JP2944326B2 - テレビジョン信号の伝送受信方式 - Google Patents

テレビジョン信号の伝送受信方式

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JP2944326B2
JP2944326B2 JP4237923A JP23792392A JP2944326B2 JP 2944326 B2 JP2944326 B2 JP 2944326B2 JP 4237923 A JP4237923 A JP 4237923A JP 23792392 A JP23792392 A JP 23792392A JP 2944326 B2 JP2944326 B2 JP 2944326B2
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稔 芦部
高志 橘
雅男 稲葉
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NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
NEC Corp
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NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はNTSCテレビジョン方
式との互換性を維持した形式で補助信号を伝送して画質
の向上を行うテレビジョン信号の伝送受信方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】NTSCテレビジョン方式との互換性を
維持した形式で補助信号を伝送して画質の向上を行うテ
レビジョン方式として従来から多くの提案がなされてい
る。その中で、ACTV方式では飛び越し走査から順次
走査に走査変換する際の輝度成分補助信号を伝送してい
る。この補助信号はVT補助信号(V-T helper signa
l)であり、その詳細は文献1「エンコーディング フ
ォー コンパチビリティアンド リカバビリティ イン
ザ ACTV システム」(「Encoding for compatib
ility and recoverability in the ACTV system」,IEEE
Transactions,Vol.BC-33, No.4 )に示されている。
【0003】即ち、図5に示すように送信部110にお
いて、順次走査の原画像信号50に対してまずフィルタ
回路9において垂直−時間空間での低域通過型フィルタ
が施される。飛び越し走査変換回路10においては、図
3(a)に示す順次走査信号を図3(b)に示す飛び越
し走査に変換する。図3(b)で○印は受信部に伝送さ
れる走査線を表現し、×印が間引かれる走査線を表現し
ている。この際、輝度成分に対しては図3(a)に示さ
れるA,B,Kの各信号からVT補助信号として次式で
計算される信号Mを抽出する。
【0004】M=K−(A+B)/2 信号Mは水平高域成分が除去された後信号92として受
信部111に伝送される。
【0005】受信部111には、信号92と図3(b)
で○印で表現される飛び越し走査の信号91が伝送さ
れ、順次走査変換回路11において図3(b)の×印の
走査線の信号Kを復元する。輝度成分に関しては信号K
を次式に基づいて復元する。
【0006】K=M+(A+B)/2 復元された順次走査の画像信号93のうち輝度成分につ
いては送信部110の信号90に等価である。従って、
垂直高域かつ時間高域の周波数成分は伝送されていな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
NTSCテレビジョン受像機との互換性のために順次走
査で表現可能な垂直高域かつ時間高域の周波数成分を伝
送できないという欠点があった。
【0008】本発明の目的はこのような従来方式の欠点
を除去せしめ、NTSCテレビジョン受像機との互換性
を維持しつつ、少なくとも水平低域においては順次走査
で表現可能な周波数成分を全て伝送することが可能なテ
レビジョン信号の伝送受信方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のテレビジョン信
号の伝送受信方式は、NTSCテレビジョン方式との互
換性を維持した形式で補助信号を伝送して画質の向上の
行うテレビジョン信号の伝送受信方式であって、完全再
構成フィルタバンクを構成する2個の垂直方向1次元分
析フィルタと2個の垂直方向1次元合成フィルタを用い
て、送信部においては、順次走査の原画像信号を前記2
