JP2949433B1 - 散水装置 - Google Patents
散水装置Info
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/50—Hydropower in dwellings
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- Nozzles (AREA)
- Greenhouses (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 栽培ハウス30内の苗床32の中央に這わせ
た散水ホース2から圧送水を噴出して、苗床32等の散
水灌水をするにおいて、散水の一様性均一性の一段の向
上と散水ホース2の目づまり防止を図ると共に、構造簡
素・安価にして実用性に優れる散水装置を提供する。 【解決手段】 栽培ハウス30の苗床32を中央縦断し
て這わせる散水ホース2によって苗床32に散水灌水す
るものにおいて、散水ホース2の端末部2Bにホース作
動部3を備え、このホース作動部3は「散水ホース2の
散水残水によって回転作動する水車5からなる水車機構
20」と「この水車5の回転作動を散水ホース2の往復
角運動に変換伝達する作動変換伝達機構21」からな
り、散水ホース2に「ホース周方向角度θの往復角運
動」を連続的に発生させて「動的ちらし散水」をする構
造の散水装置1が特徴である。
た散水ホース2から圧送水を噴出して、苗床32等の散
水灌水をするにおいて、散水の一様性均一性の一段の向
上と散水ホース2の目づまり防止を図ると共に、構造簡
素・安価にして実用性に優れる散水装置を提供する。 【解決手段】 栽培ハウス30の苗床32を中央縦断し
て這わせる散水ホース2によって苗床32に散水灌水す
るものにおいて、散水ホース2の端末部2Bにホース作
動部3を備え、このホース作動部3は「散水ホース2の
散水残水によって回転作動する水車5からなる水車機構
20」と「この水車5の回転作動を散水ホース2の往復
角運動に変換伝達する作動変換伝達機構21」からな
り、散水ホース2に「ホース周方向角度θの往復角運
動」を連続的に発生させて「動的ちらし散水」をする構
造の散水装置1が特徴である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば水稲苗栽培
ハウス内に簡便に設置して、その栽培ハウス内の苗床に
一様に灌水したり、農地の作物に灌水する等に使用する
散水装置に関するものである。
ハウス内に簡便に設置して、その栽培ハウス内の苗床に
一様に灌水したり、農地の作物に灌水する等に使用する
散水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、水稲苗栽培は、多数の苗箱を並
べた栽培ハウス内の苗床で多量生産する農法が普及して
おり、その水稲苗の生育中は長期に亘って多量の灌水を
行う必要があるので、自動散水装置が用いられており、
その代表的なものとして、(図3参照)農業用として量
販市販されて応分の捩り剛性と応分の柔軟性を有する
「例えば住友化学工業株式会社製造・住化農業資材株式
会社販売のスミサンスイ(商品名)のホースで、使用前
は潰れた平坦形態を呈し、圧送水を送り込むと上半と下
半を区分するフランジ2Cを直径方向に突き出して丸く
膨らむ送水ホース」の散水ホース2を栽培ハウス30の
苗床32の中央縦断方向に這わせて設置して送水し、そ
の散水ホース2の上半部分のホース周にランダムに穿設
された散水細孔4から圧送水を噴出飛散させて苗床32
に灌水する簡易散水装置がある。
べた栽培ハウス内の苗床で多量生産する農法が普及して
おり、その水稲苗の生育中は長期に亘って多量の灌水を
行う必要があるので、自動散水装置が用いられており、
その代表的なものとして、(図3参照)農業用として量
販市販されて応分の捩り剛性と応分の柔軟性を有する
「例えば住友化学工業株式会社製造・住化農業資材株式
