JP2942728B2 - 水作業用オーバーズボン - Google Patents

水作業用オーバーズボン

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JP2942728B2
JP2942728B2 JP8069747A JP6974796A JP2942728B2 JP 2942728 B2 JP2942728 B2 JP 2942728B2 JP 8069747 A JP8069747 A JP 8069747A JP 6974796 A JP6974796 A JP 6974796A JP 2942728 B2 JP2942728 B2 JP 2942728B2
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JP
Japan
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belt
waist
overpants
water work
fastener
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JP8069747A
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大之 中井
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KUBO SEISAKUSHO KK
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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、漁師や水産加工
業者等が、水に濡れる作業場においてズボンの上から着
用する胸当てなしのオーバーズボンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、このようなオーバーズボン
は、防水性を有する生地で形成されている。
【0003】図5は、従来のオーバーズボンの一例を示
しており、このオーバーズボンのウェスト部21には、
ギャザー部22が設けられている。このギャザー部22
は、ゴム地によって形成され、オーバーズボンを着用し
たときに着用者の体を締めつけるようになっている。
【0004】また他の一例として、ギャザー部22によ
る前記締めつけを補助するために、ウェスト部21にベ
ルト通し孔が設けられ、このベルト通し孔にベルトを通
して、ウェスト部21の腹の部分でベルトの両端を係止
するようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした構
成のオーバーズボンは、着用するときに前記ギャザー部
を手で拡げなければならないのでわずらわしいという問
題や、前記ベルトの係止部分が着用者の腹に位置してい
るために、このベルトが邪魔になって作業しづらいとい
う問題があった。
【0006】そこで、この発明は、ズボンの上からでも
着用しやすく、作業中においてもベルトが邪魔にならな
い、胸当てなしの水作業用オーバーズボンを提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、この発明では、ウェスト部の背の部分の内面に、
ウェスト部の外面で開口するベルト引出し孔を両端に有
するベルト収容ポケットを設け、このベルト収容ポケッ
トにベルトを収容し、前記ベルト引出し孔からウェスト
部の外面に引き出されたベルトの両端のそれぞれを、ウ
ェスト部に設けた複数のベルト通し孔に、ウェスト部の
外面側から内面側、内面側から外面側へと交互に通し、
ウェスト部の外面に引き出されたベルトの両端部に、互
いに結合分離自在な結合部材を設けて、胸当てなしの
作業用オーバーズボンを構成した。
【0008】また、ウェスト部の外側に位置するベルト
の長さが、ウェスト部の内側に位置するベルトの長さよ
りも長くなるように、前記ベルト通し孔を配置した。
【0009】さらに、前記ベルトの両端部に設けた互い
に結合分離自在な結合部材を、面ファスナーによって構
成したり、この面ファスナーと結合分離自在となる他の
面ファスナーを、前記ウェスト部の背の部分の外面に設
けた構成を採用した。
【0010】前記した構成を採用すると、着用したオー
バーズボンをベルトで引き締めることによって体にフィ
ットさせることができるので、ウェスト部にギャザー部
を設けなくてもよく、オーバーズボンを着用するとき
に、ウェスト部を手で拡げる必要がない。また、ウェス
ト部の外面に引き出されたベルトの両端部を、結合部材
を介してウェスト部の背の部分で互いに結合することが
できるので、前記締めつけたベルトの係止部分が、作業
中邪魔になることがない。
【0011】また、前記ウェスト部の外側に位置する部
分のベルトの長さが、ウェスト部の内側に位置する部分
のベルトの長さよりも長くなるように、前記ベルト通し
孔を配置したので、ベルトの締めつけ部分が大きくなっ
て、オーバーズボンがより着用者の体にフィットするこ
ととなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
添付図面に基づいて説明する。
【0013】図1に示す胸当てなしの水作業用オーバー
ズボンには、ウェスト部1の背の部分の内面にベルト収
容ポケット2が設けられており、このベルト収容ポケッ
ト2の両端には、ウェスト部1の外面に開口するベルト
引出し孔3、3がそれぞれ設けられている。このベルト
収容ポケット2にはベルト4が収容されており、このベ
ルト4の両端部は、前記ベルト引出し孔3、3からウェ
スト部1の外面に引き出されて、ウェスト部1に設けた
複数のベルト通し孔5に、ウェスト部1の外面側から内
面側、内面側から外面側へと交互に通されている。
【0014】このベルト4の一方の面の全面と他方の面
のそれぞれの両端部寄りとには、面ファスナー6が設け
られ、一方、ウェスト部1の背の部分の外面には、ベル
ト4の両端部に設けられた面ファスナー6と結合分離自
在となる他の面ファスナー7が設けられている。このオ
ーバーズボンを着用するときに、前記ベルト4でウェス
ト部1を締めつけて、このベルト4に設けられた面ファ
スナー6と、ウェスト部1の背の部分に設けられた面フ
