JP2943343B2 - 微粒子測定装置 - Google Patents

微粒子測定装置

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JP2943343B2
JP2943343B2 JP3015612A JP1561291A JP2943343B2 JP 2943343 B2 JP2943343 B2 JP 2943343B2 JP 3015612 A JP3015612 A JP 3015612A JP 1561291 A JP1561291 A JP 1561291A JP 2943343 B2 JP2943343 B2 JP 2943343B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定流体をビーム光
で照射することによってこの流体中の微粒子や細胞から
出射される前記ビーム光の散乱光を検出して、該微粒子
や細胞の個数、大きさなどを測定するようにした微粒子
測定装置、特に製作並びに運転が容易な構成でありなが
ら粒径測定の精度向上を図ることができる装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の90度測方散乱光受光式微
粒子測定装置1の構成図である。図4において、2は微
粒子3を含む測定流体4が本図の紙面に垂直に流れるよ
うにした方形断面を有する管路状のフローセル,5はレ
ーザー6から出射されたレーザービーム7を収束レンズ
8で収束して円形断面を有ししかも光軸X−Xが本図の
紙面上に存在する細いレーザー光9にし、かつこのレー
ザー光9でセル2中の流体4を照射して、しかる後セル
2を透過した光9が迷光とならないようにこの光9をビ
ームブロック10で吸収するようにした、レーザー6と
レンズ8とブロック10とからなるビーム光照射部、1
1は、レーザー光9の光軸としての空間軸X−Xに対し
て本図の紙面内で垂直になりかつ軸X−X上にあってし
かもセル2内にある点Oで軸X−Xと交わるように仮想
した空間軸Y−Yに光軸が一致するように配置されて点
O付近で発生した光を集光するようにした集光レンズ、
12はレンズ11で集光された光をピンホール13を介
して受光して受光光量に応じた値を有する電気信号とし
ての光電変換信号12aを出力するようにした光検出器
で、もちろん、この場合セル2はレーザー光9に対して
透明な材料で形成されている。そうして、ここに、ピン
ホール13は迷光が検出器12に入射しないようにする
ためと検出器12で光検出を行う該検出器の視野領域1
4をレンズ8によって点Oの付近に形成されたレーザー
光9のビームウェスト部に限定するためとの二つの理由
で設けられており、また、15はレンズ11とピンホー
ル13と光検出器12とからなる受光機構である。
【0003】図4ではビーム光照射部5と受光機構15
とが上述のように構成されているので、視野領域14内
にありかつレーザー光9の照射領域内にある流体4中の
微粒子3がレーザー光9で照射されることによってこの
微粒子3から出射される90度測方散乱光40が光検出
器12で検出されることは明らかで、この場合、流体4
が上述したように流動しているので、上記の散乱光40
が発生すると光電変換信号12aに一個のパルス16が
現れてこのパルス16の波高は、散乱光40の光量が微
粒子3の大きさに依存しかつパルス16の波高がこの場
合検出器12が受光した散乱光40の光量に対応してい
るので、微粒子3の大きさを表している。図4における
17は信号12aが入力され、信号12aに現れるパル
ス16の個数とこのパルス16の波高とから流体4中の
微粒子3の個数と大きさとを求めるようにした計測部
で、微粒子測定装置1は上述したフローセル2とビーム
光照射部5と受光機構15と計測部17とで構成されて
いる。
【0004】測定装置1では上述のようにして微粒子3
の個数と大きさとが測定されるが、この場合、レーザー
光9はその内部の光強度分布18が図5に示したように
レーザー光9の円形断面9aの中心Cで最大となる吊鐘
状の不均一分布となっているのが通例で、したがって、
測定装置1においては、微粒子3の大きさが同じでもこ
の微粒子3が横切るレーザー光9内の位置によって散乱
光量が異なる結果、計測部17で行う微粒子3の大きさ
測定結果に大きい誤差が生じることになり、このため、
従来、図6に示したようにビーム光照射部5にレーザー
光偏向機構22を付加してこの機構22でレーザー光9
を図6の紙面内で軸Y−Yの方向に直線状に繰り返して
往復させることによって図7に示した(図7に示したZ
−Zは点Oにおいて図6の紙面に垂直に仮想した空間軸
である。)帯状断面19を有する一本のビーム光20を
等価的に形成してこの光20で流体4を照射することが
行われていて、こうすると、ビーム光20が上述のよう
