JP2951889B2 - B群溶血性連鎖球菌用培地 - Google Patents
B群溶血性連鎖球菌用培地Info
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Description
鎖球菌のうちのB群溶血性連鎖球菌用の培地に関するも
のであり、詳細には、B群溶血性連鎖球菌(以下、GB
Sと称することがある)を特異的に検出することがで
き、またGBSを増菌することのできる培地に関するも
のである。
時に、新生児の約1〜2%が感染し、肺炎,敗血症,化
膿性髄膜炎等の疾病を発生して、重篤な場合には死に至
ったり、または後遺症を残すことがある。その死亡例や
後遺症を残す例は、罹患した新生児の約25%にも及
ぶ。
方法は、血液寒天培地を用いた分離培養法であり、該方
法では、検体を採取してきたスワブを血液寒天培地に塗
布し、二酸化炭素暴露下で24時間以上培養を行い、そ
の後グラム染色等によりコロニーが溶血性連鎖球菌か否
かを調べ、次にそれがB群か否かを同定している(従来
法)。他に、抗原抗体反応を利用したラテックス(La
tex )凝集法(従来法)、或いはニューグラナダ培地
を用いる検査法(JOURNAL OF CLINICAL MICROBIOLOGY,A
pr.1992 年,1019 〜1021頁)(従来法)が知られてお
り、該従来法は検体をニューグラナダ培地で好気的に
約12時間培養し、GBSが存在すればオレンジ色を呈
する。
ては、現在の医療現場では、妊娠26週目及び30週目
に妊婦の膣内からサンプルを採取し、上記従来法によ
ってGBSの有無を同定しており、この2回の結果に基
づき出産時の菌の有無を予測し、新生児の発病予防の為
に抗生物質を注射または局所投与するか否かを決定して
いる。
査結果では出産時の菌の有無を必ずしも正確に予測でき
る訳ではなく、例えば仮に妊娠26週目及び30週目に
陰性であったとしても、出産時に陽性となっている場合
もある。
はなく、出産時(分娩直前)に検査をすることが望まれ
ているが、上記従来法では、前述の様に、検査に長時
間(24時間以上)を要し、陣痛が起こってから検査を
行ったのでは、遅きに失する。通常、陣痛が起こってか
ら分娩までの時間は、10〜25時間であるから、10
時間以内に検査結果の出る方法が望まれている。また切
迫早産や破水したときの様に、予めの検査をしておけな
い場合があることからも、短時間で結果の出る検査法が
望まれている。
していると言われているにもかかわらず、従来法で
は、10%の検出率を示すに止まるという検査施設もあ
り、テクニカル誤差が大きいという問題もある。
出すことができ、迅速な方法ではあるが、GBSが10
6 個以上存在しないと陽性として表れず、感度が悪いと
いう問題がある。
症例について、妊婦膣内のGBS菌量(個/スワブ)を
調査した結果によると、感染例のうちの25%がGBS
を106 個/スワブ有し、25%が104 〜105 個/
スワブ有し、残る50%が103 個/スワブ以下である
と出ており、この結果は、菌量の多寡と感染の危険の間
には必ずしも相関が認められないことを示している。
個未満で、偽陰性という判定結果が出るときは、抗生物
質の投与を行わないので、却って感染を起こす恐れが強
いという問題がある。
定するものであるが、発色が鈍く、判定し難いという問
題がある。加えて培地の安定性が悪く、約半年で使用不
可能となる上に、高価であるといった問題もある。ま
た、馬血清を使用していることから、ロット毎のばらつ
きが大きく、一定した判定基準を定め難いものであっ
た。
であり、GBSの検出感度が良く、且つ10時間以内と
いう様に早く同定することができ、しかも判定が容易で
あり、加えて培地成分が一定しており、また安定性が良
く安価なB群溶血性連鎖球菌用培地を提供することを目
的とする。
連鎖球菌用培地は、D−グルコース,ピルビン酸Na,
MgSO4 ,メトトレキサート,GBSに対して不活性
な抗菌剤,獣肉由来のペプトン,可溶性でんぷん,及び
リン酸MOPS緩衝液を含有し、馬血清を含まないもの
であることを要旨とする。
地は、GBSを良好に発育させることができ、且つGB
Sの存在により、色素を産出してオレンジ〜赤橙色に発
色するものである。しかもこの発色による判定は、10
時間以内に行うことができるものである。上記従来法
は、本発明のB群溶血性連鎖球菌用培地とよく似た培地
組成を有するが、本発明の培地は、従来法と異なり、
馬血清を含有しない。
した組成とするものであり、発育させる対照であるGB
Sが溶血性連鎖球菌であることから、何らかの血清を培
地に用いることが常識とされていた。そこで従来法で
は、血清のうち、比較的安価で入手し易い馬血清を用い
ていた。
あっても、GBSが良好に発育することを見い出したの
である。またGBSが存在する場合に発色するという点
に関しても、馬血清が不要であることを見い出した。一
般に、馬血清は、ペプトンに含まれる有害成分や、寒天
中の不飽和脂肪酸等といった培地の有害成分を中和する
働きがあると考えられていたが、この様な中和の働きも
GBSにとっては必要がないことが分かった。
べて早期(4〜5時間)に明瞭な発色が表れ、また培地
本来の色と発色後の色との違いが明確であって判定し易
いものである。また、従来法の様に個々の馬血清の成
分の違いに左右されることがないから、ロット毎の変動
が少なく一定したの培地を提供できる様になった。加え
て、劣化し易い馬血清を含有しないので、10カ月以上
もの長期間の保存にも耐え得る培地にすることができ
た。
連鎖球菌用培地について、GBSの発育性及び発色性に
関する実験を以下に示す。実験1に用いる本発明に係る
培地は、下記の成分組成のものである(以下、培地No.