会社販売のスミサンスイ(商品名)のホースで、使用前
は潰れた平坦形態を呈し、圧送水を送り込むと上半と下
半を区分するフランジ2Cを直径方向に突き出して丸く
膨らむ送水ホース」の散水ホース2を栽培ハウス30の
苗床32の中央縦断方向に這わせて設置して送水し、そ
の散水ホース2の上半部分のホース周にランダムに穿設
された散水細孔4から圧送水を噴出飛散させて苗床32
に灌水する簡易散水装置がある。
【0003】一方、他の灌水用散水装置として(図示し
ない)、栽培ハウス30の天井や側壁に固定した噴射ノ
ズル・散水管から散水するノズル固定構造のもの、また
は、圧送水圧によってホース先端の噴出ノズルを自転さ
せるスプリンクラー装置等が公知である。
ない)、栽培ハウス30の天井や側壁に固定した噴射ノ
ズル・散水管から散水するノズル固定構造のもの、また
は、圧送水圧によってホース先端の噴出ノズルを自転さ
せるスプリンクラー装置等が公知である。
【0004】
【発明が解決すべき課題】以上の従来の散水手段のう
ち、前者の簡易散水装置は市販の散水ホース2を這わせ
て水源に接続するのみで設置できるので安価にして簡便
性に優れるものの、散水の分布が広い苗床32に一様に
ならない「散水ムラ」があり、その上散水細孔4が目づ
まりすることがあるので、灌水不足による生育不良のも
のを生ずる不具合がある。そして、その灌水不足を防止
する為には手作業による補充灌水を頻繁に行なわざるを
得なく、苗栽培に多大の手数を要してコスト高になる。
ち、前者の簡易散水装置は市販の散水ホース2を這わせ
て水源に接続するのみで設置できるので安価にして簡便
性に優れるものの、散水の分布が広い苗床32に一様に
ならない「散水ムラ」があり、その上散水細孔4が目づ
まりすることがあるので、灌水不足による生育不良のも
のを生ずる不具合がある。そして、その灌水不足を防止
する為には手作業による補充灌水を頻繁に行なわざるを
得なく、苗栽培に多大の手数を要してコスト高になる。
【0005】一方、前記後者のノズル・散水管固定構造
・スプリンクラー構造のものも、前記簡易散水装置と同
様に散水形態・散水エリアが一定化するので広い苗床3
2等では「散水ムラ」がある。そして、装置設置のため
の配管・配線工事等が必要にして設置の簡便性に欠けて
コスト高になる。本発明は、以上の従来技術の難点を解
消し、栽培ハウス内等に簡便安価に設置可能にして散水
性能に優れる散水装置を提供するものである。
・スプリンクラー構造のものも、前記簡易散水装置と同
様に散水形態・散水エリアが一定化するので広い苗床3
2等では「散水ムラ」がある。そして、装置設置のため
の配管・配線工事等が必要にして設置の簡便性に欠けて
コスト高になる。本発明は、以上の従来技術の難点を解
消し、栽培ハウス内等に簡便安価に設置可能にして散水
性能に優れる散水装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明の散水装置は「ホース端に給水接続部を有し
て、ストレート形態に這わせ設置可能の長尺の散水ホー
スからなり、該散水ホースは前記這わせ姿勢のホース周
上半部分に散水細孔群を穿設すると共にホース作動部を
備え、該ホース作動部は、水車機構と該水車機構の回転
作動を前記散水ホースの往復角運動に変換伝達する作動
変換伝達機構を備えて前記散水ホースの端末部分に接続
され、該散水ホース内の圧送水を前記水車機構の作動水
となし、前記散水細孔から散水を噴出飛散する前記散水
ホースを往復角運動させて散水する構造」になってい
る。
る本発明の散水装置は「ホース端に給水接続部を有し
て、ストレート形態に這わせ設置可能の長尺の散水ホー
スからなり、該散水ホースは前記這わせ姿勢のホース周
上半部分に散水細孔群を穿設すると共にホース作動部を
備え、該ホース作動部は、水車機構と該水車機構の回転
作動を前記散水ホースの往復角運動に変換伝達する作動
変換伝達機構を備えて前記散水ホースの端末部分に接続