にして形成された光であるから、この光20のY−Y軸
上の光強度分布21が図7に示したようになっているこ
とは明らかで、したがって、この場合流体4が光強度分
布のほぼ均一なビーム光20で照射されることになるの
で微粒子粒径の測定誤差の低減が図られることになる
(特開昭61−288139号参照)。図6に示した2
3は図示の各部からなる微粒子測定装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】微粒子測定装置23で
は上述のようにして微粒子3に対する精度のよい測定が
行われるが、この場合、図8に示したように、視野領域
14内の斜線を施した領域14a内からレンズ11に向
かって出射された散乱光はすべて検出器12に入射する
のに対して、ドットを施した領域24内からレンズ11
に向かって出射された散乱光25は一部が検出器12に
入射し残部はピンホール13に遮られて検出器12に入
射しないことになる。したがって、測定装置23による
微粒子粒径の測定結果にはビーム光20の強度分布にも
とづく誤差は殆どないものの散乱光の発生場所が領域2
4内にあることに起因する誤差が含まれることになって
(以後、上述の理由で領域24を不完全受光領域とい
い、領域14aを完全受光領域ということがある。)、
このため、従来、流動するシース流体で鞘状に形成した
シースフロー中を測定流体4が流れるようにすることに
よって該流体4が領域14a内のみを流れるようにする
ことが考えられているが、微粒子測定装置をこのような
シースフロー式に構成しようとすると、シースフローを
形成するための機構やシース流体の流量制御機構等がフ
ローセル2を除く測定装置23の各部以外に必要となっ
て、したがって、このようなシースフロー式の微粒子測
定装置には装置構成が複雑であるため製作が面倒である
という問題点がある。
【0006】そうして、また、シースフローを採用した
微粒子測定装置では、前述の完全受光領域14aのX−
X軸方向の長さを数十μm乃至数百μm程度とした場
合、シースフローの内径をこの程度の微小な寸法にしな
ければならないので、シースフロー形成機構の製作並び
にシース流体の流量制御がいずれも極めて困難になっ
て、したがって、このようなシースフロー式の微粒子測
定装置には該装置の製作が上記した面倒さ以上に面倒で
あってかつ測定装置の運転も非常に面倒になるという問
題点がある。そうして、さらに、上述したシースフロー
式測定装置では測定流体4以上に清浄なシース流体が必
要であるから、このような測定装置を超純水などの清浄
な流体4中の微粒子の測定に採用しようとすると極めて
きれいなシース流体が必要となって、このようにきれい
なシース流体は通常入手不可能であるから、シース流体
の入手という面からもシースフロー式微粒子測定装置に
は製作が面倒であるという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、シースフロー式の構成を
採用しなくても精度の高い微粒子粒径の測定が可能にな
るようにして、製作並びに運転のいずれもが容易な微粒
子測定装置が得られるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、
【0009】1)微粒子を含む測定流体にビーム光を照
射するビーム光照射部と、平面状受光面および演算部
設けられかつ前記受光面に形成された光像の面積と前記
光像における図心の前記受光面上の位置とがそれぞれ所
定条件を満足していると前記光像の各部における局部的
入射光量の前記光像の全域にわたる合計値に応じた光量
信号を出力する受光部と、前記ビーム光の照射によって
前記微粒子から出射される散乱光を集光して前記受光面
に入射させるレンズ機構とを備え、前記光量信号によっ
て前記微粒子の大きさを測定する微粒子測定装置であっ
て、前記所定条件は、前記演算部において,前記受光面
に形成された光像の面積とこの光像における図心の前記
受光面上の位置とから前記光像を生じた微粒子の視野領
域内の位置を認識し,この位置が散乱光の発生場所に起
因する測定誤差が含まれない領域としてあらかじめ特定
された所定の領域内にあると認識する条件であるように
微粒子測定装置を構成し、また、
【0010】2)上記1)項に記載の装置において、微
粒子から出射される90度測方散乱光が受光面に垂直に
入射するようにビーム光照射部とレンズ機構と受光部と
を配置し、かつビーム光の光軸に平行な細いレーザー光
をレーザー光偏向機構によって前記ビーム光の光軸と前
記レンズ機構の光軸とがなす平面内で前記レンズ機構の
光軸の方向に直線状に繰り返して往復させて前記ビーム
光を形成するように微粒子測定装置を構成し、また、
【0011】3)上記1)項または2)項のいずれかに
記載の装置において、受光部を、光入射窓に光が入射す
ることによってこの入射光の光量と前記光入射窓の位置