1と称す)。該培地No. 1自身の色は透明の薄黄色であ
る。 D−グルコース:0.25重量% ピルビン酸Na:0.1重量% MgSO4 ・7H2 O:0.041重量% メトトレキサート:0.0006重量% クリスタルバイオレット:0.00002重量% 硫酸コリスチン:0.0005重量% メトロニダゾール(Metronidazole ;2-メチル-5- ニト
ロイミダゾール-1-エタノール):0.001重量% 寒天:0.3重量% プロテオースペプトンNo. 3:2.5重量% 可溶性でんぷん:2重量% MOPS(4-Morpholinepropanesulfonic acid):1.
1重量% Na2 HPO4 :0.85重量% イーストエキス:0.2重量% 蒸留水:残部
陽性菌に対して抗菌性を示し、硫酸コリスチンはグラム
陰性菌に対して抗菌性を示し、またメトロニダゾールは
嫌気性菌に抗菌性を示すものであり、これらはもとより
GBSに対して不活性な抗菌剤である。また、プロテオ
ースペプトンNo. 3(Difco 社製)は獣肉由来のペプト
ンである。
下記表1に示す菌株を105 個接種して培養し、これら
の菌の発育の有無、及び発色(オレンジ〜赤橙色)の有
無について調べた。その結果を表1に併せて示す。尚、
上記培養は37℃で24時間行った。本実験1では、菌
株No. 1を25株、菌株No. 2〜5を5株について実験
し、菌株No. 6〜10は標準菌株であることから、その
1株について実験を行った。
類のうち、グラム陰性菌については発育が見られず、ま
たグラム陽性菌は発育するものの発色はしなかった。ま
たカンジダ(真菌)も発育するものの発色はしなかっ
た。またGBS以外の溶血性連鎖状球菌、例えばA群や
D群溶血性連鎖球菌についても、発育するが、発色しな
かった。以上の結果から、上記培地No. 1は、GBSを
発育し、またGBSにより特異的に発色することが分か
る。
は、含有されている抗菌剤によるものである。上記の様
に、GBSに対して不活性な抗菌剤としては、クリスタ
ルバイオレット,硫酸コリスチン,メトロニダゾールが
推奨され、これら抗菌剤群から1種以上を選択して用い
ると良い。
連鎖球菌用培地に関して、GBSの検出感度についての
実験を示す。実験2においては、上記実験1と同様の培
地No. 1を用い、該培地No. 1を試験管に入れ、下記表
2の通り106 個,105 個,104 個,103 個,1
02個,10個以下のGBSを夫々の試験管に接種し、
37℃で培養した。これらがオレンジないし赤橙色に発
色するまでの時間を表2に示す。
Sが存在する場合には、10時間の培養で判定すること
ができ、またたとえGBSが10個以下の場合であって
も、15〜24時間培養することにより検出することが
できる。尚、GBS菌株によっては早く発色する株があ
り、103 個未満であっても10時間以内に判定が可能
であることが、他の実験により確認されている。
の、獣肉由来のペプトンの作用に関する実験を示す。上
記培地No. 1の成分のうちプロテオースペプトンNo. 3
(獣肉由来のペプトン)に代えて、下記表3に示す各種
ペプトン(Becton and Dickenson社製)を25重量%含
有させて培地を調製した。尚、トリプチケースペプトン
は牛乳由来のペプトンで、ファイトンペプトンは大豆由
来のペプトンであり、ポリペプトンは獣肉及び牛乳の混
合物から得られたペプトンである。これら各培地にGB
Sを夫々107 個,105 個,103 個接種し、37℃
で10時間培養した。その後、菌の発育及び呈色の状態
を観察し判定した。その結果を表3に示す。
は、培地No. 3は菌量103 個の場合にやや劣るもの
の、他は良好に発育した。しかし発色に関しては、培地
No. 4が菌量107 個の場合に少々発色するものの、培
地No. 2,3は全く発色しなかった。即ち、明瞭に発色
したものは培地No. 1のみであった。
ところ(合計24時間)、培地No.1では菌量103 個
の場合についても、鮮やかな赤橙色(判定:プラス3)
の程度にまで発色したが、培地No. 2〜4については上
記10時間培養の場合(表3参照)と同じ発色状態のま
まであった。以上の結果から、獣肉由来のペプトンの存
在によって良好に発色することが分かる。
の可溶性でんぷんの作用に関する実験を示す。上記培地
No. 1の可溶性でんぷんの含有量は2重量%であるが、
これを1重量%にした培地(培地No. 5)、3重量%に
した培地(培地No. 6)、及び0重量%にした培地(培
地No. 7)を調製し、これらについて下記表4の通りG
BSを接種し、37℃で10時間培養後、及び24時間
培養後の発育及び発色について観察した。その結果を表
4に示す。
早く生じさせる為に有効な成分であることが分かる。可
溶性でんぷんの含有量としては、1〜3重量%が好まし