され、該散水ホース内の圧送水を前記水車機構の作動水
となし、前記散水細孔から散水を噴出飛散する前記散水
ホースを往復角運動させて散水する構造」になってい
る。
【0007】即ち、本発明の散水装置は栽培ハウス内等
の地面に這わせる散水ホースを、圧送水によって回転す
る水車によって往復角運動させて「動的ちらし散水」を
可能にして広いスペースの苗床等に一様な散水潅水がで
きるようにした簡易構造にして、前記ホース作動部を散
水ホースの端末部分に接続して、散水細孔から潅水用水
を噴出した圧送水の残分圧水によって水車を駆動する構
造が特徴である。
の地面に這わせる散水ホースを、圧送水によって回転す
る水車によって往復角運動させて「動的ちらし散水」を
可能にして広いスペースの苗床等に一様な散水潅水がで
きるようにした簡易構造にして、前記ホース作動部を散
水ホースの端末部分に接続して、散水細孔から潅水用水
を噴出した圧送水の残分圧水によって水車を駆動する構
造が特徴である。
【0008】なお、以上の構成の本発明の散水装置に用
いる散水ホースは、地面等に這設された姿勢で前記の往
復角運動作動をホース長手方向に伝達する必要があるの
で、その伝達作動が可能になる応分の捩り剛性が必要に
して前記の図3例示の公知の農業用の散水ホース2が好
ましい。そして、この散水ホースの往復角運動の作動角
・作動インターバルは前記水車へインパクトさせる圧送
水の水量・水圧によって調整設定される。
いる散水ホースは、地面等に這設された姿勢で前記の往
復角運動作動をホース長手方向に伝達する必要があるの
で、その伝達作動が可能になる応分の捩り剛性が必要に
して前記の図3例示の公知の農業用の散水ホース2が好
ましい。そして、この散水ホースの往復角運動の作動角
・作動インターバルは前記水車へインパクトさせる圧送
水の水量・水圧によって調整設定される。
【0009】
【作用】以上の構成の本発明の散水装置は、散水細孔群
からホース内圧送水を噴出飛散させる散水ホースを、ホ
ース作動部によって往復角運動させて「動的ちらし散
水」ができるので、一様均一度が高い高品質な散水灌水
ができると共に、その往復角運動によってホース内水を
揺動するので、微小異物が含まれる農業用水等を圧送し
ても散水細孔の「目づまり」がかなり防止されて散水機
能が安定する。
からホース内圧送水を噴出飛散させる散水ホースを、ホ
ース作動部によって往復角運動させて「動的ちらし散
水」ができるので、一様均一度が高い高品質な散水灌水
ができると共に、その往復角運動によってホース内水を
揺動するので、微小異物が含まれる農業用水等を圧送し
ても散水細孔の「目づまり」がかなり防止されて散水機
能が安定する。
【0010】そして、そのホース作動部は、散水ホース
の端末に備えた水車機構からなるので散水用の圧送水の
残水によって作動可能にして、エンジン・モーター等の
動力装置は無用にして作動音が静かにして安全であり、
その上、散水装置設置のための特別の配線・配管も必要
がなく、極めて簡便に設置・撤去ができる。そして、そ
の散水ホースの作動角は少量にして緩やかなインターバ
ルで足りるのでホース作動部は小形簡素に構成できる。
の端末に備えた水車機構からなるので散水用の圧送水の
残水によって作動可能にして、エンジン・モーター等の
動力装置は無用にして作動音が静かにして安全であり、
その上、散水装置設置のための特別の配線・配管も必要
がなく、極めて簡便に設置・撤去ができる。そして、そ
の散水ホースの作動角は少量にして緩やかなインターバ
ルで足りるのでホース作動部は小形簡素に構成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明一実施例の散水装置を図1
・図2を参照して説明する。即ち、この実施例の散水装
置1は、水稲苗育生用の栽培ハウス30に設置して、地
面31に多数個並べた水稲苗箱群からなる苗床32に散
水灌水する装置にして、苗床32の中央を縦断して地面
31上にストレート形態にして這わせる長尺(ハウス3