個の分析フィルタに並列に入力して主信号と補助信号を
生成し、前記主信号は走査線を間引くことによって飛び
越し走査に変換して主伝送信号とし、前記補助信号は走
査線を間引くことによって飛び越し走査に変換して補助
伝送信号とし、前記主伝送信号と前記補助伝送信号をN
TSCテレビジョン方式との互換性を維持した形式で受
信部に伝送し、前記受信部においては、前記主伝送信号
に対して前記送信部で間引かれた走査線位置に0信号を
挿入しかつ前記主信号に対応する前記合成フィルタを施
して主復元信号とし、前記補助伝送信号に対して前記送
信部で間引かれた走査線位置に0信号を挿入しかつ前記
補助信号に対応する前記合成フィルタを施して補助復元
信号とし、前記主復元信号と前記補助復元信号を加算す
ることによって順次走査の画像信号を複号するようにし
て構成されている。
【0010】
【作用】本発明は垂直方向1次元の完全再構成フィルタ
バンクを用いて走査変換を行うものである。
【0011】まず、完全再構成フィルタバンクの動作を
簡単に説明する。原信号を2個の分析フィルタに並列に
入力し、フィルタ出力を各々1/2に等間隔に間引く。
その後、間引かれた信号位置に各々0信号を挿入し各々
対応する合成フィルタに入力する。最後に合成フィルタ
出力を加算することにより原信号と全く同じ信号を復元
することができる。
【0012】これを順次走査のテレビジョン信号に適用
して、2個の分析フィルタにより垂直方向の低域側成分
と高域側成分に2分割し、低域側成分はNTSCテレビ
ジョン信号に時間軸多重あるいは周波数多重して伝送す
る。高域側成分については伝送容量を考慮して水平高域
成分を除去して伝送してもよい。
【0013】垂直低域側成分を生成する分析フィルタ
は、zを1ラインの遅延として例えば H4(z)=(1+1/z)/2 で表現されるフィルタを用いることによりNTSC受像
機でも画質劣化が気にならない程度にすることが可能で
ある。このとき高域側成分を生成する分析フィルタは H2(z)=(1−1/z)/2 である。
【0014】受信側での合成フィルタは、主伝送信号に
対しては G1(z)=1+1/z 補助伝送信号に対しては G2(z)=−1+1/z とすることにより完全再構成を実現できる。なおこの特
性の場合に限っては、受信側における復元処理は、主伝
送信号と補助伝送信号の和および差を計算することと等
価である。
【0015】以上説明したように、本発明によればNT
SC受像機との互換性を維持しつつ、専用受像機におい
ては少なくとも水平低域において順次走査で表現可能な
信号帯域の全てを表現することが可能となる。また、1
次元フィルタを用いることにより、処理に必要となる時
間遅延を少なくすることが可能となっている。
【0016】
【実施例】以下、本発明について図面を参照しながら説
明する。
【0017】図1は本発明の一実施例を示すブロック
図、図2は信号の並べ替え方法を示す説明図である。本
実施例では、入力信号50は一例として走査線数525
本の順次走査の画像信号であるとし、受信部へのNTS
C方式との互換性を維持した形式で走査線数525本の
飛び越し走査の画像信号として伝送する。またフィルタ
回路h1,h2,g1,g2は垂直方向の1次元フィル
タであって各々公知技術で構成されるとし、その特性は
間引き回路1,2、内挿回路3,4とともに完全再構成
フイルタバンクを構成する特性とする。
【0018】ここで、間引き回路1,2は走査線を間引
くことによって図3(a)に示す順次走査信号を図3
(b)に示す飛び越し走査信号に変換する回路であり、
内挿回路3,4は図3(b)に示す飛び越し走査信号に
対して×印で示す走査線位置に0信号を挿入する回路で
ある。またフィルタ回路h1,h2で実現されるフィル
タを分析フィルタとし、フィルタ回路g1,g2で実現
されるフィルタを合成フィルタとする。また、補助信号
として伝送するのは一例として輝度信号成分のみである
とし、従って、以下で説明するのは輝度成分に関する信
号処理のみとする。色信号に関しては輝度成分である主
伝送信号にNTSC方式と同様にして多重化して伝送す
ればよい。また、補助信号は一例として画像の上下の走
査線に並べ替えて伝送するものとし、従って補助信号は
水平低域成分のみ伝送するものとする。
【0019】まず、図1における送信部100につい
て、入力信号50はフィルタ回路h1,h2に並列に入
力される。フィルタ回路h1の出力は主信号51であ
り、フィルタ回路h2の出力は補助信号52である。
【0020】主信号51は間引き回路1で飛び越し走査
に変換されて主伝送信号53となる。補助信号52は間
引き回路2で飛び越し走査に変換されて信号54とな
り、さらにフィルタ回路5において水平方向の高域成分