く、より好ましくは2重量%である。上記実験3,4か
ら分かる様に、獣肉由来のペプトン,及び可溶性でんぷ
んは、発色に関与する成分であり、またメトトレキサー
トも発色に関与する成分であって、これらの成分の存在
により、鮮明な発色が得られる。
連鎖球菌用培地には、寒天を含有させることが好まし
く、例えば上記培地No. 1の様に、寒天を含有させて半
流動の培地として用いることで、発色しているか否かの
観察・判定が容易となる。即ち、液体の培地では、発色
部分が全体の培地により薄められ、薄い色として表れる
ことから、発色の有無が見分け難いといった不具合があ
り、一方、流動性のない固形培地では、検体を採取した
スワブ全体を、培地に塗布するのが困難である為、採取
した菌を取り逃がす恐れがあるからである。
菌用培地は、イーストエキス及び/または肉エキスを含
有することが好ましく、これら成分に関する実験を以下
に示す。上記培地No. 1の0.2重量%イーストエキス
に代えて、下記表5に示す様に、イーストエキスまたは
肉エキスを含有させた培地を調製した。これら各培地に
GBSを下記表5の通りを接種し、37℃で10時間培
養した後、菌の発育及び発色について観察した。
0.2重量%以上、或いは肉エキスを0.5重量%以上
含有させることで、これらを含まないもの(培地No.
8)に比べ、発色がより明瞭に表れる様になり、GBS
の有無の判定が一層容易となる。尚、心臓エキスや肝臓
エキスについても、上記肉エキスと同様に、0.5重量
%以上含有させることで、発色がより良好に表れること
を確認している。また、これらイーストエキスや肉エキ
スの両方を含有させた培地としても良い。
の安定性に関する実験について示す。上記培地No. 1の
イーストエキスに代えて、馬血清を5ml含有させた培地
(培地No. 14)、及びイーストエキス及び馬血清のい
ずれも含有しない培地(培地No. 15)を夫々調製し、
培地調製後1〜10カ月経過したものを用いて、菌の発
育及び発色について観察した。尚、GBSの接種菌量は
105 個であり、37℃で10時間培養した。その結果
を下記表6に示す。
菌の発育に関しては良好であるものの、発色に関して
は、3カ月経過後のものから呈色が鈍くなり、5カ月経
過後のものからは更に判定し難くなった。加えて、調製
直後の培地No. 14自身の色は半透明であるが、1カ月
経過後から透明感がなくなりはじめ、更に2カ月経過後
から白濁が培地全体に生じた為に、上述の如く呈色が鈍
くなったことに加え、呈色の有無の判定が一層困難なも
のであった。この様なことから培地No. 14の保存性が
悪いことが分かる。一方、培地No. 1,15は、菌の発
育及び発色共に、10カ月経過後のものにおいても良好
であった。従って本発明のB群溶血性連鎖球菌用培地は
長期保存に耐え得るということが分かる。
リットルに溶解し、無菌的に培地No. 16を調製した。 D−グルコース:2.5g ピルビン酸Na:1g MgSO4 ・7H2 O:0.41g メトトレキサート:0.006g クリスタルバイオレット:0.0002g 硫酸コリスチン:0.005g メトロニダゾール(Metronidazole ):0.01g 寒天:3g プロテオースペプトンNo. 3:25g 可溶性でんぷん:20g MOPS(4-Morpholinepropanesulfonic acid):11
g Na2 HPO4 :8.5g イーストエキス:2g
り、試験管に入れて用いることが推奨される。医療検査
現場での実際の使用にあたっては、検体を採取したスワ
ブを上記培地No. 16中に入れて引き上げることによっ
て、培地に菌を接種する。次に37℃で10時間培養
し、発色の有無を観察する。
り、オレンジ〜赤橙色を呈していればGBS陽性であ
り、呈していなければGBS陰性である。この発色は明
瞭に表れ、また発色の有無を観察するという簡単な判定
であり、格別の熟練はいらない。この様に本発明に係る
培地を用いる検査手法は容易である。
が保菌していると言われているが、上記培地No. 16を
用いて妊婦について検査したところ、同様に25%のG
BS検出率であった。そして、本発明の培地で陽性とな
った検体を、更に抗原抗体反応による方法で詳細に同定
したところ、これらは全てGBSであった。また陰性と
なった検体について、同じく抗原抗体反応による方法で
同定したところ、GBSは検出されなかった。従って本
発明に係る培地を用いた検査においては、偽陰性の恐れ
が少ないということが推定できる。
においては、B群溶血性連鎖球菌の検出感度が良く、し
かも発色が明瞭に表れるから判定が容易であり、加えて
陣痛が始まってから分娩までの間の短い時間(例えば1
0時間程度)で検査結果を出すことができる。従って、
陣痛が始まってから検査を行うことで、出産時点におけ
