% グリセリン 15.00 トリエチレングリコール 15.00 サーフィノール104 0.02 サーフィノール485 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 67.98 実施例21 成 分 重量% グリセリン 15.00 トリエチレングリコール 15.00 サーフィノール104 0.02 サーフィノール465 5.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 63.98 前記インク組成物を、約70〜80℃に加熱しながら溶解
し室温まで自然冷却し調整した。
以下に本発明の比較例のインク組成と調整方法を示
す。
比較例1 成 分 重量% グリセリン 50.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール485 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 47.90 比較例2 成 分 重量% トリエチレングリコール 50.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール485 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 47.90 比較例3 成 分 重量% ジエチレングリコール 50.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 47.90 比較例4 成 分 重量% ポリエチレングリコール(#400) 50.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 47.90 比較例5 成 分 重量% グリセリン 20.00 トリエチレングリコール 15.00 サーフィノール104 0.10 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 63.90 比較例6 成 分 重量% グリセリン 20.00 トリエチレングリコール 2.00 サーフィノール440 0.10 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 76.90 比較例7 成 分 重量% グリセリン 20.00 トリエチレングリコール 2.00 サーフィノール465 5.00 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 72.00 比較例8 成 分 重量% グリセリン 20.00 トリエチレングリコール 2.00 サーフィノールTG 0.50 C.I.ダイレクトブラック168 1.00 純水 72.50 比較例9 成 分 重量% グリセリン 20.00 トリエチレングリコール 2.00 サーフィノール440 0.10 サーフィノール465 1.00 C.I.ダイレクトブラック168 7.00 純水 69.90 前記インク組成物を、約70〜80℃に加熱しながら溶解
し室温まで自然冷却し調整した。
調整したインク組成物を以下の方法で評価・検討し
た。
粘度測定 上記のインク組成物の粘度を、B型粘度計(デジタル
粘度計 DVL−B・100 東京計器製)を使用して測定し
た。(20℃で測定) インク滲みの検討 マイクロシリンジを用い上記インク組成物を1マイク
ロリットル測りとり、これを紙面に落としてインクの滲
みを観察した。評価は、滲みがなくドットが円形なもの
を◎、若干滲みがあるがドットが円形なものを○、滲み
がありドットが円形でないものを△、滲みが著しいもの
を×とした。
乾燥時間の測定 前記組成・方法で調整したインクをインクジェットプ
リンター(HG−800、セイコーエプソン製)を使用し印
字を行いインクの乾燥時間を測定した。評価は、ストッ
プウォッチを用い印字してからインクが乾燥するまでの
時間を測定した。なおこの測定に使用した紙は、 4024紙 3R721 (XEROX製) レジ用紙 (大昭和製紙製) 45Kg 上質紙 (十條製紙製) 抑泡性の測定である。
前記インク組成物を試料瓶に入れ、前記試料瓶をシェ
イクすることにより起泡させインクの抑泡力を観察し
た。評価は、起泡後5分経過したとき、泡の高さを4分
の1に抑泡したものを○、泡の高さを4分の2に抑泡し
たものを△、泡の高さが4分の2に達しないものを×と
した。
目詰まりの検討 前記インク組成物が充填されたインクジェトプリンタ
ー用ヘッドを40℃の環境に一週間放置し、前記ヘッドの
ノズルが目詰まりを起こしても前記プリンター付属のポ
ンプで吸引を行うことにより初期の印字品質を再現でき
るか評価する。1回の吸引を行うか、全く吸引を行わな
くても初期印字品質を再現できたインク組成物を◎、2
〜3回の吸引を行うことにより初期印字品質を再現でき
たインク組成物を○、4〜5回の吸引を行うことにより
初期印字品質を再現できたインク組成物を△、6回以上
吸引を行っても初期印字品質を再現できないインク組成
物を×とした。
以上の方法で測定したインク組成物の諸物性と評価結
果を第1表に示す。
第1表の結果より、高アルコールが50重量%の組成の
比較例1〜4は乾燥時間、目詰まり試験で不合格であ
る。サーフィノールが1種類のみ添加されている比較例
5〜8はインクの滲み、乾燥時間叉は抑泡力試験で不合
格である。水溶性染料が7重量%の組成の比較例9は乾
燥時間、目詰まり試験で不合格である。
一方、実施例1〜21はこれら比較例を著しく改善して
いる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、オンデマンド型
インクジェットプリンターに使用するインク組成物にお
いて、少なくとも多価アルコール系溶剤を1〜35重量
%、水溶性染料を1〜5重量%、分子量500以下のノニ
オン性アセチレングリコール界面活性剤を0.01〜0.6重
量%及び分子量500以上のノニオン性アセチレングリコ
ール表面活性剤を0.5〜5重量%とすることにより低粘
度で印字における乾燥時間が1秒以内になり、かつ市販
の汎用記録紙に対し紙質に関係なく高印字品質の印字を
得ることができ、未乾燥によるかすれがない印刷物が得
られる効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−183761(JP,A) 特開 平4−183760(JP,A) 特開 平4−183759(JP,A) 特開 平4−178475(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09D 11/00 - 11/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも多価アルコール系溶剤を1〜35
    重量%、水溶性染料を1〜5重量%、分子量500以下の
    ノニオン性アセチレングリコール界面活性剤を0.01〜0.
    6重量%及び分子量500以上のノニオン性アセチレングリ
    コール界面活性剤を0.5〜5重量%より成ることを特徴
    とするインク組成物。
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