0の長さに合せた10メートル以上等)の散水ホース2
と、この散水ホース2の端末に設けたホース作動部3を
備え、このホース作動部3によって、ホース内圧送水を
噴出飛散させる散水ホース2が(図1(C)参照)ホー
ス周方向の作動角θの往復角運動を応分のインターバル
で連続して前記の「動的ちらし散水」ができるように構
成されている。
・図2を参照して説明する。即ち、この実施例の散水装
置1は、水稲苗育生用の栽培ハウス30に設置して、地
面31に多数個並べた水稲苗箱群からなる苗床32に散
水灌水する装置にして、苗床32の中央を縦断して地面
31上にストレート形態にして這わせる長尺(ハウス3
0の長さに合せた10メートル以上等)の散水ホース2
と、この散水ホース2の端末に設けたホース作動部3を
備え、このホース作動部3によって、ホース内圧送水を
噴出飛散させる散水ホース2が(図1(C)参照)ホー
ス周方向の作動角θの往復角運動を応分のインターバル
で連続して前記の「動的ちらし散水」ができるように構
成されている。
【0012】詳しくは、散水ホース2は前記図3例示の
公知の農業用散水ホースにして、管内直径が概ね30〜
50粍・ホース周厚が概ね0.3粍サイズの樹脂製にし
て、地面31に這わせ配設した姿勢の上半部分のホース
周にホース内圧送水を噴出する散水細孔4がランダム多
数個に穿設されて応分の捩り剛性と若干の曲げができる
柔軟性を有している。そして、この散水ホース2の始端
2Aは栽培ハウス30に設置されている農業用水または
水道水の給水口33に接続固定できる。
公知の農業用散水ホースにして、管内直径が概ね30〜
50粍・ホース周厚が概ね0.3粍サイズの樹脂製にし
て、地面31に這わせ配設した姿勢の上半部分のホース
周にホース内圧送水を噴出する散水細孔4がランダム多
数個に穿設されて応分の捩り剛性と若干の曲げができる
柔軟性を有している。そして、この散水ホース2の始端
2Aは栽培ハウス30に設置されている農業用水または
水道水の給水口33に接続固定できる。
【0013】一方、ホース作動部3は(図2参照)「水
車ブレード6を放射状に有してハウジング15に回転自
在に支承収納された水車5と、同じくハウジング15に
回転自在に支承されて一端をハウジング15の外へ突き
出す送水管7に設けた噴射ノズル8からなる水車機構2
0」と「水車5の水車軸12に固定した回転アーム9と
送水管7に固定した作動レバー10と、この回転アーム
9と作動レバー10をヒンジ連結したリンク11からな
る「一側の回転運動を他側の往復角運動に変換伝達」す
る作動変換伝達機構21」によって構成されている。
車ブレード6を放射状に有してハウジング15に回転自
在に支承収納された水車5と、同じくハウジング15に
回転自在に支承されて一端をハウジング15の外へ突き
出す送水管7に設けた噴射ノズル8からなる水車機構2
0」と「水車5の水車軸12に固定した回転アーム9と
送水管7に固定した作動レバー10と、この回転アーム
9と作動レバー10をヒンジ連結したリンク11からな
る「一側の回転運動を他側の往復角運動に変換伝達」す
る作動変換伝達機構21」によって構成されている。
【0014】そして、ハウジング15から突き出した送
水管7の始端13は前記の散水ホース2の端末部2Bに
接続固定され、散水ホース2の圧送水が送水管7に圧入
されて噴射ノズル8から噴射すると、その噴射水17が
水車ブレード6に衝接してインパクトを与えて水車5が
回転作動する。そして、その水車5の回転作動が、前記
の作動変換伝達機構21によって、散水管7と一体にな
って連動可能に構成された散水ホース2がホース周方向
の回転角θの往復角運動を連続して発生作動するように
なっている。
水管7の始端13は前記の散水ホース2の端末部2Bに
接続固定され、散水ホース2の圧送水が送水管7に圧入
されて噴射ノズル8から噴射すると、その噴射水17が
水車ブレード6に衝接してインパクトを与えて水車5が
回転作動する。そして、その水車5の回転作動が、前記
