JP2934427B1 - 毛紡績用原毛の選毛、調合方法および選毛、調合装置 - Google Patents

毛紡績用原毛の選毛、調合方法および選毛、調合装置

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JP2934427B1 JP4736498A JP4736498A JP2934427B1 JP 2934427 B1 JP2934427 B1 JP 2934427B1 JP 4736498 A JP4736498 A JP 4736498A JP 4736498 A JP4736498 A JP 4736498A JP 2934427 B1 JP2934427 B1 JP 2934427B1
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Abstract

【要約】 【課題】紡毛の品質向上とコストダウン 【解決手段】毛紡績用原毛の調合工程において、調合機
1の供給側および/または吐出側吐出側にスクリーンを
利用した選毛器4を設け、気流搬送した原毛中の中の粉
毛よび小さな夾雑物を分離除去する選毛処理を少なくと
も2回実施する。選毛処理は4ないし8回施すことが好
ましい。使用する選毛器1としては、ケーシング筒7
と、ケーシング内をスクリーンで2分するスクリーン筒
5とからなるフィルター式が好ましい。スクリーンに
は、開孔率が20ないし75%、開孔径が3ないし15
mmのパンチングメタルが好適である。とくにアンゴ
ラ、カシミア、モヘアなどの高級紡毛の品質、歩留り、
生産性向上効果が大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紡毛紡績または梳
毛紡績に使用する原毛の準備工程において、従来の原毛
の調合方法や調合装置に、新たに選毛工程を組入れた毛
紡績用原毛の選毛、調合方法、および選毛、調合装置に
関する。紡毛および梳毛(以下、梳毛を含めて紡毛とい
う)のいずれの準備処理にも利用可能であって、とくに
カシミア、モヘア、アンゴラなどの高級紡毛紡績の原毛
準備工程に好適である。
【0002】
【従来の技術】毛紡績に使用する原毛は、獣毛を主体に
再生毛、合成繊維ステープルなど種々雑多であって、紡
績のための準備工程においてもそれぞれ目的に応じた処
理がなされている。標準的な原毛の準備工程の一例を説
明すると、洗毛工程において土砂、遊離し得るの植物性
夾雑物、糞や脂などの動物性夾雑物を洗い落とし、必要
があれば化炭処理を施してバーやシードなどの植物性夾
雑物を化炭、粉砕して除去し、さらに調合工程に送られ
る。
【0003】調合工程では、原毛の調合(混合均一化)
の他、必要により給油、開毛などの諸操作が行われる。
たとえば、計量した原料をサンドウイッチ状に山積みし
て一部づつ上から下にたて取りし、順次、ラチスコンベ
アや気体搬送を利用して開毛、混合機能を有する調合機
(フェアノート、ブレンダーともいう)に供給し、調合
機の吐出口から貯毛室(ウールビン)に搬送する。状況
によりさらに調合を繰返し、貯毛室に搬送するか袋詰め
にする。給油は原料層の上に何回かに分けて散布し一定
時間放置しておく方法や、調合機の吐出口か、あるいは
貯毛室に投入中の原毛に散布するなどの方法が取られて
いる。これらの紡毛準備工程は、原毛の種類、前処理状
態、荷姿、紡毛紡績または梳毛紡績の使用目的などによ
り異なり、適宜に取捨選択し組合わせて実施されてい
る。このようにして準備処理された紡毛は次のカーディ
ング工程に送られる。従来、調合工程で重要な目的は、
与えられた原毛を均一に混合して一定の品質に調整する
ことにあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原毛中に混
入する異物の分離除去は、前記の洗毛、化炭工程の他、
カーディング工程におけるカード機やペラルタマシンな
どにより積極的に行なわれ、比較的効率よく実施されて
いた。しかし、これらの除じん操作は、いずれも原毛と
殆ど同じ特性を有する粉毛の分離、除去には大した効果
がなく、また、粉毛の分離、除去は品質に大きな影響が
なく原毛の歩留りを低下させるとの認識のもと、従来は