が除去されて補助伝送信号55となる。フィルタ回路5
と間引き回路2の順番は逆であってもよい。
【0021】以上の処理により生成された主伝送信号5
3と補助伝送信号55を、合成回路6においてNTSC
テレビジョン方式との互換性を維持した形式に合成し、
信号56として受信部に伝送する。合成回路6において
は、主伝送信号53に対して色信号を付加し、図2に示
すように画像上下の走査線に補助伝送信号55を並べ
る。補助伝送信号55を並べる上下の走査線は画像領域
であってもよいし、ブランキング期間であってもよい。
【0022】次に受信部101について、分離回路7に
おいて受信された信号56から主伝送信号57と補助伝
送信号58が抽出され、各々内挿回路3,4に入力され
る。内挿回路3,4において0挿入された信号59と信
号60を各々フィルタ回路g1,g2に入力する。フィ
ルタ回路g1の出力である主復元信号51とフィルタ回
路g2の出力である補助復元信号62を加算することに
より、順次走査の画像信号63が複合される。複合され
た画像信号63は、水平低域成分については順次走査で
表現される原信号が全て表現されている。
【0023】なおフィルタ回路h1,h2,g1,g2
の特性を各々z変換H1(z),H2(z),G1
(z),G2(z)で表現すれば、図4(a)としても
よいし、図4(b)としてもよい。また、他の完全再構
成フィルタバンクを構成するものであってもよい。
【0024】また、本実施例では補助伝送信号を画像上
下の走査線を用いて伝送したが、画像内へ周波数多重化
してもよいし、映像搬送波に直交変調して伝送してもよ
いし、別の伝送路を用いて伝送してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
垂直方向の1次元完全再構成フィルタバンクを用いるこ
とにより、NTSC受像機との互換性を維持しつつ、少
なくとも水平低域においては順次走査で表現可能な周波
数成分を全て伝送することが可能なテレビジョン信号の
伝送受信方式を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明における信号の並べ替え方法を示す説明
図である。
【図3】補助信号の抽出方法を示す説明図である。
【図4】フィルタ回路の特性例を示す説明図である。
【図5】従来方式の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2 間引き回路 3,4 内挿回路 5,h1,h2,g1,g2 フィルタ回路 6 合成回路 7 分離回路
フロントページの続き (72)発明者 稲葉 雅男 東京都港区西新橋三丁目20番4号日本電 気エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−272888(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 11/00 - 11/24 H04N 7/00 - 7/015

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NTSCテレビジョン方式との互換性を
    維持した形式で補助信号を伝送して画質の向上の行うテ
    レビジョン信号の伝送受信方式であって、完全再構成フ
    ィルタバンクを構成する2個の垂直方向1次元分析フィ
    ルタと2個の垂直方向1次元合成フィルタを用いて、送
    信部においては、順次走査の原画像信号を前記2個の分
    析フィルタに並列に入力して主信号と補助信号を生成
    し、前記主信号は走査線を間引くことによって飛び越し
    走査に変換して主伝送信号とし、前記補助信号は走査線
    を間引くことによって飛び越し走査に変換して補助伝送
    信号とし、前記主伝送信号と前記補助伝送信号をNTS
    Cテレビジョン方式との互換性を維持した形式で受信部
    に伝送し、前記受信部においては、前記主伝送信号に対
    して前記送信部で間引かれた走査線位置に0信号を挿入
    しかつ前記主信号に対応する前記合成フィルタを施して
    主復元信号とし、前記補助伝送信号に対して前記送信部
    で間引かれた走査線位置に0信号を挿入しかつ前記補助
    信号に対応する前記合成フィルタを施して補助復元信号
    とし、前記主復元信号と前記補助復元信号を加算するこ
    とによって順次走査の画像信号を複号することを特徴と
    するテレビジョン信号の伝送受信方式。
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