ァスナー7とを互いに結合させると、図2に示すよう
に、ベルト4をウェスト部1の背の部分で係止すること
ができる。
【0015】さらに、図3に示すように、前記ベルト収
容ポケット2には、ファスナー9を設けた開口部8が設
けられており、この開口部8を通してベルト4が出し入
れされる。また、ベルト4の中間部にはゴムベルト製の
伸縮部10が設けられており、この伸縮部10の両端に
は、伸縮部10がベルト収容ポケット2の両端のベルト
引出し孔3、3から引き出されないようにするために、
ベルト引出し孔3、3の径より大きな矩形リング11、
11が取り付けられている。
【0016】また、このオーバーズボンの表地と裏地と
は、ともに耐油性、耐寒性を有するポリ塩化ビニルで形
成されており、さらに裏地には、肌ざわりを考慮してポ
リエステルの布張りが設けられている。
【0017】このように構成されたオーバーズボンは、
図4に示すように、ベルト4を引き締めることによって
着用者の体にフィットするようになるので、全体のサイ
ズを大きくして広く開口するようにすると、着用すると
きに長靴などを履いたままでも楽に着用することができ
る。
【0018】また、前記ベルト4のウェスト部1の外側
に位置する部分の長さが、ウェスト部1の内側に位置す
る部分の長さよりも長くなるように、前記ベルト通し孔
5を配置してあるので、ベルト4の締めつけ部分が大き
くなって、オーバーズボンがより着用者の体にフィット
する。
【0019】さらに、ベルト4の中間部に設けられたゴ
ムベルト製の伸縮部10が、着用者の体の動きにあわせ
て伸縮するので、作業中においても、オーバーズボンが
着用者の体にフィットすることとなる。
【0020】また、前記ベルト4は、ベルト収容ポケッ
ト2に収容されているので、ウェスト部1からはずれ出
ることがなく、前記ファスナー9を開くと開口部8から
ベルト4を簡単に取り出すこともできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の胸当て
なしの水作業用オーバーズボンは、ベルトを引き締める
ことによって、着用者の体にフィットさせることができ
るため、ギャザー部を設ける必要がなく、着用するとき
にギャザー部を拡げなくても広く開口させることができ
るので、着用者はわずらわしさを感じることがなく、長
靴などを履いたままでも楽に着用することができる。ま
た、ベルトによる引き締め量を調整することによって、
様々な体型の人にも対応できる。
【0022】また、ウェスト部の外側に位置するベルト
の長さが、ウェスト部の内側に位置するベルトの長さよ
りも長くなるように、前記ベルト通し孔を配置したの
で、ベルトの締めつけ部分が大きくなり、オーバーズボ
ンがより着用者の体にフィットするので、着用者は快く
作業に従事することができる。
【0023】さらに、ベルトの両端部に設けられた面フ
ァスナーと、ウェスト部の背の部分に設けられた面ファ
スナーとを互いに結合させることによって、ウェスト部
の背の部分でベルトを係止することができるので、作業
中においてもベルトが邪魔になることがなく、作業効率
の低下を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の水作業用オーバーズボンを示す斜視
【図2】図1に示す水作業用オーバーズボンのベルトを
締めつけた状態を示す斜視図
【図3】図1に示す水作業用オーバーズボンの要部拡大
【図4】この発明の水作業用オーバーズボンを着用した
状態を示す後方よりの斜視図
【図5】従来の水作業用オーバーズボンを示す斜視図
【符号の説明】
1 ウェスト部 2 ベルト収容ポケット 3 ベルト引出し孔 4 ベルト 5 ベルト通し孔 6、7 面ファスナー 8 開口部 9 ファスナー 10 伸縮部 11 矩形リング 21 ウェスト部 22 ギャザー部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胸当てなしの水作業用オーバーズボンに
    おいて、ウェスト部の背の部分の内面に、ウェスト部の
    外面で開口するベルト引出し孔を両端に有するベルト収
    容ポケットを設け、このベルト収容ポケットにベルトを
    収容し、前記ベルト引出し孔からウェスト部の外面に引
    き出されたベルトの両端のそれぞれを、ウェスト部に設
    けた複数のベルト通し孔に、ウェスト部の外面側から内
    面側、内面側から外面側へと交互に通し、ウェスト部の
    外面に引き出されたベルトの両端部に、互いに結合分離
    自在な結合部材を設けたことを特徴とする水作業用オー
    バーズボン。
  2. 【請求項2】 ウェスト部の外側に位置するベルトの長
    さが、ウェスト部の内側に位置するベルトの長さよりも
    長くなるように、前記ベルト通し孔を配置した請求項1
    に記載の水作業用オーバーズボン。
  3. 【請求項3】 前記結合部材が面ファスナーである、請
    求項1または2に記載の水作業用オーバーズボン。
  4. 【請求項4】 前記ウェスト部の背の部分の外面に、前
    記ベルトの両端部に設けた面ファスナーと結合分離自在
    となる他の面ファスナーを設けた、請求項3に記載の水
    作業用オーバーズボン。
  5. 【請求項5】 前記ベルトのベルト収容ポケット内の部
    分に、ゴムベルト製の伸縮部を設け、この伸縮部の両端
    に、伸縮部がベルト収容ポケットの両端のベルト引出し
    孔から引き出されないようにする抜け止め具を取り付け
    た請求項1乃至4に記載の水作業用オーバーズボン。
  6. 【請求項6】 前記ベルト収容ポケットに、ファスナー
    により開閉自在な開口部を設けた、請求項1乃至5に記
    載の水作業用オーバーズボン。
JP8069747A 1996-03-26 1996-03-26 水作業用オーバーズボン Expired - Lifetime JP2942728B2 (ja)

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JPH09256205A JPH09256205A (ja) 1997-09-30
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