JP2933824B2 - 再生紙シート又はボード及びその抄造方法 - Google Patents

再生紙シート又はボード及びその抄造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、産業廃棄物、特に廃
棄処分された樹脂成分を含む紙類を原料としてこれを再
生した再生紙シート又はボード、これらを再生して製造
する抄造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物、特に紙おむつや衛生紙綿パ
ット等の紙製品を製造する過程で発生する不良品(スク
ラップ)や切断の際発生する紙屑(以下紙屑等という)
は、一般に再利用されることなくそのまま廃棄処分され
る。このような廃棄処分される紙屑等には、上記以外に
も、例えばミルクカートン、ペットボトル、ポリエチレ
ン又はポリプロピレンのラミネート紙、アルミ箔とポリ
エチレン又はポリプロピレンのラミネート紙の使用済回
収品、あるいはこれらの製造過程で発生する不良品や切
断層、さらには不織布の裁層など種々のものがある。
【0003】これら廃棄処分される紙屑等は、ゴミ焼却
場等において焼却されるかあるいはそのまま処理場に埋
められるのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した廃
棄処分される紙屑等は、紙おむつ等の紙製品を製造する
過程で大量に発生し、これらを焼却処分あるいは埋設処
理することは、原材料の木材を無駄に消費し、木材の伐
採による自然環境の破壊や埋立地の拡大など種々の問題
を伴うことは周知の通りである。従って、上記紙屑等を
何らかの方法で再生させ、再生使用できるようにするこ
とが望ましいことは言うまでもない。
【0005】しかしながら、従来からかかる種々の問題
があるにも拘らず何故そのまま廃棄処分されているのか
という理由については、次のような問題があるからであ
る。即ち、上述した廃棄処分された紙屑は、一般に単に
紙のみで製造されているのではなく、その材料に樹脂成
分を含むため再生ができないからである。
【0006】紙のみから成る紙屑については、既に再生
紙として現在一部分的ではあるが利用されている。しか
し、紙を再生する際には一般にこれらは、パルプ原料か
ら新しい紙を製造するのと同様に離解、叩解、洗浄等の
処理を経て抄紙されて紙となる。
【0007】この抄紙の過程では、抄紙機により得られ
た紙原料から途中少しずつ水分が除去され、最後にドラ
イヤで乾燥して紙となるが、その際紙原料に少しでも樹
脂成分が含まれていると、ドライヤによりその樹脂成分
が溶け、複数段のドライヤを通過するうちに紙原料がド
ライヤに粘着し、ドライヤへの送りを連続して行なうこ
とができなくなる。
【0008】このため、再生紙を作る際には原料となる
紙屑が紙のみの成分から成るものか、あるいは樹脂成分
を含むものかは厳格に区別され、樹脂成分を含む原料は
全く使用されていない。
【0009】そこで、発明者等は樹脂成分を含む紙原料
であってもドライヤに粘着させずに再生紙のシートまた
はボードを製造するための種々の試みを重ねた結果、再
生紙をシート又は、ボードとして再利用することができ
ることを着想するに到ったものである。
【0010】この発明は、上記従来の再生紙を製造する
際の問題点に留意して、樹脂成分を含む紙製品の不良
品、切断層あるいは使用済回収品(ミルクカートン、ボ
トル)等を利用して従来の抄紙方法に改良を加えた方法
により抄造し得られた再生紙シート又はボードを種々の
用途に利用できるようにすることを課題とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段としてこの出願の第一の発明は、樹脂成分を含む
再生紙層の片面又は両面にドライヤの表面温度で溶けな
い紙、布、又は不織布のいずれかの保護層を接合し各層
積層して成る再生紙シートとしたのである。
【0012】同様に第二の発明では、樹脂成分を含む再
生紙層を所定以上の秤量としてボード層を形成し、その
片面又は両面にドライヤの表面温度で溶けない紙、布、
又は不織布のいずれかの保護層を接合し各層を積層して
成る再生紙ボードとしたのである。
【0013】また、第三の発明では第一の発明の再生紙
シートを応用したものとして樹脂成分を含む再生紙層の
片面又は両面にドライヤの表面温度で溶けない紙、布、
又は不織布のいずれかの保護層を接合し各層を積層して
再生紙シートを形成し、これに連続模様形状の凹又は凸
部を設けて成る包材としたのである。
【0014】さらに、上記第一又は第二の発明の再生紙
シート又はボードを抄造する方法として、少なくとも離
解又は叩解処理により調製された樹脂成分を含む再生紙
料を用いて抄紙し、その後脱水工程でその再生湿紙又は