るGBSの有無を確実に知ることができる。加えて、出
産時の1回の検査で十分とすることができることから、
従来の様に妊娠26週目や30週目の検査を不要にでき
る。
手法は簡単であり、また判定が容易である。従ってテク
ニカル誤差がなくなるという効果もある。加えて、例え
ば従来法の様な特別な孵卵器(炭酸ガス孵卵器)を必
要とせず、病院等で通常使用されている孵卵器を用いて
培養を行うことができる。また、本発明に係る培地は、
GBSを良好に発育するから、増菌用培地としても用い
ることができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 D−グルコース,ピルビン酸Na,Mg
SO4 ,メトトレキサート,B群溶血性連鎖球菌に対し
て不活性な抗菌剤,獣肉由来のペプトン,可溶性でんぷ
ん,及びリン酸MOPS緩衝液を含有し、馬血清を含ま
ないものであることを特徴とするB群溶血性連鎖球菌用
培地。 - 【請求項2】 請求項1に記載の培地において、寒天を
含有し、前記抗菌剤が、クリスタルバイオレット,硫酸
コリスチン,メトロニダゾールよりなる群から選択され
る1種以上であるB群溶血性連鎖球菌用培地。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の培地に、イー
ストエキス及び/または肉エキスを含有するB群溶血性
連鎖球菌用培地。 - 【請求項4】 前記イーストエキスが0.2重量%以上
含有されるものである請求項3に記載のB群溶血性連鎖
球菌用培地。 - 【請求項5】 前記肉エキスが0.5重量%以上含有さ
れるものである請求項3または4に記載のB群溶血性連
鎖球菌用培地。 - 【請求項6】 前記可溶性でんぷんを1〜3重量%含有
する請求項1〜5のいずれかに記載のB群溶血性連鎖球
菌用培地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13396096A JP2951889B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | B群溶血性連鎖球菌用培地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13396096A JP2951889B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | B群溶血性連鎖球菌用培地 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09313171A JPH09313171A (ja) | 1997-12-09 |
JP2951889B2 true JP2951889B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=15117109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13396096A Expired - Lifetime JP2951889B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | B群溶血性連鎖球菌用培地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2951889B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6130057A (en) * | 1999-09-28 | 2000-10-10 | Becton, Dickinson And Company | Method for differentiating microorganisms in a sample |
CU23302A1 (es) | 2003-01-10 | 2008-07-24 | Ct Nac Biopreparados | Medio de cultivo selectivo para el aislamiento y detecciã"n de especies del gã0/00nero streptococcus |
CN114645072B (zh) * | 2022-05-18 | 2022-08-30 | 江苏达伯药业有限公司 | 一种液态b群链球菌选择性显色培养基及其制备方法 |
-
1996
- 1996-05-28 JP JP13396096A patent/JP2951889B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09313171A (ja) | 1997-12-09 |
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