JP2935689B1 - 封緘具 - Google Patents

封緘具

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JP2935689B1
JP2935689B1 JP5140598A JP5140598A JP2935689B1 JP 2935689 B1 JP2935689 B1 JP 2935689B1 JP 5140598 A JP5140598 A JP 5140598A JP 5140598 A JP5140598 A JP 5140598A JP 2935689 B1 JP2935689 B1 JP 2935689B1
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尚和 菊池
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KIKUCHI SEISAKUSHO KK
SUETOMO INBAN KOGYO KK
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KIKUCHI SEISAKUSHO KK
SUETOMO INBAN KOGYO KK
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Abstract

【要約】 【目的】 封緘を解除することができず、封緘が解除さ
れた場合には修復が不可能な単一の部材からなる封緘具
の提供。 【構成】 対象物への取り付けのためのベルト状部11
と分離不可能に組み合わされる封緘ケース12とを具備
し、ベルト状部11は封緘ケース12と一体であり、ベ
ルト状部11の先端は挿入口から封緘ケース12内に挿
し込まれ、かつケース内の係合相手16と係合可能な係
合部17を有しており、それらの係合時に覆い部18に
より挿入口15が覆われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書類、物品等を収
めた収納体の封緘に使用し、改ざん、盗難等を防止する
ための器具である封緘具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機密文書類や貴金属、現金等の貴重な物
品類を輸送の過程や保管中に起こり得る犯罪行為から守
るために、従来は、封蝋印、封印玉、封印帯(多くはア
ルミニウム等のベルト)などが用いられてきた。しかし
封蝋印の作業では、蝋の臭気が封印を実施している部屋
のみならず周囲に漂い、衣類等にもしみ込むほか、床が
滑り易くなるなどの弊害があった。また蝋を溶解する電
熱器などの熱が室温を上昇させるので、夏期の作業環境
はさらに悪化する。
【0003】一方、封印玉は鉛の玉を縒り線に固着す
る。このため封蝋のような臭気や熱害は生じないが、人
体に有害な鉛を使用するという問題があり、将来の使用
は危ぶまれる。また開封にはペンチなどの工具が必要で
あり、その際縒り線のほつれによって刺瘡の危険があ
る。封印帯も同様の短所を持っている。
【0004】さらに、従来の封緘方法には防諜、防盗面
についても問題がある。蝋や鉛、金属バンドはどこでも
入手容易な種類のものであり、改ざんや盗難後に同等品
を付け替えることで不正行為の痕跡を隠蔽可能であるか
らである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであり、その課題は封緘時に臭気や
刺瘡等の問題がなく、容易かつ確実に封緘を実施できる
ようにすることである。
【0006】また本発明は、破壊しなければ封緘を解除
することができず、封緘が解除された場合には修復が不
可能な封緘具を提供することを目的とする。
【0007】また本発明は単一の部材によって構成され
ることにより製造上、寸法の維持管理が容易でしかもワ
ンタッチ操作により取り付けが可能でありかつ価格面で
も有利な封緘具の提供を他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、収納体に取り付けられるベルト状部と分離不可能
に組み合わされる封緘ケースを具備しており、ベルト状
部は、一端の基部で封緘ケースと一体に形成され、上記
封緘ケースは容部と蓋部とを有し、容部と蓋部に設けた
棚部にベルト状部の挿通口を設け、挿通口に通したベル
ト状部によって容部と蓋部とが一体にされ、ベルト状部
、封緘ケース内に設けられた係合相手と係合可能な係
合部をベルト状部の中間に有しており、上記係合部と係
合相手との係合時に覆い部により挿入口が覆われる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る封緘具10は、書
類、物品等を収めた収納体Bの封緘に使用して上記書
類、物品等被収納物を改ざん、盗難等の行為から守るた
めの器具である。この封緘具10は収納体(封緘対象
物)Bへの取り付けのためのベルト状部と、分離不可能
に組み合わされる封緘ケースとの部分からなる
【0010】ベルト状部は封緘部に例えば巻き付ける
か、通すようにして取り付けるために細長い形態を有し
ており、丸紐状や鎖状のものなどもその中に含まれる。
ベルト状部は取り付けのためにループ状に変形可能な性
質、可撓性を有する。また強靭性もベルト状部に要求さ
れるが、その度合は選択的事項に属する。仮に強靭でな
くても開封の有無の判断には支障がなく、また強靭なも
のも破壊を免かれることは難しいからである。
【0011】ベルト状部は、一端の基部で封緘ケースと
一体に形成され、ベルト状部の先端部は封緘ケースに