ボードの片面又は両面にドライヤの表面温度で溶けない
紙、布、又は不織布のいずれかの保護層を重ねて接合し
各層を積層してドライヤにより乾燥することから成る再
生紙シート又はボードの抄造方法としたのである。
【0015】
【作用】第一又は第二の発明の再生紙シート又はボード
は、基本的な特性としては同じであるが所定以上の秤
量、厚さになるとシートはボードとなり、再生紙シート
は可撓性があるがボードでは可撓性がなくなる。しか
し、いずれのものもその表面が紙特有の柔らかさを有し
ており、その性質から種々の用途へ利用される。又、再
生紙ボードは比重が軽いため第三の発明では、第一の発
明の再生紙シートに所要の加工をし、シート面に凹部又
は凸部を設けて包材として利用できるようにしたもので
あり、紙繊維間に樹脂成分が含まれているため、例えば
プレスにより角出し加工をしても通常の紙のように破れ
たりすることがない。この包材は完熟野菜や果物を安全
に輸送するのに絶大な効果を発揮する。
【0016】第四の発明の抄造方法により上記第一又は
第二の発明による再生紙シート又はボードを抄造するこ
とができる。この抄造方法においては、脱水工程で保護
層を再生湿紙又はボードに接合することによりその後の
乾燥工程での処理を可能としている。再生紙料には樹脂
成分が含まれているため、保護層を接合しておかないと
乾燥工程のドライヤ表面へ密着しへばり着いて再生紙を
再生することができないが、保護層を一枚積層するだけ
でドライヤに粘着されるのを完全に防止でき、再生紙シ
ート又はボードの大量生産を可能としている。
【0017】この場合、保護層は脱水工程で送られる再
生湿紙又はボードの送り速度と厳密に同期して送り込む
ことができればどんなものでもよい。しかし、送り速度
に完全に同期させることが困難な場合は保護層として若
干の伸縮性のある、例えばクレープ紙を用いるのが好ま
しい。
【0018】なお、保護層はドライヤ表面の温度で溶け
ない紙・布・不織布が用いられる。特に布・不織布に樹
脂成分が含まれている場合、その樹脂成分が上記所定温
度条件を満すものでなければならない。又、特に再生紙
シートの場合、厚みが再生紙層で1/2以上、保護層が
1/2以下となるようにする。
【0019】
【実施例】以下この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は実施例の再生紙シートの一例及びそ
の断面図、図2は再生紙ボードの一例及びその断面図で
ある。再生紙シート21も再生紙ボード21′も基本的
には同じ断面構造から成るが、再生紙シート21は一般
的に秤量が100〜1500g/m2程度で、厚さが1〜
数mm程度までである。これ以上の秤量、厚さになると製
造工程においてプレスロール、ドライヤー等のロールを
通過することができずシートとして形成するのが困難で
ある。従って、それ以上のものは再生紙ボード21′と
して形成される。
【0020】実施例の再生紙シート21は、断面が再生
紙層22とその裏表に保護層23を接合し各層を積層し
たものから成る。再生紙層22は、紙料成分のみから成
るものではなく、樹脂成分24が図示のように適宜分散
して紙繊維の間に溶け込んでバインダの役目をし、繊維
質成分をしっかりと結合している。
【0021】上記再生紙層22は、例えば紙おむつ、衛
生紙綿パットの製造不良品や製造過程で発生する切断
層、ポリエチレン又はポリプロピレンのラミネート紙あ
るいはこれらとアルミ箔のラミネート紙から作られたミ
ルクカンやペットボトルの使用済回収品、これらの製造
不良品や製造過程で発生する切断層、不織布の裁層など
樹脂成分を含む様々な紙製品を再生原料として、これら
をそれぞれ単独で又は適宜混合し、少なくとも離解又は
叩解処理をして抄紙されたものである。
【0022】再生紙ボード21′の再生紙層22′も、
上記と全く同じであり厚み、秤量が大きいために可撓性
がないだけである。
【0023】図3に再生紙層22、22′の原料段階で
の状態を示している。図示の場合は、紙原料が持つ、ふ
わっとした柔らかさの機質が分り難いが、柔らかい紙部
分の間に樹脂成分(黒い部分)が混合している。
【0024】保護層23は、この実施例では縮みのある
薄いクレープ紙が用いられている。これは、論理的には
縮みのない薄紙であってもよいが、製造上の都合及び可
撓性を増すためである。保護層23は、上記以外にもド
ライヤの表面温度で溶けない布・不織布が用いられる。
保護層23は、坪量が10〜300g/m2 とし、特に
再生紙シートの場合はその厚みが再生紙層で1/2以上
保護層が1/2以下の割合になるようにする。
【0025】保護層23は、ドライヤ表面の温度で再生
紙層が溶けないようにするために積層するものであり、