とを表す電気信号としての一次ビデオ信号を出力する単
位光電変換器の複数個からなりかつそれぞれの前記単位
光電変換器の前記光入射窓を密接して配置することによ
って一つの平面状受光面が形成された光電変換部と、前
記光電変換部から出力されるすべての前記一次ビデオ信
号からこの一次ビデオ信号に含まれている前記光入射窓
に入射した背景光にもとづくバックグランド信号を除く
ことによって前記受光面に形成された微粒子の散乱光像
に対応した判定対象画像を形成する複数個の二次ビデオ
信号を得る二次ビデオ信号生成部と、前記二次ビデオ信
号を用いて前記判定対象画像に対応した前記散乱光像の
面積とこの散乱光像の図心の前記受光面上の位置とを算
出して前記面積と前記位置とがそれぞれ所定条件を満足
している場合にのみすべての前記二次ビデオ信号の各値
の和に比例した光信号を出力するビデオ信号演算部とか
らなるようにして微粒子測定装置を構成する。
【0012】
【作 用】上記のように構成すると、いずれの微粒子測
定装置においても、光量信号が散乱光を生じた微粒子の
粒径を表していて、この信号の中には微粒子散乱光の発
生場所にもとづく微粒子粒径の誤差が含まれていないこ
とが明らかであり、またいずれの微粒子測定装置でもシ
ースフローを必要としないことが明らかであるから、製
作並びに運転が容易でかつ高精度の粒径測定が行なえる
微粒子測定装置が得られることになる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例としての微粒子測定
装置26の構成図で、本図においては図6におけるもと
同じものに図6の場合と同じ符号がつけてある。さて、
図1において、27はそれぞれ前述した照射部5とレー
ザー光偏向機構22とからなるビーム光照射部、28は
平面状の受光面29を有するイメージインテンシファイ
ア28aと蛍光面28bとが設けられ、かつ受光面29
の軸心が空間軸Y−Yに一致する姿勢で集光レンズ11
によって集光された微粒子散乱光40が受光面29に入
射するように配置され、かつ受光面29上の各部につい
て輝度増幅を行って面29上に形成された一次パターン
の形状並びに位置に関して相似の関係にありしかもこの
一次パターンよりも明るい二次パターンを蛍光面28b
に形成するようにした光検出増幅器、30は、蛍光面2
8bに形成された二次パターンを光電変換するようにし
たCCD半導体装置等を用いた撮像装置31と、装置3
1の光電変換によって得られた前記二次パターンの各部
の輝度データを記憶しかつ出力指令信号33が入力され
ると既に記憶している前記輝度データとこのデータが得
られた上記二次パターンの部分の位置とを表す一次ビデ
オ信号34を上記二次パターンのすべての部分について
出力するビデオメモリ32と、前述の光検出増幅器28
とからなる光電変換部で、変換部30は上述のように構
成されているので、この変換部30が、光入射窓に光が
入射することによってこの入射光の光量と光入射窓の位
置とを表す電気信号としての一次ビデオ信号を出力する
単位光電変換器の複数個からなりかつそれぞれの前記単
位光電変換器の光入射窓を密接して配置することによっ
て一つの平面状受光面29が形成された光電変換部と等
価なものであることは明らかである。
【0014】35は、すべての信号34が入力され、か
つ信号34のそれぞれの値から信号34に含まれている
受光面29に入射した背景光にもとづくバックグランド
信号の値を差し引くことによって受光面29に形成され
た上述の一次パターンとしての微粒子3の散乱光像39
に対応した判定対象画像を形成する複数個の二次ビデオ
信号36を得るようにした二次ビデオ信号生成部、37
は信号36を用いて前記判定対象画像に対応した散乱光
像39の面積Sとこの光像39の図心の受光面29上の
位置Pとを算出して面積Sと位置Pとがそれぞれ所定の
条件を満足している場合にのみすべての信号36の各値
の和に比例した光量信号37aを出力するようにしたビ
デオ信号演算部、38は変換部30と信号生成部35と
演算部37とからなる受光部で、上述の測定装置26は
この受光部38とフローセル2とレンズ11とビーム光
照射部27とで構成されている。
【0015】次に演算部37で説明した所定の条件につ
いて説明する。すなわち、測定装置26においては各部
が上述のように構成されているので微粒子3の散乱光像
39がレンズ11によって受光面29に形成されるが、
この場合、図2に示したa点(a点は上述のO点に一致
した点)にある微粒子3の像が円形受光面29の中心に
結像するようにレンズ11と増幅器28とが構成されて
いるので、微粒子3が図2にa〜dで示した各位置にあ
る場合の散乱光像39はそれぞれ図3における(a)〜
(d)の各図に示したように受光面29上に形成される
ことが明らかで、また、図3から散乱光40の出射位置