積極的に行われていなかった。ところが本発明者は、紡
毛の品質向上とコストダウンとを研究するうち、前記の
原毛中の粉毛を分離、除去してその効果を調べたとこ
ろ、多くの場合、原毛の品質を大きく向上させるのみな
らず、意外なことに、原毛の歩留りをも向上させる大き
な効果のあることを見出だし、本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】まず本発明は、毛紡績用
原毛を調合機を用いて調合する毛紡績用原毛調合方法に
おいて、調合機に供給する前および/または調合機吐出
後の原毛を、気流中の粉毛および小さな夾雑物は通過さ
せるが正常な原毛の通過を阻止するスクリーンを利用し
た選毛器を用い、原毛中の粉毛および小さな夾雑物を分
離除去する選毛処理を少なくとも2回実施することを特
徴とする、毛紡績用原毛の選毛、調合方法を提供する。
また本発明は、毛紡績用原毛を調合機を用いて調合する
毛紡績用原毛調合方法において、調合機に供給する前お
よび/または調合機吐出後の原毛を、気流中の粉毛およ
び小さな夾雑物は通過させるが正常な原毛の通過を阻止
するスクリーンを利用した選毛器を用い、原毛中の粉毛
および小さな夾雑物を分離除去する選毛処理を施した
後、原毛を一旦貯毛室に導いて中間貯蔵し、中間貯蔵し
た原毛をさらに調合機および/または選毛器に導いて調
合および/または選毛処理を行なって次の貯毛室に導く
処理を繰り返し、前記の選毛処理を少なくとも2回実施
することを特徴とする、毛紡績用原毛の選毛、調合方法
を提供する。前記したいずれの毛紡績用原毛の選毛、調
合方法においても、選毛処理は4ないし8回施すことが
好ましい。
【0006】さらに、本発明が提供する毛紡績用原毛の
選毛、調合装置を本発明の実施形態例を示す図面を参照
して説明する。本発明の毛紡績用原毛の選毛、調合装置
は、調合機1を用いる毛紡績用原毛調合装置において、
調合機1の原毛供給側2および/または原毛吐出側3
に、気流中の粉毛および小さな夾雑物は通過させるが正
常な原毛の通過を阻止するスクリーン5を用いた1また
は複数の選毛器4と、選毛器4のスクリーン5の通過物
を捕捉するダストコレクター6とを設けたことを特徴と
する。使用する選毛器1としては、外側のケーシング筒
7と、ケーシング筒内に設けられケーシング内をスクリ
ーンで2分するスクリーン筒5とからなることを特徴と
するものが好ましく用いられ、さらに一部または全部の
選毛器4のスクリーン筒5内に、スクリーン筒5の中心
軸と平行な回転軸を有する攪拌機8を設けることができ
る。また、前記のスクリーンには、開孔率が20ないし
75%、開孔径が3ないし15mmのパンチングメタル
が好適である。なお、本発明で「正常な原毛」は、所要
の長さを有する原毛のことをいう。また、「選毛」は、
従来の毛紡績用原毛の調合操作に加えて実施される新規
な原毛の処理操作であって、原毛中の粉毛および小さな
夾雑物を分離、除去する操作をいい、「選毛器」は、本
発明の毛紡績用原毛の調合装置の他に新たに設けられた
選毛を実施するための装置である。本発明では、「選
毛」を実施するために気流中の粉毛および小さな夾雑物
は通過させるが正常な原毛の通過を阻止するスクリーン
を利用した選毛器を用いる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図面を参照しながら実施
形態例について具体的に説明する。図1は、本発明にか
かる装置のフローシートであり、図2は選毛器の正面
図、図3は平面図であって、いずれも本発明の実施形態
の一例を示す。
【0008】前記のように、本発明者は、原毛中の粉毛
および小さな夾雑物を分離、除去することにより、原毛
の品質を予想以上に大きく向上させ、かつ意外にも原毛
の歩留りをも向上させる大きな効果のあることを見出だ
したので、引き続き従来の工程では効果的に分離、除去
されていなかった粉毛および小さな夾雑物を、簡易で経
済的に分離、除去するための毛紡績用原毛処理工程に適
合した手段の検討、研究を行なった。
【0009】ところで、カーディング工程では、原毛や
中間加工品の搬送にラチスコンベアが多く用いられてい
るのに対し、調合工程では原毛の搬送にラチスコンベア