上記紙以外の布、不織布を用いる場合は、ドライヤの表
面温度で溶けないものでなければならない。後で説明す
るようにドライヤに使用される加熱蒸気の温度は100
〜200℃であるから、少なくとも200℃以上で溶け
ないものとする必要がある。一般に天然素材の繊維であ
れば上記温度でも溶けないが、合成樹脂が含まれている
場合はそれらの素材が上記温度条件を満足するものとし
なければならない。これを満足するものとして、例えば
ポリエステル、ナイロン、ビニロン、レーヨン、ポリノ
ジック、キュプラ、アセテート、トリアセテート、プロ
ミックスなどがある。
【0026】上記構成の再生紙シート又はボードは種々
の用途に利用される。例えば、再生紙シートは建築用養
生シート、自動車内装材、各種芯材、ペットシート、結
露防止シート、畳表の養生シート、クッション、その他
各種包装材として利用される。特に包装材として用いる
場合、例えば完熟野菜、果物を包装する際に従来の合成
樹脂によるものでは硬すぎて商品の表面が傷つき商品価
値が失われることがあるが、この再生紙シートでは紙の
柔軟性が作用して好都合である。
【0027】図4に再生紙シートを包材として加工した
ものの一部を示す。この包材シートは、フラットなシー
トに縦横の溝25を予めプレスして設け、さらにその各
長方形スペース内にプレスにより凹部(又は凸部)26
を設けた(一般に角出しという)ものである(シートの
反対側から見れば凹部は凸部として見える)。この凹部
26は、通常の紙のみの原料から成るシートでは形成で
きない。紙シートでは凹部をプレスすると紙が破れるか
らである。
【0028】しかし、この実施例の再生紙シートでは紙
質層内に合成樹脂が含まれているため、角出しをしても
引張りに耐えられる。従って、種々の模様、形状の角出
しを施すことによって色々な用途に利用することができ
る。
【0029】次に、上記再生紙シート又はボードを抄造
する方法及び装置について説明する。図5は再生紙シー
トの抄造装置の全体概略図を示す。図示省略している
が、再生紙シートの原料を紙料として準備するため、予
め集められた上述の種々の紙製品を水に溶かし、繊維を
離解又は叩解し、必要な場合は漂白等の処理をする通常
のパルプ原料から紙料を作るのと同様な処理を施して紙
料が供給される。
【0030】図5において、1はフローボックスであ
り、適宜手段でこのフローボックスに供給された紙料
は、その供給口から長網抄紙部2へ供給される。3はワ
イヤ、4はサクションボックス、5はクーチロールであ
る。抄紙部2自体は、従来のものと同様であり、図示以
外の種々の形式のものがあるが、一例として図示のもの
は原理的なものを示す。
【0031】6、7は2組のプレス部を示し、抄紙され
た湿紙Wの水分を十分除去する。8、10は無端状の毛
布(フェルト)、9、11はプレスロールである。そし
て、この実施例では図示のように湿紙Wの両面側にクレ
ープ紙Tを、薄紙ロール12からプレスロール9の直前
で湿紙Wの表側に、薄紙ロール13からプレス部7の直
前で湿紙Wの裏側に、というように供給している。
【0032】なお、クレープ紙Tを供給する位置は必ず
しも図示の位置でなければならないという訳ではなく、
プレス部の任意の位置で適当なロールを設けて供給でき
ればよい。
【0033】プレス部6、7ではその始端位置での湿紙
Wに含まれる水分は一般に70〜80%がなお残存して
いるから、クレープ紙Tを上記のように供給すると湿紙
に吸着されて次の加熱部へ送られる。
【0034】加熱部は1個の大径の乾燥円筒から成るヤ
ンキドライヤ14と多数の円筒を組合わせた外筒式ドラ
イヤ15から成る。これも単なる一例であり、他の種々
の形式のいずれを用いてもよい。乾燥された再生紙シー
トSは、その後冷却器、カレンダ(艶出機)により処理
されるが、簡略化のため図示省略している。そして、シ
ートSはロールシート16としてロール状に巻かれる。
【0035】以上が再生紙シートSの製造方法及び装置
の説明であるが、この実施例では上述した薄紙ロール1
2、13からクレープ紙Tを湿紙Wの両側面に供給する
点が大きな特徴である。
【0036】予め紙料として供給される原料には、前述
したように合成樹脂成分が含まれており、このため、こ
の再生紙層をそのまま加熱部へ送ると樹脂成分が溶け出
してドライヤの円筒表面に密着しへばり着くためシート
の製造が不可能となる。
【0037】このため、ドライヤの円筒表面にシートが
粘着しないようにする方法として、例えばテフロンなど
の剥離剤をドライヤ円筒表面に塗布して見たが、長時間
の高熱処理には耐えられないなどの問題が生じ、種々の
試行錯誤の結果、上述した薄紙を接合する方法が最も効
果があり、高効率に確実に再生紙シートを製造できるこ
とが判明したのである。