に応じて光像39の直径Dと図心(図3においては光像
39は円であるからこの円の中心が像39の図心とな
る。)の受光面29上の位置Pとが変化することが明ら
かである。故に、測定装置26の場合、直径DまたはD
の直径を有する円の面積Sと位置Pとを知ることによっ
て光像39を生じた微粒子3の位置を知ることができる
わけで、したがって、DまたはSと、Pとがそれぞれ
「所定条件」を満足していると散乱光出射位置が完全受
光領域14a内にあると判定することができることにな
る。そこで、測定装置26においては、演算部37で面
積Sと位置Pとがそれぞれ散乱光出射位置が領域14a
内にあることを表す前述の「所定条件」を満足している
と判断すると、散乱光像39を生じた微粒子3が領域1
4a内にあるので光像39に対応した上述の判定対象画
像を形成する複数個の信号36のそれぞれの値の和Wが
光像39を生じた散乱光の光量に正しく対応した値にな
っているものとして、和Wに比例した信号37aを出力
するように演算部37が構成されている。
【0016】測定装置26では、演算部37が上述のよ
うに構成されているので、図2及び図8に示した不完全
受光領域24内で発生した散乱光にもとづいて光量信号
37aが出力されるということはなくて、信号37aは
常に領域14a内で発生した散乱光の光量を正しく表す
ことになり、また、この場合、領域14a内のビーム光
20が上述したように強度分布の均一な光となっている
ので信号37aが微粒子3の粒径に正しく対応した信号
になっていることが明らかである。故に、測定装置26
によれば信号37aによって微粒子粒径を散乱光40の
発生場所にもとづく誤差を含むことなく正しく測定する
ことができるわけで、しかも、この場合、シースフロー
を必要としないことが上述した所から明らかであるか
ら、測定装置26は製作並びに運転が容易でかつ高精度
の粒径測定が行なえる微粒子測定であるということにな
る。
【0017】
【発明の効果】上述したように、本発明においては、
【0018】1)微粒子を含む測定流体にビーム光を照
射するビーム光照射部と、平面状受光面および演算部
設けられかつ前記受光面に形成された光像の面積と前記
光像における図心の前記受光面上の位置とがそれぞれ所
定条件を満足していると前記光像の各部における局部的
入射光量の前記光像の全域にわたる合計値に応じた光量
信号を出力する受光部と、前記ビーム光の照射によって
前記微粒子から出射される散乱光を集光して前記受光面
に入射させるレンズ機構とを備え、前記光量信号によっ
て前記微粒子の大きさを測定する微粒子測定装置であっ
て、前記所定条件は、前記演算部において,前記受光面
に形成された光像の面積とこの光像における図心の前記
受光面上の位置とから前記光像を生じた微粒子の視野領
域内の位置を認識し,この位置が散乱光の発生場所に起
因する測定誤差が含まれない領域としてあらかじめ特定
された所定の領域内にあると認識する条件であるように
微粒子測定装置を構成し、また、
【0019】2)上記1)項に記載の装置において、微
粒子から出射される90度測方散乱光が受光面に垂直に
入射するようにビーム光照射部とレンズ機構と受光部と
を配置し、かつビーム光の光軸に平行な細いレーザー光
をレーザー光偏向機構によってビーム光の光軸とレンズ
機構の光軸とがなす平面内でレンズ機構の光軸の方向に
直線状に繰り返して往復させて前記ビーム光を形成する
ように微粒子測定装置を構成し、また、
【0020】3)上記1)項または2)項のいずれかに
記載の装置において、受光部を、光入射窓に光が入射す
ることによってこの入射光の光量と光入射窓の位置とを
表す電気信号としての一次ビデオ信号を出力する単位光
電変換器の複数個からなりかつそれぞれの単位光電変換
器の光入射窓を密接して配置することによって一つの平
面状受光面が形成された光電変換部と、この光電変換部
から出力されるすべての一次ビデオ信号からこの一次ビ
デオ信号に含まれている光入射窓に入射した背景光にも
とづくバックグランド信号を除くことによって受光面に
形成された微粒子の散乱光像に対応した判定対象画像を
形成する複数個の二次ビデオ信号を得る二次ビデオ信号
生成部と、二次ビデオ信号を用いて判定対象画像に対応
した前記散乱光像の面積とこの散乱光像の図心の受光面
上の位置とを算出して前記面積と前記位置とがそれぞれ
所定条件を満足している場合にのみすべての二次ビデオ
信号の各値の和に比例した光信号を出力するビデオ信号
演算部とからなるようにして微粒子測定装置を構成し
た。
【0021】このため、上記のように構成すると、いず
れの微粒子測定装置においても、光量信号が散乱光を生
じた微粒子の粒径を表していて、この信号の中には微粒
子散乱光の発生場所にもとづく微粒子粒径の誤差が含ま
れていないことが明らかであり、またいずれの微粒子測