成された挿入口からケース内部へ挿し込まれる。ベルト
部は、さらに、封緘ケースの内部に設けられた係合相
手と係合可能な係合部を中間つまり先端と基部の間に有
している。
【0012】発明の実施形態を示す図示の例には、ベル
ト状部として、配線を束ねる部材として公知の結束バン
ドと類似の係合構造を持ったものを示す。このベルト状
部は係合部として、鋸歯状の歯列部を形成し、係合相
前進は許容するが、その歯に係合相手が噛み合うと逆
方向へは後退できなくなる構成を有する。歯列状の係合
部と噛み合う係合相手は挿入口に臨んで形成され、係合
部に弾力的に接する。
【0013】上記係合部と係合相手との係合時に覆い
より挿入口が覆われる。この覆い部は係合が外されな
いように挿入口を覆い隠す。挿入口が覆われて外から見
えないために係合部と係合相手との係合を外そうとする
意図及び不正の試みを事前に摘み取ることができるよう
になり、また実際に不正の意図を抱いたとしても覆い
不正工作の邪魔をする。
【0014】封緘ケースは容部と蓋部とを有し、容部と
蓋部の夫々には棚部が設けられており、棚部に設けられ
た挿通口にベルト状部を通すことによって、容器と蓋部
とが一体にされる。
【0015】上記の覆い部は挿入口の一方(入口側)を
覆うが、これと共に挿入口の他方(出口側)を覆う事も
必要である
【0016】
【実施例】以下図示の実施例を参照して本発明をより詳
細に説明する。
【0017】図1、図2の例では容部21と蓋部22と
からなる封緘ケース12の内部に挿入口15を設けてい
る。この場合、挿入口15に近いケース12に外部へ通
じる通口23を設け、通口23の周囲のケース部分を覆
い部18に利用する。これは覆い部18がケース側に設
けられる例の一つである。この例では、容部21と蓋部
22に棚部24、25を一体に設け、そこにベルト状部
11の挿通口26を設けている。棚部24、25にベル
ト状部11を閂状に通すことで、容部21と蓋部22と
は一体化され。ケース12を閉じるための係合手段は
不要である。27は引出口、28はヒンジ部を示す。
【0018】図、図の例は、図、図の変形例と
考えて良い。この例の容部21は深く、蓋部23は板状
であり、蓋部22に通口23を持った覆い部18が設け
られている。他の構成は前例と同じで良いので、符号を
援用し、詳細な説明は省略する。
【0019】図、図の例は、展開状態のブランクか
ら箱を組み立てる型の平面的構造を有する。故に封緘ケ
ース12は4枚の、折線で連続した側片31、32、3
3、34といずれかの側片に折線で連続した上片35と
下片36とから長方体状に形成される。側片には棚部2
4、25が設けられ、上片35は通口23を有する覆い
部18となり、下片36は引出口27を有する閉じ部2
0となる。29、30は、上片35と下片36の自由端
が重なる重なり部を示す。他の構成は既述の例と同じで
良いので、符号を援用し詳細な説明は省略する。
【0020】このような封緘具10は例えば袋状収納体
Bの袋口などに巻き付けた部材37にベルト状部11を
取り付けるか、或いは抜け止め部材38に通すように取
り付ける。ベルト状部11は挿入口15から挿し込まれ
ると係合部17と係合相手16との係合により後退不可
能となり、覆い部18が挿入口周りを覆う状態となっ
て、封緘が完成する。封緘は、封緘ケース12を破壊す
るか、ベルト状部11を切断しないかぎり解除されず、
無傷で外すことができない状態を保つ。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
ため、棚部に通したベルト状部が容部と蓋とを一体化
するものであるから、臭気等に煩わされずに容易かつ確
実な封緘を可能とし、封緘は破壊しなければ解除され
ず、一旦解除されたときは修復が不可能となり、かつま
た単一の部材によって構成され、製造上寸法の維持管理
が容易でしかもワンタッチ操作により取付け(封緘)が
可能であり、価格面でも有利であるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る封緘具の実施例1を示す斜視図。
【図2】同上のものの縦断面図。
【図3】実施例2を示す斜視図。
【図4】同上のものの縦断面図。
【図5】実施例3を示す斜視図。
【図6】同上のものの縦断面図。
【図7】使用状態の1例を示す斜視図。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書類、物品等を収める収納体の封緘に使
    用し、改ざん、盗難等を防止するための器具であって、
    収納体に取り付けられるベルト状部と分離不可能に組み
    合わされる封緘ケースを具備しており、ベルト状部は、
    一端の基部で封緘ケースと一体に形成され、上記封緘ケ
    ースは容部と蓋部とを有し、容部と蓋部に設けた棚部に
    ベルト状部の挿通口を設け、挿通口に通したベルト状部
    によって容部と蓋部とが一体にされ、ベルト状部は封
    ケース内に設けられた係合相手と係合可能な係合部をベ
    ルト状部の中間に有しており、上記係合部と係合相手と
    の係合時に覆い部により挿入口が覆われることを特徴と
    する単一の部材からなる封緘具。
  2. 【請求項2】 封緘ケースは4枚の、折線で連続した側
    片といずれかの側片に折線で連結した上片と下片とから
    長方体状に形成され、側片には棚部が設けられ、上片は
    通口を有する覆い部となり、下片は引出口を有する閉じ
    部となる請求項1記載の封緘具。
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