のほか気体搬送が好適であること、粉毛の分離に気体流
の利用が得策であることにより、本発明では、気体搬送
を利用した選毛器1を調合工程に組み込んだ。すなわ
ち、気流に同伴する粉毛および小さな夾雑物は通過させ
るが、正常な原毛の通過を阻止するスクリーン5を設け
た簡易な選毛器4を、調合機1の供給側および/または
調合機吐出側3に取り付け、原毛中に混在する粉毛およ
び小さな夾雑物を気流に同伴させて積極的に分離、除去
する。
【0010】使用する選毛器には、気流中の正常な原毛
を分離するため、所定の目開きのスクリーンを利用する
フィルター式分離器が好ましいが、とくににその形式な
どに制限はない。なかでも、ケーシング筒5内に、ケー
シング7内をスクリーンで2分するスクリーン筒5を取
り付けたものが、構造が簡単で気流搬送用のダクトに簡
単に取り付けられ、搬送用の送風機(9a他)以外に特
別な稼動部がなくコスト的に有利なので好ましく用いら
れる。そして、スクリーン筒5の内側または外側のいず
れかに(図1の例では内側)原毛の供給口14を設け、
気流とともに原毛を供給する。選毛器1に装着するスク
リーン5には、適当な目開きの金網などを用いることも
できるが、粉毛などの付着し難くさ、加工、取付け、清
掃の容易さ、丈夫さなどの点でパンチングメタルが好適
である。原毛の種類や製造する製品にもよるが、一般的
には開孔率が20ないし75%、開孔径が3ないし15
mmのパンチングメタルが好適であり、とくに好ましく
は開孔径が5ないし10mmのものを用いる。また、各
選毛器に使用するパンチングメタルは、同じ仕様であっ
ても、また場合によっては若干の変更があってもよい。
【0011】選毛処理を促進するために、一部または全
部の選毛器4のスクリーン筒内にスクリーン筒の中心軸
と平行な回転軸を有する回転式攪拌機8を設け、原毛を
スクリーン筒内に供給することができる。攪拌機のブレ
ードの形状は適宜に選択できるが、スクリュウネジ形状
が好ましいようである。
【0012】気流とともにスクリーン5を通過した粉毛
類は、粉毛等排出口16からダストブロワー12により
ダストコレクタ6に集められ、搬送気体から分離され
る。搬送気体は排気配管17により系外に排出される。
ダストコレクタ6の形式などに制限はなく、適当なもの
を選択して使用すればよい。
【0013】粉毛は正常な原毛と長さ以外の物理的特性
が同じなので比較的分離が難しく、十分な選毛効果を達
成するためには、選毛器4による選毛処理を少なくとも
2回実施し、好ましくは4ないし8回実施する。しか
し、選毛器4と調合機1との処理順や組み合わせにはと
くに制限はなく、処理条件により適宜に選択することが
できる。また選毛器や調合機を必要により何台設けても
よい。所望のレベルにまで選毛された原毛は、次工程の
カーディング用原毛として貯毛室6に搬送し、あるいは
袋詰めにする。原毛を選毛器4に供給する際には気体搬
送が好ましいが、たとえば調合機1の供給側や貯毛室1
0への搬送などにはラチスコンベア11を用いることが
できる。
【0014】同一品種の原毛を大量に連続選毛、調合す
る場合には必要な台数の選毛器と調合機を配列し、処理
を終えた原毛を貯毛室に搬送し、カーディング工程に送
ればよい。しかし、毛紡績では少量多品種処理を必要と
するケースが多いので、1ないし3台の選毛器に1台の
調合機を適宜に配列した1系列の装置に、受入側と供給
側のいずれにも適合できる複数の貯毛室を組合せたシス
テムが、所要の処理に対する適応性があり、設備コスト
の面でも有利である。
【0015】すなわち、前記1系列の装置を用いて選
毛、調合処理を行ない、処理した原毛を一旦貯毛室に導
いて中間貯蔵する。供給側の切替配管(ダクト)18お
よび出口側の切替配管(ダクト)19を操作して中間貯
蔵した原毛を今一度同じ装置の供給側に送って選毛、調
合処理を行ない、第2貯毛室(不図示)に搬入する。こ
の処理を所要の品質の原毛が得られるまで繰り返せばよ
い。
【0016】
【実施例】本発明を利用した工場規模の選毛、調合装置
を製作、運転し、従来の装置と比較し本発明の効果を確
認したので、その操作方法および結果を説明する。本実
施例においては、原毛として中国産の紡毛用アンゴラ兎