【0038】図6は再生紙ボードを抄造する装置の全体
概略図を示す。紙料の前処理については図5の場合と全
く同じである。再生紙ボードのような厚い板紙を作るに
は一般に丸綱抄紙機が利用され、図示の場合も同じであ
る。
【0039】フローボックス1には一対の丸網ロール
2′が所定の間隔に設けられ、フローボックス1に送り
込まれたパルプ水に含まれる繊維が網の表面に捕集され
る。所要厚さに捕集された湿紙Wはクーチロール5で圧
搾、脱水されて送り出され、搬送コンベア3′でプレス
部6′へ送られる。
【0040】上記プレス部6′へ送られる前に、この実
施例でも薄紙ロール12、13からクレープ紙Tが湿紙
Wの表裏両面に供給され、接合される。プレス部6′で
プレスされた後この実施例ではカッタ7′で湿紙Wは所
定の長さに切断され、ボード湿紙W′はコンベア10′
により加熱部14′へ送られる。
【0041】加熱部14′には昇降装置15′が設けら
れ多段式の加熱ドライヤ16′にボード湿紙W′をそれ
ぞれ分配載置する。加熱ドライヤ16′には蒸気ライン
Lから加熱蒸気(一般に100〜200℃)が送られ、
ドライヤ16′をボード湿紙W′に圧着して加熱するこ
とにより再生紙ボードB1 、B2 、……が形成される。
【0042】この実施例でも、ボード湿紙W′の表裏に
は薄紙のクレープ紙が積層されるため、加熱部14′の
加熱ドライヤ16′で圧着加熱する際にボード湿紙W′
が加熱ドライヤ16′に接着するのが防止され、再生紙
ボードBを大量生産することができる。
【0043】
【効果】以上詳細に説明したように、この出願の第一及
び第二の発明の再生紙シート又はボードはいずれも主と
して紙成分から成るものであるため紙特有の柔らかさの
性質を有し、かつ合成樹脂成分が含まれているため紙の
みの再生紙に比して種々の加工が可能であり、従って養
生シート、包材として、あるいは養生ボード、クッショ
ンなどの種々の用途に利用できる。
【0044】第三の発明の包材は、特に第一の発明の再
生紙シートに凹部又は凸部を設けることによってより好
ましい包材に適合するものとしている。
【0045】第四の発明は、第一又は第二の発明の再生
紙シート又はボードを抄造する方法として、抄紙後の脱
水工程で保護層を接合して乾燥させるようにしたから、
従来のように保護層を接合せずに乾燥させる場合は乾燥
ドライヤのドラムに再生紙シート又はボードが接着しへ
ばり着いてシート又はボードを形成できなかったのが極
めて簡易な方法で可能となり、上記再生紙シート又はボ
ードを大量生産することができるという極めて絶大なる
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】再生紙シートの外観斜視図及び断面図
【図2】再生紙ボードの外観斜視図及び断面図
【図3】再生紙原料の外観図
【図4】再生紙シートを加工した包材の外観図
【図5】再生紙シートの抄造装置の全体概略構成図
【図6】再生紙ボードの抄造装置の全体概略構成図
【符号の説明】
1 フローボックス 2 長網抄紙部 5 クーチロール 6、7 プレス部 9、11 プレスロール 12、13 薄紙ロール 14 ヤンキドライヤ 15 多筒式ドライヤ 16 ロールシート 21 再生紙シート 21′ 再生紙ボード 22 再生紙層 23 保護層 24 樹脂成分 25 溝 26 凹部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成分を含む再生紙層の片面又は両面
    にドライヤの表面温度で溶けない紙、布、又は不織布の
    いずれかの保護層を接合し各層を積層して成る再生紙シ
    ート。
  2. 【請求項2】 樹脂成分を含む再生紙層を所定以上の秤
    量としてボード層を形成し、その片面又は両面にドライ
    ヤの表面温度で溶けない紙、布、又は不織布のいずれか
    の保護層を接合し各層を積層して成る再生紙ボード。
  3. 【請求項3】 樹脂成分を含む再生紙層の片面又は両面
    にドライヤの表面温度で溶けない紙、布、又は不織布の
    いずれかの保護層を接合し各層を積層して再生紙シート
    を形成し、これに連続模様形状の凹又は、凸部を設けて
    成る包材。
  4. 【請求項4】 少なくとも離解又は叩解処理により調製
    された樹脂成分を含む再生紙料を用いて抄紙し、その後
    脱水工程でその再生湿紙又はボードの片面又は両面にド
    ライヤの表面温度で溶けない紙、布、又は不織布のいず
    れかの保護層を重ねて接合し各層を積層してドライヤに
    より乾燥することから成る再生紙シート又はボードの抄
    造方法。
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