の作動変換伝達機構21によって、散水管7と一体にな
って連動可能に構成された散水ホース2がホース周方向
の回転角θの往復角運動を連続して発生作動するように
なっている。
【0015】なお、その送水管7の噴射ノズル8は送水
管7と共に前記の角運動をしてノズル先が上下運動をす
るものの、噴射ノズル8からの噴射水17が水車ブレー
ド6に常に衝接する姿勢に設定されている。そして、そ
の送水管7には噴射水17の水量・水圧を調整して水車
5の回転速度(即ち、散水ホース2の往復角運動のイン
ターバル)を調整セットする水圧調整バルブ14が設け
られている。なお、ホース作動部3は必要に応じて地面
31に簡易固定され、水車5へ衝接した圧送水はハウジ
ング15の排水孔18からそのまま地面21に出して自
然浸水させたり、貯水プールに導いて農業用水として活
用される。そして、この実施例のものの散水ホース2の
往復角運動は作動角θが概ね30°〜45°の程度であ
る。
管7と共に前記の角運動をしてノズル先が上下運動をす
るものの、噴射ノズル8からの噴射水17が水車ブレー
ド6に常に衝接する姿勢に設定されている。そして、そ
の送水管7には噴射水17の水量・水圧を調整して水車
5の回転速度(即ち、散水ホース2の往復角運動のイン
ターバル)を調整セットする水圧調整バルブ14が設け
られている。なお、ホース作動部3は必要に応じて地面
31に簡易固定され、水車5へ衝接した圧送水はハウジ
ング15の排水孔18からそのまま地面21に出して自
然浸水させたり、貯水プールに導いて農業用水として活
用される。そして、この実施例のものの散水ホース2の
往復角運動は作動角θが概ね30°〜45°の程度であ
る。
【0016】以上の実施例の散水装置1は前記の作用が
あり、広いスペースの苗床32に高品質一様な散水灌水
ができると共に散水細孔4の「目づまり」も殆どなく
(若し若干「目づまり」しても、その目づまりによる散
水不足は前記の動的ちらし散水でカバーするので、実用
上の散水不備をもたらすおそれはない)良好な散水作用
が安定する。そして、散水ホース2内の圧送水の散水残
分が水車5の作動水としてそのまま活用可能にして水車
用水源も無用であり、その上、地面に這わせた散水ホー
ス2の作動抵抗も少いので水車5は小形のもので足りる
ので、構造簡素にして使い易く、かつ、安価に製作でき
る良好な実用性がある。なお、図1実施例の散水ホース
2はホース始端2Aが固定されているので、ホース端末
部2Bを作動源とするホース2の作動がホース始端2A
の方向に減衰するものの実用的散水効果を阻害させるこ
とはない。
あり、広いスペースの苗床32に高品質一様な散水灌水
ができると共に散水細孔4の「目づまり」も殆どなく
(若し若干「目づまり」しても、その目づまりによる散
水不足は前記の動的ちらし散水でカバーするので、実用
上の散水不備をもたらすおそれはない)良好な散水作用
が安定する。そして、散水ホース2内の圧送水の散水残
分が水車5の作動水としてそのまま活用可能にして水車
用水源も無用であり、その上、地面に這わせた散水ホー
ス2の作動抵抗も少いので水車5は小形のもので足りる
ので、構造簡素にして使い易く、かつ、安価に製作でき
る良好な実用性がある。なお、図1実施例の散水ホース
2はホース始端2Aが固定されているので、ホース端末
部2Bを作動源とするホース2の作動がホース始端2A
の方向に減衰するものの実用的散水効果を阻害させるこ
とはない。
【0017】なお、本発明の散水装置は前記実施例に限
定されず、散水ホース2と給水口33を回転自在接手に
よって接続して散水ホース2の往復角運動の一段の円滑
化を図ることがあり、さらに、作動変換伝達機構21を
「カム機構」等の他の公知手段によって構成したり、水
車5の回転速度を減速してホース2に伝達する減速部を
作動変換伝達機構21に介装したり、或いは、ホース作
動部3を「散水ホース2を這わせる地面31と同一平面
の地面31上」に設置可能の形態にしたり、さらに、図