毛を用いた。また、使用した本発明の装置は、基本的に
図1に例示した装置と同じ配列であったが、調合機1の
吐出側には第1貯毛室に加えて第2、第3の合計3貯毛
室を設け、切替配管19を接続して搬送先を適宜に切り
替え、任意の貯毛室へ搬入できるようにした。さらに、
原毛供給側と各貯毛室とを切替配管18を介して接続
し、任意の貯毛室内の原毛の供給を可能にした。しか
し、事情があって第1選毛器4に攪拌機を装着しなかっ
た。
【0017】まず、開梱した原毛を、第1送風機9aの
吸引側に連続供給し、吐出側に連結した第1選毛器4a
の供給口14からスクリーン筒5内に送って第1回目の
粉毛類の分離、除去を行なった。第1選毛器4aでは、
一辺が約1m、高さが約2mの四角筒のケーシング7内
に、直径6mmの孔を10mmピッチで開けた開孔率約
54%のパンチングメタルを直径約0.6mの円筒状に
巻き、スクリーンとして取り付けた。スクリーン筒内に
残った正常な原毛は、第1選毛器の内筒底部のの吐出口
15から第2送風機9bの吸引側に導き、吐出側に連結
した第2選毛器4bのスクリーン筒内に送った。一方、
スクリーン5を通過した粉毛類は第1ダストブロワー1
2aにより吸引してダストコレクター6に風送した。
【0018】第2選毛器4bは第1選毛器と同じ構造を
採用した。第2選毛器4bのスクリーン内に残った正常
原毛は内筒底部からラチスコンベア11上に落下させ、
調合機の供給側2に搬送して調合し、調合した原毛は第
3送風機9cにより、一旦、第1貯毛室10aに搬送し
貯毛した。スクリーンを通過した粉毛類は第2ダストブ
ロワー12bにより吸引して第1選毛器4aにおけるの
同様にダストコレクター6に風送した。貯毛室内に正常
原毛に同伴して吹込まれた粉毛類と搬送気体もダストブ
ロワー12cによりダストコレクター6に送られ、粉毛
類を分離した。第1貯毛室6に搬送した原毛が一定量に
なったところで、開梱した原毛の供給を停止して所定時
間無負荷運転した後、全系を停止し各選毛器4および調
合器1内を清掃した。
【0019】次に、第1貯毛室10a内の原毛を第1送
風機9aの吸引側に供給し、前記装置を用いて前記と同
様に再度第1貯毛室10a内の原毛の選毛、調合を行な
った。開梱後、4回の選毛と2回の調合を施した原毛
は、一旦、第2貯毛室(不図示)に搬送し貯毛した。第
2貯毛室に搬送した原毛が一定量になったところで、さ
らに第2貯毛室の原毛に前記と同様に2回の選毛と1回
の調合を施し、合計6回の選毛と3回の調合を施した原
毛は第3貯毛室(不図示)に搬送された。第3貯毛室に
搬送された原毛が一定量になったところで、第3貯毛室
内の原毛を自動給毛機(オートマティックホッパーフィ
ーダ)(不図示)に供給し、通常のカーディングを行な
って篠(スライバー)に加工し、精紡して巻き取った。
【0020】前記の作業を8日間実施し、約4448k
gの原毛を4回に分けて仕掛け、4312kgの紡毛糸
に加工した。巻上げた紡毛糸の歩留りは96.9%であ
った。また、本発明にかかる原毛のカード機の針布に付
着する毛屑の量は、従来に比較して圧倒的に少なく、カ
ード機の清掃は8日間に3回の実施で十分であった。第
3貯毛室内に搬送された原毛、精紡糸はともに、選毛器
を利用しない後述の比較例で得られたカーディング前の
原毛、紡毛糸と較べ、白度、毛羽その他で明らかな品質
の向上がみられた。
【0021】比較のために前記実施例と同量の約444
8kgの同じ紡毛用アンゴラ兎毛を4回に分け、同じ装
置で選毛器をバイパスさせ、調合を3回行った後、カー
ディングし、精紡し巻き取った。操業中カード機に付着
する粉毛を8回清掃する必要があり、同一量を処理する
ために清掃を含む実質作業時間を約10%、延長しなけ
ればならなかった。また、得られた紡毛糸の歩留りは9
4.2%であって、前記の実施例の場合におよばなかっ
た。
【0022】
【発明の効果】本発明の利用すれば、簡単な設備の増強
により、紡毛、とくに高級紡毛の品質が大きく向上され
るのみならず、通常、原料の歩留りをも向上するとがき
る。本発明の効果である歩留り向上は、実施例からも推
定されるように、従来カーディング工程で粉毛が針布な
どに付着しやすく、その際可なりの量の正常な原毛が粉