定装置でもシースフローを必要としないことが明らかで
あるから、本発明には製作並びに運転が容易でかつ高精
度の粒径測定が行なえる微粒子測定装置が得られる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図
【図2】図1に示した一実施例における要部の作用を説
明する説明図
【図3】図2に示した各点から出射された散乱光にもと
づく微粒子散乱光像の説明図
【図4】従来の微粒子測定装置の構成図
【図5】図4に示した測定装置における要部の機能説明
【図6】図4に示した測定装置とは異なる従来の微粒子
測定装置の構成図
【図7】図6に示した測定装置における要部の機能説明
【図8】従来の微粒子測定装置における問題点の説明図
【符号の説明】
3 微粒子 4 測定流体 5 ビーム光照射部 9 レーザー光 11 集光レンズ 14a 完全受光領域 20 ビーム光 22 レーザー光偏向機構 25 散乱光 26 微粒子測定装置 27 ビーム光照射部 29 受光面 30 光電変換部 34 一次ビデオ信号 35 二次ビデオ信号生成部 36 二次ビデオ信号 37 ビデオ信号演算部 37a 光量信号 38 受光部 39 散乱光像 40 散乱光
フロントページの続き (72)発明者 星川 寛 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 佐々木 明徳 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 15/00 - 15/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微粒子を含む測定流体にビーム光を照射す
    るビーム光照射部と、平面状受光面および演算部が設け
    られかつ前記受光面に形成された光像の面積と前記光像
    における図心の前記受光面上の位置とがそれぞれ所定条
    件を満足していると前記光像の各部における局部的入射
    光量の前記光像の全域にわたる合計値に応じた光量信号
    を出力する受光部と、前記ビーム光の照射によって前記
    微粒子から出射される散乱光を集光して前記受光面に入
    射させるレンズ機構とを備え、前記光量信号によって前
    記微粒子の大きさを測定する微粒子測定装置であって、
    前記所定条件は、前記演算部において,前記受光面に形
    成された光像の面積とこの光像における図心の前記受光
    面上の位置とから前記光像を生じた微粒子の視野領域内
    の位置を認識し,この位置が散乱光の発生場所に起因す
    る測定誤差が含まれない領域としてあらかじめ特定され
    た所定の領域内にあると認識する条件であることを特徴
    とする微粒子測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の装置において、微粒子か
    ら出射される90度測方散乱光が受光面に垂直に入射す
    るようにビーム光照射部とレンズ機構と受光部とを配置
    し、かつビーム光の光軸に平行な細いレーザー光をレー
    ザー光偏向機構によって前記ビーム光の光軸と前記レン
    ズ機構の光軸とがなす平面内で前記レンズ機構の光軸の
    方向に直線状に繰り返して往復させて前記ビーム光を形
    成したことを特徴とする微粒子測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2のいずれかに記載
    の装置において、受光部を、光入射窓に光が入射するこ
    とによってこの入射光の光量と前記光入射窓の位置とを
    表す電気信号としての一次ビデオ信号を出力する単位光
    電変換器の複数個からなりかつそれぞれの前記単位光電
    変換器の前記光入射窓を密接して配置することによって
    一つの平面状受光面が形成された光電変換部と、前記光
    電変換部から出力されるすべての前記一次ビデオ信号か
    らこの一次ビデオ信号に含まれている前記光入射窓に入
    射した背景光にもとづくバックグランド信号を除くこと
    によって前記受光面に形成された微粒子の散乱光像に対
    応した判定対象画像を形成する複数個の二次ビデオ信号
    を得る二次ビデオ信号生成部と、前記二次ビデオ信号を
    用いて前記判定対象画像に対応した前記散乱光像の面積
    とこの散乱光像の図心の前記受光面上の位置とを算出し
    て前記面積と前記位置とがそれぞれ所定条件を満足して
    いる場合にのみすべての前記二次ビデオ信号の各値の和
    に比例した光量信号を出力するビデオ信号演算部とから
    なるようにしたことを特徴とする微粒子測定装置。
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