3例示以外の散水ホース2を使用することがある。
定されず、散水ホース2と給水口33を回転自在接手に
よって接続して散水ホース2の往復角運動の一段の円滑
化を図ることがあり、さらに、作動変換伝達機構21を
「カム機構」等の他の公知手段によって構成したり、水
車5の回転速度を減速してホース2に伝達する減速部を
作動変換伝達機構21に介装したり、或いは、ホース作
動部3を「散水ホース2を這わせる地面31と同一平面
の地面31上」に設置可能の形態にしたり、さらに、図
3例示以外の散水ホース2を使用することがある。
【0018】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の散水装置
は、苗床等の散水灌水が一段と一様化均一化して高品質
にできると共に、散水ホースの目づまり不良の発生も少
く散水機能が良好に安定する。そして、構造簡素にして
特別の配線・配管の必要がなく極めて簡便に設置できる
と共に安価に入手可能であり、その上作動音も静かにし
て極めて実用性に優れる。以上の諸効果がある。
は、苗床等の散水灌水が一段と一様化均一化して高品質
にできると共に、散水ホースの目づまり不良の発生も少
く散水機能が良好に安定する。そして、構造簡素にして
特別の配線・配管の必要がなく極めて簡便に設置できる
と共に安価に入手可能であり、その上作動音も静かにし
て極めて実用性に優れる。以上の諸効果がある。
【図1】本発明一実施例の散水装置を示し、(A)は基
本形態を示す全体斜視図、(B)は使用状態の側面図、
(C)は散水ホースの横断面図
本形態を示す全体斜視図、(B)は使用状態の側面図、
(C)は散水ホースの横断面図
【図2】図1実施例の散水装置のホース作動部を示し、
(A)はその正面図、(B)はその側面図
(A)はその正面図、(B)はその側面図
【図3】従来の散水装置を示し、(A)はその斜視図、
(B)は散水ホースの横断面図、(C)は使用状態の横
断面図
(B)は散水ホースの横断面図、(C)は使用状態の横
断面図
1 散水装置 2 散水ホース 3 ホース作動部 4 散水細孔 5 水車 6 水車ブレード 7 送水管 8 噴射ノズル 9 回転アーム 10 作動レバー 11 リンク 12 水車軸 13 送水管始端 15 ハウジング 17 噴射水 18 排水孔 20 水車機構 21 作動変換伝達機構 30 栽培ハウス 31 地面 32 苗床
Claims (1)
- 【請求項1】 ホース端に給水接続部を有して、ストレ
ート形態に這わせ設置可能の長尺の散水ホースからな
り、該散水ホースは前記這わせ姿勢のホース周上半部分
に散水細孔群を穿設すると共にホース作動部を備え、該
ホース作動部は、水車機構と該水車機構の回転作動を前
記散水ホースの往復角運動に変換伝達する作動変換伝達
機構を備えて前記散水ホースの端末部分に接続され、該
散水ホース内の圧送水を前記水車機構の作動水となし、
前記散水細孔から散水を噴出飛散する前記散水ホースを
往復角運動させて散水する構造を特徴とする散水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19963498A JP2949433B1 (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 散水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19963498A JP2949433B1 (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 散水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2949433B1 true JP2949433B1 (ja) | 1999-09-13 |
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