毛に紛れて付着していたものと考えられる。粉毛が分
離、除去された結果、粉毛の付着が激減し、粉毛に紛れ
て付着していた正常な原毛の付着が紡糸され、原毛の歩
留りが向上したものと考えられる。しかも、粉毛の付着
が激減した結果、カード機の針布の清掃回数が減少し、
生産性向上および作業合理化の効果も大きいものがあ
る。本発明は、とくにアンゴラ、カシミア、モヘアなど
の高級紡毛用の原毛処理に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる装置のフローシート
【図2】選毛器の一例を示す正面図
【図3】図2の選毛器の平面図
【符号の説明】
1:調合機 2:調合機の原毛供給側 3:調合機の原毛吐出側 4:選毛器 5:スクリ
ーン(筒) 6:ダストコレクタ 7:ケーシング筒 8:攪拌
機 9:送風機 10:貯毛室 11:ラチスコンベア 12:ダス
トブロワー 13:原毛供給配管 14:選毛器供給口 15:
選毛器吐出口 16:粉毛等排出口 17:排気配管 18:貯毛
室等からの切替配管 19:他貯毛室等への切替配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D01B 3/00 D01G 9/08 D01G 13/00 D01H 11/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】毛紡績用原毛を調合機を用いて調合する毛
    紡績用原毛調合方法において、調合機に供給前および/
    または調合機吐出後の原毛を、気流中の粉毛および小さ
    な夾雑物は通過させるが正常な原毛の通過を阻止するス
    クリーンを利用した選毛器を用い、原毛中の粉毛および
    小さな夾雑物を分離除去する選毛処理を少なくとも2回
    実施することを特徴とする、毛紡績用原毛の選毛、調合
    方法。
  2. 【請求項2】毛紡績用原毛を調合機を用いて調合する毛
    紡績用原毛調合方法において、調合機に供給前および/
    または調合機吐出後の原毛を、気流中の粉毛および小さ
    な夾雑物は通過させるが正常な原毛の通過を阻止するス
    クリーンを利用した選毛器を用い、原毛中の粉毛および
    小さな夾雑物を分離除去する選毛処理を施した後、原毛
    を一旦貯毛室に導いて中間貯蔵し、中間貯蔵した原毛を
    さらに調合機および/または選毛器に導いて調合および
    /または選毛処理を行なって次の貯毛室に導く処理を繰
    り返し、前記の選毛処理を少なくとも2回実施すること
    を特徴とする、毛紡績用原毛の選毛、調合方法。
  3. 【請求項3】選毛処理を4ないし8回実施することを特
    徴とする、請求項1または2記載の毛紡績用原毛の選
    毛、調合方法。
  4. 【請求項4】調合機(1)を用いる毛紡績用原毛調合装
    置において、調合機の原毛供給側(2)および/または
    原毛吐出側(3)に、気流中の粉毛および小さな夾雑物
    は通過させるが正常な原毛の通過を阻止するスクリーン
    (5)を用いた1または複数の選毛器(4)と、選毛器
    のスクリーンの通過物を捕捉するダストコレクター
    (6)とを設けたことを特徴とする毛紡績用原毛の選
    毛、調合装置。
  5. 【請求項5】前記の選毛器が、外側のケーシング筒
    (7)と、ケーシング筒内に設けられケーシング内をス
    クリーンで2分するスクリーン筒(5)とからなること
    を特徴とする請求項4記載の毛紡績用原毛の選毛、調合
    装置。
  6. 【請求項6】一部または全部の選毛器のスクリーン筒内
    に、スクリーン筒の中心軸と平行な回転軸を有する攪拌
    機(8)を設けたことを特徴とする請求項5記載の毛紡
    績用原毛の選毛、調合装置。
  7. 【請求項7】前記のスクリーンが、開孔率が20ないし
    75%、開孔径が3ないし15mmのパンチングメタル
    であることを特徴とする請求項4、5または6記載の毛
    紡績用原毛の選毛、調合装置。
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